JP2004121387A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸収性物品に、安価に男性器を固定する機能を付与することを可能にする。
【解決手段】透液性の表面シート10aと、裏面シート10bと、表面シート10aと裏面シート10bとの間に介装される吸収体12等により構成される吸収性物品であるインナーパッド1において、表面シート10aの一部を長手方向に沿って突出させるように、表面シート10aと一体の左右一対の突出部13,13を形成し、その左右一対の突出部13,13が長手方向に沿って重なる内部に、男性器の陰茎、または男性器全体を収納可能な収納部19が形成される構成にした。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、吸収性物品に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、使い捨ての紙おむつや尿取りパッド等に代表される吸収性物品が知られている。そして、例えば、紙おむつを下腹部に着用することにより、失禁により排出された尿などの体液をその紙おむつに備えられた吸収体に吸収させることができる。
ところで、男性器である陰茎や陰嚢は、解剖学的構造により人体から緩やかに突出した形状を有しているため、着用した紙おむつの内部において、男性器が収まる位置はその時々において異なることが多い。また、歩行や寝返り等の動作によって、紙おむつの内部において、男性器が移動することもある。紙おむつの内部における男性器が、吸収体の中央付近に収まっている場合は問題ないが、尿が排出される外尿道口を先端部に有する陰茎が吸収体の縁部に近接した位置において、尿が排出された際に、その尿の量がその位置の吸収体が吸収する能力を越えてしまった場合、紙おむつから尿が漏れてしまうという問題があった。
【0003】
そこで、紙おむつ等の内部において、男性器が移動することを抑制し、所定の位置に収まるようにする部材を備えた、紙おむつ等の吸収性物品が知られている(例えば、特許文献1参照)。
具体的には、例えば、図6に示されるように、吸収性物品100は、表面シート100aと、裏面シート100bと、表面シート100aと裏面シート100bとの間に介装される吸収体120と、表面シート100a上に、先端が長手方向に沿って重ねられて配置された左右一対の重ねシート130とを備えている。表面シート100aと重ねシート130との間には、男性器が移動することを抑制し、所定の位置に収まるよう収納可能な収納部190が設けられている。
【0004】
【特許文献1】
特表2002−509462号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1における吸収性物品100は、新たに、重ねシート130を設けなければならなかったので、部品点数が増えることにより、製造工程が煩雑になるとともに、製造コストがあがるという問題があった。
また、吸収性物品100の外側において、表面シート100aと重ねシート130とが重なり、嵩高くなることにより、その部分で液持ちして体液が逆戻りする原因となり、着用者へ不快感を与えることがあった。
【0006】
本発明の課題は、男性器を固定する機能を有する吸収性物品において、着用者に不快感を与えることなくより確実に男性器を固定することができ、安価な吸収性物品を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、例えば、図1から図5に示すように、
透液性の表面シート(例えば、表面シート10a)と、裏面シート(例えば、裏面シート10b)と、前記表面シートと前記裏面シートとの間に介装され、体液を吸収する吸収体(例えば、吸収体12)とを有する吸収性物品(例えば、インナーパッド1)において、
前記表面シートの一部が長手方向に沿って突出して形成された左右一対の突出部(例えば、突出部13,13)と、
前記左右一対の突出部の先端部(例えば、先端部13a)同士を長手方向に沿って重ねることにより内部に形成された収納部(例えば、収納部19)と、を備え、
前記収納部は、男性器の陰茎、または男性器全体を収納可能に構成されていることを特徴とする。
【0008】
請求項1記載の発明によれば、吸収性物品の表面シートに形成された左右一対の突出部が重なることにより形成される収納部は、男性器の陰茎、または男性器全体を収納可能に構成されているので、吸収性物品において、男性器の陰茎、または男性器全体を、収納部に収納することにより、吸収性物品の所定の位置に固定することができる。また、男性器から排出された体液は、収納部内に受けられてから収納部下部の吸収体に吸収されることとなるので、吸収性物品の外に漏れにくくなる。
また、勢いよく排出された体液については突出部によってその勢いを打ち消すとともに収納部下部の吸収体に吸収しつつ、該突出部の外側にしみ出したものについては、該突出部の外側において表面シートを介し吸収体に吸収されることとなるので、より体液が外に漏れにくい吸収性物品とすることができる。また、この突出部の外側においては、従来の吸収性物品ように、表面シート上に他のシートは設けられないので、嵩高さは抑えられる。よって、その部分では液持ちせず、吸収性能を妨げないので、体液は吸収性物品の外に漏れにくくなり、着用者に不快感を与えにくくなる。
特に、収納部を形成する突出部は、吸収性物品の表面シートの一部により形成されているので、収納部の形成のために部品点数を増やす必要はない。
よって、製造コストを抑え安価に、男性器の陰茎、または男性器全体を吸収性物品の所定の位置に固定するための収納部を形成することができる。従って、より確実に男性器を固定する機能を有する、より安価な吸収性物品とすることができる。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の吸収性物品において、
前記収納部における、前記突出部の重なる部分が、一部に開口部(例えば、開口部20)を有して止着されるとともに、
前記開口部は、男性器の陰茎、または男性器全体を前記収納部に挿入可能な大きさに形成されていることを特徴とする。
【0010】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特に、収納部は、男性器の陰茎、または男性器全体を収納部に挿入可能な大きさに形成された開口部を有しているので、男性器の陰茎、または男性器全体は、その大きさに応じた開口部からは外れにくく、好適に収納部に収納されることとなる。
よって、吸収性物品は、男性器の陰茎、または男性器全体を、吸収性物品の所定の位置に、より安定した状態で固定することができる。
【0011】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2に記載の吸収性物品において、
前記突出部に長手方向に沿って弾性部材(例えば、弾性部材17)が設けられており、
前記弾性部材が収縮することに基づき、前記突出部は、前記吸収体側に付勢されることを特徴とする。
【0012】
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特に、突出部に設けられた弾性部材が収縮することに基づき、突出部は、吸収体側に付勢されるので、突出部が形成する収納部も吸収体側に寄せられることとなる。つまり、収納部に収納される男性器の陰茎、または男性器全体も吸収体側に寄せられることとなるので、男性器から排出される体液は吸収体に吸収されやすくなり、より体液は吸収性物品の外に漏れにくくなる。
また、そのように収納部を形成する突出部により、男性器の陰茎、または男性器全体が吸収体側に付勢されるので、付勢される男性器は、吸収性物品における収納部からより外れにくくなる。
特に、収納部を形成する突出部に設けられた弾性部材が収縮するという伸縮性により、男性器の陰茎、または男性器全体が吸収体側に付勢されるので、男性器の大きさ等には関係なく、男性器は好適にフィットした状態で付勢される。
【0013】
請求項4記載の発明は、請求項3に記載の吸収性物品において、
前記弾性部材は、前記突出部の前記先端部に設けられていることを特徴とする。
【0014】
請求項4記載の発明によれば、請求項3記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特に、突出部の先端部に弾性部材が設けられているので、突出部は、効率的に収納部を形成することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施の形態では、男性用吸収性物品として、使い捨て紙おむつの内部に備えて使用するインナーパッドを一例として、以下で説明する。
図1は、本実施の形態におけるインナーパッドを展開した斜視図である。また、図2は、同インナーパッドの平面図であり、図3は、図2のIII−III線における断面図である。
また、図4は、同インナーパッドにおける使用状態を示す平面図であり、図5は、図4のV−V線における断面図である。
図1〜図5に示すように、吸収性物品であるインナーパッド1は、インナーパッド本体10と、左右一対のギャザーシート11,11等により構成されている。
【0016】
インナーパッド本体10は、人体との接触面側に設けられる透液性の不織布等からなる表面シート10aと、装着時に外部側に設けられる透液性又は不透液性の裏面シート10bと、表面シート10aと裏面シート10bとの間に介装される吸収体12等により構成されている。
また、このインナーパッド本体10aにおいては、人体の股部を腹側から背側にかけて覆うように、一方の端部に腹側部14が形成され、他方の端部に背側部15が形成されている。また、腹側部14と背側部15との間が股下部16となっている。
表面シート10aには、インナーパッド本体10の長手方向に沿って左右一対の突出部13,13が形成されている。
【0017】
突出部13,13は、吸収体12の上面において、表面シート10aを長手方向に沿って二つ折りにした部分を、例えば、ホットメルトや、ヒートシール、超音波シール等により固着させることにより表面シート10aの一部を、インナーパッド本体10aの腹側部14から背側部15に亘って突出させて形成される。また、突出部13,13において、表面シート10aを二つ折りにした折り返し部分である先端部13a,13aには、糸ゴム、ポリウレタン繊維等の弾性部材17,17が備えられている。この弾性部材17,17が収縮する作用により、左右一対の突出部13,13は、それぞれの先端部13a,13aが吸収体12に近づくように、インナーパッド本体10の内側に倒れ、折り重なる。
【0018】
このように左右の突出部13,13が重なった部分において、突出部13,13の先端部13a,13aが所定の大きさの開口部20を形成するように、左右の突出部13,13の先端部13a,13aを、腹側部14側から股下部16にかけての所定の長さと、背側部15側から股下部16にかけての所定の長さを、例えば、ホットメルトや、ヒートシール、超音波シール等により止着している。ここで、内側とは、インナーパッド本体10の幅方向の中央側をいう。同様に、外側とは、インナーパッド本体10の幅方向の中央から離れる側をいう。
【0019】
吸収体12は、インナーパッド1の使用時に、体液としての尿等の水様成分を吸収するものであり、綿やパルプ等の吸収性素材や、繊維或いはフィルム等のシート状基材と、高吸水性樹脂とを組み合わせて形成される。吸収体12は、インナーパッド本体10の腹側部14から背側部15に亘る長さに形成されている。
【0020】
ギャザーシート11,11は、インナーパッド本体10における表面シート10a側に、腹側部14から背側部15に亘って、突出部13,13よりもインナーパッド本体10の幅方向の外側に備えられている。
このギャザーシート11,11は、の不透液性のシートを二つ折りにし、折り合わされた面を、例えば、ホットメルトや、ヒートシール、超音波シール等により固着させることにより形成されている。
【0021】
ギャザーシート11の幅方向において、その不透液性のシートを二つ折りにした折り返し部分側の端部を自由端部11a、表面シートに固定される端部を固定端部11bとする。その固定端部11bが、表面シート10aと、その表面シート10aを覆うように表面シート10a側へ折り返された裏面シート10bとの間に挟まれるように固着されることにより、ギャザーシート11,11がインナーパッド本体10に固定されている。このギャザーシート11,11がインナーパッド本体10に固定された状態において、自由端部11aがインナーパッド本体10から立設することにより、立体ギャザーが形成される。
なお、不透液性のシートを二つ折りにする際、不透液性のシートの中間部で折り返して、ギャザーシート11全体が不透液性のシート2枚分重ねた構成について、図3,図5において示しているが、不透液性のシートをギャザーシート11の自由端部11a側において、後述する第2の弾性部材18が備えられる部分のみ、不透液性のシートが2枚分重なるように折り返してギャザーシート11を形成してもよい。
【0022】
そして、ギャザーシート11の自由端部11aには、ギャザーシート13の長手方向に沿って、複数の糸ゴム、ポリウレタン繊維等の第2の弾性部材18が略平行に備えられている。そして、この第2の弾性部材18により立体ギャザーは、着用者の体型に合わせて伸縮自在に変形し、着用者にフィットしやすい構造となっている。
このように、インナーパッド本体10の長手方向側の縁部において、表面シート10aから立設するギャザーシート11,11が設けられているので、排出された体液のうち、表面シート10aから吸収体12に吸収されきれず、インナーパッド本体10の長手方向側の縁部方向へ流出した体液が一度止められ、長手方向にその流れを拡散するなどし、吸収体12へ吸収させることにより、体液の横漏れを防ぐ効果が期待できる。
【0023】
次に、本発明のインナーパッド1における、突出部13,13の効果について説明する。
インナーパッド1を使用する際、図4,5に示されるように、開口部20における突出部13,13を引き上げるように開き、突出部13,13と表面シート10aに覆われた収納部19に、インナーパッド1の着用者の陰茎、または陰茎及び陰嚢を含む男性器全体を挿入する。挿入後、突出部13,13を放すなどし、自然状態に戻すと、突出部13,13に備えられた弾性部材17,17が収縮する作用により、突出部13,13は所定の位置に戻ろうとする。その際、突出部13,13は、収納部19に収納された着用者の陰茎、または男性器全体を挟持するように包み込む。
【0024】
インナーパッド1において、突出部13,13に包み込まれた着用者の陰茎、または男性器全体は、収納部19に収納されることとなり、突出部13,13よりインナーパッド1の外側に移動することはできず、収納部19が形成されたインナーパッド1の内側に保持される。
つまり、インナーパッド1に備えられた吸収体12の量が比較的少ない縁部において尿が排出されることなく、吸収体12の量が安定している内側の中央付近においてのみ尿が排出されることとなり、より確実に尿を吸収体12へ吸収させることができる。また、排出された尿が、インナーパッド1の長手方向側の縁部方向、即ち、ギャザーシート11,11方向へ流出しようとする流れを突出部13,13が一時的に弱めつつ、突出部13,13に沿い、その長手方向にその流れを拡散することによっても、より確実に尿を吸収体12へ吸収させることができ、尿の横漏れを防ぐ効果が期待できる。
【0025】
なお、開口部20の大きさや位置は、インナーパッド1のサイズ毎や、着用者の陰茎のみを収納部19に収納するタイプ、または着用者の男性器全体を収納部19に収納するタイプなどのインナーパッド1の型タイプ、形状に応じ、左右の突出部13,13の先端部13a,13aを止着する長さを調整するなどし、調節することができる。
【0026】
このように、インナーパッド1に形成された突出部13,13と、表面シート10aにより形成された収納部19に、インナーパッド1の着用者の男性器である陰茎、または男性器全体を収納することにより、その男性器をインナーパッド1内の所定の位置に保持、固定することができる。
よって、尿などの体液を、吸収体12が備えられた所定の位置に排出させることができ、より確実に尿を吸収体12へ吸収させることができ、尿の横漏れを防ぐ効果が期待できる。
【0027】
なお、以上の実施の形態においては、吸収性物品としてインナーパッドを例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明のインナーパッドの構成を、吸収性物品である紙おむつや紙パンツなどに適用してもよい。
また、本実施の形態において、インナーパッド1の突出部13,13により、男性器を挟持するという男性用の使用法を例に説明したが、本発明のインナーパッド1における突出部13,13は、図1に示されるように、通常状態においては、表面シート10a上に平面状に伏せられた形状であるので、突出部13,13を使用せず、伏せたまま使用すれば、女性の使用も可能である。
また、左右の突出部13,13の先端部13a,13aを止着することはせず、任意の位置に、任意の大きさの開口部20を形成することができるようにしてもよい。
また、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
【0028】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、吸収性物品の表面シートに形成された左右一対の突出部が重なることにより形成される収納部は、男性器の陰茎、または男性器全体を収納可能に構成されているので、吸収性物品において、男性器の陰茎、または男性器全体を、収納部に収納することにより、吸収性物品の所定の位置に固定することができる。また、男性器から排出された体液は、収納部内に受けられてから収納部下部の吸収体に吸収されることとなるので、吸収性物品の外に漏れにくくなる。
また、勢いよく排出された体液については突出部によってその勢いを打ち消すとともに収納部下部の吸収体に吸収しつつ、該突出部の外側にしみ出したものについては、該突出部の外側において表面シートを介し吸収体に吸収されることとなるので、より体液が外に漏れにくい吸収性物品とすることができる。また、この突出部の外側においては、従来の吸収性物品ように、表面シート上に他のシートは設けられないので、嵩高さは抑えられる。よって、その部分では液持ちせず、吸収性能を妨げないので、体液は吸収性物品の外に漏れにくくなり、着用者に不快感を与えにくくなる。
特に、収納部を形成する突出部は、吸収性物品の表面シートの一部により形成されているので、収納部の形成のために部品点数を増やす必要はない。
よって、製造コストを抑え安価に、男性器の陰茎、または男性器全体を吸収性物品の所定の位置に固定するための収納部を形成することができる。従って、より確実に男性器を固定する機能を有する、より安価な吸収性物品とすることができる。
【0029】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特に、収納部は、男性器の陰茎、または男性器全体を収納部に挿入可能な大きさに形成された開口部を有しているので、男性器の陰茎、または男性器全体は、その大きさに応じた開口部からは外れにくく、好適に収納部に収納されることとなる。
よって、吸収性物品は、男性器の陰茎、または男性器全体を、吸収性物品の所定の位置に、より安定した状態で固定することができる。
【0030】
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特に、突出部に設けられた弾性部材が収縮することに基づき、突出部は、吸収体側に付勢されるので、突出部が形成する収納部も吸収体側に寄せられることとなる。つまり、収納部に収納される男性器の陰茎、または男性器全体も吸収体側に寄せられることとなるので、男性器から排出される体液は吸収体に吸収されやすくなり、より体液は吸収性物品の外に漏れにくくなる。
また、そのように収納部を形成する突出部により、男性器の陰茎、または男性器全体が吸収体側に付勢されるので、付勢される男性器は、吸収性物品における収納部からより外れにくくなる。
特に、収納部を形成する突出部に設けられた弾性部材が収縮するという伸縮性により、男性器の陰茎、または男性器全体が吸収体側に付勢されるので、男性器の大きさ等には関係なく、男性器は好適にフィットした状態で付勢される。
【0031】
請求項4記載の発明によれば、請求項3記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特に、突出部の先端部に弾性部材が設けられているので、突出部は、効率的に収納部を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるインナーパッドの斜視図である。
【図2】本発明にかかるインナーパッドの平面図である。
【図3】図2のIII−III線における断面図である。
【図4】本発明にかかるインナーパッドの使用状態の平面図である。
【図5】図4のV−V線における断面図である。
【図6】従来の吸収性物品の断面図である。
【符号の説明】
1   インナーパッド(吸収性物品)
10  インナーパッド本体
10a 表面シート
10b 裏面シート
11  ギャザーシート
11a 自由端部
11b 固定端部
12  吸収体
13  突出部
13a 先端部
14  腹側部
15  背側部
16  股下部
17  弾性部材
18  第2の弾性部材
19  収納部
20  開口部

Claims (4)

  1. 透液性の表面シートと、裏面シートと、前記表面シートと前記裏面シートとの間に介装され、体液を吸収する吸収体とを有する吸収性物品において、
    前記表面シートの一部が長手方向に沿って突出して形成された左右一対の突出部と、
    前記左右一対の突出部の先端部同士を長手方向に沿って重ねることにより内部に形成された収納部と、を備え、
    前記収納部は、男性器の陰茎、または男性器全体を収納可能に構成されていることを特徴とする吸収性物品。
  2. 請求項1に記載の吸収性物品において、
    前記収納部における、前記突出部の重なる部分が、一部に開口部を有して止着されるとともに、
    前記開口部は、男性器の陰茎、または男性器全体を前記収納部に挿入可能な大きさに形成されていることを特徴とする吸収性物品。
  3. 請求項1又は2に記載の吸収性物品において、
    前記突出部に長手方向に沿って弾性部材が設けられており、
    前記弾性部材が収縮することに基づき、前記突出部は、前記吸収体側に付勢されることを特徴とする吸収性物品。
  4. 請求項3に記載の吸収性物品において、
    前記弾性部材は、前記突出部の前記先端部に設けられていることを特徴とする吸収性物品。
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