JP2004128272A - パターン描画装置およびパターン描画方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】描画装置10にDMD22を設け、X−Yステージ駆動機構を駆動させることによってX−Yステージを連続的に一定速度で移動させる。X−Yステージの位置をステージ位置検出部において検出し、定められた露光時間に従ってDMD22のマイクロミラーXijを所定のタイミングでON/OFF制御する。このとき、1つのマイクロミラーXijに応じた投影スポットYijの走査方向に沿った幅WだけX−Yステージが相対移動するのにかかる時間に比べ、より短い時間隔でマイクロミラーXijを切り替える。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、原版となるフォトマスク(レクチル)あるいは直接シリコンウェハやプリント基板といった被描画体へ回路パターンなどの描画パターンを形成するパターン描画装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、シリコンウェハやLCD(Liquid Crystal Display)、PWB(Printed Wiring Board)など被描画体の表面に回路パターンを形成する描画装置が知られており、あらかじめ作成されたパターンデータに基づき電子ビームやレーザビームによって露光面が走査され、原版となるフォトマスクの表面に塗布された写真感材やフォトレジストなどの感光材料が光に反応することにより、回路パターンが形成される。また、フォトマスクを介さずにプリント基板やシリコンウェハなどの被描画体へ直接回路パターンを形成する描画装置も実現されている。
【0003】
描画装置においては、AOM(Acousto−Optic Modulator)など光のON/OFF制御をするための部材を光源側に設ける代わりに、LCD(Liquid CrystalDisplay)やDMD(Digital Micro−mirror Device)を用いて回路パターンを形成することが可能であり、LCDの液晶表示素子あるいはDMDの微小マイクロミラーをON/OFF制御することにより、回路パターンが被描画体に形成される(例えば、特許文献1参照)。LCD、DMDを使用することにより、精度ある回路パターンを形成することが可能となる。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−168003号公報(27頁〜30頁、図27)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、LCDやDMDなどの光変調ユニットを使用する場合、回路パターンの精度はLCDの解像度、あるいはDMDの配列構成および投影倍率に影響を受ける。すなわち、LCD、DMDの非露光面上での各素子サイズに従って、パターン精度が変わる。この場合、高精度パターンを形成するためには光を縮小投影させる必要があり、必然的に露光エリアが小さくなる。その結果、タクト(パターン形成時間)が長くなる。
【0006】
そこで本発明では、光変調ユニットを用いてパターン形成する場合において、パターンの幅に関して効率的かつ微細に調整することが可能なパターン描画装置およびパターン描画方法を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のパターン描画装置は、原版となるフォトマスクあるいはプリント基板、シリコンウェハなどの被パターン形成体の露光面にパターンを形成する描画装置であって、パターンを形成するため光を放射する光源と、規則的に配列された複数の光変調素子であって、それぞれ光源からの光を露光面へ導く第1の状態および露光面以外へ導く第2の状態のうちいずれかの状態で定められる複数の光変調素子を有する光変調ユニットと、被パターン形成体が載せられたステージを、光変調素子に対して走査方向および副走査方向へ2次元的に相対移動させるステージ相対移動手段と、露光面へ所定のパターンを形成するためにパターンデータに従って複数の光変調素子それぞれを独立に制御するパターン形成制御手段とを有する。例えば、光変調ユニットは、光変調素子としてマイクロミラーにより構成されるDMD(デジタルマイクロミラーデバイス)であり、マトリクス状にマイクロミラーが1次元あるいは2次元配列される。この場合、各マイクロミラーは、露光面へ光を導く第1の姿勢もしくは露光面外へ導く第2の姿勢のいずれかの姿勢で選択的に位置決めされる。あるいは、DMDの代わりにLCD(液晶表示装置)を適用し、液晶表示素子の配列方向を選択的に切り替えることによって光を透過もしくは遮蔽する。
【0008】
本発明のパターン描画装置は、連続移動方式によってステージを移動させる描画装置であり、ステージ相対移動手段は、ステージを一定速度で連続的に走査方向に沿って移動させる。すなわち、ラスタ走査が実行される。そして、描画装置には、光変調ユニットの露光エリアに対するステージの相対的位置を検出する位置検出手段が設けられている。なお、光変調ユニットを固定し、ステージを2次元的に移動させる構成にしてもよく、あるいは、ステージを副走査方向だけ移動させ、光変調ユニットを走査方向に沿って移動させる構成にしてもよい。
【0009】
本発明では、1つの光変調素子に応じた投影スポット分の走査方向に沿った距離(以下では素子幅距離という)をステージが相対的に移動する時間に比べ、より短い時間間隔によって複数の光変調素子それぞれ状態を切り替え可能である。したがって、光変調素子の投影スポットの領域内で露光部分および非露光部分を混在させることができる。パターン形成制御手段は、ステージの移動に合わせて定められるパターン形成露光時間および検出される該相対的位置とに従って複数の光変調素子それぞれを制御する。したがって、所定のラインにおいて走査方向の線幅が素子幅距離以下の微細なパターンを露光面に形成した後、次のラインにおいても露光タイミングを調整して同じ線幅のパターンを形成することができる。
【0010】
このように、ステージの移動スピードに対して高速で光変調素子を切替可能な光変調ユニットを備え、連続移動方式を適用することにより、光変調素子のサイズに拠らず走査方向に沿った線幅を微細に設定して回路パターンを露光面に形成することができる。また、光源側に絞りなどのシャッタ機能を有する部材を設けたり、光源自体を制御して光のON/OFF制御を行わないため、照明光が安定して露光面に到達し、高精度のパターンを形成することができる。
【0011】
連続移動方式では、露光する時間帯と露光しない時間帯が交互に訪れる。そのため、パターン形成制御手段は、回路パターンに応じた回路パターンデータを格納するパターンデータメモリと、露光面外へ光を導くように光変調素子を制御するOFFデータを格納するOFFデータメモリとを有し、光変調ユニットに応じた露光エリアを次の投影スポットまで移動させる間、OFFデータメモリに格納されるOFFデータメモリに基づいて光変調ユニットを制御することが望ましい露光しない時間帯では、常に同じメモリに格納されたOFFデータを使用するだけでよい。
【0012】
例えば、パターン形成制御手段は、パターンデータメモリおよびOFFデータメモリのいずれかと選択的に接続する露光/非露光選択スイッチを有する。パターン形成制御手段は、パターン形成露光時間が経過すると露光/非露光選択スイッチをパターンデータメモリからOFFデータメモリへ切り替える一方で、露光エリアが次の投影スポットまでステージが移動すると露光/非露光選択スイッチをOFFデータメモリからパターンデータメモリへ切り替える。
【0013】
副走査方向に沿って線幅の細いパターンを形成できるように、パターン形成露光時間は、前記露光面に対する前記露光エリアの位置に従って設定されるのが望ましい。この場合、露光面上における露光エリアの位置によって形成パターン露光時間が変わる。
【0014】
本発明のパターン描画方法は、被パターン形成体の露光面にパターンを形成するため光を放射し、規則的に配列された複数の光変調素子であって、それぞれ光源からの光を露光面へ導く第1の状態および露光面以外へ導く第2の状態のいずれかの状態で定められる複数の光変調素子を有する光変調ユニットに対して放射された光を照射させ、被パターン形成体が載せられたステージを、光変調素子に対して走査方向および副走査方向へ2次元的に相対移動させ、光変調ユニットによる露光エリアに対するステージの相対的位置を検出し、露光面へ所定のパターンを形成するため、パターンデータに従って複数の光変調素子それぞれを独立に制御するパターン描画方法であって、ステージを一定速度で連続的に走査方向に沿って移動させ、1つの光変調素子に応じた投影スポット分の走査方向に沿った距離をステージが相対的に移動する時間に比べて短い時間間隔によって、複数の光変調素子それぞれの状態を切り替え、ステージの移動に合わせて定められるパターン形成露光時間および検出される該相対的位置とに従って複数の光変調素子それぞれを制御することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下では、図面を参照して本発明の実施形態であるパターン描画装置について説明する。
【0016】
図1は、本実施形態であるパターン描画装置を模式的に示した斜視図であり、図2は、パターン描画装置に設けられた露光ユニットを模式的に示した図である。そして、図3は、ステージの移動に伴う露光エリアの移動を示した図である。本実施形態のパターン描画装置は、フォトレジストを表面に塗布したプリント基板やシリコンウェハ等の基板へ直接光を照射することによって回路パターンを形成可能な描画装置である。
【0017】
パターン描画装置10は、ゲート状構造体12、基台14を備えており、基台14には、X−Yステージ18を支持するX−Yステージ駆動機構19が搭載され、X−Yステージ18上には基板SWが設置されている。ゲート状構造体12には、基板SWの表面に回路パターンを形成するための露光ユニット20が設けられており、X−Yステージ18の移動に合わせて露光ユニット20が動作する。また、描画装置10は、X−Yステージ18の移動および露光ユニット20の動作を制御する描画制御部(ここでは図示せず)を備えている。
【0018】
図2に示すように、露光ユニット20は、DMD(Digital Micro−mirror Device)22、照明光学系24、結像光学系26を備えており、光源として使用されるアルゴンレーザ21とDMD22との間に照明光学系24が配置され、DMD22と基板SWとの間に結像光学系26が配置されている。アルゴンレーザ21から一定の強度で連続的に放射される光(レーザビーム)は、光ファイバー束(図示せず)を通って照明光学系24へ導かれる。
【0019】
照明光学系24は、凸レンズ24Aとコリメータレンズ24Bから構成されており、レーザビームLBが照明光学系24を通過すると、DMD22を全体的に照明する光束からなる光が成形される。DMD22は、オーダがμmである微小のマイクロミラーがマトリクス状に配列された光変調ユニットであり、各マイクロミラーは、静電界作用により回転移動する。本実施形態では、DMD22はM×N個の正方形状のマイクロミラーがマトリクス状に配列されて構成されており、配列(i,j)の位置に応じたマイクロミラーを“Xij”(1 ≦ i ≦ M,1 ≦ j ≦ N)と表す。
【0020】
マイクロミラーXijは、アルゴンレーザ21からの光LBを基板SWの露光面SUの方向へ反射させる第1の姿勢と、露光面SU外の方向へ反射させる第2の姿勢いずれかの姿勢で位置決めされ、描画制御部からの制御信号に従って姿勢が切り替えられる。マイクロミラーXijが第1の姿勢で位置決めされている場合、マイクロミラーXij上で反射した光は、結像光学系26の方向へ導かれる。結像光学系26は、2つの凸レンズ26A、26Cとリフレクタレンズ26Bから構成されており、結像光学系26を通った光は、露光面SUにおいて所定のスポットを照射する。一方、マイクロミラーXijが第2の姿勢で位置決めされた場合、マイクロミラーXijで反射した光は、光吸収板29の方向へ導かれ、結像光学系26から逸れることによって露光面SUには光が照射されない。以下では、マイクロミラーXijが第1の姿勢で支持されている状態をON状態、第2の姿勢で支持されている状態をOFF状態と定める。また、本実施形態では、結像光学系26の倍率は1倍に定められており、1つのマイクロミラーXijによって光が照射された露光面SUの投影スポットYijのサイズ(幅、高さ)は、マイクロミラーXijのサイズと一致する。
【0021】
X−Yステージ18が停止した状態ですべてのマイクロミラーがON状態である場合、露光面SU上には(M×W)×(N×H)のサイズを有する露光エリアEA全面に光が照射される。ただし、マイクロミラーXijの幅をW、高さをHで表し、ここではW=Hである。DMD22ではマイクロミラーXijがそれぞれ独立してON/OFF制御されるため、DMD22全体に照射した光は、各マイクロミラーにおいて選択的に反射された光の光束から構成される光となって分割される。その結果、感光性のあるフォトレジスト層が形成された露光面SUの所定の領域には、その場所に形成すべき回路パターンに応じた光が照射される。X−Yステージ18が移動することにより、露光エリアEAは走査方向に沿って露光面SU上を相対的に移動し、これにより回路パターンが走査方向に沿って形成されていく。例えば、露光面SUのサイズは500×600mm、露光エリアEAのサイズは20×15mmに定められる。
【0022】
本実施形態では、ラスタ走査に従い、X−Yステージ18が走査方向に沿って一定の速度で移動する(図3参照)。DMD22のマイクロミラーXijは、回路パターンに応じたラスタデータに基づいてそれぞれ独立して制御されており、露光エリアEAに所定の回路パターンが形成されるように、マイクロミラーXijが第1の姿勢もしくは第2の姿勢でそれぞれ位置決めされる。そして、X−Yステージ18の移動に伴う露光エリアEAの相対的移動に従って、マイクロミラーXijが順次ON/OFF制御される。1ライン分の走査が終了すると、次のラインを露光できるようにX−Yステージ18が副走査方向(Y方向)へ移動し、折り返しX−Yステージ18が走査方向に沿って移動する。すべてのラインが露光されることにより、基板SW上に回路パターンが形成される。
【0023】
図4は、描画装置における描画制御部のブロック図である。
【0024】
描画制御部30は、システムコントロール回路32、DMD制御部34、ステージ制御部38、ステージ位置検出部40、ラスタ変換部42、光源制御部44を備えており、CPU(Central Processing Unit)を含むシステムコントロール回路32は、描画装置10全体を制御する。
【0025】
描画装置10に応じた回路パターンデータがCAMデータとして描画制御部30のラスタ変換部42へ送られると、回路パターンデータがラスタ走査に応じたラスタデータに変換され、DMD制御部34に送られる。DMD制御部34は、ラスタデータとステージ位置検出部40からの相対位置情報に基づいてDMD22におけるマイクロミラーXijそれぞれのON/OFFの制御を行う。ステージ制御部38は、モータ(図示せず)を備えたX−Yステージ駆動機構19を制御し、これによってX−Yステージ18の移動速度等が制御される。ステージ位置検出部40は、X−Yステージ18の露光エリアEAに対するX−Yステージ18の相対的位置を検出する。システムコントロール回路32は、アルゴンレーザ21から光を放出するために光源制御部44へ制御信号を送るとともに、DMD制御部34に対して露光タイミングを制御するための制御信号を出力する。
【0026】
図5は、DMD制御部34を詳細に示したブロック図であり、図6は、DMD制御部34の動作をタイミングチャートで示した図である。また、図7〜図11は、露光動作に関する図である。図3、図5〜図11を用いて、本実施形態における露光動作について説明する。
【0027】
DMD制御部34は、第1メモリ34A、第2メモリ34B、第3メモリ34Cを有し、また、2つのスイッチ36A、36Bを有する。第1メモリ34A、第2メモリ34Bには、ラスタ変換部42から送られてくる回路パターンに応じたラスタデータが順次書き込まれる。一方、第3メモリ34Cには、DMD22のマイクロミラーXijすべてをOFF状態、すなわち露光面SU外へ光を導く第2の姿勢で位置決めするデータ(以下では、OFFデータという)が書き込まれている。スイッチ36A、36Bは、システムコントロール回路32およびステージ位置検出部40からの信号に基づいて切り替えられる。また、DMD制御部34には、ラスタデータをDMD22の各マイクロミラーの配列に従ったデータに変換するため、ビットマップデータを格納するビットマップメモリ(図示せず)が設けられている。
【0028】
本実施形態では、図6に示すように、ステージ位置検出部40から送られてくる露光タイミング信号に合わせて、所定のラスタデータが第1メモリ34A、第2メモリ34Bへ交互に書き込まれる。露光タイミング信号は、例えば、X−Yステージ18が走査方向に沿って相対移動する過程において、今現在露光を実行する投影エリアEAに隣接し、露光エリアEAサイズと同一のサイズを有するエリアPA(図3参照)まで移動したときに出力される信号である。すなわち、露光エリアEAが露光面SU上において1エリア分だけ移動した時に露光タイミング信号が出力される。ラスタデータがスイッチ36A/36Bを介して一方のメモリに書き込まれている間、他方のメモリに書き込まれた1エリア分のラスタデータがスイッチ36B/36Aを介して読み出される。DMD制御部34では、読み出されたラスタデータが、2次元配列されたマイクロミラーのON/OFF制御に応じた2次元ビットマップデータとしてビットマップメモリに格納される。ビットマップデータは、DMD22の各マイクロミラーの駆動信号としてDMD22へ送られる。本実施形態においては、露光タイミング信号は露光エリアEAより小さな相対移動量L=EA/n(n:自然数)の間隔で出力すればよい。
【0029】
次に、図7〜図11を用いて、本実施形態における露光動作について説明する。
【0030】
図7は、DMD22の1つのマイクロミラーXijに応じた投影スポットYijを示した図であり、図8は、マイクロミラーXijの相対移動に伴う投影スポットYijの相対移動を示した図である。前述したように、X−Yステージ18が静止した状態で1つのマイクロミラーXijが第1の姿勢(ON状態)にある場合、露光面SUにおける投影スポットYijのサイズは、X,Y方向に沿ってW×H(W=H)に定められる。
【0031】
X−Yステージ18がX方向に沿って幅W以下の距離d(<W)だけ相対移動した場合、露光面SU上の投影スポットYijも相対的に距離dだけ移動する。マイクロミラーXijがその間ON状態で維持された場合、走査方向(X方向)に沿った露光量分布は、図9に示すようになる。以下では、距離dだけ相対移動する時間を露光時間Tとする。
【0032】
図9には、1つのマイクロミラーXijの距離dに応じた全露光区間TEに対する露光量分布が示されている。アルゴンレーザ21からの光の強度が一定であり、また露光量は露光時間に比例して増加するため、全露光区間TEの中で露光時間Tの間常に光が照射されていた領域では、最大露光量pが得られる。よって、全露光区間TEに渡る露光量の分布は、0から最大露光量pに向かって次第に増加し、最大区間MEにわたって最大露光量pが維持され、その後0に向かって減少する。最大露光量pは、スポットYijの光量および距離d(露光時間T)に従う。
【0033】
本実施形態では、このような露光分布において露光量がp/2以上ある露光区間をW’と定め、W’×Hのエリアを1画素露光領域NP(図10の斜線部)として定義する。そして、距離dに応じた露光時間Tだけ所定のマイクロミラーXijがON状態に設定される。露光区間W’は投影スポットYijの幅Wと一致するため、1画素露光領域NPのサイズ(W’×H)は、投影スポットYijのサイズ(W×H)と一致する。したがって、X−Yステージ18が一定速度で移動する間に形成される回路パターンでは、マイクロミラーXijのサイズに応じた1画素露光領域NPが画素単位(露光単位)となる。露光時間T(距離d)は、感光材料の必要露光量およびスポットYijの光量によって定められる。またエッチング補正等で露光面SU上の位置により微妙に線幅を変化させたい場合に露光エリアEAと露光面SUの相対位置に応じて設定される。
【0034】
図11は、本実施形態における露光動作を示した図である。
【0035】
本実施形態では、露光エリアEAが所定距離だけ相対移動する期間に1回の露光動作が実行され、走査方向に沿って規則的に逐次露光動作が実行される。1回の露光動作から次の露光動作までの間にX−Yステージ18が相対移動する距離をAとすると、距離Aは、1画素露光領域NP、すなわち露光スポットYijのX方向に沿った幅Wの整数倍に定められる。
A=W×m (mは整数) ・・・・(1)
【0036】
そして、露光面SU上では、露光エリアEAが距離Aだけ相対移動する間、距離dに応じた露光時間Tだけ所定のマイクロミラーXijがON状態に設定され、露光エリアEAが残りの距離(A−d)を相対移動する間、すべてのマイクロミラーXijがOFF状態に設定される。
【0037】
図6では、1回目、2回目、3回目・・・の露光動作に合わせて露光時間をT1、T2・・と示しており、露光時間T1、T2、T3・・はステージ位置検出クロック信号に従って定められる。露光時間T1、T2、T3・・は、投影スポットYijが自身の幅WだけX方向に沿って相対移動する時間よりも短く、また、露光面SU上における露光エリアEAの場所に従って設定される。露光時間T1が経過する間、第1メモリ34Aに格納されたデータに基づいて所定のマイクロミラーXijがON状態に設定され、残りの距離(A―d)だけ移動する時間T1’が経過する間、第3メモリ34Cに格納されたデータに基づいてすべてのマイクロミラーXijがOFF状態に設定される。
【0038】
露光エリアEAが距離Aだけ相対移動すると、1回目と同様に2回目の露光動作が実行される。さらに露光エリアEAが距離Aだけ相対移動すると、3回目の露光動作が実行される。このような露光動作が走査方向(X方向)に沿って1ラインごとに順次実行され、その結果、露光面SUの全体に回路パターンが形成される。
【0039】
このように本実施形態によれば、光強度変調用デバイスとしてDMD22が描画装置10に設けられており、DMD22のマイクロミラーXijそれぞれを独立制御することによって露光面SUがパターニングされる。X−Yステージ18が一定の速度で連続的に移動することに伴い、露光エリアEAが走査方向(X方向)に沿って相対的に移動し、これにより回路パターンが露光面SU全体に形成される。また、マイクロミラーXijのON/OFF切替時間隔は、1つのマイクロミラーXijの幅W分だけX−Yステージ18が相対移動するのにかかる時間よりも短くなるように構成されており、露光時間Tは、幅Wだけ相対移動するのに掛かる時間よりも短く設定可能である。そして、露光エリアEAと露光面SUの相対位置に応じて露光時間Tが定められる。これにより、副走査方向(Y方向)に沿った導体パターンの幅を精度よく形成することができる。
【0040】
本実施形態ではDMD22が光変調素子ユニットとして適用されているが、SLM(Spatial Light Modulator)デバイスを適用してもよい。あるいは、DMD22の代わりに、LCDを用いてもよい。
【0041】
【発明の効果】
このように本発明によれば、光源側に変調機能を持たせる必要がなくなり、また、導線幅に関してより微細に調整したパターンを形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態であるパターン描画装置を模式的に示した斜視図である。
【図2】パターン描画装置に設けられた露光ユニットを模式的に示した図である。
【図3】ステージの移動に伴う露光エリアの移動を示した図である。
【図4】描画装置における描画制御部のブロック図である。
【図5】DMD制御部を詳細に示したブロック図である。
【図6】DMD制御部の動作をタイミングチャートで示した図である。
【図7】DMDのマイクロミラーに応じた投影スポットを示した図である。
【図8】マイクロミラーの相対移動に伴う投影スポットの相対移動を示した図である。
【図9】マイクロミラーの全露光区間に対する露光量分布を示した図である。
【図10】1画素露光領域を示した図である。
【図11】露光動作を示した図である。
【符号の説明】
10 パターン描画装置
18 X−Yステージ(ステージ)
19 X−Yステージ駆動機構(ステージ相対移動手段)
20 露光ユニット
21 アルゴンレーザ(光源)
22 DMD(光変調ユニット)
34 DMD制御部
34A 第1メモリ(パターンデータメモリ)
34B 第2メモリ(パターンデータメモリ)
34C 第3メモリ(OFFデータメモリ)
36B 選択スイッチ(露光/非露光選択スイッチ)
38 ステージ制御部
40 ステージ位置検出部
SW 基板(被パターン形成体)
SU 露光面
W マイクロミラー幅
EA 露光エリア
Xij マイクロミラー(光変調素子)
T1、T2、T3 露光時間(パターン形成露光時間)
NP 1画素露光領域
Claims (6)
- 被パターン形成体の露光面にパターンを形成するための光源と、
規則的に配列された複数の光変調素子であって、それぞれ前記光源からの光を前記露光面へ導く第1の状態および前記露光面以外へ導く第2の状態いずれかの状態に定められる複数の光変調素子を有する光変調ユニットと、
前記被パターン形成体が載せられたステージを、前記光変調素子に対して走査方向および副走査方向へ2次元的に相対移動させるステージ相対移動手段と、
前記光変調ユニットによる露光エリアに対する前記ステージの相対的位置を検出する位置検出手段と、
前記露光面へ所定のパターンを形成するため、パターンデータに従って前記複数の光変調素子それぞれを独立に制御するパターン形成制御手段とを備え、
前記ステージ相対移動手段が、前記ステージを一定速度で連続的に走査方向に沿って移動させ、
前記パターン形成制御手段が、1つの光変調素子に応じた投影スポットの走査方向に沿った距離を前記ステージが相対的に移動する時間に比べ、より短い時間間隔によって前記複数の光変調素子それぞれの状態を切り替えることが可能であり、前記ステージの移動に合わせて定められるパターン形成露光時間および検出される該相対的位置とに従って前記複数の光変調素子それぞれを制御することを特徴とするパターン描画装置。 - 前記光変調ユニットが、前記光変調素子としてマイクロミラーにより構成されるDMD(デジタルマイクロミラーデバイス)であることを特徴とする請求項1に記載のパターン描画装置。
- 前記パターン形成制御手段が、
回路パターンに応じた回路パターンデータを格納するパターンデータメモリと、
露光面外へ光を導くように前記光変調素子を制御するOFFデータを格納するOFFデータメモリとを含み、
光変調ユニットに応じた露光エリアを次の投影スポットまで移動させる間、前記OFFデータに基づいて前記光変調ユニットを制御することを特徴とする請求項1に記載のパターン描画装置。 - 前記パターン形成制御手段が、前記パターンデータメモリおよび前記光変調素子OFFデータメモリのいずれかと選択的に接続する露光/非露光選択スイッチを含み、
前記パターン形成制御手段が、前記パターン形成露光時間が経過すると前記露光/非露光選択スイッチを前記パターンデータメモリから前記OFFデータメモリへ切り替え、前記露光エリアが次の投影スポットに達すると前記露光/非露光選択スイッチを前記OFFデータメモリから前記パターンデータメモリへ切り替えることを特徴とする請求項3に記載のパターン描画装置。 - 前記パターン形成露光時間が、前記露光面に対する前記露光エリアの位置に従って設定されることを特徴とする請求項1に記載のパターン描画装置。
- 被パターン形成体の露光面にパターンを形成するため光を放射し、
規則的に配列された複数の光変調素子であって、それぞれ前記光源からの光を前記露光面へ導く第1の状態および前記露光面以外へ導く第2の状態いずれかの状態に定められる複数の光変調素子を有する光変調ユニットに対し、パターン形成のため放射された光を照射させ、
前記被パターン形成体が載せられたステージを、前記光変調素子に対して走査方向および副走査方向へ2次元的に相対移動させ、
前記光変調ユニットによる露光エリアに対する前記ステージの相対的位置を検出し、
前記露光面へ所定のパターンを形成するため、パターンデータに従って前記複数の光変調素子それぞれを独立に制御するパターン描画方法であって、
前記ステージを一定速度で連続的に走査方向に沿って移動させ、
1つの光変調素子に応じた投影スポットの走査方向に沿った距離を前記ステージが相対的に移動する時間に比べ、より短い時間間隔によって前記複数の光変調素子それぞれの状態を切り替え、
前記ステージの移動に合わせて定められるパターン形成露光時間および検出される該相対的位置とに従って前記複数の光変調素子それぞれを制御することを特徴とするパターン描画方法。
Priority Applications (1)
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