JP2004127388A - ディスクイジェクト時のブレーキ機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】ディスクイジェクト時に、シフトプレートが付勢部材の力で勢いよく移動することを抑制し、ディスク叩き音の発生を防止可能なディスクイジェクト時のブレーキ機構を提供する。
【解決手段】ディスクを圧着、解放するクランパーを備えたクランプアーム8、ディスクを搬送するローディングローラ2、移動によりディスクに対するクランプアーム8及びローディングローラ2の位置を制御するシフトプレート9、回転するギヤ5を有するモータ、ギヤ5に係合するラック17aを有し、移動によりモータの駆動力をシフトプレート9へ伝達するラックプレート17、シフトプレート9を、クランパーからディスクを解放する方向へ付勢するシフトスプリング21、シフトプレート9に設けられ、クランパーからのディスク解放時に、ラック17aとともにギヤ5に係合するラック部12を有する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスク再生部に対してディスクを圧着して再生可能な状態とするクランプ機構から、ディスクを解放し排出する際に機能するディスクイジェクト時のブレーキ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、CDやDVD等の円盤状記録媒体(以下、ディスクと呼ぶ)の再生を行うディスクプレーヤは、ケースの内部にターンテーブルや光学ピックアップを備えたディスク再生部と、ローディングローラ等によってディスクプレーヤ内へのディスクの搬入搬出を行う搬送機構と、クランパーによってターンテーブル上にディスクを装着するクランプ機構等を備えている。
【0003】
このようなディスクプレーヤにおいては、ディスクの搬入時には、ローディングローラをディスクに圧着させて、ターンテーブル上まで搬送した後、ローディングローラをディスクから解放するという動作が、搬送機構に要求される。そして、クランプ機構には、ディスクをターンテーブル上に圧着させるという動作が要求される。
【0004】
一方、ディスクの排出時(イジェクト時)には、クランプ機構に対しては、ディスクをターンテーブル上から解放するという動作が要求される。そして、搬送機構に対しては、ローディングローラをディスクに圧着させて、ターンテーブル上からディスク排出位置まで搬送するという動作が要求される。
【0005】
このようなクランプ機構と搬送機構に要求される動作を実現するための部材として、従来から、シフトプレートを用いた技術が提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。このシフトプレートは、搬送機構とクランプ機構との間をスライド移動可能に設けられ、両端に設けられたカムの働きにより、ディスクに対するローディングローラ及びクランパーの圧着、解放の同期をとる部材である。例えば、ディスク搬入時には、ディスクを搬入してきたローディングローラをディスクから解放させるとともに、クランパーをディスク圧着方向へ移動させる。また、ディスクイジェクト時には、クランパーをディスク解放方向へ移動させるとともに、ローディングローラをディスクに圧着させる。
【0006】
このようなシフトプレートは、モータによって駆動されるが、このモータの駆動力は、ラックプレートを介してシフトプレートに伝達される。このラックプレートは、モータによって回動するギアが係合するラックが設けられ、シフトプレートと同様にスライド移動可能に設けられている。そして、ラックプレートとシフトプレートとは、同方向にスライド移動可能となるように締結されている。さらに、シフトプレートは、モータの駆動力が働いていないときには、クランパーがディスクを解放し、ローディングローラがディスクに圧着する状態となる方向(以下、ディスクイジェクト方向とする)に来るように、シフトスプリングによって付勢されている。
【0007】
また、車載用のディスク再生装置においては、ディスク再生部に加わる振動を抑制するため、ディスク再生部を弾性部材のみによって支持するフローティング状態としている。かかるディスク再生部は、ディスクイジェクト時には、ディスクが正確にローディングローラに圧着して排出口へ搬送されるように、フローティング状態をロックする必要がある。そこで、上述のようなシフトプレートは、ディスク再生部をロックするためのドライブロックプレートに連結されており、シフトプレートがディスクイジェクト方向に移動すると、カムの働きによって、ドライブロックプレートがディスク再生部をロックする位置に移動するように構成されている。
【0008】
このようなフローティングロック機構では、シフトスプリングがシフトプレートとドライブロックプレートとの間に設けられ、その付勢力が、ドライブロックプレートのフローティングロック位置への移動を契機として、シフトプレートに加わる構成となっている。
【0009】
【特許文献1】
特開平6−44660号公報(第5−7頁、図13−17図)
【特許文献2】
特開平11−134759号公報(第3−12頁、図1−7図)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述のような従来の技術においては、ディスクイジェクト動作開始時には、ラックプレートのラックがギヤに係合することにより、モータの駆動力がラックプレートを介して伝達されて、シフトプレートが動作している。しかし、シフトプレートの移動が進んで、ドライブロックプレートがフローティングロック位置へ移動すると、これを契機として、シフトプレートにシフトスプリングの付勢力が加わるので、シフトプレートはディスクイジェクト方向に勢いよく引っ張られることになる。このため、シフトプレートとともにディスク圧着方向に移動するローディングローラが勢いよく移動してディスクを叩くことにより、ディスク叩き音が発生する可能性がある。
【0011】
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決するために提案されたものであり、その目的は、ディスクイジェクト時に、シフトプレートが付勢部材の力で勢いよく移動することを抑制し、ディスク叩き音の発生を防止できるディスクイジェクト時のブレーキ機構を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、請求項1記載の発明は、ディスクを圧着する圧着位置と前記ディスクを解放する解放位置との間を移動可能に設けられたクランプ機構と、前記クランプ機構に対してディスクを搬送する搬送機構と、スライド移動により、ディスクに対する前記クランプ機構及び前記搬送機構の位置を制御するシフトプレートと、回転するギヤを有する駆動源と、前記ギヤに係合するラックを有し、スライド移動により、前記駆動源の駆動力を前記シフトプレートへ伝達するラックプレートと、前記シフトプレートを、前記クランプ機構からディスクを解放させるディスクイジェクト方向へ付勢する付勢手段と、前記シフトプレートに設けられ、少なくとも前記クランプ機構からのディスクの解放時に、前記ラックプレートのラックとともに前記ギヤに係合するラック部とを有することを特徴とする。
【0013】
以上のような請求項1記載の発明では、ディスクイジェクト時には、ラックプレートのラックのみならず、シフトプレートのラック部も駆動源のギヤに係合しているので、付勢手段の付勢力が働いても、シフトプレートが勢いよく移動することが抑制され、搬送機構の移動によるディスク叩き音等の発生を防止することができる。
【0014】
請求項2記載の発明は、フローティング状態にあるディスク再生部をロックするフローティングロック位置と、前記ディスク再生部を解放するフローティング位置とを移動可能に設けられたドライブロックプレートが設けられ、前記シフトプレートのディスクイジェクト方向への移動とともに、前記ドライブロックプレートがフローティングロック位置へ移動するように、前記シフトプレートと前記ドライブロックプレートとが連結され、前記ドライブロックプレートのフローティングロック位置への移動とともに、前記付勢手段が前記シフトプレートをディスクイジェクト方向に付勢するように、前記ドライブロックプレートと前記シフトプレートとの間に前記付勢手段が設けられていることを特徴とする。
以上のような請求項2記載の発明では、ドライブロックプレートのフローティングロック位置への移動を契機として、付勢手段の付勢力がシフトプレートに加わっても、シフトプレートのラック部にはギヤが係合しているので、シフトプレートの急激な移動が防止される。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態(以下、実施形態と呼ぶ)を、図1〜9を参照して以下に説明する。なお、以下の説明において、「チャッキング方向」とは、ディスクがチャッキングされる際のシフトプレート9の移動方向(図1における左方向)を示すが、チャッキングされるディスク自体の移動方向(図1における右方向)とは逆である。また、「イジェクト方向」とは、ディスクがイジェクトされる際のシフトプレート9の移動方向(図1における右方向)であるが、イジェクトされるディスク自体の移動方向(図1における左方向)とは逆である。
【0016】
[実施形態の構成]
[ディスク再生部]
ディスクを再生するためのディスク再生部1は、図7〜9にその輪郭のみ示すが、ディスク再生装置のシャーシ(図示せず)内に設けられたプレート上に、ディスク再生用の部材を配設したものである。このディスク再生用の部材は、図示はしないが、ディスクが載置されて後述するクランパー7に圧着保持されながらスピンドルモータによって回転するターンテーブル、ディスクの情報を読み取る光学ピックアップ、光学ピックアップをディスクの径方向に移動させるピックアップ送り機構等がある。そして、このディスク再生部1は、シャーシとの間に設けられたダンパ等の弾性部材によってフローティング支持されている。
[搬送機構]
次に、図1に示すように、シャーシにおけるディスク挿入口側(図中左側)に設けられた搬送機構は、ローディングローラ2、アッパーガイド3及びロワーガイド4を備えている。ローディングローラ2は、モータで作動する駆動機構(図示せず)によって回動可能に設けられている。アッパーガイド3は、ローディングローラ2との間でディスクを挟持して、その移動をガイドする部材である。ロワーガイド4は、ローディングローラ2を軸支するように、アッパーガイド3の下部に配設されている。
【0017】
そして、ロワーガイド4は、ローディングローラ2がディスクに圧着してアッパーガイド3との間でディスクを搬送するディスクローディング位置(図1における上方)と、退避してディスクを解放する解放位置(図1における下方)との間を移動するように、シャーシに対して、軸4aを中心に回動可能に設けられている。また、ロワーガイド4は、図示しないスプリング等の弾性部材によって、ローディングローラ2がディスクに圧着する方向(図1における上方)に付勢されている。さらに、ロワーガイド4には、後述するシフトプレート9のカム孔11に係合するカムピン4bが設けられている。
【0018】
[クランプ機構]
ターンテーブル上にディスクを圧着するクランプ機構は、ターンテーブルに対峙するリング状のクランパー(図示せず)と、このクランパーが取り付けられたクランプアーム8によって構成されている。クランプアーム8は、シャーシにおけるディスク挿入側と反対側に設けられた軸部8aを中心に、回動可能に設けられ、クランパーを上下に移動させる機能を有している。そして、クランプアーム8は、図示しないスプリング等の弾性部材によって、クランパーがディスクに圧着する方向(図1における下方)に付勢されている。さらに、クランプアーム8には、後述するシフトプレート9のカム10に当接するカムピン8bが設けられている。
【0019】
[リンク機構]
上記のような搬送機構とクランプ機構とをリンクするリンク機構は、シフトプレート9及びラックプレート17を備えている。シフトプレート9は、シャーシにおけるロワーガイド4とクランプアーム8との間に、図中左右方向にスライド移動可能に設けられている。このシフトプレート9は、図5及び図7に示すように、互いに平行な垂直面部9a,9bと、これを連結している水平面部9cを備えている。垂直面部9aの右上端には、クランプアーム8のカムピン8bに当接するカム10が形成されている。このカム10は、カムピン8bを弾性部材の付勢力に抗して上方に付勢することによって、クランプアーム8を上方に回動させてクランパーをターンテーブルから解放する解放部10aと、クランパーを、ターンテーブルとの間でディスクを挟持するが、圧着しない状態で一時的に停止させる停止部10bとを有している。
【0020】
また、シフトプレート9の垂直面部9bの左端近傍には、ロワーガイド4のカムピン4bが係止するカム孔11が設けられている。このカム孔11は、スプリングによってカムピン4bを上方に付勢して、ローディングローラ2をアッパーガイド3側(ディスクに圧着する側)に移動させる圧着部11aと、カムピン4bをスプリングの付勢力に抗して下方に付勢し、ローディングローラ2をアッパーガイド3から退避(ディスクを解放)させる退避部11bとを有している。
【0021】
そして、垂直面部9bの上縁の中央近傍には、後述するギヤ5が係合するラック部12が形成されている。また、垂直面部9bの中央近傍には、後述するラックプレート17との締結用の孔13が設けられ、垂直面部9bの右肩部には、後述するスプリング14の一端が締結されるフック15が設けられている。さらに、図7に示すように、シフトプレート9の水平面部9cには、後述するドライブロックプレート18の切換制御を行なうために、略直線状のガイド孔16bと、略L字状のカム孔16aが設けられている。
【0022】
一方、上記のようなシフトプレート9を駆動するために、シャーシには、モータ(図示せず)及びラックプレート17が設けられている。モータは駆動源であり、そのスピンドルシャフトにはギヤ5(ピニオン)が取り付けられている。ラックプレート17には、ギヤ5に係合するラック17aが設けられ、モータの作動により回転するギヤ5によって、シフトプレート9と同様にスライド移動可能に設けられている。このラックプレート17には、その移動に従って、シフトプレート9の孔13を付勢する凸部17bが設けられている。さらに、ラックプレート17には、スプリング14の他端が取り付けられるフック17cが設けられている。フック15、フック17cとの間に取り付けられるスプリング14は、孔13と凸部17bとの当接を維持するための引っ張りコイルばねである。
【0023】
なお、ギヤ5の回動によるラックプレート17及びシフトプレート9のスライド移動や、ローディングローラ2の回動等は、ディスク再生装置の操作用スイッチや各部に配置されたセンサにて検出された情報に基づいて、駆動源となるモータを制御装置により制御することによって行なわれる。
【0024】
[フローティングロック機構]
上記のディスク再生部1のフローティングをロックするためのドライブロックプレート18は、図7に示すように、ロック用の当接面18aを備えている。このドライブロックプレート18は、シフトプレート9の水平面部9cのガイド孔16bに挿通された支点18bによって、シャーシに対して水平方向に回動可能に支持されており、図7に示すように、当接面18aがディスク再生部1を解放するフローティング位置と、図9に示すように、当接面18aがディスク再生部1に当接するフローティングロック位置との間で移動するように構成されている。
【0025】
また、ドライブロックプレート18には、ピン18cが取り付けられており、シフトプレート9の水平面部9cのカム孔16a内に挿入されている。さらに、シフトプレート9の水平面部9cに設けられた立上部19と、ドライブロックプレート18に設けられた係止部18dとの間には、引っ張りコイルばねであるシフトスプリング21が取り付けられている。
【0026】
[実施形態の作用]
[チャッキング状態]
以上のような本実施形態の作用を以下に説明する。まず、ディスクがターンテーブル上にチャッキングされているチャッキング状態では、図1に示すように、カムピン8bが、カム10の停止部10bから外れており、クランプアーム8が下降しているので、クランプアーム8におけるクランパーが、ディスクをターンテーブルの正規の位置に圧着している。また、ロワーガイド4のカムピン4bは、退避部11bにあるので、ローディングローラ2がディスクから離れている。このとき、ラックプレート17のラック17aは、スプリング14によってギヤ5に係合するように付勢されているが、シフトプレート9のラック部12は、ギヤ5とは離れた状態にある。また、図7に示すように、ドライブロックプレート18は、そのピン18cが略L字状のカム孔16aの端部(図中右下端)にあり、図中時計方向に回動しているので、当接面18aがディスク再生部1を解放しているフローティング状態にある。
【0027】
このとき、ラッチの原理と、ドライブロックプレート18の回動中心でありシャーシに取り付けられた支点18bの位置から、カム孔16aの端部に係合しているピン18cまでの位置と、シフトスプリング21が取り付けられている位置との関係から、シフトプレート9は図中左方向(チャッキング方向)に付勢されている。つまり、時計方向へ回動しているドライブロックプレート18のピン18cによって、シフトプレート9はチャッキング方向に付勢されている。
【0028】
[イジェクト動作開始]
この状態で、図2に示すように、モータを作動してギヤ5を回動させると、ギヤ5にラック17aが係合しているので、ラックプレート17が、図中右方向(イジェクト方向)に動き出す。そして、ラックプレート17の凸部17bが、シフトプレート9の孔13の端部に当たって付勢すると、シフトプレート9も同方向に動き出す。このとき、ラックプレート17のラック17aとシフトプレート9のラック部12は重なり合っている。
【0029】
[シフトスプリングの付勢方向の反転]
このように、シフトプレート9が移動すると、図8に示すように、ドライブロックプレート18は、そのピン18cが、略L字状のカム孔16aに沿って移動するので、図中反時計方向に回動する。そして、図9に示すように、ピン18cがカム孔16aの直線部分に入ると、ドライブロックプレート18は、シフトスプリング21の付勢力によって、その当接面18aがディスク再生部1に当接してロックするフローティングロック位置に来る。同時に、シフトプレート9は、ピン18cがカム孔16aの端部による係止状態から解放されるので、シフトスプリング21の付勢力によって、図中右方向(イジェクト方向)へ付勢される。
【0030】
[イジェクトブレーキ作用]
シフトスプリング21の付勢力が反転することにより、シフトスプリング21は、シフトプレート9をイジェクト方向へ引っ張ろうとするが、このとき、図3に示すように、ラックプレート17のラック17aに重なり合ったシフトプレート9のラック部12がギヤ5に係合するので、シフトプレート9は、その急激な移動が抑制され、一定の速さを維持して移動する。
【0031】
また、シフトプレート9が移動すると、カムピン4bが、カム孔11の退避部11bから圧着部11aへの移動を開始して、ロワーガイド4が回動するが、この回動も急激なものとならず、一定の速さを維持して回動する。従って、ローディングローラ2がディスクを叩くことがない。同時に、カム10の停止部10bがカムピン8bに当接することにより、弾性部材の付勢力に抗して上方に付勢するのて、クランプアーム8はディスクから離れる位置に移動して、上昇を一時的に停止する。
【0032】
[イジェクト完了状態]
さらに、図4に示すように、シフトプレート9が図中右方向(イジェクト方向)に移動すると、カム10の解放部10aがカムピン8bを弾性部材の付勢力に抗してさらに上方に付勢するので、クランパー7はターンテーブルから完全に乖離し、ディスクイジェクト用の隙間ができる。また、カムピン4bは、カム孔11における圧着部11aに来るので、弾性部材の付勢力によってロワーガイド4はさらに上方に回動して、ローディングローラ2がアッパーガイド3側にディスクを圧着するディスクローディング位置に来る。この状態から、ローディングローラ2が回動を開始すると、図示しないディスク挿入口からディスクが排出される。
【0033】
そして、シフトスプリング21の付勢力によって、シフトプレート9のラック部12とギヤ5が、離れた状態でイジェクト動作を完了する。なお、ディスクをターンテーブルに装着する際には、上述とは逆の動作(図4〜図1)を行うことになるが、この途中においても、上述のように、シフトプレート9の急激な移動は防止される。
【0034】
[実施形態の効果]
以上のような本実施形態によれば、シフトプレート9に、ギヤ5に係合するラック部12を設けることによって、シフトプレート9の急激な移動でローディングローラ2がディスクを圧着するときの勢いを抑制することができる。従って、ディスクイジェクト時のディスクたたき音が防止される。
【0035】
特に、シフトプレート9の移動と、ドライブロックプレート18によるフローティングロックとを連動させて、シフトスプリング21の付勢力を反転させる構造を採った場合には、反転時に、シフトプレート9にイジェクト方向への引っ張り力が発生するが、かかる場合であっても、ギヤ5に係合したラック部12によって、シフトプレート9の急激な移動が抑制される。
【0036】
[他の実施形態]
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、各部材の構造、材質、大きさ、形状、数量等は適宜変更可能である。例えば、ディスクを搬送する搬送機構、ディスクをターンテーブル上に圧着するクランプ機構は、シフトプレート9によるリンクが可能であるならば、周知のあらゆる機構を適用することができる。
【0037】
また、シフトプレート9やラックプレート17等に形成するカムや孔の形状も、上記の実施の形態で示したものには限定されない。また、シフトプレート9、ラックプレート17、ドライブロックプレート18に付勢力を与える部材、ローディングローラ2及びクランプアーム8にディスクに対する圧着力を与える部材としては、種々の弾性部材、付勢部材を用いることができる。さらに、本発明が適用されるディスクプレーヤは、再生専用のものであっても、記録再生用のものであってもよく、ディスク状の記録媒体のための装置であれば、どのような種類や大きさの記録媒体を対象とする装置であってもよい。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ディスクイジェクト時に、シフトプレートが付勢部材の力で勢いよく移動することを抑制し、ディスク叩き音の発生を防止可能なディスクイジェクト時のブレーキ機構を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施形態におけるディスク再生時を示す一部透視側面図である。
【図2】図1の実施形態におけるディスク解放途中を示す一部透視側面図である。
【図3】図1の実施形態におけるディスク解放途中を示す一部透視側面図である。
【図4】図1の実施形態におけるディスイジェクト状態を示す一部透視側面図である。
【図5】図1の実施形態におけるシフトプレートを示す側面図である。
【図6】図1の実施形態におけるラックプレートを示す側面図である。
【図7】図1の実施形態におけるフローティングロック機構のフローティング状態を示す平面図である。
【図8】図1の実施形態におけるフローティングロック機構のフローティングロック移行状態を示す平面図である。
【図9】図1の実施形態におけるフローティングロック機構のフローティングロック状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1…ディスク再生部
2…ローディングローラ
3…アッパーガイド
4…ロワーガイド
4a…軸
4b…カムピン
5…ギヤ
8…クランプアーム
8a…軸部
8b…カムピン
9…シフトプレート
9a,9b…垂直面部
9c…水平面部
10…カム
10a…解放部
10b…停止部
11…カム孔
11a…圧着部
11b…退避部
12…ラック部
13…孔
14…スプリング
15,17c…フック
16a…カム孔
16b…ガイド孔
17…シフトプレート
17…ラックプレート
17a…ラック
17b…凸部
18…ドライブロックプレート
18a…当接面
18b…支点
18c…ピン
18d…係止部
19…立上部
21…シフトスプリング

Claims (2)

  1. ディスクを圧着する圧着位置と前記ディスクを解放する解放位置との間を移動可能に設けられたクランプ機構と、
    前記クランプ機構に対してディスクを搬送する搬送機構と、
    スライド移動により、ディスクに対する前記クランプ機構及び前記搬送機構の位置を制御するシフトプレートと、
    回転するギヤを有する駆動源と、
    前記ギヤに係合するラックを有し、スライド移動により、前記駆動源の駆動力を前記シフトプレートへ伝達するラックプレートと、
    前記シフトプレートを、前記クランプ機構からディスクを解放させるディスクイジェクト方向へ付勢する付勢手段と、
    前記シフトプレートに設けられ、少なくとも前記クランプ機構からのディスクの解放時に、前記ラックプレートのラックとともに前記ギヤに係合するラック部と、
    を有することを特徴とするディスクイジェクト時のブレーキ機構。
  2. フローティング状態にあるディスク再生部をロックするフローティングロック位置と、前記ディスク再生部を解放するフローティング位置とを移動可能に設けられたドライブロックプレートが設けられ、
    前記シフトプレートのディスクイジェクト方向への移動とともに、前記ドライブロックプレートがフローティングロック位置へ移動するように、前記シフトプレートと前記ドライブロックプレートとが連結され、
    前記ドライブロックプレートのフローティングロック位置への移動とともに、前記付勢手段が前記シフトプレートをディスクイジェクト方向に付勢するように、前記ドライブロックプレートと前記シフトプレートとの間に前記付勢手段が設けられていることを特徴とする請求項1記載のディスクイジェクト時のブレーキ機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007310928A (ja) * 2006-05-16 2007-11-29 Alpine Electronics Inc ディスクプレーヤ
JP2012027967A (ja) * 2010-07-21 2012-02-09 Jvc Kenwood Corp ディスク搬送機構及びディスク駆動装置

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