JP2004121626A - 遊技機 - Google Patents

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Daisuke Nozaki
野崎 大亮
Hideki Yamashita
山下 秀樹
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Abstract

【課題】メカ的な回胴リールを用い、図柄変動の際の演出の幅を拡大することができ、かつ機種変更等により回収があっても、回胴リール全体に亘りリサイクル/リユースに対応する。
【解決手段】電子ペーパー110を用いて図柄を表示するようにしたため、図柄が変動中に変化するといった、今までにな演出を行うことができるため、遊技の趣向性が高めることができると共に、この電子ペーパー110は機種変更等があってもリサイクル/リユースすることができる。また、電子ペーパー110へ画像を表示するために必要な電力を、リール350A、350B、350Cが停止しているときにアーム116を介してリール演出基板112へ電力を供給している。これにより、通常の遊技に何ら支障なく、電子ペーパー110の図柄表示を永続的に行うことができる。
【選択図】    図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定条件が成立したときに抽選が実行され、複数の回胴リールを回転させることで、図柄変動パターン演出を実行し、その後の回胴リールが停止したときの図柄の配列状態で前記抽選の結果を報知する図柄変動表示装置を備えた遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、遊技機、特にパチスロ機では、始動レバーを操作することで、抽選を実行し、周面に複数の図柄が表示された複数列(通常3列)の図柄変動リール(表示装置)を回転させるようにしている。なお、上記のような図柄変動リールを回胴式といい、表示装置としては、この回胴式の他、ベルト駆動式のものや、液晶表示式、7セグメント又はドットマトリクスLED表示式のものもある。以下、回胴式の図柄変動リールを例にとり説明する。回胴式の図柄変動リールは、通常80回転/1分で一方向に回転しており、停止ボタンの操作によって停止するようになっている。
【0003】
遊技機本体の前面には開閉カバーが設けられ、この開閉カバーには矩形状の開口部が設けられ、透明の表示窓が取り付けられている。前記図柄変動リールの一部は、この表示窓から遊技者が視認可能となっている。視認される図柄の形態としては、変動、停止、仮停止等がある。
【0004】
ここで、前記始動レバーの操作時に、内部抽選が実行され当/外が決められており、当りの場合には遊技者が停止ボタンにより各図柄変動リールの停止操作を行った場合、最大4コマの滑り機能を利用して当り図柄を引き込み、また、逆に外れの場合には、当り図柄が揃わないように、当り図柄を回避する。
【0005】
言い換えれば、抽選の結果の当/外を上記滑り機能によって判断することができ、特に熟練者では所謂目押し(リールテープに印刷された任意の図柄をリールの定常回転中に目視で識別し、所望は一の図柄を表示窓内に停止表示させる技術)によって停止操作をすることで、当/外の判断が可能である。
【0006】
図柄変動リールでは、当該リール内に設置してある光源の点滅態様の変化や、多色発光素子(LED)による色の変化を利用した演出表現を行っているが、光による演出のみであるため、遊技者への視覚に関する演出の幅が狭い。
【0007】
なお、特許文献1では、擬似的に、図柄単位で識別情報を表示可能なパネル領域を設け、このパネルを円周状に配列する画像をLCDに表示することで、立体感のある多角形リールを表現する遊技機が提案されている。
【0008】
ところが、このような遊技機では、あくまでも画像が平面であるため、リアリティのある立体感を出そうとしても、限度がある。
【0009】
このため、所謂メカ的な図柄変動リールを用いることによって図柄変動を演出することで、擬似的な立体感ではなく、迫力のある図柄変動の演出を行うことができる。
【0010】
【特許文献1】
特開2000−259165公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図柄変動リールは、合成樹脂製の薄板(例えば、ポリカーボネート)に図柄を印刷したリールテープをリール周面に巻き付けて構成しており、例えば、店での遊技機自体の機種交換等の理由で回収された場合、図柄変動リールの本体は再利用可能であるが、リールテープは遊技仕様及びデザイン仕様の観点から他機種に適用することができないため、廃棄せざるを得なかった。
【0012】
すなわち、通常3連の図柄変動リール構成の場合、3種類のリールテープを新たに準備しなければならず、リサイクル/リユースのニーズに応えられないのが現状である。
【0013】
本発明は上記事実を考慮し、メカ的な回胴リールを用い、図柄変動の際の演出の幅を拡大することができ、かつ機種変更等により回収があっても、回胴リール全体に亘りリサイクル/リユースに対応することができる遊技機を得ることが目的である。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、所定条件が成立したときに抽選が実行され、複数の回胴リールを回転させることで、図柄変動パターン演出を実行し、その後の回胴リールが停止したときの図柄の配列状態で前記抽選の結果を報知する図柄変動表示装置を備えた遊技機であって、前記回胴リールを回転駆動させるリール駆動用回転駆動手段と、前記回胴リールの周面に設けられ、可撓性を有し、帯電された粒子を一対の電極に選択的に引き付けることで電子画像を表示することが可能な電子ペーパーと、前記電子ペーパーへ電子画像情報を無線送信する送信部及び当該送信部から送信された電子画像情報を受信する無線受信部を備えた情報送受信手段と、前記電子ペーパーへ電子文字を表示するときに必要な電力を前記電子ペーパーへ供給するための配線を継断する継断手段と、を有している。
【0015】
請求項1記載の発明によれば、回胴リールの周面に画像(図柄)を表示するための媒体として、電子ペーパーを適用することで、従来のように使い捨てであったリールテープではなく、リサイクル/リユースが可能となり、省資源対策に応えることができる。
【0016】
また、この電子ペーパーは、回転駆動する回胴リールに設けるため、画像を表示するときに必要な電力を常に供給することができない。そこで、継断手段では、電力の共有が必要なときのみ配線を接続するようにし、電源部からの電力の供給を行い、通常の遊技中は配線を切り離しておくため、通常の遊技(回胴リールの回転)に支障を与えることがない。
【0017】
また、電子ペーパーに表示するための電子画像情報は、無線の送受信によって実行するため、配線が不要となる。
【0018】
請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記継断手段が、前記回胴リールが停止しているときに実行されることを特徴としている。
【0019】
請求項2に記載の発明によれば、回胴リールは回転、停止を繰り返し遊技が進行する。この回胴リールの停止時に電力を供給するようにすれば、遊技中の進行に全く影響なく、電力の供給が可能となる。
【0020】
請求項3に記載の発明は、前記請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記継断手段が、前記回胴リールの回転方向における回胴リール側接続部を検出する配線接続位置検出手段と、前記配線接続位置検出手段によって検出された位置に対応するように、電源側配線接続部を回転させる電力供給用回転駆動手段と、前記回転駆動手段で電源側配線接続部が回胴側配線接続部に対応した状態で、配線の接続又は切り離し動作を実行する継断動作手段と、で構成されていることを特徴としている。
【0021】
請求項3に記載の発明によれば、継断手段いよる配線の接続、切り離しの実施態様であり、回胴リールの回転方向における回胴リール側接続部を検出し、この検出された位置に対応するように、電源側配線接続部を回転させ、電力供給用回転駆動手段で電源側配線接続部が回胴側配線接続部に対応した状態で、配線の接続又は切り離し動作を実行する。これにより、配線の接続、切り離しを確実に行うことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1に示される如く、パチスロ機300は、本体302と、本体302の正面に設けられた開閉カバーとしての操作兼装飾部303と、で構成されている。
【0023】
操作兼装飾部303は、本体302に対して図2の左端を中心に回動することで開閉可能となっている。
【0024】
操作兼装飾部303は、上から装飾部304、操作部306、払出部310とに分類することができる。
【0025】
装飾部304は、内部でバックライト部(図示省略)が点灯することで、印刷された絵や文字が透過照明される表示パネル部312が取り付けられている。また、装飾部304の一部として、前記装飾部304をアーチ状に囲む立体的な電飾部304Aも設けられている。
【0026】
装飾部304の表示パネル部312の中央は、表示窓314とされている。表示窓314は、前記表示パネル部312と一体成型される透明領域で構成されている。
【0027】
この表示窓314の内部には、図柄変動部316が設けられ、図2に示される如く、3個のリール(回胴)350A、350B、350C(以下、総称する場合はリール350という)が回転するようになっている。表示パネル部312における表示窓314の左部には、指標部318(図3参照)となっており、表示窓314に揃う図柄の状態(列数等)を案内表示している。
【0028】
また、表示窓314の下部には、図2の左から順番にメダル払出枚数を表示する7セグメント表示部315A、ジャックゲーム残回数や遊技状態の設定(6段階)表示等を行なう表示部315B、クレジット枚数を表示する7セグメント表示部315Cが設けられている。
【0029】
操作部306は、その上部が手前に突き出ており、この突き出し部分の上面部の図2の右端部にはメダル投入部320が設けられ、また図2の左端部からは順にキャンセルボタン355、1枚ベットボタン352A、マックスベットボタン352Bが設けられている。また、突き出し部分の前面部の図2の左端部からは、順に始動レバー354、停止ボタン356A、356B、356C等が設けられている。
【0030】
払出部310は、メダル排出口326と、このメダル排出口326から排出されるメダルを受取る受け皿328とで構成されている。
【0031】
図3に示される如く、図柄変動部316は、3個のリール350A、350B、350Cは、回転することで図柄が順次前記表示窓314から見えるようになり、表示窓314の横並びの中央の行に停止した図柄が基本停止図柄となる。なお、この基本停止図柄は、1枚のメダルを投資した場合であり、最大1回のゲームで3枚のメダルを投資でき、この場合は、上行と下行に沿って停止している図柄、並びに2本の対角線上に停止している図柄が順次メダルの投資数に応じて組み合わせ停止図柄として採用されるようになっている。
【0032】
前記停止ボタン356A、356B、356Cは、図柄変動部316下部に設けられており、各リール350A、350B、350Cに対応している。すなわち、対応するそれぞれのリール350A、350B、350Cの回転を遊技者による停止ボタン356A、356B、356Cの操作で停止させることができる。
【0033】
また、この停止ボタン356A、356B、356Cの左側に設けられた始動レバー20を操作(傾倒)することで、各リール350A、350B、350Cが回転を開始するようになっている。なお、この回転は、通常は3個のリール350A、350B、350Cが同時又は任意の順序に従って回転を開始するようになっている。
【0034】
また、この始動レバー354による操作タイミングは、当たり抽選のタイミングとなっており、始動レバー354の操作によって、内部のコントローラでは当たり/外れが決定するようになっている。
【0035】
ここで、抽選が当たりの場合は、フラグ成立となり、その後に当たり図柄が揃うと、当たりとなって、遊技者に有利な状態となる。なお、当たりには大当たり(ビッグボーナス)と通常当たり(レギュラーボーナス)とがあり、それぞれ遊技者に有利な状態の度合いが異なる。当然ビッグボーナスの方がレギュラーボーナスよりも有利である。
【0036】
なお、この停止ボタン356A、356B、356Cによる停止操作の際、内部抽選の当/外に応じて、所定コマ数の滑り制御を実行するようになっている。
【0037】
すなわち、内部抽選が外れのとき、当りの場合のみ停止する図柄の停止タイミングで停止ボタン356A、356B、356Cが操作された場合、意図的にこの図柄での停止を回避するため、停止位置をずらす(蹴飛ばし)。
【0038】
一方、内部抽選が当りのとき、遊技者が操作した停止タイミングでは当り図柄が停止しない場合に、意図的にこの図柄で停止するように停止位置をずらす(引き込み)。
【0039】
上記蹴飛ばし、引き込みを行うことで、抽選の結果との統一性を持たせることができると共に、若干停止操作タイミングがずれても当り図柄を揃えることが可能となる。
【0040】
図4及び図5には、表示窓314から見えるリール350の全体構成が示されている。なお、各リール350A、350B、350Cは、全てほぼ同一の構造(左右対称もある)であるため、図4及び図5では、左、中、右の各リール350A、350B、350Cの内、中リール350Bのみを断面として図示し、この中リール350Bを例にとり説明する。
【0041】
中リール350Bは、回転軸100と、この回転軸100の周面から半径方向に延長されたリブ102の先端に内周面が固定された円筒部104と、で構成されている。円筒部104における前記リブ102との固定位置は、軸線方向一端部側となっている。また、回転軸100と、円筒部104とは同軸的に配置されている。回転軸100は、円盤状でありその軸芯部には、リール駆動用モータ106の回転軸106Aが連結されている。
【0042】
リール駆動用モータ106は、一対のL形ブラケット108に取り付けられており、このL型ブラケット108は、前記リブ104が設けられた側とは反対側の円筒部104の他端部から突出し、図示しない装置フレームに固定されている。これにより、リール駆動用モータ106が駆動すると、中リール350Bは、L型ブラケット108と干渉することなく、回転させることができる。
【0043】
図7(A)に示される如く、円筒部104の外周には、電子ペーパー110が貼り付けられている。電子ペーパー110は、可撓性を有しており、円筒部104の周面に沿うように緊密に貼り付けられている。電子ペーパー110は、従来のリールテープとしての役目を有しており、円筒部104の内周面の一部に設けられたリール演出基板112の制御によって、図柄等の画像を表示することができるようになっている。
【0044】
すなわち、電子ペーパー110は、周知のように、一対の電極(一方は透明電極)間に挟まれている、色又は濃度の異なる粒子をそれぞれ相反する極性に帯電させておき、前記一対の電極間に所定の電圧を印加することで、粒子を分離して、画像を形成するものであり、カラー画像表示も可能となっている。
【0045】
中リール350Bの内方には、前記リール駆動用モータ106の回転軸106Aと同軸となる回転軸114Aを有する電力供給用モータ114が図示しないブラケットを介して配設されている。なお、前記L型ブラケット108に取り付けてもよい。
【0046】
電力供給用モータ114の回転軸114Aには、棒状のアーム116の一端部に設けられた筒状の軸部116Aに挿入されている。
【0047】
回転軸114Aには、図示しないキーが取り付けられ、このキーに対応して軸部116Aの内周面にはキー逃げ溝が形成されている。
【0048】
これにより、回転軸114Aと軸部116Aとは、軸線方向には相対移動可能であるが、軸回り方向へは一体回転することになる。
【0049】
また、回転軸114Aは円筒状となっており、内方に電力供給用の配線118が施されている。この配線118は、回転軸114Aとは相対回転(実際には、配線118は回転せず、回転軸114Aのみ回転)するようになっている。
【0050】
電力供給用モータ114の近傍には、ソレノイド120が図示しないブラケットを介して取り付けられている(前記L型ブラケット108又は電力供給用モータ114に取り付けてもよい)。
【0051】
ソレノイド120の伸縮ロッド120Aは、アーム116に取り付けられており、ソレノイド120が通電されると伸縮ロッド120Aを本体120B内へ引き込むことで、アーム116は、軸部116Aが電力供給用モータ114の回転軸114Aに深く入り込む(図4に示す位置参照)。一方、ソレノイド120の非通電状態では、伸縮ロッド120Aが伸び出し、軸部116Aが電力供給用モータ114の回転軸114Aから抜け出る方向へ移動させる(図5の実線位置参照)。
【0052】
アーム116の先端における移動軌跡は、円筒部104の内周面に接近しており、その一部に前記リール演出用基板112が取り付けられている。
【0053】
アーム116の先端部には、コネクタ122の雄部又は雌部が取り付けられている。また、リール演出用基板112には、コネクタ122の雌部又は雄部が取り付けられている。このコネクタ122は、雄部と雌部とが対向しているとき、アーム116の軸部116Aが軸線移動することで、着脱されるようになっている。
【0054】
ここで、ソレノイド120が通電された場合、コネクタ122は接続状態となり、非通電された場合、離脱状態となる。
【0055】
中リール350Bの回転は、リール駆動用モータ106によってアーム116とは無関係に回転するため、コネクタ122の雄部と雌部との相対位置関係は、ランダムに変化する。このため、リール演出用基板112とアーム116との間には、位置検出センサ124の投光部と受光部とがそれぞれ設けられている。
【0056】
中リール350Bの回転が停止した状態で、アーム116を回転させ、投光部と受光部とを対向することで、リール演出用基板112とアーム116との相対位置関係を、コネクタ122の接続可能状態とすることができる。
【0057】
コネクタ122が接続されている状態では、リール演出用基板112には、前記電子ペーパー110への画像形成のために必要な電力が供給されるようになっている。供給された電力は、リール演出用基板112の充電機能によって蓄えられるようになっている。
【0058】
図6には、電子ペーパー110へ画像を形成するためのリール演出用基板112の機能を示すブロック図が示されている。
【0059】
各リール350A、350B、350Cの周面にそれぞれ設けられている電子ペーパー110には、それぞれリール演出用基板112が設けられおり、これらは全て同一構成であるため、その内の1つの構成を説明して他の2つについては説明を省略する。
【0060】
リール演出用基板112は、バッテリー126が設けられ、前記コネクタ122が接続されているときに、電源供給インターフェース128を介して供給される電力によって充電されるようになっている。バッテリー126には、リールCPU130が接続されており、画像処理部132で生成された画像データに基づいて、電子ペーパー110へ所定の電圧を印加して、色又は濃度の異なる粒子をそれぞれ一対の電極の何れか一方に引き寄せ画像を形成する。
【0061】
画像を形成するタイミング等は、無線処理部134からの画像形成タイミング信号等によって制御されるようになっている。無線処理部134は送受信機能を有しており、演出用サブ基板136に接続された無線処理部(送受信機能を有する)138から送信される画像コントロールデータが入力されるようになっており、この画像コントロールデータに基づいて、前記画像形成タイミング信号等を生成して出力する。
【0062】
なお、前記演出用サブ基板136には、各種照明装置140、液晶表示装置142並びに電力供給用モータ114を駆動制御するモータドライバ144が接続されている。
【0063】
以下に本実施の形態の作用を説明する。
(遊技の流れ)
遊技の手順は、まず、メダルが投入済であり、1枚ベットボタン352A、マックスベットボタン352Bによるベットが完了すると、始動レバー354を操作する。この時点で当り/外れの抽選がなされ、当りの場合には内部制御的にフラグの成立となる。また、既に、フラグが成立している場合は抽選は実行されない。
【0064】
この始動レバー354の操作後は、リール350A、350B、350Cが回転を開始する。このとき、3個のリール350A、350B、350Cの回転開始時期は、前記抽選の結果に基づく期待値によって異なるように制御される。
【0065】
遊技者は、停止ボタン356A、356B、356Cを操作することで、リール350A、350B、350Cの回転を停止させるが、前記フラグが成立している場合には、的確な目押しタイミングによって当たり図柄を停止させることができる。また、多少の停止操作タイミングのずれはスベリによって矯正される。逆に、フラグが成立していない場合には、目押しを行っても、リール350A、350B、350Cの回転にスベリを生じさせ、当り図柄では停止しないようにする。
【0066】
前記停止操作によって停止したリール350A、350B、350Cの表示図柄が、当たり図柄で揃った場合には、ボーナスゲーム制御を実行する。
(電子ペーパーによるリール演出)
ここで、本実施の形態では、各リール350A、350B、350Cの円筒部104の周面に、電子ペーパー110を巻き付けており、この電子ペーパー110に図柄等の画像を形成している。この図柄は、リール演出用基板112による電子ペーパー110への画像処理制御によって、適宜変更可能である。
【0067】
リール350A、350B、350Cの演出例としては、図7(B)に示される如く、通常は帯状に複数の図柄を表示しておき、この状態で、リール350A、350B、350Cを回転させる。
【0068】
この回転中、すなわち、遊技者が明確に図柄を認識できないとき、図7(C)に示される図柄の一部を、図7(D)ように同一の図柄が3個連続するような目立った図柄に変化させていく(この図7(D)では炎の図柄)。このとき、遊技者は、図柄の変化を動体視力で感じ取り、この変化した図柄を目標として目押しを実施する。同一の図柄が3個並んでいるため、目押しの正確性が高まることになる。この3個の図柄が全て表示窓314から見えるように目押しすると、停止する前に、図7(E)に示されるように、中央に当り図柄の表示に書き換える。
【0069】
このように、図柄が変動(リール回転)中に変化するといった、今までにな演出を行うことができるため、遊技の趣向性が高めることができる。
【0070】
また、図柄の表示媒体として、電子ペーパー110を用いているため、機種の変更等で、パチスロ機300を回収した場合、従来は破棄せざるを得なかったリールテープがなくなり、電子ペーパーは再利用することができるため、廃棄処分する部品をなくすことができ、リサイクル/リユースの要求に的確に応えることができる。
【0071】
ところで、リール350A、350B、350Cは回転しているため、このリール350A、350B、350Cに電力を供給したり、画像形成タイミング(書き換えを含む)等の制御信号を、固定配置された演出用サブ基板136から常に送り続ける(常に、接続状態とする)ことができない。そこで、制御信号は無線によって送信し、電力は、リール350A、350B、350Cが停止しているときに供給するようにしている。
【0072】
以下、図8(A)及び図8(B)のフローチャートに従い、リールCPU130での制御並びに演出用サブ基板136での制御について説明する。
【0073】
まず、図8(A)によるリールCPU130での制御では、ステップ400で電力の補充(充電)が必要か否かが判断される。すなわち、リール演出基板112に搭載されているバッテリー126の残量が少なくなったか否かを判断している。
【0074】
このステップ400で否定判定された場合には、充電量は十分に残っていると判断し、ステップ402へ移行して画像コントロール信号(制御信号)を受信したか否かが判断される。この画像コントロール信号は、演出用サブ基板136側から送信されるものである(後述)。
【0075】
このステップ402で肯定判定されると、ステップ404へ移行してリールCPU130では、電子ペーパー110のデータ更新処理が実行される。すなわち、画像の書き換えが実行され、ステップ400へ戻る。以下、バッテリ126に残量がある限り、上記工程を繰り返す。
【0076】
前記ステップ400で肯定判定された場合には、バッテリー126の残量が少なくなったと判断され、ステップ406へ移行して電力供給リクエスト信号を演出用サブ基板136へ送信し、ステップ400へ戻る。すなわち、この電力供給リクエスト信号の送信後は、電力が復帰(所定量の充電が完了)するまでステップ400、406を繰り返すことになる。
【0077】
次に、図8(B)による演出用サブ基板136での制御では、ステップ410で電力供給リクエストがあったか否かが判断され、否定判定された場合には、ステップ412でリール演出があるか否か、すなわち電子ペーパー110の画像の書き換えが必要か否かが判断され、肯定判定されるとステップ414へ移行してデータ送信処理を実行し、ステップ410へ戻る。また、ステップ412で否定判定された場合には、電子ペーパー110の画像の書き換え時期ではないと判断し、ステップ410へ戻る。
【0078】
ここで、ステップ410において肯定判定されると、ステップ416へ移行して、該当するリール350A、350B、350Cに対して停止ロック制御を実行し、次いでステップ418へ移行して電力供給用の接点位置を取得する。この接点位置の取得は、位置検出センサ124の投光部から出力される光を受光部で受光することによって実行される。
【0079】
次のステップ420では、この検出された位置に基づいて、電力供給用モータ114を駆動制御し、アーム116を回転させる。これにより、リール演出用基板112とアーム116とを互いのコネクタ122の雄部と雌部とが対向する相対位置関係とすることができる(ステップ422での肯定判定)。
【0080】
ステップ422で肯定判定されると、ステップ424で電力供給用モータ114の駆動を停止し、次いでステップ426でソレノイド120を通電し、アーム116の軸部116Aを引き込む。これにより、コネクタ122の雄部と雌部とが電気的に接続状態となり、電力の供給を開始する。
【0081】
次のステップ428では、電力供給が完了したか否かが判断され、肯定判定されると、ステップ430へ移行して、ソレノイド120を非通電とすることで(コネクタ122の離脱)、電力供給が終了し、次いでステップ432へ移行してリール350A、350B、350Cを駆動を許可(停止ロック解除)してこのルーチンは終了する。
【0082】
以上説明したように本実施の形態では、電子ペーパー110を用いて図柄を表示するようにしたため、図柄が変動(リール回転)中に変化するといった、今までにな演出を行うことができるため、遊技の趣向性が高めることができると共に、この電子ペーパー110は機種変更等があってもリサイクル/リユースすることができる。
【0083】
また、電子ペーパー110へ画像を表示するために必要な電力を、リール350A、350B、350Cが停止しているときにアーム116を介してリール演出基板112へ電力を供給している。すなわち、通常遊技中では、アーム116とリール演出用基板112とはコネクタ122が離脱状態であるため、リール350A、350B、350Cはアーム116と干渉することなく回転する(図4の状態)。一方、電力供給時はアーム116とリール演出用基板112とがコネクタ122を介して接続状態となり(図5の状態)、電力を供給することができる。これにより、通常の遊技に何ら支障なく、電子ペーパー110の図柄表示を永続的に行うことができる。
【0084】
なお、本実施の形態では、遊技機の代表としてパチスロ機300を例にとり説明したが、図9に示すようなパチンコ球を遊技媒体として用いた遊技機400であっても、同様の構造をとることができる。
【0085】
以下、このような遊技機400の構成について説明するが、図1乃至図3に示したパチスロ機300の構成と同一の構成部分については、同一の符号を付して構成の説明を省略する。
【0086】
図9に示される如く、停止ボタン356A、356B、356Cの上部にはパチンコ球を貯留可能な上皿402が設けられ、その下部に同じくパチンコ球を貯留可能な下皿404が設けられている。上皿402には、1枚ベットボタン352A、マックスベットボタン352Bの操作に応じて、所定数のパチンコ球を回収する機構が設けられている。また、この上皿402には、遊技の結果に応じてパチンコ球が賞球されるようになっている。なお、上皿402が満杯となると、自動的にパチンコ球が下皿404へオーバーフローされるようになっている。
【0087】
この遊技機400では、メダルの代わりにパチンコ球によって遊技が可能であるため、パチンコ機との併設の際に遊技者は単一種の遊技媒体に異なる遊技機での遊技が可能となる。
【0088】
【発明の効果】
以上説明した如く本発明では、メカ的な回胴リールを用い、図柄変動の際の演出の幅を拡大することができ、かつ機種変更等により回収があっても、回胴リール全体に亘りリサイクル/リユースに対応することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るパチスロ機の斜視図である。
【図2】本実施の形態に係るパチスロ機の正面図である。
【図3】本実施の形態に係る表示部及び操作部の拡大正面図である。
【図4】本実施の形態に係るリールの内部構造を示す一部を断面とした正面図である(通常遊技状態)。
【図5】本実施の形態に係るリールの内部構造を示す一部を断面とした正面図である電力供給状態)。
【図6】電子ペーパーへの画像表示制御を実行するリール演出基板の制御ブロック図である。
【図7】(A)はリールに貼り付けられる電子ペーパーを示す斜視図、(B)乃至(E)は電子ペーパーに表示される画像の変化状態を示す正面図である。
【図8】(A)はリール演出用基板のリールCPUによる電子ペーパーの画像表示制御ルーチンを示すフローチャート、(B)は演出サブ基板における電力供給制御ルーチンを示すフローチャートである。
【図9】変形例に係る遊技機の正面図である。
【符号の説明】
100  回転軸
104  円筒部
106  リール駆動用モータ(リール駆動用回転駆動手段)
110  電子ペーパー
112  リール演出基板(情報送受信手段、継断動作制御手段)
114  電力供給用モータ(回転駆動手段)
116  アーム(継段動作手段)
118  配線
120  ソレノイド(継段動作手段)
122  コネクタ(継段動作手段)
124  位置検出センサ(配線接続位置検出手段)
126  バッテリー
134  無線処理部(情報送受信手段)
136  演出用サブ基板(情報送受信手段)
300  パチスロ機(遊技機)
316  図柄変動部(報知手段)
354  始動レバー
350A、350B、350C  リール(回胴リール)

Claims (3)

  1. 所定条件が成立したときに抽選が実行され、複数の回胴リールを回転させることで、図柄変動パターン演出を実行し、その後の回胴リールが停止したときの図柄の配列状態で前記抽選の結果を報知する図柄変動表示装置を備えた遊技機であって、
    前記回胴リールを回転駆動させるリール駆動用回転駆動手段と、
    前記回胴リールの周面に設けられ、可撓性を有し、帯電された粒子を一対の電極に選択的に引き付けることで電子画像を表示することが可能な電子ペーパーと、
    前記電子ペーパーへ電子画像情報を無線送信する送信部及び当該送信部から送信された電子画像情報を受信する無線受信部を備えた情報送受信手段と、
    前記電子ペーパーへ電子文字を表示するときに必要な電力を前記電子ペーパーへ供給するための配線を継断する継断手段と、
    を有する遊技機。
  2. 前記継断手段が、前記回胴リールが停止しているときに実行されることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記継断手段が、
    前記回胴リールの回転方向における回胴リール側接続部を検出する配線接続位置検出手段と、
    前記配線接続位置検出手段によって検出された位置に対応するように、電源側配線接続部を回転させる電力供給用回転駆動手段と、
    前記回転駆動手段で電源側配線接続部が回胴側配線接続部に対応した状態で、配線の接続又は切り離し動作を実行する継断動作手段と、
    で構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007089950A (ja) * 2005-09-30 2007-04-12 Konami Gaming Inc 電子ペーパを搭載する遊技機、及び遊技システム
JP2007209411A (ja) * 2006-02-07 2007-08-23 Samii Kk 回転図柄表示装置及びそれを搭載した遊技機
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