JP2004123231A - Bottle can, die, and device and method for production of the can - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、飲料水等を充填するボトル缶並びに金型及びボトル缶製造装置及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、飲料水等はアルミニウム合金等から形成された缶に充填され販売されており、近年においては、着脱可能なキャップを備えたボトル缶に充填されたものが提供されている。ここで、ボトル缶は一般に、大形の胴体部と、胴体部上端から上方へ向かうに従い漸次縮径する肩部と、肩部の上端部に設けられ胴体部より小径の口金部とを備えた構成となっている。このボトル缶に充填される飲料水等には、冷却されたもののみならず加熱されたものもあり、一般に、同一種の飲料水等には、冷却、加熱の別を問わず、同一種のボトル缶が使用されている。
【0003】
しかしながら、前記従来のボトル缶において、その肩部及び胴体部は平滑面であり、さらに、ボトル缶に充填された飲料水等が加熱した状態で販売される際、ボトル缶外周面の温度は約60℃に達することがある。従って、需要者がこの飲料水等を購入し、これを開栓する際、ボトル缶外周面の熱が直に把持する部位に伝達するため、この温度がある程度冷却するのを待って開栓せざるを得ない等の問題があった。この問題は、近年需要が伸びているボトル缶において、開栓時にキャップとボトル缶自体との共回りを起こさないようにボトル缶外周面を強く把持する必要があるため特に著しい。
【0004】
また、前述したように、ボトル缶外周面が平滑面であることから、内容物である飲料水等の温度を一定に維持することが困難であり、需要者が飲料水等を購入後、急激にその温度が外気温に近づくという問題、さらに、開栓時にキャップとボトル缶自体との共回りが生じ易いという問題があった。後者の問題は、内容物が冷却状態にある場合、ボトル缶の外周面は結露が発生し易いため特に著しい。
【0005】
ところで、この種のボトル缶の内容物が天然果汁を含む果汁飲料である場合には、ボトル缶の口金部に被着されたキャップを一旦開栓し、この内容物を大気と接触させた後、これらを室温以上の温度下に長時間置くと、この内容物が発酵することになる。この際、キャップをボトル缶にリシールした状態においては、缶内圧が上昇することになり、一旦、前記内容物が発酵し缶内圧が上昇すると、たとえこのボトル缶が置かれる雰囲気温度が低下したとしても、この内圧が低下することはなく、さらに、前記発酵が進行すると、缶内圧は上昇し続けることになる。この缶内圧の上昇に伴いボトル缶外表面に引張力が作用することになるので、缶内圧が過剰に上昇するとボトル缶が破損したり、キャップが脱落するという問題があった。
【0006】
このような問題を解決するための手段として、缶内圧が過剰に上昇すると、この内圧を開放させる開放路がキャップに形成される構成が数多く開示されている(例えば特許文献1参照)。しかしながら、缶内圧が所定値を超過したときに初めて、前記開放路が形成され缶内圧が開放される構成とすることが困難であるという問題があった。従って、缶内圧が前記所定値になっても前記開放路が形成されない事態が発生する場合があり、ボトル缶が破損するという問題を解決することができないという問題があった。
【0007】
【特許文献1】
特公昭64−9228号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、ボトル缶を容易に開栓することができるとともに、飲料水等の温度を維持できる保温効果を備え、さらに、缶内圧が過剰に上昇してもボトル缶の破損発生を抑制することができるボトル缶並びに金型及びボトル缶製造装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明のボトル缶は、胴体部と、胴体部上端から上方に向かうに従い漸次縮径する肩部とを備えたボトル缶であって、前記肩部に、第1の凹凸部が設けられていることを特徴とする。
【0010】
また、本発明のボトル缶は、前記第1の凹凸部が、前記肩部の傾斜方向に延在するとともに、周方向に間隔を置いて複数設けられていることを特徴とする。
【0011】
また、本発明のボトル缶は、前記胴体部に、第2の凹凸部が設けられていることを特徴とする。
【0012】
また、本発明のボトル缶は、前記第2の凹凸部が、前記胴体部の周方向に間隔を置いて複数設けられ、該複数の凹凸部の各々が、前記胴体部の軸線方向に連続して、または2以上に分断されて設けられていることを特徴とする。
【0013】
これらのボトル缶では、肩部に第1の凹凸部が設けられ、この第1の凹凸部が肩部の傾斜方向に延在するとともに、周方向に間隔を置いて複数設けられ、また、胴体部に第2の凹凸部が設けられ、この第2の凹凸部が胴体部の周方向に間隔を置いて複数設けられ、これら複数の凹凸部の各々が、胴体部の軸線方向に連続して又は、2以上に分断されて設けられた構成となっているため、ボトル缶を容易に開栓することができる。すなわち、ボトル缶を開栓する際に、その外周面と把持する部位との接触面積を削減することができ、さらに、ボトル缶に作用させるトルクに対する把持部の滑り発生を抑制することができる。
【0014】
また、前述のように第1,第2の凹凸部が形成されていることから、缶内圧が上昇しボトル缶の肩部及び胴体部がその表面に対して略垂直な方向に膨出しようとする力が作用したとしても、前記凹凸部を画成する側壁がこの力に対抗するリブとして作用することになる。さらに、缶内容物と接触する肩部及び胴体部の表面積を増加させることができ、肩部及び胴体部に作用する缶内圧による力の低減化を図ることができる。以上により、ボトル缶に、缶内圧の上昇に対して抗する有効な手段を具備させることができるので、この缶の耐圧強度の向上を図ることができる。
【0015】
ところで、ボトル缶の口金部に被着されるキャップのピルファープルーフ部が、ボトル缶口金部のかぶら部の下方を巻込むように折り曲げられてキャップ付ボトル缶とされた状態から、キャップを開栓すると、このキャップのブリッジが破断されて、このキャップの本体部のみがボトル缶口金部から離脱されることになるが、初期開栓時、例えば、前記キャップ付ボトル缶において、キャップをボトル缶に対して約90°以下の角度まで回転させると、この際に、キャップ内面に配設されたライナーとボトル缶口金部の上端部との間に生じた間隙を介して缶内圧が開放されることになり、この内圧は、大気圧と略同一になるまで即座に低下する。この場合、ボトル缶の胴体部は、絞り,しごき加工により薄肉に成形されているので、この胴体部は、キャップ開栓時に要するボトル缶の把持力で把持されると潰れることになる。一方で、前記初期開栓時においては、キャップのブリッジは全てについて破断されるのではなく、一部のブリッジはなおも破断されない状態で残存することになる。
以上により、前記初期開栓した後に、さらに、ボトル缶の胴体部を把持した状態で、キャップをボトル缶に対して回転させて、このキャップをボトル缶口金部から離脱させようとすると、胴体部に潰れが生じるため、単に、ボトル缶の胴体部に第2の凹凸部が形成された構成では、キャップを開栓することが困難であるという問題を解決するには至らない。
【0016】
しかしながら、本発明に係るボトル缶では、肉厚が胴体部と比べ厚い肩部に前記第1の凹凸部が形成されているので、前記初期開栓により缶内圧が低下した後に、さらに、このキャップをボトル缶口金部から離脱させようとした場合においても、ボトル缶の胴体部ではなく肩部を把持することにより、キャップ開栓時に要するボトル缶の把持力を、前記潰れを生じさせることなく、さらに、ボトル缶を把持する部位をこの缶の周方向に滑らせることなく、良好かつ確実にボトル缶に付与することができるようになる。従って、前記初期開栓後のキャップのボトル缶口金部からの離脱を容易に行うことができるようになる。
しかも、前記第1の凹凸部は、肩部の傾斜方向に延在するとともに、周方向に間隔を置いて複数設けられているので、この凹凸部を画成する側壁は、このボトル缶に内容物を充填する際にこのボトル缶に作用する缶軸方向下方に向かう力、すなわち外的な圧縮力に対抗するリブとしても作用することになる。従って、ボトル缶に前述した開栓容易性を具備させることができるとともに、このような構成においても、前記外的な圧縮力に対して抗する手段を具備させることができ、この缶の座屈強度の大幅な向上をも図ることができる。
【0017】
また、本発明のボトル缶は、その外周面にフィルム部材が配設されていることを特徴とする。
このボトル缶では、外周面にフィルム部材が配設されているため、ボトル缶を把持するに際し、その外周面と直接接触することを回避することができるとともに、フィルム部材とボトル缶外周面に形成された凹部との間に空間が形成されるため、該空間が断熱効果を備えることになる。以上により、内容物が加熱状態にあるボトル缶を把持するに際し、その内容物の熱を把持する部位に伝達することを抑制することができる。これにより、内容物が加熱状態にある飲料水等である場合でも、このボトル缶を人手により容易に把持及び開栓することができる。
さらに、前記空間により、ボトル缶にその内容物を保温する保温効果を備えさせることができる。以上の、内容物の温度伝達抑制効果及び内容物の保温効果は、高い熱伝導性を有するアルミニウム系合金材料で形成されたボトル缶において特に著しい効果を奏することになる。
【0018】
また、本発明のボトル缶は、前記胴体部に、全周に渡って連続した凹凸未加工面が少なくとも1つ設けられていることを特徴とする。
このボトル缶では、胴体部に、全周に渡って連続した凹凸未加工面が少なくとも1つ設けられているため、ボトル缶の内圧を触圧式で検査する際に、ボトル缶の周方向に対する位置決めをすることなく容易且つ確実に検査することができる。
【0019】
本発明の金型は、胴体部と、胴体部上端から上方に向かうに従い漸次縮径する肩部とを備えたボトル缶の肩部に第1の凹凸部を形成する金型であって、円筒状に形成された前記金型の内周面は、前記肩部の傾斜形状と略同形状に形成されるとともに、前記肩部に前記第1の凹凸部を形成するための第1の押圧面を備えていることを特徴とする。
【0020】
また、本発明の金型は、前記第1の押圧面が、前記内周面に対して垂直方向に突出して設けられた複数の凸部であることを特徴とする。
【0021】
本発明のボトル缶の製造装置は、有底円筒状体の底部を保持する保持装置と、該有底円筒状体を各種形状に成形する複数の成形ツールを有するツール保持部とを備え、該ツール保持部に設けられた前記各成形ツールによって順次前記有底円筒状体に対する加工を行うことによりボトル缶を成形する装置であって、前記成形ツールとして、請求項7又は8に記載の金型を備え、該金型は、前記有底円筒状体の開口部に対向し、軸方向に相対的に進退可能に設けられていることを特徴とする。
【0022】
これら金型及びボトル缶の製造装置では、保持装置に保持された有底円筒状体の開口部に対向して、軸方向に相対的に進退可能に前記金型が設けられた構成となっているため、この金型を有底円筒状体の軸方向に相対的に前進させると、金型に設けられた前記第1の押圧面により、有底円筒状体の肩部周面を、その径方向に対して内方及び軸方向に対して下方に押圧し、肩部に凹凸部を形成する構成となっている。従って、肩部に凹凸部を高効率且つ高精度で形成できる。また、ボトル缶の製造装置に有底円筒状体を回転する機構を備えさせる必要がないため、この製造装置の高コスト化を抑制することができる。
また、前記金型が、有底円筒状体の軸方向に相対的に進退可能に設けられるとともに、ツール保持部に成形ツールの一つとして設けられた構成となっているため、有底円筒状体を各種形状に成形する工程と、肩部に凹凸部を形成する工程とを同一の装置上でなすことができる。例えば、成形ツールとして、ネックイン加工を施す絞り金型、ネジ形成用ツール及び前記金型等を設けた場合、ボトル缶の形成と、肩部への凹凸部の形成とを同一の装置上でなすことができる。従って、前述した効果と相俟って、さらなる高効率生産を実現できる。
【0023】
また、本発明のボトル缶の製造装置は、前記成形ツールとして、円筒状に形成され内周面にボトル缶の胴体部に第2の凹凸部を形成するための第2の押圧面をを備えた胴体部形成金型を備え、該胴体部形成金型は、前記有底円筒状体の開口部に対向し、軸方向に相対的に進退可能に設けられていることを特徴とする。
【0024】
このボトル缶の製造装置では、保持装置に保持された有底円筒状体の開口部に対向して、軸方向に相対的に進退可能に前記胴体部形成金型が設けられた構成となっているため、胴体部に第2の凹凸部を形成するに際して、前述した金型と同様の作用効果を奏することができる。
【0025】
本発明のボトル缶の製造方法は、請求項10記載のボトル缶の製造装置により、有底円筒状体からボトル缶を形成するボトル缶の製造方法であって、前記有底円筒状体の開口部に、胴体部の上端から上方へ向かうに従い漸次縮径する肩部を形成した後、請求項7又は8に記載の金型を、前記有底円筒状体の開口部と対向するように配し、該金型を前記有底円筒状体の軸方向に相対的に前進させ、前記第1の押圧面により前記有底円筒状体の肩部を押圧して、前記有底円筒状体の肩部に第1の凹凸部を形成することを特徴とする。
【0026】
このボトル缶の製造方法では、請求項7又は8に記載の金型を、前記有底円筒状体の開口部と対向するように配し、該金型を前記有底円筒状体の軸方向に相対的に前進させ、前記第1の押圧面により前記有底円筒状体の肩部を押圧し、肩部に第1の凹凸部を形成することになるため、第1の凹凸部の形成を高効率且つ高精度になすことができる。
【0027】
また、本発明のボトル缶の製造方法は、前記肩部を形成した後、前記胴体部形成金型を、前記有底円筒状体の開口部と対向するように配し、該胴体部形成金型を前記有底円筒状体の軸方向に相対的に前進させ、前記第2の押圧面により前記有底円筒状体の胴体部を押圧して、前記有底円筒状体の胴体部に第2の凹凸部を形成することを特徴とする。
【0028】
このボトル缶の製造方法では、前記胴体部形成金型による胴体部への第2の凹凸部の形成と、請求項7又は8に記載の金型による肩部への第1の凹凸部の形成とを各々、請求項10記載のボトル缶の製造装置において、有底円筒状体の底部を保持装置により保持された状態でなすことになる。これにより、例えば、肩部に傾斜方向に延在した溝部を、胴体部に軸方向に延在した溝部を各々形成する場合、これら各溝部の周方向の配設位置を容易に一致させることができる。これにより、前述した内容物の温度伝達抑制効果及び内容物の保温効果を奏するとともに、美観にも優れたボトル缶を容易に形成することができる。
【0029】
また、本発明のボトル缶の製造方法は、前記肩部に前記第1の凹凸部を、前記胴体部に前記第2の凹凸部をそれぞれ形成した後、該有底円筒状体の外周面にフィルム部材を配設することを特徴とする。
【0030】
このボトル缶の製造方法では、有底円筒状体の胴体部及び肩部を所定形状に形成した後に、その外周面にフィルム部材を配設するため、フィルム部材に破れ等を発生させることなく良好に配設することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るボトル缶の第一実施形態を、図1を参照しながら説明する。
ボトル缶1は、アルミニウム又はアルミニウム合金の薄板から形成され、胴体部2と、胴体部2の上端から上方に向かうに従い漸次縮径する肩部3と、肩部上端に設けられた膨出部4と、膨出部4の上端に設けられ胴体部2より小径の口金部5とを備えている。口金部5には、ネジ部6が設けられ図示しないキャップが螺着されることにより密閉される構成となっている。
【0032】
胴体部2には、周方向に間隔を置いて複数の第2の溝部7が設けられ、これら第2の溝部7は、胴体部2の上端から軸方向下方に延在し胴体部2の下端から所定の間隙を有し設けられている。すなわち、胴体部2は、下端から所定の距離上方にかけた領域に、全周に渡って連続した平滑部2aを備えている。肩部3には、胴体部2に形成された第2の溝部7の周方向に対する配設位置と対応して、周方向に間隔を置いて複数の第1の溝部8が設けられ、これら第1の溝部8は、肩部3の傾斜方向に沿って肩部3の全域に渡って設けられている。
【0033】
以上の構成において、ボトル缶1の肩部3上端から、胴体部2の平滑部2aの上端にかけて連続して溝部7、8が設けられ、これら溝部7、8が周方向に間隔を置いて複数設けられた構成となっている。また、胴体部2及び肩部3の略全域には、断熱効果を備えるとともに、加熱すると自己収縮するフィルム部材9が配設されている。このフィルム部材9には、例えば、PETフィルム、発泡ポリスチレンフィルム、発泡ポリプロピレンフィルム等があり、これらの膜厚は5μm以上に設定されている。
【0034】
以上のように構成されたボトル缶1の製造方法について説明する。
まず、ボトル缶1の製造に供する製造装置10を図2から図8従い説明する。図2に示すように、製造装置10は、有底円筒状体(ワーク)Wを保持するワーク保持部20と、この有底円筒状体Wを各種成形加工する成形ツール32を保持するツール保持部30と、両保持部20,30を駆動する駆動部12とを備えている。これら保持部20,30は、ワーク保持側とツール保持側とが対向する配置となっており、対向する位置の成形ツール32によってワークWに対する加工が施される構成となっている。
【0035】
ワーク保持部20は、図3に示すように、支持軸11に支持された円盤21の片面に、ワークWを保持する複数の保持装置22が環状に配列された構成となっている。この円盤21が駆動部12によって間欠的に回転されることにより、図3に示すように、供給部23からワークWが保持装置22に供給されるとともに、成形されたボトル缶1が排出部24から順次排出される構成となっている。ここで、保持装置22は、ワークWの底部から胴体部の一部にかけた部分を把持して、ワークWを保持する構成となっている。なお、図3では、円盤21の全周に設けられた複数の保持装置22のうち一部を図示し、残りの保持装置22の図示を省略している。
【0036】
ツール保持部30は、支持軸11に支持された円盤31の片側に、複数の各種成形ツール32が環状に配列され、駆動部12によって円盤31が軸方向に進退するように構成されている。ツール保持部30には、有底円筒状体Wの開口部を縮径して肩部3及び口金部5を成形(ネックイン加工)するための多数の絞り金型や、胴体部2に第2の溝部7を形成するための胴体部形成金型40、肩部3に第1の溝部8を形成するための肩部形成金型60、口金部にネジ形状を形成するためのネジ形成用ツール、開口端にカール部を形成するためのカール加工用ツール等の、各加工段階に応じた加工を行うための成形ツール32が備えられており、これらの成形ツール32が工程順に円盤31上に配列されている。
【0037】
これら各成形ツール32は、ツール保持部30が図2の左方に前進した際に、ワーク保持部20に保持された各有底円筒状体Wに対して各別に加工を施す構成となっている。ここで、肩部形成金型60と胴体部形成金型40とはそれぞれ、各金型60及び40をそれぞれ構成する、後述する第1の押圧面64及び第2の押圧面44の、保持装置22に保持されたワークWの周方向に対する配設位置が同等となるように円盤31表面に保持されている。
【0038】
支持軸11を回転中心とするワーク保持部20(円盤21)の回転位置は、開口部をツール保持部30側に向けた各有底円筒状体Wの中心軸が各成形ツール32の中心軸に一致するように設定される。そして、駆動部12による円盤21の間欠的回転によって、各有底円筒状体Wは次工程用の各成形ツール32に対向する位置に回転されて、次の段階の加工が施される構成となっている。
【0039】
すなわち、ツール保持部30が前進してワーク保持部20とツール保持部30とが互いに接近したときに、各成形ツール32が各工程に応じた加工をワークWに対して施し、両保持部20,30が離れたときに各ワークWに対して次工程の成形ツール32が対向するようにワーク保持部20が回転する。このように、両保持部20,30が接近して加工を行い、離れるとともに回転するという動作が繰り返されることにより、有底円筒状体Wには肩部3、口金部5、溝部7、8、ネジ部6等が順次形成されてボトル缶1としての形状が付与される構成となっている。
【0040】
まず、成形ツール32の一つである、有底円筒状体の胴体部2に軸方向に延在する第2の溝部7を形成する胴体部形成金型40について、図4、図5に従い説明する。胴体部形成金型40は、ツール保持部30(円盤31)と当接する円筒状のフランジ部41と、フランジ部41より小径で円筒状の本体部42とから構成され、本体部42とフランジ部41とは同軸に設けられた構成となっている。フランジ部41表面には、本体部42の配設位置の外方部に4つの貫通孔43が環状に設けられ、これら貫通孔43に図示しないボルトを嵌挿するとともに、円盤31表面に設けられた図示しない雌ネジにねじ込むことで、胴体部形成金型40が円盤31表面に取り付けられる構成となっている。
【0041】
また、図5(a)に示すように、本体部42の内周面において、胴体部形成金型40の本体部42の端面51から所定の距離離間したフランジ部41側の位置には、図4(a)に示すように、本体部42の径方向に対して中心軸側に突出する第2の押圧面44が周方向に16個等間隔で環状に設けられている。これら第2の押圧面44の突端面はそれぞれ、図4(b)に示すように、本体部42の中心軸と同軸の円形状の一部をなす円弧形状となっている。また、各第2の押圧面44同士の間に形成され、本体部42の径方向に対して外周面側に凹となる凹部45の底面はそれぞれ、第2の押圧面44と同様に、本体部42の中心軸と同軸の円形状の一部をなす円弧形状となっている。
【0042】
また、第2の押圧面44は、図5(b)に示すように、端面51からフランジ部41側へ向かうに従い漸次、本体部42の内径が縮径するとともに、本体部42の軸線側に凸となる曲率部52と、曲率部52と接するとともに、本体部42の軸線と平行に設けられた第1の平坦部53と、第1の平坦部53と隣接するとともに、フランジ部41側へ向かうに従い漸次、本体部42の内径が縮径するように設けられた縮径部54と、縮径部54と隣接するとともに、本体部42の軸線と平行に設けられた第2の平坦部55と、第2の平坦部55と隣接するとともに、フランジ部41側へ向かうに従い漸次、本体部42の内径が拡径するように設けられた拡径部56とから構成されている。ここで、第2の平坦部55は、第1の平坦部53の軸方向の長さより長く形成されている。
【0043】
次に、成形ツール32の一つである、有底円筒状体の肩部3にその傾斜方向に沿って延在する第1の溝部8を形成する肩部形成金型60を図6から図8に従い説明する。肩部形成金型60は、図6、図7に示すように、円筒状に形成され、その内周面は図7に示すように、肩部形成金型60の他方の端面62から所定の距離一方の端面61側に離間した位置から一方の端面61へ向かうに従い漸次拡径するテーパ部63が設けられている。このテーパ部63は、ボトル缶1の肩部3の傾斜形状と略同形状に形成されている。
【0044】
また、テーパ部63には、図6、図7に示すように、その傾斜方向に沿って延在するとともに、傾斜方向に対して垂直方向に突出して設けられた複数の第1の押圧面64が周方向に等間隔で環状に設けられている。これら第1の押圧面64の突端面はそれぞれ、図8に示すように、肩部形成金型60の中心軸と同軸の円形状の一部をなす円弧形状となっている。また、各第1の押圧面64同士の間には、テーパ部63の傾斜面に対して凹となる凹部65が設けられ、これら凹部65の底面はそれぞれ、第1の押圧面64と同様に、肩部形成金型60の中心軸と同軸の円形状の一部をなす円弧形状となっている。
この構成において、肩部形成金型60の他方の端面62がツール保持部30(円盤31)表面に保持され、テーパ部63の開口面とワークWの開口部が相対する構成となっている。
【0045】
以上のように構成されたボトル缶の製造装置10により、有底円筒状体から、胴体部2の周面に軸方向に延在する第2の溝部7と、肩部3の周面に傾斜方向に沿って延在する第1の溝部8とを備えたボトル缶1を形成する方法について説明する。まず、図3に示すように、供給部23によって保持装置22に供給保持されたワークWは、円盤21の間欠的回転によって、ツール保持部30に備えられた各工程用の成形ツール32に対向する各位置へ順次移動する。
【0046】
そして、円盤21の間欠的回転とツール保持部30の進退とが繰り返されることにより、各回転位置におけるワークWに対して各工程の加工が施される。すなわち、有底円筒状のワークWの開口部が、ネックイン加工により徐々に縮径され、テーパ部3および口金部5が形成される。その後、図3に示す位置Aにおいて、ワークWの胴体部周面に、軸方向に延在するとともに、環状に複数配置された第2の溝部7が形成される。
【0047】
この第2の溝部7の形成は、まず、ツール保持部30を前進させ、図5(a)に示す胴体部形成金型40の本体部42に、ワークWの開口部を嵌挿する。さらに、ツール保持部30を前進させると、図5(b)に示す胴体部形成金型40の第2の押圧面44を構成する縮径部54が、ワークWの胴体部と肩部との境界部を、ワークWの径方向に対して内方及び軸方向に対して下方に押圧し凹みを形成する。そしてさらに、ツール保持部30を所定の位置まで前進させると、縮径部54が胴体部に凹みを形成しつつ更にこの凹みを第2の平坦部55が径方向に押圧することで、胴体部周面に、軸方向に延在するとともに環状に複数配置された第2の溝部7と、胴体部下方部に全周に渡って連続する未加工部分の平滑部2aとが形成される。ここで、胴体部形成金型40の第2の平坦部55の軸方向の長さは、第1の平坦部53の前記長さと比し長く形成されているため、縮径部54により形成された凹みを確実に溝部に形成(塑性変形)することができる。
【0048】
その後、図3に示す位置Bにおいて、ワークWの肩部周面に、傾斜方向に沿って延在するとともに、環状に複数配置された第1の溝部8を形成する。この第1の溝部8の形成は、まず、ツール保持部30を前進させ、図7に示す肩部形成金型60のテーパ部63に、ワークWの開口部を嵌挿する。さらに、ツール保持部30を前進させると、図6、図7に示す肩部形成金型60の第1の押圧面64が、ワークWの肩部を径方向に対して内方及び軸方向に対して下方に押圧することで、肩部周面に傾斜方向に沿って延在するとともに、環状に複数配置された第1の溝部8を形成する。
【0049】
この際、前述したように、肩部形成金型60及び胴体部形成金型40は、肩部形成金型60を構成する第1の押圧面64と、胴体部形成金型40を構成する第2の押圧面44との、保持装置22に保持されたワークWの周方向に対する配設位置が同一となるように円盤31表面に保持されているため、第1の溝部8及び第2の溝部7の有底円筒状体の周方向に対する配設位置は同一となる。すなわち、胴体部2における平滑部2aの上端から肩部3の上端にかけて溝部7、8が連続して形成されることになる。
【0050】
その後、円盤21の間欠的回転等が、前述と同様にして、繰り返されることにより、ワークWに対してネジ形成加工、トリミング加工、カール部加工等が行われ、ボトル缶1が成形される。そして、このボトル缶1は、図3に示す排出部24によって製造装置10から排出され、図示しないフィルム部材配設工程へ搬送される。このフィルム部材配設工程において、ボトル缶1の胴体部2及び肩部3にフィルム部材9が配設され、図1に示すボトル缶1が形成される。ここで、フィルム部材9には、例えば、加熱すると収縮する、いわゆる熱収縮フィルムがあり、この熱収縮フィルムの場合、ボトル缶胴体部2及び肩部3の全周に渡ってこのフィルムを被覆した後に、これらを加熱してこのフィルムを収縮させる。この際、熱収縮フィルムがボトル缶胴体部2及び肩部3に密着することにより、フィルム部材9が胴体部2及び肩部3に配設されることになる。また、このフィルム部材9として、熱収縮フィルム以外のものを用いた場合においては、接着剤を介してボトル缶胴体部2及び肩部3に配設してもよい。
【0051】
以上説明したように本第一実施形態によるボトル缶によれば、ボトル缶1の肩部3に第1の溝部8が設けられ、この第1の溝部8が肩部3の傾斜方向に延在するとともに、周方向に間隔を置いて複数設けられ、また、胴体部2に第2の溝部7が設けられ、この第2の溝部7が胴体部2の周方向に間隔を置いて複数設けられ、これら複数の第2の溝部7の各々が、胴体部2の軸線方向に連続して設けられた構成となっているため、ボトル缶1を容易に開栓することができる。すなわち、ボトル缶1を開栓する際に、その外周面と把持する部位との接触面積を削減することができ、さらに、ボトル缶1に作用させるトルクに対する把持部の滑り発生を抑制することができる。
【0052】
また、ボトル缶1の胴体部2及び肩部3にフィルム部材9が配設されているため、ボトル缶1を把持するに際し、その外周面と直接接触することを回避することができるとともに、フィルム部材9とボトル缶1外周面に形成された溝部7、8との間に空間が形成されるため、該空間が断熱効果を備えることになる。以上により、内容物が加熱状態にあるボトル缶1を把持するに際し、その内容物の熱を把持する部位に伝達することを抑制することができる。これにより、内容物が加熱状態にある飲料水等である場合でも、このボトル缶を人手により容易に把持及び開栓することができる。
【0053】
さらに、前記空間により、ボトル缶にその内容物を保温する保温効果を備えさせることができる。以上の、内容物の温度伝達抑制効果及び内容物の保温効果は、高い熱伝導性を有するアルミニウム系合金材料で形成されたボトル缶において特に著しい効果を奏することになる。また、胴体部2に、全周に渡って連続した平滑部2aが設けられているため、ボトル缶1の内圧を触圧式で検査する際に、ボトル缶1の周方向に対する位置決めをすることなく容易且つ確実に検査することができる。
【0054】
また、ボトル缶の製造装置10において、保持装置22に保持されたワークWの開口部に対向して、軸方向に進退可能に肩部形成金型60及び胴体部形成金型40がそれぞれ設けられた構成となっているため、前記第1の溝部8及び第2の溝部7を高効率且つ高精度に形成できる。すなわち、各溝部7、8を形成する際、肩部形成金型60及び胴体部形成金型40を、ワークWの軸方向に前進させると、各金型60及び40に設けられた第1の押圧面64及び第2の押圧面44がそれぞれ、ワークWの肩部周面及び胴体部周面を径方向に対して内方及び軸方向に対して下方に押圧することになる。これにより、ワークWに対して前記各加工を1回だけ施せば、ワークWの胴体部又は肩部周面に複数の溝部7、8を各々同時に形成することができる。
【0055】
また、ツール保持部30には、成形ツール32として、ワークWの開口部にネックイン加工を施す絞り金型、胴体部に第2の溝部7を形成する胴体部形成金型40、肩部に第1の溝部8を形成する肩部形成金型60、口金部にネジ形状を形成するネジ形成用ツール、開口端にカール部を形成するカール加工用ツール等が設けられているため、同一の装置で、ボトル缶形状を形成する工程と、ボトル缶に溝部7、8を形成する工程とを経ることができる。従って、前述した効果と相俟って、さらなる高効率生産を実現できることになる。
【0056】
さらに、胴体部形成金型40と肩部形成金型60とはそれぞれ、同一の円盤31上に設けられるとともに、ワークWに対して同一方向に加工することになるため、前記各溝部7、8のワークWの周方向に対する配設位置は、前記各金型60、40を構成する第1、第2の押圧面64、44の前記配設位置と対応することになる。これにより、肩部3に形成された第1の溝部8及び胴体部2に形成された第2の溝部7の周方向に対する配設位置が同等なボトル缶を容易に形成することができ、前記温度伝達抑制効果と保温効果とを備え、更に美観にも優れたボトル缶を容易に形成することができる。
また、第1、第2の溝部7、8を形成した後に、ワークWの胴体部及び肩部にフィルム部材9を配設するため、フィルム部材9にしわ、破れ等の不具合を発生させることなく確実に配設することができる。
【0057】
次に、本発明に係る第二実施形態について説明するが、前述の第一実施形態と同様の部位には、同一符号を付し、その説明を省略する。
本第二実施形態によるボトル缶70は、図9に示すように、肩部3に第1の溝部71が、肩部3の周方向に沿って連続して形成されるとともに、軸方向に間隔を置いて複数設けられた構成となっている。このボトル缶70の胴体部2及び肩部3の略全域にフィルム部材9が配設された構成となっている。
【0058】
以上のように構成されたボトル缶70は、第一実施形態における成形ツール32の一つとして、第1の溝部形成ツール72が取り付けられた製造装置10により形成する。すなわち、ワークWが図3に示す位置Bに到達した際、図9に示すように、第1の溝部形成ツール72がボトル缶70の肩部3の所定の位置と当接した後、この形成ツール72が肩部3を径方向に押圧しながら缶軸回りに回転することにより、第1の溝部71が形成される。その後、第1の溝部形成ツール72が肩部3から離間した後、さらに、肩部3周面において、形成した第1の溝部71の形成位置から軸方向に所定の距離離間した位置に第1の溝部形成ツール72が移動し、前述と同様の動作を繰り返すことで、複数の第1の溝部71が形成される。その後、第一実施形態と同様に、胴体部2及び肩部3にフィルム部材9が配設される。
【0059】
以上説明したように本第二実施形態によるボトル缶によれば、肩部3及び胴体部2の周面に第1、第2の溝部71、7が設けられるとともに、肩部3及び胴体部2の略全域に渡ってフィルム部材9が配設された構成となっているので、第一実施形態で述べた内容物の温度伝達抑制効果及び内容物の保温効果が得られることになる。また、胴体部2に、全周に渡って連続した平滑部2aが設けられているため、ボトル缶70の内圧を触圧式で検査する際に、ボトル缶70の周方向に対する位置決めをすることなく容易且つ確実に検査することができる。
【0060】
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。例えば、第一実施形態において、第1の溝部8を形成する際に、一回の加工で形成したが、第1の溝部8の深さ等に応じて、複数回加工を施してもよい。また、溝形状に限らず胴体部及び肩部周面に軸方向に延在する複数の平坦部又は曲面部を形成してもよい。すなわち、肩部形成金型60及び胴体部形成金型40の内周面にそれぞれ、第1、第2の押圧面64、44を設けたが、各内周面を多角形形状又は多曲面形状とするとボトル缶の肩部及び胴体部周面に軸方向に延在する複数の平坦部又は曲面部を形成することができる。この場合、美観に優れたボトル缶を形成することができる。
【0061】
また、肩部形成金型60の第1の押圧面64、凹部65の形状は前記形状に限らず、例えば図10、11に示すような形状(本発明に係る第三実施形態)でもよい。まず、図10において、第1の押圧面64の突端面は、テーパ部63の傾斜面に対して垂直方向に缶軸側に凸となる曲面形状をなしている。また、各第1の押圧面64同士の間に設けられた凹部65の底面は、肩部形成金型60の中心軸と同軸の円形状の一部をなす円弧形状となっている。次に、図11において、第1の押圧面64の突端面は、肩部形成金型60の中心軸と同軸の円形状の一部をなす円弧形状となっている。また、第1の押圧面64同士の間に設けられた凹部65の底面は、テーパ部63の傾斜面に対して垂直方向に外周面側に凹となる曲面形状をなしている。
以上のような構成においても、肩部3周面に第1の溝部8を同様にして形成することができる。
【0062】
また、前述した実施形態においては、肩部形成金型60と胴体部形成金型40とを各別にツール保持部30に設けたが、各金型60、40を一体とした構成としてもよい。すなわち、図7において、肩部形成金型60の他方の端面62を円盤31上に設けるとともに、一方の端面61上に胴体部形成金型40のフランジ部41を設けた構成としてもよい。この場合、一回の加工で、胴体部2及び肩部3に同時に溝部を形成することができるため、さらなる高効率生産を実現することができる。
【0063】
また、前述した実施形態においては、第2の溝部7を胴体部2の上端から胴体部2の下端から所定の距離上方に離間した位置まで連続して設けた構成を示したが、この形態に限らず、第2の溝部7が2以上に分断された構成とするとともに、胴体部2の周方向に対して連続した凹凸未加工面が少なくとも1つ形成された構成としてもよい。
【0064】
次に、本発明に係る第四実施形態について説明するが、前述の第一から第三実施形態と同様の部位には、同一符号を付し、その説明を省略する。
本第三実施形態によるボトル缶80は、図12に示すように、肩部3に、周方向に所定の間隔を介して8個以上20個以下の第1の溝部81を備えている。これら第1の溝部81は、図13に示すように、側壁部81aと底部81bとからなる断面V字状に形成されており、肩部3の傾斜方向に沿ってこの方向の全域に渡って形成され、肩部3の上端から下端に向かうに従い漸次幅広になるように形成されている。
【0065】
また、第1の溝部81の底部81bは、径方向内方に凸となるように曲面状に形成されており、複数の第1の溝部81同士は、径方向外方に凸となるように曲面状に形成された頂部81cを介して連結された構成となっている。
ここで、第1の溝部81の寸法は、例えば次のように設定される。
肩部3の上端における幅Cは5mm以上13mm以下で形成され、肩部3の下端における幅Dは8mm以上15mm以下で形成されている。また、頂部81cと底部81bとの外表面同士の距離Eは0.1mm以上4.0mm以下で形成され、頂部81cの外表面における曲率半径は0.13mm以上0.80mm以下で形成され、底部81bの外表面における曲率半径は0.13mm以上0.80mm以下で形成されている。さらに、側壁部81aの肉厚t1は0.1mm以上0.25mm以下で形成され、底部81b,及び頂部81cの肉厚t2は0.1mm以上0.25mm以下で形成されている。
【0066】
以上説明したように本第四実施形態によるボトル缶によれば、前述のように第1の溝部81が形成されていることから、缶内圧が上昇しボトル缶80の肩部3がその表面に対して略垂直な方向に膨出しようとする力が作用したとしても、この溝部81を画成する側壁部81aがこの力に対抗するリブとして作用することになる。さらに、缶内容物と接触する肩部3及び胴体部2の表面積を増加させることができ、肩部3及び胴体部2に作用する缶内圧による力の低減化を図ることができる。以上により、ボトル缶に、缶内圧の上昇に対して抗する有効な手段を具備させることができるので、この缶の耐圧強度の向上を図ることができる。
【0067】
ところで、ボトル缶80の口金部5に被着されるキャップのピルファープルーフ部が、ボトル缶口金部5のかぶら部5aの下方を巻込むように折り曲げられてキャップ付ボトル缶とされた状態から、キャップを開栓すると、このキャップのブリッジが破断されて、このキャップの本体部のみがボトル缶口金部5から離脱されることになるが、初期開栓時、例えば、前記キャップ付ボトル缶において、キャップをボトル缶80に対して約90°以下の角度まで回転させると、この際に、キャップ内面に配設されたライナーとボトル缶口金部5の上端部との間に生じた間隙を介して缶内圧が開放されることになり、この内圧は、大気圧と略同一になるまで即座に低下する。この場合、ボトル缶80の胴体部2は、絞り,しごき加工により薄肉に成形されているので、この胴体部2は、キャップ開栓時に要するボトル缶80の把持力で把持されると潰れることになる。一方で、前記初期開栓時においては、キャップのブリッジは全てについて破断されるのではなく、一部のブリッジはなおも破断されない状態で残存することになる。
以上により、前記初期開栓した後に、さらに、ボトル缶の胴体部2を把持した状態で、キャップをボトル缶に対して回転させて、このキャップをボトル缶口金部から離脱させようとすると、単に、ボトル缶80の胴体部2に、第1,第2実施形態で示した第2の溝部7が形成された構成においては、胴体部に潰れが生じるため、キャップを開栓することが困難であるという問題を解決するには至らない。
【0068】
しかしながら、本実施形態のボトル缶80においては、肉厚が胴体部2と比べ厚い肩部3に、第1の溝部81が形成されているので、前記初期開栓により缶内圧が低下した後に、さらに、このキャップをボトル缶口金部5から離脱させようとした場合においても、ボトル缶80の胴体部2ではなく肩部3を把持することにより、キャップ開栓時に要するボトル缶80の把持力を、前記潰れを生じさせることなく、さらに、ボトル缶80を把持する部位をこの缶の周方向に滑らせることなく、良好かつ確実にボトル缶80に付与することができる。従って、前記初期開栓後のキャップのボトル缶口金部5からの離脱を容易に行うことができる。
【0069】
しかも、第1の溝部81は、肩部3の傾斜方向に延在するとともに、周方向に間隔を置いて複数設けられているので、この溝部81を画成する側壁部81aは、このボトル缶80に内容物を充填する際にこのボトル缶80に作用する缶軸方向下方に向かう力、すなわち外的な圧縮力に対抗するリブとしても作用することになる。従って、ボトル缶80に前述した開栓容易性を具備させることができるとともに、このような構成においても、前記外的な圧縮力に対して抗する手段を具備させることができ、この缶80の座屈強度の大幅な向上をも図ることができる。
【0070】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明に係るボトル缶によれば、ボトル缶を開栓する際に、その外周面と把持する部位との接触面積を削減することができ、さらに、開栓する際に、ボトル缶に作用させるトルクに対する把持部の滑り発生を抑制することができるため、容易に開栓することができる。
また、ボトル缶に、缶内圧の上昇に対して抗する手段を具備させることができるので、この缶の耐圧強度の大幅な向上を図ることができる。
さらに、ボトル缶にその外部から作用する缶軸方向下方に向かう力、すなわち外的な圧縮力に対して抗する手段を具備させることができるので、この缶の座屈強度の大幅な向上をも図ることができる。
【0071】
また、本発明に係るボトル缶によれば、外周面にフィルム部材が配設されているため、内容物が加熱状態にあるボトル缶を把持するに際し、その内容物の熱を把持する部位に伝達することを抑制することができる。これにより、内容物が加熱状態にある飲料水等である場合でも、このボトル缶を人手により容易に把持及び開栓することができる。さらに、前記空間により、ボトル缶にその内容物を保温する保温効果を備えさせることができる。
【0072】
また、本発明に係るボトル缶によれば、胴体部に、全周に渡って連続した凹凸未加工面が少なくとも1つ設けられているため、ボトル缶の内圧を触圧式で検査する際に、ボトル缶の周方向に対する位置決めをすることなく容易且つ確実に検査することができる。
【0073】
本発明に係る金型及びボトル缶の製造装置によれば、製造装置の高コスト化を抑制することができるとともに、肩部に凹凸部を高効率且つ高精度で形成できる。
また、有底円筒状体を各種形状に成形する工程と、肩部に凹凸部を形成する工程とを同一の装置上でなすことができるため、前述した効果と相俟って、さらなる高効率生産を実現できる。
【0074】
また、本発明に係るボトル缶の製造装置によれば、保持装置に保持された有底円筒状体の開口部に対向して、軸方向に相対的に進退可能に前記胴体部形成金型が設けられた構成となっているため、胴体部に第2の凹凸部を形成するに際して、前述した金型と同様の作用効果を奏することができる。
【0075】
本発明に係るボトル缶の製造方法によれば、内容物の温度伝達抑制効果及び内容物の保温効果を奏するとともに、美観にも優れたボトル缶を容易に形成することができる。
【0076】
また、本発明に係るボトル缶の製造方法によれば、有底円筒状体の胴体部及び肩部を所定形状に形成した後に、その外周面にフィルム部材を配設するため、フィルム部材に破れ等を発生させることなく良好に配設することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態として示したボトル缶の側面図である。
【図2】本発明の一実施形態として示したボトル缶の製造装置の側面図である。
【図3】図2のX1−X1線矢視図である。
【図4】本発明の一実施形態として示した胴体部形成金型の平面図及び一部拡大図である。
【図5】図4のX2−X2線矢視一部断面図及びX2−X2線矢視一部拡大断面図である。
【図6】本発明の一実施形態として示した肩部形成金型の平面図である。
【図7】図6のX3−X3線矢視断面図である。
【図8】本発明の第一実施形態として示した図7のX4−X4線矢視断面図である。
【図9】本発明の第二実施形態として示したボトル缶の側面図である。
【図10】本発明の第二実施形態として示した図7のX4−X4線矢視断面図である。
【図11】本発明の第三実施形態として示した図7のX4−X4線矢視断面図である。
【図12】本発明の第四実施形態として示したボトル缶の側面図である。
【図13】図12に示す第1の溝部の断面図である。
【符号の説明】
1、70、80 ボトル缶
2 胴体部
2a 平滑部(凹凸未加工面)
3 肩部
7 第2の溝部(第2の凹凸部)
8、71、81 第1の溝部(第1の凹凸部)
9 フィルム部材
10 ボトル缶の製造装置
22 保持装置
32 ツール保持部
40 胴体部形成金型
44 第2の押圧面
60 肩部形成金型(金型)
64 第1の押圧面
W ワーク(有底円筒状体)[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a bottle can filled with drinking water and the like, a mold and a bottle can manufacturing apparatus, and a manufacturing method thereof.
[0002]
[Prior art]
BACKGROUND ART Conventionally, drinking water and the like have been filled and sold in cans made of an aluminum alloy or the like. In recent years, bottled waters provided with a removable cap have been provided. Here, the bottle can generally has a large body portion, a shoulder portion whose diameter gradually decreases from the upper end of the body portion upward, and a base portion provided at the upper end portion of the shoulder portion and having a smaller diameter than the body portion. It has a configuration. Drinking water and the like filled in this bottle can include not only cooled but also heated, and in general, the same kind of drinking water and the like, regardless of cooling or heating, Bottle cans are used.
[0003]
However, in the above-mentioned conventional bottle can, the shoulder portion and the body portion are smooth surfaces, and when the drinking water or the like filled in the bottle can is sold in a heated state, the temperature of the bottle can outer peripheral surface is about May reach 60 ° C. Therefore, when a consumer purchases the drinking water or the like and opens the bottle, the heat on the outer peripheral surface of the bottle can is directly transmitted to the part to be gripped. There were problems such as unavoidable. This problem is particularly remarkable in bottle cans, which have been growing in demand in recent years, since it is necessary to strongly grip the outer peripheral surface of the bottle can so that the cap and the bottle can do not rotate together when the bottle is opened.
[0004]
In addition, as described above, since the outer peripheral surface of the bottle can is a smooth surface, it is difficult to maintain the temperature of the contents such as drinking water at a constant level. In addition, there is a problem that the temperature approaches the outside air temperature, and further, there is a problem that the cap and the bottle can themselves easily rotate together when the cap is opened. The latter problem is particularly remarkable when the contents are in a cooled state, because dew condensation easily occurs on the outer peripheral surface of the bottle can.
[0005]
By the way, if the contents of this kind of bottle can is a juice drink containing natural juice, once the cap attached to the mouthpiece of the bottle can is opened, and the contents are brought into contact with the atmosphere. If these are left under room temperature or higher for a long time, the contents will ferment. At this time, in a state where the cap is resealed to the bottle can, the internal pressure of the can increases, and once the contents ferment and the internal pressure of the can increases, even if the ambient temperature at which the bottle can is placed is reduced. This internal pressure does not decrease, and further, as the fermentation proceeds, the internal pressure of the can continues to increase. Since the tensile force acts on the outer surface of the bottle can with the increase in the internal pressure of the can, there is a problem that if the internal pressure of the can is excessively increased, the bottle can is damaged or the cap falls off.
[0006]
As means for solving such a problem, there have been disclosed many configurations in which an opening for releasing the internal pressure when the internal pressure of the can excessively increases is formed in the cap (for example, see Patent Document 1). However, there is a problem that it is difficult to form the open passage and release the internal pressure of the can only when the internal pressure of the can exceeds a predetermined value. Therefore, a situation may occur in which the open path is not formed even when the internal pressure of the can reaches the predetermined value, and there has been a problem that the problem that the bottle can is damaged cannot be solved.
[0007]
[Patent Document 1]
JP-B-64-9228
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of such circumstances, and can easily open a bottle can, has a heat retaining effect of maintaining the temperature of drinking water and the like, and further, the internal pressure of the can becomes excessive. An object of the present invention is to provide a bottle can, a mold and a bottle can manufacturing apparatus and a method for manufacturing the same, which can suppress the occurrence of breakage of the bottle can even when the bottle can rises.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems and achieve such an object, the present invention proposes the following means.
The bottle can of the present invention is a bottle can having a body portion and a shoulder portion whose diameter gradually decreases from the upper end of the body portion to the upper side, wherein the shoulder portion is provided with a first uneven portion. It is characterized by the following.
[0010]
Further, the bottle can of the present invention is characterized in that the first uneven portion extends in the inclined direction of the shoulder and is provided in plurality at intervals in the circumferential direction.
[0011]
Further, the bottle can of the present invention is characterized in that a second uneven portion is provided on the body.
[0012]
In the bottle can of the present invention, a plurality of the second uneven portions are provided at intervals in a circumferential direction of the body portion, and each of the plurality of uneven portions is continuous in an axial direction of the body portion. Or divided into two or more parts.
[0013]
In these bottle cans, a first uneven portion is provided on a shoulder portion, the first uneven portion extends in a direction in which the shoulder portion is inclined, and a plurality of the first uneven portions are provided at intervals in a circumferential direction. A second uneven portion is provided on the portion, a plurality of the second uneven portions are provided at intervals in the circumferential direction of the body portion, and each of the plurality of uneven portions is continuously formed in the axial direction of the body portion. Alternatively, the bottle can is easily opened because it is divided into two or more parts. That is, when the bottle can is opened, the contact area between the outer peripheral surface and the part to be gripped can be reduced, and the occurrence of slipping of the gripping part with respect to the torque applied to the bottle can can be suppressed.
[0014]
Further, since the first and second uneven portions are formed as described above, the internal pressure of the can increases, and the shoulder and the body of the bottle can swell in a direction substantially perpendicular to the surface thereof. Even if a force is applied, the side walls defining the concave and convex portions will act as ribs to oppose this force. Further, the surface area of the shoulder and the body that comes into contact with the contents of the can can be increased, and the force due to the internal pressure of the can acting on the shoulder and the body can be reduced. As described above, the bottle can can be provided with an effective means against the rise in the internal pressure of the can, so that the pressure resistance of the can can be improved.
[0015]
By the way, the pill fur proof portion of the cap to be attached to the base of the bottle can is bent so as to be wound under the head of the bottle can base, and the cap is opened. When the cap is closed, the bridge of the cap is broken, and only the main body of the cap is detached from the cap of the bottle can. , The inner pressure of the can is released through a gap created between the liner disposed on the inner surface of the cap and the upper end of the bottle can cap at this time. That is, the internal pressure immediately decreases until it becomes substantially equal to the atmospheric pressure. In this case, since the body of the bottle can is formed to be thin by drawing and ironing, the body is crushed when grasped by the grasping force of the bottle can required when opening the cap. On the other hand, at the time of the initial opening, not all of the bridges of the cap are broken, and some of the bridges remain without being broken.
As described above, after the initial opening, when the cap is rotated with respect to the bottle can while the body of the bottle can is being gripped, and the cap is to be detached from the bottle can cap, the body Therefore, the problem that it is difficult to open the cap simply with the configuration in which the second uneven portion is formed on the body portion of the bottle can cannot be solved.
[0016]
However, in the bottle can according to the present invention, since the first uneven portion is formed on the shoulder portion which is thicker than the body portion, after the internal pressure of the can is reduced by the initial opening, the cap is further removed. Even when trying to remove from the bottle can mouthpiece, by gripping the shoulder, not the body of the bottle can, the gripping force of the bottle can required when opening the cap, without causing the collapse, Furthermore, it is possible to satisfactorily and reliably apply the portion to the bottle can without sliding the portion that grips the bottle can in the circumferential direction of the can. Therefore, the cap can be easily detached from the bottle can cap after the initial opening.
Moreover, the first uneven portion extends in the inclined direction of the shoulder portion and is provided in plurality at intervals in the circumferential direction. Therefore, the side wall that defines the uneven portion is formed on the bottle can. It acts as a rib against the axially downward force acting on the bottle can at the time of filling, ie, an external compressive force. Therefore, it is possible to provide the bottle can with the ease of opening described above, and also in this configuration, it is possible to provide a means for resisting the external compressive force. Significant improvement in strength can also be achieved.
[0017]
Further, the bottle can of the present invention is characterized in that a film member is disposed on the outer peripheral surface.
In this bottle can, since the film member is disposed on the outer peripheral surface, it is possible to avoid direct contact with the outer peripheral surface when gripping the bottle can, and to form the film member and the outer peripheral surface of the bottle can. Since a space is formed between the recess and the recess, the space has a heat insulating effect. As described above, it is possible to suppress the transfer of heat of the content to the portion to be gripped when the content is gripped in a heated bottle can. Thereby, even when the contents are drinking water or the like in a heated state, the bottle can can be easily grasped and opened by hand.
Further, the space can provide the bottle can with a heat retaining effect of keeping the contents warm. As described above, the effect of suppressing the temperature transmission of the contents and the effect of keeping the contents warm are particularly remarkable in a bottle can made of an aluminum-based alloy material having high thermal conductivity.
[0018]
Further, the bottle can of the present invention is characterized in that the body portion is provided with at least one unprocessed uneven surface that is continuous over the entire circumference.
In this bottle can, the body has at least one unprocessed uneven surface that is continuous over the entire circumference. Therefore, when the internal pressure of the bottle can is inspected by a contact pressure method, the bottle can is positioned in the circumferential direction. Inspection can be performed easily and reliably without performing inspection.
[0019]
The mold according to the present invention is a mold that forms a first concave-convex portion on a shoulder of a bottle can having a body portion and a shoulder portion that gradually decreases in diameter upward from the upper end of the body portion. An inner peripheral surface of the mold having a shape similar to the inclined shape of the shoulder portion, and a first pressing surface for forming the first uneven portion on the shoulder portion. It is characterized by having.
[0020]
Further, the mold of the present invention is characterized in that the first pressing surface is a plurality of protrusions provided to project in a direction perpendicular to the inner peripheral surface.
[0021]
The apparatus for manufacturing a bottle can of the present invention includes a holding device for holding a bottom of a bottomed cylindrical body, and a tool holding portion having a plurality of forming tools for shaping the bottomed cylindrical body into various shapes. An apparatus for forming a bottle can by sequentially processing the bottomed cylindrical body by each of the forming tools provided in a tool holding unit, wherein the forming tool is the mold according to
[0022]
In these molds and bottle can manufacturing apparatuses, the mold is provided so as to be relatively movable in the axial direction, facing the opening of the bottomed cylindrical body held by the holding device. Therefore, when this mold is relatively advanced in the axial direction of the bottomed cylindrical body, the shoulder portion peripheral surface of the bottomed cylindrical body is moved by the first pressing surface provided on the mold. It is configured to press inward with respect to the radial direction and downward with respect to the axial direction to form an uneven portion on the shoulder. Therefore, the uneven portion can be formed on the shoulder portion with high efficiency and high accuracy. Further, since it is not necessary to provide a mechanism for rotating the bottomed cylindrical body in the bottle can manufacturing apparatus, it is possible to suppress an increase in cost of the manufacturing apparatus.
In addition, since the mold is provided so as to be able to advance and retreat relatively in the axial direction of the bottomed cylindrical body, and is provided as one of the forming tools in the tool holding portion, the bottomed cylindrical shape is provided. The step of forming the body into various shapes and the step of forming the uneven portion on the shoulder can be performed on the same apparatus. For example, as a forming tool, when a drawing die for performing neck-in processing, a tool for forming a screw, the above-described die, and the like are provided, the formation of a bottle can and the formation of an uneven portion on a shoulder portion are performed on the same apparatus. I can do it. Therefore, further efficient production can be realized in combination with the above-described effects.
[0023]
Further, the bottle can manufacturing apparatus of the present invention includes, as the molding tool, a second pressing surface for forming a second uneven portion on the body of the bottle can on the inner peripheral surface as a cylindrical tool. The body forming die is provided so as to face the opening of the bottomed cylindrical body and to be relatively movable in the axial direction.
[0024]
This bottle can manufacturing apparatus is configured such that the body forming die is provided so as to be relatively movable in the axial direction, facing the opening of the bottomed cylindrical body held by the holding device. Therefore, when forming the second uneven portion on the body portion, the same operation and effect as those of the above-described mold can be obtained.
[0025]
A method for producing a bottle can according to the present invention is a method for producing a bottle can from a bottomed cylindrical body by the apparatus for producing a bottle can according to
[0026]
In this method for manufacturing a bottle can, the mold according to
[0027]
Further, in the method for manufacturing a bottle can according to the present invention, after forming the shoulder, the body forming die is disposed so as to face an opening of the bottomed cylindrical body, and the body forming metal is formed. The mold is relatively advanced in the axial direction of the bottomed cylindrical body, and the body part of the bottomed cylindrical body is pressed by the second pressing surface, and the second body is pressed against the body part of the bottomed cylindrical body. It is characterized in that two uneven portions are formed.
[0028]
In the method for manufacturing a bottle can, the second uneven portion is formed on the body by the body forming die, and the first uneven portion is formed on the shoulder by the mold according to
[0029]
Further, in the method for manufacturing a bottle can of the present invention, the first uneven portion is formed on the shoulder portion, and the second uneven portion is formed on the body portion, and then the outer peripheral surface of the bottomed cylindrical body is formed. A film member is provided.
[0030]
In this method for manufacturing a bottle can, the body and the shoulder of the bottomed cylindrical body are formed in a predetermined shape, and then the film member is disposed on the outer peripheral surface thereof. Can be arranged.
[0031]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, a first embodiment of a bottle can according to the present invention will be described with reference to FIG.
The bottle can 1 is made of a thin plate of aluminum or an aluminum alloy, and has a
[0032]
A plurality of
[0033]
In the above configuration,
[0034]
A method for manufacturing the bottle can 1 configured as described above will be described.
First, a
[0035]
As shown in FIG. 3, the
[0036]
The
[0037]
Each of these forming
[0038]
The rotational position of the work holding part 20 (disk 21) about the
[0039]
That is, when the
[0040]
First, a body
[0041]
Further, as shown in FIG. 5A, the inner peripheral surface of the
[0042]
Further, as shown in FIG. 5B, the second
[0043]
Next, a shoulder forming die 60 for forming a
[0044]
As shown in FIGS. 6 and 7, the tapered
In this configuration, the
[0045]
With the bottle can manufacturing
[0046]
Then, by repeating the intermittent rotation of the
[0047]
In forming the
[0048]
Thereafter, at a position B shown in FIG. 3, a plurality of
[0049]
At this time, as described above, the shoulder
[0050]
Thereafter, the intermittent rotation of the
[0051]
As described above, according to the bottle can according to the first embodiment, the
[0052]
Further, since the
[0053]
Further, the space can provide the bottle can with a heat retaining effect of keeping the contents warm. As described above, the effect of suppressing the temperature transmission of the contents and the effect of keeping the contents warm are particularly remarkable in a bottle can made of an aluminum-based alloy material having high thermal conductivity. Further, since the
[0054]
In the bottle can manufacturing
[0055]
The
[0056]
Further, since the body
After the first and
[0057]
Next, a second embodiment according to the present invention will be described. Parts similar to those in the above-described first embodiment are denoted by the same reference numerals, and description thereof will be omitted.
In the bottle can 70 according to the second embodiment, as shown in FIG. 9, the
[0058]
The bottle can 70 configured as described above is formed by the
[0059]
As described above, according to the bottle can of the second embodiment, the first and
[0060]
Note that the technical scope of the present invention is not limited to the above embodiment, and various changes can be made without departing from the spirit of the present invention. For example, in the first embodiment, when the
[0061]
Further, the shapes of the first pressing
Even in the above configuration, the
[0062]
In addition, in the above-described embodiment, the
[0063]
Further, in the above-described embodiment, the configuration in which the
[0064]
Next, a fourth embodiment according to the present invention will be described. Parts similar to those in the above-described first to third embodiments are denoted by the same reference numerals, and description thereof will be omitted.
As shown in FIG. 12, the bottle can 80 according to the third embodiment includes eight or more and twenty or less
[0065]
The bottom 81b of the
Here, the dimensions of the
The width C at the upper end of the
[0066]
As described above, according to the bottle can of the fourth embodiment, since the
[0067]
By the way, from the state where the pill fur proof part of the cap attached to the
As described above, after the initial opening, if the cap is further rotated with respect to the bottle can while holding the
[0068]
However, in the bottle can 80 of the present embodiment, since the
[0069]
In addition, since the
[0070]
【The invention's effect】
As is clear from the above description, according to the bottle can according to the present invention, when opening the bottle can, it is possible to reduce the contact area between the outer peripheral surface and the portion to be gripped, and further, In doing so, it is possible to suppress the occurrence of slippage of the gripping portion with respect to the torque applied to the bottle can, so that the bottle can be easily opened.
In addition, since the bottle can can be provided with a means for resisting an increase in the internal pressure of the can, the pressure resistance of the can can be greatly improved.
Furthermore, since the bottle can can be provided with a means against the externally acting force acting from the outside in the axial direction of the can, that is, an external compressive force, the buckling strength of the can can be greatly improved. Can be planned.
[0071]
Further, according to the bottle can according to the present invention, since the film member is disposed on the outer peripheral surface, when gripping the bottle can in which the content is in a heated state, the heat of the content is transmitted to a portion to be gripped. Can be suppressed. Thereby, even when the contents are drinking water or the like in a heated state, the bottle can can be easily grasped and opened by hand. Further, the space can provide the bottle can with a heat retaining effect of keeping the contents warm.
[0072]
Further, according to the bottle can according to the present invention, since the body portion is provided with at least one uneven unprocessed surface that is continuous over the entire circumference, when inspecting the internal pressure of the bottle can by a contact pressure method, Inspection can be performed easily and reliably without positioning the bottle can in the circumferential direction.
[0073]
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to the manufacturing apparatus of the metal mold | die and a bottle can which concerns on this invention, while being able to suppress the cost increase of a manufacturing apparatus, the uneven | corrugated part can be formed in a shoulder part with high efficiency and high precision.
In addition, the step of forming the bottomed cylindrical body into various shapes and the step of forming the uneven portion on the shoulder portion can be performed on the same apparatus, so that in addition to the above-described effects, higher efficiency is achieved. Production can be realized.
[0074]
According to the apparatus for manufacturing a bottle can according to the present invention, the body forming die is configured to be relatively movable in the axial direction, facing the opening of the bottomed cylindrical body held by the holding device. With this configuration, the same operation and effect as those of the above-described mold can be achieved when forming the second uneven portion on the body portion.
[0075]
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to the manufacturing method of the bottle can which concerns on this invention, while exhibiting the effect of temperature transfer suppression of the content and the effect of keeping the content warm, it is possible to easily form a bottle can excellent in aesthetic appearance.
[0076]
Further, according to the method for manufacturing a bottle can according to the present invention, after the body and the shoulder of the bottomed cylindrical body are formed in a predetermined shape, the film member is disposed on the outer peripheral surface thereof. The arrangement can be performed well without causing any problems.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of a bottle can shown as a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a side view of the apparatus for manufacturing a bottle can shown as one embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a view taken along line X1-X1 in FIG. 2;
FIG. 4 is a plan view and a partially enlarged view of a body forming die shown as one embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a partial cross-sectional view taken along line X2-X2 of FIG. 4 and a partially enlarged cross-sectional view taken along line X2-X2 of FIG. 4;
FIG. 6 is a plan view of a shoulder forming die shown as one embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a sectional view taken along line X3-X3 of FIG. 6;
FIG. 8 is a sectional view taken along line X4-X4 of FIG. 7 shown as the first embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a side view of a bottle can shown as a second embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a sectional view taken along line X4-X4 of FIG. 7 shown as a second embodiment of the present invention.
FIG. 11 is a sectional view taken along line X4-X4 of FIG. 7 shown as a third embodiment of the present invention.
FIG. 12 is a side view of a bottle can shown as a fourth embodiment of the present invention.
FIG. 13 is a sectional view of a first groove shown in FIG.
[Explanation of symbols]
1, 70, 80 bottle cans
2 body
2a Smooth part (unprocessed surface)
3 shoulder
7 Second groove (second uneven portion)
8, 71, 81 First groove (first uneven portion)
9 Film components
10 Bottle can manufacturing equipment
22 Holding device
32 Tool holder
40 Body forming mold
44 Second pressing surface
60 Shoulder forming mold (mold)
64 First pressing surface
W Work (Bottomed cylindrical body)
Claims (13)
前記肩部に、第1の凹凸部が設けられていることを特徴とするボトル缶。A bottle can having a body portion and a shoulder portion whose diameter gradually decreases as it goes upward from the upper end of the body portion,
A bottle can, wherein a first uneven portion is provided on the shoulder.
前記第1の凹凸部は、前記肩部の傾斜方向に延在するとともに、周方向に間隔を置いて複数設けられていることを特徴とするボトル缶。The bottle can according to claim 1,
A bottle can, wherein a plurality of the first irregularities extend in a direction in which the shoulder is inclined and are provided at intervals in a circumferential direction.
前記胴体部に、第2の凹凸部が設けられていることを特徴とするボトル缶。The bottle can according to claim 1 or 2,
The said body part is provided with the 2nd uneven | corrugated part, The bottle can characterized by the above-mentioned.
前記第2の凹凸部は、前記胴体部の周方向に間隔を置いて複数設けられ、該複数の凹凸部の各々が、前記胴体部の軸線方向に連続して又は、2以上に分断されて設けられていることを特徴とするボトル缶。The bottle can according to any one of claims 1 to 3,
A plurality of the second uneven portions are provided at intervals in the circumferential direction of the body portion, and each of the plurality of uneven portions is continuous in the axial direction of the body portion or divided into two or more. A bottle can characterized by being provided.
該ボトル缶外周面には、フィルム部材が配設されていることを特徴とするボトル缶。The bottle can according to any one of claims 1 to 4,
A bottle can, wherein a film member is provided on the outer peripheral surface of the bottle can.
前記胴体部には、全周に渡って連続した凹凸未加工面が少なくとも1つ設けられていることを特徴とするボトル缶。The bottle can according to any one of claims 1 to 5,
A bottle can, characterized in that the body is provided with at least one unprocessed uneven surface that is continuous over the entire circumference.
円筒状に形成された前記金型の内周面は、前記肩部の傾斜形状と略同形状に形成されるとともに、前記肩部に前記第1の凹凸部を形成するための第1の押圧面を備えていることを特徴とする金型。A mold for forming a first uneven portion on a shoulder portion of a bottle can having a body portion, and a shoulder portion having a diameter gradually reduced from an upper end of the body portion,
An inner peripheral surface of the cylindrical mold is formed to have substantially the same shape as the inclined shape of the shoulder, and a first pressing for forming the first uneven portion on the shoulder. A mold having a surface.
前記第1の押圧面は、前記内周面に対して垂直方向に突出して設けられた複数の凸部であることを特徴とする金型。The mold according to claim 7,
The mold according to claim 1, wherein the first pressing surface is a plurality of protrusions provided to project in a direction perpendicular to the inner peripheral surface.
前記成形ツールとして、請求項7又は8に記載の金型を備え、
該金型は、前記有底円筒状体の開口部に対向し、軸方向に相対的に進退可能に設けられていることを特徴とするボトル缶の製造装置。A holding device for holding the bottom of the bottomed cylindrical body; and a tool holding portion having a plurality of forming tools for shaping the bottomed cylindrical body into various shapes. An apparatus for forming a bottle can by sequentially processing the bottomed cylindrical body by a tool,
As the molding tool, the mold according to claim 7 or 8 is provided,
The apparatus for manufacturing a bottle can, wherein the mold is provided so as to face the opening of the bottomed cylindrical body and to be relatively movable in the axial direction.
前記成形ツールとして、円筒状に形成され内周面にボトル缶の胴体部に第2の凹凸部を形成するための第2の押圧面を備えた胴体部形成金型を備え、
該胴体部形成金型は、前記有底円筒状体の開口部に対向し、軸方向に相対的に進退可能に設けられていることを特徴とするボトル缶の製造装置。The apparatus for manufacturing a bottle can according to claim 9,
As the forming tool, a body forming die having a second pressing surface for forming a second uneven portion on the body of the bottle can on the inner peripheral surface of the cylindrical body is provided.
The apparatus for manufacturing a bottle can, wherein the body forming die is provided so as to face the opening of the bottomed cylindrical body and to be relatively movable in the axial direction.
前記有底円筒状体の開口部に、胴体部の上端から上方へ向かうに従い漸次縮径する肩部を形成した後、
請求項7又は8に記載の金型を、前記有底円筒状体の開口部と対向するように配し、該金型を前記有底円筒状体の軸方向に相対的に前進させ、前記第1の押圧面により前記有底円筒状体の肩部を押圧して、前記有底円筒状体の肩部に第1の凹凸部を形成することを特徴とするボトル缶の製造方法。A method for producing a bottle can from a bottomed cylindrical body by the apparatus for producing a bottle can according to claim 10,
In the opening of the bottomed cylindrical body, after forming a shoulder portion that gradually decreases in diameter upward from the upper end of the body portion,
The mold according to claim 7 or 8 is disposed so as to face an opening of the bottomed cylindrical body, and the mold is relatively advanced in an axial direction of the bottomed cylindrical body, A method for manufacturing a bottle can, wherein a shoulder portion of the bottomed cylindrical body is pressed by a first pressing surface to form a first uneven portion on the shoulder portion of the bottomed cylindrical body.
前記肩部を形成した後、前記胴体部形成金型を、前記有底円筒状体の開口部と対向するように配し、該胴体部形成金型を前記有底円筒状体の軸方向に相対的に前進させ、前記第2の押圧面により前記有底円筒状体の胴体部を押圧して、前記有底円筒状体の胴体部に第2の凹凸部を形成することを特徴とするボトル缶の製造方法。The method for producing a bottle can according to claim 11,
After forming the shoulder, the body forming die is disposed so as to face the opening of the bottomed cylindrical body, and the body forming die is axially arranged in the bottomed cylindrical body. The second pressing surface presses the body portion of the bottomed cylindrical body to form a second uneven portion on the body portion of the bottomed cylindrical body. Manufacturing method for bottle cans.
前記肩部に前記第1の凹凸部を、前記胴体部に前記第2の凹凸部をそれぞれ形成した後、該有底円筒状体の外周面にフィルム部材を配設することを特徴とするボトル缶の製造方法。The method for producing a bottle can according to claim 11 or 12,
After forming the first uneven portion on the shoulder portion and the second uneven portion on the body portion, respectively, a film member is disposed on an outer peripheral surface of the bottomed cylindrical body. How to make cans.
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