JP2004129611A - 害虫除去方法および害虫除去方法に用いる加熱体制御装置 - Google Patents

害虫除去方法および害虫除去方法に用いる加熱体制御装置 Download PDF

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Keizo Higo
肥後 慶三
Isao Matsushita
松下 功
Manabu Nakamoto
中本 学
Takayuki Fukagi
深木 隆行
Tetsuya Hiraoka
平岡 哲也
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Abstract

【課題】家屋内に存在するダニなどの害虫を効率よく除去することが可能な害虫除去方法および該害虫除去方法を実現するための加熱体制御装置を提供する。
【解決手段】加熱体1によってシート状体2を加熱することにより、通路22aの下部付近の温度が35℃以上50℃未満(望ましくは40℃以上50℃未満)となるように加熱体1を制御する。通路22aの下部(破線で囲まれた領域)22bの温度を35℃以上50℃未満とすることで、通路22aの下部22b付近に存在するダニは、通路22aを通って表面材22の表面付近へ移動する。シート状体1の表面付近に移動したダニを掃除機で吸引するなどして除去する。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アレルギー源となるダニなどの害虫を除去するための除去方法および該除去方法を実現するための加熱体制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
家屋内に生息するダニは、人間の生活様式の変化や家屋の高気密化に伴い年々増加し、アトピー性皮膚炎などのアレルギーの主原因となっている。ダニの主な生息場所は、カーペットなどの織物、畳、蒲団などで、特に埃に含まれるコナヒョウヒダニおよびヤケヒョウヒダニが多く生息している。ダニ類は、湿度、温度が高い夏に繁殖するため、特に、夏に効果的なダニを駆除する方法が求められている。
【0003】
従来のダニの駆除方法には、化学的駆除方法と物理的駆除方法とがある。化学的駆除方法としては、カーペットなどの生息場所にリンデン、デイルドリン、フェルトロチンまたはDDT(1,1,1−trichloro−2,2−bis(4−chlorophenyl)ethane)などの薬剤を散布する。物理的駆除方法としては、加熱方式が用いられ、マイクロ波や高周波を利用した誘電加熱駆除方式や日干しなどが行われている。
【0004】
特許文献1記載の害虫駆除装置付採暖具は、物理的駆除方法を用いている。この採暖具では、タイマ回路により数秒から数10分の間、発熱素子の温度を、35℃〜60℃のうちから選ばれた温度で一定に制御する。
【0005】
【特許文献1】
特公平6−72700号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
薬剤を用いた化学的駆除方法の場合は、カーペットや蒲団などに散布した薬剤が残存し、人体に悪影響を与えるという問題がある。また、特許文献1記載の害虫駆除装置付採暖具は、加熱処理を用いて、ダニを死滅させているが、現在では、ダニを死滅させるだけでは駆除としては不十分であることがわかっている。これは、アレルギーの原因とされるものには、生きたダニおよびダニの糞のみならず、ダニの死骸も含まれるからである。
【0007】
したがって、効果的にアレルギー源を排除するには、ダニの生息場所を掃除機によって吸引し、除去する方法が考えられる。しかしながら、カーペットや畳の深い場所に入り込んだダニは、吸引により除去することが困難である。加熱処理した場合も同様に、深い場所で死滅したダニの死骸は、吸引により除去することは困難である。
【0008】
本発明の目的は、家屋内に存在するダニなどの害虫を効率よく除去することが可能な害虫除去方法および該害虫除去方法を実現するための加熱体制御装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、面状の加熱体上に、
厚み方向に害虫が移動可能な通路を有するシート状体が配置され、
前記通路の下部の温度を、害虫が通路を移動して上昇し、かつ害虫が死滅する温度未満の温度となるように、前記加熱体によって前記シート状体を加熱することを特徴とする害虫除去方法である。
【0010】
また本発明は、前記加熱体は、前記通路の下部の温度を35℃以上50℃未満となるように前記シート状体を加熱することを特徴とする。
【0011】
また本発明は、害虫が前記シート状体の表面付近に移動した状態で、シート状体の表面から害虫を除去することを特徴とする。
【0012】
本発明に従えば、床暖房などに用いられる面状の加熱体上に、カーペット、畳、フローリングなどのシート状体が載置される。シート状体は、厚み方向にダニなどの害虫が移動可能な通路を有しており、害虫はこの通路を通って、厚み方向に移動する。この通路は、カーペットの場合はパイルとパイルの間隙であり、畳の場合は編み込まれたい草とい草の間隙であり、フローリングの場合は、木材の継ぎ目部分などである。また、通路の形状は、厚み方向にわたって一定である必要は無く、たとえばパイルの植設部などシート状体の面方向に害虫が移動可能な形状であってもよい。
【0013】
加熱体が、通路の下部の温度を、害虫が通路を移動して上昇し、かつ害虫が死滅する温度未満の温度となるように加熱する。通路下部の温度が、35℃以上50℃未満の場合、害虫が死滅せずに移動してシート状体の表面付近に上昇する。害虫がシート状体の表面付近まで上昇した状態で吸引などにより害虫を除去する。通路下部の温度が、40℃以上50℃未満であればさらに効果的である。
【0014】
特許文献1記載の害虫駆除装置付採暖具は、ダニを死滅させて駆除することを目的としているが、ダニなどはその死骸もアレルギーの発生源となるため死滅させずに除去する必要がある。本発明は、ダニなどの害虫を死滅させないように移動させることで、効率良く除去することができる。また、上記の害虫駆除装置付採暖具は、発熱素子の温度制御を行っているだけで、採暖具の表面温度を制御する技術ではない。これに対して本発明は、害虫が存在するシート状体の下部の温度を、害虫が通路を移動して上昇し、かつ害虫が死滅する温度未満の温度となるように加熱する方法である。
【0015】
なお、加熱体とシート状体とは一体化されていてもよいし、分離可能に構成されていてもよい。
【0016】
また本発明は、前記シート状体を加熱する際に、前記通路の下部の温度上昇率を変化させることを特徴とする。
【0017】
また本発明は、前記加熱体は、前記通路の下部の温度を初期温度から50℃まで上昇させ、前記通路の下部の温度を初期温度から35℃まで上昇させる際の温度上昇率に比べて、35℃から50℃まで上昇させる際の温度上昇率が小さいことを特徴とする。
【0018】
本発明に従えば、加熱体は、シート状体の通路下部の温度を、加熱開始時の初期温度から50℃まで上昇させる。このとき、通路下部の温度を初期温度から35℃まで上昇させる際の温度上昇率に比べて、35℃から50℃まで上昇させる際の温度上昇率を小さくする。
【0019】
ダニは、通路下部の温度が35℃になると通路を上昇し始めるが、全てのダニが移動するわけではなく、移動しないダニも存在する。このようなダニは、温度をさらに上げることで移動するが、温度が50℃以上になると死滅してしまい除去が困難となる。したがって、通路下部の温度が35℃になるまでは、大きな上昇率を用いて短時間で昇温し、35℃から50℃までは、小さな上昇率を用いてダニを死滅させず、かつ移動を促進させるように昇温することで、より多くのダニを効率よく除去することが可能となる。通路下部の温度が40℃になるまで短時間で昇温し、40℃から50℃までは小さな上昇率で昇温すればさらに効果的である。
【0020】
また本発明は、シート状体が載置される加熱体の加熱面または加熱面上のシート状体の上面の温度を暖房に適した温度となるように、前記加熱体を制御する暖房モードと、前記シート状体が有する、厚み方向に害虫が移動可能な通路の下部の温度を、害虫が通路を移動して上昇し、かつ害虫が死滅する温度未満の温度となるように、前記加熱体を制御する害虫除去モードとに切り替え可能に動作する加熱体制御装置である。
【0021】
本発明に従えば、動作モードとして暖房モードと害虫駆除モードとが切り替え可能に構成されている。暖房モードは、シート状体が載置される加熱体の加熱面または加熱面上のシート状体の上面の温度を暖房に適した温度となるように、加熱体を制御するモードである。害虫駆除モードは、シート状体が有する、厚み方向に害虫が移動可能な通路の下部の温度を、害虫が通路を移動して上昇し、かつ害虫が死滅する温度未満の温度となるように、加熱体を制御するモードである。
【0022】
これらを切り替えることによって、暖房用と害虫除去用とにそれぞれ加熱体の制御装置を設ける必要がなく、1つの制御装置で床暖房と害虫駆除をおこなうことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
図1は、加熱体1と、加熱体1上に載置されたシート状体2の断面図である。
シート状体2は、基材21と表面材22とからなり、カーペット、畳、フローリングなどで実現される。たとえば、シート状体2がカーペットである場合、不織布などからなる基材に、表面材であるパイルを複数植設して構成される。シート状体が畳である場合、ポリエステル樹脂などからなる畳床(基材)に、い草を編み込んでなる畳表(表面材)を載置して構成される。シート状体がフローリングである場合、表面材として所定の厚み、幅および長さの木材を複数配設して構成される。なお、加熱体1とシート状体2とは一体化されていてもよいし、分離可能に構成されていてもよい。
【0024】
カーペットの場合、主にパイルとパイルとの間隙が通路22aとなり、ダニなどの害虫が厚み方向に移動可能となっている。畳の場合は、編み込まれたい草とい草との間隙が通路22aとなり、フローリングの場合、配設された木材と木材との継ぎ目部分が通路22aとなる。害虫は、この通路22aを通って、基材21と表面材22との境目である通路下部から表面材22の表面付近まで移動して上昇する。なお、通路の形状は、厚み方向にわたって一定である必要は無く、害虫が移動可能な大きさおよび形状であればよい。ダニの場合、平均の個体の大きさは約0.4mmであるから通路は、その最小幅が0.4mmより大きければよい。
【0025】
また害虫としては、前述のようにアレルギー源となるダニ類や、病原菌の媒体となるノミ類などがある。これらの害虫は、周囲の温度が高温になると、温度がより低い場所に向けて移動する。家屋内に多く存在するコナヒョウヒダニおよびヤケヒョウヒダニは、周囲の温度が35℃以上になると移動を始める。また、周囲の温度が50℃以上になると死滅する。
【0026】
本発明では、加熱体1によってシート状体2を加熱することにより、通路22aの下部付近の温度が35℃以上50℃未満となるように加熱体1を制御する。通路22aの下部(破線で囲まれた領域)22bの温度を35℃以上50℃未満とすることで、通路22aの下部付近に存在するダニは、通路22aを通って表面材22の表面付近へ移動する。ここで、シート状体1の表面付近に移動したダニを掃除機で吸引するなどして除去する。なお、通路下部の温度が40℃以上50℃未満であればさらに効果的である。
【0027】
このように、ダニを吸引除去可能なシート状体2の表面付近に移動させるので、容易に吸引除去することができ、除去率を向上させることができる。また、ダニが死滅しない温度に制御するので、死骸によるアレルギー源の発生を抑制することができる。
【0028】
以下では本発明の実施形態について説明する。
図2は、害虫除去方法を実現するための暖房装置100の構成を示す図である。
【0029】
暖房装置100は、加熱体1と、加熱体によって加熱されるシート状体2と、加熱体の動作を制御する加熱体制御装置3とから構成される。本実施形態では、シート状体2はカーペットとする。
【0030】
加熱体1は、熱源となる電熱ヒータ11を内部に配設し、載置されたシート状体2を加熱する。
【0031】
シート状体2は、不織布などからなる基材21に、表面材22であるパイルを複数植設して構成される。基材21の内部にはダニは進入することができないので、ダニはパイルの平面方向または厚み方向に移動することとなる。したがって、ダニが移動可能な通路下部は、基材21と表面材22との境目の部分となる。基材21と表面材22との境目の部分で、害虫が移動可能な通路の下部にあたる部分には温度センサ35が配置される。
【0032】
加熱体制御装置3は、電熱ヒータ11への印加電圧を制御し、表面材22が有する通路の下部の温度を、35℃以上50℃未満のいずれかの温度となるように制御する。通路下部温度が設定温度になると、通路下部温度を所定時間保持する。シート状体2の表面に移動してきたダニは、掃除機などによって吸引除去するので、通路下部温度を設定温度に保持する時間は、吸引に必要な時間、たとえば数分から数十分が望ましい。保持時間は、予め後述のメモリ32に記憶しておけばよい。
【0033】
さらに制御装置3は、CPU(Central Processing Unit)31、メモリ32、操作パネル33 および電熱ヒータ制御部34から構成される。CPU31は、操作パネル33から入力された指示や、温度センサ35が検出した温度などに基づいて、メモリ32に記憶されている制御プログラムを用いて加熱体制御装置3全体の動作を制御する。メモリ32は、各種制御プログラムや、操作パネル33から入力された指示内容などを記憶する。操作パネル33は、複数のキーとディスプレイとを備え、ユーザがキーを押すなどして指示内容を入力する。電熱ヒータ制御部34は、加熱体1に配設された電熱ヒータ11の一部とこれに接続する電源34aとを有し、電源34aを制御して電熱ヒータ11の温度を制御する。
【0034】
操作パネル33についてさらに詳細に説明する。図3は、操作パネル33の一例を示す図である。操作パネル前面中央部にはディスプレイ331が備えられ、後述する動作モードや、設定温度などが表示される。操作パネル前面右上には、モード切替キー332が備えられ、ユーザが押すことで暖房モードと害虫除去モードとを切り替えることができる。暖房モードとは、シート状体2の上面の温度が、暖房に適した温度、たとえば10℃以上40℃未満となるように加熱体1を制御するモードである。
【0035】
ユーザが、モード切替キー332を操作して、暖房モードに設定すると、設定温度が入力可能となる。この状態で、ユーザが操作パネル前面右側の増減キー333を操作することで設定温度を入力することができる。たとえば、ディスプレイ331に現在の温度、もしくは予め定める温度(10℃など)を表示し、ユーザが増減キー333の+側を押すと設定温度が上昇し、−側を押すと設定温度が下降する。数字キーを備え、設定温度を直接入力できるようにしてもよい。なお、入力された設定温度は、変更されるまでメモリ32に記憶され、CPU31は、記憶された設定温度を参照して電熱ヒータ制御部34の制御を行う。
【0036】
ユーザが、モード切替キー332を操作して、害虫除去モードに設定すると、CPU31は、温度センサ35が検出した検出温度が、予め設定されている温度となるように電熱ヒータ制御部34の制御を行う。予め設定されている温度は、35℃以上50℃未満の温度であり、メモリ32に害虫除去温度として記憶しておけばよい。
【0037】
加熱体制御装置3の制御方法について詳細に説明する。
図4は、加熱体制御処理を示すフローチャートである。
【0038】
操作パネル33などを操作して電源がオンされると、ステップS1で、CPU31は、動作モードが暖房モードに設定されているかどうかを判断する。暖房モードであればステップS10に進み、暖房モードでなく、害虫除去モードであればステップS2に進む。
【0039】
ステップS2では、電熱ヒータ制御部34を動作させて、電熱ヒータ11に電流を流し、加熱を開始する。ステップS3では、温度センサ35から出力される検出温度を取得する。ステップS4では、メモリ32に予め記憶されている害虫除去温度を読み出し、検出温度と比較する。検出温度が害虫除去温度と等しければ、ステップS6に進み、検出温度が害虫除去温度と異なっていれば、ステップS5に進む。ステップS5では、検出温度と害虫除去温度との差分に基づいて電熱ヒータ制御部34を制御して、電熱ヒータ11の温度を制御する。
【0040】
ステップS6では、CPU31に内蔵されるタイマを作動する。ステップS7では、予めメモリ32に記憶されている保持時間を読み出し、タイマが計数した時間と比較する。保持時間と計数時間とが等しければステップS8に進み、保持時間と計数時間とが異なれば待機する。
【0041】
ステップS8では、タイマを停止する。ステップS9では電熱ヒータ制御部34を停止して処理を終了する。
【0042】
暖房モードの場合、ステップS10で温度センサ35から出力される検出温度を取得する。ステップS11では、ユーザが操作パネル33を操作して入力した設定温度と、検出温度とを比較する。ステップS12では、検出温度と設定温度との差分に基づいて電熱ヒータ制御部34を制御して、電熱ヒータ11の温度を制御する。ステップS13では電源がオフかどうかを判断し、電源がオフであればステップS14に進み、電源がオフではなく、オンであればステップS10に戻る。ステップS14では、電熱ヒータ制御部34を停止して処理を終了する。
【0043】
本実施形態では、通路下部の温度を所定時間保持する方法について説明したが、これに限らず、通路下部の温度を所定の上昇率で変化させてもよい。
【0044】
この場合、特に加熱開始直後の上昇率を大きくしてダニの除去に有効な温度まで速やかに上昇させ、所定の温度に達したときに加熱開始直後の上昇率より小さな上昇率でゆるやかに上昇させることが望ましい。たとえば、加熱開始時の温度(初期温度)から35℃に達するまでの温度上昇率を大きく設定し、35℃から50℃に達するまでの温度上昇率を加熱開始時の温度上昇率より小さく設定する。温度上昇率は、単位時間あたりに増加する通路下部温度である。したがって、制御方法としては、予め加熱開始時の温度上昇率と、35℃達成後の温度上昇率の2つの温度上昇率を設定してメモリ32に記憶しておく。CPU31は、内蔵されたタイマを作動させて、所定の時間間隔で温度センサ35から検出温度を取得し温度上昇率を算出する。算出した温度上昇率と設定された温度上昇率とを比較し、その差分に基づいて電熱ヒータ制御部34を制御する。
【0045】
図5は、害虫除去方法を実現するための暖房装置200の構成を示す図である。
【0046】
暖房装置200は、加熱体101と、加熱体によって加熱されるシート状体2と、加熱体の動作を制御する加熱体制御装置103とから構成される。本実施形態では、シート状体2は前述と同じカーペットとする。
【0047】
加熱体101は、伝熱管104を内部に配設し、伝熱管104内を流れる温水を熱媒体として載置されたシート状体2を加熱する。
【0048】
加熱体制御装置103は、伝熱管104内を流れる温水の流量を制御し、表面材22が有する通路下部の温度を、35℃以上50℃未満のいずれかの温度となるように制御する。通路下部温度が設定温度になると、通路下部温度を所定時間保持する。シート状体2の表面に移動してきたダニは、掃除機などによって吸引除去するので、通路下部温度を設定温度に保持する時間は、吸引に必要な時間、たとえば数分から数十分が望ましい。保持時間は、予め後述のメモリ42に記憶しておけばよい。なお、後述のように本実施形態では温度センサを用いない制御を行うため、通路下部温度が設定温度に達したかどうかを判断できないので、保持時間は、加熱を開始してからの時間を記憶しておく。
【0049】
さらに加熱体制御装置103は、CPU(Central Processing Unit)41、メモリ42、操作パネル43、熱交換器44、バーナ45、貯湯槽46、ポンプ47および流量調整弁48から構成される。CPU41は、操作パネル43から入力された指示や、メモリ42に記憶されている制御プログラムを用いて加熱体制御装置103全体の動作を制御する。メモリ42は、各種制御プログラムや、操作パネル43から入力された指示内容などを記憶する。
【0050】
加熱体1内の伝熱管を通って循環してきた温水は、貯湯槽46に貯えられ、ポンプ47によって一定の流量で熱交換器44に送られる。熱交換器44では、バーナ45によって温水を加熱し、所定の温度、たとえば80℃の温水を伝熱管104に供給する。流量調整弁48は、CPU41の指示に基づいて、加熱体1内の伝熱管を流れる温水の流量を調整する。
【0051】
また、本実施形態の暖房装置200は温度センサを用いていない。したがって、予め測定するなどして得られたシート状体2の伝熱特性をメモリ42に記憶しておく。メモリ42に記憶する伝熱特性としては、温水の温度および温水の流量と、通路下部温度との関係を記憶しておけばよい。温水の温度および温水の流量と、通路下部温度との関係は、設定温度ごとに異なるので、設定可能な温度ごとにこれらの関係を記憶しておけばよい。設定温度は、害虫除去モードでは、35℃以上50℃未満の予め定める害虫除去温度であり、暖房モードでは、ユーザが操作パネル43を操作して入力した温度である。なお、暖房モードの場合は、ユーザが設定温度を変更すると、それに伴って流量の制御を変更しなければならないが、害虫除去モードの場合は、通路下部の温度を、所定の保持時間だけ害虫除去温度に制御すればよいので、温水の温度および温水の流量と、加熱開始からの時間との関係を記憶しておいてもよい。もしくは、基材21の熱抵抗や熱容量などを記憶しておき、温水の温度および温水の流量と、熱抵抗や熱容量などとから通路下部の温度を算出するようにしてもよい。
【0052】
さらにシート状体2をカーペットから畳やフローリングに変えると、伝熱特性も変わってしまう。したがって、シート状体2の種類ごとに伝熱特性をメモリ42に記憶しておく必要がある。また、図6に示す操作パネル43には、ディスプレイ431、モード切替キー432および増減キー433に加えてシート状体2の種類を選択するための選択キー434が備えられている。ディスプレイ431、モード切替キー432および増減キー433の機能については、図3に示した操作パネル33の各キーと同様であるので説明は省略する。選択キー434は、予め伝熱特性をメモリ42に記憶させているシート状体2の種類に対応するキー、たとえばカーペットキー434a、畳キー434bおよびフローリングキー434cなどからなる。ユーザがモード切替キー432を押して害虫除去モードまたは暖房モードに設定した後、実際に使用しているシート状体2の種類に対応する選択キー434を押すと、CPU41が入力されたシート状体2の種類および設定温度に対応する伝熱特性をメモリ42から読み出して流量調整弁48などの制御を行う。
【0053】
図7は、加熱体制御処理を示すフローチャートである。
操作パネル43などを操作して電源がオンされると、ステップS11で、CPU41は、動作モードが暖房モードに設定されているかどうかを判断する。暖房モードであればステップS19に進み、暖房モードでなく、害虫除去モードであればステップS12に進む。
【0054】
ステップS12では、操作パネル43の選択キー434のいずれが押されたかを検出してシート状体2の種類を決定し、決定したシート状体2の種類に対応する伝熱特性をメモリ42から読み出す。ステップS13では、CPU41に内蔵されたタイマを作動させる。ステップS14では、熱交換器44、バーナ45、貯湯槽46、ポンプ47、流量調整弁48などを作動させて伝熱管104に温水の供給を開始する。ステップS15では、読み出した伝熱特性に基づいて流量調整弁48などを制御する。
【0055】
ステップS16では、予めメモリ42に記憶されている保持時間を読み出し、タイマが計数した時間と比較する。保持時間と計数時間とが等しければステップS17に進み、保持時間と計数時間とが異なればステップS15に戻る。
【0056】
ステップS17では、タイマを停止する。ステップS18では熱交換器44、バーナ45、貯湯槽46、ポンプ47、流量調整弁48などを停止して処理を終了する。
【0057】
暖房モードの場合、ステップS19で、操作パネル43の選択キー434のいずれが押されたかを検出してシート状体2の種類を決定し、入力された設定温度を決定し、決定したシート状体2の種類および温度に対応する伝熱特性をメモリ42から読み出す。
【0058】
ステップS20では、熱交換器44、バーナ45、貯湯槽46、ポンプ47、流量調整弁48などを作動させて伝熱管104に温水の供給を開始する。ステップS21では、読み出した伝熱特性に基づいて流量調整弁48などを制御する。
【0059】
ステップS22では、電源がオフかどうかを判断し、電源がオフであればステップS23に進み、電源がオフではなく、オンであればステップS21に戻る。ステップS23では、熱交換器44、バーナ45、貯湯槽46、ポンプ47、流量調整弁48などを停止して処理を終了する。
【0060】
なお、本実施形態においても、通路下部の温度を所定の上昇率で変化させてよい。この場合、特に加熱開始直後の上昇率を大きくしてダニの除去に有効な温度まで速やかに上昇させ、所定の温度に達したときに加熱開始直後の上昇率より小さな上昇率でゆるやかに上昇させることが望ましい。たとえば、図8に示すように、加熱開始時の温度(初期温度)から40℃に達するまでの温度上昇率を大きく設定し、40℃から50℃に達するまでの温度上昇率を加熱開始時の温度上昇率より小さく設定する。温度上昇率は、単位時間あたりに増加する通路下部温度である。したがって、制御方法としては、予め上記のような温度上昇率で流量調整を行ったときの温水の温度および温水の流量と、加熱開始からの時間との関係を測定しておき、メモリ42に記憶させておく。
【0061】
CPU41は、害虫除去モードが設定されると、メモリ42から温度上昇率を変化させたときの温水の温度および温水の流量と、加熱開始からの時間との関係を読み出して流量調整弁48などを制御する。
【0062】
(実施例1)
以上のような制御方法によって、シート状体2の通路下部の温度を変化させたときのダニ除去率に対する影響を調べるために次のような実験を行った。
【0063】
(実験条件)
加熱体1:温度制御可能なホットプレート
シート状体2:2cm×2cmのカーペット試験片
ダニ:コナヒョウヒダニおよびヤケヒョウヒダニ
手順:ダニを試験片内に添加(約20〜100匹)し、これをホットプレート上に載置して、所定の温度制御プログラムにより加熱した。
測定:試験片内部に設置した温度センサから出力される温度と、試験片の表面に移動してきたダニの数を実体顕微鏡で計測した。
【0064】
図9〜図12は、通路下部温度およびダニ除去率の経時変化を示すグラフである。
【0065】
各グラフとも、横軸が時間(単位は分)を表し、縦軸左がダニ除去率、縦軸右が通路下部温度(単位は℃)を表す。また、折れ線グラフが温度を示し、棒グラフがダニ除去率を示している。ダニ除去率とは、(吸引などによって除去したダニの固体数)を(加熱前にシート状体2内に存在するダニの個体数)で除算し、100を乗算して%表示にしたものである。したがって、加熱前にシート状体2内に存在するダニを全て除去したときがダニ除去率100%となる。なお、試験片の表面に移動してきたダニは、吸引によって除去可能であると考えられるので、実験結果におけるダニ除去率は、上述の(吸引などによって除去したダニの個体数)を、(試験片の表面に移動してきたダニの個体数)として算出した。
【0066】
実験結果:図9は、通路下部温度を30℃に設定したときの結果を示している。通路下部温度が30℃の場合、ダニ除去率は加熱開始から60分後に約7%と小さかった。これは、通路下部温度が低過ぎたために、ダニが試験片の表面に移動しなかったからと考えられる。
【0067】
図10は、通路下部温度を40℃に設定したときの結果を示している。通路下部温度が40℃の場合、ダニ除去率は加熱開始から60分後に約65%と大きかった。
【0068】
図11は、通路下部温度を50℃に設定したときの結果を示している。通路下部温度が50℃の場合、ダニ除去率は加熱開始後20分で約20%と小さかった。またこれ以降は、試験片の表面に移動するダニは見られなかった。これは、通路下部温度が高過ぎたために、通路下部付近でダニが死滅したからと考えられる。
【0069】
図12は、通路下部温度が40℃に達するまでの温度上昇率より小さな温度上昇率で、40℃から50℃まで昇温させたときの結果を示している。この場合、ダニ除去率は、加熱開始後40分で約65%となり、60分後では約75%と非常に大きくなった。これは、通路下部温度が40℃ではカーペットの表面に移動しなかったダニが40℃以上の温度に加熱されたために移動し、さらに急激に50℃まで加熱するのではなく、小さい温度上昇率で加熱したためにダニが死滅することなく移動することができたと考えられる。
【0070】
(実施例2)
さらに、実際にダニを汚染させたカーペットから掃除機を用いて吸引除去したときにかかる除去時間について実験をおこなった。
【0071】
(実験条件)
加熱体1:温度制御可能なホットプレート
シート状体2:1.5cm×1.5cmのカーペット試験片
ダニ:コナヒョウヒダニおよびヤケヒョウヒダニ
手順:ダニを試験片内に添加(約100匹)し、これをホットプレート上に載置して、通路下部温度を40℃で30分間加熱したものと、加熱しなかったものを作製した。それぞれの試験片を50cm×50cmのカーペットに埋め込み、掃除機(吸引仕事率:530W、日立製)を用いてカーペット全体の吸引を行った。
【0072】
測定:掃除機の吸引ホース内部にフィルタ状のダニ抗体キットを設け、ダニが吸引されなくなるまでの時間を測定した。ダニ抗体キットは、ダニに含まれる蛋白質を抗原とする抗体を含み、ダニがフィルタ内に存在する場合は抗原抗体反応によって変色することによってダニの存在を検出することができる。
【0073】
実験結果:加熱無しの場合の除去時間は、10秒間であった。40℃で30分間の加熱を行った場合の除去時間は5秒間で、加熱しない場合の半分の時間であった。これらの結果を6畳の部屋の大きさを掃除機で吸引した場合に換算すると、加熱無しの場合の除去時間は6分30秒間、40℃で30分間の加熱を行った場合の除去時間は、3分15秒間となる。
【0074】
このように、掃除機による吸引に必要な時間は、40℃で30分間の加熱を行った場合、加熱しない場合の半分の時間となり、容易にダニを除去することができた。
【0075】
以上の実験結果より、シート状体2の通路下部温度を40℃以上50℃未満となるように加熱体1を制御することで、ダニをシート状体2の表面付近に移動させ、容易に除去することができることがわかった。
【0076】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、ダニなどの害虫を死滅させないようにシート状鯛の表面付近に移動させることで、効率良く害虫を除去することができる。
【0077】
本発明によれば、通路下部の温度が35℃になるまでは、大きな上昇率を用いて短時間で昇温し、35℃から50℃までは、小さな上昇率を用いてダニを死滅させず、かつ移動を促進させるように昇温することで、より多くのダニを効率よく除去することができる。
【0078】
また本発明によれば、暖房用と害虫除去用とにそれぞれ加熱体の制御装置を設ける必要がなく、1つの制御装置で床暖房と害虫駆除をおこなうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】加熱体1と、加熱体1上に載置されたシート状体2の断面図である。
【図2】害虫除去方法を実現するための暖房装置100の構成を示す図である。
【図3】操作パネル33の一例を示す図である。
【図4】加熱体制御処理を示すフローチャートである。
【図5】害虫除去方法を実現するための暖房装置200の構成を示す図である。
【図6】操作パネル43の一例を示す図である。
【図7】加熱体制御処理を示すフローチャートである。
【図8】温度上昇率を変えたときの通路下部温度の変化を示すグラフである。
【図9】通路下部温度およびダニ除去率の経時変化を示すグラフである。
【図10】通路下部温度およびダニ除去率の経時変化を示すグラフである。
【図11】通路下部温度およびダニ除去率の経時変化を示すグラフである。
【図12】通路下部温度およびダニ除去率の経時変化を示すグラフである。
【符号の説明】
1 加熱体
2 シート状体
3,103 加熱体制御装置
11 電熱ヒータ
21 基材
22 表面材
31,41 CPU
32,42 メモリ
33,43 操作パネル
34 電熱ヒータ制御部
34a 電源
44 熱交換器
45 バーナ
46 貯湯槽
47 ポンプ
48 流量調整弁
100,200 暖房装置
331,431 ディスプレイ
332,432 モード切替キー
333,433 増減キー
434 選択キー
434a カーペットキー
434b 畳キー
434c フローリングキー

Claims (6)

  1. 面状の加熱体上に、
    厚み方向に害虫が移動可能な通路を有するシート状体が配置され、
    前記通路の下部の温度を、害虫が通路を移動して上昇し、かつ害虫が死滅する温度未満の温度となるように、前記加熱体によって前記シート状体を加熱することを特徴とする害虫除去方法。
  2. 前記加熱体は、前記通路の下部の温度を35℃以上50℃未満となるように前記シート状体を加熱することを特徴とする請求項1記載の害虫除去方法。
  3. 前記シート状体を加熱する際に、前記通路の下部の温度上昇率を変化させることを特徴とする請求項1記載の害虫除去方法。
  4. 前記加熱体は、前記通路の下部の温度を初期温度から50℃まで上昇させ、
    前記通路の下部の温度を初期温度から35℃まで上昇させる際の温度上昇率に比べて、35℃から50℃まで上昇させる際の温度上昇率が小さいことを特徴とする請求項3記載の害虫除去方法。
  5. 害虫が前記シート状体の表面付近に移動した状態で、シート状体の表面から害虫を除去することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の害虫除去方法。
  6. シート状体が載置される加熱体の加熱面または加熱面上のシート状体の上面の温度を暖房に適した温度となるように、前記加熱体を制御する暖房モードと、前記シート状体が有する、厚み方向に害虫が移動可能な通路の下部の温度を、害虫が通路を移動して上昇し、かつ害虫が死滅する温度未満の温度となるように、前記加熱体を制御する害虫除去モードとに切り替え可能に動作する加熱体制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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