JP2004129944A - ゴルフクラブヘッドの製造方法 - Google Patents

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楠本 晴信
Toshimichi Yamaguchi
山口 利道
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Abstract

【課題】本発明はゴルフクラブヘッドの製造方法に関し、フェース部材の溶接熱によるシャフト止着部への影響を解消したゴルフクラブヘッドの製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】請求項1に係るゴルフクラブヘッドの製造方法は、ヒール側のトップ部からソール側に突出するシャフト止着部と、当該シャフト止着部との間に間隙を開けてヒール側のトップ部からフェース側に延設された鍔部と、当該鍔部に沿ってフェース側に開口する開口部とを有する中空な外殻体からなるヘッド本体を鋳造し、上記開口部に、フェース部材を溶接することを特徴とする。
そして、請求項2に係る発明は、請求項1記載のゴルフクラブヘッドの製造方法に於て、鍔部をヒール側のトップ部からソール部まで延設して、当該鍔部をヘッド本体のヒール側フェース部としたものである。
【選択図】   図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、中空な金属製のゴルフクラブヘッドの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ウッドと称されるゴルフクラブは、チタンやチタン合金,ステンレス等の金属材料でヘッド本体を成形したゴルフクラブヘッド(以下、「ヘッド」という)が広く使用されている。
そして、従来、この種のヘッドとして、フェース側全面に開口部が開口する中空なヘッド本体を鋳造で成形し、打球に適した材料や構造のフェース部材を当該開口部に溶接した構造が広く知られており、ヘッド本体のヒール側にはシャフト止着部が一体成形され、当該シャフト止着部にシャフト止着孔がヘッド本体のトップ部からソール側に向けて設けられている。そして、打球の飛距離と方向性の向上を図るため、容量を大型化して打球時の慣性モーメントを大きくしたヘッドが主流となっており、これに伴いヘッド本体が薄肉化する傾向にある。
【0003】
また、昨今、シャフト止着部とヘッド本体のヒール壁との間に中空部を設けて、シャフト止着部回りの軽量化(ヒール側の軽量化)を図り、ウェイトバランスを向上させたヘッドも知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】
特開2001−120690号公報(第3頁−第6頁、第3図)
図12乃至図15に示すようにこのヘッド1は、フェース側が開口する中空な外殻体からなるヘッド本体3の鋳造時に、ヘッド本体3のヒール壁5との間に1〜10mmの間隙を開けて、トップ部7側からソール部9側にシャフト止着孔11が貫通する筒状のシャフト止着部13を一体成形して、当該シャフト止着部13とヒール壁5との間に中空部15を設けたもので、フェース側全面に開口する開口部17に、例えばチタン合金からなる鍛造またはプレス成形等の塑性加工されたフェースプレート(フェース部材)19が溶接されている。
【0004】
そして、このフェースプレート19の取付けに当たり、フェースプレート19の撓みに支障を来さないように、シャフト止着部13と当該フェースプレート19との間にも間隙を開けて中空部21が設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし乍ら、上述したように上記ヘッド1は、フェース周辺のエッジに沿って開口部17がフェース全面に開口した構造上、シャフト止着部13の上部とフェースプレート19の溶接部分とが近接し、この結果、開口部17に沿ってフェースプレート19を溶接した際に、その溶接熱でシャフト止着部13の上部が変形したりトップ部7に開口するシャフト止着孔11の形状が変形して、シャフト止着孔11にシャフトをスムーズに取り付けることができなくなる虞が指摘され、このため、フェースプレートの溶接には熟練を要した。
【0006】
本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもので、フェース部材の溶接熱によるシャフト止着部への影響を解消したヘッドの製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
斯かる目的を達成するため、請求項1に係るヘッドの製造方法は、ヒール側のトップ部からソール側に突出するシャフト止着部と、当該シャフト止着部との間に間隙を開けてヒール側のトップ部からフェース側に延設された鍔部と、当該鍔部に沿ってフェース側に開口する開口部とを有する中空な外殻体からなるヘッド本体を鋳造し、上記開口部に、フェース部材を溶接することを特徴とする。
【0008】
そして、請求項2に係る発明は、請求項1記載のヘッドの製造方法に於て、鍔部をヒール側のトップ部からソール部まで延設して、当該鍔部をヘッド本体のヒール側フェース部としたものである。
【0009】
(作用)
各請求項に係るヘッドの製造方法によれば、フェース側に開口する開口部にフェース部材を溶接してヘッドが製造されるが、シャフト止着部との間に間隙を開けてヒール側のトップ部からフェース側に鍔部を延設することで、フェース部材の溶接箇所がシャフト止着部の上部と離間する。
【0010】
このため、フェース部材の溶接時の溶接熱によるシャフト止着部上部への影響を回避することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づき詳細に説明する。
【0012】
図1乃至図4は請求項1及び請求項2の一実施形態に係る製造方法で製造したヘッドを示し、図1及び図2に於て、31はフェース側中央に開口する正面視略正方形状の開口部33を除き、トップ部35やソール部37,サイド部39、そして、後述するトゥ側フェース部41とヒール側フェース部43(鍔部)がTi−6Al−4V等のチタン合金で一体に鋳造された中空なヘッド本体で、当該ヘッド本体31は、トップ部35,ソール部37,サイド部39,トゥ側フェース部41,ヒール側フェース部43の境界部を除いて0.3〜2.0mmの肉厚とされている。
【0013】
そして、図1乃至図4に示すようにヘッド本体31のヒール側に、トップ部35からソール部37に亘ってシャフト止着孔45が貫通する筒状のシャフト止着部47が、ヒール壁49及びヒール側フェース部43との間に間隙を開けてヘッド本体31と共に鋳造され、当該ヘッド本体31と一体に設けられている。そして、シャフト止着部47はヘッド本体31の上方へ突設されてホーゼル部51を形成すると共に、このホーゼル部51をヘッド本体31の中空な内部に延長することでトップ部35からソール側に突出させて、シャフト止着部47がソール部37に亘って設けられている。
【0014】
このようにヘッド本体31は、図12のヘッド本体3と同様、ヒール側の軽量化によってウェイトバランスの向上を図るため、図4に示すようにシャフト止着部47とヒール壁49との間に1〜10mmの間隙を開けて中空部53が設けられており、図1に示すように当該中空部53はトップ部35とソール部37の中間が最も広く形成され、ヒール壁49は0.3〜2.0mmの肉厚で成形されている。
【0015】
而して、既述したようにヘッド本体31には、トゥ側フェース部41とヒール側フェース部43が設けられているが、ヒール側フェース部43は、後述するフェース片(フェース部材)55の溶接熱によるシャフト止着部47(ホーゼル部51)への影響を避けるために、ヒール側のトップ部35のシャフト止着部47のフェース側(前方側)から鍔部を突設したもので、この鍔部はソール部37側に向かってシャフト止着部47のフェース側に、当該シャフト止着部47と間隙をもってシャフト止着部47のフェース側を覆うように設けられており、本実施形態ではソール部37まで延設し、当該ヒール側フェース部43が鍔部に当たり、ヒール壁49とも一体とされている。
【0016】
そして、図4に示すように当該ヒール側フェース部43は、ヒール壁49側からソール部37とシャフト止着部47との連結部分のトゥ側までの幅を有して、フェース(打球面)の一部を形成している。
尚、鍔部は、シャフト止着部47のトゥ,ヒール方向の幅より大きな幅で形成される。また、打球時にその反発力が十分に得られるように、ヒール側フェース部43とシャフト止着部47との間にも間隙を開けて中空部57が成形されている。更にまた、ヘッド59の重心を下げて慣性モーメントを高めるため、図3に示すように当該中空部57は、ヘッド本体31のトップ側よりソール側が広く成形されている。
【0017】
そして、図2に示すように上記ヒール側フェース部43と、トゥ側のトップ部35からフェース側に延設したトゥ側フェース部41に沿って、正面視略正方形状の開口部33がトップエッジTEからリーディングエッジREに亘ってフェース中央に開口している。
尚、シャフト止着部47の肉厚をヒール壁49と同じかこれより小さくすると、この分のウエイトをヘッド本体31の周辺に分散させて打球時の慣性モーメントを高めることができるため、シャフト止着部47の肉厚は1.0mm未満が好ましい。また、シャフト止着部47は、トップ部35からソール部37に亘って同一外径で成形されている。
【0018】
更にまた、ヘッド本体31の剛性を高めて打球時の破損を防止するため、トップ部35,ソール部37,サイド部39の夫々の境界部にはエッジEが成形されている。ここでいうエッジEは、トップ部35,ソール部37,サイド部39が互いの部位に変位する稜線が成形されている程度でよく、ヘッド本体31の内側には、夫々のエッジEに対応してく字状の屈曲部が成形されている。
【0019】
そして、図示するように既述した開口部33に、チタン合金(例えば、TI−15Mo−5Zr−3Al等のβ型チタン合金)等の金属材料からなる圧延や鍛造またはプレス成形等の塑性加工された正面視略正方形状のフェース片55が溶接されて、図1に示す中空なヘッド59が形成されている。
【0020】
尚、圧延された板材をフェース片55に用いる場合、圧延方向がトップ,ソール方向になるように成形すると、割れが生じ易いトゥ,ヒール方向に対抗してフェース割れを防止することができる。そして、本実施形態では、フェース片55は1.8〜3.2mmの肉厚とされている。
また、溶接にはTIG溶接,電子ビーム溶接,超音波溶接,レーザ溶接等が用いられる。
【0021】
本実施形態に係るヘッド59はこのように構成されており、当該ヘッド59は、請求項1及び請求項2に係る発明方法の一実施形態によって以下の如く製造される。
先ず、上記ヘッド59を製造するに当たり、ヘッド本体31を鋳造するため、当該ヘッド本体31の原型のマスターモデルを金属で成形し、そして、当該マスターモデルと同様のワックス型が作成できるように、マスターモデルに忠実に割り型を金属で成形する。
【0022】
図5及び図6に示すように割り型は、ブロック状に成形された上型61と下型63,フェース部型63−1、そして、これらで成形されるキャビティ65内に配置された3個のヘッド本体成形用の中子67,69,71と、上型61に設けたピン挿通孔73を挿通してその挿入側先端部がキャビティ65内に配置されたピン(シャフト止着孔成形用型)75と、ヒール側に配置された3つのフェース側型片77とヒール側型片79及びシャフト止着部側型片81とからなり、当該型片79,81とピン75とによって上記シャフト止着部47が成形されると共に、両型片77,79によって、成形後のシャフト止着部47とヒール壁49及びヒール側フェース部43との間に中空部53,57が成形されるようになっている。
【0023】
このため、図6に示すように型片77は成形後のシャフト止着部47とヒール側フェース部43との間に介在するように延設され、型片79は成形後のシャフト止着部47とヒール壁49との間に沿って型片77までその端部が円弧状に延設されている。
【0024】
そして、図5及び図6に示すように割り型を組み付けた後、上型61と下型63との間に成形された湯口83からキャビティ65内にワックスを注入する。
而して、ワックスの固化後に上型61と下型63を開いてフェース部型63−1を取り除き、そして、図7に示すようにヘッド本体31と同一形状に成形されたワックス型85のフェース側開口部87から中子67,69,71と型片81を順次取り出した後、ワックス型85のシャフト止着部89に沿って型片79をシャフト止着部89のバック部方向へ移動すると共に、型片77をシャフト止着部89のフェース側からトゥ側へ移動させて、これらを同じくフェース側開口部87から取り出し、ピン75を取り除くことでワックス型85が成形される。
【0025】
この後、インベストメント工程,ロストワックス工程,鋳込み工程,セラミックス型の外壁破壊の各工程を経てヘッド本体31を成形していくもので、インベストメント工程とは、成形されたワックス型85の回りに天ぷらのころものようにバインダーとセラミックス粉末からなるセラミックス液を付着し、或いはワックス型85をセラミックス液へ何度も浸漬してワックス型85の回りに厚いセラミックスの外壁を作成するものである。
【0026】
そして、セラミックスで包囲された鋳型を乾燥後、加熱して中のワックスを溶出することで、内部にワックス型85の形状に沿ったセラミックス型が作成される。これがロストワックス工程である。
次いで、セラミックス型を加熱して、ヘッド本体31鋳造用の金属溶湯をセラミックス型内へ注入する(鋳込み工程)。
【0027】
そして、セラミックス型を冷却して溶湯を固化させた後、セラミックス型を破壊すると、図2の如くシャフト止着部47やトゥ側フェース部41,ヒール側フェース部43等が一体成形されたヘッド本体31が取り出されるので、当該ヘッド本体31の開口部33にフェース片55を溶接すれば、図1の如きヘッド59が製造されることとなる。
【0028】
この後、シャフト止着孔45に図示しないシャフトを挿入して、その挿入側先端をソール部37の底部と面一にすればよい。
このように本実施形態に係るヘッド59の製造方法は、ヒール側のトップ部35からソール部37に亘るシャフト止着部47と、当該シャフト止着部47との間に間隙を開けてヒール側のトップ部35から鍔部をソール部37まで延設したヒール側フェース部43と、当該ヒール側フェース部43とトゥ側フェース部41に沿ってフェース側に開口する開口部33とを有する中空なヘッド本体31を鋳造して、当該開口部33にフェース片55を溶接するものであるから、図12のヘッド1と異なり、フェース片55の溶接箇所がシャフト止着部47の上部やホーゼル部51と離間する。
【0029】
このため、フェース片55の溶接時の溶接熱によるシャフト止着部47上部やホーゼル部51への影響を回避することができ、この結果、本実施形態によれば、シャフト止着部47やホーゼル部51に開口するシャフト止着孔45の変形を防止して、ヘッド59を所期の設計通り正確に製造することができることとなった。
尚、ヘッド本体31をTi−6Al−4V等のαβ型チタン合金で成形する以外に、β型チタン合金を用いてヘッド本体を成形してもよく、この場合には、更にヘッドの強度を高めることが可能である。また、トゥ側のフェース部41を設けずに開口部33を延長して、当該開口部にフェース片を溶接してこれを閉塞してもよい。
【0030】
また、上記実施形態では、ピン75を用いてシャフト止着孔45を成形したが、ピン75を用いずにワックス型85またはヘッド本体31を切削加工してシャフト止着孔45を成形してもよい。
更にまた、上記実施形態は精密鋳造によってヘッド本体31を成形するものであるが、図5及び図6に示す割り型と同一形状の金型を用いて、湯口83から直接金属材料を注入するダイカスト等でヘッド本体を鋳造してもよく、斯かる製造方法によって製造されたヘッドによっても、上記実施形態と同様、所期の目的を達成することが可能である。
【0031】
図8乃至図11は請求項1の一実施形態に係る製造方法で製造したヘッドを示し、本実施形態は、図2のヘッド本体31と同一材料を用いてヘッド本体31−1を製造するに当たり、上記ヒール側フェース部43に代え、シャフト止着部47との間に間隙を開けて、ヒール側のトップ部35のシャフト止着部47のフェース側(前方側)から鍔部91をソール部37側に延設したもので、図示するように当該鍔部61は、ホーゼル部51のトゥ側のトップ部35からヒール壁49の略中間部方向へ斜め下方に傾斜した形状とされている。
【0032】
そして、当該鍔部91とトゥ側フェース部41に沿って開口部33−1がトップエッジTEからリーディングエッジREに亘って開口し、当該開口部33−1に、これと同一形状に成形されたフェース片55−1が溶接されて本実施形態に係るヘッド59−1が形成されている。
尚、その他の構成は上記実施形態と同様であるので、同一のものには同一符号を付してそれらの説明は省略する。また、フェース片55−1は既述したフェース片55と同一材料で成形される。
【0033】
そして、上記ヘッド59−1も、図5乃至図7で説明した製造方法で製造されるが、この場合、鍔部91を成形するため、既述したフェース側型片77を上下2分割構造としておけばよい。
このように本実施形態に係るヘッド59−1の製造方法は、ヒール側のトップ部35からソール部37に亘るシャフト止着部47と、当該シャフト止着部47との間に間隙を開けてヒール側のトップ部35からフェース側に延設した鍔部91と、当該鍔部91とトゥ側フェース部41に沿ってフェース側に開口する開口部33−1とを有する中空なヘッド本体31−1を鋳造して、当該開口部33−1にフェース片55−1を溶接するものであるから、図12のヘッド1と異なり、フェース片55−1の溶接箇所がシャフト止着部47の上部やホーゼル部51と離間する。
【0034】
このため、フェース片55−1の溶接時の溶接熱によるシャフト止着部47上部やホーゼル部51への影響を回避することができ、この結果、本実施形態によっても、シャフト止着部47やホーゼル部51に開口するシャフト止着孔45の変形を防止して、ヘッド59−1を所期の設計通り正確に製造することが可能である。
尚、上述した各実施形態は、トップ部35からソール部37に亘ってシャフト止着部47を形成したヘッド59,59−1に本発明を適用したが、シャフト止着部がトップ部からソール方向に突設する総てのヘッドに本発明は適用可能であり、また、シャフト止着部とヒール壁との間に中空部がなく、シャフト止着部がヒール壁と一体に成形されたヘッドにも本発明を適用することも可能である。
【0035】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1及び請求項2に係るヘッドの製造方法によれば、フェース部材の溶接箇所がシャフト止着部の上部と離間するため、フェース部材の溶接時の溶接熱によるシャフト止着部上部への影響を回避することができ、この結果、シャフト止着部の変形を防止してヘッドを所期の設計通り正確に製造することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1及び請求項2の一実施形態に係る製造方法で製造したヘッドの正面図である。
【図2】図1に示すヘッドの分解斜視図である。
【図3】図1のIII−III線断面図である。
【図4】図1のIV−IV線断面図である。
【図5】請求項1及び請求項2の一実施形態に係るヘッドの製造方法の説明図である。
【図6】請求項1及び請求項2の一実施形態に係るヘッドの製造方法の説明図である。
【図7】請求項1及び請求項2の一実施形態に係るヘッドの製造方法の説明図である。
【図8】請求項1の一実施形態に係る製造方法で製造したヘッドの正面図である。
【図9】図8に示すヘッドの分解斜視図である。
【図10】図8のX−X線断面図である。
【図11】図8のXI−XI線断面図である。
【図12】従来のヘッドの全体斜視図である。
【図13】図12に示すヘッドの横断面分解図である。
【図14】図12に示すヘッドの縦断面図である。
【図15】図12に示すヘッドの横断面図である。
【符号の説明】
31,31−1 ヘッド本体
33,33−1 開口部
35 トップ部
37 ソール部
41  トゥ側フェース部
43 ヒール側フェース部
45 シャフト止着孔
47 シャフト止着部
49 ヒール壁
53,57 中空部
55 フェース片
59,59−1 ヘッド
61 上型
63 下型
67,69,71 中子
75 ピン
77 フェース側型片
79 ヒール側型片
81 シャフト止着部側型片
85 ワックス型
91 鍔部

Claims (2)

  1. ヒール側のトップ部からソール側に突出するシャフト止着部と、当該シャフト止着部との間に間隙を開けてヒール側のトップ部からフェース側に延設された鍔部と、当該鍔部に沿ってフェース側に開口する開口部とを有する中空な外殻体からなるヘッド本体を鋳造し、
    上記開口部に、フェース部材を溶接することを特徴とするゴルフクラブヘッドの製造方法。
  2. 鍔部をヒール側のトップ部からソール部まで延設して、当該鍔部を、ヘッド本体のヒール側フェース部としたことを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブヘッドの製造方法。
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