JP2004121930A - 破袋・除袋装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】両ロータ1a,1bに挟まれる容器移動空間14におけるロータ軸線方向複数ヶ所のそれぞれに、複数の金属製の揺動自在のリンクまたは環状体、若しくはそれらの複合体を袋体移動制御部材8として吊支し、各袋体移動制御部材位置で記廃棄容器を収納した袋体を堰き止め、破袋刃4による袋体の破袋が行われるようにした。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、使用済みのビン、缶、プラスチックボトル等の廃棄容器が収納されたゴミ袋等の袋体を破袋刃により破袋して、前記廃棄容器から袋体を分離し、該袋体のみを外部に除去するように構成された破袋・除袋装置に関する。
【0002】
ごみ処理設備においては、ゴミ袋等の比較的大きな破袋強度を有する袋体内にビン、缶、プラスチックボトル等の廃棄容器が入った廃棄物から廃棄容器と袋体とを分離し、該廃棄容器をリサイクルするとともに、該袋体を外部に除去するようにした破袋装置が、処理設備の一つとして設置されている。
【0003】
かかる破袋装置に関する従来技術としては、特許文献1乃至3等の発明がある。すなわち特許文献1においては、移動部に沿って配列された複数の爪を有する無端コンベアを、その上側の移動部の移動方向先が高位に位置するように配設するとともに、爪が通過可能なスリットを有するプレートを前記無端コンベアの上側の移動部に沿って該無端コンベアの上方に配設する一方、一端部がプレートに接し若しくは近接し、他端部がプレート外方に位置する堰止板を設け、該堰止板には爪が通過可能なスリットを設け、該爪を、弾性部材を有して、その爪先部にかかる抵抗に応じて移動方向と反対側に揺動可能若しくは起倒可能に構成されている。
【0004】
また、特許文献2の発明においては、ケーシングの上部にごみの投入口を、下部にロータを、その下にビン等の排出口と、エアーの吹出口と、破袋したごみ袋の排出口を、排出口の回転方向後方に櫛歯状の邪魔板を設け、前記ロータは、放射状に延びる連結板と、該連結板端部に軸方向に一定間隔で固着される環状板と、周方向に一定間隔で前記環状板に突設される逆V字状の刃物を設け、ケーシングに設けたヒータ及び刃物と共にごみ袋を溶融し、引き裂いて破袋する。これにより、ごみ袋の中に入ったビン等は排出口より、破袋したごみ袋は別の排出口より排出され、刃物に付着したごみ袋は邪魔板の溝縁で擦り取られ除去される。
【0005】
更に特許文献3においては、搬送面に多数の刃板および/または集袋板を立設したエンドレスコンベアと、該エンドレスコンベアを収容する機枠の入側に設けたごみ袋を投入するホッパーと、エンドレスコンベアの出口に設けた破袋後の内容物の排出シュートと、前記ホッパーからエンドレスコンベアの出口までの区間の複数位置に配列したコンベア上方の支持部材に吊支した個々に元位置への復元力を有する多数のキャッチャーとからなり、エンドレスコンベアにより搬送されるごみ袋の進行を前記キャッチャーにより妨げて刃板および/または集袋板により破袋し、かつ、ごみ袋がキャッチャーを撓ませて通過時にキャッチャー先端をごみ袋に突き刺して捕捉しつつ刃板および/または集袋板の進行力で袋を引きちぎり、あるいはキャッチャー先端で引っ掛け破ると共に、エンドレスコンベアを離脱する際の慣性力によって内容物を前記排出シュートへ、刃板および/または集袋板にからまって集袋された袋片を前記エンドレスコンベア下部へ導入するものである。
【0006】
しかしながらこれら特許文献1及び3で開示された装置は、移動部に沿って複数の爪が配列された無端コンベアを設けた構造であるため、装置の長さが長くなって装置が大型化し、装置コストも高くなる。また、ビンが入った袋が爪に架けられて無端コンベアの斜面を上がる際に、袋が爪から外れて無端コンベアの下方に落下して、内部のビンが割れ、回収が不能になるという事態の発生をみる。
【0007】
また、かかる従来技術にあっては、ビンが入った袋を長尺の無端コンベアに沿って該コンベアの上端部まで運び、該上端部に対応して設けられた堰止板にて破袋しビンを落下させるようになっているため、ビン同士の衝突音や、ビンがコンベアの面や爪に衝突しながら落下する際の衝突音等により騒音が大きい。さらには、長尺の無端コンベアを斜め上方に延設しているため、コンベアの張力調整を随時行うことを要し、またコンベアの洗浄には手間がかかり、整備性が良好でない、等の問題点を有している。
【0008】
また特許文献2の発明においては、1つのロータの回転に従い、該ロータの外周に円周方向に沿って取り付けられた逆V字状の刃物とヒータとによってビンが入った袋を溶融、破袋し、刃物に付着した袋を邪魔板の溝縁で擦り取って除去するようになっているため、袋が刃物によって穿孔、引き裂き作用を受ける期間が短く、ヒータとによる袋の溶融作用が付加されても袋とビンとの分離が充分になされず、ビン側に袋の残骸が付着し、ビンの回収作用が充分になされないという問題点がある。
【0009】
そのため本願出願人は特許文献4において、使用済みのビン等の廃棄容器が収納された袋体を破袋するため、図8に正面図を示したように、互いに逆方向に回転せしめられて袋体を破袋する複数の破袋刃4が外周に沿って取り付けられた2個のロータ1a、1bを、該両ロータの回転軸心7a、7bが平行になるようにすると共に両ロータ1a、1bにおける周面間の最近接位置が前記廃棄容器10の外径より小なる空隙をもって配設し、該両ロータ1a、1bの回転方向を前記最近接位置よりロータ1a、1bの外周面が互いに離れる方向に上方に向かって形成するとともに、該両ロータの外周面の軸芯より上方位置に、前記廃棄容器10と前記袋体を分離し、廃棄容器10をロータ1a、1bの周面間の最近接位置側に戻す容器移動阻止空隙を形成する容器移動阻止部材5を設け、さらに未破袋袋が排出されるのを防止するため、板状部材の未破袋容器排出制御板80をロータ軸線7a、7b方向に設置してなり、装置を小型コンパクト化し、ヒータ等の格別な袋体の溶融手段を不要としてビン等の廃棄容器と袋体との分離を効率的かつ確実に行うことができるとともに、騒音が低減され、さらには整備性が向上された破袋・除袋装置を提供してきた。
【0010】
すなわちこの図8における未破袋容器排出制御板80は、袋体の移動空間14の前記ロータ1a及び1bのロータ両周面に近接し、下側を略三角形状に徐々に狭幅に形成した板状部材で形成され、該板状部材の上部両端をロータ軸に直交する支軸80aで釣り下げることによりロータ軸方向(図8の紙面に垂直な方向)に振り子状に揺動可能に構成するとともに、該板状部材の下方に重錘90を設け、前記未破袋容器の押圧により拡開するのを抑制する抑制手段として機能させている。この結果、未破袋容器の押圧により拡開するのを抑制する事が出来るとともに、前記ビン10から分離した袋体のロータ1a及び1b側部側への排出を阻止している。
【0011】
【特許文献1】
特開平2000−79349号
【特許文献2】
特開平10−5614号
【特許文献3】
特開平10−230184号
【特許文献4】
特開2002−66371号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この特許文献4に示された装置においては、未破袋袋の排出防止のために板状部材の容器排出制御部材80をロータ軸線7a、7b方向に設置しているが、この容器排出制御部材付近まで行って始めて破袋される袋が多く、破袋機入り口と中間部の破袋刃が有効に活用されていないと共に、完全に破袋されなかった袋が流れ出てしまうことがある。また、装置の傾斜をきつくした場合、容器排出制御部材80自体も傾斜するため、排出制御効果が薄れてしまう。またこの容器排出制御部材80は板状であるため、端部を未破袋袋に押されると容器排出制御部材80全体が動いてしまい、ロータとの間に隙間ができ、そこから他の未破袋袋が排出されてしまうことがあった。
【0013】
また特許文献4に示された装置においては、ロータに取り付けた破袋刃によって袋が容器移動阻止部材(掻き落とし板)5まで持ち上げられ、このとき内容物の重量が軽い場合、袋がロータ頂部と掻き落とし板5を支えにして回転してしまい、袋がなかなか破袋されないということや、破袋されずに掻き落とし板に乗るように排出側へ移動し、排出されてしまうということがあった。
【0014】
そのため本発明では、特許文献4に記載された破袋機において、破袋機を構成するロータの入り口付近から出口付近まで、全面にわたって効率よく破袋が行われるようにすると共に、容器移動阻止部材まで持ち上げられた袋も確実に破袋できるような機構を有した破袋機を提供することが課題である。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため請求項1に記載した発明は、
使用済みのビン、缶、プラスチックボトル等の廃棄容器が収納されたゴミ袋等の袋体を破袋して、前記廃棄容器から袋体を分離、除去するよう構成された破袋・除袋装置であって、袋体を破袋する複数の破袋刃が外周に沿って取り付けられた2個のロータを最近接位置が前記容器外径より小なる空隙をもって配設し、該両ロータの回転方向を前記最近接位置よりロータ外周面が互いに上方に向かって離れる方向とした破袋・除袋装置において、
前記両ロータに挟まれる容器移動空間におけるロータ軸線方向複数ヶ所のそれぞれに、金属製の揺動自在のリンクまたは環状体、若しくはそれらの複合体を複数、袋体移動制御部材として吊支したことを特徴とする。
【0016】
このように袋体移動制御部材として金属製の揺動自在のリンクまたは環状体、若しくはそれらの複合体を用い、かつ、この袋体移動制御部材をロータ軸線方向複数ヶ所に設けることにより、袋体移動制御部材を設けた位置で廃棄容器を収納した袋体が堰き止められて破袋刃による破袋が行われるから、装置の複数ヶ所で未破袋袋の堰き止めと破袋がおこなわれ、未破袋袋が排出されることが無くなると共に、装置の全ての破袋刃が使われて効率的な破袋が行われるようになる。また装置の傾斜をきつくしても、装置の複数ヶ所に袋体移動制御部材があるため未破袋袋は出口近辺に至るまでに破袋され、排出抑止効果の減少がほとんど無くなる。またこの袋体移動制御部材は、金属製の揺動自在のリンクまたは環状体、若しくはそれらの複合体で構成されているから、袋体に押された部分の金属製の揺動自在のリンクまたは環状体、若しくはそれらの複合体が動くのみであり、従来の板状の容器排出制御部材にみられた袋体による端部の押圧で全体が動き、ロータとの間に隙間ができて他の未破袋袋が排出されてしまうといったことも防止される。また、金属製の揺動自在のリンクまたは環状体、若しくはそれらの複合体の長さを調整することで、未破袋の袋は堰き止めるが、破袋されて出てきた廃棄容器の排出は抑制しないようにできるため、能力の低下をさせることなく破袋率を上げることが容易にでき、さらに金属製の揺動自在のリンクまたは環状体、若しくはそれらの複合体を取り付ける位置、本数、並びに長さを変更することにより、排出抑制効果を容易に、いかようにも調整可能となる。
【0017】
そして請求項2に記載した発明は、
使用済みのビン、缶、プラスチックボトル等の廃棄容器が収納されたゴミ袋等の袋体を破袋して、前記廃棄容器から袋体を分離、除去するように構成された破袋・除袋装置であって、袋体を破袋する複数の破袋刃が外周に沿って取り付けられた2個のロータを最近接位置が前記容器外径より小なる空隙をもって配設し、該両ロータの回転方向を前記最近接位置よりロータ外周面が互いに上方に向かって離れる方向とすると共に、該両ロータの外周面の軸芯より上方位置に、前記廃棄容器と前記袋体を分離し、廃棄容器をロータ周面間の最近接位置側に戻す空隙を形成する容器移動阻止部材を設けてなる破袋・除袋装置において、
前記両ロータに挟まれる容器移動空間におけるロータ軸線方向の複数ヶ所のそれぞれに、金属製の揺動自在のリンクまたは環状体、若しくはそれらの複合体を複数、袋体移動制御部材として吊支すると共に、前記容器移動阻止部材上部に、当接した袋体の移動を停止させる突起を設けたことを特徴とする。
【0018】
このように破袋・除袋装置を構成することにより、前記した金属製の揺動自在のリンクまたは環状体、若しくはそれらの複合体で構成した袋体移動制御部材による効果に加え、ロータに取り付けた破袋刃によって袋が容器移動阻止部材(掻き落とし板)まで持ち上げられて回転した場合でも、突起によって袋体の移動が停止され、そのためロータに設けられた破袋刃によって袋が破袋されると共に、破袋されずに容器移動阻止部材に乗るように排出側へ移動して排出されてしまうということがなくなる。
【0019】
そして請求項3に記載した発明は、
各袋体移動制御部材としての金属製の揺動自在のリンクまたは環状体、若しくはそれらの複合体を、ロータ軸線方向と直角方向にV字状に交差させて吊支したことを特徴とする。
【0020】
このようにすることにより、袋体移動制御部材としての金属製の揺動自在のリンクまたは環状体、若しくはそれらの複合体の一部が袋体に押されても、交差した金属製の揺動自在のリンクまたは環状体、若しくはそれらの複合体によって複数の金属製の揺動自在のリンクまたは環状体、若しくはそれらの複合体がこの袋体を押し戻し、袋体の移動制御がより確実に行えるようになる。
【0021】
そして請求項4に記載した発明は、
各袋体移動制御部材としての金属製の揺動自在のリンクまたは環状体、若しくはそれらの複合体を、交差部で固縛したことを特徴とする。
【0022】
このようにすることにより、袋体により袋体移動制御部材が押されても、交差した金属製の揺動自在のリンクまたは環状体、若しくはそれらの複合体がさらに交差部で固縛されているから、複数の金属製の揺動自在のリンクまたは環状体、若しくはそれらの複合体がこの袋体を押し戻し、袋体の移動制御がより確実に行えるようになる。
【0023】
そして請求項5に記載した発明は、
各袋体移動制御部材としての金属製の揺動自在のリンクまたは環状体、若しくはそれらの複合体に錘を設け、複数ヶ所に設けたそれぞれの袋体移動制御部材の質的な単位密度重量を異ならせたことを特徴とする。
【0024】
このようにすることにより、袋体により金属製の揺動自在のリンクまたは環状体、若しくはそれらの複合体が押されても錘によって袋体が押し戻され、また、例えばロータの入り口付近では、次々に投入される袋が押されて破袋されずに流れてゆかないよう錘を重く調整し、中間では大きな袋から出てきた小さな袋が金属製の揺動自在のリンクまたは環状体、若しくはそれらの複合体の間をすり抜けてゆかないよう金属製の揺動自在のリンクまたは環状体、若しくはそれらの複合体間隔を調整するなど、袋の入り口から出口のそれぞれの位置に応じた質的な単位密度重量を調整することで、最適な袋体移動制御を行うことができる。
【0025】
そして請求項6に記載した発明は、
前記突起を、破袋刃としたことを特徴とする。
【0026】
このように突起を破袋刃で構成することにより、ロータに取り付けた破袋刃によって袋が容器移動阻止部材(掻き落とし板)まで持ち上げられて回転した場合でも、容器移動阻止部材の破袋刃で袋体が破袋され、ロータに設けられた破袋刃による破袋と共働して袋体を確実に破袋することができ、袋袋が破袋されずに掻き落とし板に乗るように排出側へ移動して排出されてしまうということがなくなる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を例示的に詳しく説明する。但し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りはこの発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
【0028】
図1は本発明の実施例に係る破袋・除袋装置の正面図、図2は本発明の実施例に係る破袋・除袋装置の側面図、図3は本発明の破袋・除袋装置における袋体移動制御部材の効果を説明するための図、図4、図5は本発明の破袋・除袋装置における容器移動阻止部材の効果を説明するための図、図6は袋体移動制御部材を構成する金属製の揺動自在のリンクまたは環状体、若しくはそれらの複合体の配列方法の具体例、図7は本発明の実施例に係る破袋・除袋装置における袋体移動制御部材を除いた主要部の構成を説明するための全体斜視図である。
【0029】
図1、図2及び図7において、1a及び1bは円筒状に形成された1対のロータで、回転軸心7a及び7bが平行になるように配設され、モータ(図示省略)により互いに逆方向に回転せしめられる回転軸2a及び2bに固着されている。前記1対のロータ1a及び1bは、図2の側面図から明らかなように、その回転軸心7a及び7bが水平線に対して傾斜角α=5°〜10°程度、長手方向において一方向、つまり袋体11を分離した後のビン10の出口側が下方になるように傾斜せしめられている。50は前記傾斜角αを調整するための傾斜角調整装置で、図示しない操作手段により、前記回転軸2a、2b、及びロータ1a、1bの回転軸心7a、7bを上下方向に移動せしめて該ロータ1a、1bの傾斜角αを変化せしめるようになっている。14(図1)は前記1対のロータ1a、1b間の上部に形成された袋体11の移動空間で、ロータ1a及び1bの傾斜配置により、高位側となっている該移動空間14の上部側に前記袋体11が供給されるようになっている。10は該袋体11内から出された状態にあるビンを示す。
【0030】
前記各ロータ1a及び1bの外周面には、図7に示されるように、該ロータ1a及び1bの円周方向に等間隔に、かつ軸方向にも列をなして等間隔に破袋刃4が固定されている(必ずしも円周方向あるいは軸方向に等間隔でなくても千鳥状若しくは段差状に形成してもよい)。この破袋刃4は、前記各ロータ1a及び1bの回転により前記袋体11に穿孔し、破裂せしめる刃先を有する縦刃41と横刃42とで構成されている。また、前記各ロータ1a及び1bの外周面における前記破袋刃4が取り付けられた間の部位には、前記ビン10が入った袋体11との衝突を緩和するとともに、袋体11を滑り易くするための外装材7(フッ素ゴムやプラスチック樹脂、摺動性の良好な布、フッ素樹脂テープ等が好適)が貼設されている。5は前記各ロータ1a及び1bの外周上部に設けられた容器移動阻止板で、前記移動空間14に対し、前記各ロータ1a及び1bの回転方向Nにおける出口側部位に、各ロータ1a及び1bの外周面と所定量の隙間13を存して設けられている。該隙間13は、前記ビン10の口径(通常25mm程度)よりもある程度小さく形成され、ビン10の口部が該隙間内に入り込まず、かつビン10を分離した前記袋体11が通過可能となるような寸法に形成されている。またこの容器移動阻止板5には、ロータ1a、1bに取り付けた破袋刃4によって袋体が容器移動阻止板5(掻き落とし板)まで持ち上げられてきたとき、その袋体の移動や回転を停止させると共に、袋体11を破袋するための破袋刃4と同様に構成した突起6が設けられている。なおこの突起6は、袋体の移動や回転を停止させると共に袋体が回転したときに破袋できるものであれば、針やピン、または釘様のものなどでもよい。
【0031】
また図1に示すように、前記袋体の移動空間14には、装置の上部に設けられた枠体3から互いに交差し、錘9によってV字状となるよう吊支されたチェーンなどの複数の金属製の揺動自在のリンクまたは環状体、若しくはそれらの複合体8(以下この金属製の揺動自在のリンクまたは環状体、若しくはそれらの複合体をチェーンと略称する)によって袋体移動制御部材が形成され、この袋体移動制御部材が図2に8a乃至8dとして示したようにロータ1a、1bの軸線方向の複数ヶ所に設けられている。そしてこの袋体移動制御部材はその設置位置により、例えばロータ1a、1bの入り口付近では、次々に投入される袋が押されて破袋されずに流れてゆかないよう錘を重く調整し、中間では大きな袋から出てきた小さな袋がチェーンの間をすり抜けてゆかないようチェーン間隔を調整するなど、袋の入り口から出口のそれぞれの位置に応じた質的な単位密度重量を調整し、最適な袋体移動制御を行うようにしてある。また、小さな重量のある袋体11がチェーン8の錘9を押しのけて通りすぎるのを防ぐため、互いのチェーン8が交差する部位12で固縛するなどの方法を取り、袋体11により一部のチェーン8が押されても、複数のチェーンが共働してこの袋体11を押し戻し、袋体11の移動制御をより確実に行えるようにしてある。そのため図7で右側(図2では左側)になる傾斜方向上端側に投入された袋体は、この移動制御部材8が設置された位置で堰き止められ、ロータ1a、1bに設けられた破袋刃4で破袋されて、破袋されずに傾斜方向下端側に流れてゆくのが防止される。なお図7においては、本発明の実施例に係る破袋・除袋装置におけるロータ1a、1bなどの主要部の構成を説明するため、この袋体移動制御部材を省いて示し、また図2においては、袋体移動制御部材を構成するチェーン8を明確に示すため、図上手前側容器移動阻止板5を省略している。51は、前記両ロータの外周面上方位置に設けた容器移動阻止部材5よりロータ回転方向下流側に、前記両ロータの回転方向に沿う順方向、より具体的には接線方向に空気を噴出して前記袋体の破袋刃4よりの分離を行う空気噴出手段(空気ノズル)で、前記両ロータ1a及び1bの外周面上に突設する破袋刃4に絡まった袋体11に向けて空気を噴出し、前記両ロータ1a及び1bが次の破袋動作にうつる前に、言い換えれば両ロータ1a及び1bに絡まった袋体11が最近接位置に復帰する前に、ビン10から分離した切り欠き状の袋体11を除去するものである。
【0032】
かかる構成からなる破袋・除袋装置において、内部にビン10が入った袋体11は、前記両ロータ1a及び1bの軸線上流方向(図2では左側、図7では右側)から前記移動空間14の上部側に供給され、該移動空間14において、互いに逆方向に回転せしめられる1対のロータ1a及び1bの外周に接触しながら、該ロータ1a及び1bの回転により外側、即ち前記容器移動阻止部材5の隙間13側に向かって移動せしめられる。この際において、前記ロータ1a及び1bの回転により、該ロータ1a及び1bの外周面から半径方向に突設された前記破袋刃4の縦刃41の刃先が、袋体11に円周方向に食い込んで該袋体11に穿孔し、この孔を起点として円周方向に引き裂き、内部のビン10が移動空間14側に戻される。そして、前記ロータ1a及び1bの回転により該袋体11が前記容器移動阻止部材5の隙間13に移動せしめられると、前記横刃42の上方に向けて尖った刃先を有する複数の刃が、前記容器移動阻止部材5の下端縁との共働により前記ビン10を分離して、袋体11が前記隙間13を通過可能となるように小さく切り刻む。
【0033】
そして本発明においては、次々と投入される袋体11により先に投入された袋体11が破袋されずに移動してゆくのを防ぐため、前記図1、図2に示したように、袋体の移動空間14に装置の上部に設けられた枠体3から互いに交差し、錘9によってV字状となる複数のチェーン8からなる袋体移動制御部材を、一例として図2に8a〜8dとして示したように、ロータ1a、1bの軸線方向の複数ヶ所に設けてある。そのためロータ1a、1bの軸線方向上流から投入された袋体は、まず移動制御部材8aが設置された位置で図3(A)のように堰き止められ、ロータ1a、1bに設けられた破袋刃4で破袋され、内部に収容されていたビン10などは図3(B)に示したように移動空間14側に戻される。また、次々と投入される袋体11によりこの8aの袋体移動制御部材を通り抜けた袋体11があったとしても、次に設けられた袋体移動制御部材8b、8c、8dの位置で破袋される可能性が大きく、袋体11が破袋されずに傾斜方向下端側に流れてゆくのが防止される。また装置の傾斜をきつくしても、装置の複数ヶ所に袋体移動制御部材があるため未破袋袋は出口近辺に至るまでに破袋され、排出抑止効果減少はほとんど無くなる。また、袋体移動制御部材のチェーン8を交差させると共に固縛部12で互いに固縛しているから、袋体11に押された部分のチェーン8は揺動するが袋体11から離れたチェーン8は揺動せず、従来の板状の容器排出制御部材にみられた袋体11による端部の押圧で全体が動き、ロータ1との間に隙間ができて他の未破袋袋11が排出されてしまうといったことも防止される。
【0034】
また袋体11が、ロータ1に取り付けた破袋刃4によって図4(A)のように容器移動阻止部材(掻き落とし板)5まで持ち上げられた場合、内容物の重量が軽いとロータ1の頂部と容器移動阻止板5を支えにして回転しようとするが、容器移動阻止板5に設けられた突起6により袋体11の回転が止められ、さらに回転しようとした場合は図4(B)のように突起6により、また回転が止められた場合はロータ1に設けられた破袋刃4により袋体11の破袋が確実に行われる。そのため、袋体11が破袋されずに容器移動阻止板5に乗るように排出側へ移動し、排出されてしまうということが防止される。また、それにもかかわらず図5(A)のように、容器移動阻止板5まで持ち上げられた袋体11が突起6で破袋されず、容器移動阻止板5に乗るように排出側へ移動した場合、図5(B)のように袋体移動制御部材を構成するチェーン8により堰き止められるから、排出が防止されると共に突起6、または破袋刃4によって確実に破袋が行われる。
【0035】
そして、このようにして袋体11から内部のビン10などの廃棄容器が移動空間14側に戻されるわけであるが、前記各ロータ1a、1bの外周面には前記外装材7が貼設されているため、該外装材7の緩衝作用によりビン10とロータ1a、1bの表面との衝突が緩和され、前記衝突によるビン10の割れの発生が回避されるとともに、該外装材7の表面が滑り易くなっているため、該表面に袋体11が接着するのが防止され、滑らかな排出がなされる。また、ビン10が分離された袋体11は、前記ロータ1a、1bと容器移動阻止部材5との隙間13を通して前記ロータ1a、1b回転方向下流側に導かれ、そして空気ノズル51よりの空気噴出流52によって、破袋刃4に狭着していた切り裂き袋体11は、前記前記ロータ1a、1bに残留させることなく、空気力により外部に確実に排出せしめることができる。
【0036】
図6は、図2のロータ1a、1bの軸線方向の複数ヶ所に8a〜8dとして設けた袋体移動制御部材を構成するチェーン8の質的な単位密度重量を異ならせた構成方法の一具体例であり、図6(A)は、図2における8aの位置に、図6(B)は同じく8bの位置に、図6(C)は同じく8cの位置に、図6(D)は同じく8dの位置に対応している。まず図6(A)に示した8aの位置のチェーンは、例えば長さが1.0〜2.0m程度の61〜64の4〜5本のチェーンで構成され、錘9を含めた全重量が例えば2.5〜4.5k程度とする。この8aの位置は、大袋が最初に破砕されるポイントで小袋が出始める位置であり、袋体11が次々と投入されることで前に投入された袋体11が押され、破袋されないうちに流されないよう移動空間14の全幅を押さえ、両側の容器移動阻止板5へ袋体11を押し出すように中央に錘9を取り付けると共に両端は流れを止めすぎないよう多少空け気味にしてある。
【0037】
次の図6(B)に示した8bの位置のチェーンは、例えば長さが1.3〜2.0m程度の65〜70の7〜10本のチェーンで構成され、錘9を含めた全重量が例えば6.0〜7.5k程度とする。この8bの位置は、8aの位置のチェーン8を通過した大きい袋体11と8aの位置で破袋されて出てきた小袋の両方を押さえるように、中央及び両端にチェーンを設置し、容器移動阻止板5付近を下流へ流れようとする小袋があることから、両端のチェーンに錘9を取り付け小袋の流れを押さえるようにしてある。次の図6(C)に示した8cの位置のチェーンは、例えば長さが1.3〜2.0m程度の71〜75の6〜8本のチェーンで構成され、錘9を含めた全重量が例えば5.0〜8.0k程度とする。この8cの位置は、図6(B)のチェーンと同様に大袋と小袋の両方を押さえるように、中央及び両端にチェーンを設置する。但し、中央から大袋が流れると小袋が同伴して出て行ってしまって破袋率が低下するため、図6(B)のチェーンとは逆に中央に錘9をつけ、ここ以降に極力中央から大袋を流さないようにしてあり、大袋はほぼこの図6(C)のチェーンまでで破袋される。
【0038】
最後の図6(D)に示した8dの位置のチェーンは、例えば長さが1.0〜2.0m程度の76〜78の3〜5種類のチェーンで構成され、錘9を含めた全重量が例えば10.0〜20.0k程度とする。この8dの位置におけるチェーンは、移動空間14全体に細いピッチで設置すると共に全てのチェーンに錘9を取り付け、ここ以降に袋(特に小袋)を流さないようにしてある。チェーン上部はお互いが重なり合うように取り付けてあり、また、下部チェーンは隣同士紐で結び付け、完全にはバラバラに動かないようにした。これにより、袋状のもの(特に小袋)は破袋刃4に当てて破袋し、前記したように袋体11から移動空間14に放出されたビン10などの廃棄容器を下流の排出口へ流すことができるようにした。このように、図2のロータ1a、1bの軸線方向の複数ヶ所8a〜8dに設けた袋体移動制御部材を構成するチェーン8の質的な単位密度重量を異ならせることにより、大袋とその中に入っている小袋(孫袋も含む)の破袋をバランスよく行ない、袋の流れの不均一さを吸収し、破袋率に影響を及ぼさないで良好な破袋結果が得られた。なお、ここに示したチェーンの本数、配置、長さ、重さは一例であり、処理対象物、装置傾斜角度、処理量などに応じて種々変更することは自明である。
【0039】
【発明の効果】
以上記載の如く請求項1に記載した本発明によれば、袋体移動制御部材として金属製の揺動自在のリンクまたは環状体、若しくはそれらの複合体を用い、かつ、この袋体移動制御部材をロータ軸線方向複数ヶ所に設けることにより、袋体移動制御部材を設けた位置で廃棄容器を収納した袋体が堰き止められて破袋刃による破袋が行われるから、装置の複数ヶ所で未破袋袋の堰き止めと破袋がおこなわれ、未破袋袋が排出されることが無くなると共に、装置の全ての破袋刃が使われて効率的な破袋が行われるようになる。また装置の傾斜をきつくしても、装置の複数ヶ所に袋体移動制御部材があるため未破袋袋は出口近辺に至るまでに破袋され、排出抑止効果の減少がほとんど無くなる。またこの袋体移動制御部材は、金属製の揺動自在のリンクまたは環状体、若しくはそれらの複合体で構成されているから、袋体に押された部分の金属製の揺動自在のリンクまたは環状体、若しくはそれらの複合体が動くのみであり、従来の板状の容器排出制御部材にみられた袋体による端部の押圧で全体が動き、ロータとの間に隙間ができて他の未破袋袋が排出されてしまうといったことも防止される。また、金属製の揺動自在のリンクまたは環状体、若しくはそれらの複合体の長さを調整することで、未破袋の袋は堰き止めるが、破袋されて出てきた廃棄容器の排出は抑制しないようにできるため、能力の低下をさせることなく破袋率を上げることが容易にでき、さらに金属製の揺動自在のリンクまたは環状体、若しくはそれらの複合体を取り付ける位置、本数、並びに長さを変更することにより、排出抑制効果を容易に、いかようにも調整可能となる。
【0040】
そして請求項2に記載した本発明によれば、前記した金属製の揺動自在のリンクまたは環状体、若しくはそれらの複合体で構成した袋体移動制御部材による効果に加え、ロータに取り付けた破袋刃によって袋が容器移動阻止部材(掻き落とし板)まで持ち上げられて回転した場合でも、突起によって袋体の移動が停止され、そのためロータに設けられた破袋刃によって袋が破袋されると共に、破袋されずに容器移動阻止部材に乗るように排出側へ移動して排出されてしまうということがなくなる。
【0041】
そして請求項3に記載した本発明によれば、袋体移動制御部材としての金属製の揺動自在のリンクまたは環状体、若しくはそれらの複合体の一部が袋体に押されても、交差した金属製の揺動自在のリンクまたは環状体、若しくはそれらの複合体によって複数の金属製の揺動自在のリンクまたは環状体、若しくはそれらの複合体がこの袋体を押し戻し、袋体の移動制御がより確実に行えるようになる。
【0042】
そして請求項4に記載した本発明によれば、袋体により袋体移動制御部材が押されても、交差した金属製の揺動自在のリンクまたは環状体、若しくはそれらの複合体がさらに交差部で固縛されているから、複数の金属製の揺動自在のリンクまたは環状体、若しくはそれらの複合体がこの袋体を押し戻し、袋体の移動制御がより確実に行えるようになる。
【0043】
そして請求項5に記載した本発明によれば、袋体により金属製の揺動自在のリンクまたは環状体、若しくはそれらの複合体が押されても錘によって袋体が押し戻され、また、例えばロータの入り口付近では、次々に投入される袋が押されて破袋されずに流れてゆかないよう錘を重く調整し、中間では大きな袋から出てきた小さな袋が金属製の揺動自在のリンクまたは環状体、若しくはそれらの複合体の間をすり抜けてゆかないよう金属製の揺動自在のリンクまたは環状体、若しくはそれらの複合体間隔を調整するなど、袋の入り口から出口のそれぞれの位置に応じた質的な単位密度重量を調整することで、最適な袋体移動制御を行うことができる。
【0044】
そして請求項6に記載した本発明によれば、ロータに取り付けた破袋刃によって袋が容器移動阻止部材(掻き落とし板)まで持ち上げられて回転した場合でも、容器移動阻止部材の破袋刃で袋体が破袋され、ロータに設けられた破袋刃による破袋と共働して袋体を確実に破袋することができ、袋袋が破袋されずに掻き落とし板に乗るように排出側へ移動して排出されてしまうということがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る破袋・除袋装置の正面図である。
【図2】本発明の破袋・除袋装置における袋体移動制御部材の効果を説明するための図である。
【図3】本発明の破袋・除袋装置における容器移動阻止部材の効果を説明するための図である。
【図4】本発明の破袋・除袋装置における容器移動阻止部材の効果を説明するための図である。
【図5】本発明の実施例に係る破袋・除袋装置の側面図である。
【図6】袋体移動制御部材を構成する金属製の揺動自在のリンクまたは環状体、若しくはそれらの複合体の配列方法の具体例である。
【図7】本発明の実施例に係る破袋・除袋装置における袋体移動制御部材を除いた主要部の構成を説明するための全体斜視図である。
【図8】従来の破袋・除袋装置の正面図である。
【符号の説明】
1a、1b ロータ
2a、2b 回転軸
3 枠体
4 破袋刃
5 容器移動阻止板
6 突起
7a、7b 回転軸心
8 金属製の揺動自在のリンクまたは環状体、若しくはそれらの複合体(袋体移動制御部材)
9 錘
10 ビン
12 固縛部
13 隙間
14 袋体の移動空間
51 空気ノズル
Claims (6)
- 使用済みのビン、缶、プラスチックボトル等の廃棄容器が収納されたゴミ袋等の袋体を破袋して、前記廃棄容器から袋体を分離、除去するよう構成された破袋・除袋装置であって、袋体を破袋する複数の破袋刃が外周に沿って取り付けられた2個のロータを最近接位置が前記容器外径より小なる空隙をもって配設し、該両ロータの回転方向を前記最近接位置よりロータ外周面が互いに上方に向かって離れる方向とした破袋・除袋装置において、
前記両ロータに挟まれる容器移動空間におけるロータ軸線方向複数ヶ所のそれぞれに、金属製の揺動自在のリンクまたは環状体、若しくはそれらの複合体を複数、袋体移動制御部材として吊支したことを特徴とする破袋・除袋装置。 - 使用済みのビン、缶、プラスチックボトル等の廃棄容器が収納されたゴミ袋等の袋体を破袋して、前記廃棄容器から袋体を分離、除去するように構成された破袋・除袋装置であって、袋体を破袋する複数の破袋刃が外周に沿って取り付けられた2個のロータを最近接位置が前記容器外径より小なる空隙をもって配設し、該両ロータの回転方向を前記最近接位置よりロータ外周面が互いに上方に向かって離れる方向とすると共に、該両ロータの外周面の軸芯より上方位置に、前記廃棄容器と前記袋体を分離し、廃棄容器をロータ周面間の最近接位置側に戻す空隙を形成する容器移動阻止部材を設けてなる破袋・除袋装置において、
前記両ロータに挟まれる容器移動空間におけるロータ軸線方向の複数ヶ所のそれぞれに、金属製の揺動自在のリンクまたは環状体、若しくはそれらの複合体を複数、袋体移動制御部材として吊支すると共に、前記容器移動阻止部材上部に、当接した袋体の移動を停止させる突起を設けたことを特徴とする破袋・除袋装置。 - 各袋体移動制御部材としての金属製の揺動自在のリンクまたは環状体、若しくはそれらの複合体を、ロータ軸線方向と直角方向にV字状に交差させて吊支したことを特徴とする請求項1または2に記載した破袋・除袋装置。
- 各袋体移動制御部材としての金属製の揺動自在のリンクまたは環状体、若しくはそれらの複合体を、交差部で固縛したことを特徴とする請求項3に記載した破袋・除袋装置。
- 各袋体移動制御部材としての金属製の揺動自在のリンクまたは環状体、若しくはそれらの複合体に錘を設け、複数ヶ所に設けたそれぞれの袋体移動制御部材の質的な単位密度重量を異ならせたことを特徴とする請求項1または2に記載した破袋・除袋装置。
- 前記突起を、破袋刃としたことを特徴とする請求項3に記載した破袋・除袋装置。
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