JP2004122776A - 射出成形機 - Google Patents

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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

 
【課題】 マイクロマシン構成部品のような微小部品を射出成形する際にでも成形時に大きな圧力を発生することができ、かつ射出量を正確に設定可能とする。
【解決手段】 外部の駆動装置により進退自在に配置し、内部に溶融射出材を貯留する室を備え、溶融射出材をシリンダ内に補充するための流路及び先端にピストン前進時に閉じ後退時に開き該室の溶融射出材をシリンダ内に補充する逆止弁を有するピストン部を備えたピストンブロックと、前記ピストン部が後端部側から嵌合し先端部にノズルを形成したシリンダと、少なくともノズル近傍のシリンダ部分を加熱するヒータとを備えたシリンダブロックと、製品成形用射出空間を形成するコアと、該コアで成形された製品を押し出すエジェクタピンとを備えたキャビティブロックから構成する。
【選択図】図1

Description

 本発明は金型内に射出シリンダを内蔵し、特に小型の精密部品の射出成形に適する射出成形機構付金型を備えた射出成形機に関する。
 従来の射出成形機は、スクリューを用いた溶融可塑化機構を用い、スクリュー自身がピストンとして溶融した材料を金型に射出している。その際、金型は型閉じによって充填空間としてのキャビティを形成し、型開き時に製品をイジェクトして取り出す機構を担っている。そのため、上記のような従来の射出成形機においては、その射出成形機と金型の設備の形態として、射出成形機に対して種々の金型を取り付けて使用する形態となっている。
 上記のように、従来の一般的な射出成形機においては、射出成形機に対して金型を取り付けて使用する形態であるため、スクリュー自身がピストンとして溶融した材料を金型に射出する構成を採用している。そのため、特に微小な加工対象の場合、一般の射出成形機では、スクリュー径を小さくするには限界があるため、キャビティ内の圧力が充分に上昇させることができず、より大きな圧力を発生することができる射出機構が求められていた。
 特に近年はマイクロマシンの研究が進められており、そのマイクロマシンを構成する、例えばマイクロギア、マイクロレンズのようなマイクロマシン構成部品を樹脂で精密に成形することが求められるようになっており、このようなマイクロマシン構成部品を前記のような従来の一般的な射出成形機で作成することは極めて困難であり、その解決策が求められていた。
 特に、上記のようにマイクロマシン構成部品のような微小な加工対象の場合、一度に射出する材料の体積も極めてわずかであることから、材料が溶融可塑部としてのスクリュー部に滞留する時間が長くなり、材料の劣化が進んでしまう問題もある。更に、射出する材料の体積を適正な値に設定しようとしても、前記のようにその機構を小さくするには限界があるため、比較的大きな射出成形機においてマイクロマシン構成部品のような微小な部品を成形する為の射出材料の体積を正確に設定しようとしても、ほとんどその射出成形機における誤差範囲程度になてしまい、射出材料の体積を正確に設定することができなかった。
特開平11−240050号公報
 したがって本発明は、射出成形のために必用な充分な圧力を発生することができるようにし、マイクロマシン構成部品のような微小な部品を射出成形で容易に成形することができるようにするとともに、そのような微小な部品の射出成形に際して、射出量を正確に設定して射出することができるようにした射出成形機構付金型を備えた射出成形機を提供することを主たる目的とする。
 上記課題を解決するため、本願請求項1に係る発明は、外部の駆動装置により進退自在に配置し、内部に溶融射出材を貯留する室を備え、先端にピストン前進時に閉じ後退時に開き該室の溶融射出材をシリンダ内に補充する流路及び逆止弁を有するピストン部を備えたピストンブロックと、前記ピストン部が後端部側から嵌合し先端部にノズルを形成したシリンダと、少なくともノズル近傍のシリンダ部分を加熱するヒータとを備えたシリンダブロックと、前記ノズルに対向する開口を有し製品成形用射出空間を形成するコアと、該コアで成形された製品を押し出すエジェクタピンを備え、外部に固定されるキャビティブロックの各ブロックからなり、前記ピストンブロックとシリンダブロック間には両ブロックを離反させる方向に付勢するシリンダブロックばねと、ピストンブロックの所定の後退時にシリンダブロックを引っ張る引張りプレートとを備え、前記シリンダブロックと前記キャビティブロックのエジェクタピン間にはピストンブロックの更に所定以上の後退時にエジェクタピンを作動するエジェクタピン作動プレートを備えたことを特徴とする射出成形機としたものである。
 また、請求項2に係る発明は、前記ヒータは、シリンダ内の射出材がノズルから射出されるとき加熱し、それ以外の時は加熱を停止することを特徴とする請求項1記載の射出成形機としたものである。
 また、請求項3に係る発明は、前記溶融射出材を貯留する室には、溶融射出材を該室に供給するグルーガンを接続したことを特徴とする請求項1記載の射出成形機としたものである。
 また、請求項4に係る発明は、前記流路及び逆支弁を有するピストン部に、外部より加熱あるいは冷却をおこなうことで、流路内部の射出材を溶融あるいは固化することで射出材の流動性を制御し、逆支弁と同様の作用を得ることを特徴とする請求項1記載の射出成形機としたものである。
 本発明は上記のように構成したので、射出成形のために必用な充分な圧力を発生することができるようになり、マイクロマシン構成部品のような微小な部品を射出成形で容易に成形することができる。また、そのような微小な部品の射出成形に際して、射出量を正確に設定して射出することが可能となる。
 本発明は、射出成形のために必用な充分な圧力を発生することができるようにし、マイクロマシン構成部品のような微小な部品を射出成形で容易に成形することができるようにするとともに、そのような微小な部品の射出成形に際して、射出量を正確に設定して射出することができるようにした射出成形機構付金型を備えた射出成形機を提供するため、外部の駆動装置により進退自在に配置し、内部に溶融射出材を貯留する室を備え、先端にピストン前進時に閉じ後退時に開き該室の溶融射出材をシリンダ内に補充する流路及び逆止弁を有するピストン部を備えたピストンブロックと、前記ピストン部が後端部側から嵌合し先端部にノズルを形成したシリンダと、少なくともノズル近傍のシリンダ部分を加熱するヒータとを備えたシリンダブロックと、前記ノズルに対向する開口を有し製品成形用射出空間を形成するコアと、該コアで成形された製品を押し出すエジェクタピンを備え、外部に固定されるキャビティブロックの各ブロックからなり、前記ピストンブロックとシリンダブロック間には両ブロックを離反させる方向に付勢するシリンダブロックばねと、ピストンブロックの所定の後退時にシリンダブロックを引っ張る引張りプレートとを備え、前記シリンダブロックと前記キャビティブロックのエジェクタピン間にはピストンブロックの更に所定以上の後退時にエジェクタピンを作動するエジェクタピン作動プレートを備えた ものである。
 図1には本発明による射出成形機構付金型を備えた射出成形機の実施例を示しており、図2にはこの射出成形機において一体的に移動するブロック毎に分解した各ブロック構成を示している。また、図3〜図8には、同射出成形機構付金型の作動を順に示している。
 図1において射出材料を既に射出待機状態にしている射出成形機構付金型1は、図2(a)に示すようなピストンブロック2と、同図(b)に示すようなシリンダブロック3と、同図(c)に示すようなキャビティブロック4を各々移動自在に組み付けることにより構成されている。
 ピストンブロック2は、外部のモータ等により回転駆動されるボールナットに螺合するボールねじ11と、このボールねじ11とともに図中左右に移動可能なシャフトホルダ12と、そのシャフトホルダ12に固定した断熱板13と、その断熱板13に固定したピストン14と、そのピストン14の外周に設けたピストン外囲部材15とを備えている。
 ピストン14の中心部には射出材溶融貯留室16を備え、その射出材溶融貯留室16の後端部には断熱板13の突出部が嵌合し、側部にはピストン外囲部材15に固定したホルダ17に支持されているグルーガン18の先端が開口し、グルーガン18からの溶融した射出材を射出材溶融貯留室16内に導入可能としている。また、射出材溶融貯留室16の周囲にはヒータ19を適宜配置している。更に、ピストン外囲部材15の側部には引張りピン20を固定しており、後述するシリンダブロック3側に固定されている引張りプレート31のガイド溝32に摺動自在に配置されている。また、ピストン外囲部材15の端面21にはシリンダブロック3側から突出するブロックガイドロッド33の端部を摺動自在に嵌合するガイド孔22を形成している。
 ピストン14はその先端が突出してピストン部23を形成し、このピストン部23は中空となっており、前記射出材溶融貯留室16と連通し、射出材溶融貯留室16内の貯留射出材24をその先端から後述するマイクロプローブ35内のシリンダ44内に供給可能としている。ピストン14の先端には逆止弁25を備え、例えば図1(c)の一部拡大模式図に示すように、ピストン14が射出作動工程時に図中右側に移動するとき、シリンダ44内の射出材49がピストン14内に戻ることをボール26が開口27を閉じることにより阻止し、その結果、シリンダ44内の射出材49をピストン14の移動と共に射出可能としている。
 また、ピストン14が図中左側に移動する戻り工程時には、後述するようにシリンダ44内のノズル45近傍の射出材が固まることにより移動できない状態になっているので、その射出材の後端部にできるシリンダ空間にピストン14内の貯留射出材24を、ボール26が開口27を開放することにより移動可能とし、それによりシリンダ44内に射出材を供給可能としている。なお、その時、ボール26は先端部のストッパ28により脱落を防止している。
 なお、ピストン14の先端に逆止弁25を備えていない場合でも、ピストン部23を外側より加熱あるいは冷却することで、ピストン部23の内部に滞留している射出材を溶融あるいは固化させ、逆止弁25と同等の作用を得ることができる。
 シリンダブロック3は、その外周囲部分を構成するブロックプレート部材34と、その中心空洞部に固定したマイクロプローブ35と、ブロックプレート部材34の側部に固定した前記引張りプレート31と、図中左側の端面37から前記ピストンブロック2側に突出するように固定したブロックガイドロッド33と、キャビティブロック4に近い側面に固定したブロックガイドピン38とを備えている。なお、ブロックガイドロッド33にはピストンブロック2とシリンダブロック3とを常時離間させるように付勢するシリンダブロックばね40を支持している。
 マイクロプローブ35にはその中心部に前記のようなシリンダ44を備え、内部にピストン14のピストン部23を嵌合しており、その先端に端面48の中心位置に開口するノズル孔45を形成している。また、シリンダ44の周囲には内部の射出材の加熱、及びその加熱を停止することによる冷却を行うことができるヒータを備え、図示実施例においてはピストン部23の先端からシリンダ44の後部に存在するシリンダ内射出材39を加熱する第1ヒータ46と、ノズル孔45周囲近傍を加熱する第2ヒータ47とを備えている。
 キャビティブロック4はシリンダブロック3側に位置するベース部材51と、中心部に収納室52を形成するスペーサ53と、外部へ固定される側に位置する頭部部材54とを備え、ベース部材51のシリンダブロック3側の端面55の中心部には射出成形によって製造する製品の外形形状を形成したコア56を備えている。
 スペーサ53内の収納室52内には複数の案内ロッド57を固定しており、その案内ロッド55が貫通するガイド孔を備えた押し出し部材58を摺動自在に支持しており、戻しスプリング59によって押し出し部材58を常時頭部部材54側に位置するように付勢している。この押し出し部材58の中心部にはエジェクタピン60を固定しており、エジェクタピン60の先端面は前記コア56の底面に位置し、コア56の室壁の一部を形成している。また、図示実施例においてはエジェクタピン60の先端部に筒状体61を固定し、それによりこのコア56部分で製造される製品の凹部が所定形状になるようにしている。また、この実施例では頭部部材54の中心部にストッパ62を周囲に形成したねじ等により図中左右位置を調節可能に設け、この端面部に当接するエジェクタピン60の位置を調節可能とし、コア56により製造する各種の製品に対応している。
 エジェクタピン60を固定している押し出し部材58の側部には作動ロッド62が固定され、作動ロッドの端部にはエジェクタピン作動プレート63が固定されている。エジェクタピン作動プレート63にはガイド溝66を備え、このガイド溝66内には前記ブロックガイドピン38が嵌合している。それにより、後述するように、ピストンブロック2とともにシリンダブロック3が図中右側に大きく移動するときのみ、このブロックガイドピン38によりエジェクタピン作動プレート63を引っ張り、押し出し部材58を介してエジェクタピン60をコア56内に突出させ、コア58内で成形された製品をコア外に排出することができるようにしている。
 上記のような構成からなる射出成形機構付金型1の作動に際しては、射出成形により製品を連続的に製造するため、各作動が順に循環して行われるものであるが、説明の都合上循環して行われている途中における初期状態として、図1に示す状態を初期状態としてを以下説明を行う。なお、図中キャビティブロック部材54が固定され、ボールねじ11が外部の装置により進退可能となっている。
 図1に示す状態においては、図2に示すピストンブロック2とシリンダブロック3がシリンダブロックばね40により互いに離れており、更にピストンブロック2とシリンダブロック3が充分に図中左側に移動していることにより、シリンダブロック3とキャビティブロック4とが両者間にばねの存在しない状態で離間している。
 図1においては、射出材溶融貯留室16内とピストン部23内にグルーガン18から溶融した射出材が供給されており、貯留射出材24として貯留されている。シリンダ44内のピストン部23先端には次に射出される射出材49が待機しており、この射出材49の内の一部のみがピストン部23のストローク分だけ射出されることとなる。また、コア56内には製品は存在していない。
 図1に示す状態からボールねじ11の戻りによりピストンブロック2が図中右側に移動すると、ピストンブロック2とシリンダブロック3との間には強いばね力のシリンダブロックばね40が存在するのに対して、シリンダブロック3とキャビティブロック4間には何らのばねも存在せず自由に移動できるようになっているので、前記ピストンブロック2と一体的にシリンダブロック3も図中右側に移動し、図3に示す状態となる。このときシリンダブロック3のプレート部材34の図中右側の端面48と、キャビティブロック4のベース部材51の図中左側の端面55とが当接し、それによりコア56の開放側が端面48によって閉じられ、キャビティー空間となる。
 なお、この時エジェクタピン60は戻しスプリング59により引き込まれた状態となっており、その周囲の筒状体61とともにコア56の周壁面の一部、即ちキャビティ空間の周壁の一部を構成している。なお、この時マイクロプローブ35内におけるピストン部23先端近傍から更にノズル孔45にかけてのシリンダ周囲に配置した各ヒータのうち、少なくともノズル孔45に近い第2ヒータ47は低温状態を維持することにより、その内側の射出材49は粘性が極めて大きい状態となっており、ピストン部23がシリンダ44内に押し込まれようとしても押し込まれることはなく、それにより射出材49はノズル45から流出することはない。
 図3に示す状態から更にボールねじ11が送られてピストンブロック2を図中右側に移動すると、前記のようにシリンダブロック3とキャビティブロック4が一体的に固定された状態となっているので、ピストンブロック2はシリンダブロックばね40を押し縮めつつ移動する。このとき、第1ヒータ46及び第2ヒータは共に発熱させ、シリンダ44内の射出材49を溶融させる。この射出成形機は特にマイクロマシン用部材等の極めて小さな製品を製作するものであるので、シリンダ44内の射出材の体積は極めて小さく、各ヒータの発熱によって、先に極めて粘度の高い状態にあった射出材を直ちに粘度の小さな溶融状態とすることができる。
 それにより、図4に示すように、ピストン14と共にピストン部23がシリンダ内で図中右側に移動可能となるが、ピストン14先端部に設けた逆止弁25が図1(c)に示すように閉じ、ピストン14の先端によってシリンダ44内の射出材49を、ノズル孔45からコア56のキャビティ内に射出する。逆支弁の無い場合でもピストン部23を冷却し、内部の射出材を固化させることで同等の作用が得られる。このようにしてピストン56の所定のストロークにより、最終的にコア56のキャビティ内に射出材が完全に充填されることとなる。この状態は図5に示されている。完全に充填された後は少なくとも第2ヒータ47の発熱を停止し、シリンダ先端内部の射出材49を冷却し固体、或いは粘度の極めて高い状態にする。
 その後ボールねじ11を後退させ、ピストンブロック2を図中左側に後退させる。このとき、シリンダ44内のノズル45近傍の射出材49は固体、或いは粘度の極めて高い状態になっているので、ピストン部23の先端の逆止弁25においては図1(c)に示す状態からボール26が通孔27を開放し、ビストン部23内の溶融した貯留射出材24をシリンダ44内部に流出させながらピストン部23が後退することとなる。この状態は図6に示しており、このときコア56のキャビティ内の射出材は型締めが行われ、充分に冷却されて製品化する。
 ピストンブロック2が更に後退すると、ピストンブロック2とシリンダブロック3との間の強いばね力のシリンダブロックばね40が両者間を離間させ、所定の離間時に引張りプレート31のガイド溝32の端部に引張りピン20が係合し、ピストンブロック2とシリンダブロック3を一体的に図中左側に移動させる。このときベース部材51の端面55とブロックプレート部材34の端面48が離間し、パーティング面が開くことにより金型の型開きが行われる。その後ピストンブロック2が後退すると図7に示すような、前記図1に示す初期状態を通過する。
 このときブロックガイドピン38がエジェクタピン作動プレート63のガイド溝16の端部に当接し、それ以降のピストンブロック2の後退時にエジェクタピン作動プレート63を引っ張り、一体的に固定されている作動ロッド62、押し出し部材58を介してエジェクタピン60を図中左側に移動させ、コア56内の製品をその下方端側に押し出す。それにより図8に示すように、製品80をコア56内から飛び出させ、落下させることにより取り出すことができる。その後、ボールねじ11を逆方向に送ると再び図1の状態に戻り、前記作動を繰り返し行うことができる。
 本発明は上記のような実施例に限らず、例えばボールねじによる駆動装置を他の駆動装置に代える等、更に種々の態様で実施することができる。
 本発明は種々の素材を用い、各種の小型の精密部品の射出成形を行う際に有効に利用することができる。
本発明の実施例の作動における第1の状態を示す断面図である。 同実施例の装置をブロック毎に分解して示した分解断面図である。 同実施例の第2の状態を示す断面図である。 同実施例の第3の状態を示す断面図である。 同実施例の第4の状態を示す断面図である。 同実施例の第5の状態を示す断面図である。 同実施例の第6の状態を示す断面図である。 同実施例の第7の状態を示す断面図である。
符号の説明
1 射出成形機構付金型
2 ピストンブロック
3 シリンダブロック
4 キャビティブロック
11 ボールねじ
12 シャフトホルダ
13 断熱板
14 ピストン
15 ピストン外囲部材
16 射出材溶融貯留室
17 ホルダ
18 グルーガン
19 ヒータ
20 引張りピン
23 ピストン部
24 貯留射出材
25 逆止弁
26 ボール
27 開口
28 ストッパ
31 引張りプレート
32 ガイド溝
33 ブロックガイドロッド
34 ブロックプレート部材
35 マイクロプローブ
37 端面
38 ブロックガイドピン
40 シリンダブロックばね
41 端面
42 ガイド孔
44 シリンダ
45 ノズル孔
46 第1ヒータ
47 第2ヒータ
48 端面
49 射出材
51 ベース部材
52 収納室
53 スペーサ
54 頭部部材
55 端面
56 コア
57 案内ロッド
58 押し出し部材
59 戻しスプリング
60 エジェクタピン
61 筒状体
62 ストッパ
63 エジェクタピン作動プレート
64 通孔
66 ガイド溝
71 キャビティブロックガイドロッド
80 製品 

Claims (4)

  1.  外部の駆動装置により進退自在に配置し、内部に溶融射出材を貯留する室を備え、先端にピストン前進時に閉じ後退時に開き該室の溶融射出材をシリンダ内に補充する流路及び逆止弁を有するピストン部を備えたピストンブロックと、
     前記ピストン部が後端部側から嵌合し先端部にノズルを形成したシリンダと、少なくともノズル近傍のシリンダ部分を加熱するヒータとを備えたシリンダブロックと、
     前記ノズルに対向する開口を有し製品成形用射出空間を形成するコアと、該コアで成形された製品を押し出すエジェクタピンを備え、外部に固定されるキャビティブロックの各ブロックからなり、
     前記ピストンブロックとシリンダブロック間には両ブロックを離反させる方向に付勢するシリンダブロックばねと、ピストンブロックの所定の後退時にシリンダブロックを引っ張る引張りプレートとを備え、
     前記シリンダブロックと前記キャビティブロックのエジェクタピン間にはピストンブロックの更に所定以上の後退時にエジェクタピンを作動するエジェクタピン作動プレートを備えたことを特徴とする射出成形機。
  2.  前記ヒータは、シリンダ内の射出材がノズルから射出されるとき加熱し、それ以外の時は加熱を停止することを特徴とする請求項1記載の射出成形機。
  3.  前記溶融射出材を貯留する室には、溶融射出材を該室に供給するグルーガンを接続したことを特徴とする請求項1記載の射出成形機。
  4.  前記流路及び逆支弁を有するピストン部に、外部より加熱あるいは冷却をおこなうことで、流路内部の射出材を溶融あるいは固化することで射出材の流動性を制御し、逆支弁と同等の作用を得ることを特徴とする請求項1記載の射出成形機。
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