JP2004126267A - 情報配信システム、サーバおよびコンビネーション認証方法 - Google Patents

情報配信システム、サーバおよびコンビネーション認証方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡易で、かつ、セキュリティの高い認証を行うことのできる情報配信システムを提供することである。
【解決手段】オーディオ機器1は、初回接続時に、ネットワーク9を介してデータサーバ5に自己の技能情報を送信し、応答してデータサーバ5から送られる機器IDを受信して記憶する。また、通信端末3は、仮登録要求時に、無線基地局等を経由して、データサーバ5にて公開される登録ページにアクセスし、利用者に入力される個人情報をデータサーバ5に送信する。そして、応答してデータサーバ5から送られるユーザID及びパスワードを含んだ電子メールを受信する。オーディオ機器1は、仮登録後の接続時に、利用者に入力されるユーザID及びパスワードと、自己が記憶する技能情報及び機器IDとをデータサーバ5に送信して、本登録を要求する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、情報配信システム、サーバおよびコンビネーション認証方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ネットワークの高速化や、データ圧縮技術の発展に伴って、楽曲データ等の配信を行う情報配信システムが普及して来ている。このような情報配信システムにおいて、一般に、利用者は、パーソナルコンピュータ(パソコン)を使用してインターネットに接続し、所定の音楽配信サイト等にアクセスする。
例えば、利用者は、パソコンを操作して、アクセス先の音楽配信サイトから所望の楽曲データをパソコンにダウンロードし、その楽曲データをパソコンにて再生する(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−74814号公報 (第6−7頁、第1図)
【0004】
それでも、一般に、パソコンにおける音楽再生は、専用のオーディオ機器と比較して、音質や音量等が不十分なものとなってしまう。そのため、高音質な音楽を聴きたい利用者は、パソコンにダウンロードした楽曲データを、所定の記録媒体に書き込んだ後に、その記録媒体を再生可能なオーディオ機器にて音楽再生することも多い。
【0005】
けれども、このような作業を頻繁に行うことは、利用者にとって極めて煩雑であった。特に、音楽配信サイトからダウンロードした楽曲データには、適切な著作権保護が図られており、記録媒体への無秩序な書き込み(複製等)が禁止されているため、利用者は、正当な手順を経ないと、オーディオ機器にて音楽再生することができなくなる場合もあった。
【0006】
また、音楽配信サイトにおいては、ストリーミングと呼ばれ、楽曲データ全て(1曲分等)のダウンロードを待たずに、楽曲データを順次受信しながら再生するタイプの音楽配信が行われている。この場合、パソコンだけで音楽再生が可能となるため、高音質の音楽を聴きたい利用者にとって不満の残るものとなっていた。
【0007】
これらのような不都合を解消するために、パソコン等を使用せずに、直接、音楽配信サイト等と接続可能なオーディオ機器の開発が待ち望まれていた。
【0008】
しかしながら、音楽配信サイト等と直接接続可能なオーディオ機器が開発され市販された場合には、このようなオーディオ機器が家電製品として位置付けられ、新たな制約が課せられることとなる。つまり、パソコンと比較して、より一層の利便性が求められると共に、接続時のセキュリティを十分に確保することが必須となる。
これは、利用者がパソコンを使用したことのない場合(不慣れな場合等)を考慮しなければならないことや、悪意のある第三者がパソコン等を悪用して、正当なオーディオ機器になりすまし、音楽配信サイト等に不正にアクセスすることへの対策を考慮する必要があるためである。
【0009】
このため、音楽配信サイト等にオーディオ機器を直接接続させる情報配信システムにおいては、オーディオ機器と音楽配信サイトとの間において、簡易で、かつ、セキュリティの高い認証が必要であった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、簡易で、かつ、セキュリティの高い認証を行うことのできる情報配信システム、サーバおよびコンビネーション認証方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る情報配信システムは、
通信装置とサーバとが第1の通信経路を介して接続され、オーディオ機器と該サーバとが第2の通信経路を介して接続された情報配信システムであって、
前記通信装置は、
利用者の個人情報を入力し、入力した個人情報を、前記第1の通信経路を介して前記サーバに送信して仮登録を要求し、応答して前記サーバから返信される利用者識別情報及び暗証情報を受信し、
前記オーディオ機器は、
自己を識別するための機器識別情報を取得し、前記通信装置にて受信された利用者識別情報及び暗証情報を入力し、取得した機器識別情報と、入力した利用者識別情報及び暗証情報とを、前記第2の通信経路を介して前記サーバに送信して本登録を要求し、
前記サーバは、
前記通信装置から送られる個人情報を、前記第1の通信経路を介して受信して仮登録し、受信した個人情報に対応する利用者識別情報及び暗証情報を生成し、生成した利用者識別情報及び暗証情報を、前記第1の通信経路を介して前記通信装置に返信し、前記オーディオ機器から送られる機器識別情報、利用者識別情報及び暗証情報を、前記第2の通信経路を介して受信し、受信した利用者識別情報及び暗証情報と、生成した利用者識別情報及び暗証情報との一致を判別し、仮登録した個人情報を本登録する、
ことを特徴とする。
【0012】
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係る情報配信システムは、
通信装置とサーバとが第1の通信経路を介して接続され、オーディオ機器と該サーバとが第2の通信経路を介して接続された情報配信システムであって、
前記通信装置は、
利用者の個人情報を入力する個人情報入力手段と、
前記個人情報入力手段が入力した個人情報を、前記第1の通信経路を介して前記サーバに送信することにより仮登録を要求する個人情報送信手段と、
前記個人情報送信手段が送信した個人情報に応答して前記サーバから返信される利用者ID及びパスワードを、前記第1の通信経路を介して受信するID・パスワード受信手段と、を備え、
前記オーディオ機器は、
自己を識別するための機器IDを取得する取得手段と、
前記ID・パスワード受信手段が受信した利用者ID及びパスワードを入力するID・パスワード入力手段と、
前記取得手段が取得した機器IDと、前記ID・パスワード入力手段が入力した利用者ID及びパスワードとを、前記第2の通信経路を介して前記サーバに送信することにより本登録を要求する情報送信手段と、を備え、
前記サーバは、
前記個人情報送信手段から送られる個人情報を、前記第1の通信経路を介して受信する個人情報受信手段と、
前記個人情報受信手段が受信した個人情報に対応する利用者ID及びパスワードを生成する生成手段と、
前記生成手段が生成した利用者ID及びパスワードを、前記第1の通信経路を介して前記通信装置に返信する返信手段と、
前記情報送信手段から送られる機器ID、利用者ID及び、パスワードを、前記第2の通信経路を介して受信する情報受信手段と、
前記情報受信手段が受信した利用者ID及びパスワードと、前記返信手段が返信した利用者ID及びパスワードとの一致を判別し、前記個人情報受信手段が受信した個人情報及び、前記情報受信手段が受信した各情報を本登録済みの情報として記憶する記憶手段と、を備える、
ことを特徴とする。
【0013】
前記オーディオ機器は、
前記第2の通信経路を介した前記サーバとの初回接続時に、予め規定された技能情報を前記サーバに送信する技能情報送信手段と、
前記技能情報送信手段が送信した技能情報に応答して前記サーバから返信される機器IDを、第2の通信経路を介して受信する機器ID受信手段と、を更に備え、
前記サーバは、
前記オーディオ機器から送られる技能情報を、前記第2の通信経路を介して受信する技能情報受信手段と、
前記技能情報受信手段が受信した技能情報に対応する機器IDを生成する機器ID生成手段と、
前記機器ID生成手段が生成した機器IDを、前記第2の通信経路を介して前記オーディオ機器に返信する機器ID返信手段と、を更に備えてもよい。
【0014】
上記目的を達成するため、本発明の第3の観点に係るサーバは、
第1の通信経路を介して通信装置と接続され、第2の通信経路を介してオーディオ機器と接続されたサーバであって、
前記通信装置から送られる個人情報を、前記第1の通信経路を介して受信する個人情報受信手段と、
前記個人情報受信手段が受信した個人情報に対応する利用者ID及びパスワードを生成する生成手段と、
前記生成手段が生成した利用者ID及びパスワードを、前記第1の通信経路を介して前記通信装置に返信する返信手段と、
前記オーディオ機器から送られる機器識別ID、利用者識別ID及びパスワードを、前記第2の通信経路を介して受信する情報受信手段と、
前記返信手段が返信した利用者ID及びパスワードと、前記情報受信手段が受信した利用者識別ID及びパスワードとの一致を判別し、前記個人情報受信手段が受信した個人情報及び、前記情報受信手段が受信した各情報を本登録済みの情報として記憶する記憶手段と、
を備えることを特徴とする。
【0015】
上記目的を達成するため、本発明の第4の観点に係るコンビネーション認証方法は、
第1の通信経路を介して通信装置と接続され、第2の通信経路を介してオーディオ機器と接続されたサーバにおけるコンビネーション認証方法であって、
通信装置から送られる個人情報を、第1の通信経路を介して受信する個人情報受信ステップと、
前記個人情報受信ステップにて受信した個人情報に対応する利用者ID及びパスワードを生成する生成ステップと、
前記生成ステップにて生成した利用者ID及びパスワードを、第1の通信経路を介して通信装置に返信する返信ステップと、
オーディオ機器から送られる機器識別ID、利用者識別ID及びパスワードを、第2の通信経路を介して受信する情報受信ステップと、
前記返信ステップにて返信した利用者ID及びパスワードと、前記情報受信ステップにて受信した利用者識別ID及びパスワードとの一致を判別し、前記個人情報受信ステップにて受信した個人情報及び、前記情報受信ステップにて受信した各情報を本登録済みの情報として所定の記憶部に格納する格納ステップと、
を備えることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態にかかる情報配信システムについて、以下図面を参照して説明する。
【0017】
図1は、この発明の実施の形態に適用される情報配信システムの構成の一例を示す模式図である。図示するように、このシステムは、オーディオ機器1と、通信端末3と、データサーバ5と、から構成される。
なお、オーディオ機器1とデータサーバ5とは、インターネット等のネットワーク9を介して接続されている。また、通信端末3は、図示せぬ無線基地局等を通じてネットワーク9と結ばれ、このネットワーク9を介してデータサーバ5と接続されている。そして、オーディオ機器1及び通信端末3は、同一の利用者によって使用されるものとする。
【0018】
まず、オーディオ機器1について、図2を参照して説明する。図2は、オーディオ機器1の構成の一例を示すブロック図である。図示するように、オーディオ機器1は、チューナユニット11と、MD記録再生ユニット12と、信号処理部13と、ネットワークアダプタ14と、ハードディスク15と、フラッシュメモリ16と、計時ユニット17と、操作部18と、表示部19と、制御部20と、ソース選択部21と、アンプ22と、スピーカ23とを含んで構成される。
【0019】
チューナユニット11は、所定のアンテナを介してAM放送やFM放送等を受信する。
MD(ミニディスク)記録再生ユニット12は、MD(記録用MD)に楽曲データを記録し、また、MDに記録された楽曲データを再生する。
信号処理部13は、制御部20から供給される動作命令等に従って、MD記録再生ユニット12の記録・再生動作を制御する。
【0020】
ネットワークアダプタ14は、例えば、LAN(Local Area Network)カードや高速モデム等からなり、ネットワーク9を介してデータサーバ5との間で必要な情報を送受信する。
なお、ネットワークアダプタ14には、ユニークなMACアドレス(Media Access Control Address)等が予め設定されている。
ハードディスク15は、データサーバ5から配信されて、ネットワークアダプタ14にて受信された楽曲データ等を記憶する。
【0021】
フラッシュメモリ16は、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)等からなり、オーディオ機器1に設定された技能情報(Capabilitycode)を予め記憶する。この技能情報とは、例えば、カンパニーコード、機種コード、バージョンコード、及び、ユニークコード等からなる。なお、ユニークコードは、ネットワークアダプタ14に設定されているMACアドレス等からなる。
また、フラッシュメモリ16は、データサーバ5等から供給される機器ID、ユーザID、及び、パスワード等も記憶する。
そして、フラッシュメモリ16に記憶されるこれらの機能情報、機器ID、ユーザID、及び、パスワード等は、制御部20により適宜読み出され、オーディオ機器1がネットワーク9を介してデータサーバ5にアクセスする際に、認証等のために使用される。
【0022】
計時ユニット17は、クロック回路等からなり、現在日付(年月日)及び、現在時間(時分秒)等を計時する。
操作部18は、複数のキースイッチやアナログスイッチ等からなり、利用者の操作に従った指示情報を入力して制御部20に供給する。
表示部19は、蛍光表示管や液晶表示ユニット等からなり、オーディオ機器1の動作状況等を示すシンボルやメッセージ等を表示する。
【0023】
制御部20は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及び、RAM(Random Access Memory)を含んだ1チップマイコン等からなり、オーディオ機器1全体を制御する。
例えば、制御部20は、利用者に購入されたオーディオ機器1が初めてデータサーバ5と接続する際に(初回接続時に)、フラッシュメモリ16から読み出した技能情報を、ネットワークアダプタ14を介してデータサーバ5に送信し、応答してデータサーバ5から送られる機器IDを受信すると、フラッシュメモリ16に格納する。
また、制御部20は、通信端末3にて行われる仮登録要求後にデータサーバ5と接続する際に(仮登録後接続時に)、操作部18を介して利用者に入力されたユーザID及びパスワードと、フラッシュメモリ16から読み出した技能情報及び機器IDとを、データサーバ5に送信して本登録を要求する。
【0024】
ソース選択部21は、入力切換スイッチ等からなり、チューナユニット11、MD記録再生ユニット12及び、信号処理部13の何れか1つを入力ソースとして選択する。
アンプ22は、所定の増幅回路等からなり、ソース選択部21を介して供給された音声信号を適宜増幅し、増幅した音声信号をスピーカ23に供給する。
スピーカ23は、ステレオスピーカ等からなり、アンプ22にて増幅された音声信号に従って、音声(楽曲音等)を出力する。
【0025】
次に、通信端末3について、図3を参照して説明する。なお、一例として、通信端末3を携帯電話機とする場合について説明するが、通信端末3は、Web表示やメールの受信等が可能であれば、携帯電話機に限られず任意である。
図3は、通信端末3の構成の一例を示すブロック図である。図示するように、通信端末3は、アンテナ31と、無線部32と、操作部33と、メモリ34と、表示部35と、制御部36と、ベースバンド37と、マイク38と、スピーカ39と、を含んで構成される。
【0026】
アンテナ31は、無線部32から供給された通信情報(音声データやパケットデータ等)を所定周波数の搬送波に重畳させ、所定の無線基地局等に向けて送信する。また、アンテナ31は、無線基地局等から送られた通信情報を受信して、無線部32に供給する。
無線部32は、アンテナ31を介して無線基地局等(最終的には、データサーバ5等)との間で、所定の通信情報を送受信する。
操作部33は、例えば、数字キー(文字キー)、メールキー、及び、Webキー等を含んだ複数の操作キーからなる。
【0027】
メモリ34は、RAM等からなり、制御部36によって後述する仮登録要求処理が実行される際に、必要となる情報等を記憶する。
表示部35は、液晶表示装置等からなり、制御部36から供給された表示用データに従って、通信端末3の動作状態等を示す文字やキャラクタ等を表示する。
例えば、表示部35は、通信端末3による仮登録を行う際に、データサーバ5の登録ページの登録フォーム(仮登録時に個人情報を入力するためのフォーム)を表示する。
【0028】
制御部36は、1チップマイコン等からなり、通信端末3全体を制御する。
例えば、制御部36は、無線部32等を制御し、無線基地局等を通じて、データサーバ5等にアクセスする。そして、仮登録を行う場合に、データサーバ5から登録ページの登録フォーム等を受信し、表示部35に表示する。その後、利用者により操作部33が操作され、登録フォームに沿って、住所、氏名、決済機関、及び、メールアドレス等の個人情報が入力されると、これらの個人情報をデータサーバ5に返信して、仮登録を要求する。
【0029】
ベースバンド37は、無線部32が受信した通信情報(音声データ)を復調し、更に音声信号に変換してスピーカ39に供給する。また、ベースバンド37は、マイク38から入力された音声信号を変調し、更に音声データに変換して無線部32に供給する。
マイク38は、コンデンサマイク等からなり、利用者から発せられた音声等を、音声信号に変換してベースバンド37に供給する。
スピーカ39は、ベースバンド37から供給される音声信号に従って、音声等を出力する。
【0030】
次に、データサーバ5について、図4を参照して説明する。図4は、データサーバ5の構成の一例を示すブロック図である。図示するように、データサーバ5は、データベース50と、処理制御部61と、エンコード処理ユニット62と、通信制御部63とを含んで構成される。
【0031】
データベース50は、例えば、コンテンツ管理DB51と、機器管理DB52と、利用者管理DB53とからなる。
コンテンツ管理DB51は、楽曲データやアーティスト情報といった楽曲に関するコンテンツを管理するデータベースである。例えば、コンテンツ管理DB51は、図5に示すように、コンテンツID、種別、及び、格納アドレス等の情報を記憶する。
【0032】
機器管理DB52は、利用者により使用されるオーディオ機器1に関する情報を管理するデータベースである。例えば、機器管理DB52は、図6に示すように、機器ID、採番期日、ユーザID、機種コード、及び、ユニークコード等の情報を記憶する。
なお、機器IDは、オーディオ機器1単位に採番されるユニークな識別情報である。また、採番期日は、機器IDを採番した期日を規定する情報である。そして採番期日にセットされた日から一定期間がいわゆる「お試し期間」となり、例えば、無料にて楽曲データの配信が受けられる。
また、ユーザIDは、オーディオ機器1を利用する利用者を特定するための識別情報であり、オーディオ機器1にて本登録が行われた後に、セットされる。つまり、本登録前は、未設定状態となる。
更に、機種コード及びユニークコードは、オーディオ機器1を特定するための情報であり、オーディオ機器1から送られる技能情報からセットされる。
【0033】
利用者管理DB53は、オーディオ機器1を使用する利用者についての情報を管理するデータベースである。例えば、利用者管理DB53は、図7に示すように、ユーザID、パスワード、登録区分、ユーザ名、住所、決済機関、及び、メールアドレス等の情報を記憶する。
なお、登録区分は、仮登録(仮登録状態)及び、本登録(本登録状態)の何れかを規定する情報である。
また、メールアドレスは、通信端末3にて受け取ることのできる電子メールのアドレスを規定する情報である。
【0034】
図4に戻って、処理制御部61は、所定のコンピュータユニットからなり、データサーバ5全体を制御する。
例えば、処理制御部61は、オーディオ機器1からの初回接続時に、通信制御部63を介して技能情報を受信すると、機器IDを採番してアクセス元のオーディオ機器1に返信する。その際、処理制御部61は、機器管理DB52に新たなレコード(採番した機器ID等を含んだ新規レコード)を追加する。
また、処理制御部61は、通信端末3からの仮登録要求時に、通信制御部63を介して利用者の個人情報等を受信すると、これらの妥当性をチェックした後に、ユーザID及びパスワードを採番して、アクセス元の通信端末3に向けて電子メールにて返信する。その際、処理制御部61は、利用者管理DB53に新たなレコード(採番したユーザID等を含む新規レコード)を追加する。
更に、処理制御部61は、オーディオ機器1からの本登録要求時(仮登録後接続時)に、通信制御部63を介してユーザID、パスワード、技能情報、及び、機器IDを受信すると、これらの妥当性をチェックした後に、本登録の完了を示す登録完了情報を、アクセス元のオーディオ機器1に返信する。その際、処理制御部61は、機器管理DB52及び、利用者管理DB53に記憶される対象レコードを更新する。
【0035】
エンコード処理ユニット62は、楽曲データをオーディオ機器1にて再生可能となるストリームデータ形式に、リアルタイムにエンコードするエンコーダ回路等からなり、供給された楽曲データをストリームデータ(楽曲データ)に順次エンコードする。
なお、エンコード処理ユニット62によって楽曲データを順次エンコードする代わりに、予め配信用にオーサリングされた楽曲データをコンテンツ管理DB51に格納しておいてもよい。
通信制御部63は、回線制御装置やゲートウェイ装置等からなり、ネットワーク9を介して、データサーバ5とオーディオ機器1との間、及び、データサーバ5と通信端末3との間で必要な情報を送受信する。
【0036】
以下、この発明の実施の形態にかかる情報配信システムの動作について、図8〜図11等を参照して説明する。
まず、図8を参照して、利用者に購入されたオーディオ機器1が、ネットワーク9を介してデータサーバ5と最初に接続する際の動作について説明する。図8は、オーディオ機器1(制御部20)にて実行される初回接続処理及び、データサーバ5(処理制御部61)にて実行される機器ID採番処理を説明するためのフローチャートである。
なお、購入時のオーディオ機器1のフラッシュメモリ16には、予め技能情報だけが記憶されており、機器IDやユーザID等は未記憶であるものとする。また、初回接続処理は、利用者による操作部18の操作に応じて開始され、また、機器ID採番処理は、オーディオ機器1からのアクセスに応答して開始される。
【0037】
まず、オーディオ機器1の制御部20は、技能情報を生成して、データサーバ5に向けて送信する(ステップS11)。例えば、制御部20は、フラッシュメモリ16に記憶されるカンパニーコード、機種コード、バージョンコード、及び、ユニークコード等からなる情報を読み出して技能情報を生成し、ネットワークアダプタ14を介してデータサーバ5に送信する。
その後、制御部20は、送信した技能情報に応答してデータサーバ5から送られる機器IDを受信するまで、後続処理の実行を待機する(ステップS12)。
【0038】
一方、データサーバ5の処理制御部61は、オーディオ機器1からのアクセス有りと判別すると(ステップS21)、通信制御部63を介して、オーディオ機器1から送られた技能情報を受信し、受信した技能情報の妥当性を確認する(ステップS22)。なお、受信した技能情報の妥当性に問題がある場合、処理制御部61は、後続処理を実行することなく、機器ID採番処理を終了する。つまり、正当なオーディオ機器1から送られた技能情報であることが確認されないと、機器IDは採番されない。
技能情報の妥当性が確認されると、処理制御部61は、ユニークな機器IDを採番して、アクセス元のオーディオ機器1に向けて送信する(ステップS23)。
そして、処理制御部61は、機器管理DB52に新規レコードを追加する(ステップS24)。すなわち、処理制御部61は、図6に示すような機器管理DB52に、今回採番した機器IDを含んだ新たなレコードを追加する。この際、追加されるレコードには、機器ID、採番期日、機種コード、及び、ユニークコードがそれぞれセットされるが、ユーザIDは、未設定のままとなる。
【0039】
機器IDの受信を待機していた制御部20は、データサーバ5から送られた機器IDを受信すると、受信した機器IDをフラッシュメモリ16に記憶する(ステップS13)。つまり、データサーバ5にて採番された機器IDが、オーディオ機器1のフラッシュメモリ16内に記憶されることとなる。以降、オーディオ機器1の識別は、この機器IDにより行われる。
【0040】
このように、図8の初回接続処理及び、機器ID採番処理を参照して説明したように、購入後の初回接続時に、オーディオ機器1から技能情報がデータサーバ5に送られ、これに応答してデータサーバ5により採番された機器IDがオーディオ機器1に送られて記憶される。
このため、データサーバ5にて管理していない(採番していない)機器IDを使用して、パソコン等によるアクセスがなされても、それだけで不正アクセスと判別でき、正当なオーディオ機器1とデータサーバ5との間のセキュリティを高めることができる。
【0041】
次に、図9を参照して、通信端末3とデータサーバ5との間で仮登録を行う仮登録時の動作について説明する。図9は、通信端末3(制御部36)にて実行される仮登録要求処理及び、データサーバ5(処理制御部61)にて実行される仮登録受付処理を説明するためのフローチャートである。
なお、仮登録要求処理は、利用者による操作部33の操作に応じて開始され、また、仮登録受付処理は、通信端末3からのアクセスに応答して開始される。
【0042】
まず、通信端末3の制御部36は、データサーバ5の登録ページにアクセスする(ステップS31)。例えば、制御部36は、操作部33から入力されるURL(Uniform Resource Locator)等に従って、データサーバ5にて公開されている登録ページにアクセスする。なお、登録ページには、例えば、仮登録用のフォームが(登録フォーム)含まれているものとする。
【0043】
一方、データサーバ5の処理制御部61は、通信端末3からのアクセス有りと判別すると(ステップS41)、登録フォームを含んだ登録ページを通信端末3に送信する(ステップS42)。そして、処理制御部61は、通信端末3から登録フォームに沿った個人情報等を受信するまで、後続処理の実行を待機する(ステップS43)。
【0044】
また、制御部36は、データサーバ5から送られた登録ページを受信して、表示部35に表示すると、登録フォームに沿ってメールアドレスを含む個人情報を入力し、データサーバ5に仮登録を要求する(ステップS32)。すなわち、制御部36は、表示部35に登録フォーム等を表示した状態で、利用者により操作部33が操作され、登録フォームに沿って、住所、氏名、決済機関、及び、メールアドレス等の個人情報が入力されると、これらの個人情報等をデータサーバ5に返信して、仮登録を要求する。
その後、制御部36は、送信した個人情報等に応答してデータサーバ5から送られる電子メールを受信するまで、後続処理の実行を待機する(ステップS33)。
【0045】
一方、処理制御部61は、通信端末3から個人情報が送られ仮登録が要求されると、個人情報の妥当性を判別した後、ユーザID及びパスワードを含んだ電子メールを生成し、利用者に指定されたアドレスに向けて送信する(ステップS44)。つまり、処理制御部61は、仮登録の要求に応答して、ユーザID及びパスワードを採番し、これらユーザID等を含んだ電子メールを生成する。そして、受信した個人情報に含まれるメールアドレスに向けて生成した電子メールを送信する。
また、処理制御部61は、利用者管理DB53に新規レコードを追加する(ステップS45)。つまり、処理制御部61は、図7に示すような利用者管理DB53に、今回採番したユーザID等を含んだ新たなレコードを追加する。この際、追加されるレコードの登録区分には、「仮登録」がセットされる。
【0046】
電子メールの受信を待機していた制御部36は、データサーバ5から送られる電子メールを受信すると、受信した電子メールの内容を表示部35に表示し、利用者に、ユーザID及びパスワードを報知する(ステップS34)。つまり、制御部36は、仮登録の要求に応答してデータサーバ5により採番されたユーザID及びパスワードを、オーディオ機器1の利用者が使用できるように、表示部35に表示する。
【0047】
このように、図9の仮登録要求処理及び、仮登録受付処理を参照して説明したように、個人情報を伴う仮登録の要求が通信端末3からデータサーバ5に送られ、これに応答してデータサーバ5により採番されたユーザID及びパスワードが通信端末3に返信される。
このため、利用者は、オーディオ機器1を使用するために必要な仮登録を迅速に行うことができ、また、通信端末3とデータサーバ5とを結ぶ通信経路によって(つまり、オーディオ機器1とデータサーバ5と結ぶ経路とは異なる通信経路によって)、ユーザID及びパスワードを比較的安全に取得できる。
【0048】
次に、図10を参照して、通信端末3によって仮登録が行われた後に、オーディオ機器1がデータサーバ5と接続する際の動作について説明する。図10は、オーディオ機器1(制御部20)にて実行される仮登録後接続処理及び、データサーバ5(処理制御部61)にて実行される本登録受付処理を説明するためのフローチャートである。
【0049】
まず、オーディオ機器1の制御部20は、ユーザID及びパスワードの入力を促すメッセージを表示部19に表示する(ステップS51)。そして、利用者は、仮登録を行った通信端末3の表示部35に表示されたユーザID及びパスワードを読み取り、操作部18を操作してこれらを入力する。
制御部20は、操作部18から入力されて取得したユーザID及びパスワードに、技能情報及び機器IDを付加し、これらをデータサーバ5に送信する(ステップS52)。すなわち、操作部18から入力されたユーザID及びパスワードと、フラッシュメモリ16から読み出した技能情報及び機器IDとを、データサーバ5に送信する。
その後、制御部20は、送信したユーザID及び機器ID等に応答してデータサーバ5から送られる登録完了情報を受信するまで、後続処理の実行を待機する(ステップS53)。
【0050】
一方、データサーバ5の処理制御部61は、オーディオ機器1からのアクセス有りと判別すると(ステップS61)、通信制御部63を介してユーザID、パスワード、技能情報、及び、機器IDを受信する(ステップS62)。
処理制御部61は、機器管理DB52及び、利用者管理DB53を検索する(ステップS63)。すなわち、処理制御部61は、機器ID等をキーにして機器管理DB52を検索し、また、ユーザID等をキーにして利用者管理DB53を検索する。
処理制御部61は、オーディオ機器1から受信した情報が有効であるか否かを判別する(ステップS64)。つまり、処理制御部61は、機器管理DB52及び利用者管理DB53から有効なレコードが検索でき、そして、それらのレコードから本登録前の状態であるか否かを判別する。
処理制御部61は、オーディオ機器1からの受信情報が有効でないと判別すると、そのまま本登録受付処理を終了する。一方、受信情報が有効であると判別すると、処理制御部61は、ユーザID及びパスワード等が含まれる登録完了情報を生成し、生成した登録完了情報をオーディオ機器1に送信する(ステップS65)。
そして、処理制御部61は、機器管理DB52及び、利用者管理DB53を更新する(ステップS66)。例えば、処理制御部61は、図6に示すような機器管理DB52における対象レコードのユーザIDに、正当なユーザIDをセットする。また、図7に示すような利用者管理DB53における対象レコードの登録区分に、「本登録」をセットする。
【0051】
登録完了情報の受信を待機していた制御部20は、データサーバ5から送られた登録完了情報を受信すると、受信した登録完了情報に含まれるユーザID及びパスワードをフラッシュメモリ16に記憶する(ステップS54)。この後、制御部20は、フラッシュメモリ16に記憶したユーザID、パスワード及び、機器IDを伴って、データサーバ5との間で情報の送受信を行う。
【0052】
このように、図10の仮登録後接続処理及び、本登録受付処理を参照して説明したように、仮登録後の接続時に、通信端末3に送られたユーザID及びパスワード等が使用され、オーディオ機器1からデータサーバ5に対して本登録の要求が行われる。つまり、オーディオ機器1とデータサーバ5とを結ぶ経路とは異なる通信経路によって送られたユーザID及びパスワードが、本登録に使用されることになる。
このため、仮登録を行った正当な利用者によって、オーディオ機器1から本登録が行われたことが明らかとなり、実際に使用されるオーディオ機器1とデータサーバ5との間のセキュリティを高めることができる。
【0053】
次に、図11を参照して、本登録が行われた後に、オーディオ機器1がデータサーバ5と接続する際の動作について説明する。図11は、オーディオ機器1(制御部20)にて実行される本登録後接続処理及び、データサーバ5(処理制御部61)にて実行される認証処理を説明するためのフローチャートである。
【0054】
まず、オーディオ機器1の制御部20は、操作部18を介して利用者により接続指示がなされるまで、後続処理の実行を待機する(ステップS71)。そして、接続指示がなされると、制御部20は、フラッシュメモリ16に記憶した技能情報、機器ID、ユーザID、及び、パスワードを、データサーバ5に送信する(ステップS72)。
その後、制御部20は、送信した機器ID及びユーザID等に応答してデータサーバ5から送られる認証済情報を受信するまで、後続処理の実行を待機する(ステップS73)。
【0055】
一方、データサーバ5の処理制御部61は、オーディオ機器1からのアクセス有りと判別すると(ステップS81)、通信制御部63を介してユーザID、パスワード、技能情報、及び、機器IDを受信する(ステップS82)。
処理制御部61は、機器ID等をキーにして機器管理DB52を検索し、また、ユーザID等をキーにして利用者管理DB53を検索する(ステップS83)。
処理制御部61は、オーディオ機器1から受信した情報の妥当性が確認され、オーディオ機器1による本登録が完了しているか否かを判別する(ステップS84)。例えば、処理制御部61は、機器管理DB52から検索したレコードのユーザIDと、利用者管理DB53から検索したレコードのユーザIDとが一致することや、利用者管理DB53から検索したレコードの登録区分が「本登録」となっていること等を確認し、本登録済みであるか否かを判別する。
処理制御部61は、本登録済みでないと判別すると、そのまま認証処理を終了する。一方、本登録済みであると判別すると、処理制御部61は、認証済情報を生成してオーディオ機器1に送信する(ステップS85)。
【0056】
認証済情報の受信を待機していた制御部20は、データサーバ5から送られた認証済情報を受信すると、利用者による操作部18の操作に従って、音楽配信等のサービス提供をデータサーバ5に要求する(ステップS74)。
一方、処理制御部61は、要求に応じたサービスを提供すると共に、課金処理等を行う(ステップS86)。なお、課金処理に際して、処理制御部61は、機器管理DB52から検索されたレコードの採番期日を基準とした一定期間(お試し期間)が考慮されて課金処理がなされる。また、決済機関の審査が未了である場合に、利用者への請求書の作成等も併せて行われる。
【0057】
このように、図11の本登録後接続処理及び、認証処理を参照して説明したように、本登録後の接続においては、オーディオ機器1からデータサーバ5に対して、ユーザID、パスワード及び、機器ID等が自動的に送信され、認証が行われる。
このため、利用者は、接続指示を行うだけでオーディオ機器1がデータサーバ5と接続可能となり、所望の楽曲データの配信サービス等を受けることができる。また、ユーザID及びパスワードが、オーディオ機器1とデータサーバ5とを結ぶ経路とは異なる通信経路によって取得したものであるため、オーディオ機器1とデータサーバ5との間のセキュリティを高めることができる。
この結果、簡易で、かつ、セキュリティの高い認証を行うことができる。
【0058】
上記の実施の形態では、通信端末3からデータサーバ5に個人情報を送信し、応答してデータサーバ5から送られるユーザID及びパスワードを電子メールにて受信する場合について説明したが、個人情報を送信する手法及び、ユーザID及びパスワードを受信する手法は、任意である。
【0059】
また、上記の実施の形態では、データサーバ5にて、利用者の個人情報を管理し、決済等の管理も行う場合について説明したが、これらの管理をISP(Internet Service Provider)にて行うようにしてもよい。
以下、ISPを中継してオーディオ機器1とデータサーバ5とを接続する情報配信システムについて簡単に説明する。
【0060】
図12は、この発明の他の実施の形態に適用される情報配信システムの構成の一例を示す模式図である。図示するように、このシステムは、オーディオ機器1と、データサーバ5と、ISP7とから構成される。
なお、オーディオ機器1は、ISP7を経由してネットワーク9と結ばれ、このネットワーク9を介してデータサーバ5と接続されている。
また、オーディオ機器1及び、データサーバ5の構成は、上述した図2及び、図4に示す構成とほぼ同様である。
【0061】
ISP7は、例えば、オーディオ機器1からのダイヤルアップ接続を受けて、オーディオ機器1を認証し、自己をゲートウェイとして、オーディオ機器1とデータサーバ5とを接続する。
なお、オーディオ機器1を使用する利用者の個人情報等は、予めISP7に登録されているものとし、ISP7にてオーディオ機器1の認証に必要なISP用のユーザID及び、パスワードは、正当な利用者に通知されているものとする。
【0062】
以下、この発明の他の実施の形態にかかる情報配信システムの動作について、図13を参照して説明する。なお、上述の図8に示した初回接続処理及び、機器ID採番処理は、既に実行されて完了しているものとする。
図13は、オーディオ機器1(制御部20)にて実行されるISP接続処理及び、データサーバ5(処理制御部61)にて実行される認証処理を説明するためのフローチャートである。
【0063】
まず、オーディオ機器1の制御部20は、ISP用のユーザID及び、パスワードの入力を促すメッセージを表示部19に表示する(ステップS91)。そして、利用者は、操作部18を操作してISP用のユーザID及び、パスワードを入力する。
制御部20は、操作部18から入力されたISP用のユーザID及びパスワードをISP7に送信する(ステップS92)。そして、ISP7にて認証されると、ISP7がゲートウェイとなり、オーディオ機器1とデータサーバ5とが接続される。
制御部20は、フラッシュメモリ16から技能情報及び、機器IDを読み出し、データサーバ5に送信する(ステップS93)。
その後、制御部20は、送信した機器ID等に応答してデータサーバ5から送られる認証済情報を受信するまで、後続処理の実行を待機する(ステップS94)。
【0064】
一方、データサーバ5の処理制御部61は、ISP7を介したオーディオ機器1からのアクセス有りと判別すると(ステップS101)、通信制御部63を介して技能情報及び、機器IDを受信する(ステップS102)。
処理制御部61は、機器ID等をキーにして機器管理DB52を検索する(ステップS103)。
処理制御部61は、オーディオ機器1から受信した情報の妥当性が確認され、オーディオ機器1の登録が完了しているか否かを判別する(ステップS104)。例えば、処理制御部61は、機器管理DB52から検索されたレコードの機種コードやユニークコードが、ステップS102にて受信した技能情報に含まれていること等から、オーディオ機器1が登録済みであるか否かを判別する。
処理制御部61は、登録済みでないと判別すると、そのまま認証処理を終了する。一方、登録済みであると判別すると、処理制御部61は、認証済情報を生成してオーディオ機器1に送信する(ステップS105)。
【0065】
認証済情報の受信を待機していた制御部20は、データサーバ5から送られた認証済情報を受信すると、利用者による操作部18の操作に従って、音楽配信等のサービス提供をデータサーバ5に要求する(ステップS95)。
一方、処理制御部61は、要求に応じたサービスを提供すると共に、課金処理等を行う(ステップS106)。なお、課金処理に際して、処理制御部61は、課金情報をISP7に送信し、決済を依頼する。
【0066】
このように、図13のISP接続処理及び、認証処理を参照して説明したように、ISP7にて認証が行われた後に、データサーバ5にて機器ID等の確認が行われる。
このため、利用者は、ISP7との接続に必要なISP用の利用者ID及びパスワードをオーディオ機器1に入力することだけでデータサーバ5と接続可能となり、所望の楽曲データの配信サービス等を受けることができる。また、利用者の個人情報等がデータサーバ5にて管理されないため、オーディオ機器1とデータサーバ5との間のセキュリティを高めることができる。
この結果、簡易で、かつ、セキュリティの高い認証を行うことができる。
【0067】
上記の実施の形態では、データサーバ5が楽曲データを配信する場合について説明したが、配信対象となるデータは、楽曲データに限られず任意である。例えば、データサーバ5が映像データや画像データを配信してもよい。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、簡易で、かつ、セキュリティの高い認証を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る情報配信システムの構成の一例を示す模式図である。
【図2】オーディオ機器の構成の一例を示すブロック図である。
【図3】通信端末の構成の一例を示すブロック図である。
【図4】データサーバの構成の一例を示すブロック図である。
【図5】コンテンツ管理DBの具体的な内容の一例を示す模式図である。
【図6】機器管理DBの具体的な内容の一例を示す模式図である。
【図7】利用者管理DBの具体的な内容の一例を示す模式図である。
【図8】本発明の実施の形態に係る初回接続処理及び、機器ID採番処理を説明するためのフローチャートである。
【図9】本発明の実施の形態に係る仮登録要求処理及び、仮登録受付処理を説明するためのフローチャートである。
【図10】本発明の実施の形態に係る仮登録後接続処理及び、本登録受付処理を説明するためのフローチャートである。
【図11】本発明の実施の形態に係る本登録後接続処理及び、認証処理を説明するためのフローチャートである。
【図12】本発明の他の実施の形態に係る情報配信システムの構成の一例を示す模式図である。
【図13】本発明の他の実施の形態に係るISP接続処理及び、認証処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1  オーディオ機器
11 チューナユニット
12 MD記録再生ユニット
13 信号処理部
14 ネットワークアダプタ
15 ハードディスク
16 フラッシュメモリ
17 計時ユニット
18 操作部
19 表示部
20 制御部
21 ソース選択部
22 アンプ
23 スピーカ
3  通信端末
31 アンテナ
32 無線部
33 操作部
34 メモリ
35 表示部
36 制御部
37 ベースバンド
38 マイク
39 スピーカ
5  データサーバ
50 データベース
51 コンテンツ管理DB
52 機器管理DB
53 利用者管理DB
61 処理制御部
62 エンコード処理ユニット
63 通信制御部
7  ISP
9  ネットワーク

Claims (5)

  1. 通信装置とサーバとが第1の通信経路を介して接続され、オーディオ機器と該サーバとが第2の通信経路を介して接続された情報配信システムであって、
    前記通信装置は、
    利用者の個人情報を入力し、入力した個人情報を、前記第1の通信経路を介して前記サーバに送信して仮登録を要求し、応答して前記サーバから返信される利用者識別情報及び暗証情報を受信し、
    前記オーディオ機器は、
    自己を識別するための機器識別情報を取得し、前記通信装置にて受信された利用者識別情報及び暗証情報を入力し、取得した機器識別情報と、入力した利用者識別情報及び暗証情報とを、前記第2の通信経路を介して前記サーバに送信して本登録を要求し、
    前記サーバは、
    前記通信装置から送られる個人情報を、前記第1の通信経路を介して受信して仮登録し、受信した個人情報に対応する利用者識別情報及び暗証情報を生成し、生成した利用者識別情報及び暗証情報を、前記第1の通信経路を介して前記通信装置に返信し、前記オーディオ機器から送られる機器識別情報、利用者識別情報及び暗証情報を、前記第2の通信経路を介して受信し、受信した利用者識別情報及び暗証情報と、生成した利用者識別情報及び暗証情報との一致を判別し、仮登録した個人情報を本登録する、
    ことを特徴とする情報配信システム。
  2. 通信装置とサーバとが第1の通信経路を介して接続され、オーディオ機器と該サーバとが第2の通信経路を介して接続された情報配信システムであって、
    前記通信装置は、
    利用者の個人情報を入力する個人情報入力手段と、
    前記個人情報入力手段が入力した個人情報を、前記第1の通信経路を介して前記サーバに送信することにより仮登録を要求する個人情報送信手段と、
    前記個人情報送信手段が送信した個人情報に応答して前記サーバから返信される利用者ID及びパスワードを、前記第1の通信経路を介して受信するID・パスワード受信手段と、を備え、
    前記オーディオ機器は、
    自己を識別するための機器IDを取得する取得手段と、
    前記ID・パスワード受信手段が受信した利用者ID及びパスワードを入力するID・パスワード入力手段と、
    前記取得手段が取得した機器IDと、前記ID・パスワード入力手段が入力した利用者ID及びパスワードとを、前記第2の通信経路を介して前記サーバに送信することにより本登録を要求する情報送信手段と、を備え、
    前記サーバは、
    前記個人情報送信手段から送られる個人情報を、前記第1の通信経路を介して受信する個人情報受信手段と、
    前記個人情報受信手段が受信した個人情報に対応する利用者ID及びパスワードを生成する生成手段と、
    前記生成手段が生成した利用者ID及びパスワードを、前記第1の通信経路を介して前記通信装置に返信する返信手段と、
    前記情報送信手段から送られる機器ID、利用者ID及び、パスワードを、前記第2の通信経路を介して受信する情報受信手段と、
    前記情報受信手段が受信した利用者ID及びパスワードと、前記返信手段が返信した利用者ID及びパスワードとの一致を判別し、前記個人情報受信手段が受信した個人情報及び、前記情報受信手段が受信した各情報を本登録済みの情報として記憶する記憶手段と、を備える、
    ことを特徴とする情報配信システム。
  3. 前記オーディオ機器は、
    前記第2の通信経路を介した前記サーバとの初回接続時に、予め規定された技能情報を前記サーバに送信する技能情報送信手段と、
    前記技能情報送信手段が送信した技能情報に応答して前記サーバから返信される機器IDを、第2の通信経路を介して受信する機器ID受信手段と、を更に備え、
    前記サーバは、
    前記オーディオ機器から送られる技能情報を、前記第2の通信経路を介して受信する技能情報受信手段と、
    前記技能情報受信手段が受信した技能情報に対応する機器IDを生成する機器ID生成手段と、
    前記機器ID生成手段が生成した機器IDを、前記第2の通信経路を介して前記オーディオ機器に返信する機器ID返信手段と、を更に備える、
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報配信システム。
  4. 第1の通信経路を介して通信装置と接続され、第2の通信経路を介してオーディオ機器と接続されたサーバであって、
    前記通信装置から送られる個人情報を、前記第1の通信経路を介して受信する個人情報受信手段と、
    前記個人情報受信手段が受信した個人情報に対応する利用者ID及びパスワードを生成する生成手段と、
    前記生成手段が生成した利用者ID及びパスワードを、前記第1の通信経路を介して前記通信装置に返信する返信手段と、
    前記オーディオ機器から送られる機器識別ID、利用者識別ID及びパスワードを、前記第2の通信経路を介して受信する情報受信手段と、
    前記返信手段が返信した利用者ID及びパスワードと、前記情報受信手段が受信した利用者識別ID及びパスワードとの一致を判別し、前記個人情報受信手段が受信した個人情報及び、前記情報受信手段が受信した各情報を本登録済みの情報として記憶する記憶手段と、
    を備えることを特徴とするサーバ。
  5. 第1の通信経路を介して通信装置と接続され、第2の通信経路を介してオーディオ機器と接続されたサーバにおけるコンビネーション認証方法であって、
    通信装置から送られる個人情報を、第1の通信経路を介して受信する個人情報受信ステップと、
    前記個人情報受信ステップにて受信した個人情報に対応する利用者ID及びパスワードを生成する生成ステップと、
    前記生成ステップにて生成した利用者ID及びパスワードを、第1の通信経路を介して通信装置に返信する返信ステップと、
    オーディオ機器から送られる機器識別ID、利用者識別ID及びパスワードを、第2の通信経路を介して受信する情報受信ステップと、
    前記返信ステップにて返信した利用者ID及びパスワードと、前記情報受信ステップにて受信した利用者識別ID及びパスワードとの一致を判別し、前記個人情報受信ステップにて受信した個人情報及び、前記情報受信ステップにて受信した各情報を本登録済みの情報として所定の記憶部に格納する格納ステップと、
    を備えることを特徴とするコンビネーション認証方法。
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