JP2004127460A - 多値記録対応の光記録媒体、およびその記録方法 - Google Patents

多値記録対応の光記録媒体、およびその記録方法 Download PDF

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Abstract

【課題】各多値レベルの変動(ジッタ)の少ない光記録媒体を提供すること。ダイナミックレンジの拡大を図り、容易で信頼性の高い多値レベルの判定ができる光記録媒体を提供すること。多値レベル間のリニアリティが向上した光記録媒体を提供すること。最小記録マーク部が正確に記録でき、また良好に再生できる光記録媒体を提供すること。
【解決手段】記録マーク部からの反射率レベルの違いによって、その記録マーク部の種別を判断する多値記録対応の光情報記録媒体であって、記録光の照射によって反射率が減少する層構成を有し、記録光を未照射とすることで記録マーク部が形成され、記録光を照射することでスペース部が形成されたことを特徴とする光情報記録媒体。
【選択図】    なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光記録媒体、およびその記録再生方法において、記録マーク部の信号レベルを3値以上の値に制御する多値記録対応の光記録媒体、およびその多値記録再生方法に関する。特に青色レーザのような短波長領域で記録再生が行なわれる多値記録対応の光記録媒体、およびその多値記録再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術として、記録マーク部の大きさや長さ、あるいは記録マーク部の間隔を精度よく判別して、多値情報の再生を行ない、光記録媒体の高密度化とデータ転送速度の高速化を行なうことを目的とし、また、構成として、収束直径の異なる複数のレーザ光を同一の記録面上に照射し、それぞれのレーザ光の反射光または透過光から得られる再生信号を比較して、再生情報のレベル判定を行なうことが提案されている。この従来技術は、互いに等しい面積で分割されたセル単位に、1つの記録マーク部(位相ピット)を配置し、この記録マーク部の大きさ(セルに対する占有面積率)で多値情報を記録する方式を採用している。この記録マーク部の形状(長さ、幅)或いは、記録マーク部の間隔を精度良く検出するために、各記録マーク部の再生信号レベルが波長に依存して変化する特性を利用し、各波長で検出された再生信号レベルの組み合わせ情報から多値レベルを判定している(例えば、特許文献1参照。)。この原理では再生に複数の波長を用いるため、記録再生用の光学ヘッドに複数波長のレーザダイオード(LD)、複数波長用の検出器及び光学系を持つ必要があり、光学ヘッドの構成が複雑で実用に適さない問題がある。
【0003】
また、他の従来技術として、面密度で現状の約4から5倍密度を実現する記録再生方式を提案し、特に光記録プロセス上で安定に記録でき、かつ検出信号波形の変化の中で、多値のレベルとそのレベルをとるときのタイミングに情報を持たせる記録再生方式が提案されており、その構成として、情報の構成要素を光学的な深さの違ったマークの配列として表現し、該マーク配列は特定形状の単一マークの組み合わせからなり、該マークの有無、マークの位置ズレからなる複数のマークによって単位情報を表現し、該マークピッチは再生光学系の空間周波数よりも高くすることが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
また、他の従来技術としては、互いに等しい面積で分割されたセル単位に、複数個の単一記録マーク部(位相ピット)を配置し、この単一記録マーク部位置の組み合わせを利用して、多値情報を記録する方式を採用し、1つの記録マーク部と1つのスペースの組み合わせで構成される長さが、記録再生用の集光ビーム径(BD)の約半分となる光学伝達特性に基づく再生限界以上の空間周波数成分を有する記録マーク部列で構成されていることが特徴である旨のを開示したものがある(例えば、特許文献3参照)。
【0005】
しかし、上記従来技術には以下のような問題点がある。
<多値記録媒体における、多値レベル変動の問題>
従来の2値記録の光記録媒体では、記録マーク部の信号レベルや、未記録部の信号レベルを判断せず、ほぼ最短マークの振幅中心に追従するスライスレベルによって、その記録マーク部の長さを判断している。そのため、スライスレベルと交差する幅(T)のみが重要であった。したがって、再生ビーム径よりも長い記録マーク部から得られる再生信号のボトム値(反射率や電圧値の最小値)は、記録位置(半径位置等)によって、どのような変動(バラツキ)を有しても良かった(図1参照)。
図1(a)〜(c)は最小反射率の値は同じであるが、最小反射率を示す記録マーク部内の位置が異なる例であり、(d)〜(f)は最小反射率の値が異なる例である。記録マーク部の信号波形がいずれの形状であっても、良好な記録再生特性が実現できる。
【0006】
一方、記録マーク部の信号レベルを3値以上の値に制御する光記録媒体の多値記録再生方法においては、その記録信号レベルの値で、その記録マーク部の種類を判断する。なお、図20に、多値記録の様子を示した。
図20は、通常、記録再生光のビーム径よりも小さく設定された基本セル中に、8つの信号レベルを記録する例を示すもので、基本セル中に長さの異なる記録マーク部を形成する(色の濃い部分が記録マーク部に相当。記録マークの長さの他、幅や、紙面垂直方向の厚みが異なっていても良い)。
したがって、例えば、長い記録マーク部を有する基本セルが連続して配置される場合(図2参照。従来の2値記録において、再生ビーム径よりも長い記録マーク部を再生した場合に相当)、記録マーク部から得られる再生信号のボトム値が変動することは、再生エラーを引き起こすため、その変動量を非常に小さくしなければならない。
すなわち、基本セル中に長い(大きな)記録マーク部が形成された部分が連続する場合、多値レベルは図中の破線で示したようなサンプリングタイミングT、T、Tでの反射率レベル(電圧値)で判定されるため、図2(a)〜(c)のように、再生信号波形のボトムレベルが一定値とならないと、多値レベルの判定が正確にできなくなる。
【0007】
一般的には熱干渉や変形干渉(記録が変形により起こる場合、隣接変形部の影響により変形形状が干渉を受ける)、あるいは隣接トラックからのクロストーク等によって、再生信号のボトム値を均一化することは非常に難しい。
また、特に色素系などの追記型光記録媒体では、記録マーク部の大きさ(幅や色素膜厚方向の変質領域)が記録マーク部内で均一となりずらいため、例えば、長い記録マーク部が連続して配置される場合(従来の2値記録において、再生ビーム径よりも長い記録マーク部を再生した場合に相当)、その記録信号レベルは一定値を示さなくなり易く、再生エラーが増大するという問題がある。
【0008】
<多値記録媒体において、ダイナミックレンジが小さい問題>
ところで、近年高密度化のために青色レーザを用いた光記録媒体の開発が盛んである。また、多層化によって高密度化を図る動きも盛んである。青色領域での光記録媒体の開発は、相変化型光記録媒体を中心に行なわれており、反射率(未記録時の反射率)は一般的に5〜20(%)前後と低い。また、多層化型光記録媒体の場合も、同様に相変化型光記録媒体を中心に行なわれており、反射率(未記録時の反射率)は低い。また、近年有機材料を用いた追記型光記録媒体の開発も行なわれているが、青色領域での反射率はCD−RやDVD−R並みの高反射率を有するものでなく、低反射率である。このように、現在開発中の青色対応の光記録媒体のほとんどは、低反射率である。
従来の2値記録では、未記録時の反射率が低反射率であっても、充分な変調度を確保できれば所望の記録再生特性が確保できていたが、記録マーク部の信号レベルを3値以上の値に制御する光記録媒体では、変調度が充分確保されていても、充分なダイナミックレンジ(未記録時の電圧レベルと最大記録マーク部の電圧レベル差)が確保されないと、所望の記録再生特性は確保できない。
【0009】
すなわち、記録マーク部の信号レベルを3値以上の値に制御する光記録媒体では、図3に示すように(8値記録の例)、例えば、レベル5の信号の反射率レベルRと、レベル6の反射率レベルRを精度良く区別するためには、RとRの電圧レベル差(すなわち反射率差)h1が大きい必要があり、この多値記録媒体では変調度(((未記録時の電圧レベル)−(最大記録マーク部の電圧レベル))/(未記録時の電圧レベル))が大きくてもダイナミックレンジが小さな光記録媒体では、多値レベル判定の精度が大幅に低下する。
実際、赤色レーザ用に最適化した相変化型光記録媒体と、青色レーザ用に最適化した相変化型光記録媒体に、従来の2値記録を行なった様子を図4(赤色レーザ用の相変化型光記録媒体に記録した図)、図5(青色レーザ用の相変化型光記録媒体に記録した図。なお図4、図5の右下矢印はグランドレベルを示す)に示すが、青色レーザ対応のメディアは赤色レーザ対応のメディアに比べて未記録時の、受光素子から得られる電圧レベルが1/3となっており、ダイナミックレンジは1/3よりも小さくなっていることが確認できる。すなわち、青色レーザのような短波長領域では、各多値レベルの電圧(反射率)変動許容幅が、大幅に減少するという問題がある。
【0010】
<多値レベルのリニアリティの問題>
多値レベルと、すなわち基本セル中の記録マーク部の長さ(大きさ)と、反射率(電圧値)はリニアな関係にあることが理想である。
この多値レベルのリニアリティが大きく崩れると、各多値レベルの変動許容幅(電圧幅あるいは反射率幅)がある多値レベル間で極端に狭くなり、場合によっては多値レベル間の反転(本来の多値レベルの大小関係とは逆の電圧値が得られる)が起きてしまうという問題がある。
【0011】
図6は、青色レーザ用に最適化した組成を有する相変化型光記録媒体に、多値記録を行なった場合の再生信号を示すものである。左側は、レベル1〜レベル6までの多値レベル信号を未記録の基本セル2つを介して記録した場合の再生信号、右図は、レベル1〜レベル6までの多値レベル信号を未記録の基本セル3つを介して記録した場合の再生信号を示すものである。いずれの再生信号においても、レベル1とレベル2の再生信号レベル(電圧値)が近接しており、多値レベルのリニアリティが低下している。この多値レベルのリニアリティは、記録ストラテジである程度補償することが可能であるが、記録密度が高まってくると、急激に悪化する傾向にある。また、仮に記録ストラテジで多値レベルのリニアリティがある程度改善できるとしても、記録ストラテジの複雑化を招くため、できるだけ単純な記録ストラテジで記録できることが好ましい。
【0012】
<多値記録媒体において、微小マークが形成されずらい問題>
多値対応の光記録媒体は、一般的に2値記録媒体よりも高密度化を図る(2値記録と同容量の多値記録媒体では、多値記録媒体のメリットがない)ため、最小マークの大きさは、2値記録媒体に比べて小さくなる(基本セル長が既に再生ビーム径よりも小さい)。
【0013】
相変化型の光記録媒体では、アモルファスとなる記録マーク部の大きさが冷却時間・速度によって決まるため、三日月型の記録マーク部が形成される(図7上段参照)。この三日月型記録マーク部では、記録マーク部の長さが、再生ビーム径に対して非常に小さくなっても、記録マーク部の幅が広いため、ある程度の振幅を有する信号を発生させることができる。
【0014】
一方、例えば有機材料を用いた追記型光記録媒体では、記録レーザ光が照射されて記録層が一定以上の高温になった部分、あるいは記録層に一定以上の光強度を有する光が照射された部分が記録マーク部となる。すなわち、記録ビームよりも充分小さな記録マーク部を形成する場合、記録ビームの形状(多少の楕円形状は示すが、概ね円形状である)と比例した記録マーク部が形成されることになり、記録マーク長が短い記録マーク部では、その幅も小さな記録マーク部となる(図7下段参照)。このため、記録マーク部が非常に小さくなると、充分な振幅を有する信号を発生させることができるなくなり、またバラツキの非常に大きな信号となるという問題がある。
【0015】
【特許文献1】
特開平5−205274号公報
【特許文献2】
特開平7−121881号公報
【特許文献3】
特開平8−147695号公報
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記課題を解決することを目的とする。すなわち、
(イ)各多値レベルの変動(ジッタ)の少ない光記録媒体の提供、
(ロ)ダイナミックレンジの拡大を図り、容易で信頼性の高い多値レベルの判定ができる光記録媒体の提供、
(ハ)多値レベル間のリニアリティが向上した光記録媒体の提供、
(ニ)最小記録マーク部が正確に記録でき、また良好に再生できる光記録媒体の提供、
を図ることを目的とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1では、いわゆるHigh to Low記録型(記録光を照射すると反射率が低下する記録)の光記録媒体において、上記課題(イ)、(ハ)、(ニ)を解決する光記録媒体を提供するもので、請求項2は上記課題(イ)、(ハ)、(ニ)を解決する光記録媒体への記録方法を提供するものである。請求項3では、いわゆるLow to High記録型(記録光を照射すると反射率が増加する記録)の光記録媒体において、上記課題(ロ)、(ハ)を解決する光記録媒体を提供するもので、請求項4は上記課題(ロ)、(ハ)を解決する光記録媒体への記録方法を提供するものである。請求項5では、いわゆるLow to High記録型(記録光を照射すると反射率が増加する記録)の光記録媒体において、上記課題(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)を解決する光記録媒体を提供するもので、請求項6は上記課題(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)を解決する光記録媒体への記録方法を提供するものである。
【0018】
本発明では、鋭意検討の結果、多値記録対応の光記録媒体、およびその記録方法においては、まず各多値レベルの変動幅の抑制が重要で、スペース部の信号レベルはさほど重要でないことを考慮し、記録光を未照射とすることで記録マーク部が形成され、記録光を照射することでスペース部が形成される光情報記録媒体、および、記録光を未照射とすることで記録マーク部を形成し、記録光を照射することでスペース部を形成する光情報記録媒体への記録方法を提案する。
また、本発明では、鋭意検討の結果、多値記録対応の光記録媒体、およびその記録方法においては、多値レベル間のレベル差拡大(ダイナミックレンジの拡大)が重要であるため、記録光の照射によって反射率が増加する層構成を有した光記録媒体を用いることを提案する。
【0019】
以下、本発明の光記録媒体、およびその記録方法について詳細に説明する。
<請求項1、2、5〜6における、「記録マーク部を形成する場合にはレーザ光を未照射とし、記録部を形成させない場合にレーザ光を照射する」という発明について。>
従来、各多値レベル(記録マーク部)がレーザ光の照射によって形成されるため、記録マーク部の電圧値(反射率)は、
(1)未記録時に存在する反射率変動(基板溝形状のバラツキ、基板や回転装置の偏芯、各層の膜厚バラツキ等による)、
(2)再生時のトラッキング変動による反射率変動、
(3)再生時のチルト変動による反射率変動、
(4)記録時のトラッキング変動による反射率変動、
(5)記録時のチルト変動による反射率変動、
(6)記録時のパワー変動による反射率変動、
(7)記録時の波長変動による反射率変動、
(8)記録時のレーザ発光パターンの変動による反射率変動、
(9)その他、記録時の電気回路に存在する変動に起因する反射率変動、
等の変動の影響を受けるため、そのバラツキ量を制御することは難しい。そのため、記録密度を充分高めることができず、また再生信頼性の低下した光記録媒体となる。
【0020】
そこで、本発明においては、各多値レベル(記録マーク部)の電圧値(反射率)の変動を、最小限に抑えるために、記録しようとする元々の情報列の記録部とスペース部を入れ替えて記録する光記録媒体、および記録方法を特徴としている。
この光記録媒体、および記録方法では、記録マーク部を形成する場合にはレーザ光を未照射とし、記録部を形成させない場合にレーザ光を照射する。
これによって、記録マーク部ではレーザ光を照射しなくて良いため、各多値レベルの変動幅(バラツキ幅)は大幅に減少させることが可能となる。
なぜなら、上述の記録マーク部変動要因のうち、
(4)記録時のトラッキング変動による反射率変動、
(5)記録時のチルト変動による反射率変動、
(6)記録時のパワー変動による反射率変動、
(7)記録時の波長変動による反射率変動、
(8)記録時のレーザ発光パターンの変動による反射率変動、
の変動の影響を完全に排除できるためである。
【0021】
例えば、図11に示すように、従来の光記録媒体への(記録光の照射によって反射率が減少する光記録媒体)、従来の多値記録方法では(記録マーク部を形成する場合にはレーザ光を照射し、スペース部を形成させる場合にはレーザ光を照射しない記録方法)、記録マーク部からの再生信号レベル(電圧値や反射率)に大きなバラツキが生じる。したがって、図14に示すように、多値レベルmではδmの変動量を有し、多値レベルmではδmの変動量を示すことになる。そのため、δmとδmが大きくなると、多値レベルの判定に大きな誤りを生じさせてしまう。これに対して、本発明の光記録媒体、およびその多値記録方法の一例では(記録光の照射によって反射率が減少する光記録媒体に対し、記録マーク部を形成する場合にはレーザ光を未照射し、スペース部を形成させる場合にはレーザ光を照射する記録方法)、図12に示すように、記録時の各種変動にあまり影響を受けない。したがって、図15に示すように、多値レベルm、mでは非常に僅かな変動量δm、δmしか有さない(本発明では、スペース部に再生信号レベルの変動量δmが現れる)。そのため、多値レベルの判定の信頼性が非常に高くなる。
【0022】
また、本発明の光記録媒体、およびその多値記録方法の別の一例では(記録光の照射によって反射率が増加する光記録媒体に対し、記録マーク部を形成する場合にはレーザ光を未照射し、スペース部を形成させる場合にはレーザ光を照射する記録方法)、図13に示すように、記録時の各種変動にあまり影響を受けない。したがって、図16に示すように、多値レベルm、mでは非常に僅かな変動量δm、δmしか有さない(本発明では、スペース部に再生信号レベルの変動量δmが現れる)。そのため、多値レベルの判定の信頼性が非常に高くなる。
なお、図11〜13は、基本セルへの記録状態と、再生信号レベルの関係を示したもので、基本セル中にある斜線部分が、記録光を照射した部分である。図12及び図13からわかるように、本発明では、記録光の照射によって反射率が減少する光記録媒体(High to Low型)であっても、逆に、記録光の照射によって反射率が増加する光記録媒体(Low to High型)であっても使用することが可能である。
【0023】
さらに、本発明の、記録マーク部を形成する場合にはレーザ光を未照射とし、記録部を形成させない場合にレーザ光を照射する光記録媒体、およびその記録方法を採用することによって、微小マークが形成されずらい問題、微小マークからの再生信号が充分な振幅を持たない問題、さらには、多値レベルのリニアリィティが低下する問題が解決できる。
なぜなら、従来の、記録マーク部を形成する場合にはレーザ光を照射とし、記録部を形成させない場合にレーザ光を未照射する光記録媒体、およびその記録方法では、図17(a)(色素を記録層とする追記型光記録媒体等に見られる記録マーク部の例)、図18(a)(相変化型光記録媒体等に見られる記録マーク部の例)に示すように、小さい記録マーク部では記録マーク部の長さとともに幅も減少するため、マーク形成領域の大きさのバラツキが大きくなり、また再生信号の振幅も大きく低下する。
【0024】
しかし、本発明では、記録マーク部を形成する場合にはレーザ光を未照射とし、記録部を形成させない場合にレーザ光を照射する光記録媒体、およびその記録方法を採用するため、図17(b)(色素を記録層とする追記型光記録媒体等に見られる記録マーク部の例)、図18(b)(相変化型光記録媒体等に見られる記録マーク部の例)に示すように、小さい記録マーク部でも記録マーク部の幅を充分確保することができるため、従来型に比べて、マーク形成領域の大きさのバラツキを低減させることができ、また再生信号の振幅を充分確保させることができる。なお、図17(b)と図18(b)の斜線で示した記録マーク部は、記録光の未照射によって形成される。
【0025】
実際に、8値記録の例をとって、各多値レベルの形成にあたって、どのようにレーザ光を照射し、どのようなマークが形成されるのか、その様子を図19〜図22に示した。
図19は、例えば、従来の相変化型光記録媒体に、従来の記録方法で各多値レベルを形成した場合の記録マークの様子を示すもので、図の濃い色の部分がほぼ記録レーザ光を照射した部分であり、濃い色の部分が記録マーク部となる。図20は、例えば、色素を記録層とする従来の追記型光記録媒体に、従来の記録方法で各多値レベルを形成した場合の記録マークの様子を示すもので、図の濃い色の部分がほぼ記録レーザ光を照射した部分であり、濃い色の部分が記録マーク部となる。図21は、例えば、本発明の相変化型光記録媒体に、本発明の記録方法で各多値レベルを形成した場合の記録マークの様子を示すもので、図の濃い色の部分がほぼ記録レーザ光を照射した部分であり、薄い色の部分(白色部分)が記録マーク部となる。図22は、例えば、色素を記録層とする本発明の追記型光記録媒体に、本発明の記録方法で各多値レベルを形成した場合の記録マークの様子を示すもので、図の濃い色の部分がほぼ記録レーザ光を照射した部分であり、薄い色の部分(白色部分)が記録マーク部となる。
このように、短い記録マーク部の振幅が充分確保でき、またバラツキを低減できることから(但し、従来と同様にある程度の記録ストラテジの補償は必要となる)、多値レベルのリニアリティも大幅に改善できる。
【0026】
本発明の記録方法は、図17と図18、あるいは図20と図22の比較からもわかるように、特に、記録マーク部の長さを短くすると、それに応じて記録マーク部の幅も大きく減少する、色素系などの追記型光記録媒体に対して非常に有効である。
なお、従来のように多値レベルの判定を行なう部分(記録マーク部)を、レーザ光の照射によって形成した場合であっても、また、本発明のように、多値レベルの判定を行なう部分を、レーザ光の未照射によって形成した場合であっても、どちらも、隣接マーク部あるいはスペース部からの熱干渉は存在するため、記録ストラテジを最適化する必要がある。
しかし、従来のように、多値レベルの判定を行なう部分を、レーザ光の照射によって形成した場合、記録マークは一般的に三次元的に形成されるから(記録マーク領域は、記録層面内での長さや幅以外に、記録層の深さ方向にも広がる)、多値レベルは、三次元的な変動要因(バラツキ)を持つことになる。また、記録によって、長さ、幅、深さにバラツキのある多値レベルが形成されるだけでなく、記録されたマーク内で異なる均一性を有する多値レベルが形成される。
しかし、本発明のように、多値レベルの判定を行なう部分を、レーザ光の未照射によって形成した場合、多値レベルは、記録による三次元的な変動要因(バラツキ)を持たない。また、多値レベルを形成する記録マーク部内には基本的に、不均一性が存在しない(未記録状態のままであるからである)。
【0027】
<請求項3〜6における、「記録光の照射によって反射率が上昇するような層構成」とする発明について>
ところで、青色レーザのような短波長領域に対応した光記録媒体では、一般的に未記録時の反射率があまり高くなく、低反射率を示す(これは、材料の物性値や狭トラックピッチ化、あるいは2層化等に起因する)。したがって、従来の低反射率であるHigh to Low記録型の光記録媒体では、ダイナミックレンジd1が狭いため、各多値レベルを判定する電圧値(反射率)間の差が小さくなり、また各多値レベルの変動許容幅が非常に小さい(図8参照。大雑把に言えば、ダイナミックレンジを多値レベル数で割った値が、各多値レベルの変動許容幅に相当する)。
【0028】
そこで、ダイナミックレンジを拡大し、各多値レベルを判定する電圧値(反射率)間の差を拡大するために、光記録媒体として、記録光の照射によって反射率が上昇するような層構成とする。
この光記録媒体では、層構成と、各層の光学定数等の最適化を図ることによって、ダイナミックレンジd2を大幅に拡大させることができる(図9参照)。なぜなら、(未記録時における)反射率の低い光記録媒体では、いくら高い変調度で記録を行なっても、ダイナミックレンジは最大でグランドレベルまでしか(電圧値で言えば0(V))確保できないが、記録光の照射によって反射率が上昇するような光記録媒体では、ダイナミックレンジを容易に拡大できる(未記録時における反射率が低い光記録媒体ほど、ダイナミックレンジの大幅な拡大が図れる)。
このダイナミックレンジd2の拡大によって、各多値レベルを判定する電圧値(反射率)間の差を大きくでき、判定の信頼性を改善することができる。
【0029】
<請求項5〜6における、「記録マーク部を形成する場合にはレーザ光を未照射とし、記録部を形成させない場合にレーザ光を照射する」、かつ、「記録光の照射によって反射率が上昇するような層構成」とする発明について>
次いで、各多値レベル(記録マーク部)の電圧値(反射率)の変動を最小限に抑え、かつ、ダイナミックレンジを拡大し、各多値レベルを判定する電圧値(反射率)間の差を拡大するために、記録光の照射によって反射率が増加するような層構成とし、かつ、記録マーク部を形成する場合にはレーザ光を未照射とし、記録部を形成させない場合にレーザ光を照射する。
この効果は、上述した通りであり、本発明の「記録光の照射によって反射率が上昇するような層構成」としたことで、ダイナミックレンジを大幅に拡大させ(図10参照)、多値レベル判定の信頼性を高めることができ、「記録マーク部を形成する場合にはレーザ光を未照射とし、記録部を形成させない場合にレーザ光を照射する」ことによって、各記録マーク部から得られる電圧値(反射率)のバラツキを、最小限に抑制することができる。
なお、この光記録媒体、およびその記録方法では、見かけ上、従来の光記録媒体と同様の記録極性(いわゆるHigh to Low型)で記録されることになり、互換性の高い光記録媒体、および記録方法となる(図10参照)。
【0030】
本発明では、ダイナミックレンジの拡大が必要な場合、光記録媒体として、記録光の照射によって反射率が上昇するような層構成を選択する(ダイナミックレンジが充分確保できる場合は、この限りでない)。
具体的には、記録層や反射層の複素屈折率、および、隣接層との複素屈折率の関係を調整することによって、記録光の照射によって反射率が上昇するような光記録媒体を作製することが可能となる。
また、記録の主体が変形である場合は、各層の複素屈折率を調整したり、また変形量や変形方向を調整することで記録光の照射によって反射率が上昇するような光記録媒体を作製することが可能となる。
【0031】
【実施例】
以下、本発明を実施例により具体的に説明する。
(実施例1)
本発明の、ダイナミックレンジを拡大する方法の有効性を示す。
案内溝(溝深さ50nm)を有するポリカーボネート基板上に、光吸収層としてSiCを10nm、緩衝層としてポリスチレン層約60nmをスピンコート法によって形成し、さらにスパッタ法で膜厚150nmのAg反射層を順次設けて光記録媒体を作成した。この光記録媒体に対し、パルステック工業(株)製の光ディスク評価装置DDU−1000(波長:405nm、NA:0.65)を用いて、以下の条件で記録を行なった。
<記録条件>
基本セル長:0.55(μm)
記録線速度:3.0(m/s)
記録パワー:7.0(mW)
記録パターン:図19〜図22に示すような8つの多値レベルを、多値レベル0−多値レベル0−多値レベルx−多値レベル0−多値レベル0−多値レベルx−多値レベルx−多値レベルx−多値レベルxという記録単位でx=1(Level1)からx=7(Level7)までを記録
その結果を、図23に示す。
【0032】
本実施例の光記録媒体は、図23に示すように、記録によって反射率が増加する光記録媒体であるが、図23には、未記録時のレベルは同じであり、記録極性がHigh to Lowの光記録媒体を考えた場合、変調度が60%となるレベルを示した(青色レーザ領域で、変調度が60%を達成できる場合は非常に希である)。
得られたダイナミックレンジを、未記録時のレベルは同じであり、記録極性がHigh to Lowの光記録媒体に置き換えて考えた場合、変調度は約85%となる。したがって、記録光の照射によって反射率が増加する光記録媒体に多値レベルを記録した結果、ダイナミックレンジの大きな記録が行なえることが確認できた。
【0033】
(実施例2)
次に、本発明の、「記録マーク部を形成する場合にはレーザ光を未照射とし、記録部を形成させない場合にレーザ光を照射する」ことによって、各記録マーク部から得られる電圧値(反射率)のバラツキを、最小限に抑制することができることを確認する。
まず、実施例1で用いた光記録媒体の、未記録時の1トラック内での反射率変動を観察した(図24参照)。この光記録媒体に対して、パルステック工業(株)製の光ディスク評価装置DDU−1000(波長:405nm、NA:0.65)を用いて、以下の条件で記録実験を行なった。
<記録条件>
記録線密度:1T=0.0917(μm)
記録線速度:6.0(m/s)
記録パワー:6.0(mW)
記録パターン:(3Tマーク)−(3Tスペース)−(3Tマーク)−(6Tスペース)−(3Tマーク)−(9Tスペース)−(3Tマーク)−(14Tスペース)
まず、従来通り、記録マーク部を形成する場合にはレーザ光を照射し、記録部を形成させない場合にレーザ光を未照射する方法で記録を行なった結果(本実施例2で使用した光記録媒体は、Low to High型であるため、記録マーク部では反射率が高くなる)、図26に示すように、良好な記録が行なえているように見えた。しかし、1トラック内で記録マーク部の均一性を観察すると、図25のようになり、記録部のレベルは、図24に示す未記録時の反射率変動に対し大きな変動を有することが確認できた。
【0034】
次に、本発明の、記録マーク部を形成する場合にはレーザ光を未照射とし、記録部を形成させない場合にレーザ光を照射する方法で記録を行なった結果(本実施例2で使用した光記録媒体は、Low to High型であり、レーザ光のオン・オフを入替えたため、記録マーク部では反射率が低くなる)、図28に示すように、良好な記録が行なえているように見えた。また、1トラック内で記録マーク部の均一性を観察すると、図27のようになり、記録部のレベルは、図24に示す未記録時の反射率変動とほとんど同一であることが確認できた。
【0035】
【発明の効果】
以上、詳細且つ具体的な説明より明らかなように、本発明の光記録媒体、およびその記録方法によって、各多値レベルの変動(ジッタ)の少ない光記録媒体、およびその記録方法、ダイナミックレンジの拡大を図り、容易で信頼性の高い多値レベルの判定ができる光記録媒体、およびその記録方法、多値レベル間のリニアリティが向上した光記録媒体、およびその記録方法、最小記録マーク部が正確に記録でき、また良好に再生できる光記録媒体、およびその記録方法を提供することが可能となる。特に、未記録時の反射率が低下しやすく、高密度記録が行なわれる、青色レーザ波長などの短波長領域では、本発明の光記録媒体、およびその記録方法は、非常に有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の2値記録信号を示す図である。
【図2】従来の2値記録信号を示す他の図である。
【図3】8値記録信号を示す図である。
【図4】従来の2値記録の様子を示す図である。
【図5】従来の2値記録の様子を示す他の図である。
【図6】多値記録を行なった場合の再生信号を示す図である。
【図7】記録マーク部を示した図である。
【図8】従来の光記録媒体のダイナミックレンジを示した図である。
【図9】本発明の光記録媒体のダイナミックレンジを示した図である。
【図10】本発明の光記録媒体のダイナミックレンジを示した他の図である。
【図11】従来の光記録媒体へ従来の多値記録を行なった場合の信号を示す図である。
【図12】本発明の光記録媒体へ本発明の多値記録を行なった場合の信号を示す図である。
【図13】本発明の光記録媒体へ本発明の多値記録を行なった場合の信号を示す他の図である。
【図14】従来の光記録媒体へ従来の多値記録を行なった場合の様子を示す図である。
【図15】本発明の光記録媒体へ本発明の多値記録を行なった場合の様子を示す図である。
【図16】本発明の光記録媒体へ本発明の多値記録を行なった場合の様子を示す他の図である。
【図17】色素を記録層とする追記型光記録媒体に見られる記録マーク部の一例を示す図である。
【図18】相変化型光記録媒体に見られる記録マーク部の一例を示す図である。
【図19】従来の相変化型光記録媒体に従来の記録方法で多値レベルを形成した場合の記録マークの様子を示した図である。
【図20】色素を記録層とする従来の追記型光記録媒体に従来の記録方法で多値レベルを形成した場合の記録マークの様子を示した図である。
【図21】本発明の相変化型光記録媒体に本発明の記録方法で多値レベルを形成した場合の記録マークの様子を示した図である。
【図22】色素を記録層とする本発明の追記型光記録媒体に本発明の記録方法で多値レベルを形成した場合の記録マークの様子を示した図である。
【図23】本発明の光記録媒体に多値レベルを記録した結果を示した図である。
【図24】本発明の光記録媒体の反射率変動を示した図である。
【図25】本発明の光記録媒体の記録マーク部の均一性示した図である。
【図26】本発明の光記録媒体に多値レベルを記録した結果を示した他の図である。
【図27】本発明の光記録媒体の記録マーク部の均一性示した他の図である。
【図28】本発明の光記録媒体に多値レベルを記録した結果を示した他の図である。

Claims (6)

  1. 記録マーク部からの反射率レベルの違いによって、その記録マーク部の種別を判断する多値記録対応の光情報記録媒体であって、記録光の照射によって反射率が減少する層構成を有し、記録光を未照射とすることで記録マーク部が形成され、記録光を照射することでスペース部が形成されたことを特徴とする光情報記録媒体。
  2. 記録光の照射によって反射率が減少する層構成を有し、記録マーク部からの反射率レベルの違いによって、その記録マーク部の種別を判断する多値記録対応の光情報記録媒体への記録方法であって、記録光を未照射とすることで記録マーク部を形成し、記録光を照射することでスペース部を形成することを特徴とする光情報記録媒体への記録方法。
  3. 記録マーク部からの反射率レベルの違いによって、その記録マーク部の種別を判断する多値記録対応の光情報記録媒体であって、記録光の照射によって反射率が増加する層構成を有し、記録光を照射することで記録マーク部が形成され、記録光を未照射とすることでスペース部が形成されたことを特徴とする光情報記録媒体。
  4. 記録光の照射によって反射率が増加する層構成を有し、記録マーク部からの反射率レベルの違いによって、その記録マーク部の種別を判断する多値記録対応の光情報記録媒体への記録方法であって、記録光を照射することで記録マーク部を形成し、記録光を未照射とすることでスペース部を形成することを特徴とする光情報記録媒体への記録方法。
  5. 記録マーク部からの反射率レベルの違いによって、その記録マーク部の種別を判断する多値記録対応の光情報記録媒体であって、記録光の照射によって反射率が増加する層構成を有し、記録光を未照射とすることで記録マーク部が形成され、記録光を照射することでスペース部が形成されたことを特徴とする光情報記録媒体。
  6. 記録光の照射によって反射率が増加する層構成を有し、記録マーク部からの反射率レベルの違いによって、その記録マーク部の種別を判断する多値記録対応の光情報記録媒体への記録方法であって、記録光を未照射とすることで記録マーク部を形成し、記録光を照射することでスペース部を形成することを特徴とする光情報記録媒体への記録方法。
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