JP2004126459A - ランプ点灯表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】各LEDモジュールの異なる発光色の発光体の制御端子をあるスイッチに接続し、各LEDモジュールの異なる色を同一のスイッチで制御することで、各LEDモジュールごとに発行色の切り替え用スイッチを用意する必要なく中間色の表示を可能にする制御系統を提供する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は携帯情報端末装置に適用されるランプ装置点灯表示に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯情報端末装置は可搬性を考慮して、本体に電池を内蔵し、電子回路が必要とする動作電力を供給する電池駆動型の電子通信機器であり、携帯電話装置、PDA(パーソナルデジタルアシスタント)、携帯用GPS(グローバルポジショニングシステム)端末、携帯ゲーム機などが含まれる。
【0003】
従来の携帯情報端末装置では、携帯情報端末装置表面に設けられた導光体を介して基板上のLED(ライトエミッティッドダイオード)を発行させることで、携帯情報端末装置の状態の変化(携帯電話装置における着呼やメール受信)を操作者に表示するが、この際、発光色の異なる複数のLEDを用意することで導光体から発せられる光の発行色を2以上にし、発光色に割り当てられた意味や発光色の変化操作者の注意を喚起することは一般的である。また、液晶ディスプレイのバックライトに用いることで、バックライトを複数色に切りかえることもなされている。
【0004】
この機能を実現するに際して、図7のような回路を取ることが一般的である。
【0005】
LEDモジュール105及びLEDモジュール106は発光部であり、それぞれ赤色、緑色、青色のLEDから構成される。
【0006】
LEDモジュールを制御する制御部101とLEDモジュール105との間は赤色LEDを制御するSW1部102、緑色LEDを制御するSW2部103及び青色LEDを制御するSW3部104を介して三系統で接続され、各SW部をONまたはOFFすることでLEDモジュール内の各LEDを制御するよう構成される。同様に制御部101とLEDモジュール106との間は赤色LEDを制御するSW4部201及び緑色LEDを制御するSW5部202及び青色LEDを制御するSW6部203を介して三系統で接続される。なおLEDを発光させる為に抵抗素子を各SW部とLEDモジュールとの間に介している(抵抗107、抵抗108、抵抗109、抵抗110、抵抗111、抵抗112)。
【0007】
この構成を取ることで、3色の光が組み合わせて混色を容易に作り出すことができる。
【0008】
【特許文献】
特開平04−015685号公報
特開2001−292201号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この構成においては、制御部101の制御出力が、LEDモジュール2系統の制御用として、LEDモジュール105用に3本、LEDモジュール106用に3本で、合計6本必要であり、導光体が増える毎に部品点数が比例して増加する問題点があった。また、動作に際しては増加した各SW部を制御する必要がありプログラムサイズの面で不利があった。
【0010】
本発明は上記課題を考慮してなされたものであり、携帯電話または電子機器に用いられる複数色の発光素子で点灯する着信ランプ表示を2系統以上点灯する場合に、制御信号出力の系統数の増加なしに、2系統を異なる色でランプを点灯できるようにしたことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明におけるランプ点灯表示装置では制御部と2以上の発光素子群と3つのスイッチを含むランプ点灯表示装置であって、各発行素子は3原色を表す発光色を発光する発光体とそれぞれの発光体の発光を制御する制御端子を含み、前記スイッチは各発光素子のいずれかの制御端子と接続することを特徴とする。
【0012】
また本発明では、前記スイッチの一に接続される前記発光素子群の制御端子と他の前記発光素子群の制御端子とが異なる発光色の前記発光体を制御するものであることとした。
【0013】
また本発明では、前記スイッチの一に接続される前記発光素子群の制御端子と他の前記発光素子群の制御端子とが同じ発光色の前記発光体を制御するものであることとした。
【0014】
また本発明では前記3原色を表す発光色がそれぞれ、青、緑、赤であることもしくはシアン、マゼンタ、黄色であることを特徴とした。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0016】
図1は本発明に係る携帯電話装置の電気的構成を表す回路図であり、図2はLEDモジュール105及びLEDモジュール106の発光色の変化を表す表である。
【0017】
まず、図1を用いて本実施の形態の構成について説明する。
【0018】
本実施例におけるランプ点灯表示装置は制御部101、SW1部102、SW2部103、SW3部104、LEDモジュール105、LEDモジュール106、抵抗107、抵抗108、抵抗109、抵抗110、抵抗111、抵抗112から構成される。
【0019】
制御部101はSW1部102及びSW2部103及びSW3部104をONまたはOFF制御するよう構成することでLEDモジュール105及びLEDモジュール106の制御を行う。
【0020】
SW1部102、SW2部103、SW3部104をOnすると対応するLEDモジュールの色が発光し、Offにすると消灯する。
【0021】
LEDモジュール105及びLEDモジュール106は従来例のLEDモジュールと同様に赤色LED、青色LED及び緑色LEDから構成されている。
【0022】
本発明においては、LEDモジュール105のRGB各発光素子への結線とLEDモジュール106のRGB各発光素子への結線とを異なる接続とすることにより、LEDモジュール105とLEDモジュール106のRGB発光素子の2系統を異なる色でランプを点灯するよう構成される。即ち、SW1部102は抵抗107を介してLEDモジュール105の赤色LEDを点灯し、抵抗112を介してLEDモジュール106の青色LEDを点灯するよう構成される。SW2部103は抵抗108を介してLEDモジュール105の緑色LEDを点灯し、抵抗110を介してLEDモジュール106の赤色LEDを点灯するよう構成される。SW3部104は抵抗109を介してLEDモジュール105の青色LEDを点灯し、抵抗111を介してLEDモジュール106の緑色LEDを点灯するよう構成される。
【0023】
次に図2を用いて、上記構成を取った際のLEDモジュール105及びLEDモジュール106の発光パターンについて説明する。
【0024】
上記構成を取った際には、LEDモジュール105においてはSW1部102と赤色LED、SW2部103と緑色LED、SW3と青色LEDがそれぞれ結線されており、RGBの各発光素子のON/OFF状態の組み合わせに従い、ランプは単色または混合色で点灯する。即ち、SW1部102のみをONにすると赤色LEDが、SW2部103のみをONにすると緑色LEDが、SW3部104のみをONにすると青色LEDのみがそれぞれ点灯する。更に複数のSW部をONにする場合も考えられる。SW1部102とSW2部103とをONにすると赤色LEDと緑色LEDが点灯しLEDモジュール105全体としてみれば黄色に発光する。SW2部103とSW3部104をONにすると緑色LEDと青色LEDが点灯することでLEDモジュール105全体としてみれば水色(シアン)で発光し、SW1部102とSW3部104をOnにすると赤色LEDと青色LEDが点灯しLEDモジュール105全体としてみれば紫色(マゼンタ)で発光する。全てのSW部をONにするとLEDモジュール105全体としてみれば白色で発光する。
【0025】
LEDモジュール106においても同様であるが、SW1部102と青色LED、SW2部103と赤色LED、SW3部104と緑色LEDがそれぞれ結線されている点でLEDモジュール105とは相違する。掛かる相違によりLEDモジュール106において、SW1部102をONにすると青色LED、SW2部103をONにすると赤色LED、SW3部104をONにすると緑色が点灯する。またSW1部102とSW2部103とをONにするとLEDモジュール106は紫色(マゼンタ)に、SW2部103とSW3部104をONにすると黄色に、SW2部103とSW3部104をONにすると水色(シアン)で発光する。さらに全てのSW部をONにすると白色で発光する。
【0026】
なお、LEDモジュール105とLEDモジュール106は異なる開口部、導光体を通して外部に発光させても、同じ開口部、導光体を通して外部に発光させても良い。またLEDモジュールは一つとは制限せず、複数であっても良い。同じ開口部、導光体を通して外部に発光させる例としては、液晶ディスプレイのバックライトに用いる場合などが考えられる。以下に上記実施例を液晶ディスプレイのバックライトに用いた場合について図3及び図4を使って説明する。
【0027】
図3は複数のLEDモジュール105とLEDモジュール106を平面的に配設したバックライトの例を記載した図である。縦一列若しくは横一列に同じモジュールを配すると発光色の違いによってムラが生じる為、LEDモジュール105とLEDモジュール106は互い違いに配設するのが好ましい。
【0028】
図4は、図3に記載したバックライトの各SW部を切り替えた際の発光色の変化を表す表である。
【0029】
SW1部102のみをONにするとLEDモジュール105は赤色に発光し、LEDモジュール106は青色に発光する。したがって混食されることでバックライと自体は紫に発行する。SW2部103のみをONにしても同様で、LEDモジュール105及びLEDモジュール106はそれぞれ緑色、赤色に発光し、結果バックライトは黄色に発光する。SW3部104のみをONにするとLEDモジュール105及びLEDモジュール106はそれぞれ青色、緑色に発光し、結果バックライトは水色に発光する。
【0030】
SW部を2個以上ONにした時も同様である。SW1部102とSW2部103をONにすると、LEDモジュール105及びLEDモジュール106はそれぞれ黄色、紫に発光する。結果、バックライト自体は黄色と紫の混色で赤色に発光する。SW1部102とSW3部104を同時にONした場合には、LEDモジュール105及びLEDモジュール106はそれぞれ紫と水色に発光し、結果バックライト自体は青色に光る。また、SW2部103とSW3部104を同時にONした場合には、LEDモジュール105及びLEDモジュール106はそれぞれ水色と黄色に発光し、結果バックライト自体は緑色に発行する。
【0031】
以上のようにLEDモジュール105とLEDモジュール106という別系統の発光部品を持つ場合であっても制御系の系統数の増加を伴うことなく混色の表現を行うことが可能となる。
【0032】
本発明においては、各SW部にLEDモジュール105及びLEDモジュール106の何色のLEDと接続するかによって、効果が相違する。次に図5及び図6を用いて、この接続が異なる別の実施例について説明する。
【0033】
図5はSW部の結線を変更した際の別の実施例を表す回路図である。SW1部102は各LEDモジュールの赤色LEDと接続されている。SW2部103はLEDモジュール105の緑色LEDとLEDモジュール106の青色LEDと結線されている。SW3部104は青色LEDと赤色LEDと結線されている。
【0034】
図6は各SW部をON/OFFした場合のLEDモジュール105とLEDモジュール106の変化を表す表である。
【0035】
SW1部102をONするとLEDモジュール105及びLEDモジュール106双方とも赤色に発光する。SW2部103をONするとLEDモジュール105は緑色LEDが点灯し、LEDモジュールは青色LEDが点灯する。SW3部104をONにすると、SW2部103の場合と逆にLEDモジュール105は青色LEDが点灯し、LEDモジュールは緑色LEDが点灯させることが可能となる。
【0036】
【発明の効果】
以上に記載した通り、制御信号出力の系統数の増加なく1系統の出力により、異なる発光素子の各RGBの2系統を、異なる色でランプを点灯することが可能となり装置の原価を低減できると言う効果を奏す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るランプ点灯表示装置の第1の実施形態の電気的接続状態を示す回路図である。
【図2】本発明に係るランプ点灯表示装置の第1の実施形態における第1のLEDモジュールと第2のLEDモジュールとの発光色の変化を表す表である。
【図3】本発明に係るランプ点灯表示装置の第1の実施形態を適用したバックライトのLEDモジュールの配設状況をあらわす平面図である。
【図4】本発明に係るランプ点灯表示装置の第1の実施形態を適用したバックライトの発光色の変化を表す表である。
【図5】本発明に係るランプ点灯表示装置の第2の実施形態の電気的接続状態を示す回路図である。
【図6】本発明に係るランプ点灯表示装置の第2の実施形態における第1のLEDモジュールと第2のLEDモジュールとの発光色の変化を表す表である。
【図7】従来のランプ点灯表示装置の電気的接続状態を示す回路図である。
【符号の説明】
101 制御部
102 SW1部
103 SW2部
104 SW3部
105 LEDモジュール
106 LEDモジュール
107 抵抗
108 抵抗
109 抵抗
110 抵抗
111 抵抗
112 抵抗
Claims (5)
- 制御部と2以上の発光素子群と3つのスイッチを含むランプ点灯表示装置であって、
各発行素子は3原色を表す発光色を発光する発光体とそれぞれの発光体の発光を制御する制御端子を含み、
前記スイッチは各発光素子のいずれかの制御端子と接続することを特徴とするランプ点灯表示装置。 - 前記スイッチの一に接続される前記発光素子群の制御端子と他の前記発光素子群の制御端子とが異なる発光色の前記発光体を制御するものであることを特徴とする請求項1記載のランプ点灯表示装置。
- 前記スイッチの一に接続される前記発光素子群の制御端子と他の前記発光素子群の制御端子とが同じ発光色の前記発光体を制御するものであることを特徴とする請求項1記載のランプ点灯表示装置。
- 前記3原色を表す発光色がそれぞれ、青、緑、赤であることを特徴とする請求項1ないし3記載のランプ点灯表示装置。
- 前記3原色を表す発光色がそれぞれ、シアン、マゼンタ、黄色であることを特徴とする請求項1ないし3記載のランプ点灯表示装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002293884A JP2004126459A (ja) | 2002-10-07 | 2002-10-07 | ランプ点灯表示装置 |
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JP2002293884A JP2004126459A (ja) | 2002-10-07 | 2002-10-07 | ランプ点灯表示装置 |
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JP2004126459A true JP2004126459A (ja) | 2004-04-22 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2004126459A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008119401A (ja) * | 2006-11-15 | 2008-05-29 | Kyoraku Sangyo Kk | 遊技機 |
JP2009271414A (ja) * | 2008-05-09 | 2009-11-19 | Nec Saitama Ltd | ランプ表示点灯装置 |
-
2002
- 2002-10-07 JP JP2002293884A patent/JP2004126459A/ja active Pending
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