JP2004126942A - 携帯端末装置、情報提供システム及び情報提供プログラムを記録した記録媒体並びに印刷媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】携帯電話機10は、パンフレットBに印刷された2次元バーコード1を撮像するカメラ33と、撮像された2次元バーコードを復元する制御部31と、復元した2次元バーコードの情報を表示する表示部35と、復元した2次元バーコードの情報を記憶する記憶メモリ32とを備える。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルカメラやカメラ付き携帯電話等の表示機能を有する携帯端末装置、情報提供システム及び情報提供プログラムを記録した記録媒体並びに印刷媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
液晶パネルなどの画面表示装置や、キー入力などによる入力装置を有している昨今の携帯電話は、いわゆる電波の送受信を行う電話機としての機能のほかに、メールをやり取りできる機能や、ゲームを楽しめる機能などを備えるなど、多機能化の傾向が進んでいる。
【0003】
近年、小型で、低消費電力のイメージセンサが開発されたことに伴い、携帯電話機などの携帯型装置にカメラを内蔵することが可能となり、内蔵カメラにより撮影した画像を、電子メールで即座に送信できることが可能となっている。これらの内蔵カメラは、小型であることが優先され、一般的なデジタルカメラよりも解像度が低い。
【0004】
また、近年の携帯電話機は、インターネットに接続する機能を有している。インターネットに接続するには、URL(Uniform Resource Locator)をキーから入力する必要があり、携帯電話機のキーでは、長いURLを打ち込むために手間がかかっていた。そこで、URLを一意の番号で管理し、その番号に対応するバーコードシンボル(以下、適宜バーコードと略称する)を印刷したものをバーコードリーダで読み込むことにより、URLの入力の手間を省き、ユーザの使い勝手をよくする試みがなされている。このような装置では、別途バーコードリーダを携帯電話機に接続する必要がある。
【0005】
そこで、カメラを内蔵した携帯装置では、その内蔵カメラにより入力したバーコード画像に対してバーコードを認識できれば、別途バーコードリーダを用意しなくても、このようなサービスを利用することができる。
【0006】
例えば、特許文献1には、写真モードとQRコード(2次元コード)読取モードを選択設定でき、設定モードに応じた処理がなされる情報提供サービスが開示されている。また、特許文献2には、1次元コードはラインCCDで処理し、2次元コードはエリアCCDで処理して読取り精度を高めるコードリーダが記載されている。但し、バーコード種類に応じたカメラ画像取り込み領域の設定については記載はない。
また、特許文献3では、電話番号を2次元バーコードに置き換え、電話機に取付けたCCDスキャナーでこの2次元バーコードを読み取ることが記載されている。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−111909号公報(図1)
【特許文献2】
特開平9−259215号公報(図1)
【特許文献3】
特開2001−197186号公報(図1)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来では、バーコードは商品等にあらかじめ印刷・貼付されており、これにバーコード・リーダをあててスキャンすることにより、コーディングされた情報を読み取る等して、主に物流面での効率化を図るためのものであった。
【0009】
また、物流面で利用されてきたバーコードは1次元バーコードと呼ばれるもので、コード化できる情報量は少なかった。これに対し英数字及び漢字もコード化でき、より多くの情報量をコード化できる2次元バーコードが近年開発された。この2次元バーコードも情報をやり取りするためのものである。
【0010】
また、展示会などでは、作品の説明がパンフレットとして紙に文字情報として書かれる、または展示品脇のボードなどに記載されていた。
例えば、美術館を例にとると、人気の高い美術展は非常に大勢の人で混雑しており、通常、展示品の横にある、展示品についての概要、背景及び作者等についての説明をその場でゆっくり読みながら展示品を鑑賞することが非常に困難なことがあった。
また、パンフレットなどの場合は、紙がかさばるなどの問題があった。
【0011】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであって、情報をデジタルデータとして取り込み、パーソナルデータとして手元で自由にゆっくりと閲覧することができる携帯端末装置、情報提供システム及び情報提供プログラムを記録した記録媒体並びに印刷媒体を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の携帯端末装置は、2次元バーコードを撮像する撮像手段と、撮像された2次元バーコードを復元するバーコード復元手段と、復元した2次元バーコードの情報を表示する表示手段とを備えることを特徴としている。
さらに、復元した2次元バーコードの情報を記憶する記憶手段を備えることがより好ましい。
【0013】
本発明の情報提供システムは、2次元バーコード化した情報を印刷した媒体と、表示機能を有する携帯端末装置とを備える情報提供システムであって、前記携帯端末装置は、前記媒体に印刷された2次元バーコードを撮像する撮像手段と、撮像された2次元バーコードを復元するバーコード復元手段と、復元した2次元バーコードの情報を表示する表示手段とを備えることを特徴としている。
より好ましい具体的な態様として、前記媒体は、前記携帯端末装置を備えるユーザに配布されるパンフレットである。
【0014】
また、本発明は、2次元バーコードを撮像する撮像手段と、撮像された2次元バーコードを復元するバーコード復元手段と、復元した2次元バーコードの情報を表示する表示手段とを備える携帯端末装置として機能させるためのプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0015】
本発明は、2次元バーコードを撮像する撮像手段と、撮像された2次元バーコードを復元するバーコード復元手段と、復元した2次元バーコードの情報を表示する表示手段とを備える携帯端末装置として機能させるためのプログラムである。
【0016】
また、本発明の印刷媒体は、写真や文字等の情報を印刷した印刷媒体において、前記印刷された写真や文字等の情報に関連する2次元バーコード化した情報を付けることを特徴としている。
より好ましい具体的な態様として、前記印刷媒体は、パンフレット、チラシ、ポスター、書籍又は書物である。
【0017】
前記2次元バーコード化した情報は、前記印刷された写真や文字等の情報を詳細に説明する詳細情報であってもよい。
前記2次元バーコード化した情報は、撮像機能を有する携帯端末装置で読み取り可能な情報であることがより好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら本発明の好適な携帯端末装置、情報提供システム及び情報提供サービス方法の実施の形態について詳細に説明する。
【0019】
図1は、本実施の形態の情報提供システムで用いられる2次元バーコードの読み込みと復元を説明する図である。携帯電話・PDA等の携帯端末上で利用できるパーソナル案内に適用した例である。
【0020】
美術館において本システムの利用を想定した例により説明する。
図1(a)において、Aは美術館の入場口で配布された2次元バーコード付きパンフレット(媒体,印刷媒体)であり、BはそのパンフレットAのうち、一つのパンフレットの2次元バーコード表示のイメージを拡大して示したものである(図1(b)参照)。
【0021】
図1(b)に示すように、パンフレットBには2次元バーコード1とともに、展示品の表示番号2及び作者名3、作品名4等最低限の情報が記載されている。2次元バーコード1そのものには、展示品の横にある注釈と同じ作品の概要及び作者等や時代背景、それらに類する情報がコード化されている。すなわち、パンフレットBには、展示品の横にある注釈と同程度の詳細なメッセージが2次元バーコード化され、2次元バーコード1として予め印刷されている。
【0022】
図1(c)〜(e)は、携帯電話機10の撮影機能を使って2次元バーコードを読み込むイメージを示している。図1(c)は、携帯電話機10の撮像機能を使用し、2次元バーコード情報を読み取りしているイメージである。図1(d)は携帯電話機10の表示画面に2次元バーコードの情報がデジタルデータとして表示されているイメージである。図1(c)は読み取った2次元バーコードのデジタル情報を携帯電話機10のメモリ(後述する)に記憶させているイメージである。
【0023】
図2は、上記基本的な考え方に基づく本発明の実施の形態の携帯端末装置の外観を示す図であり、図2(a)はその正面図、図2(b)はその背面図である。本実施の形態の携帯端末装置は、コード読取装置をカメラ付き携帯電話機/PHS(Personal Handy−Phone System)の携帯通信端末に適用した例である。
【0024】
図2において、10は、カメラ付き携帯電話機(携帯端末装置)であり、携帯電話機10の本体10aは、無線通信を行うためのアンテナ11、本体10a背面に内蔵され対象となる画像情報を入力するカメラ12(撮像手段)、本体10a背面に内蔵され暗い場所やバーコード読み取り時にユーザ操作等により発光する小型のライト13、受話を行うための拡声用スピーカ14、操作のためのガイダンスや受信情報,画像やテキスト情報などの情報をカラー表示するLCD表示部15(表示手段)、電源のON/OFFを行う電源キー16、着信,発信,電話機能切り替え,動作決定等を行う電話機能キー17、各種機能を切り替えるためのモードキー18、上下左右の方向に選択対象を移動させるカーソルキー19、カメラ12の入力を決定するシャッターボタンであるシャッターキー20、ライト13をON/OFFするライトON/OFFボタン21、電話番号の入力等ダイヤルするためのメンブレンキー(Membrane key)からなるダイヤルキー22、及び音声を入力するためのマイク23を備えて構成される。
【0025】
カメラ12は、携帯電話機10に内蔵された例えば34万画素のCCD(Charge Coupled Device)(エリア型固体撮像素子)カメラである。カメラ12は、単焦点レンズを有し、通常撮影時とバーコード読み取り時とで焦点深度が切換えられる。
【0026】
LCD表示部15は、ドットマトリクス構成のカラー表示可能なLCDディスプレイ,バックライトであるPDP,EL及び各ドライバ等で構成される。LCD表示部15には、撮影時、カメラ12から入力される画像情報が表示され、また、コード認識が完了した場合、文字あるいはアイコンなどのメッセージにより認識結果が表示される。また、非撮影時にはダイヤルキー22から入力された番号や、非電話機能のための各種画面、電話機能の動作状態を示すアイコン等が表示される。さらに、待機時には時刻が表示され、個人情報やシステムの状態などを表示する。
【0027】
電源キー16、電話機能キー17、モードキー18、カーソルキー19、シャッターキー20、ライトON/OFFボタン21及びダイヤルキー22は、いずれも手動で操作を行い、操作された内容を制御部31(図3)に情報として伝達する。本実施の形態では、シャッターキー20やライトON/OFFボタン21を独立のキーとしているが、これらのキーの機能を他のキー(例えばモードキー18)に割り当てる構成でもよい。
【0028】
図3は、バーコード読み取り装置をカメラ付き携帯電話機に組込んだ場合のブロック図である。
図3において、携帯電話機10は、PDA(Personal Digital Assistants)等の携帯情報端末やPHS/携帯電話機であり、本装置全体を制御するCPUからなる制御部31(バーコード復元手段)、制御プログラムや固定データ等を記憶するROM,CPUの作業用記憶領域であるRAM等の半導体メモリ及びハードディスクなどからなり受信又は入力された文字情報、画像情報、音声信号を記憶する記憶メモリ32(記憶手段)、対象となる画像情報を入力するカメラ33(撮像手段)、バーコード読み取り時等にユーザ操作により発光するライト34、文字情報や画像情報、2次元バーコードのシンボルをカラー表示する表示部35(表示手段)、ユーザからのキー操作情報を入力生成するキー入力部36、電波を送受信するアンテナ37、無線通信の送受信を制御する無線部38、音声信号を出力するスピーカ39、ユーザから音声信号を入力するマイク40を備えて構成される。
【0029】
カメラ33は、2次元バーコードシンボルを撮像する画像入力装置である。
キー入力部36は、2次元バーコードを作成するためのメッセージ入力と、前もって設定するカラー識別データを入力する。
無線部38は、所定のサービスサイトに無線通信でアクセスして2次元バーコードシンボルをダウンロードする。
【0030】
制御部31は、携帯電話機10全体を制御するとともに、バーコード読み取り機能を有し、キー操作に基づいて、カメラ33により撮像された2次元バーコードを復元して表示部35に表示する制御を行う。具体的内容については、図5のフローにより後述する。
記憶メモリ32は、不揮発性記憶メモリを備え、キー入力部36によって入力された、カラー識別データを識別テーブルに格納する。
【0031】
ROMは、制御部31が動作する際に必要なプログラム、通信制御データ等の固定データを記憶する読出し専用の半導体メモリである。RAMは、バーコード認識・表示や通信に関するデータ、演算に使用するデータ及び演算結果等を一時的に記憶するいわゆるワーキングメモリとして使用される。携帯電話機10で処理されるプログラムは、このRAMに展開されて実行される。また、RAMの一部は、電気的に書換可能な不揮発性メモリであるEEPROM(electrically erasable programmable ROM)からなり、EEPROMに書き込むプログラムを変えることによって、特に携帯電話機10における各種の仕様を変更することができる。すなわち、最近ではシステム開発のデバッグごとにマスクROMを変更する時間損失を回避するため、プログラムROMを不揮発性メモリ、例えばEPROM,EEPROMとし、プログラム開発・修正時間の短縮の大幅な短縮を図っている。また、プログラムをダウンロードしてEEPROMのプログラム内容を書き換えるようにすれば機能のアップグレードや機能の変更を容易に行うことが可能になる。
【0032】
図4は、2次元バーコードを利用したパーソナル案内を実現するための携帯電話機の機能ブロック図であり、図3の該当機能部分をブロック図で示したものである。
図4において、カメラ33で撮影された2次元バーコードは、制御部31のバーコード復元機能によりデジタルデータとして復元される。このデータを表示機能を使用し、文字として液晶画面に表示する。また、メモリ32に読み取ったデータを保存することも可能である。
【0033】
以下、上述のように構成された携帯端末機10のパーソナル案内動作を説明する。
図5は、2次元バーコードの復元手順を示すフローチャートであり、制御部31により実行される。また、ユーザの指示は、キー入力部36のキー入力により行われる。図中、Sはフローのステップを示す。
【0034】
2次元バーコード処理のアプリケーションがスタートすると、ステップS1でカメラ33を被写体の2次元バーコードに向け、シャッターキー20を押して2次元バーコードを撮像する。撮像データは制御部31(図3)に情報として伝達される。ステップS2では、被写体が正しく撮像されたか否かを判別し、正しく撮像されていなければ、ステップS3で撮像できない旨のメッセージを表示部35に表示するとともにスピーカ39により報知してステップS1に戻り、再び2次元バーコードを撮像する。正しく撮像されたときは、ステップS4で撮像OKの確認音をスピーカ39により報知し、ステップS5で撮像された2次元バーコードを復元する。次いで、ステップS6で復元された情報を表示部35にして本フローを終了する。
【0035】
図6は、本実施の形態の携帯電話機10の使用方法を説明する図であり、混雑した美術館において本システムの利用を想定した例である。
図6において、50は混雑している美術館の展示場、60は鑑賞しようとしている絵画、70は絵画60の近傍にいる多数の人、70aは本携帯電話機10を携帯しているユーザである。
【0036】
図6に示すように、人気の高い美術展は非常に大勢の人で混雑しており、鑑賞しようとしている絵画60の横にある展示品についての概要、背景及び作者等についての説明等をその場でゆっくり読みながら鑑賞することは困難である。
【0037】
ユーザ70aは、混雑している美術館50において手元の携帯電話機10を使い、美術館50の入場口で配布された2次元バーコード付きパンフレットB(図1(b)参照)の2次元バーコード1を撮像する。2次元バーコード1には、展示品の横にある注釈と同じ作品の概要及び作者等や時代背景、それらに類する情報がコード化されて印刷されている。
【0038】
すると、図5に示すフローに従って撮像された2次元バーコード1が復元され、展示品の横にある注釈と同じ作品の概要及び作者等や時代背景等の情報が表示部35に表示される。図1(d)は携帯電話機10の表示画面に、この情報が表示されている状態を示す。また、図1(c)に示すように、保存キー操作により読み取った情報を携帯電話機10のメモリ32に記憶させることも可能である。
【0039】
図6は、ユーザ70aが携帯電話機10を使用して、展示品の情報をゆっくりと落ち着いて展示品を見ながら閲覧している状態を示している。このように、非常に混雑している美術館50において、絵画60等の展示品に自分の納得のいくまで触れることができる。また、取り込んだ情報をデジタルデータをして保存することが可能であるため、手元にてゆっくりと閲覧することが可能になる。
【0040】
以上のように、本実施の形態の携帯電話機10は、パンフレットBに印刷された2次元バーコード1を撮像するカメラ33と、撮像された2次元バーコードを復元する制御部31と、復元した2次元バーコードの情報を表示する表示部35と、復元した2次元バーコードの情報を記憶する記憶メモリ32とを備えて構成したので、パンフレット等に記載された2次元バーコードを読み取ってデジタルデータとして取り込むことができ、取り込んだデータは携帯電話機10の表示画面に表示あるいは保存することができる。
【0041】
展示品等についての情報を載せた2次元バーコードを読み取り、表示機能を使用することによって、個々人の手元で情報を閲覧することができる。例えば、美術館、博物館、動物園、ギャラリー、ショーなどで個々人が展示品の説明をパーソナルデータとして、手元で自由に閲覧することが可能になる。また、情報をデジタルデータとして提供(受けとり)することが簡単にできる。
【0042】
以上の説明は本発明の好適な実施の形態の例証であり、本発明の範囲はこれに限定されることはない。
なお、上記実施の形態では、携帯電話機、PHS等の携帯電話に適用した例であるが、PDAやデジタルカメラにも適用可能である。また、携帯パソコン等の情報処理装置等の制御にも応用できる。また、2次元バーコードデータは、どのようなデータであってもよい。
【0043】
また、上記実施の形態では、2次元バーコードを展示品のパンフレットに付した例で説明したが、2次元バーコードが付された印刷媒体であれば何でもよく、例えば、街頭や折込で配布されるチラシ、ポスターなどのほか、小冊子、写真集などの書籍や書物であってもよい。また、前記2次元バーコードが印刷媒体に付されていればよく、シール等で貼り付けたものでもよい。さらに、印刷媒体の材質は紙には限定されない。
【0044】
また、本実施の形態では、携帯端末装置、情報提供システムという名称を用いたが、これは説明の便宜上であり、パーソナル案内システム、通信端末装置や情報提供方法等でもよいことは勿論である。
また、上記携帯端末装置及び情報提供システムを構成する各回路部、例えば記憶部や表示部の種類、数及び接続方法などは前述した実施の形態に限られない。
【0045】
また、以上説明した携帯端末装置は、この携帯端末装置を機能させるためのプログラムでも実現される。このプログラムはコンピュータで読み取り可能な記録媒体に格納されている。本発明では、この記録媒体として、図3に示されている制御部31のメインメモリそのものがプログラムメディアであってもよいし、また外部記憶装置としてCD−ROMドライブ等のプログラム読み取り装置が設けられ、そこに記録媒体を挿入することで読み取り可能なCD−ROM等のプログラムメディアであってもよい。いずれの場合でも、格納されているプログラムは制御部31のCPUがアクセスして実行させる構成であってもよいし、あるいはいずれの場合もプログラムを読み出し、読み出されたプログラムは、図示されていないプログラム記憶エリアにダウンロードされて、そのプログラムが実行される方式であってもよい。このダウンロード用のプログラムは予め各装置に格納されているものとする。
【0046】
ここで、上記プログラムメディアは、通信端末装置又は情報処理装置と分離可能に構成される記録媒体であり、磁気テープやカセットテープ等の磁気ディスクやCD−ROM、CD−R/RW、MO、MD、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW等の光ディスクのディスク系、PCカード、コンパクトフラッシュカード、スマートメディア、ICカード、SDカード、メモリースティック等のカード系、あるいはマスクROM、EPROM、EEPROM、フラッシュROM等による半導体メモリを含めた固定的にプログラムを担持する媒体であってもよい。
【0047】
さらに、インターネット接続プロバイダ又は携帯メールサービス等の外部の通信ネットワークとの接続が可能な通信接続手段を介して通信ネットワークからプログラムをダウンロードするように、流動的にプログラムを担持する媒体であってもよい。なお、このように通信ネットワークからプログラムをダウンロードする場合には、そのダウンロード用プログラムは予め格納しておくか、あるいは別な記録楳体からインストールされるものであってもよい。なお、記録媒体に格納されている内容としてはプログラムに限定されず、データであってもよい。
【0048】
【発明の効果】
以上、詳述したように、本発明によれば、2次元バーコードの情報をデジタルデータとして携帯端末装置に取り込むことができ、混雑している場所などでパーソナル案内として利用することができる。また、パーソナルデータ化することにより、情報利用を簡単にすることができる。
【0049】
例えば、大変混雑している美術館、博物館、動物園、ギャラリー、ショーなどで個々人が展示品に関する情報や説明をパーソナルデータとして手元で自由にゆっくりと閲覧することができるようになる。また、情報をデジタルデータとして提供(受けとり)することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の情報提供システムで用いられる2次元バーコードの読み込みと復元を説明する図である。
【図2】本実施の形態の携帯端末装置の外観を示す図である。
【図3】本実施の形態のカメラ付き携帯電話機に組込んだ場合のブロック図である。
【図4】本実施の形態の携帯端末装置の2次元バーコードの復元を示すフローチャートである。
【図5】本実施の形態の携帯端末装置の2次元バーコードの復元手順を示すフローチャートである。
【図6】本実施の形態の携帯電話機の使用方法を説明する図である。
【符号の説明】
1 2次元バーコード
2 展示品の表示番号
3 作者名
4 作品名
10 カメラ付き携帯電話機(携帯端末装置)
10a 携帯電話機本体
11,37 アンテナ
12,33 カメラ(撮像手段)
13,34 ライト
14,39 スピーカ
15,35 LCD表示部(表示手段)
16 電源キー
17 電話機能キー
18 モードキー
19 カーソルキー
20 シャッターキー
21 ライトON/OFFボタン
22 ダイヤルキー
23,40 マイク
31 制御部(バーコード復元手段)
32 記憶メモリ(記憶手段)
36 キー入力部
50 美術館の展示場
60 絵画
70 多数の人
70a ユーザ
A,B 2次元バーコード付きパンフレット(媒体,印刷媒体)
Claims (10)
- 2次元バーコードを撮像する撮像手段と、
撮像された2次元バーコードを復元するバーコード復元手段と、
復元した2次元バーコードの情報を表示する表示手段と
を備えることを特徴とする携帯端末装置。 - さらに、復元した2次元バーコードの情報を記憶する記憶手段を備えることを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
- 2次元バーコード化した情報を印刷した媒体と、表示機能を有する携帯端末装置とを備える情報提供システムであって、
前記携帯端末装置は、
前記媒体に印刷された2次元バーコードを撮像する撮像手段と、
撮像された2次元バーコードを復元するバーコード復元手段と、
復元した2次元バーコードの情報を表示する表示手段と
を備えることを特徴とする情報提供システム。 - 前記媒体は、前記携帯端末装置を備えるユーザに配布されるパンフレットであることを特徴とする請求項3記載の情報提供システム。
- 2次元バーコードを撮像する撮像手段と、撮像された2次元バーコードを復元するバーコード復元手段と、復元した2次元バーコードの情報を表示する表示手段とを備える携帯端末装置として機能させるためのプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- 2次元バーコードを撮像する撮像手段と、撮像された2次元バーコードを復元するバーコード復元手段と、復元した2次元バーコードの情報を表示する表示手段とを備える携帯端末装置として機能させるためのプログラム。
- 写真や文字等の情報を印刷した印刷媒体において、
前記印刷された写真や文字等の情報に関連する2次元バーコード化した情報を付けることを特徴とする印刷媒体。 - 前記印刷媒体は、パンフレット、チラシ、ポスター、書籍又は書物であることを特徴とする請求項7記載の印刷媒体。
- 前記2次元バーコード化した情報は、前記印刷された写真や文字等の情報を詳細に説明する詳細情報であることを特徴とする請求項7記載の印刷媒体。
- 前記2次元バーコード化した情報は、撮像機能を有する携帯端末装置で読み取り可能な情報であることを特徴とする請求項7又は9に記載の印刷媒体。
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