JP2004121388A - 使い捨て紙おむつ - Google Patents

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Atsuko Shirai
白井 敦子
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Abstract

【課題】より装脱着が容易で、かつ着用の抵抗感を緩和できる外観を有する使い捨て紙おむつを提供する。
【解決手段】透液性の表面シート(10)と、不透液性の裏面シート(11)と、両シートとの間に介装される吸収体(12)とを備える紙おむつ本体(1)に、ファスニングテープ142aを腹側部の表面シート側に設け、ターゲットテープ152aを、背側部の両側端部(152)の裏面シート側に設け、着用時に胴回りを形成する紙おむつ本体の背側部の背側端部(151)及び腹側部の腹側端部(141)に、弾性部材(141a、151a)を、幅方向の略全域に沿って配置した。
【選択図】   図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、使い捨て紙おむつに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、使い捨て紙おむつは、透液性の表面シートと、不透液性の裏面シートと、前記両シートとの間に介装される吸収体とから構成され、展開式の紙おむつとして、背側部の側方に延出して形成されたファスニングテープを腹側部の裏面シート側に設けられたターゲットテープに貼着させて着用するように構成されたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
上記のような紙おむつは、着用者が立った状態のまま、装脱着するのが難しい。このため、腹側部の左右の両側縁部と、背側部の両側縁部とを接合して、ウエスト開口部と、一対のレッグ開口部とを形成したパンツ型使い捨て紙おむつもある(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開昭62−268802号公報(第1項−第9項、第1図−第6図)
【特許文献2】
特開昭61−207605号公報(第1−第39項、第1図−第12図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1のような展開式の紙おむつの場合、一度装着して再度脱着する際には、止着していたテープを外して展開状態にしなければならないので、装着者が、紙おむつをそのまま上げ降ろすことが難しい。更に、装着した状態においてファスニングテープ等の止着部が露出しているためにパンツ型の紙おむつにくらべて外観がいかにもおむつという印象を与えやすい。そのため、高齢者等の大人が着用した際、おむつは乳児、幼児等が着用するものという印象が強いため、パンツ型の紙おむつに比べて、着用者が抱く羞恥心や抵抗感が大きいという問題があった。
【0006】
一方、特許文献2のようなパンツ型の紙おむつの場合、装脱着する際、おむつを展開させずに実施することが出来るので、装着者が立った状態で装着することができて便利である。その上、外観が下着に近いため、展開式の紙おむつに比べて着用者の抵抗が少ない。しかしながら、パンツ型の紙おむつの上からズボン等を着用している場合に、装脱着の際には必ずズボンを脱がなければならないため面倒であった。また様々な胴回りのサイズの人が装着できるように、胴回りを形成する部分に弾性部材が設けられ伸縮自在に形成されている。従って、両手でウエスト開口部の両側部を持って伸張した状態にしないと着脱できないので、例えば、片手が不自由な着用者の場合、一人で装脱着するのが難しいという問題があった。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、より装脱着が容易で、かつ着用の抵抗感を緩和できる外観を有する使い捨て紙おむつを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、例えば、図1から図8に示すように、透液性の表面シート(10)と、不透液性の裏面シート(11)と、前記表面シートと前記裏面シートとの間に介装される吸収体(12)とを備える紙おむつ本体(1)を有する使い捨て紙おむつ(100、200、300、400)において、
互いに係止離脱自在な一対の係止部(例えば、ファスニングテープ142aとターゲットテープ152a、ファスニングテープ142bとターゲットテープ152b等)の一方(例えば、ファスニングテープ142a、142b等)が、前記紙おむつ本体の腹側部の前記表面シート側に設けられ、他方(例えば、ターゲットテープ152a、152b等)が、前記紙おむつ本体の背側部の両側端部(152、152)の前記裏面シート側に設けられ、
着用時に胴回りを形成する前記紙おむつ本体の前記背側部の背側端部(151)及び前記腹側部の腹側端部(141)に、弾性部材(141a、151a)が幅方向の略全域に沿って配置されていることを特徴とする。
【0009】
請求項1に記載の発明によれば、互いに係止離脱自在な一対の係止部の一方が、紙おむつ本体の腹側部の表面シート側に設けられ、他方が、紙おむつ本体の背側部の両側端部の裏面シート側に設けられるので、使い捨て紙おむつを固定するための係止部材が、装着時に外見に露出しないこととなって、下着に近い外見となるので、おむつを装着することによる装着者の羞恥心と抵抗感とを和らげることができる。また、着用時に胴回りを形成する紙おむつ本体の背側部の背側端部及び腹側部の腹側端部に、弾性部材が幅方向の略全域に沿って配置されているので、使い捨て紙おむつを一旦装着した後、展開状態にせずとも上げ下ろしが可能である。
また、使い捨て紙おむつを着用者に着脱する際には、装着していたズポン等の衣服を完全に脱いだ状態にすることなくできるので便利である。
【0010】
ここで、一対の係止部は、例えば、ファスニングテープとターゲットテープの組合せ、面ファスナの雄部材と雌部材の組合せ等であるが、これらに限定されるものではない。また該係止部は、互いに係止離脱自在であれば、係止部のどちらの部材が、腹側部、背側部のうちのどちら側に設けられていてもよい。
【0011】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の使い捨て紙おむつにおいて、
前記背側部の両側端部(152、152)から側方に延出して設けられ、一方が他方に止着される1対の止着部(例えば、腹ベルト2,2、ファスナ部21,21等)を備え、
前記係止部同士が係止される際、前記吸収性物品の前記腹側部により前記止着部が覆われることを特徴とする。
【0012】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、特に、一方が他方に止着される1対の止着部が、背側部の両側端部から側方に延出して設けられているので、胴回りがより固定されるのに加え、立状態での装着が容易にできる。また、係止部を離脱した状態でも、止着部により胴回りにおいて使い捨て紙おむつは固定されるので、おむつをおろさなくても排尿することが可能である。更に、係止部材同士が係止される際、紙おむつ本体の腹側部により止着部が覆われるので、外見上、パンツ式おむつの形状となり、下着のように見えることとなって着用者のおむつの装着に対する羞恥心と抵抗感を和らげることができる。
【0013】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の使い捨ておむつにおいて、
前記止着部は、弾性部材から形成されているか、或いは前記紙おむつ本体の幅方向に沿って弾性部材(22)が配されることにより伸縮可能に形成されていることを特徴とする。
【0014】
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、特に、止着部は、弾性部材から形成されているか、或いは紙おむつ本体の幅方向に沿って弾性部材が配されることにより伸縮可能に形成されているので、胴回りを締め付けすぎることなくフィットするとともに、使い捨て紙おむつを一度装着した後に、そのままの状態で上げ下ろしするのも容易となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施の形態における使い捨て紙おむつを展開した展開図(使用時に人体に接触させる側を示す)である。また、図2は、使い捨て紙おむつの装着時の状態に組立てた斜視図である。また、図3は、使い捨て紙おむつを完全に装着した状態に組み立てた斜視図である。
【0016】
図1〜図3に示すように、使い捨て紙おむつ(以下、紙おむつという。)100は、紙おむつ本体1と、紙おむつ本体1の背側部の両側端部から側方に延出して設けられた、止着部としての一対の腹ベルト2、2とを有している。
【0017】
紙おむつ本体1は、人体との接触面側に設けられる透液性の不織布等からなる表面シート10と、装着時に外部側に設けられる不透液性の裏面シート11と、表面シート10と裏面シート11との間に介装される吸収体12と、表面シート10側の吸収体12の両側部に、紙おむつ本体1の長手方向に沿って備えられるギャザーシート13、13と、から主に構成される。
【0018】
紙おむつ本体1は、人体の股部を腹側から背側にかけて覆うように、一方の端部に腹側部14が形成され、他方の端部に背側部15が形成されている。また、腹側部14と背側部15との間が股下部16となっている。股下部16の両縁部は、内側に凹むように形成され、装着された際に着用者の脚の周りを囲む脚周り部17、17となっている。
ここで、特に断りがない限り、内側とは、紙おむつ100の幅方向の中央側をいい、外側とは、紙おむつ100の幅方向の中央から離れる側をいう。また、長手方向とは、紙おむつ100の背側部15と腹側部14との間の方向をいい、幅方向とは、背側部15及び腹側部14の両側端部の間の方向をいうものとする。
【0019】
表面シート10と裏面シート11は、腹側部14、背側部15、および脚周り部17、17において、吸収体12の周囲に延在した部分が、ホットメルト接着剤等によって互いに固着されている。
【0020】
そして、紙おむつ本体1の腹側部14の腹側端部141と、背側部15の背側端部151とは、紙おむつ100が装着された際に、胴周りを形成するようになっている。
更に、背側部15の幅方向の長さは、腹側部14の幅方向の長さよりも長く形成されており、紙おむつ100を装着した際に、背側部15の一部と、腹側部14の一部とを重ね合わせることにより胴回りを形成することができるようになっている。
【0021】
そして、腹側部14の両側端部142、142の表面シート10側には、長手方向に沿うようにして、係止部の一方としてのファスニングテープ142a、142aが貼着され、背側部15の両側端部152、152の裏面シート11側には、ファスニングテープ142a、142aを止着することができる、係止部の他方としてのターゲットテープ152a、152aが固定されており、腹側部14と背側部15とを止着することができるようになっている。
【0022】
また、腹側部14の長手方向の腹側端部141には、幅方向の略全域に亘って、糸ゴム等の弾性部材141aが設けられ、この弾性部材141aによりウエストギャザー143が形成され、着用者の腹周りにフィットするように伸縮自在な構造となっている。
【0023】
同様に、背側部15の長手方向の背側端部151には、幅方向の略全域に亘って、糸ゴム等の弾性部材151aが設けられ、この弾性部材151aによりウエストギャザー153が形成され、着用者の胴周りにフィットするように伸縮自在な構造となっている。また、このウエストギャザー153は、着用者が横になった場合、胴回り部分からの漏れを防止する機能を果たす。
【0024】
上記のように、腹側端部141、及び背側端部151にそれぞれ、ウエストギャザー143,153が形成されているので、紙おむつ100を装着した場合に、胴回りの全周部分が伸縮するように形成される。従って、一度、紙おむつ100を装着した後、腹側部14の両側端部142,142に設けられたファスニングテープ142a、142aを、背側部15のターゲットテープ152aから引きはがすことなく、パンツのように上げ下ろしし易くなっている。
【0025】
吸収体12は、紙おむつ100の使用時に、体液としての尿等の水様成分を吸収するものであり、綿やパルプ等の吸収性素材や、繊維或いはフィルム等のシート状基材と、高吸水性樹脂とを組み合わせて形成される。吸収体12は、腹側部14から背側部15に亘る長さに形成されている。
【0026】
ギャザーシート13は、表面シート10側に吸収体12を挟む幅方向の両側部に、腹側部14から背側部15に亘って配設されている。
このギャザーシート13、13の幅方向外側の部分は、裏面シート11の表面シート10側の面にホットメルト接着剤等で固着されており、紙おむつ100の長手方向に沿って二重に折り返され、吸収体12の側方で表面シート10側に周り込むようにして表面シート10の上面に固着されている。そして、このギャザーシート13の幅方向内側の部分は、表面シート10に固定されておらず自由端となっている。
【0027】
ギャザーシート13の自由端の折り返された箇所の内側に、ギャザーシート13の長手方向に沿って、糸ゴム等の弾性部材13aが備えられており、この弾性部材13aによりギャザーシート13は、表面シート10上に固定された部分から自由端が表面シート10から上方に起立して、立体ギャザーG,Gを形成している。この立体ギャザーG,Gは、着用者の体型に合わせて伸縮自在に変形し、着用者にフィットしやすい構造となっており、紙おむつ1の使用時に、着用者の股に押し付けられるように密着して、紙おむつ100の外側と内側とを仕切り、尿等が紙おむつ100の側方から外部に漏れることを防ぐとともに、尿等が吸収体12に吸収されるまでの間、紙おむつ1上に留めるための空間を表面シート10上に形成する役割を担っている。
【0028】
また、脚周り部17、17において、ギャザーシート13、13の固定された部分と、裏面シート11、11との間には、脚周り部17、17の両側縁部の湾曲形状に合わせて湾曲した糸ゴム等の弾性部材171aがそれぞれ設けられ、それにより平面ギャザー171、171が形成されている。この平面ギャザー171、171は、着用者の脚周りに伸縮自在にフィットし、横漏れを防止する効果を奏している。
尚、この平面ギャザー171、171を形成するための弾性部材171aは、ギャザーシート13と裏面シート11との間に介在される構成に限定されるものではなく、例えば、ギャザーシート13と表面シート10との間、表面シート10と裏面シート11との間に配置される構成であってもよい。
【0029】
腹ベルト2,2は、止着部として機能し、例えば、人体に接触しても痛くない柔軟な不織布等の材料で形成されており、背側部15の両側端部152、152より左右側方に突出するように、備えられている。そして、腹ベルト2,2の側方端部20、20には、止着部としてのファスナ部21、21が形成されている。このファスナ部21、21の一方には、面ファスナ等の一方の係止要素である雄部材が備えられ、他方には、該雄部材と係止可能な雌部材が備えられている。尚、本実施の形態において、雌部材が雄部材よりも大きく形成されているとする。
そして、紙おむつ100を着用者に装着する際に、この2つの腹ベルト2,2を着用者の胴回りに巻回して、ファスナ部21,21を互いに係止させることにより、腹ベルト2,2を着用者の胴回りに固定することができる。
【0030】
次に、上記のように構成された紙おむつの装着方法について説明する。
上記のように構成された紙おむつ100を装着する場合には、まず、表面シート10側を人体の接触面にして、股下部16が股下にくるように両足の間に紙おむつ100を挟んだ状態にする。次いで、背側部15の腹ベルト2,2を着用者の胴回りに巻回して、互いのファスナ部21,21を係止させる。次いで、腹側部14を股間の間から腹側に引き上げて、腹側部14のファスニングテープ142a、142aを背側部151のターゲットテープ152a、152aに係止させることにより、紙おむつ100の装着が完了する。そして、紙おむつ100の装着が完了すると、例えば、図3に示すような状態となる。
【0031】
また、この紙おむつ100を装着した着用者が、例えば、トイレで用を足す場合には、そのままパンツのように、引き下ろすことができる。また、特に、排尿する場合には、腹側部14における左右どちらか一方のファスニングテープ142aの係止状態を解除することにより、紙おむつ100をおろすことなく用を足すことができる。
【0032】
また、本発明の紙おむつ100は、腹ベルト2,2が設けられていることにより、着用者が立った状態で装着することが可能である。
【0033】
このように、本実施の形態による紙おむつ100によれば、ウエストギャザー143、153が胴回りの全周に亘って形成されていることにより、胴回りの全周が伸縮可能な状態となっている。従って胴回りが装着者の胴回りにフィットするとともに、紙おむつ100の装着後に、パンツ型おむつのように引き下げたり上げたりできるので便利である。また、腹側部14と、背側部15とを係止するための係止部としての各部材が、紙おむつ100の装着時に外見には露出しない。更に、胴回りの全周に亘って、ウエストギャザー143,153が形成されているので、図3に示すように、外見上、パンツ等の下着に見える。したがって、従来の展開式おむつのようにいかにもおむつを装着しているとの印象を与えないので、着用者の羞恥心や抵抗感を緩和することができる。
【0034】
次に、本発明に係る使い捨て紙おむつの図1〜3と異なる変形例について説明する。
[第1の変形例]
図4、図5は、上述の紙おむつ100の第1の変形例としての紙おむつ200を示した図である。尚、紙おむつ100と同機能、同形状の部材については同名、同符号を用いて説明するとともに、詳細な説明は省略する。
この紙おむつ200では、腹側部14に設けられたファスニングテープ142b、142bが、腹側部14の両側端部142、142に、幅方向に沿って設けられている。そして、背側部15のターゲットテープ152b、152bは、ファスニングテープ142b、142bが係止可能なように、背側部15の両側端部152、152の一部と、腹ベルト2,2に亘って幅方向に沿うように設けられている。
上記第1の変形例の紙おむつ200においても、紙おむつ100と同様の効果を得ることができる。
【0035】
[第2の変形例]
図6、図7は、上述の紙おむつ100の第2の変形例としての紙おむつ300を示した図である。尚、紙おむつ100と同機能、同形状の部材については同名、同符号を用いて説明するとともに、詳細な説明は省略する。
紙おむつ300において、腹ベルト2、2の背側端部に、幅方向に弾性部材22、22を形成して、ギャザー23、23を形成し、このギャザー23は、背側部15の背側端部151に形成されたウエストギャザー153に連続して形成されたように見えることにより、胴回りの全周に亘ってギャザーを形成する。
尚、弾性部材22、22は、例えば、天然ゴム、合成ゴム、発泡プリウレタン等からなっているが、これらに限定されるものではない。
【0036】
また、腹側端部141のファスニングテープ142a、142aを、腹ベルト2,2に形成されたギャザー23が見えるように背側端部151のターゲットテープ152a、152aに係止することができるように、ファスニングテープ142aと、ターゲットテープ152aとを配設する構成であってもよい。
【0037】
上記のような構成の紙おむつ300においても紙おむつ100と同様の効果が得られるとともに、胴回りを締め付けすぎることなくフィットさせることができ、そのままの状態で上げ下ろしするのもより容易となる。
【0038】
[第3の変形例]
図8は、上述の紙おむつ100の第3の変形例としての紙おむつ400を示した図である。尚、紙おむつ100と同機能、同形状の部材については同名、同符号を用いて説明するとともに、詳細な説明は省略する。
図8に示す紙おむつ400では、腹ベルト2,2を備えず、腹側端部141のファスニングテープ142a、142aと、背側端部151のターゲットテープ152a、152aとを係止させることにより、胴回りを固定している。
上記のような構成の紙おむつ400においても紙おむつ100と同様の効果が得られるとともに、腹ベルト2、2を備えない分、コストダウンを図ることができる上、着用者が横になった状態における装脱着動作が容易となる。
【0039】
尚、上記の実施の形態は、本発明を例示したに過ぎず、適宜変更可能である。例えば、吸収体12、腹ベルト2,2、ファスニングテープ142a、142a、ターゲットテープ152a、152a等の各部材の形状、大きさ、基材等は、本実施例に示したものに限定されるものではなく、請求項に記載の本発明が達成できればどのようなものであってもよい。同様に、弾性部材141a、151aの本数も図示に限定されるものではない。
【0040】
例えば、腹側部14の表面シート10側に係止部の一方としてのターゲットテープ等を設け、背側部15の裏面シート側に係止部の他方としての1対のファスニングテープ等を設けてもよい。この場合、腹側部14に設けられるターゲットテープは、背側部15の1対のファスニングテープを係止可能な、一つの片から構成されていてもよい。
また、吸収体12の幅方向の長さは、股下部16の形状に合わせて中央部分が狭く、長手方向の腹側部側、及び背側部側の端部は、腹側部14、背側部15の形状に合わせて、中央部分よりも幅が広く形成されている構成であってもよい。
【0041】
また、腹ベルト2,2は、一部或いは全部が伸縮性の弾性部材等で形成されている構成であってもよい。この場合、例えば、天然ゴム、合成極、発泡ウレタン等からなる弾性部材を、用いることができる。
また、腹ベルト2,2は、2つの部材から構成されていてもよいし、例えば、一本の長細い部材を両側端部152、152より左右に延出するように表面シート10上、或いは、表面シート10と裏面シート11との間、ギャザーシート13と裏面シート11との間等に配置する構成であってもよい。
また、ファスナ部21、21の大きさ、形状等も限定されるものではない。
【0042】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、互いに係止離脱自在な一対の係止部の一方が、紙おむつ本体の腹側部の表面シート側に設けられ、他方が、紙おむつ本体の背側部の両側端部の裏面シート側に設けられるので、使い捨て紙おむつを固定するための係止部材が、装着時に外見に露出しないこととなって、下着に近い外見となるので、おむつを装着することによる装着者の羞恥心と抵抗感とを和らげることができる。また、着用時に胴回りを形成する紙おむつ本体の背側部の背側端部及び腹側部の腹側端部に、弾性部材が幅方向の略全域に沿って配置されているので、使いすて紙おむつを一旦装着した後、展開状態にせずとも上げ下ろしが可能である。
また、使い捨て紙おむつを着用者に着脱する際には、装着していたズポン等の衣服を完全に脱いだ状態にすることなくできるので便利である。
【0043】
請求項2記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、特に、一方が他方に止着される1対の止着部が、背側部の両側端部から側方に延出して設けられているので、胴回りがより固定されるのに加え、立状態での装着が容易にできる。また、係止部を離脱した状態でも、止着部により胴回りにおいて使い捨て紙おむつは固定されるので、おむつをおろさなくても排尿することが可能である。更に、係止部材同士が係止される際、紙おむつ本体の腹側部により止着部が覆われるので、外見上、パンツ式おむつの形状となり、下着のように見えることとなって装着者のおむつの装着に対する羞恥心と抵抗感を和らげることができる。
【0044】
請求項3記載の発明によれば、請求項2に記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、特に、止着部は、弾性部材から形成されているか、或いは紙おむつ本体の幅方向に沿って弾性部材が配されることにより伸縮可能に形成されているので、胴回りを締め付けすぎることなくフィットするとともに、使い捨て紙おむつを一度装着した後に、そのままの状態で上げ下ろしするのも容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した紙おむつ100の展開図である。
【図2】図1のおむつの装着時の状態に組立てた斜視図である。
【図3】図1のおむつを完全に装着した状態に組立てた斜視図である。
【図4】図1の第1の変形例である紙おむつ200の展開図である。
【図5】図4の装着時の状態に組立てた斜視図である。
【図6】図1の第2の変形例である紙おむつ300の展開図である。
【図7】図6の装着時の状態に組立てた斜視図である。
【図8】図1の第3の変形例である紙おむつ400の装着時の状態に組立てた斜視図である。
【符号の説明】
1 紙おむつ本体
2 腹ベルト(止着部)
21 ファスナ部(止着部)
22 弾性部材
10 表面シート
11 裏面シート
12 吸収体
14 腹側部
141 腹側端部
141a 弾性部材
142 側端部
142a ファスニングテープ(係止部)
142b ファスニングテープ(係止部)
143 ウエストギャザー
15 背側部
151 背側端部
151a 弾性部材
152 側端部
152a ターゲットテープ(係止部)
152b ターゲットテープ(係止部)
153 ウエストギャザー
100、200、300、400 使い捨て紙おむつ

Claims (3)

  1. 透液性の表面シートと、不透液性の裏面シートと、前記表面シートと前記裏面シートとの間に介装される吸収体とを備える紙おむつ本体を有する使い捨て紙おむつにおいて、
    互いに係止離脱自在な一対の係止部の一方が、前記紙おむつ本体の腹側部の前記表面シート側に設けられ、他方が、前記紙おむつ本体の背側部の両側端部の前記裏面シート側に設けられ、
    着用時に胴回りを形成する前記紙おむつ本体の前記背側部の背側端部及び前記腹側部の腹側端部に、弾性部材が幅方向の略全域に沿って配置されていることを特徴とする使い捨て紙おむつ。
  2. 請求項1に記載の使い捨て紙おむつにおいて、
    前記背側部の両側端部から側方に延出して設けられ、一方が他方に止着される1対の止着部を備え、
    前記係止部同士が係止される際、前記紙おむつ本体の前記腹側部により前記止着部が覆われることを特徴とする使い捨て紙おむつ。
  3. 前記止着部は、弾性部材から形成されているか、或いは前記紙おむつ本体の幅方向に沿って弾性部材が配されることにより伸縮可能に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の使い捨て紙おむつ。
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