JP2004133252A - レンズ着脱式メガネ - Google Patents
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Abstract
【課題】レンズをフロントフレームの正面に着脱自在に取付けて成るメガネであって、取付けられるレンズは割れることなく安定し、しかも取付け構造が簡単で安く製作できるレンズ着脱式メガネの提供。
【解決手段】レンズ2の上部中央には少なくとも2個の穴5a,5bを貫通して設け、この穴5a,5bには止着具6のピン8a,8bを挿通してフロントフレーム1に設けた嵌合穴4a,4bに嵌入し、該止着具6は磁石を利用してレンズ2を取付ける。
【選択図】 図1
【解決手段】レンズ2の上部中央には少なくとも2個の穴5a,5bを貫通して設け、この穴5a,5bには止着具6のピン8a,8bを挿通してフロントフレーム1に設けた嵌合穴4a,4bに嵌入し、該止着具6は磁石を利用してレンズ2を取付ける。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はレンズをメガネのフロントフレームの正面に安定して取付けすることが出来るレンズ着脱式メガネに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来においても、メガネのフロントフレームに前掛け部を取付けたメガネは多用されている。これは周知の通り、近眼の人がサングラスを必要とする場合や、老眼であるにもかかわらず近眼でもあるといったケースは多く、このような場合に近眼用のメガネにサングラスの前掛け部を取付けたり、近眼用のメガネに老眼用レンズを入れた前掛け部を使用するといった具合である。
【0003】
ところで、従来型式の前掛け部を備えたメガネには幾つかの問題がある。その1つは取付け構造が複雑である為に製作コストが高くなると共に、嵌合状態があまくなってガタ付きを生じ、前掛け部が安定しないと言った点である。又、フロントフレームに前掛け部が重なることで、その重量は大きくなり、長時間にわたって着用すれば疲れて鼻当てパットが当る部分に痛みを感じる。
【0004】
図5は従来多用されている一般的な前掛け式メガネを示し、(a)はメガネフレーム、(b)は上記メガネフレーム(イ)のフロントフレーム(ハ)に取付けられる前掛け部(ロ)を表している。フロントフレーム(ハ)の両側に設けているヨロイ(ニ)、(ニ)には磁石(ホ)、(ホ)が取着され、前掛け部(ロ)の両側に設けているヨロイ(ヘ)、(ヘ)にも同じく磁石(ト)、(ト)を有している。
【0005】
そこで、上記前掛け部(ロ)はフロントフレーム(ハ)の正面に重ね合わされ、磁石(ホ)に磁石(ト)が引き付けられて取着される。勿論、磁石(ホ)、(ト)を介して取付けられる前掛け部が位置ズレしないように何らかの工夫はされている。特許第2708100号に係る「眼鏡セット及びツル無しサングラス」、及び特許第2628569号に係る「マグネットによる着脱式サングラス」はこの前掛け式メガネに相当する。
【0006】
又、特許第2997418号に係る「着脱眼鏡取付装置」はフロントフレームのヨロイ部に受部を設けると共に該受部には磁石を取付け、前掛け部を該受部に載せて磁石にて吸着する構造と成っている。このように、従来の構造では前掛け式メガネのフロントフレームは特別な構造と成ってしまい、製作費が高くなってしまう。しかし、構造が複雑化する割りに前掛け部(ロ)が安定せず、時には外れ落ちるなどの問題が発生する。
【0007】
特開2001−350121に係る「グラスの着脱が容易なサングラス」は、リムを持たないでグラス部材をフロントバーに直接取付けた構造となっているが、グラス部材の両側をネジ止めし、中央部には鼻当てパットを取付けるためのフックが係止した構造と成っている。従って、グラス部材はフロントバーに完全拘束されて、フロントバーが湾曲するならばレンズに大きな応力が作用して割れてしまう。
【0008】
一方、最近では、一口にサングラスと言ってもその色彩は色々あって、ゴルフ用のサングラス、釣り用のサングラス、海用のサングラスでは異なり、用途に合わせて使い分けする場合が多い。特に偏向レンズの使用が多く、グレーハーフ、ブラウンハーフ、マスタードなどのカラーに人気がある。しかし、これら各種のサングラスを用途ごとに準備することは経済的にも負担が大きい。そこで、手軽にレンズだけを交換することが出来るメガネが望まれる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の前掛け式メガネには上記のごとき問題がある。本発明が解決しようとする課題はこの問題点であり、軽い前掛け部となるレンズが用途に応じて交換自在に取付けられると共に、取付けられるレンズは割れることなく安定し、しかも取付け構造が簡単で安く製作出来るレンズ着脱式メガネを提供する。
【0010】
【課題を解決する為の手段】
本発明に係るレンズ着脱式メガネは、レンズをメガネのフロントフレームの正面に取付け可能な構造とし、しかも交換が自在で安定した取付け構造と成っている。ところで、本発明の前掛け部は所定形状のレンズとし、該レンズが嵌るリムは用いない。すなわち、レンズはフロントフレームに直接取付けられるように構成している。
【0011】
ところでレンズは止着具によってフロントフレームに取付けられ、止着具は基板に複数本のピンを突出した形状とし、レンズ中央部に貫通して設けた複数個の穴に上記ピンが嵌合し、そしてピンの先端はフロントフレームに形成した穴に嵌って取付けられる。ピン先端又は穴底の少なくとも何れかには磁石が設けられ、ピンは磁石を介してフロントフレームに固定される。レンズはその中央部が止着具を介して取付けられてレンズ両端部はフリーな状態である為に、フロントフレームの曲げ変形はレンズにほとんど影響せず、レンズ割れが防止される。しかも、磁石によって止着される為に、レンズへの影響は少ない。
【0012】
止着具によってレンズを位置決めしてフロントフレームに取付けるには、少なくともレンズ穴に嵌る2本のピンが必要となるが、位置決め用の2本のピンを設けると共に、別に取付け用のピンを1本設けることも出来る。又、フロントフレームには貫通穴を形成し、レンズとフロントフレームの貫通穴を止着具のピンが挿通すると共に、反対側に補助基板を設けて挟み込む構造とすることも出来る。位置決め用のピンをフロントフレームの正面に突出し、レンズには貫通しない穴を形成して嵌めることも可能である。以下、本発明に係る実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0013】
【実施例】
図1は本発明のレンズ着脱式メガネを示している実施例であり、(a)はフロントフレームにレンズが取付けされる前段階である。同図の1はフロントフレーム、2はレンズを表し、フロントフレーム1は水平に延びるバー材から成って、中央には下側に突出した取付け部3が設けられている。該取付け部3には2個の嵌合穴4a,4bを有し、穴底には磁石が設けられている。
【0014】
レンズ2は左右の玉が連続して1枚で構成され、上部中央には2個の穴5a,5bを貫通して設けている。該レンズ2はサングラス用レンズであり、その色彩は色々ある。すなわち、ゴルフをする際に掛けるサングラス用レンズ、釣りをする際のサングラス用レンズ、登山する際に掛けるサングラス用レンズはその用途によって多少異なる。本発明は、これら用途に応じて適したサングラス用レンズをフロントフレーム1に手軽に取付け出来る。
【0015】
同図の6は止着具であり、楕円形の基板7の両サイドに2本のピン8a,8bが起立している。ピン8a,8bの太さはレンズ2に貫通して設けた穴5a,5bに嵌合する大きさであり、又嵌合穴4a,4bにガタ付くことなく嵌合できる寸法と成っている。そこで、ピン8a,8bはレンズ穴5a,5bに貫通すると共に、先端は嵌合穴4a,4bに嵌合する。
【0016】
ここで、嵌合穴4a,4bの底には磁石が設けられ、嵌合穴4a,4bに嵌合したピン8a,8bを吸着して止着具6はフロントフレーム1から外れないようになる。従って、レンズ2はフロントフレーム1と止着具6に挟まれた状態で取付けられ、しかも、2本のピン8a,8bが穴5a,5bを貫通して取付けられることで正しく位置決めもなされる。そして、止着具6を外すならば、レンズ2も簡単に取外すことが出来る。磁石は穴底に限らず、ピン8a,8bの先端に設けることも出来、又は穴底とピン先端の両方に設けることも可能である。
【0017】
同図の(b)はレンズ2が止着具6にてフロントフレーム1に取付けられた場合を示している。ここで、同図に示すフロントフレーム1はほぼ真っ直ぐなバー材であるが、具体的な形状は限定しないことにする。そして、フロントフレーム1の両サイドは後方へ湾曲してヨロイ部9,9が形成され、該ヨロイ部9には蝶番などの継手を介してツルが折畳み出来るように取付けられている。
【0018】
図2は本発明のレンズ着脱式メガネを示す他の実施例である。基本的な構造は前記実施例を同じであり、レンズ2は止着具6を介してフロントフレーム1に取付けられる。該実施例の止着具6には細い補助ピン10a,10bを起立し、そしてピン5が両補助ピン10a,10bの間に設けられている。
【0019】
一方、レンズ2の中央には穴5が貫通し、該穴5の両側には補助穴11a,11bが貫通して設けられている。フロントフレーム1の取付け部3には、その中央に嵌合穴4が、該嵌合穴4の両側に位置決め穴12a,12bが夫々形成されている。そして、嵌合穴4の穴底には磁石が設けられ、ピン8がレンズ2の穴5を貫通して嵌合穴4に嵌合するならば、該磁石によって吸着される。又、2本の補助ピン10a,10bはレンズ2の補助穴11a,11bを貫通して位置決め穴12a,12bに嵌ることで、該レンズ2の位置は正しく定まる。(b)はレンズ2がフロントフレーム1に取付けられた場合を示している。
【0020】
図3は本発明に係る別の実施例である。基本的な構造は前記実施例と同じであるが、レンズ2をフロントフレーム1に取付けるに際して、止着具6と補助基板13を用いている。止着具6は基板7に2本のピン8a,8bを起立し、補助基板13は2個の嵌合穴14a,14bを形成している。そして嵌合穴14a,14bの穴底には磁石を設けている。
【0021】
そこで、フロントフレーム1の裏側から止着具6のピン8a,8bは取付け部3に設けた穴15a,15bを貫通し、又レンズ2の穴5a,5bを貫通し、そしてレンズ2の表面に配置した補助基板13の嵌合穴14a,14bに嵌合する。嵌合穴14a,14bの穴底に設けた磁石によって、嵌合したピン8a,8bは補助基板13が外れ落ちないように止着される。この場合も、ピン8a,8bの先端に磁石を設けることが出来、又はピン先端と穴底の両方に磁石を備える場合もある。
【0022】
図4は本発明に係る更なる別実施例であり、該レンズ着脱式メガネは前記実施例の場合とは異なり、2個のレンズ16,16を使用している。各レンズ16の上部中央には2個の穴5a,5bを貫通して設けている。この場合もレンズ16はサングラス用レンズであり、その色彩は色々ある。本発明は、用途に応じて適したサングラス用レンズをフロントフレーム17に取付け出来る。
【0023】
同図の6は止着具であり、楕円形の基板7の両サイドに2本のピン8a,8bが起立している。ピン8a,8bの太さはレンズ16に貫通して設けた穴5a,5bに嵌合する大きさであり、又フロントフレーム17のリム18に形成した嵌合穴4a,4bにガタ付くことなく嵌合できる寸法と成っている。そこで、ピン8a,8bはレンズ穴5a,5bに貫通すると共に、先端は嵌合穴4a,4bに嵌合する。
【0024】
ここで、嵌合穴4a,4bの底には磁石が設けられ、嵌合穴4a,4bに嵌合したピン8a,8bを吸着して止着具6はフロントフレーム17のリム18から外れないようになる。従って、レンズ2はリム18と止着具6に挟まれた状態で取付けられ、しかも,2本のピン8a,8bが穴5a,5bを貫通して取付けられることで、レンズ16は正しく位置決めもなされる。そして、止着具6を外すならば、レンズ16も簡単に取外すことが出来る。磁石は穴底に限らず、ピン8a,8bの先端に設けることも出来、又は穴底とピン先端の両方に設けることも可能である。
【0025】
以上述べたように、本発明のレンズ着脱式メガネはフロントフレームの取付け部に止着具を介してレンズを取付けたものであり、次のような効果を得ることが出来る。
【0026】
【発明の効果】
本発明のレンズ着脱式メガネはレンズを止着具を介して取り付けたものであり、該止着具を外すことでレンズの交換が自由に出来る。止着具にはピン又は補助ピンが起立して設けられ、該ピンはレンズに設けた穴を貫通してフロントフレームの嵌合穴に嵌合して磁石によって吸着される。従ってレンズは正しく位置決めされると共に、レンズの取付け・取り外し作業は至って簡単であり、用途に適したサングラスを取付けることが可能である。一方、レンズはその中央部にて取付けられる為に、フロントフレームの変形画レンズに影響することは少なく、レンズ割れを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレンズ着脱式メガネの実施例。
【図2】本発明に係るレンズ着脱式メガネの実施例。
【図3】本発明に係るレンズ着脱式メガネの実施例。
【図4】本発明に係るレンズ着脱式メガネの実施例。
【図5】従来の前掛け式メガネ。
【符号の説明】
1 フロントフレーム
2 レンズ
3 取付け部
4 嵌合穴
5 穴
6 止着具
7 基板
8 ピン
9 ヨロイ部
10 補助ピン
11 補助穴
12 位置決め穴
13 補助基板
14 嵌合穴
15 穴
16 レンズ
17 フロントフレーム
18 リム
【発明の属する技術分野】
本発明はレンズをメガネのフロントフレームの正面に安定して取付けすることが出来るレンズ着脱式メガネに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来においても、メガネのフロントフレームに前掛け部を取付けたメガネは多用されている。これは周知の通り、近眼の人がサングラスを必要とする場合や、老眼であるにもかかわらず近眼でもあるといったケースは多く、このような場合に近眼用のメガネにサングラスの前掛け部を取付けたり、近眼用のメガネに老眼用レンズを入れた前掛け部を使用するといった具合である。
【0003】
ところで、従来型式の前掛け部を備えたメガネには幾つかの問題がある。その1つは取付け構造が複雑である為に製作コストが高くなると共に、嵌合状態があまくなってガタ付きを生じ、前掛け部が安定しないと言った点である。又、フロントフレームに前掛け部が重なることで、その重量は大きくなり、長時間にわたって着用すれば疲れて鼻当てパットが当る部分に痛みを感じる。
【0004】
図5は従来多用されている一般的な前掛け式メガネを示し、(a)はメガネフレーム、(b)は上記メガネフレーム(イ)のフロントフレーム(ハ)に取付けられる前掛け部(ロ)を表している。フロントフレーム(ハ)の両側に設けているヨロイ(ニ)、(ニ)には磁石(ホ)、(ホ)が取着され、前掛け部(ロ)の両側に設けているヨロイ(ヘ)、(ヘ)にも同じく磁石(ト)、(ト)を有している。
【0005】
そこで、上記前掛け部(ロ)はフロントフレーム(ハ)の正面に重ね合わされ、磁石(ホ)に磁石(ト)が引き付けられて取着される。勿論、磁石(ホ)、(ト)を介して取付けられる前掛け部が位置ズレしないように何らかの工夫はされている。特許第2708100号に係る「眼鏡セット及びツル無しサングラス」、及び特許第2628569号に係る「マグネットによる着脱式サングラス」はこの前掛け式メガネに相当する。
【0006】
又、特許第2997418号に係る「着脱眼鏡取付装置」はフロントフレームのヨロイ部に受部を設けると共に該受部には磁石を取付け、前掛け部を該受部に載せて磁石にて吸着する構造と成っている。このように、従来の構造では前掛け式メガネのフロントフレームは特別な構造と成ってしまい、製作費が高くなってしまう。しかし、構造が複雑化する割りに前掛け部(ロ)が安定せず、時には外れ落ちるなどの問題が発生する。
【0007】
特開2001−350121に係る「グラスの着脱が容易なサングラス」は、リムを持たないでグラス部材をフロントバーに直接取付けた構造となっているが、グラス部材の両側をネジ止めし、中央部には鼻当てパットを取付けるためのフックが係止した構造と成っている。従って、グラス部材はフロントバーに完全拘束されて、フロントバーが湾曲するならばレンズに大きな応力が作用して割れてしまう。
【0008】
一方、最近では、一口にサングラスと言ってもその色彩は色々あって、ゴルフ用のサングラス、釣り用のサングラス、海用のサングラスでは異なり、用途に合わせて使い分けする場合が多い。特に偏向レンズの使用が多く、グレーハーフ、ブラウンハーフ、マスタードなどのカラーに人気がある。しかし、これら各種のサングラスを用途ごとに準備することは経済的にも負担が大きい。そこで、手軽にレンズだけを交換することが出来るメガネが望まれる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の前掛け式メガネには上記のごとき問題がある。本発明が解決しようとする課題はこの問題点であり、軽い前掛け部となるレンズが用途に応じて交換自在に取付けられると共に、取付けられるレンズは割れることなく安定し、しかも取付け構造が簡単で安く製作出来るレンズ着脱式メガネを提供する。
【0010】
【課題を解決する為の手段】
本発明に係るレンズ着脱式メガネは、レンズをメガネのフロントフレームの正面に取付け可能な構造とし、しかも交換が自在で安定した取付け構造と成っている。ところで、本発明の前掛け部は所定形状のレンズとし、該レンズが嵌るリムは用いない。すなわち、レンズはフロントフレームに直接取付けられるように構成している。
【0011】
ところでレンズは止着具によってフロントフレームに取付けられ、止着具は基板に複数本のピンを突出した形状とし、レンズ中央部に貫通して設けた複数個の穴に上記ピンが嵌合し、そしてピンの先端はフロントフレームに形成した穴に嵌って取付けられる。ピン先端又は穴底の少なくとも何れかには磁石が設けられ、ピンは磁石を介してフロントフレームに固定される。レンズはその中央部が止着具を介して取付けられてレンズ両端部はフリーな状態である為に、フロントフレームの曲げ変形はレンズにほとんど影響せず、レンズ割れが防止される。しかも、磁石によって止着される為に、レンズへの影響は少ない。
【0012】
止着具によってレンズを位置決めしてフロントフレームに取付けるには、少なくともレンズ穴に嵌る2本のピンが必要となるが、位置決め用の2本のピンを設けると共に、別に取付け用のピンを1本設けることも出来る。又、フロントフレームには貫通穴を形成し、レンズとフロントフレームの貫通穴を止着具のピンが挿通すると共に、反対側に補助基板を設けて挟み込む構造とすることも出来る。位置決め用のピンをフロントフレームの正面に突出し、レンズには貫通しない穴を形成して嵌めることも可能である。以下、本発明に係る実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0013】
【実施例】
図1は本発明のレンズ着脱式メガネを示している実施例であり、(a)はフロントフレームにレンズが取付けされる前段階である。同図の1はフロントフレーム、2はレンズを表し、フロントフレーム1は水平に延びるバー材から成って、中央には下側に突出した取付け部3が設けられている。該取付け部3には2個の嵌合穴4a,4bを有し、穴底には磁石が設けられている。
【0014】
レンズ2は左右の玉が連続して1枚で構成され、上部中央には2個の穴5a,5bを貫通して設けている。該レンズ2はサングラス用レンズであり、その色彩は色々ある。すなわち、ゴルフをする際に掛けるサングラス用レンズ、釣りをする際のサングラス用レンズ、登山する際に掛けるサングラス用レンズはその用途によって多少異なる。本発明は、これら用途に応じて適したサングラス用レンズをフロントフレーム1に手軽に取付け出来る。
【0015】
同図の6は止着具であり、楕円形の基板7の両サイドに2本のピン8a,8bが起立している。ピン8a,8bの太さはレンズ2に貫通して設けた穴5a,5bに嵌合する大きさであり、又嵌合穴4a,4bにガタ付くことなく嵌合できる寸法と成っている。そこで、ピン8a,8bはレンズ穴5a,5bに貫通すると共に、先端は嵌合穴4a,4bに嵌合する。
【0016】
ここで、嵌合穴4a,4bの底には磁石が設けられ、嵌合穴4a,4bに嵌合したピン8a,8bを吸着して止着具6はフロントフレーム1から外れないようになる。従って、レンズ2はフロントフレーム1と止着具6に挟まれた状態で取付けられ、しかも、2本のピン8a,8bが穴5a,5bを貫通して取付けられることで正しく位置決めもなされる。そして、止着具6を外すならば、レンズ2も簡単に取外すことが出来る。磁石は穴底に限らず、ピン8a,8bの先端に設けることも出来、又は穴底とピン先端の両方に設けることも可能である。
【0017】
同図の(b)はレンズ2が止着具6にてフロントフレーム1に取付けられた場合を示している。ここで、同図に示すフロントフレーム1はほぼ真っ直ぐなバー材であるが、具体的な形状は限定しないことにする。そして、フロントフレーム1の両サイドは後方へ湾曲してヨロイ部9,9が形成され、該ヨロイ部9には蝶番などの継手を介してツルが折畳み出来るように取付けられている。
【0018】
図2は本発明のレンズ着脱式メガネを示す他の実施例である。基本的な構造は前記実施例を同じであり、レンズ2は止着具6を介してフロントフレーム1に取付けられる。該実施例の止着具6には細い補助ピン10a,10bを起立し、そしてピン5が両補助ピン10a,10bの間に設けられている。
【0019】
一方、レンズ2の中央には穴5が貫通し、該穴5の両側には補助穴11a,11bが貫通して設けられている。フロントフレーム1の取付け部3には、その中央に嵌合穴4が、該嵌合穴4の両側に位置決め穴12a,12bが夫々形成されている。そして、嵌合穴4の穴底には磁石が設けられ、ピン8がレンズ2の穴5を貫通して嵌合穴4に嵌合するならば、該磁石によって吸着される。又、2本の補助ピン10a,10bはレンズ2の補助穴11a,11bを貫通して位置決め穴12a,12bに嵌ることで、該レンズ2の位置は正しく定まる。(b)はレンズ2がフロントフレーム1に取付けられた場合を示している。
【0020】
図3は本発明に係る別の実施例である。基本的な構造は前記実施例と同じであるが、レンズ2をフロントフレーム1に取付けるに際して、止着具6と補助基板13を用いている。止着具6は基板7に2本のピン8a,8bを起立し、補助基板13は2個の嵌合穴14a,14bを形成している。そして嵌合穴14a,14bの穴底には磁石を設けている。
【0021】
そこで、フロントフレーム1の裏側から止着具6のピン8a,8bは取付け部3に設けた穴15a,15bを貫通し、又レンズ2の穴5a,5bを貫通し、そしてレンズ2の表面に配置した補助基板13の嵌合穴14a,14bに嵌合する。嵌合穴14a,14bの穴底に設けた磁石によって、嵌合したピン8a,8bは補助基板13が外れ落ちないように止着される。この場合も、ピン8a,8bの先端に磁石を設けることが出来、又はピン先端と穴底の両方に磁石を備える場合もある。
【0022】
図4は本発明に係る更なる別実施例であり、該レンズ着脱式メガネは前記実施例の場合とは異なり、2個のレンズ16,16を使用している。各レンズ16の上部中央には2個の穴5a,5bを貫通して設けている。この場合もレンズ16はサングラス用レンズであり、その色彩は色々ある。本発明は、用途に応じて適したサングラス用レンズをフロントフレーム17に取付け出来る。
【0023】
同図の6は止着具であり、楕円形の基板7の両サイドに2本のピン8a,8bが起立している。ピン8a,8bの太さはレンズ16に貫通して設けた穴5a,5bに嵌合する大きさであり、又フロントフレーム17のリム18に形成した嵌合穴4a,4bにガタ付くことなく嵌合できる寸法と成っている。そこで、ピン8a,8bはレンズ穴5a,5bに貫通すると共に、先端は嵌合穴4a,4bに嵌合する。
【0024】
ここで、嵌合穴4a,4bの底には磁石が設けられ、嵌合穴4a,4bに嵌合したピン8a,8bを吸着して止着具6はフロントフレーム17のリム18から外れないようになる。従って、レンズ2はリム18と止着具6に挟まれた状態で取付けられ、しかも,2本のピン8a,8bが穴5a,5bを貫通して取付けられることで、レンズ16は正しく位置決めもなされる。そして、止着具6を外すならば、レンズ16も簡単に取外すことが出来る。磁石は穴底に限らず、ピン8a,8bの先端に設けることも出来、又は穴底とピン先端の両方に設けることも可能である。
【0025】
以上述べたように、本発明のレンズ着脱式メガネはフロントフレームの取付け部に止着具を介してレンズを取付けたものであり、次のような効果を得ることが出来る。
【0026】
【発明の効果】
本発明のレンズ着脱式メガネはレンズを止着具を介して取り付けたものであり、該止着具を外すことでレンズの交換が自由に出来る。止着具にはピン又は補助ピンが起立して設けられ、該ピンはレンズに設けた穴を貫通してフロントフレームの嵌合穴に嵌合して磁石によって吸着される。従ってレンズは正しく位置決めされると共に、レンズの取付け・取り外し作業は至って簡単であり、用途に適したサングラスを取付けることが可能である。一方、レンズはその中央部にて取付けられる為に、フロントフレームの変形画レンズに影響することは少なく、レンズ割れを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレンズ着脱式メガネの実施例。
【図2】本発明に係るレンズ着脱式メガネの実施例。
【図3】本発明に係るレンズ着脱式メガネの実施例。
【図4】本発明に係るレンズ着脱式メガネの実施例。
【図5】従来の前掛け式メガネ。
【符号の説明】
1 フロントフレーム
2 レンズ
3 取付け部
4 嵌合穴
5 穴
6 止着具
7 基板
8 ピン
9 ヨロイ部
10 補助ピン
11 補助穴
12 位置決め穴
13 補助基板
14 嵌合穴
15 穴
16 レンズ
17 フロントフレーム
18 リム
Claims (5)
- レンズをフロントフレームの正面に着脱自在に取付けて成るメガネにおいて、上記レンズ上部中央には少なくとも2個の穴を貫通して設け、該穴には止着具のピンを挿通してフロントフレームとの間に磁石を利用して取付けたことを特徴とするレンズ着脱式メガネ。
- 上記止着具には基板に2本のピンを起立し、該ピンをレンズに形成した穴を挿通してフロントフレームの嵌合穴に嵌合すると共に磁石を利用してレンズを取付けた請求項1記載のレンズ着脱式メガネ。
- 上記止着具には基板に2本の補助ピンと間にピンを起立し、該ピン及び補助ピンをレンズに形成した穴及び補助穴を挿通してフロントフレームの嵌合穴及び位置決め穴に嵌合すると共に磁石を利用してレンズを取付けた請求項1記載のレンズ着脱式メガネ。
- 上記止着具には基板に2本のピンを起立し、該ピンをレンズ及びフロントフレームに形成した穴を挿通して反対側に配置した補助基板の嵌合穴に嵌合すると共に磁石を利用してレンズを取付けた請求項1記載のレンズ着脱式メガネ。
- レンズをフロントフレームの正面に着脱自在に取付けて成るメガネにおいて、上記レンズ上部中央には少なくとも1個の穴を貫通して設け、該穴には止着具のピンを挿通してフロントフレームとの間に磁石を利用して取付け、そしてフロントフレームから突出したピンをレンズ穴に嵌入したことを特徴とするレンズ着脱式メガネ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002298654A JP2004133252A (ja) | 2002-10-11 | 2002-10-11 | レンズ着脱式メガネ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002298654A JP2004133252A (ja) | 2002-10-11 | 2002-10-11 | レンズ着脱式メガネ |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007322518A (ja) * | 2006-05-30 | 2007-12-13 | Kyocera Mita Corp | 積層型電子写真感光体及び画像形成装置 |
KR101106877B1 (ko) | 2010-02-12 | 2012-01-25 | 안광남 | 안경 및 안경의 조립 방법 |
JP2013050557A (ja) * | 2011-08-30 | 2013-03-14 | Sony Corp | シャッター眼鏡装置 |
-
2002
- 2002-10-11 JP JP2002298654A patent/JP2004133252A/ja active Pending
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