JP2004121620A - Game machine - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数種類の識別情報の可変表示を行なって表示結果を導出表示する可変表示装置と、遊技の進行を制御する遊技制御手段と、を備え、前記識別情報の可変表示結果が予め定められた特定表示結果となったときに遊技者に有利な特定遊技状態となるように制御を行なう機能を有する遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ遊技機等の遊技機においては、識別情報の可変表示を行い、その表示結果が特定表示態様となった場合に大当たりとする可変表示装置を備えたものが数多く提供されており、このような可変表示装置においては、表示結果を導出する前にリーチ表示を行い、このリーチが大当りとなる信頼度を報知するものがある。また、信頼度の異なる複数のリーチパターンが記憶されたモードを複数備え、所定条件の成立に基づいてモードを変更し、変更後のモードを報知するものがある。このようなものの場合、例えば、所定条件に基づいて複数のリーチパターンが記憶された複数のモードを変更し、この複数のモードの種別を図柄停止順やランプ等で報知するもの(例えば、特許文献1)が提案されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−210410号公報(第5頁、第8頁、表1、表2、表3)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記した特許文献1に記載されたものの場合、複数のモードの種別を図柄停止順やランプ等で報知を行うため、遊技者は、モード変更がされたことは把握できるものの、どのリーチパターンになると大当り信頼度が高いのかが把握しづらく、大当りに対する期待感を高めることができないという欠点があった。本発明は、上記した事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、所定条件の成立に基づいて変更されたモードに記憶されたリーチパターンに対する大当りの信頼度を報知することにより、大当りへの期待感を高めることができる遊技機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明においては、複数種類の識別情報の可変表示を行なって表示結果を導出表示する可変表示装置と、遊技の進行を制御する遊技制御手段と、を備え、前記識別情報の可変表示結果が予め定められた特定表示結果となったときに遊技者に有利な特定遊技状態となるように制御を行なう機能を有する遊技機であって、前記遊技制御手段は、複数種類のリーチに基づくリーチ演出を記憶するリーチ演出記憶手段と、該リーチ演出記憶手段により記憶された複数のリーチ演出に対応づけた大当りの信頼度が記憶された複数のモードを記憶するモード記憶手段と、該モード記憶手段により記憶された前記複数のモードから所定の条件に基づいてモードを選択するモード選択手段と、該モード選択手段により選択されたモードに基づき、リーチ演出を行うリーチ演出処理手段と、該リーチ演出処理手段によりリーチ演出を行う際に所定のタイミングで少なくとも1つ以上のリーチ演出の大当りに対する信頼度の報知を行う信頼度報知手段と、を備えたことを特徴とする。このように構成することにより、複数のリーチ演出毎に大当りの信頼度を変更させることで、遊技者にいずれのリーチが行われるかの期待を持たせることができると共に、変更したリーチ演出の大当りの信頼度を報知することで、遊技者がいずれのリーチが大当りとなり易いかを把握でき、大当りに対する期待感を高めることができる。
【0006】
また、請求項2の発明においては、前記信頼度報知手段は、信頼度の報知を行う以前に前記可変表示装置において予め定めた表示結果を導出表示する機能を有することを特徴とする。このように構成することにより、信頼度の報知を行う以前の段階において、可変表示装置に予め定められた表示結果を導出表示することで、リーチ演出の信頼度が変更されたことが報知されるため、遊技者は信頼度が変更されたことを認識することができ、信頼度報知の効果をより向上させることができる。
【0007】
また、請求項3の発明においては、前記信頼度報知手段は、前記可変表示装置において信頼度の報知を表示する機能を有することを特徴とする。このように構成することにより、リーチ演出の信頼度報知を行うための表示装置を新たに備える必要がなく、製造コストの削減を図ることができる。
【0008】
また、請求項4の発明においては、前記遊技制御手段は、前記信頼度報知手段による信頼度の報知タイミングを複数記憶する報知タイミング記憶手段と、該報知タイミング記憶手段に記憶された複数の報知タイミングから所定の報知タイミングを選択するタイミング選択手段と、を備え、前記信頼度報知手段は、前記タイミング選択手段により選択された報知タイミングによって信頼度の報知を行う機能を有することを特徴とする。このように構成することにより、信頼度報知のタイミングを変化させることで、更に変化に富んだ演出を行うことができる。
【0009】
また、請求項5の発明においては、前記モード記憶手段は、前記信頼度報知手段による信頼度報知のタイミングによって異なる複数種類の信頼度を記憶し、前記モード選択手段は、前記複数のモードから前記信頼度報知手段による信頼度報知のタイミングに該当するモードを選択する機能を有することを特徴とする。このように構成することにより、信頼度が報知されるタイミングによってリーチ演出の信頼度が変化するため、遊技者に信頼度が報知される時期に対する期待を持たせることができる。
【0010】
また、請求項6の発明においては、前記モード選択手段は、前記特定遊技状態となった際に、前記複数のモードからモードを選択する機能を有することを特徴とする。このように構成することにより、大当りとなる毎に、選択されるモードが変わってリーチ演出の信頼度が変化するため、次回のリーチ演出の信頼度に対しても期待を持つことができ、演出効果を持続することができる。
【0011】
また、請求項7の発明においては、前記モード選択手段は、前記可変表示装置における可変表示が実行される際に、前記複数のモードからモードを選択する機能を有することを特徴とする。このように構成することにより、可変表示装置において可変表示が実行される毎に、選択されるモードが変わってリーチ演出の信頼度が変化するため、可変表示装置において可変表示が実行されることに対しても期待をもつことができ、演出効果を持続することができる。
【0012】
更に、請求項8の発明においては、前記モード選択手段は、前記遊技機の電源が投入されたことを契機として、前記複数のモードからモードを選択する機能を有することを特徴とする。このように構成することにより、遊技機の電源が投入される毎に、選択されるモードが変わってリーチ演出の信頼度が変化するため、遊技者は、例えば、ホールの開店時等では、どのように大当りへの信頼度が設定されるかに期待を持つことができ、遊技の興趣を向上させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。まず、図1乃至図4を参照して実施形態に係る遊技機としての弾球遊技機1の全体の構成について説明する。弾球遊技機1は、図1及び図3に示すように、縦長な方形状に枠組み形成される外枠2と、該外枠2の一側に開閉自在に軸支され且つ弾球遊技機1の主要構成部のほぼすべてが集約して設けられる前面枠3と、該前面枠3の前面上部に開閉自在に設けられる前面開閉枠4とから構成されている。また、前面枠3に設けられる主要構成部としては、上記した前面開閉枠4、遊技盤40、上皿19、下皿27、灰皿29、操作ハンドル30、機構板100、球発射装置87がある。また、図示の実施形態では、弾球遊技機1の側方に遊技者に遊技球を貸し出すためのカードユニット装置31が付設されている。
【0014】
前面開閉枠4には、後述する遊技盤40の遊技領域41をほぼ透視し得る円形透視窓5が開設され、該円形透視窓5の裏面から複層ガラス板が装着されている。また、前面開閉枠4の上側には、円形透視窓5の外周に沿って、遊技効果ランプとしての装飾ランプ6〜8,15,16が臨んでいる。この装飾ランプ6〜8,15,16は、遊技状態に応じて点灯又は点滅されるものであり、特別の遊技状態の発生時や継続時を遊技者に報知すると共に遊技の雰囲気を盛り上げるものである。また、円形透視窓5の外周には、払い出すべく賞球が不足したこと(後述する球切れスイッチ115が作動したとき)を報知する球切れランプ9や、入賞球の発生に基づいて所定個数の賞球が払い出されたことを報知する賞球ランプ10(なお、賞球未払出分がある場合に報知する方式でもよい)が設けられ、更に、前面開閉枠4の上部左右に遊技の進行に応じた効果音を発生するスピーカ12a,12bが設けられている。なお、各ランプ6〜8,9,10,15,16の前方は、それぞれ透光性を有する赤色、緑色等のランプカバーで被覆されるようになっている。特に、球切れランプ9の点灯を赤色発光で行い、賞球ランプ10の点灯を緑色発光で行うことにより、遊技者に対して状況を報知するようになっている。また、スピーカ12a,12bの前面には、パンチメタル11が取り付けられてスピーカ12a,12bから発生される音声を通すようになっている。また、スピーカ12a,12bの近傍(パンチメタル11の裏面側)には、それぞれ光装飾用の遊技効果LEDとしての装飾LED37,38が前面開閉枠4に取り付けられている。
【0015】
次に、前面開閉枠4の下側に取り付けられる上皿19の構成について説明すると、上皿19は、複数の合成樹脂製部材を組合せた皿部材を固着することにより構成されている。上皿19の開放側の上方には、球抜き操作レバー21が設けられている。この球抜き操作レバー21は、左右方向に移動可能に設けられ、スプリング(図示しない)の付勢力に抗して一方向に移動させることにより、上皿19に貯留されていた遊技球を裏面側に形成される球抜き路(図示しない)を流下させて下皿27に誘導するものである。
【0016】
上記した上皿19について、さらに詳細に説明すると、上皿19は、その上流側に形成される賞球払出口20から払い出された賞球を一旦貯留した後、発射位置に遊技球を供給するものである。また、上皿19には、弾球遊技機1に隣接して設けられるカードユニット装置31を介して遊技球を借り受ける際に操作する操作部が設けられている。この操作部は、球貸スイッチ24と返却スイッチ25(共に図4に符号のみを記載)と表示LED(図示しない)が実装される残高表示基板23(図4に符号のみを記載)からなり、該残高表示基板23が上皿19の上面に臨むように設けられている。また、上皿19の開放側には、前面開閉枠4を前面枠3に対して施錠し且つ前面枠3を外枠2に対して施錠する施錠装置(図示しない)を操作するためのシリンダー錠26が臨んでいる。
【0017】
また、前面枠3の下部に取り付けられる下皿27は、前記上皿19から溢れた賞球であって余剰球通路(図示しない)を介して接続樋93(図3参照)から排出される余剰の賞球を貯留するものであり、その下皿27の前面壁には、球抜き操作レバー28がスライド可能に取り付けられるようになっている。この球抜き操作レバー28を操作することにより、下皿27に貯留されていた賞球を下方に球抜きして持ち運び可能な球箱に移し替えることができる。また、下皿27の左側には、灰皿29が設けられ、右側には、操作ハンドル30が設けられている。操作ハンドル30は、図3に示す球発射装置87の発射装置電動機88(ステッピングモータ)の駆動を一時的に停止させるための単発発射スイッチ91及び遊技者が操作ハンドル30を触れていることを検知するタッチセンサ(図示しない)を内蔵していると共に、弾発力を調節する指掛け部32(図1参照)を備えるものである。
【0018】
一方、弾球遊技機1の背面には、図3に示すように、入賞球の発生に基づいて所定個数の賞球を払い出すための各種の機構を装備した機構板100が設けられると共に、前記操作ハンドル30に対応する裏面には、発射装置電動機88及び打球槌(図示しない)を有する球発射装置87が固着され、その球発射装置87の側方には、機構板100の余剰球通路から流下してきた遊技球を前記下皿27に誘導する接続樋93が固着されている。上記した構成のうち、球発射装置87には、発射制御基板90が付設されており、この発射制御基板90によって球発射装置87が駆動制御されるようになっている。
【0019】
以上で、弾球遊技機1の全体の概略構成を説明したが、以下、弾球遊技機1を構成する要素のうち、遊技盤40と、機構板100の詳細な構成について順次説明する。
【0020】
まず、主に図2を参照して遊技盤40について説明する。遊技盤40は、前面枠3の裏面側に一体的に形成される遊技盤収納枠部(図示しない)に収容固定されるべく、ほぼ正方形状の合板(図示しない)により形成され、その表面には、円形うず巻き状に誘導レール42が取り付けられ、該誘導レール42の内側が遊技領域41とされて発射された打球が落下するものである。遊技領域41には、図示の場合、可変表示装置44、特別可変入賞球装置48、入賞口としての普通可変入賞球装置58、通過球検出器61bを内蔵する通過口61a等が設けられると共に、単に打球を入賞とする入賞口、打球の流下方向,速度を変化せしめる風車又は多数の障害釘が設けられ、また、遊技領域41の最下方には、いずれの入賞装置にも入賞しない打球が取り込まれるアウト口69が設けられている。
【0021】
遊技領域41の構成をその遊技動作に従ってより詳細に説明すると、可変表示装置44の下方に普通可変入賞球装置58が設けられ、この普通可変入賞球装置58の両側方には、それぞれ通過球検出器61bを内蔵する通過口61aが設けられている。この通過球検出器61bは、遊技領域41を落下する打球の通過を検出すると、その検出信号に基づいて特別可変入賞球装置48の右側方に設けられる上下一対のLEDからなる普通図柄表示器63を可変表示(点灯移動)して表示結果を導出する(上下いずれか一方のLEDのみを点灯表示する)。しかして、普通図柄表示器63の表示結果が予め定められた当りLEDの点灯(図示の場合は、上方のLED)である場合に、普通可変入賞球装置58が所定時間開放される。なお、普通図柄表示器63の可変時間は、後述する非特別遊技状態のときに相対的に長く(例えば、30秒)、後述する特別遊技状態のときに相対的に短く(例えば、3〜5秒)設定されている。また、後述する装飾部材161の上部には、普通図柄表示器63の可変表示中に通過球検出器61bを通過した打球数を記憶表示する普通図柄記憶表示LED64(最高4個まで記憶表示する)が設けられている。
【0022】
普通可変入賞球装置58は、遊技領域41のほぼ中央に配置される可変表示装置44と遊技領域41の前記アウト口69の上部に配置される特別可変入賞球装置48との間に配置され、ソレノイド59(図4に符号のみを記載)によって開閉駆動される電動チューリップタイプの可変入賞球装置である。そして、普通可変入賞球装置58には、始動球検出器60が内蔵され、開放中又は閉成中に受け入れた入賞球を検出するようになっている。しかして、打球が始動球検出器60によって検出されると可変表示装置44が可変表示を開始する。なお、普通可変入賞球装置58の開放時間は、非特別遊技状態のときに相対的に短く(例えば、0.5秒)、特別遊技状態のときに相対的に長く(例えば、2秒)設定されている。また、普通可変入賞球装置58が開放していない場合でも打球を受け入れるようになっている。
【0023】
可変表示装置44は、図2に示すように、識別情報を可変表示する画像表示部160を有した液晶タイプの表示器であり、この画像表示部160は、左・中・右の3つの表示領域に識別情報170を表示すると共に、その下方に予告識別情報171a〜171c及び信頼度172a〜172cを表示する態様(図5,図6参照)に表示制御されるものである。
【0024】
上記した画像表示部160の前方外周には、横長形状の窓開口が開設された装飾部材161が設けられる。この装飾部材161の外周には、装飾部材161を遊技盤40に取り付けるための取付穴164が穿設されている。そして、可変表示装置44の変動停止時における図柄の組合せが予め定めた大当り図柄の組合せ(例えば、同一の図柄が当りラインのいずれかに揃った場合)である特定表示結果となった場合に、特定遊技状態となって特別可変入賞球装置48を次に説明する所定の態様で開閉駆動するものである。ただし、特定表示結果の一部は、特別表示結果として設定され、この特別表示結果で特定遊技状態となったときには、その特定遊技状態終了後における前記普通図柄表示器63における当り(当りLEDの点灯)の出現確率や可変表示装置44における大当り図柄の出現確率が高くなる遊技者に有利な特別遊技状態となるように設定されている。これに対し、特別表示結果以外の特定表示結果は、特別遊技状態よりも遊技者に不利な非特別遊技状態となる非特別表示結果として設定されている。また、可変表示装置44の近傍には、前述したような普通図柄記憶LED64に加えて、画像表示部160の外周部分を光装飾する飾りLED45(図4に符号のみを記載)と、可変表示装置44の可変動作中に前記始動球検出器60によって検出された球数を記憶表示する特別図柄始動記憶表示LED46(最高4個まで記憶表示する)と、が設けられている。なお、可変表示装置44は、液晶タイプのものに限らず、CRT,ドットマトリクス,LED,7セグメント,ドラム等により構成されるものであっても良い。また、装飾部材161の構成については後に詳述するものである。
【0025】
特定遊技状態となったときに駆動制御される特別可変入賞球装置48は、ソレノイド50(図4に符号のみを記載)によって開閉駆動される開閉板49を有し、その開閉板49に受け入れられた打球を検出する入賞個数検出器52が設けられている。また、特別可変入賞球装置48内(開閉板49の内側)には、打球の検出(V入賞検出)に伴って特定遊技状態の継続権を成立させる特定球検出器51が設けられており、該特定球検出器51の上方には、一旦V入賞検出があると次に開閉板49を開放するまでは打球が特定球検出器51を通過しないようにするVシャッター53が設けられている。このVシャッター53は、ソレノイド43(図4に符号のみを記載)によって開閉駆動が行われる。なお、Vシャッターの他の例として、例えば、左右に並んだV入賞口と通常の入賞口の前面側に掛け渡されるシーソー状の可動部材により構成されるものがある。この可動部材の中心には、支点が設けられると共に、その一端には、ソレノイドが接続され、このソレノイドが駆動することにより、可動部材の両端が支点を中心に上下動するものである。このようなVシャッターの動作は、ソレノイドがOFFした状態では、可動部材のV入賞口側が下降してV入賞に遊技球が入賞し得る状態となる。この状態でV入賞口に遊技球が入賞すると、ソレノイドがONして可動部材のV入賞口側が上昇し、可動部材がV入賞口の前面側に位置して遮り、遊技球が入賞し難くなる。一方、可動部材の通常の入賞口側が下降して通常の入賞口へ遊技球の入賞がし易くなるというものである。
【0026】
しかして、特定遊技状態となった場合には、一定時間(例えば、28秒)が経過するまで又はその一定時間内に所定個数(例えば、10個)の入賞球が入賞するまで開閉板49を開放(以下、この開放を開放サイクルという)し、その開放サイクル中に受け入れられた打球が特定球検出器51によって検出されたときに継続権が成立して、再度上記した開放サイクルが実行され、各開放サイクルにおいて継続権が成立していることを条件に所定回数(例えば、最高16回)の開放サイクルを繰り返すことができるようになっている。
【0027】
以上説明した本実施形態において、打球が入賞する入賞口及び入賞装置には、入賞球を検出するための信号が導出される入賞球検出器51,52,55a,55b,65a,65bがすべて設けられている。これは、これらの検出信号に基づいて所定個数の賞球を払い出すために使用されるものである。しかして、これらの入賞球検出器51,52,55a,55b,65a,65bは、図4に示すように、主基板151(遊技制御手段,リーチ演出記憶手段,モード記憶手段,モード選択手段,リーチ演出処理手段,信頼度報知手段,報知タイミング記憶手段,タイミング選択手段)に接続されている。
【0028】
遊技盤40の遊技領域41には、上記したようにスイッチやソレノイド、あるいは飾りランプや飾りLED等の電気的部品が多数設けられるが、これらは、主基板151や電飾制御基板80に接続されるようになっている。即ち、図4に示すように、遊技盤40に設けられる各スイッチ51,52,55a,55b,65a,65b,61b及び各ソレノイド43,50,59は、主基板151に接続され、遊技盤40に設けられる飾りランプ56,67a(共に図4に遊技効果ランプとして符号のみを記載)、遊技盤40に設けられる飾りLED45(図4に遊技効果LEDとして記載)、特別図柄始動記憶LED46、普通図柄始動記憶LED64は、電飾制御基板80に接続されている。
【0029】
一方、遊技盤40の裏面には、図3に示すように、前記可変表示装置44の裏面が突出して設けられている。この可変表示装置44の裏面部分には、表示制御基板75が表示制御基板カバー74に被覆されて取り付けられている。表示制御基板75は、可変表示装置44の可変表示動作を主基板151からの情報信号の種類に応じて駆動制御するものである。
【0030】
また、上記した可変表示装置44裏面の周囲には、カバー体70が取り付けられ、このカバー体70に連通するようにその下部に入賞球誘導カバー体71が取り付けられている。カバー体70には、その中央に前記可変表示装置44が挿入される窓孔72が形成されると共に、情報端子基板78が取り付けられている。なお、カバー体70は、窓孔72の外周部分に穿設された取付穴(図示しない)が遊技盤40の裏面にビス止めされることで取り付けられる。情報端子基板78は、弾球遊技機1の営業管理上必要な遊技情報(例えば、特定遊技状態中である旨を報知する大当り1情報、特別表示結果で特定遊技状態となり、その特定遊技状態中及びその大当りによる確率変動中である旨を報知する大当り2情報(特定遊技状態中と確率変動中に出力され続ける信号)、特別表示結果による特定遊技状態終了後の確率変動中である旨を報知する確率変動情報、始動球検出器をONした打球の数を報知する始動口情報、可変表示装置44の可変動作回数を報知する図柄確定回数1情報、普通可変表示装置の可変動作回数を報知する図柄確定回数2情報、及び普通可変入賞球装置58の開閉回数を報知する役物回数情報)を遊技場に設置される管理コンピュータに出力するための外部接続端子を有し、これらの情報が主基板151から与えられるようになっている。
【0031】
また、入賞球誘導カバー体71の後面側には、電飾制御基板80及び効果音制御基板82を収容する制御基板ボックス79が取り付けられている。電飾制御基板80は、図4に示すように、遊技盤40の遊技領域41(必ずしも遊技領域41の内部に設けられなくてもよく、遊技盤40に設けられていれば良い)に設けられる飾りランプや飾りLED、及び前面枠3や前面開閉枠4に設けられる飾りランプや飾りLED等を主基板151からの情報信号に応じて一括して駆動制御するものである。また、効果音制御基板82は、前記スピーカ12a,12bを駆動制御するものであり、主基板151からの情報信号に応じて遊技内容に対応した効果音を発生させるものである。また、効果音制御基板82には、音量を切り替える音量スイッチ83(図4に符号のみを記載)が設けられている。
【0032】
次に、弾球遊技機1の背面に設けられる機構板100の構成について図3を参照して説明する。図3において、機構板100は、遊技球を貯留する貯留タンク105と該貯留タンク105に貯留された賞球を下流側に整列しながら誘導する球整列レール部材108及びカーブレール部材111と、カーブレール部材111からの遊技球を誘導する球通路114と、入賞に基づく賞球を払い出す球払出装置116と、主として遊技盤40に打ち込まれた入賞球を含む打球を処理する処理機構と、が機構板主体101上に設けられる。球整列レール部材108の下流側上部には、外部との信号線が接続される外部接続端子を有する情報端子基板132が設けられる。情報端子基板132に設けられる外部接続端子133からは、外部(例えば、管理コンピュータ)へ貯留タンク105にて遊技球が不足している旨の球切れ情報と貸球情報と賞球情報とが出力される。
【0033】
また、カーブレール部材111の下流側には、垂直状に球通路部材が設けられる。具体的には、左右2列の球通路114から球通路部材が構成され、該2列の球通路114には、それぞれ球切れスイッチ115が通路に臨むように設けられている。この球切れスイッチ115は、図4に示すように、主基板151に接続され、球切れスイッチ115が遊技球を検出しなくなったときには、球払出装置116の作動を停止して遊技球の払出を不能動化させるようになっている。球払出装置116は、ほぼ直方体形状をなすケースの内部に収納されて機構板主体101の前面側に着脱自在に取り付けられるようになっている。
【0034】
また、機構板100の下部後面側には、電圧の異なる複数の電源を生成する電源ユニット基板137を収容する電源ユニットボックス136と、遊技盤40に設けられる可変表示装置44や特別可変入賞球装置48等の遊技装置の動作を制御する主基板151を収容する主基板ボックス150と、前記球払出装置116の動作を制御する払出制御基板144を収容する払出制御基板ボックス143が設けられる。電源ユニット基板(電源生成基板)137は、DC30V、DC21V、DC12V、DC5V、AC24Vの5種類の電圧を生成し、各制御基板に所定の電源を供給する。
【0035】
以上、弾球遊技機1の構成、遊技盤40の構成、及び機構板100の構成について説明してきたが、次に、配線接続される回路構成について、図4を参照して説明する。主基板151には、遊技盤40に設けられる各球検出器(スイッチ)51,52,55a,55b,61b,65a,65b及び始動球検出器60、また、満タンスイッチ129及び球切れスイッチ115、更に、払い出された賞球を検出する賞球カウントスイッチ120からの信号が入力されるものである。
【0036】
また、主基板151は、遊技盤40に設けられるソレノイド43,50,59を駆動制御すると共に、外部情報端子基板78へ遊技情報を出力する。また、主基板151は、電飾制御基板80、効果音制御基板82、表示制御基板75、払出制御基板144と接続され、制御信号を主基板151から各制御基板80,82,75,144への一方向通信によりそれぞれ出力する。電飾制御基板80は、主基板151から入力される電飾制御信号に応じて、各種ランプ6〜10,15,16,56,67a及び各種LED37,38,45を表示駆動制御し、効果音制御基板82は、主基板151から入力される効果音制御信号に応じてスピーカ12a,12bを駆動制御する。また、表示制御基板75は、主基板151から入力される表示制御信号に応じて可変表示装置44、普通図柄表示器63の表示結果を導出するように制御する。払出制御基板144は、主基板151から入力される払出制御信号に応じて球払出装置116を駆動制御すると共に、発射制御基板90へ発射制御信号を出力する。また、払出制御基板144は、カードユニット装置31、残高表示基板23と接続され、貸球払出の制御を行う。発射制御基板90は、払出制御基板144からの発射制御信号に応じて発射装置87の制御を行う。また、外部情報出力基板132は、主基板151、払出制御基板144と接続され、外部へ遊技情報を出力する。
【0037】
なお、上記した弾球遊技機1は、遊技者自身の手によって遊技球を上皿19に補給したりする通常の弾球遊技機を示したが、このような通常の弾球遊技機に限らず、遊技者が遊技球に触れることができない構造になっている、いわゆる、封入式の弾球遊技機であってもよい。
【0038】
次に、本実施形態に係る画像表示部160で行なわれる可変表示の表示態様の一例について、図5乃至図9を参照して説明する。図5は、複数のリーチ演出に対応づけた大当りの信頼度が記憶された複数のモードを記憶するモードテーブル172を示す図であり、図6は、可変表示装置44において再可変表示が行われる前に信頼度報知171aを表示する態様を示す図であり、図7は、可変表示装置44において再可変表示が行われた後に信頼度報知171aを表示する態様を示す図であり、図8は、ダブルリーチ及び高速リーチの表示態様を示す図であり、図9は、信頼度報知の他の実施形態を示す図である。なお、以下の説明においてリーチとは、最終停止図柄となる特別図柄以外の特別図柄が、例えば、大当りとなる特定表示態様と一致している状態で停止、揺動、拡大縮小あるいは変形している状態、即ち、所定領域内に一定期間継続的に更新表示を停止している状態、又は、特別図柄の表示位置が入れ替わっている状態、又は、複数の特別図柄が同期して更新表示を行っている状態のように、最終結果が表示される前段階において表示結果が特定表示態様となる可能性が見かけ上高められる演出表示のことを指す。また、リーチ表示態様とは、リーチ表示を行う際の表示態様をいう。また、信頼度とは、各リーチ表示態様が行われた場合の、そのリーチ表示態様が当たりとなる確率である。
【0039】
まず、画像表示部160で行なわれる可変表示の表示態様の説明に先だって、図5で示すモードテーブル172について説明する。図5において、モードテーブル172には、複数のリーチ演出に対応づけた大当りの信頼度が記憶された複数のモード0〜3が記憶されているが、。この複数のモードのうちモード1〜3については、可変表示装置44において可変前に信頼度報知が表示されるNO.1と、可変中に信頼度報知が表示されるNO.2の2種類があるが、モード0については、可変前と可変中の別はなく、1種類だけである。なお、可変とは、可変表示装置44において一旦可変表示が行われて仮表示結果が表示された後に再び行われる可変表示、即ち再可変表示を示すものである。
【0040】
また、モードテーブル172において、リーチ演出には、通常のリーチである「ノーマルリーチ」(図6(G)及び図7(G)で示す),リーチラインが2つになる「ダブルリーチ」(図8(A)で示す)及び、リーチ表示後に最終停止図柄の可変速度が高速となる「高速リーチ」(図8(B)で示す)の3種類がある。また、表示されたリーチが大当りとなる確率である信頼度には、「5%」,「10%」,「30%」,「50%」,「70%」の5種類がある。更に、モードが変更されたことを示す仮表示結果であるモード変更リーチ目には、「7・5・3」,「7・3・1」,「1・7・5」の3種類がある。
【0041】
上記したモードについて説明すると、通常モードであるモード0では、再可変表示が行われることがなく、信頼度は、「高速リーチ」,「ダブルリーチ」,「ノーマルリーチ」でそれぞれ「30%」,「30%」,「5%」となる。
【0042】
モード0以外のモードとして、モード1を例に説明すると、NO.1では、モード変更リーチ目(仮表示結果)で「1・7・5」が表示された後、信頼度報知の表示タイミングが可変前(再可変前)である場合には、リーチ演出の信頼度は、「高速リーチ」,「ダブルリーチ」,「ノーマルリーチ」でそれぞれ「50%」,「30%」,「10%」となる。また、NO.2では、モード変更リーチ目で「7・3・1」が表示された後、信頼度報知の表示タイミングが可変中(再可変中)である場合には、リーチ演出の信頼度は、「高速リーチ」,「ダブルリーチ」,「ノーマルリーチ」でそれぞれ「70%」,「50%」,「30%」となる。なお、モード2のNO.2におけるモード変更リーチ目は、モード1のNO.1におけるモード変更リーチ目と同様に「1・7・5」であり、この場合には、信頼度報知の表示タイミングが可変中であり、リーチ演出の信頼度は、「ダブルリーチ」,「高速リーチ」,「ノーマルリーチ」でそれぞれ「70%」,「50%」,「30%」となる。即ち、モード変更リーチ目で同じ識別情報が表示された場合でも、信頼度報知の表示タイミングが可変前か可変中であるかによって、リーチ演出の信頼度が異なるようになっている。
【0043】
次に、図6を参照して、可変表示装置44において再可変表示が行われる前に信頼度報知171aを表示する場合について説明する。 弾球遊技機1において、普通可変入賞球装置58に球が入賞すると始動球検出器60による検知信号に基づいて可変表示の指令信号が主基板151から表示制御基板75に送信される。表示制御基板75では、指令信号が受信されると、図6(B)に示すように、画像表示部160で識別情報170を可変表示させるステップが実行される。画像表示部160で識別情報170の可変表示が行なわれ、所定時間が経過すると、図6(C)に示すように、画像表示部160で仮表示結果が表示されるステップが実行される。このとき、図6(C)に示すように、仮表示結果が「7・5・3」となった場合には、モードテーブル172からモードが選択されていることになり、そのモードは、モード2のNO.1又はモード3のNO.2であることを示している。
【0044】
画像表示部160で仮表示結果が表示された後、所定時間が経過すると、図6(D)に示すように、画像表示部160のほぼ中央に信頼度報知171aが表示されるステップが実行される。このとき、仮表示結果の「7・5・3」は、表示されたままになっている。このように、「7・5・3」の仮表示結果が表示されているうち、即ち、再可変表示が行われる前に信頼度報知171aが表示されるため、モードテーブル172から選択されたモードは、モード2のNO.1であることになる。従って、そのリーチ演出の信頼度は、モードテーブル172より、「ダブルリーチ50%」,「高速リーチ30%」,「ノーマルリーチ10%」となり、信頼度報知171aにその旨の表示がされる。
【0045】
画像表示部160で信頼度報知171aが表示された後、所定時間が経過すると、図6(E)に示すように、画像表示部160で識別情報170を再可変表示させるステップが実行される。画像表示部160で識別情報170が再可変表示された後、所定時間が経過すると、図6(F)に示すように、左の表示領域で識別情報170が表示されるステップが実行される。左の表示領域での可変表示が停止して識別情報170が表示された後、所定時間が経過すると、図6(G)に示すように、右の表示領域での可変表示が停止して識別情報170が表示されるステップが実行される。このとき、図6(G)に示すように、左の識別情報170と同一の識別情報「7」が表示された場合、即ち、リーチとなった場合には、中央の表示領域にリーチ表示173が表示されるステップが実行される。このように、「7」でリーチとなり、このリーチが図6(G)に示すように、「ノーマルリーチ」である場合には、その信頼度が10%となる。また、リーチが図8(A)で示す「ダブルリーチ」あるいは図8(B)で示す「高速リーチ」である場合には、その信頼度は、それぞれ50%あるいは30%となる。
【0046】
左右の表示領域で識別情報170が表示された後、所定時間が経過すると、図6(H)に示すように、中央の表示領域での可変表示が停止して識別情報170が表示されるステップが実行される。このとき、図6(H)に示すように、左右の識別情報170と同一の識別情報「7」が表示された場合、即ち、大当りとなった場合には、大当り表示174が表示されるステップが実行される。
【0047】
次に、図7を参照して、可変表示装置44において再可変表示が行われた後に信頼度報知171aを表示する場合について説明する。 弾球遊技機1において、普通可変入賞球装置58に球が入賞すると始動球検出器60による検知信号に基づいて可変表示の指令信号が主基板151から表示制御基板75に送信される。表示制御基板75では、指令信号が受信されると、図7(B)に示すように、画像表示部160で識別情報170を可変表示させるステップが実行される。画像表示部160で識別情報170の可変表示が行なわれ、所定時間が経過すると、図7(C)に示すように、画像表示部160で仮表示結果が表示されるステップが実行される。このとき、図7(C)に示すように、仮表示結果が「1・7・5」となった場合には、モードテーブル172からモードが選択されていることになり、そのモードは、モード1のNO.1又はモード2のNO.2であることを示している。
【0048】
画像表示部160で仮表示結果が表示された後、所定時間が経過すると、図7(D)に示すように、画像表示部160で識別情報170を再可変表示させるステップが実行される。画像表示部160で識別情報170が再可変表示された後、所定時間が経過すると、図7(E)に示すように、画像表示部160のほぼ中央に信頼度報知171aが表示されるステップが実行される。このように、「1・7・5」の仮表示結果が表示され、再可変表示が行われた後に信頼度報知171aが表示されるため、モードテーブル172から選択されたモードは、モード2のNO.2であることになる。従って、そのリーチ演出の信頼度は、モードテーブル172より、「ダブルリーチ70%」,「高速リーチ50%」,「ノーマルリーチ30%」となり、信頼度報知171aにその旨の表示がされる。
【0049】
画像表示部160で信頼度報知171aが表示された後、所定時間が経過すると、図7(F)に示すように、左の表示領域で識別情報170が表示されるステップが実行される。左の表示領域での可変表示が停止して識別情報170が表示された後、所定時間が経過すると、図7(G)に示すように、右の表示領域での可変表示が停止して識別情報170が表示されるステップが実行される。このとき、図7(G)に示すように、左の識別情報170と同一の識別情報「7」が表示された場合、即ち、リーチとなった場合には、中央の表示領域にリーチ表示173が表示されるステップが実行される。このように、「7」でリーチとなり、このリーチが図7(G)に示すように、「ノーマルリーチ」である場合には、その信頼度が30%となる。また、リーチが図8(A)で示す「ダブルリーチ」あるいは図8(B)で示す「高速リーチ」である場合には、その信頼度は、それぞれ70%あるいは50%となる。
【0050】
左右の表示領域で識別情報170が表示された後、所定時間が経過すると、図7(H)に示すように、中央の表示領域での可変表示が停止して識別情報170が表示されるステップが実行される。このとき、図7(H)に示すように、左右の識別情報170と同一の識別情報「7」が表示された場合、即ち、大当りとなった場合には、大当り表示174が表示されるステップが実行される。
【0051】
上記したように、本実施形態では、信頼度報知171aを行う以前に、図6(C),図7(C)に示すように、予め定めた表示結果を可変表示装置44の画像表示部160で表示するように、主基板151のCPU(信頼度報知手段)によって制御されるようになっている。
【0052】
また、上記したように、本実施形態では、画像表示部160で仮表示結果が表示された後、再可変表示が行われる前に信頼度報知171aが表示される場合と、再可変表示が行われた後に信頼度報知171aが表示される場合と、があるが、この信頼度報知171aの表示のタイミングの違いは、信頼度の報知タイミングを複数記憶する主基板151のCPU(報知タイミング記憶手段)から、主基板151のCPU(タイミング選択手段)によって所定のタイミングが選択されることにより決定されるものである。
【0053】
また、上記したように、本実施形態では、信頼度報知171aが表示されるタイミングによってリーチの信頼度が変化するが、このリーチ演出の信頼度の違いは、信頼度報知171aの表示タイミングによって異なる複数種類の信頼度が記憶された主基板151のCPU(モード記憶手段)から、信頼度報知171aの表示タイミングに該当するモードが、主基板151のCPU(モード選択手段)によって選択されることにより決定されるものである。
【0054】
なお、上記した実施形態においては、信頼度報知の表示は、リーチ演出の種類毎に数値で表したものを示したが、このようなものに限らず、信頼度を数値で表わすものでなくてもよく、例えば、図9(A)に示すように、リーチ演出の種類によって「期待大」,「期待中」,「期待小」というように言葉で表わした信頼度報知171bのようなものや、あるいは、図9(B)に示すように、リーチ演出の種類によって信頼度をランク付けする信頼度報知171cのようなものであってもよい。
【0055】
なお、特別遊技状態として、普通図柄表示器63における当りの出現確率や可変表示装置44における大当り図柄の出現確率が高くなるいわゆる確率変動、及び可変表示装置44及び特別図柄普通図柄表示器63における可変時間の短縮や普通可変入賞球装置58の開放時間の延長いわゆる時短が行なわれるが、このように、確率変動及び時短の双方が行なわれるものに限らず、次のようなものが考えられる。
【0056】
▲1▼ 特別遊技状態で確率変動が行なわれるのに対し、非特別遊技状態で時短が行なわれる。
【0057】
▲2▼ 特別遊技状態で確率変動が行なわれるのに対し、非特別遊技状態では確率変動及び時短のいずれも行なわれない。
【0058】
▲3▼ 特別遊技状態で次回大当りまで時短が行なわれるのに対し、非特別遊技状態で特別図柄の所定回数の可変表示が行なわれるまでの時短が行なわれる。
【0059】
▲4▼ 特別遊技状態で時短が行なわれるのに対し、非特別遊技状態では確率変動及び時短のいずれも行なわれない。
【0060】
上記のように、特別遊技状態と非特別遊技状態との組み合わせは、様々なものが考えられるが、上記したものに限らず、特別遊技状態が非特別遊技状態よりも遊技者に有利な遊技状態として構成されていればよい。
【0061】
なお、確率変動は、普通図柄表示器63における当りの出現確率と可変表示装置44における大当り図柄の出現確率の何れか一方又は両方を高くするものであればよく、また、時短は、可変表示装置44における可変時間の短縮、特別図柄普通図柄表示器63における可変時間の短縮、普通可変入賞球装置58の開放時間の延長のいずれか1つあるいは複数の組み合わせの何れかであればよい。
【0062】
次に、本実施形態にかかる可変表示の制御について図10を参照して説明する。図10は、遊技制御処理プロセスを示すフローチャートである。図10において、遊技制御処理のステップ1で始動入賞があったか否か、即ち、普通可変入賞球装置58に球が入賞して始動球検出器60による検知信号があったか否かが判別され、ステップ1で始動入賞があると判別されるまでステップ1が繰り返される。
【0063】
一方、ステップ1で始動入賞があると判別された場合、ステップ2で各乱数の抽出及び格納が行われる。具体的には、大当りか否かを判定する大当り判定用乱数,大当り図柄を選択する大当り図柄用乱数,可変表示装置44の左・中・右の表示領域でのハズレ図柄を選択するハズレ図柄用乱数,ハズレ時にリーチを行うか否かを決定するハズレ時リーチ決定用乱数,モードの種類を選択するモード用乱数から乱数が抽出され、格納される。なお、ステップ2でモード用乱数から乱数が抽出されて格納された際、モードフラグがONとなる。
【0064】
ステップ2で各乱数抽出・格納が行われると、ステップ3で大当りであるか否かが判別される。具体的には、ステップ2で大当りとなる乱数が抽出されたか否かが判別される。ステップ3で大当りでないと判別された場合には、ステップ15でステップ2において抽出されたハズレ時リーチ決定用乱数に基づいてリーチを実行するか否かが判別される。ステップ15でリーチを実行すると判別された場合、ステップ5に進み、ステップ15でリーチを実行しないと判別された場合、ステップ16で可変表示を実行すると共にステップ17でハズレ表示をした後、ステップ13へ進む。
【0065】
一方、ステップ3で大当りであると判別された場合、ステップ4で当りフラグをONした後ステップ5に進む。ステップ5では、主基板151のCPU(モード選択手段)により、ステップ2において抽出されたモード用乱数に基づいてモードが0であるか否かが判別される。ステップ5でモードが0であると判別された場合、ステップ18で主基板151のCPU(リーチ演出記憶手段)から選択された、モード0に応じたリーチパターンを設定した後、ステップ7へ進む。ステップ5でモードが0でないと判別された場合、ステップ6で、主基板151のCPU(モード記憶手段)から主基板151のCPU(モード選択手段)によって選択された、抽出モードと当りフラグに応じたリーチパターンが決定される。このリーチパターンは、ステップ18と同様に、主基板151のCPU(リーチ演出記憶手段)から選択されるものである。
【0066】
ステップ6でリーチパターンが決定されると、ステップ7で可変表示が実行された後、ステップ8で主基板151のCPU(モード選択手段)により、ステップ2において抽出されたモード用乱数に基づいてモードが0であるか否かが判別される。ステップ8でモードが0であると判別された場合、ステップ10へ進み、ステップ8でモードが0でないと判別された場合、ステップ9で主基板151のCPU(信頼度報知手段)により信頼度(図中、期待度と表示)報知171a〜171cを行った後、ステップ10で主基板151のCPU(リーチ演出処理手段)によりリーチ表示が行われる。
【0067】
ステップ10でリーチ表示が行われると、ステップ11で当りフラグがONであるか否かが判別される。ステップ11でONでないと判別された場合、ステップ17でハズレ表示を行った後、ステップ13へ進む。ステップ11でONであると判別された場合、ステップ12で当り表示が行われる。ステップ12で当り表示が行われると、ステップ13で当りフラグをOFFすると共に、ステップ14でモードフラグをOFFした後、処理を終了する。
【0068】
以上、実施形態にかかる弾球遊技機1について詳細に説明してきたが、本実施形態においては、複数種類の識別情報170の可変表示を行なって表示結果を導出表示する可変表示装置44と、遊技の進行を制御する遊技制御手段としての主基板151のCPUと、を備え、前記識別情報170の可変表示結果が予め定められた特定表示結果となったときに遊技者に有利な特定遊技状態となるように制御を行なう機能を有する弾球遊技機1であって、前記遊技制御手段は、複数種類のリーチに基づくリーチ演出を記憶するリーチ演出記憶手段としての主基板151のCPUと、該リーチ演出記憶手段により記憶された複数のリーチ演出に対応づけた大当りの信頼度が記憶された複数のモードを記憶するモード記憶手段としての主基板151のCPUと、該モード記憶手段により記憶された前記複数のモードから所定の条件に基づいてモードを選択するモード選択手段としての主基板151のCPUと、該モード選択手段により選択されたモードに基づき、リーチ演出を行うリーチ演出処理手段としての主基板151のCPUと、該リーチ演出処理手段によりリーチ演出を行う際に所定のタイミングで少なくとも1つ以上のリーチ演出の大当りに対する信頼度の報知を行う信頼度報知手段としての主基板151のCPUと、を備えたことにより、複数のリーチ演出毎に大当りの信頼度を変更させることで、遊技者にいずれのリーチが行われるかの期待を持たせることができると共に、変更したリーチ演出の大当りの信頼度を報知することで、遊技者がいずれのリーチが大当りとなり易いかを把握でき、大当りに対する期待感を高めることができる。
【0069】
また、本実施形態においては、前記信頼度報知手段としての主基板151のCPUは、信頼度の報知を行う以前に前記可変表示装置44において予め定めた表示結果を導出表示する機能を有することにより、信頼度の報知を行う以前の段階において、可変表示装置44に予め定められた表示結果を導出表示することで、リーチ演出の信頼度が変更されたことが報知されるため、遊技者は信頼度が変更されたことを認識することができ、信頼度報知の効果をより向上させることができる。
【0070】
また、本実施形態においては、前記信頼度報知手段としての主基板151のCPUは、前記可変表示装置44において信頼度の報知を表示する機能を有することにより、リーチ演出の信頼度報知を行うための表示装置を新たに備える必要がなく、製造コストの削減を図ることができる。
【0071】
また、本実施形態においては、前記遊技制御手段としての主基板151のCPUは、前記信頼度報知手段としての主基板151のCPUによる信頼度の報知タイミングを複数記憶する報知タイミング記憶手段としての主基板151のCPUと、該報知タイミング記憶手段に記憶された複数の報知タイミングから所定の報知タイミングを選択するタイミング選択手段としての主基板151のCPUと、を備え、前記信頼度報知手段としての主基板151のCPUは、前記タイミング選択手段としての主基板151のCPUにより選択された報知タイミングによって信頼度の報知を行う機能を有することにより、信頼度報知のタイミングを変化させることで、更に変化に富んだ演出を行うことができる。
【0072】
また、本実施形態においては、前記モード記憶手段としての主基板151のCPUは、前記信頼度報知手段としての主基板151のCPUによる信頼度報知のタイミングによって異なる複数種類の信頼度を記憶し、前記モード選択手段としての主基板151のCPUは、前記複数のモードから前記信頼度報知手段としての主基板151のCPUによる信頼度報知のタイミングに該当するモードを選択する機能を有することにより、信頼度が報知されるタイミングによってリーチ演出の信頼度が変化するため、遊技者に信頼度が報知される時期に対する期待を持たせることができる。
【0073】
また、本実施形態においては、前記モード選択手段としての主基板151のCPUは、前記特定遊技状態となった際に、前記複数のモードからモードを選択する機能を有することにより、大当りとなる毎に、選択されるモードが変わってリーチ演出の信頼度が変化するため、次回のリーチ演出の信頼度に対しても期待を持つことができ、演出効果を持続することができる。
【0074】
また、本実施形態においては、前記モード選択手段としての主基板151のCPUは、前記可変表示装置44における可変表示が実行される際に、前記複数のモードからモードを選択する機能を有することにより、可変表示装置において可変表示が実行される毎に、選択されるモードが変わってリーチ演出の信頼度が変化するため、可変表示装置において可変表示が実行されることに対しても期待をもつことができ、演出効果を持続することができる。
【0075】
更に、本実施形態においては、前記モード選択手段としての主基板151のCPUは、前記弾球遊技機1の電源が投入されたことを契機として、前記複数のモードからモードを選択する機能を有することにより、遊技機の電源が投入される毎に、選択されるモードが変わってリーチ演出の信頼度が変化するため、遊技者は、例えば、ホールの開店時等では、どのように大当りへの信頼度が設定されるかに期待を持つことができ、遊技の興趣を向上させることができる。
【0076】
なお、上記した実施形態においては、始動入賞した際にモード用乱数から抽出された乱数に基づき、主基板151のCPU(モード選択手段)がモードを選択するものを示したが、このようなものに限らず、遊技状態が特定遊技状態となったこと、可変表示装置44において可変表示が実行されたこと、弾球遊技機1に電源が投入されたこと等を条件として、151のCPU(モード選択手段)が複数のモードからモードを選択するものであってもよい。
【0077】
【発明の効果】
以上、説明したところから明らかなように、請求項1の発明においては、複数のリーチ演出毎に大当りの信頼度を変更させることで、遊技者にいずれのリーチが行われるかの期待を持たせることができると共に、変更したリーチ演出の大当りの信頼度を報知することで、遊技者がいずれのリーチが大当りとなり易いかを把握でき、大当りに対する期待感を高めることができる。
【0078】
また、請求項2の発明においては、信頼度の報知を行う以前の段階において、可変表示に予め定められた表示結果を導出表示することで、リーチ演出の信頼度が変更されたことが報知されるため、遊技者は信頼度が変更されたことを認識することができ、信頼度報知の効果をより向上させることができる。また、表示される図柄によって信頼度変更の報知を行うものであるため、図柄表示を有効に活用できることになり、また、図柄表示に対して遊技者の注意を惹き付けることができるため、遊技の興趣を向上することができる。
【0079】
また、請求項3の発明においては、リーチ演出の信頼度報知を行うための表示装置を新たに備える必要がなく、製造コストの削減を図ることができる。
【0080】
また、請求項4の発明においては、信頼度報知のタイミングを変化させることで、更に変化に富んだ演出を行うことができる。
【0081】
また、請求項5の発明においては、信頼度が報知されるタイミングによってリーチ演出の信頼度が変化するため、遊技者に信頼度が報知される時期に対する期待を持たせることができる。
【0082】
また、請求項6の発明においては、大当りとなる毎に、選択されるモードが変わってリーチ演出の信頼度が変化するため、次回のリーチ演出の信頼度に対しても期待を持つことができ、演出効果を持続することができる。
【0083】
また、請求項7の発明においては、可変表示装置において可変表示が実行される毎に、選択されるモードが変わってリーチ演出の信頼度が変化するため、可変表示装置において可変表示が実行されることに対しても期待をもつことができ、演出効果を持続することができる。
【0084】
更に、請求項8の発明においては、遊技機の電源が投入される毎に、選択されるモードが変わってリーチ演出の信頼度が変化するため、遊技者は、例えば、ホールの開店時等では、どのように大当りへの信頼度が設定されるかに期待を持つことができ、遊技の興趣を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における弾球遊技機を示す正面図である。
【図2】遊技盤の表面に設けられる各種構成部材を示す正面図である。
【図3】弾球遊技機の背面図である。
【図4】主基板と各種制御基板及び電気部品との関係を示すブロック図である。
【図5】複数のリーチ演出に対応づけた大当りの信頼度が記憶された複数のモードを記憶するモードテーブルを示す図である。
【図6】可変表示装置において再可変表示が行われる前に信頼度報知を表示する態様を示す図である。
【図7】可変表示装置において再可変表示が行われた後に信頼度報知を表示する態様を示す図である。
【図8】ダブルリーチ及び高速リーチの表示態様を示す図である。
【図9】信頼度報知の他の実施形態を示す図である。
【図10】遊技制御処理プロセスを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 弾球遊技機(遊技機)
44 可変表示装置
75 表示制御基板
151 主基板(遊技制御手段,リーチ演出記憶手段,モード記憶手段,モード選択手段,リーチ演出処理手段,信頼度報知手段,報知タイミング記憶手段,タイミング選択手段)
170 識別情報
171a〜171c 信頼度報知[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention includes a variable display device that variably displays a plurality of types of identification information to derive and display a display result, and a game control unit that controls the progress of a game, wherein the variable display result of the identification information is predetermined. The present invention relates to a gaming machine having a function of performing control so as to be in a specific gaming state advantageous to a player when a given specific display result is obtained.
[0002]
[Prior art]
In gaming machines such as pachinko gaming machines, there are provided a large number of gaming machines equipped with a variable display device that performs variable display of identification information and has a jackpot when a display result becomes a specific display mode. Some variable display devices perform a reach display before deriving a display result, and notify the reliability that the reach is a big hit. Further, there is a type in which a plurality of modes in which a plurality of reach patterns having different degrees of reliability are stored are provided, the mode is changed based on satisfaction of a predetermined condition, and the changed mode is notified. In such a case, for example, a plurality of modes in which a plurality of reach patterns are stored are changed based on a predetermined condition, and the types of the plurality of modes are notified in a symbol stop order, a lamp, or the like (for example, see Patent Document 1) has been proposed.
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-210410 (
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the case of the above-described
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, according to the first aspect of the present invention, a variable display device that variably displays a plurality of types of identification information to derive and display a display result, and a game control unit that controls a progress of a game, A gaming machine having a function of performing control such that when a variable display result of the identification information becomes a predetermined specific display result, a specific gaming state advantageous to a player is provided; Stores reach effect storage means for storing a reach effect based on a plurality of types of reach, and a plurality of modes in which a jackpot reliability associated with the plurality of reach effects stored by the reach effect storage means is stored. Mode storage means, mode selection means for selecting a mode from the plurality of modes stored by the mode storage means based on predetermined conditions, and selection by the mode selection means Reach effect processing means for performing a reach effect based on the selected mode, and a reliability for notifying the reliability of the at least one or more reach effects to the jackpot at a predetermined timing when the reach effect process means performs the reach effect. Notification means. By configuring in this way, by changing the reliability of the jackpot for each of the plurality of reach effects, it is possible to give the player an expectation of which reach will be performed, and to achieve the jackpot of the changed reach effect. By notifying the reliability of, it is possible for the player to know which reach is likely to be a big hit, and it is possible to increase a sense of expectation for the big hit.
[0006]
Further, in the invention according to
[0007]
In the invention according to
[0008]
Further, in the invention according to
[0009]
Further, in the invention according to
[0010]
Further, in the invention according to
[0011]
Further, in the invention according to
[0012]
Further, in the invention according to claim 8, the mode selecting means has a function of selecting a mode from the plurality of modes when the power of the gaming machine is turned on. With this configuration, each time the power of the gaming machine is turned on, the selected mode changes and the reliability of the reach effect changes, so that the player, for example, Thus, it can be expected whether the reliability of the big hit is set, and the interest of the game can be improved.
[0013]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. First, an overall configuration of a
[0014]
In the front opening /
[0015]
Next, the configuration of the
[0016]
The above-mentioned
[0017]
The
[0018]
On the other hand, as shown in FIG. 3, a
[0019]
The overall schematic configuration of the
[0020]
First, the
[0021]
The configuration of the
[0022]
The normal variable
[0023]
As shown in FIG. 2, the
[0024]
A
[0025]
The special variable winning
[0026]
When the specific game state is reached, the open /
[0027]
In the present embodiment described above, the prize port and the prize device where the hit ball wins are all provided with the
[0028]
In the
[0029]
On the other hand, as shown in FIG. 3, the back surface of the
[0030]
A
[0031]
A
[0032]
Next, the configuration of the
[0033]
A ball passage member is provided vertically on the downstream side of the
[0034]
Further, on the lower rear side of the
[0035]
The configuration of the
[0036]
The
[0037]
Note that the above-described
[0038]
Next, an example of a display mode of variable display performed by the
[0039]
First, before describing the display mode of the variable display performed by the
[0040]
In the mode table 172, the reach effect includes “normal reach” (shown in FIGS. 6 (G) and 7 (G)), which is a normal reach, and “double reach” (see FIG. 8) in which there are two reach lines. (Shown in FIG. 8A), and "high-speed reach" (shown in FIG. 8B) in which the variable speed of the final stop symbol becomes high after the reach display. In addition, there are five types of reliability, which are the probability that the displayed reach is a big hit, such as “5%”, “10%”, “30%”, “50%”, and “70%”. Further, the mode change reach, which is a temporary display result indicating that the mode has been changed, has three types of “7.5.3”, “7.3.1”, and “1.7.5”. .
[0041]
The mode described above will be described. In mode 0, which is the normal mode, re-variable display is not performed, and the reliability is "30%" and "30%" for "high speed reach", "double reach" and "normal reach", respectively. 30% "and" 5% ".
[0042]
As an example of modes other than mode 0,
[0043]
Next, a case in which the
[0044]
When a predetermined time elapses after the provisional display result is displayed on the
[0045]
When a predetermined time elapses after the
[0046]
When a predetermined time elapses after the
[0047]
Next, with reference to FIG. 7, a case will be described in which the
[0048]
When a predetermined time elapses after the provisional display result is displayed on the
[0049]
When a predetermined time elapses after the
[0050]
When a predetermined time elapses after the
[0051]
As described above, in the present embodiment, before performing the
[0052]
Further, as described above, in the present embodiment, after the temporary display result is displayed on the
[0053]
Further, as described above, in the present embodiment, the reliability of the reach changes according to the timing at which the
[0054]
In the above-described embodiment, the display of the reliability information is indicated by numerical values for each type of the reach effect. However, the present invention is not limited thereto, and the reliability is not indicated by numerical values. For example, as shown in FIG. 9 (A), a reliability information 171b expressed in words such as “high expected”, “medium expected”, and “small expected” depending on the type of reach effect, Alternatively, as shown in FIG. 9 (B), a reliability notification 171c that ranks the reliability according to the type of the reach effect may be used.
[0055]
In addition, as the special game state, the so-called probability variation in which the appearance probability of a hit on the
[0056]
{Circle around (1)} While the probability fluctuation is performed in the special game state, the time reduction is performed in the non-special game state.
[0057]
{Circle around (2)} In the special game state, the probability change is performed, whereas in the non-special game state, neither the probability change nor the time reduction is performed.
[0058]
{Circle around (3)} In the special game state, the time reduction is performed until the next big hit, whereas in the non-special game state, the time reduction until the predetermined number of variable times of the special symbol is performed is performed.
[0059]
{Circle around (4)} While the time reduction is performed in the special game state, neither the probability variation nor the time reduction is performed in the non-special game state.
[0060]
As described above, various combinations of the special game state and the non-special game state are conceivable, but not limited to the above, and the special game state is more advantageous for the player than the non-special game state. What is necessary is just to be comprised as.
[0061]
The probability variation may be any value that increases one or both of the appearance probability of a hit in the
[0062]
Next, variable display control according to the present embodiment will be described with reference to FIG. FIG. 10 is a flowchart showing a game control processing process. In FIG. 10, it is determined whether or not there is a starting prize in
[0063]
On the other hand, if it is determined in
[0064]
After each random number is extracted and stored in
[0065]
On the other hand, if it is determined in
[0066]
When the reach pattern is determined in
[0067]
When the reach display is performed in
[0068]
Although the
[0069]
In the present embodiment, the CPU of the
[0070]
Further, in the present embodiment, the CPU of the
[0071]
Further, in the present embodiment, the CPU of the
[0072]
Further, in the present embodiment, the CPU of the
[0073]
Further, in the present embodiment, the CPU of the
[0074]
Further, in the present embodiment, the CPU of the
[0075]
Further, in the present embodiment, the CPU of the
[0076]
In the above embodiment, the CPU (mode selection means) of the
[0077]
【The invention's effect】
As is apparent from the above description, in the invention of
[0078]
Further, in the invention of
[0079]
Further, in the invention of
[0080]
According to the fourth aspect of the present invention, by changing the timing of the reliability notification, a more varied effect can be provided.
[0081]
In the invention of
[0082]
In the invention of
[0083]
According to the seventh aspect of the present invention, each time the variable display is performed on the variable display device, the selected mode changes and the reliability of the reach effect changes, so that the variable display is performed on the variable display device. It is possible to have expectations for things, and to maintain the production effects.
[0084]
Further, in the invention according to claim 8, the selected mode changes every time the power of the gaming machine is turned on, and the reliability of the reach effect changes, so that the player can, for example, at the time of opening a hall or the like. Therefore, it is possible to expect how the reliability of the big hit is set, and it is possible to improve the interest of the game.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing a ball game machine according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a front view showing various constituent members provided on the surface of the game board.
FIG. 3 is a rear view of the ball game machine.
FIG. 4 is a block diagram illustrating a relationship between a main board, various control boards, and electrical components.
FIG. 5 is a diagram showing a mode table for storing a plurality of modes in which a jackpot reliability associated with a plurality of reach effects is stored.
FIG. 6 is a diagram showing a mode of displaying a reliability notification before re-variable display is performed on the variable display device.
FIG. 7 is a diagram showing a mode in which a reliability notification is displayed after re-variable display is performed on the variable display device.
FIG. 8 is a diagram showing a display mode of double reach and high speed reach.
FIG. 9 is a diagram showing another embodiment of the reliability notification.
FIG. 10 is a flowchart showing a game control processing process.
[Explanation of symbols]
1 ball and ball game machine (game machine)
44 Variable display device
75 Display control board
151 Main board (game control means, reach effect storage means, mode storage means, mode selection means, reach effect processing means, reliability notification means, notification timing storage means, timing selection means)
170 Identification information
171a to 171c Reliability information
Claims (8)
前記遊技制御手段は、複数種類のリーチに基づくリーチ演出を記憶するリーチ演出記憶手段と、
該リーチ演出記憶手段により記憶された複数のリーチ演出に対応づけた大当りの信頼度が記憶された複数のモードを記憶するモード記憶手段と、
該モード記憶手段により記憶された前記複数のモードから所定の条件に基づいてモードを選択するモード選択手段と、
該モード選択手段により選択されたモードに基づき、リーチ演出を行うリーチ演出処理手段と、
該リーチ演出処理手段によりリーチ演出を行う際に所定のタイミングで少なくとも1つ以上のリーチ演出の大当りに対する信頼度の報知を行う信頼度報知手段と、を備えたことを特徴とする遊技機。A variable display device that variably displays a plurality of types of identification information to derive and display a display result; and a game control unit that controls the progress of the game, wherein the variable display result of the identification information is a predetermined specific display. A gaming machine having a function of performing control so as to be in a specific gaming state advantageous to a player when a result is obtained,
The game control means, reach effect storage means for storing a reach effect based on a plurality of types of reach,
Mode storage means for storing a plurality of modes in which the jackpot reliability associated with the plurality of reach effects stored by the reach effect storage means is stored,
Mode selection means for selecting a mode based on predetermined conditions from the plurality of modes stored by the mode storage means,
A reach effect processing means for performing a reach effect based on the mode selected by the mode selecting means;
A gaming machine comprising: a reliability informing means for informing at least one or more reach effects of a jackpot of a reach effect at a predetermined timing when a reach effect is performed by the reach effect processing means.
該報知タイミング記憶手段に記憶された複数の報知タイミングから所定の報知タイミングを選択するタイミング選択手段と、を備え、
前記信頼度報知手段は、前記タイミング選択手段により選択された報知タイミングによって信頼度の報知を行う機能を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の遊技機。Notification timing storage means for storing a plurality of notification timings of the reliability by the reliability notification means,
Timing selection means for selecting a predetermined notification timing from a plurality of notification timings stored in the notification timing storage means,
4. The gaming machine according to claim 1, wherein the reliability notifying unit has a function of notifying the reliability based on the notification timing selected by the timing selecting unit. 5.
前記モード選択手段は、前記複数のモードから前記信頼度報知手段による信頼度報知のタイミングに該当するモードを選択する機能を有することを特徴とする請求項4記載の遊技機。The mode storage means stores a plurality of different degrees of reliability depending on the timing of the reliability notification by the reliability notification means,
The gaming machine according to claim 4, wherein the mode selection means has a function of selecting a mode corresponding to the timing of the reliability notification by the reliability notification means from the plurality of modes.
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