JP2004127823A - 端子コネクタ - Google Patents

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Takeshi Matsuda
松田 健
Kazuya Enami
江波 和也
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Abstract

【課題】がたつきがなく、より太いケーブルに対応でき、つまみの操作を短時間で行うことができ、より高級感のある端子コネクタを提供すること。
【解決手段】筒状部11の上部に、コンタクト15が進退自在に嵌合するガイド筒部34を一体に設け、ベース金具27は、上部を開口し、下部を底板部30とし、内壁にねじ孔28を形成した導電性金属筒からなり、このベース金具27を筒状部11の内壁側に一体に固着するとともに、側方にケーブル差し込み口29を開口し、このベース金具27のねじ孔28とコンタクト15の外壁に形成したねじ部17とを進退自在に螺合し、ケーブル差し込み口29に連通し、かつ、コンタクト15の下端の圧接面33とベース金具27の底板部30の上端面との空間をケーブル取り付けスペース20とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、音響機器、TV等におけるスピーカーターミナル、その他の電気信号の入出力に用いられる端子コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の端子コネクタは、特開2001−85080号公報、特開2001−85119号公報などに記載されている。
これらの端子コネクタは、図4(a)(b)に示すように、ハウジング10の上面に筒状部11が一体に設けられ、この筒状部11の片側又は両側にケーブル差し込み口12が設けられている。前記筒状部11の上端部内側には、抜け止め係止部38が一体に突出して形成され、つまみ19の下端外向きの抜け止め係止部39とにより抜け止め手段が構成されている。又、前記筒状部11の中心部には、ターミナル14を下面から挿入可能な貫通孔13が穿設されている。
この貫通孔13の下方には、前記ターミナル14の端子部22を嵌め込み固定するための複数個の挿入溝40がそれぞれ形成され、この挿入溝40の内部にターミナル14の係止爪36が係止している。また、ターミナル14の中心部を下向き筒状に膨出させて内側にねじ孔16を形成している。
【0003】
前記コンタクト15は、上端部の筒状に開口したプラグ接続部23と中間部の鍔部18と下端部のねじ部17とが導電性金属材料を用いて冷間鍛造等により一体に形成し、このうちプラグ接続部23と鍔部18をプラスチックなどの絶縁性材料からなるつまみ19で被覆したもので、このつまみ19の直径は、絶縁性基板10の下面から嵌合できるように前記抜け止め係止部38よりやや小さくし、かつ、このつまみ19の下端部には、貫通孔13より小さくて抜け止め係止部38よりやや大きな直径をなすように外方へ突出した抜け止め係止部39が一体に形成されている。又、ターミナル15のねじ部17の下端部には、小径部42が形成されている。
【0004】
前記端子板14は、導電性金属板からなり、中心部を下向き筒状に膨出させて内側にねじ孔16を形成し、左右を下方へ折曲して係止片21を形成し、この係止片21の左右両端部に外方へ切り起こした係止爪36を形成し、さらに、前記一方の係止片21を一体にL字形に折曲して端子部22を形成したものである。
【0005】
このような構成において、つまみ19を逆方向に回して図4(b)のように、鍔部18の下面とターミナル14の上面との間のねじ部17の周りにケーブル取り付けスペース20を形成する。そして、ケーブル差し込み口12からケーブル32を挿入すると、ケーブル取り付けスペース20の内壁に案内されねじ部17の外周に沿って屈曲する。つまみ19を正方向に回してねじ部17をねじ孔16にねじ込んでケーブル32を押圧接続する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
以上のような端子コネクタにおいて、つまみ19を正又は逆方向にまわして上下してケーブル取り付けスペース20を形成し、また、ケーブル32の挿入後はケーブル32を鍔部18とターミナル14との間で押圧接続するものであり、ケーブル取り付けスペース20を十分な大きさとするには、それだけねじ部17の直径が小さくなる。このため、以下のような問題があった。
(1)つまみ19を逆方向に回して、つまみ19を緩めてゆくときに、ねじ部17の直径が小さいため、つまみ19のがたつきが大きくなる。この種の端子コネクタでは、ねじ式タイプは、高級品のセットに使用され、がたつきのないものが求められている。
(2)筒状部11の内側のケーブル取り付けスペース20に、ねじ部17が心棒として存在しているため、そのぶんだけケーブル取り付けスペース20が狭くなる。ケーブル32には、より太いものが要望されているが、従来品ではこのようなより太いケーブル32に対応することができない。
(3)ねじ部17の直径が小さいため、ねじ部17のねじ山のピッチが小さくなって、つまみ19を締めたり、緩めたりするのにつまみ19をまわす回数が多くなり、時間がかかりすぎる。
【0007】
本発明は、がたつきがなく、より太いケーブル32に対応でき、つまみ19を締めたり、緩めたりするのを短時間で行うことができ、より高級感のある端子コネクタを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ハウジング10の筒状部11の内部で、つまみ19のコンタクト15を螺合し、前記ハウジング10のベース金具27と前記コンタクト15とで筒状部11のケーブル差し込み口12から挿入したケーブル32を押圧接続するようにした端子コネクタにおいて、前記筒状部11の上部に、前記コンタクト15が進退自在に嵌合するガイド筒部34を一体に設け、前記ベース金具27は、上部を開口し、下部を底板部30とし、内壁にねじ孔28を形成した導電性金属筒からなり、このベース金具27を筒状部11の内壁側に一体に固着するとともに、側方に前記ケーブル差し込み口12に連通するケーブル差し込み口29を開口し、このベース金具27のねじ孔28とコンタクト15の外壁に形成したねじ部17とを進退自在に螺合し、前記ケーブル差し込み口12とケーブル差し込み口29に連通し、かつ、前記コンタクト15の下端の圧接面33と前記ベース金具27の底板部30の上端面との空間をケーブル取り付けスペース20としたことを特徴とする端子コネクタである。
【0009】
つまみ19を緩めると、コンタクト15が次第に上昇する。このとき、コンタクト15とベース金具27との螺合部分がつまみ19の全体の直径に比較して十分大きな径を有するので、がたつきがほとんどなく、つまみ19を緩めることができ、安定した高級感のある動作となる。この状態では、コンタクト15の圧接面33とベース金具27の底板部30との間には、心棒のない大きな空間からなるケーブル取り付けスペース20が形成される。
このスペース20にケーブル32をケーブル差し込み口12、29を通して差し込み、つまみ19を締めると、ケーブル32が圧接面33と底板部30との間で挟みつけられ、電気的にターミナル14に押圧接続される。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明による端子コネクタは、絶縁性ハウジング10の上面の筒状部11の内壁にねじ孔28を形成し、かつ、つまみ19の外壁にねじ部17を形成することで、つまみ19を筒状部11内で上下するようにし、つまみ19を緩めたとき、ケーブル32を挿入接続するケーブル取り付けスペース20には、心棒のない構造としたものである。
筒状部11の内壁にねじ孔28を形成するには、第1実施例として、筒状部11の内側にベース金具27を嵌め込み、このベース金具27の内側にねじ孔28を形成し、また、コンタクト15の外壁に直接ねじ部17を形成する。
第2実施例では、筒状部11の内壁にねじ孔28を形成するのに、市販のナット37を嵌め込んでこのナット37のねじ孔をねじ孔28として利用する。
【0011】
このような構成において、つまみ19を逆方向に回すと、つまみ19が筒状部11の内側に螺合しつつ上昇し、ケーブル取り付けスペース20とターミナル14との間には、心棒のない状態で広い空間が形成される。筒状部11のケーブル差し込み口12からケーブル取り付けスペース20内にケーブル32を挿入してターミナル14の上面とコンタクト15の下面の圧接面33とで押圧接続する。つまみ19の上下動は、筒状部11の内壁のねじ孔28とつまみ19の外壁のねじ部17とが大きな直径を持って螺合するので、がたつくことがない。
【0012】
【実施例】
本発明による端子コネクタの第1実施例を図1(a)(b)(c)に基づき説明する。
なお、従来例を示す図4と同一部分については同一符号を付ける。
図1において、絶縁性のハウジング10の上面には、筒状部11が一体に又は別体に設けられ、この筒状部11の上部には、筒状部11よりやや小径のガイド筒部34が一体に設けられ、このガイド筒部34内を後述するコンタクト15が進退するように設けられている。このガイド筒部34の上端部外側には、抜け止め係止部38が一体に突出して形成されている。
【0013】
前記筒状部11の片側又は両側には、ケーブル32の差し込まれるケーブル差し込み口12が設けられている。この筒状部11の内側には、上部を開口した導電性金属の筒からなるベース金具27が固定的に嵌め込まれている。このベース金具27には、内壁にねじ孔28が形成されるとともに、側部に前記ケーブル差し込み口12と連通するケーブル差し込み口29が形成されている。また、このベース金具27の内部がケーブル取り付けスペース20を形成し、底板部30の少し窪んだ面がケーブル32との押圧接続部分となる。さらに、この底板部30の下端部から加締め部31が一体に延び、ハウジング10の貫通孔13を貫通し、ハウジング10の下面でターミナル14と一体に加締めて電気的に導通しつつ固定されている。
【0014】
前記コンタクト15は、導電性金属材料からなり、下半部の外壁にねじ部17が形成され、下端部にねじ部17よりわずかに小さな小径部42が形成され、この小径部42の下面には、(c)に示すように、十文字状、螺旋状などの複数の小さな溝や梨地面、凹凸面などのように表面積を多くし、接触抵抗を高める圧接面33が形成され、さらに、上端から円形穴のプラグ接続部23が穿設されている。このコンタクト15の外周は、プラスチックなどの絶縁性材料からなるつまみ19で被覆され、このつまみ19の上端中央にプラグ挿入口26が穿設され、前記コンタクト15が加締めて固着されている。また、このコンタクト15の外壁とつまみ19の内壁との間には、前記ガイド筒部34が進退するガイド溝35が形成されている。このガイド溝35に臨ませた状態で、つまみ19の下端部内側に、前記抜け止め係止部38と係止して抜け止めとなる抜け止め係止部39が形成されている。
【0015】
次に、このような構成における作用を説明する。
図1(a)のようにつまみ19が締められた状態から、つまみ19を逆方向に回すと、ベース金具27のねじ孔28に螺合しているコンタクト15のねじ部17が次第に上昇する。このとき、コンタクト15の圧接面33とベース金具27の底板部30とは、つまみ19の全体の直径に比較して十分大きな径を有するので、つまみ19を緩めるときのがたつきがほとんどなくなり、安定した高級感のある動作となる。ねじ孔28とねじ部17がほとんど外れた状態になると、抜け止め係止部38に抜け止め係止部39が係止し、それ以上つまみ19を逆方向に回してもつまみ19が上昇することはない。この状態では、コンタクト15の圧接面33とベース金具27の底板部30との間には、心棒のない大きな空間からなるケーブル取り付けスペース20が形成される。
【0016】
ここで、ケーブル32をケーブル差し込み口12、29を通して差し込み、つまみ19を正方向に回すと、つまみ19と一体にコンタクト15が下降し、ケーブル32が圧接面33と底板部30との間で挟みつけられ、ケーブル32は、電気的にターミナル14に押圧接続される。また、ケーブル32は、底板部30の上で圧接面33が捻られることによってより確実に接触し、かつ、底板部30の窪み部分の周縁の段差部分でケーブル32が折り曲げられて抜け出ることを防いでいる。
【0017】
本発明による端子コネクタの第2実施例を図2(a)(b)に基づき説明する。
第1実施例では、ベース金具27の上半分を上端開口した導電性金属筒とし、このベース金具27の内壁にねじ孔28を形成した。そのため、ベース金具27のねじ孔28の加工やケーブル差し込み口29の加工にやや手間がかかる。
そこで、第2実施例では、筒状部11の成型時に、ケーブル取り付けスペース20の上部に位置して汎用のナット37を一体に埋め込み、かつ、下部に位置して金属筒のないベース金具27を埋め込んで構成している。この場合、ベース金具27は、その底板部30の上面を単に平坦にするか、窪みや凹凸面を形成するだけでよい。
【0018】
このように、第2実施例では、筒状部11のナット37に、コンタクト15のねじ部17を螺合してつまみ19の上下動を行うようにしたものである。ケーブル32の着脱作用は、第1実施例と変わるところはないが、汎用のナット37を使用することで、部品製造のコストの低減が図れる。
なお、プラグ接続部23にバナナプラグ24を差し込み接続する場合には、ナット37とベース金具27が筒状部11を介して絶縁されているので、図2(a)のように、つまみ19を締めこんで圧接面33と底板部30が接触している状態であることが必要である。
逆に、プラグ接続部23にバナナプラグ24を差し込んだままでもつまみ19を緩めて圧接面33と底板部30とを離した状態とすることでバナナプラグ24を抜かずに電気的に開放することができる。
【0019】
本発明による端子コネクタの第3実施例を図3(a)(b)に基づき説明する。
第1実施例では、ベース金具27の上半分を上端開口した導電性金属筒とし、このベース金具27の内壁にねじ孔28を形成した。また、第2実施例では、筒状部11の成型時に、ケーブル取り付けスペース20の上部に位置して汎用のナット37を一体に埋め込んで構成した。
これに対し、第3実施例では、筒状部11と一体のガイド筒部34の内壁に直接ねじ孔28を形成し、また、つまみ19側には、コンタクト15の外周とつまみ19の内周との間につまみ内筒41を固着し、このつまみ内筒41にねじ部17を形成したものである。そして、ガイド筒部34のねじ孔28とつまみ内筒41のねじ部17とを螺合したものである。ケーブル32の着脱作用は、第1実施例と変わるところはない。
【0020】
なお、コンタクト15の下端部の圧接面33は、つまみ内筒41の外形よりやや直径を大きくした鍔部18とすることにより、筒状部11とガイド筒部34の内部の段差に係止せしめることで、抜け止め係止部38と抜け止め係止部39を形成する必要がなくなる。
前記ターミナル14は、その外周の2〜3箇所に嵌合爪43を一体に折り曲げて形成することで、コンタクト15の鍔部18を嵌合してケーブル32の抜け止めをより確実にする。
前記つまみ19は、つまみ内筒41の外側に一体に被せるようにしたが、このような構成において、つまみ19を透明又は半透明の材料で構成し、つまみ内筒41を、例えば、プラスなら赤、マイナスなら黒のように色分けすることができる。また、端子コネクタは、一般に、4個、8個など複数個を所定間隔で取り付ける場合が多いので左、右、中央などの区別を赤、青、緑、グレー、黒、黄色、などの色分けとすることもできる。
【0021】
また、つまみ19の上端のプラグ挿入口26に臨ませて、バナナプラグ24の挿入を防止する蓋45を設けることにより、目的外のプラグの挿入を防止し、バナナプラグ24を挿入する場合に切り取り溝44から破壊して蓋45を除去するように構成することができる。このような構成は、プラグ接続部23の上端の加締め工程がないものに限られる。
【0022】
前記第1実施例と第2実施例では、ベース金具27とターミナル14とを分離して形成して、組み立て時に結合するようにした。このような2部品構成とすることで、ベース金具27に金メッキを施し、ターミナル14に半田メッキとするなどこれらの2部品のカスタマイズが可能となる。
【0023】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、筒状部11の上部に、コンタクト15が進退自在に嵌合するガイド筒部34を一体に設け、筒状部11の内壁側に設けたねじ孔28とコンタクト15の外壁側に設けたねじ部17とを螺合し、ケーブル差し込み口12に連通し、かつ、コンタクト15の下端の圧接面33と前記ベース金具27の底板部30の上端面との空間をケーブル取り付けスペース20としたので、ねじ部が心棒として存在しなくなり、ケーブル取り付けスペース20を十分な大きさとすることができ、太いケーブル32に対応できる。ねじ部17の直径をつまみ19の直径に近い太さに形成できるため、がたつきのないものが得られ、高級品のセットに使用できるとともに、コンタクト15の上下動に伴うケーブル32の着脱動作をすばやく行うことができる。。
【0024】
請求項2記載の発明によれば、筒状部11の上部に、コンタクト15が進退自在に嵌合するガイド筒部34を一体に設け、ベース金具27は、上部を開口し、下部を底板部30とし、内壁にねじ孔28を形成した導電性金属筒からなり、このベース金具27を筒状部11の内壁側に一体に固着するとともに、側方に前記ケーブル差し込み口12に連通するケーブル差し込み口29を開口し、このベース金具27のねじ孔28とコンタクト15の外壁に形成したねじ部17とを進退自在に螺合し、ケーブル差し込み口12とケーブル差し込み口29に連通し、かつ、コンタクト15の下端の圧接面33とベース金具27の底板部30の上端面との空間をケーブル取り付けスペース20としたので、筒状部11にベース金具27を組み込むのに、モールド成型加工によって製造でき、組み立てが簡単になる。
【0025】
請求項3記載の発明によれば、筒状部11の上部に、コンタクト15の進退自在に嵌合するガイド筒部34を一体に設け、筒状部11の内壁であって、ケーブル差し込み口12のやや上部にナット37を設け、このナット37のねじ孔28とコンタクト15の外壁側に設けたねじ部17とを進退自在に螺合し、ケーブル差し込み口12に連通し、かつ、コンタクト15の下端の圧接面33とベース金具27の上面との空間をケーブル取り付けスペース20としたので、コンタクト15のねじ部17と螺合するねじ孔28は、市販のナット37を使用し筒状部11にモールド成型加工するだけで製造でき、部品コストを大幅に低減できる。
【0026】
請求項4記載の発明によれば、筒状部11に上方へ一体に延びたガイド筒部34を設け、コンタクト15の外周につまみ内筒41を固定的に被せ、ガイド筒部34の内壁に設けたねじ孔28とつまみ内筒41の外壁に設けたねじ部17とを進退自在に螺合し、つまみ内筒41の外周にガイド筒部34の進退空間のガイド溝35を介在してつまみ19を固着し、ケーブル差し込み口12に連通し、かつ、コンタクト15の下端の圧接面33とベース金具27の上面との間をケーブル取り付けスペース20としたので、つまみ19は、つまみ内筒41の外側に一体に被せることにより、つまみ19を透明又は半透明の材料で構成し、つまみ内筒41を、例えば、プラスなら赤、マイナスなら黒のように色分けすることができる。また、端子コネクタは、一般に、4個、8個など複数個を所定間隔で取り付ける場合が多いので左、右、中央などの区別を赤、青、緑、グレー、黒、黄色、などの色分けとすることもできる。
【0027】
請求項5記載の発明によれば、コンタクト15の下端の圧接面33に、接触抵抗を高める凹凸を形成したので、ケーブル32の押圧接続が確実に行われる。
【0028】
請求項6記載の発明によれば、ガイド筒部34の外壁部の上端部に外向きに抜け止め係止部38を形成し、つまみ19の内壁の下端部に内向きに抜け止め係止部38と係脱する抜け止め係止部39を形成したので、つまみ19を緩めすぎてもつまみ19が抜け出ることから防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による端子コネクタの第1実施例を示すもので、(a)は、つまみ19を締め付けた状態の断面図、(b)は、つまみ19を緩めた状態の断面図、(c)は、コンタクト15の圧接面33の底面図である。
【図2】本発明による端子コネクタの第2実施例を示すもので、(a)は、つまみ19を締め付けた状態の断面図、(b)は、つまみ19を緩めた状態の断面図である。
【図3】本発明による端子コネクタの第3実施例を示すもので、(a)は、つまみ19を締め付けた状態の断面図、(b)は、つまみ19を緩めた状態の断面図である。
【図4】従来の端子コネクタを示すもので、(a)は、つまみ19を締め付けた状態の断面図、(b)は、つまみ19を緩めた状態の断面図である。
【符号の説明】
10…ハウジング、11…筒状部、12…ケーブル差し込み口、13…貫通孔、14…ターミナル、15…コンタクト、16…ねじ孔、17…ねじ部、18…鍔部、19…つまみ、20…ケーブル取り付けスペース、21…圧入係止片、22…端子部、23…プラグ接続部、24…バナナプラグ、26…プラグ挿入口、27…ベース金具、28…ねじ孔、29…ケーブル差し込み口、30…底板部、31…加締め部、32…ケーブル、33…圧接面、34…ガイド筒部、35…ガイド溝、36…係止爪、37…ナット、38…抜け止め係止部、39…抜け止め係止部、40…挿入溝、41…つまみ内筒、42…小径部、43…嵌合爪、44…切り取り溝、45…蓋。

Claims (6)

  1. ハウジング10の筒状部11の内部で、つまみ19のコンタクト15を螺合し、前記ハウジング10のベース金具27と前記コンタクト15とで筒状部11のケーブル差し込み口12から挿入したケーブル32を押圧接続するようにした端子コネクタにおいて、前記筒状部11の上部に、前記コンタクト15が進退自在に嵌合するガイド筒部34を一体に設け、前記筒状部11の内壁側に設けたねじ孔28と前記コンタクト15の外壁側に設けたねじ部17とを螺合し、前記ケーブル差し込み口12に連通し、かつ、前記コンタクト15の下端の圧接面33と前記ベース金具27の底板部30の上端面との空間をケーブル取り付けスペース20としたことを特徴とする端子コネクタ。
  2. ハウジング10の筒状部11の内部で、つまみ19のコンタクト15を螺合し、前記ハウジング10のベース金具27と前記コンタクト15とで筒状部11のケーブル差し込み口12から挿入したケーブル32を押圧接続するようにした端子コネクタにおいて、前記筒状部11の上部に、前記コンタクト15が進退自在に嵌合するガイド筒部34を一体に設け、前記ベース金具27は、上部を開口し、下部を底板部30とし、内壁にねじ孔28を形成した導電性金属筒からなり、このベース金具27を筒状部11の内壁側に一体に固着するとともに、側方に前記ケーブル差し込み口12に連通するケーブル差し込み口29を開口し、このベース金具27のねじ孔28とコンタクト15の外壁に形成したねじ部17とを進退自在に螺合し、前記ケーブル差し込み口12とケーブル差し込み口29に連通し、かつ、前記コンタクト15の下端の圧接面33と前記ベース金具27の底板部30の上端面との空間をケーブル取り付けスペース20としたことを特徴とする端子コネクタ。
  3. ハウジング10の筒状部11の内部で、つまみ19のコンタクト15を螺合し、前記ハウジング10のベース金具27と前記コンタクト15とで筒状部11のケーブル差し込み口12から挿入したケーブル32を押圧接続するようにした端子コネクタにおいて、前記筒状部11の上部に、前記コンタクト15の進退自在に嵌合するガイド筒部34を一体に設け、前記筒状部11の内壁であって、前記ケーブル差し込み口12のやや上部にナット37を設け、このナット37のねじ孔28と前記コンタクト15の外壁側に設けたねじ部17とを進退自在に螺合し、前記ケーブル差し込み口12に連通し、かつ、前記コンタクト15の下端の圧接面33と前記ベース金具27の上面との空間をケーブル取り付けスペース20としたことを特徴とする端子コネクタ。
  4. ハウジング10の筒状部11の内部で、つまみ19のコンタクト15を螺合し、前記ハウジング10のベース金具27と前記コンタクト15とで筒状部11のケーブル差し込み口12から挿入したケーブル32を押圧接続するようにした端子コネクタにおいて、前記筒状部11に上方へ一体に延びたガイド筒部34を設け、前記コンタクト15の外周につまみ内筒41を固定的に被せ、前記ガイド筒部34の内壁に設けたねじ孔28と前記つまみ内筒41の外壁に設けたねじ部17とを進退自在に螺合し、前記つまみ内筒41の外周に前記ガイド筒部34の進退空間のガイド溝35を介在してつまみ19を固着し、前記ケーブル差し込み口12に連通し、かつ、前記コンタクト15の下端の圧接面33と前記ベース金具27の上面との間をケーブル取り付けスペース20としたことを特徴とする端子コネクタ。
  5. コンタクト15の下端の圧接面33に、接触抵抗を高める凹凸を形成したことを特徴とする請求項1〜4記載の端子コネクタ。
  6. ガイド筒部34の外壁部の上端部に外向きに抜け止め係止部38を形成し、つまみ19の内壁の下端部に内向きに前記抜け止め係止部38と係脱する抜け止め係止部39を形成したことを特徴とする請求項1〜3記載の端子コネクタ。
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