JP2004122280A - 電動工具 - Google Patents

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JP2004122280A
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fan
motor
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JP2002288810A
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Haruyuki Tanabe
田辺 晴之
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Ryobi Ltd
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Ryobi Ltd
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Abstract

【課題】電動工具の排気の風音を軽減する。
【解決手段】モータ(7)を格納したハウジング(8)内に、ファン(20)と、ファン(20)にモータ側から対向するファンケーシング(21)と、ファン(20)に反モータ側から対向するインナーケース(15)とが設けられ、ファン(20)による風を排出する開口部(22)がハウジング(8)に形成された電動工具において、開口部(22)に複数の羽根状の仕切り(23)がファンケーシング(21)又はインナーケース(15)と一体に設けられる。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ポリッシャ、ドリル、サンダ等の電動工具に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】実開昭56−176111号公報
【0003】
従来、ポリッシャは、図4に示すように、モータ1を格納したハウジング2内にファン3と、ファン3にモータ側から対向するファンケーシング4と、ファン3に反モータ側から対向するインナーケース5とを備え、ファン3による風を排出する開口部6をハウジング2に備えている。モータ1の回転と共にファン3が回転して冷却風をハウジング2内に取り込み、この冷却風がモータ1から除熱した後開口部6へと向かい、開口部6からハウジング2外に排気される。
【0004】
また、特許文献1が開示するように、ドリルも上記ポリッシャと同様にしてモータの冷却風をハウジング内に導き、モータを冷却した後ハウジング外に排気するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
図4及び図5に示すように、従来のポリッシャにおける開口部6は広い範囲ア、イ、ウに形成され、ファン3が矢印方向に回転すると、排気の風が局所エ、オ、カに集中し、このため耳障りな風音が発生するという問題がある。また、この局所エ、オ、カに集中した風が作業者に当たると、作業者に不快感を与えるという問題がある。これは特許文献1が開示するドリルにおいても同様である。
【0006】
従って、本発明は上記諸問題点を解決することができる電動工具を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するため、請求項1の発明は、モータ(7)を格納したハウジング(8)内に、ファン(20)と、ファン(20)にモータ側から対向するファンケーシング(21)と、ファン(20)に反モータ側から対向するインナーケース(15)とが設けられ、ファン(20)による風を排出する開口部(22)がハウジング(8)に形成された電動工具において、上記開口部(22)に複数の羽根状の仕切り(23)がファンケーシング(21)又はインナーケース(15)と一体に設けられた電動工具を採用する。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0009】
図1乃至図3に示すように、この電動工具であるポリッシャは、モータ7、伝動装置等を格納したハウジング8と、ハウジング8の下部に固定されたハンドル9とを備える。
【0010】
ハンドル9にはモータ7をON/OFFするためのトリガスイッチ10が設けられる。
【0011】
ハウジング8は、モータ7を横置き状に格納したモータケース8aと、モータケース8aの前部に連結される伝動装置のギア等を格納したギアケース8bとを具備する。
【0012】
モータケース8aは、例えば合成樹脂等で成形された二つ割り片を合致させることにより形成される。このモータケース8a内に、電機子7aと一体のモータシャフト7bがベアリング11,12により両端支持される。
【0013】
ギアケース8bは、モータケース8aの前部に固定ネジ13により連結され固定される。ギアケース8bの前端は端板14で閉じられ、後端はインナーケース15により閉じられる。端板14からは研磨板等の先端工具(図示せず)を取り付けるための出力軸16が突出し、この出力軸16が端板14とインナーケース15とにベアリング17,18により両端支持される。ギアケース8bの内部には、出力軸16にモータシャフト7bの回転を減速して伝達する伝動装置のギア19等が格納される。
【0014】
モータ7が起動しモータシャフト7bが回転すると、伝動装置を介して出力軸16にトルクが伝達され、これにより先端工具が回転しつつワークに対して研磨等を行う。
【0015】
モータ7が回転するとモータ7の周辺が加熱されるが、これを冷却するため、図1に示すように、モータシャフト7bには冷却用のファン20が取り付けられる。
【0016】
また、ファン20からの風を円滑に排気するため、ハウジング8内において上記インナーケース15が反モータ側からファン20に対向し、モータ側からはファンケーシング21がファン20に対向し、インナーケース15とファンケーシング21との間におけるハウジング8の壁には内外に貫通する開口部22が形成される。
【0017】
ファンケーシング21は、図1及び図2に示すように、凹型に形成され、その中央部には通風穴21aが形成され、外周にはモータケース8aの前端縁に接するようにリブ21bが設けられる。ファンケーシング21はモータケース8aの前部に嵌め込まれて固定され、その凹部内にファン20が収納される。
【0018】
上述したように、開口部22がハウジング上に広い範囲で広がると排気が局所に集中して耳障りな風音が発生したり、作業者に不快感を与えたりするが、これを防止するため、図1乃至図3に示すように、開口部22には羽根状の複数の仕切り23がファンケーシング21に一体に設けられる。
【0019】
仕切り23はそれぞれ羽根片としてファンケーシング21のリブ21b上に形成され、ハウジング8の前後方向(図1の左右方向)に延び、かつ、ファン20の半径方向に延びる。これにより、全仕切り23は図2に示すように放射状に並ぶこととなり、ファン20からの風は羽根状の仕切り23により分散されて開口部22から排出される。
【0020】
また、仕切り23が開口部22から露呈する箇所は、図1乃至図3に示すようにハウジング8のプロフィールに沿うように形成され、電動工具の見映えが高められている。
【0021】
なお、仕切り23は望ましくは合成樹脂によりファンケーシング21と一体成形されるが、この仕切り23はインナーケース15と一体に形成してもよい。また、仕切り23は必ずしもハウジング8の前後方向やファン20の半径方向に沿わせる必要はなく、各方向に傾斜するように設けることも可能であり、その配列ピッチも適宜変更可能である。
【0022】
次に、上記構成の電動工具の作用について説明する。
【0023】
トリガスイッチ10を引いてモータ7を起動させると、モータシャフト7bが電機子7aと共に回転し、その回転が伝動装置により減速されて出力軸16に伝達される。
【0024】
出力軸16には研磨板等の図示しない先端工具が取り付けられており、この先端工具が出力軸16と共に回転しつつワークに対して研磨等を行う。
【0025】
また、モータシャフト7bの回転と共にファンが20回転し、外気をハウジング8内に取り込む。この外気はモータ7内を前方に流れてモータ7から熱を奪い、ファンケーシング21の通風穴21aからファンケーシング21とインナーケース15との間を通ってハウジング8の開口部22に向かう。
【0026】
開口部22には、羽根状の仕切り23が多数配列されており、ファン20からの風はこの仕切り23により分散されて開口部22からハウジング8外に排出される。
【0027】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、モータを格納したハウジング内にファンと、ファンにモータ側から対向するファンケーシングと、ファンに反モータ側から対向するインナーケースとが設けられ、ファンによる風を排出する開口部がハウジングに形成された電動工具において、上記開口部に複数の羽根状の仕切りがファンケーシング又はインナーケースと一体に設けられた電動工具であるから、ファンからの風が開口部から排出される際に羽根状の仕切りにより分散され、これにより耳障りな風音が軽減され、また作業者に排気が当たっても作業者に不快感を与えない。また、仕切りはファンケーシング又はインナーケースと一体に設けられるので、コストアップも回避され、組み付けも簡易化される。さらに、従来ハウジング壁で大きく開いていた開口部に仕切りがあてがわれるので、電動工具の外観の見映えが向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電動工具の縦断面図である。
【図2】図1中、II−II線矢視図である。
【図3】図1に示す電動工具のハウジングを示す側面図である。
【図4】従来の電動工具の縦断面図である。
【図5】図4中、V−V線矢視図である。
【符号の説明】
7…モータ
8…ハウジング
15…インナーケース
20…ファン
21…ファンケーシング
22…開口部
23…仕切り

Claims (1)

  1. モータを格納したハウジング内に、ファンと、ファンにモータ側から対向するファンケーシングと、ファンに反モータ側から対向するインナーケースとが設けられ、ファンによる風を排出する開口部がハウジングに形成された電動工具において、上記開口部に複数の羽根状の仕切りがファンケーシング又はインナーケースと一体に設けられたことを特徴とする電動工具。
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