JP2004131152A - ペットボトル胴部への装着用広口栓 - Google Patents

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貝野 義之
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Abstract

【課題】飲用に供した後のペットボトルに装着することにより、氷等を投入可能な水筒や各種小物の包装運搬容器としての再利用を可能とする広口栓を提供すること。
【解決手段】略水平位置で上下に切断分割されたペットボトルP胴部の各切断端部に装着することにより上側胴部と下側胴部の再結合・離脱を可能とするべく、上側胴部の切断端部P1に装着される上縁部材1と、下側胴部の切断端部P2に装着される下縁部材2と、これら上下両縁部材1,2に対して結合・分離可能な中間部材3とから構成した。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、とくに飲用に供した後のペットボトルに装着することにより、氷等を投入可能な水筒や各種小物の包装運搬容器としての再利用を可能とする広口栓に関する。
【0002】
【従来の技術】
清涼飲料水等の飲料用包装容器としてのペットボトルは、一旦開栓した後においても何度でもスクリューキャップで再閉栓できるため、お茶などを入れ直して水筒として再利用されることがある。ところが、スクリューキャップが螺着される注ぎ口の口径が小さいために家庭で作った氷を投入することができないといった欠点があった。
【0003】
そこで、実用新案登録第3006958号(特許文献1)では、ペットボトルの胴部を予め成形加工しておき、胴部を特定位置で上下に切断することにより、切断箇所より下側部分を胴体とし、切断箇所より上側部分を蓋体として、胴体に対して蓋体を脱着可能としたペットボトルが提案されている。この登録実用新案では、ペットボトルにおいて最も口径が大となる胴部が開閉できるようにしたので、氷の投入等が容易な水筒等としての再利用や小物入れとしての再利用が可能となる利点があるとされている。
【0004】
【特許文献1】
実用新案登録第3006958号
(実用新案登録請求の範囲、第4頁及び図4)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記登録実用新案では、成形段階において特殊な金型を使用する必要があるために、既に市場に大量に流通しているペットボトルに適用できない欠点があった。また、ペットボトル内に投入した氷塊が注ぎ口を塞いでしまい、飲みづらく又は注ぎづらい欠点もあった。さらに、前記登録実用新案に係る明細書においては、胴部を切断した既存のペットボトルに対して装着する接続部品も図示されているが、この接続部品は、上下に切断されたペットボトルの上側胴部と下側胴部の各切断端部に対してスリット状の嵌合溝を差し込むように装着される2個のリング状部材からなり、各部材同士が螺合により脱着可能に構成されたものであるところ、リング状部材とペットボトルとの接続部分が簡略すぎて脱落し易く、加工後においても飲料容器として再利用することは、実際には不可能であった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記所期の課題解決のため、本発明に係るペットボトル胴部への装着用広口栓では、略水平位置で上下に切断分割されたペットボトル胴部の各切断端部に装着することにより上側胴部と下側胴部の再結合・離脱を可能とするものとして、上側胴部の切断端部に装着される上縁部材と、下側胴部の切断端部に装着される下縁部材と、これら上下両縁部材に対して結合・分離可能な中間部材とから構成した。したがって、本発明に係る広口栓の大きさや形状を選択することによって、0.5リットルや1リットル、1.5リットル、2リットルなど様々な容量のペットボトルに対応できるし、横断面形状が円形のペットボトルに限定されることなく、隅丸三角形や隅丸方形など様々な横断面形状のペットボトルに対応できる。また、ペットボトルへの装着箇所も1カ所に限られるものではなく、2以上の複数箇所でペットボトルを切断し、各切断端部に装着して使用することが可能である。
【0007】
広口栓における上縁部材と下縁部材は、周壁面内に嵌合溝を備えたものとし、該嵌合溝内にペットボトル胴部の切断端部を挿入することにより装着使用されるよう形成することができ、必要により前記嵌合溝の開口側にリング状の押さえバンドを装着することで脱落防止が図られる。
【0008】
上下両縁部材と中間部材との結合方法としては螺合や嵌合が例示されるが、ペットボトル切断部と上下両縁部材との間や各部材間においては気密性ないし水密性を高めるためにゴムシール等のパッキンを介在させるのが望ましい。
【0009】
中間部材には、その内側において上下方向の仕切板を設けることができ、この仕切板を網状体とした場合には注ぎ出し時等において氷塊が注ぎ口付近に移動することを防止できるし、仕切板を遮蔽板とした場合には上下2室に完全に分離されたペットボトルとして活用することができる。一方、上縁部材と下縁部材は、いずれも内側に突起等の存在しない単なるバンド状の部材として形成することもできるが、上縁部材のみを遮蔽板を備えたものとして形成し、中間部材に対して着脱自在な蓋体として用いることとしてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明を詳細に説明する。図1は本発明に係るペットボトル胴部への装着用広口栓の一例をペットボトルに装着する状態を示した分解斜視図、図2は同広口栓の縦断面図である。これらに図示された例の広口栓は、胴部を略水平位置で上下2つに切断分割した断面略円形のペットボトルPに対して装着されるもので、いずれも平面視略円形をした上縁部材1と下縁部材2、そしてこれら上下縁部材1,2の間に位置する中間部材3とから概略構成される。
【0011】
本例の上縁部材1と下縁部材2は同じ形状をした環状部材であり、2つを一組として上下方向を逆にして反転使用されている。図2に示されるように、上縁部材1(下縁部材2も同様、以下同じ)には周壁面11内に全周に亘ってスリット状の嵌合溝12が設けられており、該嵌合溝12がペットボトルP胴部の切断端部P1, P2を覆うように、嵌合溝12内に切断端部P1, P2を嵌挿することによってペットボトルPの胴部に装着される。ペットボトルPを水筒として再利用する場合には、ペットボトル内に収容した水等が嵌合溝12とペットボトルの切断端部P1, P2の隙間から漏出しないことが要求されるので、上縁部材1等の嵌合溝12内には上下2カ所において輪ゴム状のパッキン13a, 13bを上下に2カ所程度配設するのが望ましい。
【0012】
図3は上縁部材の一例を示した側面図である。上縁部材1における周壁面11の外面側にはネジ部14が刻設されている。前述のように、上縁部材1の周壁面11内部には全周に亘ってスリット状の嵌合溝12(図示されていない)が設けられ、周壁面11が恰も二重壁のように分割されるのであるが、この嵌合溝12の直径とペットボトルP胴部の切断端部P1の直径とが合致しないとペットボトルPへの上縁部材の装着が困難になってしまう。そこで、本例の上縁部材1では周壁面に対して上方から下方に、また、下方から上方に、交互に位置するように複数本の切れ目15を設けて、上縁部材1が直径方向に伸縮するよう形成している。このように上縁部材1を形成しても、後述するように、ペットボトルPへの装着時には中間部材3と押さえバンド4によって内側に押圧固定されるし、また、切れ目15の長さを調節しながらパッキン13a, 13bを併用することによって気密性ないし水密性は確保できる。
【0013】
上縁部材1と下縁部材2をペットボトルPの胴部に確実に装着し、かつ上縁部材1等が安易に脱落しないようにするためには、各部材における嵌合溝12の開口側にリング状の押さえバンド4,4を装着する。押さえバンド4における周壁面41の内面側にはネジ部42が刻設されており、該ネジ部42に対応するように、上縁部材1における周壁面11の外側にもネジ部14が刻設されている。したがって、押さえバンド4の内径は上縁部材1等の外径に概ね合致するよう形成される。
【0014】
中間部材3は、その内側の略中央部分に上下方向の仕切板31を備えた円筒形状をしており、周壁面32の内面側には、上縁部材1や下縁部材2における周壁面11の外面側に刻設されたネジ部14に対応したネジ部33が刻設されている。したがって、上縁部材1を中間部材3の上方から螺合し、下縁部材2を中間部材3の下方から螺合することによって、各部材の連結が図られる。上下各縁部材1,2を中間部材3に螺合する際には、水密性を確保するために、各部材間にパッキンを介在させるとよい。本例の広口栓では、薄いドーナツ状のゴムリングがパッキン5,6として用いられており、上縁部材1の下端部と下縁部材2の上端部によって、中間部材3における仕切板31の周縁部に押圧されることによって水密シールが確保される。
【0015】
図4に示されるように、本例の中間部材3における仕切板31は格子状の網状体として形成されている。この網状体の目の大きさ(開口孔の径)を適宜選択設定することにより、ペットボトルPを水筒として再利用した場合における氷塊の遮蔽板として機能させることのほか、ペットボトルPを塩やコショウなど調味料の振り出し容器として再利用した場合における振出量の調節を図ることができる。
【0016】
【発明の効果】
本発明に係るペットボトル胴部への装着用広口栓は、既に市場に大量に流通している様々な容量や様々な横断面形状をしたペットボトルに対して装着使用することができるので、飲用に供した後の使用済みペットボトルの再利用を促進することができる。
【0017】
また、仕切板を網状体とした中間部材を用いれば、家庭で製氷した氷塊を中間部材より下側のペットボトルに投入することで、ペットボトル内に投入した氷塊が注ぎ口を塞いでしまうことがなく収容した液状物を注ぎ出し易い利点が得られるし、仕切板に数個の透孔を備えた中間部材を用いれば調味料等の振出容器として活用することもできる。さらに仕切板が遮蔽板である場合には、中間部材によりペットボトルを上下2以上の部屋に仕切って小物入れとしても利用できる。
【0018】
さらに、上縁部材や下縁部材に対して、各々押さえバンドを装着することとすれば、押さえバンドによって上下縁部材が強固に固定されて、ペットボトル胴部から上下縁部材が安易に脱落してしまうことを防止できるため、使用済みペットボトルを水筒等として確実に再利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るペットボトル胴部への装着用広口栓の一例をペットボトルに装着する状態を示した分解斜視図である。
【図2】同広口栓の縦断面図である。
【図3】上縁部材の一例を示した側面図である。
【図4】中間部材の一例を示した平面図である。
【符号の説明】
1  上縁部材
2  下縁部材
3  中間部材
4  押さえバンド
5  パッキン
6  パッキン
12  嵌合溝
31  仕切板

Claims (5)

  1. 略水平位置で上下に切断分割されたペットボトル胴部の各切断端部に装着することにより上側胴部と下側胴部の再結合・離脱を可能とするものであって、上側胴部の切断端部に装着される上縁部材と、下側胴部の切断端部に装着される下縁部材と、これら上下両縁部材に対して結合・分離可能な中間部材とからなるペットボトル胴部への装着用広口栓。
  2. 上縁部材と下縁部材が、周壁面内に嵌合溝を備えたものであり、該嵌合溝内にペットボトル胴部の切断端部を挿入することにより装着使用されるものである請求項1記載のペットボトル胴部への装着用広口栓。
  3. 上縁部材と下縁部材における各嵌合溝の開口側にリング状の押さえバンドが装着されうるものである請求項2記載のペットボトル胴部への装着用広口栓。
  4. 中間部材が、その内側において上下方向の仕切板を備えたものである請求項1ないし3いずれか記載のペットボトル胴部への装着用広口栓。
  5. 中間部材における仕切板が網状体である請求項1ないし請求項4いずれか記載のペットボトル胴部への装着用広口栓。
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