JP2004126736A - 通信端末及び通信制御方法 - Google Patents

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神谷 大
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山田 和宏
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Abstract

【課題】ユーザを煩わせることなく、外部機器との間で行われる通信を規制することが可能な通信端末及び通信制御方法を提供する。
【解決手段】Java実行環境の実装された移動機(Java対応MS)の不揮発性メモリ653に、通信規制情報格納領域657、アプリケーション格納領域656を設ける。通信規制情報格納領域657には、通信量を規制するための通信量規制情報、通信時間を規制するための通信時間規制情報、通信回数を規制するための通信回数規制情報等を含む通信規制情報が格納されている。一方、アプリケーション格納領域656には、外部機器と通信を行うJavaアプリケーションを含む種々のJavaアプリケーションが格納されている。Java対応MSは、外部機器と通信を行うJavaアプリケーションを実行する際、該通信規制情報と通信履歴情報とを比較して、外部機器との通信を許可するか否かを判断する。
【選択図】    図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信端末及び通信制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
Web(World Wide Web)技術の発展に伴い、利用する機種やオペレーティング・システムへの依存性が少ないプログラミング言語(例えば、Java言語(「Java」は、Sun Microsystems,Inc.の登録商標;以下同じ))によって記述されたアプリケーションを、Webサーバ端末からインターネット等の通信ネットワークを介してWebクライアント端末へダウンロードするサービスが広く普及している。
クライアント端末を所有するユーザは、該クライアント端末に搭載されているWebブラウザを利用してWebサーバ端末にアクセスし、当該Webサーバ端末に対してアプリケーションのダウンロード要求を行う。これにより、ユーザの所望するアプリケーションが該Webサーバ端末からWebクライアント端末へダウンロードされる(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−189600号公報(第2頁、第4頁)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、該アプリケーションのダウンロード最中に通信ネットワークに異常が発生した場合、ユーザがクライアント端末を操作してダウンロード処理を強制終了等しない限り、該ダウンロード処理が半永続的に継続されてしまう等の問題があった。
また、該アプリケーションのダウンロード最中に通信ネットワークに異常が発生した場合でなくとも、該アプリケーションに発生したバグにより一端ダウンロード処理が開始された後においては、上記と同様、ユーザがクライアント端末を操作してダウンロード処理を強制終了等しない限り、該ダウンロード処理が半永続的に継続されてしまう等の問題があった。
本発明は、以上説明した事情を鑑みてなされたものであり、ユーザを煩わせることなく、外部機器との間で行われる通信を規制することが可能な通信端末及び通信制御方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述した問題を解決するため、本発明に記載の通信端末は、外部機器とネットワークを介して通信を行う通信手段と、通信を許可するか否かを判断するための通信条件を記憶する第1の記憶手段と、当該通信端末の通信状態に基づき更新される通信履歴を記憶する第2の記憶手段と、前記通信を開始する前に、前記通信条件と前記通信履歴から前記外部機器との通信を許可するか否かを判断し、前記外部機器との通信を許可した場合に前記通信手段による前記外部機器との通信を開始させる制御手段とを具備することを特徴とする。
【0006】
かかる構成によれば、通信端末は、外部機器との通信を開始する前に、通信条件と通信履歴から前記外部機器との通信を許可するか否かを判断し、許可した場合に前記外部機器との通信を開始する。すなわち、当該通信端末は通信条件を満たさない限り、通信が開始することはないため、例えば思いもよらぬ高い通信料がユーザに請求されるといった問題を未然に防止することが可能となる。
【0007】
また、本発明に記載の通信端末は、外部機器とネットワークを介して通信を行う通信手段と、通信を許可するか否かを判断するための通信条件を記憶する第1の記憶手段と、当該通信端末の通信状態に基づき更新される通信履歴を記憶する第2の記憶手段と、前記通信を開始した後、該通信継続中に、前記通信条件と前記通信履歴から前記外部機器との通信を許可するか否かを判断し、前記外部機器との通信を拒絶した場合に前記通信手段による前記外部機器との通信を終了させる制御手段とを具備することを特徴とする。
【0008】
かかる構成によれば、通信端末は、外部機器との通信を開始した後、該通信継続中に、通信条件と通信履歴から前記外部機器との通信を許可するか否かを判断し、拒絶した場合に前記外部機器との通信を終了する。すなわち、当該通信端末は外部機器と通信中であっても、該通信条件を満たさなくなった場合には該通信を終了するため、例えば思いもよらぬ高い通信料がユーザに請求されるといった問題を未然に防止することが可能となる。
【0009】
また、本発明に記載の通信端末は、外部機器と通信を行うアプリケーションを記憶する第1の記憶手段と、通信を許可するか否かを判断するための通信条件を記憶する第2の記憶手段と、当該通信端末の通信状態に基づき更新される通信履歴を記憶する第3の記憶手段と、前記通信条件と前記通信履歴から前記外部機器との通信を許可するか否かを判断するプログラムを記憶する第4の記憶手段と、外部機器とネットワークを介して通信を行う通信手段と、前記アプリケーションを実行し、当該アプリケーションに従い外部機器との通信を制御する手段であって、前記通信を開始する前に、前記プログラムを実行して前記外部機器との通信を許可するか否かを判断し、前記外部機器との通信を許可した場合に前記アプリケーションに従って前記通信手段による前記外部機器との通信を開始させる制御手段とを具備することを特徴とする。
【0010】
かかる構成によれば、通信端末は、外部機器と通信を行うアプリケーションを実行し、前記外部機器と通信を行う場合において、前記通信を開始する前に、通信条件と通信履歴から前記外部機器との通信を許可するか否かを判断するプログラムを実行し、該通信を許可した場合に前記外部機器との通信を開始する。
ここで、外部機器と通信を行うアプリケーションの中には、例えば1日に何度も同一外部機器と通信を行うアプリケーション等も存在する。このようなアプリケーションがユーザの知らぬ間に実行されると、思いもよらぬ高い通信料がユーザに請求されてしまう。しかしながら、かかる通信端末によれば、このようなアプリケーションが実行される場合であっても、前記通信を開始する前に、通信条件と通信履歴から前記外部機器との通信を許可するか否かを判断するプログラムが実行され、該通信が許可された場合に前記外部機器との通信が開始されるため、思いもよらぬ高い通信料がユーザに請求されるといった問題を未然に防止することが可能となる。
【0011】
また、本発明に記載の通信端末は、外部機器と通信を行うアプリケーションを記憶する第1の記憶手段と、通信を許可するか否かを判断するための通信条件を記憶する第2の記憶手段と、当該通信端末の通信状態に基づき更新される通信履歴を記憶する第3の記憶手段と、前記通信条件と前記通信履歴から前記外部機器との通信を許可するか否かを判断するプログラムを記憶する第4の記憶手段と、外部機器とネットワークを介して通信を行う通信手段と、前記アプリケーションを実行し、当該アプリケーションに従い外部機器との通信を制御する手段であって、前記通信を開始させた後、該通信継続中に、前記プログラムを実行して前記外部機器との通信を許可するか否かを判断し、前記外部機器との通信を拒絶した場合に前記アプリケーションに従うことなく前記通信手段による外部機器との通信を終了させる制御手段とを具備することを特徴とする。
【0012】
かかる構成によれば、通信端末は、外部機器と通信を行うアプリケーションを実行し、前記通信を開始した後、該通信中に、通信条件と通信履歴から前記外部機器との通信を許可するか否かを判断するプログラムを実行し、該通信を拒絶した場合に前記外部機器との通信を終了する。
ここで、通信端末が外部機器と通信を行うアプリケーションを実行している最中に、半永続的に通信が継続されてしまうバグが発生することも想定される。このようなバグの発生したアプリケーションがユーザの知らぬ間に実行されると、思いもよらぬ高い通信料がユーザに請求されてしまう。しかしながら、かかる通信端末によれば、このようなバグの発生したアプリケーションが実行された場合であっても、前記通信を開始させた後、該通信継続中に、通信条件と通信履歴から前記外部機器との通信を許可するか否かを判断するプログラムが実行され、該通信が拒絶された場合に前記外部機器との通信が終了する。このため、思いもよらぬ高い通信料がユーザに請求されるといった問題を未然に防止することが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
<Java実行環境>
以下、Java言語で記述されたプログラム(アプリケーション)の実行可能な環境(以下、Java実行環境という)が実装された移動機に本発明を適用した実施の形態について説明する。
ここで、かかる説明に先立ち、Java実行環境の概略について説明する。なお、以下の説明は、移動機、PDA(Personal Digital Assistance)等のモバイル機器や家電製品等、パーソナルコンピュータ(以下、PC)等に比べてCPU、メモリ、ハードディスク等のコンピューティング資源の利用に厳しい制限が課せられた機器に組み込まれるJava実行環境(現状では、J2ME:Java 2 Micro Edition)を想定する。
【0014】
さて、J2MEを実装する機器は、その機器の種類等によって必要とされる性能や機能は千差万別である。このような、実装の多様性は、無秩序と混乱を招きかねないため、J2MEではコンフィギレーション(Configuration)と、プロファイル(Profile)という2つの概念が導入されている。
【0015】
図1は、Java実行環境(J2ME)のアーキテクチャの概要を示す図である。コンフィギレーションは、基本となるクラス・ライブラリと、JVM(Java Virtual Machine)から構成されている。
ライブラリは、ある特定の機能を持ったプログラムを他のプログラムから利用できるように部品化し、複数のプログラム部品を一つのファイルにまとめたものである。このライブラリ自体は、単独で実行することはできず、他のプログラムの一部として動作する。
【0016】
JVMは、Javaアプリケーションを解釈/実行するためのソフトウェアであり、コンピュータシステム全体を管理するためのオペレーティングシステム(以下、OSという)毎に用意される。一般に、Java言語以外の言語で記述されたアプリケーションは、コンパイルによりOS毎の機械語に翻訳され、実行時にはそのOS上でしか動作しない(OSに依存)。これに対し、Java言語で記述されたアプリケーション(以下、Javaアプリケーション)は、コンパイルによりどのOS上のJVMであっても解釈/実行可能なJavaバイトコードに変換されるため、OS上にJVMが組み込んであれば、該JavaアプリケーションはいかなるOS上でも動作する(OSに非依存)。
【0017】
このようなコンフィギレーションには、移動機やPDAなどの処理能力の低い端末を対象としたCLDC(Connected Limited Device Configuration)と、カーナビなどの比較的処理能力の高い端末を対象としたCDC(Connected Device
Configuration)がある。
【0018】
プロファイルは、コンフィギレーションを土台に、より拡張された機能を提供するためのクラス・ライブラリ群である。このプロファイルには、移動機等の携帯端末向けにJavaの標準化プロセスJCP(Java Community Process)を経て策定されたプロファイル(MIDP;Mobile Information Device Profile)や、例えばJava実行環境が実装された移動機等に対するJavaアプリケーションの配信管理業務等を行う事業者等が独自に策定したプロファイル(以下、オリジナルJava拡張プロファイルという)がある。
以下、コンフィギレーションとしてCLDCを実装し、プロファイルとしてオリジナルJava拡張プロファイルを実装した移動機を例に説明を行う。
【0019】
A.本実施形態
(1)実施形態の構成
図2は、本実施形態に係る通信システム100のアーキテクチャを示す図である。
通信システム100は、Javaアプリケーションを提供するコンテンツ・サーバ(以下、Java対応CSという)200と、Java対応CS200が提供するJavaアプリケーションをインターネット300、ゲートウェイサーバ400、移動パケット通信網500を介してダウンロードし、ダウンロードしたJavaアプリケーションの実行可能な移動機(以下、Java対応MSという)600とを備えている。なお、通信システム100は、この他にも種々の移動機(Java対応MS600を含む)に対して一般的な通話サービスを提供する図示せぬ移動電話網等を備えている。また、該通信システム100は、本来複数のJava対応CS200及びJava対応MS600を備えているが、図2では図面が煩雑になるのを防ぐため、Java対応CS200及びJava対応MS600をそれぞれ1台ずつ図示している。
【0020】
Java対応CS200は、専用線等によってインターネット300に接続され、データベースDBに格納されている種々のJavaアプリケーション(例えば、対戦ゲーム用のJavaアプリケーション等)をJava対応MS600に提供する。なお、図2では専用線等によりJava対応CS200をインターネット300に直接接続している場合を例示しているが、インターネット300を介すことなく専用線等によりゲートウェイサーバ400に直接接続する構成であっても良い。
【0021】
ゲートウェイサーバ400は、インターネット300と移動パケット通信網500とを相互接続する移動パケット関門中継交換局(図示略)等に設けられ、異なる通信プロトコルを有するネットワーク間のデータ授受を中継する。さらに詳述すると、ゲートウェイサーバ400は、インターネット300の標準プロトコルTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)と、移動パケット通信用の通信プロトコルとを相互に変換することで、インターネット300−移動パケット通信網500間のデータの授受を中継する。
【0022】
移動パケット通信網500は、当該移動パケット通信網500に収容される移動機(Java対応MS600を含む)に対してパケット通信サービスを提供する。なお、移動通信パケット通信網500は、上述したゲートウェイサーバ400のほか、自局がカバーする無線セルに在圏する移動機(Java対応MS600を含む)と無線通信を行う基地局(図示略)等を複数備えている。
【0023】
Java対応MS600は、Java実行環境が実装された携帯電話等であり、Java対応CS200からインターネット300、移動パケット通信網500等を介してダウンロードしたJavaアプリケーションが実行可能となっている。
【0024】
図3は、Java対応MS600のハードウェア構成を示す図である。
CPU610は、記憶部650に格納されている各種制御プログラム等に従って、Java対応MS600の各部を中枢的に制御する。
無線通信部620は、アンテナ621を備え、基地局との間で行われる無線通信を制御する。この無線通信部620は、CPU610の制御の下、例えば送話音声に関するデータやパケット通信用のデータなどを搬送波に重畳して無線信号を生成し、アンテナ621を介して基地局へ送信する一方、基地局からアンテナ621を介して受信した無線信号を復調し、受話音声に関するデータやパケット通信用のデータなどを得る。
【0025】
操作入力部630は、電源ON/OFFキー、数字や文字、操作指示等を入力するための操作キー等を備え、これらのキーの操作に応じた操作信号をCPU610に出力する。
【0026】
通話処理部640は、例えばマイクロフォンやスピーカ、音声処理部(図示略)などを有し、CPU610の制御の下、呼接続/切断処理を含む通話処理を行う。 表示部645は、LCD(Liquid Crystal Display)及びLCDの表示制御を行う駆動回路を備え、種々の文字、画像等を表示する。
【0027】
記憶部650は、ROM651と、RAM652と、例えばSRAM(Static−RAM)やEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などの不揮発性メモリ653とを有する。
【0028】
ROM651には、CPU610によって実行される各種プログラムなどが格納されている。このROM651には、Java対応MS600用のOSや、移動機対応マークアップ言語(例えば、CHTML(Compact HyperText Markup Language)等)で記述されたアプリケーションを解析/実行するためのWebブラウザ(以下、マイクロブラウザという)等のソフトウェア及び前述したJava実行環境を提供するためのソフトウェア等が格納されている。
RAM652は、CPU610のワークメモリとして用いられ、各種データ等を一時的に格納するために利用されるほか、Java対応MS600に組み込まれたJavaアプリケーション実行時に利用される。
【0029】
不揮発性メモリ653は、アプリケーション実行メモリ及びアプリケーション記憶メモリ等を備えている。
図4は、不揮発性メモリ653の記憶状態を例示した図である。
アプリケーション記憶メモリ655は、アプリケーション格納領域656と、通信規制情報格納領域657と、アプリケーションデータ格納領域658とを備えている。なお、図4に示すように、該アプリケーション記憶メモリ655に格納されるJavaアプリケーション毎に割り当てられる記憶領域が異なっている。
【0030】
アプリケーション格納領域656には、種々のJavaアプリケーションが格納される。Javaアプリケーションは、Javaアプリケーション本体のプログラムファイルと画像や音声ファイル等のリソースとを1つにまとめた数十Kバイト程度のJARファイルと、該JARファイルに関する各種の情報が記述されたADF(Application Descriptor File)と呼ばれる数百バイト程度のテキストファイルから構成されている。このJARファイルとADFとから構成される種々のJavaアプリケーションがアプリケーション格納領域656に対応付けて格納されている。
【0031】
図5は、ADFの記述項目を例示した図である。
ADFには、JARファイルのサイズを示すファイルサイズ情報、該JARファイルの格納場所を示すURL(Uniform Resource Locator)情報、該JARファイルの利用可能な移動機の機種を示す機種情報等が記述されている。
Java対応MS600を所有するユーザは、Java対応CS200から所望のJavaアプリケーションのダウンロードを試みる際、まず、Java対応MS600のマイクロブラウザを利用してJava対応CS200にアクセスし、ADFのダウンロードを試みる。ADFがダウンロードされると、Java対応MS600は、ADFに記述されている内容を参照し、Javaアプリケーションの利用が可能かどうかを判定する。Java対応MS600は、該Javaアプリケーションの利用が可能であると判定した場合にのみ、ADF内に記述されたURL情報を利用してJARファイルのダウンロードを行う。
【0032】
このように、JARファイルをいきなりダウンロードするのではなく、JARファイルよりもサイズの小さなADFをダウンロードし、基本的な項目のみを事前にチェックするという仕組みを採用することで、通信コストの削減を図ることが可能となっている。
【0033】
再び図4に戻り、通信規制情報格納領域657には、Java対応MS600に組み込まれたJavaアプリケーションを起動することにより該Java対応MS600と該Javaアプリケーションのダウンロード元のJava対応CS200との間で行われる自動通信(後述)を規制するための通信規制情報(通信条件)が格納されている。
該通信規制情報には、通信量(例えば、1日当たりの総通信量等)を規制するための通信量規制情報、通信時間(例えば、1日当たりの総通信時間等)を規制するための通信時間規制情報、通信回数(例えば、1日当たりの総通信回数等)を規制するための通信回数規制情報等が含まれている。これらの各情報は、ユーザがJava対応MS600の操作キーを操作することで設定・変更される。なお、これら各情報を利用した通信規制動作については、実施形態の動作説明の項においてその詳細を明らかにする。
【0034】
アプリケーションデータ格納領域658は、Java対応MS600に組み込まれたJavaアプリケーション毎に割り当てられており(例えば、5Kバイトずつ等)、各格納領域には、Javaアプリケーション終了後も保持すべきデータ(以下、永続データという)がそれぞれ格納されている。また、セキュリティー上、各Javaアプリケーション用に割り当てられた格納領域に格納されている永続データは、他のJavaアプリケーション実行時に使用されないように制限されている(後に詳述)。
【0035】
図6は、Java対応MS600に実装されているJava実行環境のアーキテクチャを説明するための図である。
ネイティブアプリケーションは、音声通話機能や移動機対応マークアップ言語で記述されたアプリケーションを解析/実行する機能を提供するものであり、ブラウザ機能を提供するソフトウェア(マイクロブラウザ)や、電話帳機能を提供するソフトウェア、ネットワーク通信機能を提供するソフトウェア等により構成されている。
【0036】
KVM(Kilo Virtual Machine)は、前述したJVMを移動機等の小型組み込みデバイス向けに再設計したものであり、キロバイト単位のメモリ(KVMの「K」の名は、必要なメモリがキロバイト(Kilo Bytes)単位であることに由来)で動作可能となっている。
【0037】
CLDCクラス・ライブラリには、J2MEの上位エディションであるJ2SE(Java 2 Standard Edition;PC等への組み込みを想定したJava実行環境)から承継されたサブセットであるクラス類や、CLDCに固有のクラス類が含まれている。
オリジナルJava拡張ライブラリは、上述したオリジナルJava拡張プロファイルの機能を実現させるためのクラス・ライブラリであり、各クラス・ライブラリから提供される種々のクラスやAPI(Application Program Interface;OSや各種ライブラリを利用する際のプログラム上の手続きを定めた規約)を利用することにより、該Java拡張プロファイルの機能を実現させることが可能となっている。
なお、APIは、本来、各ライブラリ中のクラスを呼び出す際に利用される規約を指すが、便宜上、以下では各ライブラリによって提供されるクラス群をAPIという。
【0038】
かかるオリジナルJava拡張ライブラリによって提供されるAPIには、ネットワーキングインタフェースAPI、ユーザインタフェースAPI、第2ストレージAPI等がある。
ネットワーキングAPIは、URLによって指定されたネットワーク資源(Java対応CS600等)との接続をサポートするためのAPIであり、HTTP(HyperText Transfer Protocol)通信及びHTTPS(Hypertext Transfer Protocol Security)通信等によるネットワーク接続をサポートする。
【0039】
ユーザインタフェースAPIは、種々のユーザインタフェース機能を提供するためのAPIである。
第2ストレージAPIは、第2ストレージに対するデータの読み書きをサポートするためのAPIである。
なお、本実施形態に係るJava対応MS600は、以上説明したCLDCクラス・ライブラリ及びオリジナルJava拡張ライブラリのほかにも、各移動機メーカが独自の機能を提供するために追加したメーカ独自拡張ライブラリ等を備えている。
【0040】
JAM(Java Application Manager)は、Java対応MS600にインストールされたJavaアプリケーションを管理する機能を提供するソフトウェアである。詳述すると、JAMは、Java対応MS600にダウンロードされたADFの記述内容をチェックしてJavaアプリケーションの利用が可能かどうかを判定する機能や、該Java対応MS600に格納されているJavaアプリケーションをリスト表示する機能、Javaアプリケーションの起動や強制終了等を行う機能、Javaアプリケーションをインストールまたは更新する機能、及び該Java対応MS600に格納されている既存のJavaアプリケーションを削除する機能等を提供する。
【0041】
第1ストレージは、Java対応CS200からダウンロードしたADF、JARファイル及びユーザ等によって設定された通信規制情報等を格納するための記憶機構である。
第2ストレージは、上述した永続データを格納するための記憶機構であり、Java対応MS600に組み込まれた各Javaアプリケーション毎に異なる記憶領域が割り当てられている。この第2ストレージに格納されている永続データは、該永続データに対応するJavaアプリケーションが実行された場合にのみ使用可能となっている。これにより、あるJavaアプリケーションに対応する永続データが、その他のJavaアプリケーションを実行することにより書き換えられてしまうといった問題を未然に防止することができる。
【0042】
以上、Java対応MS600に実装されているJava実行環境のアーキテクチャについて説明を行った。ここで、Java対応MS600に組み込まれたJavaアプリケーション及び実装されている種々のソフトウェア等は、Java対応MS600に搭載されているCPU等のハードウェア資源によって実行されるため、本来、処理や動作の主体とはなり得ない。しかしながら、該ハードウェア資源を主体として記載すると、表現が複雑になり、本発明の理解の妨げになるおそれがあるため、以下では、適宜、該ソフトウェア等を処理や動作の主体として説明を行う。
【0043】
(2)実施形態の動作
a. 第1の動作例
以下に示す第1の動作例では、自動起動されるJavaアプリケーションであって、起動毎にダウンロード元のJava対応CS200と通信を行う通信Javaアプリケーション(例えば、株価情報を更新するJavaアプリケーション等)が、Java対応MS600にインストールされている場合を例に説明を行う。ここで、「自動起動」とは、ユーザの意向を確認することなく、所定時間毎(例えば6時間毎)等に自動で起動されることをいう。このように、通信Javaアプリケーションは、起動に関してはユーザの意向を確認しない態様で行われるが、通信に関しては「起動毎にユーザの意向を確認する態様」「通信を行う際、常にユーザの意向を確認する態様」、「ユーザの意向を一切確認しない態様」のいずれかにより行われる。いずれの態様によって通信が行われるかは、Java対応MS600の操作等によって設定・変更可能であるが、以下では、「起動毎にユーザの意向を一切確認しない態様」に設定されている場合を想定して説明を行う。
【0044】
図7は、第1ストレージに格納されている通信Javaアプリケーションに対応するADFを模式的に示した図である。
該ADFには、前掲図5に示すファイルサイズ情報(例えば、10Kバイト)、URL情報(例えば、http://www.・・・・)、機種情報(例えば、DCMH505)等の必須項目のほか、自動起動タイミングを示すタイミング情報(例えば、45分毎)等のオプション項目が記述されている。
【0045】
通信Javaアプリケーションの実行管理を行うJAMは、かかるADFの記述内容から当該通信Javaアプリケーションを45分毎に起動すべき旨を把握する一方、第1ストレージに格納されている通信規制情報を参照し、ダウンロード元のJava対応CS200との間で行われる通信を規制する。なお、本実施形態では、「起動毎にユーザの意向を一切確認しない態様」に設定されているため、通信Javaアプリケーションが起動される毎に、ダウンロード元のJava対応CS200との間で自動通信が行われることになる。
説明に戻り、上記通信規制情報として1日当たりの総通信量をLバイト(L値)以下に規制すべき通信量規制情報、1日当たりの総通信時間をM時間(M値)以下に規制すべき通信時間規制情報、1日当たりの送通信回数をN回(N値)以下に規制すべき通信回数規制情報等が記述されていた場合、JAMは、該通信規制情報を参照してJavaアプリケーションによる自動通信を許可するか否かを判断する。
【0046】
さらに詳述すると、JAMは、ADFの記述内容及び図示せぬタイマ等を参照し、Javaアプリケーションを起動すべきタイミング(例えば、前回Javaアプリケーションを起動してから45分経過した時等)が到来したと判断すると、第1ストレージに格納されている通信規制情報と、図示せぬ記憶機構等に格納されている通信履歴情報(本日これまでに実行された自動通信の通信量、回数、時間等)とを比較する。なお、通信履歴情報は、JAMによって更新、管理され、予め設定されている期限が到来すると(例えば1日経過した後等)、JAMは通信該通信履歴情報に書き込まれたデータを全て消去する(例えば、通信回数のカウント値を「0」に戻す等)。
【0047】
比較の結果、通信Javaアプリケーションによる通信を許可すべきであると判断すると、JAMは、通信Javaアプリケーションを起動する。JAMによって起動された通信Javaアプリケーションは、ダウンロード元たるJava対応CS200との間でHTTP若しくはHTTPSによる通信を行い、Java対応CS200から取得した最新の情報(例えば、株価情報等)を不揮発性メモリ653に格納する。かかる一連の処理が行われると、JAMは通信Javaアプリケーションを終了させる。
【0048】
一方、JAMは、通信Javaアプリケーションによる通信を拒絶すべきであると判断すると、通信Javaアプリケーションの起動を断念する。この場合、JAMは、通信Javaアプリケーションの起動(すなわち、通信)を断念した旨をユーザに通知するためのダイアログを立ち上げ、表示部645に表示する。
【0049】
ユーザは、表示部645に表示されたダイアログを確認し、通信規制情報の設定を変更すべきか否かを判断する。通信Javaアプリケーションによる通信を継続して実行させたい場合には、ユーザは操作キーを操作して通信規制情報のL値、M値、N値等を大きな値(例えば、N→N+5等)に変更する一方、該通信Javaアプリケーションによる通信を実行させたくない場合には、ユーザは通信規制情報のL値、M値、N値を変更するための操作を行わない。この結果、ユーザによって通信規制情報のL値、M値、N値等が大きな値に変更された場合には、通信Javaアプリケーションによる通信が開始される一方、ユーザによって通信規制情報のL値、M値、N値が変更されなかった場合には、通信Javaアプリケーションによる通信が開始されることはない。
【0050】
このように、第1の動作例によれば、ユーザによって設定された通信規制情報を利用することにより、起動タイミングがADFに記述された通信Javaアプリケーションによる通信を規制することができる。
これにより、ユーザの知らぬ間にJava対応MS600にインストールされた通信Javaアプリケーションと、該Javaアプリケーションのダウンロード元のJava対応CS200との間で大量の通信が行われ、思いもよらぬ高い通信料がユーザに請求されるといった問題を未然に抑制することができる。
【0051】
また、ADFに記述されたタイミング情報に従って該通信が正常に行われる場合のみならず、通信Javaアプリケーションに発生したバグ等により半永続的に該通信が行われる等の通信異常が発生した場合であっても、該通信はJava対応MS600に格納されている通信規制情報に基づき強制的に切断される。これにより、上記と同様、思いもよらぬ高い通信料がユーザに請求されるといった問題を未然に抑制することができる。
【0052】
また、通信JavaアプリケーションとJava対応CS200との間の通信を中継するゲートウェイサーバ400においては、上記通信異常が発生した場合であっても、該通信はJava対応MS600に格納されている通信規制情報に基づき強制的に切断されるため、ゲートウェイサーバ400が該通信異常によりダウン(すなわち、ゲートウェイサーバ400の通信中継機能が停止してしまう)といった問題を未然に抑制することができる。
【0053】
なお、上記では、JAMが通信Javaアプリケーションを起動する際に、該通信Javaアプリケーションによる通信を許可すべきか否かを判断する場合について説明を行ったが、JAMが通信Javaアプリケーションによる通信を監視する場合も同様に説明することができる。詳述すると、通信Javaアプリケーションによる通信が開始されると、JAMは、第1ストレージに格納されている通信規制情報と、図示せぬ記憶機構等に格納されている通信履歴情報とを比較し、該通信の監視を行う。JAMは、通信を切断する必要がないと判断した場合、引き続き通信の監視を行う一方、通信を切断すべきであると判断した場合には、通信Javaアプリケーションを強制終了する。なお、強制終了した後の動作については、上記とほぼ同様に説明することができるため割愛する。
【0054】
b. 第2の動作例
上述した第1の動作例では、ADFにタイミング情報が記述されている場合について説明を行った。これに対し、以下に示す第2の動作例では、ユーザが通信Javaアプリケーションの起動タイミングを種々設定する場合について説明を行う。
ユーザは、操作キーを操作して通信Javaアプリケーションの選択を行うと共に、選択した通信Javaアプリケーションの起動タイミング(例えば、30分毎)を設定する。なお、この通信Javaアプリケーションは、第1の動作例に係る通信Javaアプリケーションと同様、起動毎にユーザの意向を確認することなく、ダウンロード元のJava対応CS200と通信を行う態様に設定されている。
【0055】
ユーザによって選択された起動すべき通信Javaアプリケーション及び該ユーザによって設定された起動タイミングに関する情報は、OS経由でJAMに渡される。JAMは、上述した場合と同様、図示せぬタイマを参照して通信Javaアプリケーションを起動すべきタイミングが到来したか否かを判断する。JAMは、起動すべきタイミングが到来したと判断すると、第1ストレージに格納されている通信規制情報と、図示せぬ記憶機構等に格納されている通信履歴情報(本日これまでに実行された自動通信の通信量、回数、時間等)とを比較する。比較の結果、通信Javaアプリケーションによる通信を許可すべきであると判断すると、JAMは、該通信Javaアプリケーションを起動する一方、通信Javaアプリケーションによる通信を拒絶すべきであると判断した場合には、通信Javaアプリケーションの起動を断念する。なお、この後の動作については、上述した第1の動作例と同様に説明することができるため、説明を割愛する。
【0056】
このように、第2の動作例によれば、ユーザによって設定される通信規制情報を利用することにより、該ユーザによって起動タイミングが設定されたJavaアプリケーションの通信を規制することができる。
すなわち、タイミング情報が予めADFに記述されている通信Javaアプリケーションのみならず、ユーザ等によって起動タイミングが設定された通信Javaアプリケーション(例えば、毎朝4時に起動し、ダウンロード元のJava対応CS200から本日のお天気情報を取得する通信Javaアプリケーション等)についても、通信を規制することができる。
【0057】
なお、ユーザによって設定された起動タイミングを1回のみ有効と判断するか、あるいは該起動タイミングが変更されるまで繰り返し有効と判断するかは、Java対応MS600の設計等に応じて適宜変更可能である。また、JAMが通信Javaアプリケーションによる通信を監視する場合については、上述した第1の動作例とほぼ同様に説明することができるため、説明を割愛する。
【0058】
(3)変形例
以上この発明の一実施形態について説明したが、上記実施形態はあくまでも例示であり、上記実施形態に対しては、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で種々の応用が可能である。
【0059】
<変形例1>
上述した本実施形態では、Java対応MS600にインストールされたJavaアプリケーションの起動形態として、ADFに記述されたタイミング情報に従い通信Javaアプリケーションを起動させる形態(第1の動作例参照)、ユーザによって設定された起動タイミングに従い通信Javaアプリケーションを起動させる形態(第2の動作例)を例示したが、例えば下記(a)〜(d)に示す起動形態を採用することも可能である。
【0060】
(a)ダウンロードされた直後のJavaアプリケーションを起動させる形態
(b)Java対応MS600宛てに配信されたメールをトリガとして通信Javaアプリケーションを起動させる形態
(c)Java対応MS600に搭載されている外部機器インタフェース(IrDA、Bluetooth 等)が受信した外部機器からのコマンド等をトリガとして通信Javaアプリケーションを起動させる形態
(d)Java対応CS200が指示した間隔に基づいて通信Javaアプリケーションを起動(すなわち、Java対応CS200からPUSH起動)させる形態
【0061】
上記(a)〜(d)に例示した起動形態のほかにも、例えば待ち受け画面用に設定されたJavaアプリケーションを所定時間だけ起動する形態(例えば、1日のうち、所定時刻から50秒だけ起動する等)等があるが、どのような起動形態を採用するかはJava対応MS600の設計等に応じて種々変更可能である。
【0062】
<変形例2>
また、上述した本実施形態では、通信Javaアプリケーションをダウンロード等した日時を基準とし、起動すべき時間間隔(例えば、3時間毎等)を指定する形態を例示したが、例えば下記に示す起動形態を採用することも可能である。
(a)起動すべき日付(例えば、2002年5月17日等)を指定する形態
(b)起動すべき曜日(例えば、毎週水曜日等)を指定する形態
(c)起動すべき時刻(例えば、毎日17:00等)を指定する形態
(d)Java対応MS600の充電開始/終了時に起動する形態
(e)在圏エリアを跨いだとき(例えば、東京エリアから千葉エリアに移ったとき等)に起動する形態
(f)電波圏外から圏内に遷移したときに起動する形態
【0063】
上記(a)〜(f)に例示した形態のほか、例えば第3世代携帯電話機等に利用されるUIM(User Identity Module)がJava対応MS600に装着されたときに起動する形態等にも適用可能である。また、上述した本実施形態では、通信Javaアプリケーションが起動毎にJava対応CS200と通信する場合を例に説明したが、例えば10回起動毎にJava対応CS200と通信する形態、1日1回だけJava対応CS200と通信する形態など、あらゆる形態に適用可能である。
【0064】
<変形例3>
また、上述した本実施形態では、通信Javaアプリケーションによる通信に関し「ユーザの意向を一切確認しない態様」を例に説明したが、「起動毎にユーザの意向を確認する態様」「通信を行う際、常にユーザの意向を確認する態様」にも適用可能である。かりに「起動毎にユーザの意向を確認する態様」に設定したとしても、通信Javaアプリケーションにバグ等が発生した場合には、半永続的に該通信が行われる等の問題が発生する。かかる問題を鑑みれば、通信を開始する前にユーザの意向を確認するか否か等を問わず、Java対応CS200との間で通信を行う全ての通信Javaアプリケーションに本発明を適用するのが望ましい。
【0065】
<変形例4>
また、上述した本実施形態では、1日当たりの総通信量をLバイト(L値)以下に規制すべき通信量規制情報、1日当たりの総通信時間をM時間(M値)以下に規制すべき通信時間規制情報、1日当たりの送通信回数をN回(N値)以下に規制すべき通信回数規制情報等が記述された通信規制情報を例に説明したが、例えば1セッション当たりの通信量をL1バイト以下に規制すべき通信量規制情報、1セッション当たりの通信時間をM1時間(分、秒単位の設定も可)以下に規制すべき通信時間規制情報、1セッション当たりの送通信回数をN1回以下に規制すべき通信回数規制情報等が記述された通信規制情報にも適用可能である。すなわち、通信規制情報に記述される各情報をどのように定義するかはJava対応MS600の設計等に応じて種々変更可能である。
【0066】
また、通信規制情報に記述する情報は、上述した通信量規制情報、通信時間規制情報、通信回数規制情報に限らず、Java対応MS200にダウンロードされた通信Javaアプリケーションとダウンロード元のJava対応CS200との間で行われる通信を規制すべき情報であれば、どのような情報であっても良い。
また、上述した本実施形態では、通信規制情報等の格納先として第1ストレージを例示したが、該格納先をどこに設定するかはJava対応MS600の設計等に応じて種々変更可能である。また、上述した本実施形態では、第2ストレージに格納される永続データの不正使用を防止するため、該永続データに対応する通信Javaアプリケーションが実行された場合にのみ使用可能であったが、永続データに対応する通信Javaアプリケーションのみが当該永続データを使用できるといった制限を設けるかどうかは、Java対応MS600の設計等に応じて種々変更可能である。
【0067】
<変形例5>
また、上述した本実施形態及び各変形例では、知らないうちに別のサーバに情報が流出しまうといった問題を未然に防止するため、通信Javaアプリケーションの通信先をダウンロード元のJava対応CS200に限定した場合について説明を行ったが、通信Javaアプリケーションの通信先としてダウンロード元のJava対応CS200以外のサーバを設定することも可能である。また、上述した本実施形態及び各変形例では、HTTP及びHTTPSを利用して通信を行う場合について説明したが、いずれの通信プロトコルを利用して通信を行うかは、Java対応MS600等の設計等に応じて種々変更可能である。
【0068】
<変形例6>
また、上述した本実施形態及び各変形例では、Java対応CS200からダウンロードした通信Javaアプリケーションを例に説明したが、予めJava対応MS600に組み込まれている通信Javaアプリケーション(例えば、Java対応MS600を提供する事業者等が作成したオリジナル通信Javaアプリケーション等)にも適用可能である。
【0069】
<変形例7>
また、上述した各実施形態及び各変形例において説明したJava対応MS600に係る諸機能をソフトウェアによって実現することも可能である。具体的には該ソフトウェアを記録した記録媒体(メモリーカード等)、あるいは該ソフトウェアを備えたサーバ等から伝送媒体(移動パケット通信網等)等を介してJava対応MS600の記憶部650等にインストールする。このように、上述した諸機能をソフトウェアによって実現することも可能である。
【0070】
<変形例8>
図8は、Java実行環境におけるプロファイルの位置づけを種々例示した図である。
上述した本実施形態及び各変形例では、コンフィギレーションとしてCLDCを実装し、プロファイルとしてオリジナルJava拡張プロファイルを実装した移動機(図8に示す、A参照)について説明を行ったが、例えばオリジナルJava拡張プロファイルの代わりにMIDPを実装した移動機(図8に示す、B参照)、あるいはオリジナル拡張プロファイル及びMIDPを実装した移動機(図8に示す、C参照)にも適用可能である。
【0071】
また、上述した本実施形態では、CLDCを実装した小型端末の一例として携帯電話等の移動機を例示したが、例えばPDAやPHS(Personal Handyphone System)等、CLDCを実装したあらゆる小型端末に適用可能である。また、本発明はCLDCを実装した小型端末に限定する趣旨ではなく、CDCを実装したカーナビやセットトップボックスなどの中・大型端末にも適用可能である。なお、CDCを実装した中・大型端末においては、例えば「J2ME Foundation Profile」等のプロファイルが実装され、VMとしてJVMが実装される。
【0072】
<変形例9>
また、上述した本実施形態及び各変形例では、Java言語によって記述された通信Javaアプリケーションを例示したが、該Java言語以外のプログラミング言語によって記述された通信アプリケーションにも適用可能である。
以上の説明から明らかなように、本発明は、どのようなプログラミング言語によって記述されたアプリケーションであっても、当該アプリケーションの実行可能な環境と、外部機器との間で通信を行うための通信機能を備えたあらゆる機器に適用可能である。
【0073】
<変形例10>
また、上述した本実施形態では、Java対応MS600のアプリケーション記憶メモリ655にJavaアプリケーション等が格納されている場合について説明したが、第3世代携帯電話機等に利用されるUIM(User Identity Module)にJavaアプリケーション等を格納するようにしても良い。
ここで、図9及び図10は、UIM700を説明するための図である。
UIM700は、Java対応MS600等に着脱自在なICカードであり、ROM720に格納されている制御プログラムに基づきUIM200の各部を制御するCPU710、Java対応MS600等と接続するためのUIMインタフェース715、Java対応MS600等から供給されるデータを一時的に格納するためのRAM725、Javaアプリケーション等が格納されるEEPROM730等を備えている。
【0074】
図11は、EEPROM730の記憶領域を説明するための図である。
EEPROM730は、ユーザ情報記憶領域731や、アプリケーション記憶領域732等を有している。
ユーザ情報記憶領域731には、加入者番号、発信履歴情報、着信履歴情報、通話時間情報等、UIM700を所有するユーザに固有の情報が格納されている。
アプリケーション記憶領域732には、上述したアプリケーション記憶メモリ655に格納されている様々な情報、すなわちJava対応CS200からダウンロードした通信Javaアプリケーションや対応する通信制御情報、永続データ等が格納されている。なお、このアプリケーション記憶領域732に格納されるJavaアプリケーション等は、Java対応CS200からJava対応MS600経由でUIM700にダウンロードされたもののほか、予めUIM700に格納されているものでも良い。
【0075】
さて、このようにユーザ固有の情報やJavaアプリケーション等がUIM700に格納された状態において、通信Javaアプリケーションが起動され、かつ、通信開始タイミングが到来したことを検知すると、UIM700のCPU710(或いはJava対応MS600のCPU610)は、アプリケーション記憶領域732に格納されている通信規制情報と、図示せぬ格納領域に格納されている通信Javaアプリケーション毎の通信履歴情報とを比較する。比較の結果、通信Javaアプリケーションによる通信を許可すべきであると判断すると、CPU710は該通信Javaアプリケーションを起動する一方、通信を拒絶すべきであると判断すると、通信Javaアプリケーションの起動を断念する。なお、この後の動作については、上述した本実施形態と同様に説明することができるため、説明を割愛する。
【0076】
以上説明したように、通信Javaアプリケーションが格納されているUIM700自身が、当該通信Javaアプリケーションによる通信を規制することにより、移動機毎の通信規制ではなく、ユーザ毎の通信規制が可能となる。
なお、本変形例では、各通信Javaアプリケーションによる通信を規制する場合について説明したが、例えば複数の通信Javaアプリケーションによる通信を統括規制するようにしても良い。
ここで、図12は、EEPROM730’の記憶領域を説明するための図である。このEEPROM730’は、前述したユーザ情報記憶領域731、アプリケーション記憶領域732のほか、統括通信規制情報記憶領域733を備えている。
【0077】
統括通信規制情報記憶領域733には、複数の通信Javaアプリケーションによる通信を統括規制するための情報(例えば1日の送通信量がMバイトを越えたら、全ての通信Javaアプリケーションによる通信を拒絶する等;以下、統括通信規制情報という)が格納されている。なお、かかる統括通信規制情報は、ユーザによるボタン操作等によって設定される。
このように、統括通信規制情報をUIM700に格納することで、種々のJava対応CS200との間で大量の通信が行われ、思いもよらぬ高い通信料がユーザに請求されるといった問題を未然に抑制することが可能となる。
【0078】
なお、本変形例では、Javaアプリケーションが格納される通信端末としてUIM700を例に説明したが、本発明はこれに限定する趣旨ではなく、J2ME(Java 2 Micro Edition)、J2SE(Java 2 Standard Edition)、J2EE(Java 2 Enterprise Edition)等のJava実行環境と、外部機器との間で通信を行うための通信機能を備えたあらゆる通信端末に適用可能である。また、上述した本実施形態では、Java言語によって記述されたJavaアプリケーションを例に説明を行ったが、ゲートウェイサーバ400を介して通信を行うアプリケーションであれば、どのようなプログラミング言語で記述されたアプリケーションにも本発明を適用することができる。
【0079】
<変形例11>
また、上記通信規制情報には、通信料金が所定金額(以下、通信規制料金という)に到達したときに通信Javaアプリケーションによる通信を規制する通信料金規制情報を記述するようにしても良い。例えば(1)通信Javaアプリケーションによって発生する通信料金、(2)通信Javaアプリケーション以外の通信(メールやWEBブラウジング等)によって発生する通信料金、(3)音声通話によって発生する通信料金など、様々な通信料金の合計を求め、求めた通信料金の合計が上記通信規制料金に到達したときに、Java対応MS600によるあらゆる通信を規制(強制終了等)する。もちろん、これに限らず、上記(1)〜(3)の各々に対応する通信料金規制情報(例えば、第1〜第3通信料金規制情報等)を通信規制情報に記述し、(1)〜(3)のいずれか1つの通信料金が上記通信規制料金に到達したときに、Java対応MSによる通信を強制終了等するようにしても良い。なお、上記(1)、(2)に示す通信料金については、それぞれ料金プラン等に応じて通信料(パケット代)が異なる。よって、これら料金を求めるために必要な情報については、Java対応MS600の所定の記憶エリアに格納できるようにしておけば良い。
また、以上の説明では、Java実行環境を備えている通信端末を例に説明をしたが、本発明はこれに限定する趣旨ではなく、通信Javaアプリケーションを備えていない通信端末にも適用可能である。例えば、Java実行環境を備えることなく、E−メールなどのパケット通信機能のみを備える通信端末に本発明を適用した場合には、通信料金の合計が上述した通信規制料金に到達したときに、外部機器との通信を強制的に終了する。このように、本発明は、通信Javaアプリケーションによる通信に限定する趣旨ではなく、あらゆる通信に対して適用可能である。
【0080】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る通信端末によれば、外部機器との間で行われる通信をユーザを煩わせることなく規制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】Java実行環境のアーキテクチャの概要を示す図である。
【図2】本実施形態における通信システムのアーキテクチャを示す図である。
【図3】本実施形態に係るJava対応MSのハードウェア構成を示す図である。
【図4】本実施形態に係る不揮発性メモリの記憶状態を例示した図である。
【図5】本実施形態に係るADFの記述項目を例示した図である。
【図6】本実施形態に係るJava対応MSに実装されているJava実行環境のアーキテクチャを説明するための図である。
【図7】本実施形態に係るADFを模式的に示す図である。
【図8】変形例6に係るJava実行環境におけるプロファイルの位置づけを例示した図である。
【図9】変形例10に係るUIMを説明するための図である。
【図10】変形例10に係るUIMを説明するための図である。
【図11】変形例10に係るEEPROMの記憶領域を説明するための図である。
【図12】変形例10に係るEEPROMの記憶領域を説明するための図である。
【符号の説明】
100・・・通信システム、200・・・Java対応CS、300・・・インターネット、400・・・ゲートウェイサーバ、500・・・移動パケット通信網、600・・・Java対応MS、610、710・・・CPU、620・・・無線通信部、630・・・操作入力部、650・・・記憶部、651、720・・・ROM、652、725・・・RAM、653・・・不揮発性メモリ、655・・・アプリケーション記憶メモリ、656・・・アプリケーション格納領域、657・・・通信制御情報格納領域、658・・・アプリケーションデータ格納領域、700・・・UIM、715・・・UIMインタフェース、730・・・EEPROM、731・・・ユーザ情報記憶領域、732・・・アプリケーション記憶領域、733・・・統括通信規制情報記憶領域。

Claims (17)

  1. 外部機器とネットワークを介して通信を行う通信手段と、
    通信を許可するか否かを判断するための通信条件を記憶する第1の記憶手段と、
    当該通信端末の通信状態に基づき更新される通信履歴を記憶する第2の記憶手段と、
    前記通信を開始する前に、前記通信条件と前記通信履歴から前記外部機器との通信を許可するか否かを判断し、前記外部機器との通信を許可した場合に前記通信手段による前記外部機器との通信を開始させる制御手段と
    を具備することを特徴とする通信端末。
  2. 外部機器とネットワークを介して通信を行う通信手段と、
    通信を許可するか否かを判断するための通信条件を記憶する第1の記憶手段と、
    当該通信端末の通信状態に基づき更新される通信履歴を記憶する第2の記憶手段と、
    前記通信を開始した後、該通信継続中に、前記通信条件と前記通信履歴から前記外部機器との通信を許可するか否かを判断し、前記外部機器との通信を拒絶した場合に前記通信手段による前記外部機器との通信を終了させる制御手段と
    を具備することを特徴とする通信端末。
  3. 外部機器と通信を行うアプリケーションを記憶する第1の記憶手段と、
    通信を許可するか否かを判断するための通信条件を記憶する第2の記憶手段と、
    当該通信端末の通信状態に基づき更新される通信履歴を記憶する第3の記憶手段と、
    前記通信条件と前記通信履歴から前記外部機器との通信を許可するか否かを判断するプログラムを記憶する第4の記憶手段と、
    外部機器とネットワークを介して通信を行う通信手段と、
    前記アプリケーションを実行し、当該アプリケーションに従い外部機器との通信を制御する手段であって、前記通信を開始する前に、前記プログラムを実行して前記外部機器との通信を許可するか否かを判断し、前記外部機器との通信を許可した場合に前記アプリケーションに従って前記通信手段による前記外部機器との通信を開始させる制御手段と
    を具備することを特徴とする通信端末。
  4. 前記外部機器と通信を行うアプリケーションには、当該アプリケーションの実行タイミングを示す実行タイミング情報が含まれ、
    前記制御手段は、前記アプリケーションに含まれる実行タイミング情報に基づき当該アプリケーションを実行し、当該アプリケーションに従い外部機器との通信を制御する手段であって、前記通信を開始する前に、前記プログラムを実行して前記外部機器との通信を許可するか否かを判断し、前記外部機器との通信を許可した場合に前記アプリケーションに従って前記通信手段による前記外部機器との通信を開始させることを特徴とする請求項3に記載の通信端末。
  5. 外部から前記外部機器と通信を行うアプリケーションの実行タイミングを示す実行タイミング情報を入力する入力手段をさらに具備し、
    前記制御手段は、前記入力手段によって入力された実行タイミング情報に基づき当該アプリケーションを実行し、当該アプリケーションに従い外部機器との通信を制御する手段であって、前記通信を開始する前に、前記プログラムを実行して前記外部機器との通信を許可するか否かを判断し、前記外部機器との通信を許可した場合に前記アプリケーションに従って前記通信手段による前記外部機器との通信を開始させることを特徴とする請求項3に記載の通信端末。
  6. 外部機器と通信を行うアプリケーションを含む複数のアプリケーションを記憶する第1の記憶手段と、
    通信を許可するか否かを判断するための通信条件を記憶する第2の記憶手段と、
    当該通信端末の通信状態に基づき更新される通信履歴を記憶する第3の記憶手段と、
    前記通信条件と前記通信履歴から前記外部機器との通信を許可するか否かを判断するプログラムを記憶する第4の記憶手段と、
    外部機器とネットワークを介して通信を行う通信手段と、
    前記複数のアプリケーションの中から実行すべきアプリケーションを選択する選択手段と、
    前記選択手段によって選択されたアプリケーションが外部機器と通信を行うアプリケーションである場合に当該アプリケーションを実行し、当該アプリケーションに従い外部機器との通信を制御する手段であって、前記通信を開始する前に、前記プログラムを実行して前記外部機器との通信を許可するか否かを判断し、前記外部機器との通信を許可した場合に前記アプリケーションに従って前記通信手段による前記外部機器との通信を開始させる制御手段と
    を具備することを特徴とする通信端末。
  7. 外部機器と通信を行うアプリケーションを記憶する第1の記憶手段と、
    通信を許可するか否かを判断するための通信条件を記憶する第2の記憶手段と、
    当該通信端末の通信状態に基づき更新される通信履歴を記憶する第3の記憶手段と、
    前記通信条件と前記通信履歴から前記外部機器との通信を許可するか否かを判断するプログラムを記憶する第4の記憶手段と、
    外部機器とネットワークを介して通信を行う通信手段と、
    前記アプリケーションを実行し、当該アプリケーションに従い外部機器との通信を制御する手段であって、前記通信を開始させた後、該通信継続中に、前記プログラムを実行して前記外部機器との通信を許可するか否かを判断し、前記外部機器との通信を拒絶した場合に前記アプリケーションに従うことなく前記通信手段による外部機器との通信を終了させる制御手段と
    を具備することを特徴とする通信端末。
  8. ユーザから前記通信条件を入力して前記第2の記憶手段に記憶させる入力手段をさらに具備することを特徴とする請求項3〜7のいずれか1の請求項に記載の通信端末。
  9. 前記外部機器と通信を行うアプリケーションは、前記通信手段が当該外部機器からネットワークを介して受信したアプリケーションであることを特徴とする請求項3〜8のいずれか1の請求項に記載の通信端末。
  10. 前記外部機器と通信を行うアプリケーションは、Java(登録商標)言語で記述されたアプリケーションであることを特徴とする請求項3〜9のいずれか1のに記載の通信端末。
  11. 前記通信条件は、通信回数に関する条件、通信量に関する条件、通信時間に関する条件の少なくともいずれか1つの条件を含むことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1の請求項に記載の通信端末。
  12. 前記通信端末は、パケット通信機能を有する携帯電話であることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1の請求項に記載の通信端末。
  13. 前記通信端末は、携帯電話を介して外部機器と通信を行うユーザ識別モジュールであることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1の請求項に記載の通信端末。
  14. ネットワークを介して外部機器と通信を行う通信端末は、前記外部機器との通信を開始する前に、通信を許可するか否かを判断するための通信条件と、当該通信端末の通信状態に基づき更新される通信履歴から前記外部機器との通信を許可するか否かを判断し、前記外部機器との通信を許可した場合に前記外部機器との通信を開始することを特徴とする通信端末における通信制御方法。
  15. ネットワークを介して外部機器と通信を行う通信端末は、前記外部機器との通信を開始した後、該通信継続中に、通信を許可するか否かを判断するための通信条件と、当該通信端末の通信状態に基づき更新される通信履歴から前記外部機器との通信を許可するか否かを判断し、前記外部機器との通信を拒絶した場合に前記外部機器との通信を終了することを特徴とする通信端末における通信制御方法。
  16. 通信端末は、ネットワークを介して外部機器と通信を行うアプリケーションを実行し、当該アプリケーションに従って外部機器との通信を開始する前に、通信を許可するか否かを判断するための通信条件と当該通信端末の通信状態に基づき更新される通信履歴から前記外部機器との通信を許可するか否かを判断するプログラムを実行し、前記外部機器との通信を許可した場合に前記アプリケーションに従って前記外部機器との通信を開始することを特徴とする通信端末における通信制御方法。
  17. 通信端末は、ネットワークを介して外部機器と通信を行うアプリケーションを実行し、当該アプリケーションに従って外部機器との通信を開始した後、該通信継続中に、通信を許可するか否かを判断するための通信条件と当該通信端末の通信状態に基づき更新される通信履歴から前記外部機器との通信を許可するか否かを判断するプログラムを実行し、前記外部機器との通信を拒絶した場合に前記アプリケーションに従うことなく前記外部機器との通信を終了することを特徴とする通信端末における通信制御方法。
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