JP2004120540A - 撮像装置用校正装置 - Google Patents

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JP2004120540A JP2002283262A JP2002283262A JP2004120540A JP 2004120540 A JP2004120540 A JP 2004120540A JP 2002283262 A JP2002283262 A JP 2002283262A JP 2002283262 A JP2002283262 A JP 2002283262A JP 2004120540 A JP2004120540 A JP 2004120540A
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Koji Ichikawa
市川 幸治
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

【課題】一般市販電子カメラや一般市販カメラ付き携帯電話等に容易に適用できる、画像の出力特性のばらつきや撮像素子の経年変化による影響を補正するための撮像装置用校正装置を提供する。
【解決手段】携帯電話2は、撮像部22及び文字・画像情報表示部16を有する。校正用画像メモリ6には所定の色についての基準となる校正用画像が格納される。撮像部22と校正用画像を表示する文字・画像情報表示部16とを接近させて撮像部22で表示された校正用画像を撮像して撮像画像を文字・画像情報表示部16に表示させたときに、撮像した校正用画像が文字・画像情報表示部16に所望の色で表示されるように制御部8は画像生成過程へ変動可能な係数又は関数を与える。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮像装置に表示される画像を適正なものに校正する撮像装置用校正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、カメラ付き携帯電話、カメラ付き携帯情報端末のように、カメラ付き画像表示装置が普及している。これらのカメラ付き画像表示装置では、電子カメラが一般に使用されている。電子カメラの撮像素子の出力特性においては、撮像素子の前面に配設されるカラーフィルタなどの特性が一つ一つ微妙に異なるために出来上がった電子カメラ製品一つ一つに画像の出力特性のばらつきがある。
【0003】
その出力特性のばらつきは、高価格な電子カメラの場合などには、カメラ製造時の電子回路系の調整により吸収する場合がある。しかし、低価格電子カメラやカメラ付き携帯電話では、工数削減によるコストダウンなどの理由から、製品各々の出力特性のばらつきを補正せずに出荷される場合が多い。
【0004】
また、高価格な電子カメラでも撮像素子のカラーフィルタの褪色による経年変化は避けられない。
【0005】
これらの出力特性のばらつきや経年変化による影響を回路系で吸収するために、カラーチャートを撮影することによる校正も考えられるが、校正時にカラーチャートをある特定の光源で撮影する手数がかかり、一般市販電子カメラや一般市販カメラ付き携帯電話等にはこの方法は適さない。
【0006】
一方、下記特許文献1は、電子カメラにおいて、基準となるカメラを必要とせずに、カメラ毎の操作によって容易に複数のカメラ間の色あわせを行うことができる色補正装置を開示している。しかし、この色補正装置は放送局用ビデオカメラを念頭に考えられたものであり、一般市販電子カメラや一般市販カメラ付き携帯電話にはそのまま適用することは困難である。
【0007】
【特許文献1】
特開平10−285610号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の事情を考慮して、一般市販電子カメラや一般市販カメラ付き携帯電話等に容易に適用できる、画像の出力特性のばらつきや撮像素子の経年変化による影響を補正するための撮像装置用校正装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の本発明は、被写体を撮像して被写体の色の情報を含む信号を生成する撮像部を有すると共に当該撮像部によって撮像された画像を表示する画像表示部を有する撮像装置に用いられる撮像装置用校正装置であって、
所定の色についての基準となる校正用画像を発生させる校正用画像発生手段と、
前記撮像部と前記校正用画像とを接近させて前記撮像部で前記校正用画像を撮像して前記画像表示部に表示させたときに、前記撮像した校正用画像が前記画像表示部に所望の色で表示されるように画像生成過程へ変動可能な係数又は関数を与える制御手段と、からなる撮像装置用校正装置、からなる。
【0010】
請求項1の本発明によれば、本発明における撮像用校正装置は、撮像部が被写体を撮像して被写体の色の情報を含む信号を生成し、画像表示部が当該撮像部によって撮像された画像を表示する撮像装置に用いられる。本発明の撮像用校正装置は、校正用画像発生手段と、制御手段とからなる。校正用画像発生手段は所定の色についての基準となる校正用画像を発生させる。前記制御手段は、前記撮像部と前記校正用画像とを接近させて前記撮像部で前記校正用画像を撮像して前記画像表示部に表示させたときに、前記撮像した校正用画像が前記画像表示部に所望の色で表示されるように画像生成過程へ変動可能な係数又は関数を与える。
【0011】
請求項2の本発明は、前記校正用画像発生手段は、前記校正用画像を撮像中は前記校正用画像を自動的にバックライトで照らす請求項1の撮像装置用校正装置、からなる。
【0012】
請求項2の本発明によれば、前記校正用画像を撮像中は前記校正用画像が自動的にバックライトで照らされるので、校正用画像が明るくなる。
【0013】
請求項3の本発明は、前記撮像装置がインターネット回線に接続可能な通信手段を有する場合に、前記校正用画像発生手段は当該インターネット回線を介して校正用画像を取得することによって校正用画像を発生させることができる請求項1の撮像装置用校正装置、からなる。
【0014】
請求項3の本発明によれば、前記撮像装置の通信手段によってインターネット回線を介して校正用画像を取得することにより、前記校正用画像発生手段は校正用画像を発生させることができる。
【0015】
請求項4の本発明は、前記撮像装置は通算画像表示時間履歴を格納する格納部を有し、前記撮像装置用校正装置は、当該格納されている通算画像表示時間履歴から前記画像表示部における校正用画像の表示画質を自動調整して同じ画質の校正用画像が表示されるようにする画像表示部調整手段を有する請求項1の撮像装置用校正装置、からなる。
【0016】
請求項4の本発明によれば、格納されている通算画像表示時間履歴により画像表示部の画質の劣化がある程度予想できるので、前記表示部調整手段は通算画像表示時間履歴から前記画像表示部における校正用画像の表示画質を自動調整して同じ画質の校正用画像が表示されるようにできる。
【0017】
請求項5の本発明は、被写体を撮像して被写体の色の情報を含む信号を生成する撮像部と、
前記撮像部によって撮像された画像を表示する画像表示部と、
所定の色についての基準となる校正用画像を発生させる校正用画像発生手段と、
前記撮像部と接近可能であると共に前記校正用画像を表示させる校正用画像表示部と、
前記撮像部と前記校正用画像表示部とを接近させて前記撮像部で前記校正用画像を撮像して前記画像表示部に表示させたときに、前記撮像した校正用画像が前記画像表示部に所望の色で表示されるように画像生成過程へ変動可能な係数又は関数を与える制御手段と、からなる撮像装置、からなる。
【0018】
請求項5の本発明によれば、校正用画像発生手段が校正用画像を発生させ、その校正用画像を校正用画像表示部が表示させ、撮像部と校正用画像表示部とを接近させることによって前記撮像部で前記校正用画像を撮像する。撮像した校正用画像は画像生成過程を経て画像表示部に表示される。制御手段は、前記撮像した校正用画像が前記画像表示部に所望の色で表示されるように画像生成過程へ変動可能な係数又は関数を与える。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に従って、本発明を適用した携帯電話の実施の形態について詳説する。
【0020】
図1は携帯電話2の構成を示すブロック図である。
【0021】
携帯電話2は、現在位置認識部4、校正用画像メモリ6、制御部8、メモリ10、画像補正処理部12、通信データ入出力部14、文字・画像情報表示部16、テンキー等ボタンインターフェース(I/F)、電話部20、撮像部22、からなり、これらがバスで接続されている。画像補正処理部12と撮像部22とを合わせて電子カメラ部23とする。
【0022】
現在位置認識部4は、携帯電話の現在の位置を認識するところであり、例えば、GPS(全地球測位システム)衛星からの電波を受信して現在位置を認識する。
【0023】
校正用画像メモリ6は、後述する校正用画像を格納している。
【0024】
制御部8は、携帯電話2を統括制御するCPUである。制御部8は、パワー電源、テンキー等ボタンから受け入れする入力信号に基づいて、対応する回路の動作を制御し、文字・画像情報表示部16における表示の制御、ストロボ発光制御、オートフォーカス(AF)制御、自動露出(AE)制御、ホワイトバランス制御、画像補正制御、等を行う。
【0025】
メモリ10は、各種システムプログラム、登録済み電話番号、登録済みメールアドレス、受信済みメッセージ、着信記録、撮影済み画像等の他、通算画像表示時間を記憶している。
【0026】
画像補正処理部12は、撮像部22で撮影した画像の補正処理(ホワイトバランス補正、フレア補正など)を行う。
【0027】
通信データ入出力部14は、電話回線、インターネット回線との接続を行うことが可能で、外部端末への電話、メール、画像付きメール等の発信機能、外部端末からの電話、メール、画像付きメール等の受信機能を有する。
【0028】
文字・画像情報表示部16は、電話、メールに関する文字情報や撮影済み画像、受信した画像についての画像情報を表示し、液晶ディスプレイ(LCD)が用いられることが多い。
【0029】
テンキー等ボタンインターフェース(I/F)18は、テンキー、スクロールバーなどの入力要素のインターフェースであり、入力情報を受け付ける。
【0030】
電話部20は、電話に関する機能を有している。
【0031】
撮像部22は、撮像に関する機能を有しており、CCD24、A/D変換部26などを有している。
【0032】
図2は電子カメラ部23の構成を示すブロック図である。
【0033】
電子カメラ部23は、CCD24、A/D変換部26、ホワイトバランス部28、リニアマトリックス30、フレア補正部32、γ変換部34、輝度・色差
信号変換部36、色差マトリックス38、圧縮部40、キャリブレーション制御部42からなる。
【0034】
カメラレンズを介して撮影された画像情報が撮像素子としてのCCDに入射し、電気信号に変えられる。その画像情報としての電気信号がA/D変換部26でデジタルデータに変換される。画像情報についての変換されたデジタルデータは、ホワイトバランス部28でホワイトバランス調整される。一方、変換されたデジタルデータは、キャリブレーション制御部42にも入力されて撮像素子であるCCD24の状態に関する情報が伝達されるようになっている。
【0035】
ホワイトバランス調整された後、画像情報はリニアマトリックス30で色再現される。リニアマトリックスの式は次のごとくである。
【0036】
【数1】
Figure 2004120540
右側のR、G、Bがリニアマトリックス30のイン(入力側)になり、左側のR、G、Bがリニアマトリックス30のアウト(出力側)になる。この式においては、a11+a12+a13=1.0, a21+a22+a23=1.0, a31+a32+a33=1.0 を満足させる。
【0037】
その後、画像情報はフレア補正部32でフレア補正され、画像のシャープさが保たれるようにする。
【0038】
その後、画像情報はγ(ガンマ)変換部34でガンマ変換される。
【0039】
ガンマ変換された画像情報は、輝度・色差信号変換部36でR、G、Bの三原色データからY(輝度)信号、CrCb(色差)信号に変換される。変換式は一般に次式が使用される。
【0040】
【数2】
Figure 2004120540
その後、画像情報は色差マトリックス38で色差調整が行われる。色差マトリックスの式は次のとおりである。
【0041】
【数3】
Figure 2004120540
右側のCr、Cbが色差マトリックス38のイン(入力側)になり、左側のCr、Cbが色差マトリックス38のアウト(出力側)になる。
【0042】
色差調整が行われた画像情報は、圧縮部40で圧縮処理される。
【0043】
撮像素子についてキャリブレーション(表示色の最適化)を行う場合は、撮像部22で図3に示すような校正用画像を撮影する。図3は本実施の形態で使用する校正用画像である。この校正用画像は縦7色、横4色の合計28色のパッチからなり、横4色は、白・グレイ・肌色系統、青系統、緑系統、赤系統の各系統から構成されている。校正用画像を表示させる文字・画像情報表示部16である液晶ディスプレイ(後述)にこの校正用画像を表示させ、表示された校正用画像を撮影レンズ(後述)で撮影し、CCD24に画像情報を入射させることによって、撮影レンズ、CCD24、A/D変換部26などの撮像素子が作成する明るさ、色調、シャープネス等を最適なものにする。
【0044】
この校正用画像は複数の色を有するので、複数の色を同時に撮影することによって画像生成過程での各要素での目標値とのずれを認識し、マトリックス等で補正する。この目標値は予めメモリ10に格納されている。キャリブレーションを行う場合は、携帯電話に設けられたキャリブレーション用ボタンを操作する。キャリブレーション用ボタンを操作すると、校正用画像表示用の液晶ディスプレイのバックライトが自動的に点灯し、校正用画像が所定の液晶ディスプレイに表示される。そして、撮影レンズが液晶ディスプレイに表示された校正用画像を撮影する。撮像中はバックライトが点灯している。撮像が終了すると自動的にバックライトが消灯する。
【0045】
キャリブレーション制御部42は、ホワイトバランス部28、リニアマトリックス30、フレア補正部32、γ変換部34、色差マトリックス38に接続している。A/D変換部26でデジタルデータに変換された画像情報がキャリブレーション制御部42にも入力される。キャリブレーション制御部42は入力された画像情報から撮像素子であるCCD24の状態を把握して、画像生成過程の上記各要素28、30、32、34、38で各目標値を達成するための最適な制御値を演算する。
【0046】
演算した制御値の制御信号がホワイトバランス部28へ発せられる。同様に、リニアマトリックス30にも演算した制御値の制御信号が発せられる。制御値としては、例えば、次の数値式があげられる。
【0047】
【数4】
Figure 2004120540
右側のR、G、Bがリニアマトリックス30のイン(入力側)になり、左側のR、G、Bがリニアマトリックス30のアウト(出力側)になる。この式の3×3のマトリックスの部分が制御係数となり、この係数をインのR、G、Bの値次第でその都度最適な値に設定してアウト側で所定のR、G、Bの値が出力されるようにする。インのR、G、Bの値は、撮像素子であるCCDの固体性能の違いや経時変化等により、その都度ばらつくためである。
【0048】
キャリブレーション制御部42で演算された制御値の制御信号は、フレア補正部32へ発せられ、目標値への最適なフレア補正がされる。
【0049】
同様に、キャリブレーション制御部42で演算された制御値の制御信号は、γ変換部34へ発せられ、目標値への最適なγ変換がされる。
【0050】
色差マトリックス38にもキャリブレーション制御部42で演算された制御値の制御信号が発せられる。制御値としては、例えば、次の数値式があげられる。
【0051】
【数5】
Figure 2004120540
右側のCr、Cbが色差マトリックス38のイン(入力側)になり、左側のCr、Cbが色差マトリックス38のアウト(出力側)になる。この式の2×2のマトリックスの部分が制御係数となり、この係数をインのCr、Cbの値次第でその都度最適な値に設定してアウト側で所定のCr、Cbの値が出力されるようにする。インのCr、Cbの値は、撮像素子であるCCDの固体性能の違いや経時変化等により、その都度ばらつくからである。
【0052】
なお、校正用画像は、インターネット回線から通信データ入出力部14を介して入手することもできる。すなわち、撮像装置を製造したメーカー等がその撮像装置に合った校正用画像をインターネット回線を通じて配信することができる。ユーザは適切な校正用画像をその都度インターネット回線を通じて更新することができる。
【0053】
また、メモリ10には通算画像表示時間が記憶されているので、この通算画像表示時間を基に校正用画像の表示画質を自動調整することができる。校正用画像を表示する文字・画像情報表示部16(特に、液晶ディスプレイ)の経年変化や固体別の相違により、表示上の校正用画像に変化をきたすことがあるので、いつも同じ画質の校正用画像を表示させて撮影レンズにより撮像させようとするものである。こうすれば、いつも均一の校正用画像からキャリブレーションが行えるので、キャリブレーションが確実に効果的にできる。
【0054】
撮像部22での校正用画像の撮影は、撮像部22を校正用画像に近づけて行う。例えば、撮影レンズを校正用画像が表示される液晶ディスプレイに近づけて撮影する。このため、携帯電話の構造としては、図4〜図8に示すものが考えられる。
【0055】
図4(a)は携帯電話52の斜視図、図4(b)は携帯電話52の上蓋54の背面図である。携帯電話52は、基台56及び上蓋54からなり、基台56の内側にはテンキーが配設されていて、上蓋54の内側には液晶ディスプレイ58が配設されている。上蓋54の裏側には撮影レンズ62が取り付けられている。基台56と上蓋54とは、ヒンジ53で接続されており、互いに近づく方向へ回動可能になっている。上蓋54はヒンジの中央点を中心に基台56に対して上蓋の表裏が逆になる方向に回転可能になっている。回転した結果、上蓋54の裏面が基台56と向かい合うようになった場合に、上蓋54と基台56との少なくとも一方が互いに向かい合う方向に回動した結果、撮影レンズ62が基台56に面する当該基台部分にはサブ液晶ディスプレイ60が設けられている。
【0056】
これにより、サブ液晶ディスプレイ60に校正用画像を表示させて撮影レンズ62でその校正用画像を撮影することができる。液晶ディスプレイ58には一般の文字や画像を表示させる。
【0057】
図5(a)は携帯電話64の斜視図、図5(b)は携帯電話64の基台68の背面図である。携帯電話64は、基台68及び上蓋66からなり、基台68の内側にはテンキーが配設されていて、上蓋66の内側には液晶ディスプレイ70が配設されている。基台68と上蓋66とは、ヒンジ65で接続されており、互いに近づく方向へ回動可能になっている。基台68のヒンジ65に近い部分にはレンズダイヤル74がヒンジ65と平行な軸を回転中心に回転可能に構成されており、レンズダイヤル74の中には撮影レンズ76が設けられている。したがって、レンズダイヤル74を回転させることにより、撮影レンズ76の向きも変わる。上蓋66と基台68との少なくとも一方が互いに向かい合う方向に回動した結果、撮影レンズ76が上蓋66に面する上蓋の液晶ディスプレイ70の当該部分にはキャリブレーションパターン表示エリア72が設けられている。
【0058】
これにより、キャリブレーションパターン表示エリア72に校正用画像を表示させて撮影レンズ76でその校正用画像を撮影することができる。撮影レンズ76で一般対象物を撮影するときには、レンズダイヤル74を回転させて撮影レンズ76を外側に向ける。
【0059】
図6(a)は携帯電話78を開いた状態の斜視図、図6(b)は携帯電話78を折りたたんだ状態の斜視図である。携帯電話78は、基台82及び上蓋80からなり、基台82の内側にはテンキー及び撮影レンズ86が配設されていて、上蓋80の内側には液晶ディスプレイ84が配設されている。基台82と上蓋80とは、ヒンジ79で接続されており、一方が他方に対してほぼ360°回動可能になっている。上蓋80と基台82とを互いに近づける方向に少なくともどちらかを回動させた結果、撮影レンズ86が対面する液晶ディスプレイ84の部分には校正用画像が表示されるようになっている。
【0060】
当該液晶ディスプレイ84の部分に校正用画像を表示させて撮影レンズ86でその校正用画像を撮影することができる。携帯電話78は、図6(a)の開いた状態ではテレビ電話として使用でき、図6(b)の折りたたんだ状態では撮影レンズ86が外側を向いて撮影画像を撮影レンズ86とは反対側の液晶ディスプレイ84で表示できるのでデジタルカメラとして使用できる。
【0061】
図7(a)は携帯電話88を開いた状態の斜視図、図7(b)は携帯電話88をテンキー側とは逆向きに折りたたみかけた状態の斜視図である。携帯電話88は、基台92及び上蓋90からなり、基台92の内側にはテンキーが配設されていて、上蓋90の内側には液晶ディスプレイ94が配設されている。基台92と上蓋90とは、ヒンジ89で接続されており、一方が他方に対してほぼ360°回動可能になっている。基台92の、テンキーとは反対側の面には撮影レンズ98が設けられており、上蓋90の、液晶ディスプレイ94と反対側にはサブ液晶ディスプレイ96が設けられている。撮影レンズ98とサブ液晶ディスプレイ96とを近づける方向に上蓋90と基台92とを回動させると、撮影レンズ98がサブ液晶ディスプレイ96に対面するように撮影レンズ98とサブ液晶ディスプレイ96とが配置されている。サブ液晶ディスプレイ96には校正用画像が表示される。
【0062】
上述の構成の結果、サブ液晶ディスプレイ96に校正用画像を表示させれば撮影レンズ98でその校正用画像を撮影することができる。
【0063】
図8(a)は着脱カメラ108を定位置に取り付けた状態の携帯電話100の開いた状態の斜視図、図8(b)は着脱カメラ108を基台104内側に取り付けた状態の携帯電話100の開いた状態の斜視図である。携帯電話100は、基台104及び上蓋102からなり、基台104の内側にはテンキーが配設されていて、上蓋102の内側には液晶ディスプレイ106が配設されている。基台104と上蓋102とは、ヒンジ101で接続されており、互いに近づく方向へ回動可能になっている。上蓋102の、ヒンジ101とは反対側の端部には着脱カメラ108がそこが定位置として取り付けられている。着脱カメラ108は、定位置からはずすこともでき、図8(b)に示すように基台104の内側に5箇所取り付け可能箇所がある。着脱カメラ108の底部には接続ピン(図示せず)が設けられており、上蓋102の定位置及び基台104の前記取り付け可能箇所には当該接続ピンの受け入れ部が設けられ、接続ピンをピン受け入れ部に差し込むことによって着脱カメラ108の撮影画像が携帯電話100本体に伝達されるようになっている。着脱カメラ108を基台104のどこかの取り付け可能箇所に取り付けた状態で、上蓋102と基台104との少なくとも一方が互いに向かい合う方向に回動した結果、撮影レンズ98が上蓋102の液晶ディスプレイ106に対面する。液晶ディスプレイ106のどこかの箇所には校正用画像が表示される。
【0064】
これにより、携帯電話100が閉じた状態で撮影レンズ98が校正用画像が表示されている箇所に対応するように撮影レンズ98を設置すれば、撮影レンズ98で校正用画像を撮影することができる。
【0065】
上述のように、撮像部22での校正用画像の撮影は、撮像部22を校正用画像に近づけて行うことができ、簡単に撮像素子のキャリブレーションを行うことができる。
【0066】
【発明の効果】
請求項1の本発明によれば、校正用画像を撮像して画像表示部に所望の色で校正用画像が表示されるように画像生成過程へ変動可能な係数又は関数を与えるので、画像生成過程の質をチェックして修正することができ、表示される画像を所望の色にすることができる。
【0067】
請求項2の本発明によれば、前記校正用画像を撮像中は前記校正用画像が自動的にバックライトで照らされるので、校正用画像の撮像が確実に鮮明に行われる。
【0068】
請求項3の本発明によれば、インターネット回線を介して校正用画像を取得することができるので、業者側は撮像装置に合った校正用画像をインターネット回線を介して配信することができ、ユーザ側も手軽に校正用画像を入手することができ、事後的に撮像装置の固体ばらつきを補正することが容易となる。
【0069】
請求項4の本発明によれば、前記画像表示部において同じ画質の校正用画像が表示されるようにできるので、画像表示部の経年・経時変化にもかかわらずいつでも同じ画質の校正用画像が表示されるようにすることができる。
【0070】
請求項5の本発明によれば、校正用画像を撮像して画像表示部に所望の色で校正用画像が表示されるように画像生成過程へ変動可能な係数又は関数を与えるので、撮像装置において画像生成過程の質をチェックして修正することができ、表示される画像を所望の色にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】携帯電話の構成を示すブロック図。
【図2】電子カメラ部の構成を示すブロック図。
【図3】校正用画像を示した図。
【図4】(a)は携帯電話の斜視図、(b)は携帯電話の上蓋の背面図。
【図5】(a)は携帯電話の斜視図、(b)は携帯電話の基台の背面図。
【図6】(a)は携帯電話を開いた状態の斜視図、(b)は携帯電話を折りたたんだ状態の斜視図。
【図7】(a)は携帯電話を開いた状態の斜視図、(b)は携帯電話をテンキー側とは逆向きに折りたたみかけた状態の斜視図。
【図8】(a)は着脱カメラを定位置に取り付けた状態の携帯電話の開いた状態の斜視図、(b)は着脱カメラを基台内側に取り付けた状態の携帯電話の開いた状態の斜視図。
【符号の説明】
2…携帯電話、6…校正用画像メモリ、8…制御部、10…メモリ、12…画像補正処理部、14…通信データ入出力部、16…文字・画像情報表示部、22…撮像部、23…電子カメラ部、24…CCD、26…A/D変換部、28…ホワイトバランス部、30…リニアマトリックス、32…フレア補正部、34…γ変換部、38…色差マトリックス、42…キャリブレーション制御部、52…携帯電話、54…上蓋、56…基台、58…液晶ディスプレイ、60…サブ液晶ディスプレイ、62…撮影レンズ、64…携帯電話、66…上蓋、68…基台、70…液晶ディスプレイ、72…キャリブレーションパターン表示エリア、74…レンズダイヤル、76…撮影レンズ、78…携帯電話、80…上蓋、82…基台、84…液晶ディスプレイ、86…撮影レンズ、88…携帯電話、90…上蓋、92…基台、94…液晶ディスプレイ、96…サブ液晶ディスプレイ、98…撮影レンズ、100…携帯電話、102…上蓋、104…基台、106…液晶ディスプレイ、108…着脱カメラ

Claims (5)

  1. 被写体を撮像して被写体の色の情報を含む信号を生成する撮像部を有すると共に当該撮像部によって撮像された画像を表示する画像表示部を有する撮像装置に用いられる撮像装置用校正装置であって、
    所定の色についての基準となる校正用画像を発生させる校正用画像発生手段と、
    前記撮像部と前記校正用画像とを接近させて前記撮像部で前記校正用画像を撮像して前記画像表示部に表示させたときに、前記撮像した校正用画像が前記画像表示部に所望の色で表示されるように画像生成過程へ変動可能な係数又は関数を与える制御手段と、からなる撮像装置用校正装置。
  2. 前記校正用画像発生手段は、前記校正用画像を撮像中は前記校正用画像を自動的にバックライトで照らす請求項1の撮像装置用校正装置。
  3. 前記撮像装置がインターネット回線に接続可能な通信手段を有する場合に、前記校正用画像発生手段は当該インターネット回線を介して校正用画像を取得することによって校正用画像を発生させることができる請求項1の撮像装置用校正装置。
  4. 前記撮像装置は通算画像表示時間履歴を格納する格納部を有し、前記撮像装置用校正装置は、当該格納されている通算画像表示時間履歴から前記画像表示部における校正用画像の表示画質を自動調整して同じ画質の校正用画像が表示されるようにする画像表示部調整手段を有する請求項1の撮像装置用校正装置。
  5. 被写体を撮像して被写体の色の情報を含む信号を生成する撮像部と、
    前記撮像部によって撮像された画像を表示する画像表示部と、
    所定の色についての基準となる校正用画像を発生させる校正用画像発生手段と、
    前記撮像部と接近可能であると共に前記校正用画像を表示させる校正用画像表示部と、
    前記撮像部と前記校正用画像表示部とを接近させて前記撮像部で前記校正用画像を撮像して前記画像表示部に表示させたときに、前記撮像した校正用画像が前記画像表示部に所望の色で表示されるように画像生成過程へ変動可能な係数又は関数を与える制御手段と、からなる撮像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112771851A (zh) * 2018-10-04 2021-05-07 索尼公司 图像处理装置、图像处理方法和程序

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