JP2004123667A - ケールを有効成分とする組成物 - Google Patents

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Hiroyuki Yoshimura
吉村 裕之
Naoko Betsumiya
別宮 直子
Makoto Kuramoto
倉本 誠
Shigehisa Ishimaru
石丸 惠久
Terumi Takaoka
高岡 照海
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Abstract

【課題】長時間服用しても安全かつ効果的な、抑うつ気分又はうつ状態、あるいは、難治性皮膚疾患の予防、治療又は改善する食品、さらに、難治性皮膚疾患に起因する精神症状又は身体症状、あるいは、うつ状態に起因する精神症状又は身体症状に対し、発症予防又は、症状の改善に有効な組成物を提供する。
【解決手段】ケール又はそのエキスを有効成分として含有する組成物、健康食品、機能栄養食品、栄養補助食品、サプリメント又は特定保健用食品などの食品により、抑うつ気分又はうつ状態、若しくは難治性皮膚疾患、さらに、閉経周辺期の内分泌異常、若しくは、難治性皮膚疾患に伴う抑うつ気分又はうつ状態を予防、治療又は改善することができる。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、ケール又はそのエキスを有効成分として含有する抗うつ性組成物、若しくは難治性皮膚疾患改善性組成物、及びケール又はそのエキスを有効成分として含有し、抑うつ気分又はうつ状態の予防、治療又は改善、若しくは難治性皮膚疾患の予防、治療又は改善に用いられる食品に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ストレス社会を反映して、気分障害の患者が増加している。特に抑うつ気分あるいはうつ状態は、テクノストレスに代表される職場環境の変化、身体的・精神的疲労、生活リズム及び人間関係の歪みなどを背景に、増加の一途をたどっている。また、アトピー性皮膚炎などの難治性皮膚疾患をもつ患者は、将来への絶望感から抑うつ気分又はうつ状態となり、自殺念慮から自殺遂行に至る例も報告されており、大きな社会問題になりつつある。一方、加齢とともに女性が経験する閉経周辺期には、個体差があるものの、身体的・精神的に劇的な変化がもたらされ、更年期障害と総称される症状と共に抑うつ気分又はうつ状態がみられる。
【0003】
抑うつ気分又はうつ状態などに起因する精神症状又は身体症状を治療するために、従来、三環系抗うつ薬、モノアミン酸化酵素阻害薬などの薬剤が用いられている。(例えば、特許文献1参照。)しかし、これらの薬剤は心臓毒性、起立性低血圧、口渇、便秘、めまい、頻脈、動悸、視力障害、閉尿、疲労感、脱力感など副次的有害作用も多く、長期間服用することが困難である。
【0004】
特にもっとも広く適用されている三環系抗うつ薬はヒトに投与すると、前述の副作用以外に、眠気、集中力の低下、思考困難、歩行が不安定になるなどの作用が発現することから、日常生活の質を低下させ予防的には使用が困難である。閉経周辺期の気分障害に対しては女性ホルモン補充療法が適用されているが、動悸、不正出血、不眠、血栓症、肝障害、腫瘍などの有害な副作用の発現が知られている。
【0005】
一方、うつ状態やうつ病の初期にみられる抑うつ気分は、喜怒哀楽の感情表出に異常性が現れるとともに、悲哀感、罪責感、絶望感などの症状を伴う。うつ病の初期以外にも、抑うつ気分は閉経周辺期の女性あるいは慢性の難治性皮膚疾患をもつ患者にもみられ、不安感や焦燥感にとらわれ多様な愁訴と身体的変調を伴うとされる。
【0006】
また、抑うつ気分は、情動障害、睡眠障害、摂食障害、他人とのコミュニケーション障害、易怒性や攻撃性の発現などの行動面における異常性が発現するとされている。
【0007】
抑うつ気分は、健常人でも環境の変化や体調により陥ることがあるが、通常はすぐに回復するため、一般的に病気という認識がなされていない。ところが、抑うつ気分が持続するとうつ状態あるいはうつ病に移行する可能性が高く、抑うつ気分の状態にある時に対処することが重要である。しかし、抑うつ気分又はうつ状態を改善する食品は報告されていない。
【0008】
ケールは、一般的にキャベツの原種として知られるアブラナ属アブラナ科の植物で、世界中に数種類存在し、その葉は、古来、滋養強壮、栄養補助、血流改善に用いられ、高血圧や動脈硬化などの循環器系疾患、胃潰瘍や整腸などの消化器系疾患、免疫力の上昇などに効果があるとされている。また、ケールは青汁と称せられるように葉柄を除き裁断された水性懸濁液が健康食品として供せられているが、本発明に用いたケール原末は遠赤外線乾燥による製法により粉末化したもの及びその錠剤である。(例えば、特許文献2参照。)
しかし、抑うつ気分又はうつ状態の予防、治療又は改善、あるいはうつ状態に伴う精神症状もしくは身体症状に対して、ケールはまったく応用されていなかった。
【0009】
さらに、上述のアトピー性皮膚炎に代表されるような難治性皮膚疾患に対しても、種々の民間療法や、西洋・東洋医学に基づく治療が施されていても、発症原因すらつかめないまま、決定的な改善療法は見つかっていない。これに対しても、やはりケールはまったく応用されていなかった。
【0010】
【特許文献1】
特開2002−155084号公報
【特許文献2】
特開平6−169689号公報。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、長時間服用しても安全かつ効果的な、抑うつ気分又はうつ状態の予防、治療又は改善する食品、あるいは、うつ状態に起因する精神症状又は身体症状に対し、発症予防又は、症状の改善に有効な組成物を提供することにある。
【0012】
さらに、長時間服用しても安全かつ効果的な、難治性皮膚疾患の予防、治療又は改善する食品、あるいは、難治性皮膚疾患に起因する精神症状又は身体症状に対し、発症予防又は、症状の改善に有効な組成物を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この発明は、ケール又はそのエキスを有効成分として含有する抑うつ性組成物であることを特徴とする。
【0014】
また、抑うつ気分又はうつ状態を予防、治療又は改善する抑うつ性組成物とすることができる。
【0015】
さらに、閉経周辺期の内分泌異常に伴う抑うつ気分又はうつ状態を予防、治療又は改善する抑うつ性組成物とすることができる。
【0016】
別の態様として、難治性皮膚疾患に伴う抑うつ気分又はうつ状態を予防、治療又は改善する抑うつ性組成物とすることができる。
【0017】
さらに、別の態様として、ケール又はそのエキスを有効成分として含有し、抑うつ気分又はうつ状態の予防、治療又は改善に用いられる食品とすることができる。
【0018】
加えて、ケール又はそのエキスを有効成分として含有し、抑うつ気分又はうつ状態の予防、治療又は改善に用いられる健康食品、機能栄養食品、栄養補助食品、サプリメント又は特定保健用食品とすることができる。
【0019】
同様に、この発明は、ケール又はそのエキスを有効成分として含有する難治性皮膚疾患改善性組成物であることを特徴とする。
【0020】
また、難治性皮膚疾患を予防、治療又は改善する組成物とすることができる。
【0021】
さらに、ケール又はそのエキスを有効成分として含有し、難治性皮膚疾患の予防、治療又は改善に用いられる食品とすることができる。
【0022】
加えて、ケール又はそのエキスを有効成分として含有し、難治性皮膚疾患の予防、治療又は改善に用いられる健康食品、機能栄養食品、栄養補助食品、サプリメント又は特定保健用食品とすることができる。
【0023】
【発明の作用・効果】
この発明によれば、長時間服用しても安全かつ効果的な、抑うつ気分又はうつ状態の予防、治療又は改善する食品、あるいは、うつ状態に起因する精神症状又は身体症状に対し、発症予防又は、症状の改善に有効な組成物を提供することができる。
また、まったく副次的有害作用を伴わず、閉経周辺期や、難治性皮膚疾患に伴う抑うつ気分又はうつ状態を予防、治療又は改善する組成物、食品等を提供することができる。
【0024】
さらに、この発明によれば、長時間服用しても安全かつ効果的な、難治性皮膚疾患の予防、治療又は改善する食品、あるいは、難治性皮膚疾患に起因する精神症状又は身体症状に対し、発症予防又は、症状の改善に有効な組成物を提供することができる。
また、まったく副次的有害作用を伴わず、難治性皮膚疾患を予防、治療又は改善する組成物、食品等を提供することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施態様を説明する。
本発明は抑うつ気分又はうつ状態の予防、治療又は改善に有効であるが、それらに随伴した精神的・身体的症状の予防又は改善にも有効である。
特に難治性皮膚疾患及び閉経周辺期症状をもつ患者の抑うつ気分又はうつ状態の予防、治療又は改善に有効である。
また、難治性皮膚疾患の症状の予防、治療又は改善にも、直接的に有効である。
【0026】
本発明の実施例に用いるケールは、ケールの葉柄を含む全葉を遠赤外線乾燥法(特開平6−169689号公報)により製造されたものであるが、その他の一般的な加工方法によって精製したケール原末であってもよい。
【0027】
また、本発明の実施例で用いるケールは、乾燥粉末の他、エキスも使用することができる。ここで、エキスとは、抽出物、濃縮エキス、乾燥エキスなどのいずれの形態も含む。エキスは、抽出溶媒として水、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノールなどのアルコール、酢酸エチル又はそれらの混液などを用いて通常の方法で製造することができる。
【0028】
本発明で用いるケールは、民間で古くから使われてきた食品であるので、その安全性は確保されている。そのため、長期間にわたる連続服用も可能である。
【0029】
本発明におけるケールの有効量は、年齢、性別、体重などを考慮して適宜増減できるが、通常、原植物乾燥重量として成人では1日2g〜15gであり、好ましくは4g〜10gである。しかしながら、この用量は、ケール又はそのエキスを服用するヒトの健康状態、服用方法及び他の剤との組み合わせなどの種々の因子により変動し得る。
【0030】
本発明は、発明の効果を損なわない質的及び量的範囲で、水溶性ビタミン、必須アミノ酸、生薬、賦形剤、pH調整剤、清涼化剤、懸濁化剤、消泡剤、抗酸化剤、着色剤、矯味矯臭剤、界面活性剤、結合剤、滑沢剤、可塑剤、香料などを混合することができ、常法により液剤、錠剤、顆粒剤、散剤、カプセル剤、ドライシロップ剤、チュアブル剤などの経口製剤とすることができる。
【0031】
また、ケール又はそのエキスを含有する健康食品、機能栄養食品、栄養補助食品、サプリメント又は特定保健用食品などの食品としては、無臭ニンニクエキス、発芽玄米、発芽黒豆、イネ若葉、イチョウ葉、ウコン若しくはこれらの粉末などと混ぜ合わせて生成することにより、他の食品に含まれる有効成分も同時に摂取でき、さらに高い効果を得ることができる。
【試験例】
以下に動物及びヒトにおける試験例をあげ、本発明を具体的に説明する。
【0032】
試験例1 マウスによる強制遊泳試験1
(1)試料の調整は、ケール乾燥粉末0.25g、0.5g、1g、2gをそれぞれ水10mlに懸濁させ、水性懸濁液を作成した。
【0033】
(2)試験動物は、ICR系雌性マウス(9週齢、体重30〜34g)の両側卵巣を摘出した閉経モデル動物を用いた。マウスはすべて1ケージに10匹群居飼育し、1週間に一回床敷きを交換した。麻酔下に両側卵巣を摘出後、覚醒したマウスはもとのホームケージに戻した。試験期間中、餌及び水を自由に摂取させ、室温23±1℃、12時間の明暗サイクルの一定環境で飼育した。
【0034】
対照として、手術群(ペントバルビタール麻酔下に、マウスの背腹部を約5mm切開し、卵巣及び卵巣周辺部の脂肪組織を一時的に体外に露出させ、卵巣と子宮端部の間で結紮後、卵巣を切除し、その後、子宮及び周辺組織を体内に戻した後、腹壁及び皮膚を縫合した動物群。)、及び正常群(麻酔及び外科的侵襲を受けない動物群。)を設定した。
【0035】
卵巣を摘出した日から、先に調製したケールの各用量をマウス体重10gあたり0.1mlの割合で毎日1回、強制遊泳試験終了までの2週間経口投与した。正常群及び偽手術群にはケールを含有しない水を2週間経口投与した。また、手術群に水のみを経口投与した群を、ケールの効果を比較するための対照群とした。
【0036】
(3)試験は、Porsortの方法(Porsort et al., Nature, 266:730−732, 1977)及び吉村の方法(吉村&山川, 脳の科学, 22:49−54, 2000)に準拠して以下のように強制遊泳試験を行い、学習性絶望感を測定した。透明のポリカーボネート製のメスシリンダー(内径10cm、高さ25cm)に25℃の水を入れ、底面から10cmの位置に水面を合わせた。各マウスを1匹ずつ静かにメスシリンダー内に入れ、6分間遊泳させた。ビデオシステムを用いて記録し、その後、イベントレコーダーを操作することにより、2分目から6分目までに不動状態で浮遊している時間を計測した。
【0037】
結果は、図1に示したごとく、卵巣摘出群(溶媒の水を投与した対照群)の不動時間は正常群及び偽手術群と比較して、統計学的に有意に延長した。一般に強制遊泳試験は動物の抑うつ状態の程度を判定するのに広く用いられており、臨床的に抗うつ効果を発現する薬物は遊泳時間を短縮することが知られていることから、卵巣摘出という人為的閉経により抑うつ状態が惹起されたといえる。一方、ケール水性懸濁液を卵巣摘出後から投与した群では、卵巣摘出により延長された不動時間が有意に短縮され、その効果は用量依存的であった。
【0038】
試験例2 マウスによる強制遊泳試験2
試験例1と同様の試験モデルを用いて、様々な抽出方法によるケール抽出画分の不動時間に対する効果を測定した。
結果は、図2に示したごとく、原末と水の懸濁液を遠心分離して得られた上清に、対照群と比較して統計学的に有意な効果が現れた。
また、分配操作による抽出画分としては、酢酸エチル層、ブタノール層、水層のうち、酢酸エチル層と、水層に対照群と比較して統計学的に有意な効果が現れた。
【0039】
さらに、図3に示したごとく、水と酢酸エチルによって抽出した画分については、メタノール層及びヘキサン層のうち、メタノール層には現れず、ヘキサン層にのみ対照群と比較して統計学的に有意な効果の発現が認められた。
メタノールと酢酸エチルによる抽出では、メタノール層とヘキサン層の両方の層に対照群と比較して統計学的に有意な効果の発現が認められた。
これらの方法により、得られるケールエキスにも、より大きな効果を期待できる。
【0040】
試験例3 ヒトによるケールの継続服用試験
(1)試料には、ケール粉末を1錠あたり0.2g含有する錠剤を用いた。この錠剤には、ケール粉末以外に賦形剤、粘着剤又は添加物を一切含んでいない。
【0041】
(2)難治性皮膚炎症状を有するヒトを対象とし、ヘルシンキ宣言に準拠して目的を説明し、理解してもらった上で同意を文書で確認できたヒトを被験者とした。
ケールの錠剤は、1回に20錠ずつを約400mlの水で服用してもらい、12週間毎日3回ずつ服用してもらった。
【0042】
(3)試験は、皮膚症状の程度を日本皮膚科学会のガイドラインに準拠して、質問紙に解答してもらい評価した。また、気分状態の評価には、国内外で標準化され広く用いられているPOMS(Profile of Mood States)気分プロフィール検査用紙(日本語版)を用いた。POMS気分プロフィール検査用紙は、抑うつ気分の程度を抑うつ―落ち込み、怒り―敵意、疲労、混乱、活気、緊張―不安に区別して同時に測定するのに用いられている。さらに、難治性皮膚疾患の改善状況を測定すべく、痒みの程度、外見的な肌荒れの程度をVAS(ヴィジュアルアナログスケール)によって測定し、肌の状態評価表によって症状のある肌の面積を測定した。加えて、血流計によって血流速度及び血流量を測定した。試験は、ケール服用前と服用後3週間目、6週間目、9週間目、12週間目に行った。結果は図4〜14に示す。
【0043】
図4に示したごとく、抑うつ―落ち込みを表す評価点が服用前と比較して、3週間目から有意に減少し、改善された。
図5に示したごとく、怒り―敵意を表す評価点も服用前と比較して、3週間目から有意に減少し、改善された。
図6に示したごとく、疲労を表す評価点も服用前と比較して、3週目から減少するが、12週間目から統計学的に有意に減少し、改善された。
図7に示したごとく、混乱を表す評価点も服用前と比較して、6週間目から統計学的に有意に減少し、改善された。
図8、図9に示したごとく、活気、緊張―不安を表す評価点については、今回の試験では、有意な効果が現れなかった。
【0044】
図10に示したごとく、痒みの程度については、服用前と比較して、3週間目から統計学的に有意に減少し、改善された。
図11に示したごとく、外見的な肌荒れの程度については、服用前と比較して、3週間目から統計学的に有意に減少し、改善された。
図12に示したごとく、肌の状態評価表による症状のある肌の面積については、服用前と比較して、6週間目から統計学的に有意に減少し、改善された。
図13に示したごとく、血流速度については、服用前と比較して、6週間目から統計学的に有意に増加し、改善された。
図14に示したごとく、血流量については、服用前と比較して、3週間目から増加するが、9週目から統計学的に有意に増加し、改善された。
【図面の簡単な説明】
【図1】マウスによる強制遊泳試験における不動時間に対するケールの効果
【図2】マウスによる強制遊泳試験における不動時間に対するケール抽出画分の効果
【図3】マウスによる強制遊泳試験における不動時間に対するケール抽出画分の効果
【図4】POMSによる気分測定尺度(抑うつ―落ち込み)の変化
【図5】POMSによる気分測定尺度(怒り―敵意)の変化
【図6】POMSによる気分測定尺度(疲労)の変化
【図7】POMSによる気分測定尺度(混乱)の変化
【図8】POMSによる気分測定尺度(活気)の変化
【図9】POMSによる気分測定尺度(緊張―不安)の変化
【図10】VASによる痒みの程度の変化
【図11】VASによる外見的な肌荒れの程度の変化
【図12】肌の状態評価表による症状のある肌の面積の変化
【図13】血流速度の変化
【図14】血流量の変化

Claims (10)

  1. ケール又はそのエキスを有効成分として含有する抑うつ性組成物。
  2. 抑うつ気分又はうつ状態を予防、治療又は改善するものである請求項1に記載の抗うつ性組成物。
  3. 閉経周辺期の内分泌異常に伴う抑うつ気分又はうつ状態を予防、治療又は改善するものである請求項2に記載の抗うつ性組成物。
  4. 難治性皮膚疾患に伴う抑うつ気分又はうつ状態を予防、治療又は改善するものである請求項2に記載の抗うつ性組成物。
  5. ケール又はそのエキスを有効成分として含有し、抑うつ気分又はうつ状態の予防、治療又は改善に用いられる食品。
  6. ケール又はそのエキスを有効成分として含有し、抑うつ気分又はうつ状態の予防、治療又は改善に用いられる健康食品、機能栄養食品、栄養補助食品、サプリメント又は特定保健用食品。
  7. ケール又はそのエキスを有効成分として含有する難治性皮膚疾患改善性組成物。
  8. 難治性皮膚疾患を予防、治療又は改善するものである請求項7に記載の組成物。
  9. ケール又はそのエキスを有効成分として含有し、難治性皮膚疾患の予防、治療又は改善に用いられる食品。
  10. ケール又はそのエキスを有効成分として含有し、難治性皮膚疾患の予防、治療又は改善に用いられる健康食品、機能栄養食品、栄養補助食品、サプリメント又は特定保健用食品。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104324243A (zh) * 2014-11-28 2015-02-04 陈富强 一种治疗女性更年期失眠的中药制剂
JP2019092497A (ja) * 2017-11-27 2019-06-20 ヤクルトヘルスフーズ株式会社 総合美容改善剤

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