JP2004120400A - 画像処理方法および装置並びにプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】YCC空間上においてホワイトバランス補正を行う際に、良質な補正画像を得ると共に、処理速度を早くする。
【解決手段】DVDプレーヤー3のYCC変換手段32は、読出手段30により記録媒体2のCD−RまたはDVD−Rから読み出した画像データDをテレビ表示に適した720×480画素のYCC画像データP(Y,Cb,Cr)に変換する。縮小手段34は、YCC画像データPを縮小して120×80画素の縮小YCC画像データP1を得、RGB変換手段36は、縮小YCC画像データをRGB変換して縮小縮小RGB画像データD1を得る。補正量算出手段38は、縮小RGB画像データD1を用いて補正量ΔR、ΔG、ΔBを算出し、LUT作成手段40は、式(14)に従って9つの1次元LUTを作成する。処理手段50は、LUT作成手段40により作成した9つの1次元LUTをYCC画像データPに適用すると共に、式(15)に示す加算処理を行って、ホワイトバランス補正済みの目的YCC画像データP’を得る。
【選択図】 図2
【解決手段】DVDプレーヤー3のYCC変換手段32は、読出手段30により記録媒体2のCD−RまたはDVD−Rから読み出した画像データDをテレビ表示に適した720×480画素のYCC画像データP(Y,Cb,Cr)に変換する。縮小手段34は、YCC画像データPを縮小して120×80画素の縮小YCC画像データP1を得、RGB変換手段36は、縮小YCC画像データをRGB変換して縮小縮小RGB画像データD1を得る。補正量算出手段38は、縮小RGB画像データD1を用いて補正量ΔR、ΔG、ΔBを算出し、LUT作成手段40は、式(14)に従って9つの1次元LUTを作成する。処理手段50は、LUT作成手段40により作成した9つの1次元LUTをYCC画像データPに適用すると共に、式(15)に示す加算処理を行って、ホワイトバランス補正済みの目的YCC画像データP’を得る。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はYCC空間において画像データに対してホワイトバランス補正を施す画像処理方法および装置ならびに前記画像処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタルカメラの普及に伴って、デジタルカメラにより撮像して得たデジタル画像データ(以下略して画像データという)は様々な形態で利用されている。例えば、デジタルカメラにより取得した画像データをパソナルコンピュータ(以下パソコンという)に転送したり、パソコンからCD−Rや、DVD−Rなどの大容量記憶媒体に書き込んで保存したり、DVDプレーヤーなどの再生装置でCD−R、DVD−Rなどの記録媒体に記憶された画像データをYCC画像データに変換してテレビに再生させたりすることが行われている。
【0003】
一般にデジタルカメラによって取得した画像データは撮影時の光源の影響が顕著に現れる傾向があり、画像全体に色の偏りが見られることがある。例えば蛍光灯の下で撮影を行って得た画像の場合、画像全体に青みがかかった状態になることが多いし、デジタルカメラの機種の違いによっても、同じ環境で撮影が行われても画像における色の偏り具合に差が見られることがある。画像に存在する色の偏りを解消し、満足できる再生画像を得るため、DVDプレーヤーなどの再生装置において、画像データに対してホワイトバランス補正を施すことが必要である。
【0004】
画像データに対するホワイトバランス補正は、RGB空間において行ってもよいし、YCC空間において行ってもよいが、DVDプレーヤーなどの再生装置の場合、テレビに出力することを前提とするため、画像データをまずYCCデータに変換するのが普通である。ホワイトバランス補正を行う際に、一旦YCCデータになった画像データをRGBデータに逆変換し、RGB空間でホワイトバランス補正を行った後再びYCCデータに変換する方法を用いると、変換する手間を必要とし、処理時間がかかるため、YCCデータとなる画像データに対してはYCC空間上でホワイトバランス補正を行う、すなわちYCC画像データをRGB画像データに変換せずにYCC画像データのまま直接に補正を行うことが好ましい。
【0005】
特許文献1において、YCbCr空間でホワイトバランス補正を行う方法が提案されている。この方法は、画像における顔領域の色に重点を置きながら画像全体の良好なバランスを図るものであり、顔領域のデータの平均値となるRGBデータをYCbCrデータに変換し、そのCb、Cr値が、Cb−Cr平面にプロットされたときの位置に応じてCb、Cr値の補正を行うものである。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−44469号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、画像データの輝度値Yも画像のホワイトバランスに影響を与えるものである。例えばデジタルカメラによりタングステン光源下で明るいグレー(輝度値Yが高いグレー)と暗いグレー(輝度値Yが低いグレー)を撮像した場合、画像のCb、Cr値が異なり、上述の方法のように、輝度値Yの情報なしにCb、Cr値だけに基づいてホワイトバランス補正を行うのでは、ハイライトからシャドウまでグレーバランスを取ることができず、良質な再生画像を得ることができない。
【0008】
YCC空間上でハイライトからシャドウまでグレーバランスが取れるようにするには、輝度値Yも入れて3次元(Y、C1、C2)LUT(ルックアップテーブル)を用いる方法が考えられるが、この方法では演算時間がかかるという問題がある。
【0009】
本発明は、上記事情を鑑みなされたものであり、YCC空間上でホワイトバランス補正を行う際に、処理時間を短縮すると共に、良質な再生画像を得ることを可能にする画像処理方法および装置な並びにそのためのプログラムを提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明による画像処理方法は、下記式(1)により定義されるYCC空間においてYCC画像データ(Y,C1,C2)に対してホワイトバランス補正を施して目的YCC画像データ(Y’,C1’,C2’)を得る画像処理方法であって、
前記YCC画像データを縮小して縮小YCC画像データを得、
前記縮小YCC画像データをRGB画像データに変換して縮小RGB画像データを得、
前記縮小RGB画像データを用いてホワイトバランス補正量ΔR,ΔG,ΔBを求め、
下記式(2)に従ってLUT1からLUT9までの9つの1次元ルックアップテーブルを作成し、
前記9つの1次元ルックアップテーブルおよび下記式(3)を用いて前記YCC画像データを前記目的YCC画像データに変換することを特徴とするものである。
【0011】
【数4】
【数5】
【数6】
すなわち、本発明の画像処理方法は、YCC空間上においてホワイトバランス補正を行う際に、YCC画像データ(Y,C1,C2)を縮小して得た縮小YCC画像データをさらに色変換して得た縮小RGB画像データを用いてホワイトバランス補正量ΔR、ΔB、ΔCを求め、このホワイトバランス補正量を用いて、補正前のYCC画像データ(Y,C1,C2)を補正済みYCC画像データ、すなわち目的YCC画像データ(Y’,C1’,C2’)との変換に上記式(2)および式(3)に示す線形的な変換式を適用することによって、輝度値Yの影響を考慮すると共に、3次元LUTの代わりに上記式(2)に示す9つの1次元LUTと上記式(3)に示す加算処理を用いてホワイトバランス補正を行うためのものである。ここで、式(2)および式(3)の導出の方法を説明する。
【0012】
まず、RGB空間においてRGB画像データ(R,G,B)に対してホワイトバランス補正を行って補正済RGB画像データ(R’,G’,B’)を得る際に、下記の式(4)に示す近似式を用いることができる。
【0013】
【数7】
本発明におけるYCC画像データは上記式(1)により定義されるものであるので、補正済YCC画像データ、すなわち目的YCC画像データ(Y’,C1’,C2’)を下記の式(5)により表すことができる。
【0014】
【数8】
式(5)に用いられる補正済RGB値(R’,G,B’)に式(4)を適用すると、式(6)に示す、補正済YCC画像データのY’、C1’、C2’と補正前の画像データのR,G,B値との関係を導出することができる。
【0015】
【数9】
一方、上記式(1)を逆変換すると、下記の式(7)を得ることができる。
【0016】
【数10】
式(6)の右辺に式(7)に示すR,G,B値を代入し、さらに下記の式(8)に示す変換式を適用すると、式(9)に示す補正済YCC画像データのY’,C1’,C2’と補正前のYCC画像データのY,C1,C2との関係式を導出することができる。
【0017】
【数11】
【数12】
式(9)を分解することによって、上記式(2)と式(3)を得ることができる。
【0018】
ここで、YCC空間上における色差値をC1とC2として表しているが、Cb、Crを用いることが好ましい。
【0019】
本発明における画像処理装置は、上記式(1)により定義されるYCC空間においてYCC画像データ(Y,C1,C2)に対してホワイトバランス補正を施して目的YCC画像データ(Y’,C1’,C2’)を得る画像処理装置であって、
前記YCC画像データを縮小して縮小YCC画像データを得る縮小手段と、
前記縮小YCC画像データをRGB画像データに変換して縮小RGB画像データを得る色変換手段と、
前記縮小RGB画像データを用いてホワイトバランス補正量ΔR,ΔG,ΔBを求める補正量算出手段と、
上記式(2)に従ってLUT1からLUT9までの9つの1次元ルックアップテーブルを作成するLUT作成手段と、
前記9つの1次元ルックアップテーブルおよび上記式(3)を用いて前記YCC画像データを前記目的YCC画像データに変換する変換手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0020】
本発明によるプログラムは、上記式(1)により定義されるYCC空間においてYCC画像データ(Y,C1,C2)に対してホワイトバランス補正を施して目的YCC画像データ(Y’,C1’,C2’)を得る処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記処理が、前記YCC画像データを縮小して縮小YCC画像データを得る縮小処理と、
前記縮小YCC画像データをRGB画像データに変換して縮小RGB画像データを得る色変換処理と、
前記縮小RGB画像データを用いてホワイトバランス補正量ΔR,ΔG,ΔBを求める補正量算出処理と、
上記式(2)に従ってLUT1からLUT9までの9つの1次元ルックアップテーブルを作成するLUT作成処理と、
前記9つの1次元ルックアップテーブルおよび上記式(3)を用いて前記YCC画像データを前記目的YCC画像データに変換する変換処理とからなることを特徴とするものである。
【0021】
【発明の効果】
本発明の画像処理方法、装置および本発明のプログラムが実装されたコンピュータによれば、YCC空間上で画像データに対してホワイトバランス補正を行う際に、輝度値Yの影響を計算に入れているので、ハイライトからシャドウまでグレーバランスを取ることができ、良質な補正画像を得ることができると共に、3次元LUTの代わりに9つの一元LUTと加算処理を用いるようにし、演算時間を短縮しているので、処理速度を速くすることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
【0023】
図1は本発明の実施形態による画像再生システムの構成を示す概略ブロック図である。図1に示すように、本実施形態の画像再生システムは、デジタルカメラにより取得した画像データ(ITU−R BT.709(REC.709))に準拠したものである)を保管すると共に、これらの画像データを記録媒体2(CD−RまたはDVD−R)に書き込むことが可能なパソコン1と、記録媒体2に記録された画像データに対してYCC変換を行うと共に、ホワイトバランス補正を施すDVDプレーヤー3と、DVDプレーヤー3から出力された画像データを表示するテレビ4とを備えたものである。
【0024】
図2は、本発明の実施形態である、図1に示す画像再生システムにおけるDVDプレーヤー3の構成を示すブロック図である。図示のように、DVDプレーヤー3は、記録媒体2のCD−RまたはDVD−Rから、JPEG圧縮された画像データDを読み出す読出手段30と、画像データDを解凍してテレビ表示に適した720×480画素のYCC画像データP(Y,Cb,Cr)に変換するYCC変換手段32と、YCC画像データPを縮小して120×80画素の縮小YCC画像データP1を得る縮小手段34と、縮小YCC画像データP1をRGB画像データに変換して縮小RGB画像データD1を得るRGB変換手段36と、縮小RGB画像データD1を用いて補正量ΔR、ΔG、ΔBを算出する補正量算出手段38と、補正量ΔR、ΔG、ΔBを用いて9個の1次元LUTを作成するLUT作成手段40と、YCC画像データPの各画素に対して、LUT作成手段40により作成した9個の1次元LUTを適用して目的YCC画像データP’(Y’、C’b,C’r)を得る処理手段50と、目的YCC画像データP’をテレビ4に出力して表示させる出力手段60とを備えてなるものである。
【0025】
補正量算出手段38は、縮小RGB画像データD1からホワイトバランス補正量ΔR、ΔG、ΔBを算出するものである。本実施形態において、RGB空間上におけるホワイトバランス補正は下記式(10)に示すように行うことができ、式(11)に用いられるホワイトバランス補正量ΔR、ΔG、ΔBは式(11)に従って求めることができる。
【0026】
【数13】
【数14】
なお、ここで、ホワイトバランス補正量を求める際に上述した縮小RGB画像データD1を用いているので、式(11)における総画素数nは9600(120×80)となる。
【0027】
LUT作成手段40は、YCC画像データPに対してホワイトバランス補正を行う際に用いる9つの1次元LUT(式(2)に示すLUT1〜LUT9に相当するもの)を作成するものである。本実施形態において、記録媒体2に記録された画像データDは、ITU−R BT.709(REC.709)に準拠したものであるので、そのYCC空間は下記の式(12)に示すように定義される。
【0028】
【数15】
輝度値Yが0.081以上であるとき、R、G、B値のいずれも0.081以上であり、輝度値Yが0.081より小さいとき、R、G、B値のいずれも0.081より小さいと仮定し、式(10)と式(12)とに基づいて、上述した式(9)の導出と同様の方法でYCC空間上におけるホワイトバランス補正の計算式を導出することができる。
【0029】
【数16】
式(13)に基づいて、上述した式(2)に相当する9つの1次元LUTおよび式(3)に相当する加算処理を下記の式(14)、式(15)のように導出することができる。なお、式(14)は、8ビットの画像データを例にして導出したものである。
【0030】
【数17】
【数18】
本実施形態におけるLUT作成手段40は、式(14)に基づいて、9つの1次元LUT:YYtbl「Y」、YCbtbl「Cb」、YCrtbl「Cr」、CbYtbl「Y」、CbCbtbl「Cb」、CbCrtbl「Cr」、CrYtbl「Y」、CrCbtbl「Cb」、CrCrtbl「Cr」を作成して、処理手段50に供する。
【0031】
処理手段50は、LUT作成手段40により得られた9つのLUTをYCC画像データPに適用すると共に、上記式(15)に示す加算処理を行って、目的YCC画像データP’を得る。
【0032】
図3は、図2に示すDVDプレーヤー3の動作を示すフローチャートである。図示のように、DVDプレーヤー3は、画像データをテレビ4に表示させるために、まず読出手段30により、テレビ4に表示させる画像データDを読み出す(S10)。YCC変換手段32は、読出手段30に読み出された画像データDをテレビ表示に適した720×480画素のYCC画像データP(Y,Cb,Cr)に変換する(S15)。縮小手段34は、YCC変換手段32により得られたYCC画像データPを120×80画素の縮小YCC画像データP1に縮小し、RGB変換手段36に出力する(S20)。RGB変換手段36は、縮小YCC画像データP1をRGB画像データに変換して縮小RGB画像データD1を得る(S25)。補正量算出手段38は、縮小RGB画像データD1を用いて、式(11)に従ってホワイトバランス補正量ΔR、ΔG、ΔBを算出して、LUT作成手段40に供する(S35)。処理手段50は、YCC変換手段32により得られたYCC画像データPに対して、LUT作成手段40により作成した9つの1次元LUTを適用すると共に、式(15)に示す加算処理を施してホワイトバランス補正を行って、目的YCC画像データP’を得る(S40)。出力手段60は、処理手段50によりホワイトバランス補正を施して得た目的YCC画像データP’をテレビ4に出力する(S45)。
【0033】
このように、本実施形態の画像再生システムにおいて、DVDプレーヤー3は、YCC空間上で画像データに対してホワイトバランス補正を行う際に、輝度値Yの影響を計算に入れることによって、画像のハイライトからシャドウまでグレーバランスを取ることができ、良質な補正画像を得ることができると共に、3次元LUTの代わりに9つの一元LUTと加算処理を用いるようにし、演算時間を短縮しているので、処理速度が速い。
【0034】
上述において本発明の一実施形態となる画像再生システムについて説明したが、本発明は、上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の主旨を変えない限り種々の変更を加えることができる。
【0035】
例えば、図1に示す画像再生システムにおいて、再生する画像データDはデジタルカメラにより取得した、ITU−R BT.709(REC.709)に準拠したものであるので、DVDプレーヤー3においてホワイトバランス補正を行う際に、式(14)に示す9つのLUTを用いたが、本発明は、ITU−R BT.709(REC.709)に準拠した画像データだけではなく、式(1)により定義される空間上におけるいかなるYCC画像データにも適用することができる。その際、その画像データの準拠した規格などに応じて式(2)に示す9つの1次元LUTを作成するようにすればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による画像再生システムの構成を示すブロック図
【図2】図1に示す画像再生システムにおけるDVDプレーヤー3のの構成を示すブロック図
【図3】図2に示すDVDプレーヤーの動作を示すフローチャート
【符号の説明】
1 PC
2 記録媒体
3 DVDプレーヤー
4 テレビ
30 読出手段
32 YCC変換手段
34 縮小手段
36 RGB変換手段
38 補正量算出手段
40 LUT作成手段
50 処理手段
60 出力手段
D 圧縮画像データ
D1 縮小RGB画像データ
P YCC画像データ
P1 縮小YCC画像データ
P’ 目的YCC画像データ
ΔR,ΔB ホワイトバランス補正量
【発明の属する技術分野】
本発明はYCC空間において画像データに対してホワイトバランス補正を施す画像処理方法および装置ならびに前記画像処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタルカメラの普及に伴って、デジタルカメラにより撮像して得たデジタル画像データ(以下略して画像データという)は様々な形態で利用されている。例えば、デジタルカメラにより取得した画像データをパソナルコンピュータ(以下パソコンという)に転送したり、パソコンからCD−Rや、DVD−Rなどの大容量記憶媒体に書き込んで保存したり、DVDプレーヤーなどの再生装置でCD−R、DVD−Rなどの記録媒体に記憶された画像データをYCC画像データに変換してテレビに再生させたりすることが行われている。
【0003】
一般にデジタルカメラによって取得した画像データは撮影時の光源の影響が顕著に現れる傾向があり、画像全体に色の偏りが見られることがある。例えば蛍光灯の下で撮影を行って得た画像の場合、画像全体に青みがかかった状態になることが多いし、デジタルカメラの機種の違いによっても、同じ環境で撮影が行われても画像における色の偏り具合に差が見られることがある。画像に存在する色の偏りを解消し、満足できる再生画像を得るため、DVDプレーヤーなどの再生装置において、画像データに対してホワイトバランス補正を施すことが必要である。
【0004】
画像データに対するホワイトバランス補正は、RGB空間において行ってもよいし、YCC空間において行ってもよいが、DVDプレーヤーなどの再生装置の場合、テレビに出力することを前提とするため、画像データをまずYCCデータに変換するのが普通である。ホワイトバランス補正を行う際に、一旦YCCデータになった画像データをRGBデータに逆変換し、RGB空間でホワイトバランス補正を行った後再びYCCデータに変換する方法を用いると、変換する手間を必要とし、処理時間がかかるため、YCCデータとなる画像データに対してはYCC空間上でホワイトバランス補正を行う、すなわちYCC画像データをRGB画像データに変換せずにYCC画像データのまま直接に補正を行うことが好ましい。
【0005】
特許文献1において、YCbCr空間でホワイトバランス補正を行う方法が提案されている。この方法は、画像における顔領域の色に重点を置きながら画像全体の良好なバランスを図るものであり、顔領域のデータの平均値となるRGBデータをYCbCrデータに変換し、そのCb、Cr値が、Cb−Cr平面にプロットされたときの位置に応じてCb、Cr値の補正を行うものである。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−44469号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、画像データの輝度値Yも画像のホワイトバランスに影響を与えるものである。例えばデジタルカメラによりタングステン光源下で明るいグレー(輝度値Yが高いグレー)と暗いグレー(輝度値Yが低いグレー)を撮像した場合、画像のCb、Cr値が異なり、上述の方法のように、輝度値Yの情報なしにCb、Cr値だけに基づいてホワイトバランス補正を行うのでは、ハイライトからシャドウまでグレーバランスを取ることができず、良質な再生画像を得ることができない。
【0008】
YCC空間上でハイライトからシャドウまでグレーバランスが取れるようにするには、輝度値Yも入れて3次元(Y、C1、C2)LUT(ルックアップテーブル)を用いる方法が考えられるが、この方法では演算時間がかかるという問題がある。
【0009】
本発明は、上記事情を鑑みなされたものであり、YCC空間上でホワイトバランス補正を行う際に、処理時間を短縮すると共に、良質な再生画像を得ることを可能にする画像処理方法および装置な並びにそのためのプログラムを提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明による画像処理方法は、下記式(1)により定義されるYCC空間においてYCC画像データ(Y,C1,C2)に対してホワイトバランス補正を施して目的YCC画像データ(Y’,C1’,C2’)を得る画像処理方法であって、
前記YCC画像データを縮小して縮小YCC画像データを得、
前記縮小YCC画像データをRGB画像データに変換して縮小RGB画像データを得、
前記縮小RGB画像データを用いてホワイトバランス補正量ΔR,ΔG,ΔBを求め、
下記式(2)に従ってLUT1からLUT9までの9つの1次元ルックアップテーブルを作成し、
前記9つの1次元ルックアップテーブルおよび下記式(3)を用いて前記YCC画像データを前記目的YCC画像データに変換することを特徴とするものである。
【0011】
【数4】
【数5】
【数6】
すなわち、本発明の画像処理方法は、YCC空間上においてホワイトバランス補正を行う際に、YCC画像データ(Y,C1,C2)を縮小して得た縮小YCC画像データをさらに色変換して得た縮小RGB画像データを用いてホワイトバランス補正量ΔR、ΔB、ΔCを求め、このホワイトバランス補正量を用いて、補正前のYCC画像データ(Y,C1,C2)を補正済みYCC画像データ、すなわち目的YCC画像データ(Y’,C1’,C2’)との変換に上記式(2)および式(3)に示す線形的な変換式を適用することによって、輝度値Yの影響を考慮すると共に、3次元LUTの代わりに上記式(2)に示す9つの1次元LUTと上記式(3)に示す加算処理を用いてホワイトバランス補正を行うためのものである。ここで、式(2)および式(3)の導出の方法を説明する。
【0012】
まず、RGB空間においてRGB画像データ(R,G,B)に対してホワイトバランス補正を行って補正済RGB画像データ(R’,G’,B’)を得る際に、下記の式(4)に示す近似式を用いることができる。
【0013】
【数7】
本発明におけるYCC画像データは上記式(1)により定義されるものであるので、補正済YCC画像データ、すなわち目的YCC画像データ(Y’,C1’,C2’)を下記の式(5)により表すことができる。
【0014】
【数8】
式(5)に用いられる補正済RGB値(R’,G,B’)に式(4)を適用すると、式(6)に示す、補正済YCC画像データのY’、C1’、C2’と補正前の画像データのR,G,B値との関係を導出することができる。
【0015】
【数9】
一方、上記式(1)を逆変換すると、下記の式(7)を得ることができる。
【0016】
【数10】
式(6)の右辺に式(7)に示すR,G,B値を代入し、さらに下記の式(8)に示す変換式を適用すると、式(9)に示す補正済YCC画像データのY’,C1’,C2’と補正前のYCC画像データのY,C1,C2との関係式を導出することができる。
【0017】
【数11】
【数12】
式(9)を分解することによって、上記式(2)と式(3)を得ることができる。
【0018】
ここで、YCC空間上における色差値をC1とC2として表しているが、Cb、Crを用いることが好ましい。
【0019】
本発明における画像処理装置は、上記式(1)により定義されるYCC空間においてYCC画像データ(Y,C1,C2)に対してホワイトバランス補正を施して目的YCC画像データ(Y’,C1’,C2’)を得る画像処理装置であって、
前記YCC画像データを縮小して縮小YCC画像データを得る縮小手段と、
前記縮小YCC画像データをRGB画像データに変換して縮小RGB画像データを得る色変換手段と、
前記縮小RGB画像データを用いてホワイトバランス補正量ΔR,ΔG,ΔBを求める補正量算出手段と、
上記式(2)に従ってLUT1からLUT9までの9つの1次元ルックアップテーブルを作成するLUT作成手段と、
前記9つの1次元ルックアップテーブルおよび上記式(3)を用いて前記YCC画像データを前記目的YCC画像データに変換する変換手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0020】
本発明によるプログラムは、上記式(1)により定義されるYCC空間においてYCC画像データ(Y,C1,C2)に対してホワイトバランス補正を施して目的YCC画像データ(Y’,C1’,C2’)を得る処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記処理が、前記YCC画像データを縮小して縮小YCC画像データを得る縮小処理と、
前記縮小YCC画像データをRGB画像データに変換して縮小RGB画像データを得る色変換処理と、
前記縮小RGB画像データを用いてホワイトバランス補正量ΔR,ΔG,ΔBを求める補正量算出処理と、
上記式(2)に従ってLUT1からLUT9までの9つの1次元ルックアップテーブルを作成するLUT作成処理と、
前記9つの1次元ルックアップテーブルおよび上記式(3)を用いて前記YCC画像データを前記目的YCC画像データに変換する変換処理とからなることを特徴とするものである。
【0021】
【発明の効果】
本発明の画像処理方法、装置および本発明のプログラムが実装されたコンピュータによれば、YCC空間上で画像データに対してホワイトバランス補正を行う際に、輝度値Yの影響を計算に入れているので、ハイライトからシャドウまでグレーバランスを取ることができ、良質な補正画像を得ることができると共に、3次元LUTの代わりに9つの一元LUTと加算処理を用いるようにし、演算時間を短縮しているので、処理速度を速くすることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
【0023】
図1は本発明の実施形態による画像再生システムの構成を示す概略ブロック図である。図1に示すように、本実施形態の画像再生システムは、デジタルカメラにより取得した画像データ(ITU−R BT.709(REC.709))に準拠したものである)を保管すると共に、これらの画像データを記録媒体2(CD−RまたはDVD−R)に書き込むことが可能なパソコン1と、記録媒体2に記録された画像データに対してYCC変換を行うと共に、ホワイトバランス補正を施すDVDプレーヤー3と、DVDプレーヤー3から出力された画像データを表示するテレビ4とを備えたものである。
【0024】
図2は、本発明の実施形態である、図1に示す画像再生システムにおけるDVDプレーヤー3の構成を示すブロック図である。図示のように、DVDプレーヤー3は、記録媒体2のCD−RまたはDVD−Rから、JPEG圧縮された画像データDを読み出す読出手段30と、画像データDを解凍してテレビ表示に適した720×480画素のYCC画像データP(Y,Cb,Cr)に変換するYCC変換手段32と、YCC画像データPを縮小して120×80画素の縮小YCC画像データP1を得る縮小手段34と、縮小YCC画像データP1をRGB画像データに変換して縮小RGB画像データD1を得るRGB変換手段36と、縮小RGB画像データD1を用いて補正量ΔR、ΔG、ΔBを算出する補正量算出手段38と、補正量ΔR、ΔG、ΔBを用いて9個の1次元LUTを作成するLUT作成手段40と、YCC画像データPの各画素に対して、LUT作成手段40により作成した9個の1次元LUTを適用して目的YCC画像データP’(Y’、C’b,C’r)を得る処理手段50と、目的YCC画像データP’をテレビ4に出力して表示させる出力手段60とを備えてなるものである。
【0025】
補正量算出手段38は、縮小RGB画像データD1からホワイトバランス補正量ΔR、ΔG、ΔBを算出するものである。本実施形態において、RGB空間上におけるホワイトバランス補正は下記式(10)に示すように行うことができ、式(11)に用いられるホワイトバランス補正量ΔR、ΔG、ΔBは式(11)に従って求めることができる。
【0026】
【数13】
【数14】
なお、ここで、ホワイトバランス補正量を求める際に上述した縮小RGB画像データD1を用いているので、式(11)における総画素数nは9600(120×80)となる。
【0027】
LUT作成手段40は、YCC画像データPに対してホワイトバランス補正を行う際に用いる9つの1次元LUT(式(2)に示すLUT1〜LUT9に相当するもの)を作成するものである。本実施形態において、記録媒体2に記録された画像データDは、ITU−R BT.709(REC.709)に準拠したものであるので、そのYCC空間は下記の式(12)に示すように定義される。
【0028】
【数15】
輝度値Yが0.081以上であるとき、R、G、B値のいずれも0.081以上であり、輝度値Yが0.081より小さいとき、R、G、B値のいずれも0.081より小さいと仮定し、式(10)と式(12)とに基づいて、上述した式(9)の導出と同様の方法でYCC空間上におけるホワイトバランス補正の計算式を導出することができる。
【0029】
【数16】
式(13)に基づいて、上述した式(2)に相当する9つの1次元LUTおよび式(3)に相当する加算処理を下記の式(14)、式(15)のように導出することができる。なお、式(14)は、8ビットの画像データを例にして導出したものである。
【0030】
【数17】
【数18】
本実施形態におけるLUT作成手段40は、式(14)に基づいて、9つの1次元LUT:YYtbl「Y」、YCbtbl「Cb」、YCrtbl「Cr」、CbYtbl「Y」、CbCbtbl「Cb」、CbCrtbl「Cr」、CrYtbl「Y」、CrCbtbl「Cb」、CrCrtbl「Cr」を作成して、処理手段50に供する。
【0031】
処理手段50は、LUT作成手段40により得られた9つのLUTをYCC画像データPに適用すると共に、上記式(15)に示す加算処理を行って、目的YCC画像データP’を得る。
【0032】
図3は、図2に示すDVDプレーヤー3の動作を示すフローチャートである。図示のように、DVDプレーヤー3は、画像データをテレビ4に表示させるために、まず読出手段30により、テレビ4に表示させる画像データDを読み出す(S10)。YCC変換手段32は、読出手段30に読み出された画像データDをテレビ表示に適した720×480画素のYCC画像データP(Y,Cb,Cr)に変換する(S15)。縮小手段34は、YCC変換手段32により得られたYCC画像データPを120×80画素の縮小YCC画像データP1に縮小し、RGB変換手段36に出力する(S20)。RGB変換手段36は、縮小YCC画像データP1をRGB画像データに変換して縮小RGB画像データD1を得る(S25)。補正量算出手段38は、縮小RGB画像データD1を用いて、式(11)に従ってホワイトバランス補正量ΔR、ΔG、ΔBを算出して、LUT作成手段40に供する(S35)。処理手段50は、YCC変換手段32により得られたYCC画像データPに対して、LUT作成手段40により作成した9つの1次元LUTを適用すると共に、式(15)に示す加算処理を施してホワイトバランス補正を行って、目的YCC画像データP’を得る(S40)。出力手段60は、処理手段50によりホワイトバランス補正を施して得た目的YCC画像データP’をテレビ4に出力する(S45)。
【0033】
このように、本実施形態の画像再生システムにおいて、DVDプレーヤー3は、YCC空間上で画像データに対してホワイトバランス補正を行う際に、輝度値Yの影響を計算に入れることによって、画像のハイライトからシャドウまでグレーバランスを取ることができ、良質な補正画像を得ることができると共に、3次元LUTの代わりに9つの一元LUTと加算処理を用いるようにし、演算時間を短縮しているので、処理速度が速い。
【0034】
上述において本発明の一実施形態となる画像再生システムについて説明したが、本発明は、上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の主旨を変えない限り種々の変更を加えることができる。
【0035】
例えば、図1に示す画像再生システムにおいて、再生する画像データDはデジタルカメラにより取得した、ITU−R BT.709(REC.709)に準拠したものであるので、DVDプレーヤー3においてホワイトバランス補正を行う際に、式(14)に示す9つのLUTを用いたが、本発明は、ITU−R BT.709(REC.709)に準拠した画像データだけではなく、式(1)により定義される空間上におけるいかなるYCC画像データにも適用することができる。その際、その画像データの準拠した規格などに応じて式(2)に示す9つの1次元LUTを作成するようにすればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による画像再生システムの構成を示すブロック図
【図2】図1に示す画像再生システムにおけるDVDプレーヤー3のの構成を示すブロック図
【図3】図2に示すDVDプレーヤーの動作を示すフローチャート
【符号の説明】
1 PC
2 記録媒体
3 DVDプレーヤー
4 テレビ
30 読出手段
32 YCC変換手段
34 縮小手段
36 RGB変換手段
38 補正量算出手段
40 LUT作成手段
50 処理手段
60 出力手段
D 圧縮画像データ
D1 縮小RGB画像データ
P YCC画像データ
P1 縮小YCC画像データ
P’ 目的YCC画像データ
ΔR,ΔB ホワイトバランス補正量
Claims (3)
- 下記式(1)により定義されるYCC空間においてYCC画像データ(Y,C1,C2)に対してホワイトバランス補正を施して目的YCC画像データ(Y’,C1’,C2’)を得る画像処理方法であって、
前記YCC画像データを縮小して縮小YCC画像データを得、
前記縮小YCC画像データをRGB画像データに変換して縮小RGB画像データを得、
前記縮小RGB画像データを用いてホワイトバランス補正量ΔR,ΔG,ΔBを求め、
下記式(2)に従ってLUT1からLUT9までの9つの1次元ルックアップテーブルを作成し、
前記9つの1次元ルックアップテーブルおよび下記式(3)を用いて前記YCC画像データを前記目的YCC画像データに変換することを特徴とする画像処理方法。
- 請求項1記載の式(1)により定義されるYCC空間においてYCC画像データ(Y,C1,C2)に対してホワイトバランス補正を施して目的YCC画像データ(Y’,C1’,C2’)を得る画像処理装置であって、
前記YCC画像データを縮小して縮小YCC画像データを得る縮小手段と、
前記縮小YCC画像データをRGB画像データに変換して縮小RGB画像データを得る色変換手段と、
前記縮小RGB画像データを用いてホワイトバランス補正量ΔR,ΔG,ΔBを求める補正量算出手段と、
請求項1記載の式(2)に従ってLUT1からLUT9までの9つの1次元ルックアップテーブルを作成するLUT作成手段と、
前記9つの1次元ルックアップテーブルおよび請求項1記載の式(3)を用いて前記YCC画像データを前記目的YCC画像データに変換する変換手段とを備えたことを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1記載の式(1)により定義されるYCC空間においてYCC画像データ(Y,C1,C2)に対してホワイトバランス補正を施して目的YCC画像データ(Y’,C1’,C2’)を得る処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記処理が、前記YCC画像データを縮小して縮小YCC画像データを得る縮小処理と、
前記縮小YCC画像データをRGB画像データに変換して縮小RGB画像データを得る色変換処理と、
前記縮小RGB画像データを用いてホワイトバランス補正量ΔR,ΔG,ΔBを求める補正量算出処理と、
請求項1記載の式(2)に従ってLUT1からLUT9までの9つの1次元ルックアップテーブルを作成するLUT作成処理と、
前記9つの1次元ルックアップテーブルおよび請求項1記載の式(3)を用いて前記YCC画像データを前記目的YCC画像データに変換する変換処理とからなることを特徴とするプログラム。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002281512A JP2004120400A (ja) | 2002-09-26 | 2002-09-26 | 画像処理方法および装置並びにプログラム |
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JP2010286656A (ja) * | 2009-06-11 | 2010-12-24 | Totoku Electric Co Ltd | 表示画像補正方法および画像表示装置 |
-
2002
- 2002-09-26 JP JP2002281512A patent/JP2004120400A/ja not_active Withdrawn
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