JP3926685B2 - 画像処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像処理装置、具体的にはテンプレート画像データが合成されている可能性のある画像データに対して画質補正を行う画像処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
デジタルカメラにおいて、撮像により取得した画像を、デジタル画像データとしてデジタルカメラ内部に設けられた内部メモリやICカードなどの記録媒体に記録し、記録されたデジタル画像データに基づいて、プリンタやモニタに撮像により取得した画像を表示することができる。このように、デジタルカメラにより取得した画像をプリントする場合においては、ネガフイルムからプリントされた写真と同様の高品位な画質を有するものとすることが期待されている。
【0003】
そのため、デジタルカメラにより取得した画像データに対してプリントする場合に、画像処理装置(画像処理機能付属のプリンタを含む)によって画像データに対して自動ホワイトバランス補正や、自動濃度補正などの画質補正を行うことが通常に行われている。
【0004】
また、デジタルカメラにより取得した画像データに限らず、ネガフィルムをスキャンして得たデジタル画像データに対しても同様な画質補正処理が行われている。
【0005】
一方、近年、デジタルカメラの機能の多様化、ユーザによる画像合成などの処理の簡単化が進み、テンプレート画像合成機能が内蔵されたデジタルカメラを用いて撮像して得た画像データに、同じデジタルカメラでテンプレート画像を合成したり、パーソナルコンピュータ(以下略してパソコンという)に画像データを取り入れ、ユーザ自身の作成したテンプレート画像データや、インターネットなどのネットワークからダウンロードしたテンプレート画像データを合成したりすることも日常的に行われるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、画質補正処理を行う画像処理装置においては、処理対象となる画像データを解析して画質補正を行っているので、テンプレート画像データが合成された画像データの場合、テンプレート画像の部分の影響で、画質補正が適切に行われず、画質を悪くしてしまう、いわば逆補正になってしまうという問題が起きる可能性がある。
【0007】
例えば、日陰で撮像した写真画像は、少し青っぽくなっているため、それに対して行う自動ホワイトバランス補正は、その青っぽさを軽減することが望ましいのに対して、この画像に赤いフレームとなるテンプレート画像が合成されていれば、画像処理装置側において自動ホワイトバランス補正を行う際に、赤いフレーム部分の影響で、画像を青っぽくなる方向に補正してしまい、写真画像部分がますます青くなるという問題がある。
【0008】
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、テンプレート画像データが合成されている可能性のある画像データに対して画質補正を行う際に、テンプレート画像部分の影響を軽減し、良質の目的画像を得ることができる画像処理装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の画像処理装置は、テンプレート画像データが合成されている可能性のある画像データに対して画質補正を行う画像処理装置であって、
前記画像データを用いて、前記画像データに対して行う前記画質補正の補正値を算出する補正値算出手段と、
前記画像データに前記テンプレート画像データが含まれる確率を算出する確率算出手段と、
前記確率が大きいほど、前記補正値算出手段により得られた前記補正値を、前記画質補正を弱める方向に修正する補正値修正手段と、
前記補正値修正手段により修正された前記補正値を用いて前記画像データに対して前記画質補正を施す画質補正手段とからなるものであることを特徴とするものである。
【0010】
ここで、「テンプレート画像データ」とは、写真画像などの画像データに合成するための定型画像データを意味し、代表的には、コンピュータグラフィック(CG)画像データを挙げることができるが、CG画像データに限られたものではない。
【0011】
本発明の画像処理装置における前記確率算出手段は、前記画像データに前記テンプレート画像データが含まれる確率を算出するものであり、例えば、テンプレート画像データのほとんどがCG画像データであることを利用して、前記画像データに含まれるCG画像データが含まれる確率をテンプレート画像データが含まれる確率として算出するようにするものとすることができる。具体的には例えば、前記確率算出手段は、前記画像データにより表される画像において、連続して存在し、かつ略同じ明るさを有する画素によって構成された部位の面積を算出し、算出された各々の前記面積のうちの最大値を求める最大面積算出手段と、前記最大面積と前記画像データにより表される画像の総面積との比を求める面積比算出手段とを備え、前記面積比が大きいほど、前記確率が大きくなるように前記確率を求めるものとすることができる。
【0012】
本発明の第2の画像処理装置は、テンプレート画像データが合成されている可能性のある画像データに対して画質補正を行う画像処理装置であって、
前記画像データにより表される画像の中央部分の画像データを抽出する中央部画像データ抽出手段と、
前記中央部画像データ抽出手段により抽出された前記中央部画像データを用いて、画質補正の補正値を求める補正値算出手段と、
前記補正値算出手段により得られた前記補正値を用いて前記画像データに対して画質補正を施す画質補正手段とからなるものであることを特徴とするものである。
【0013】
すなわち、本発明の第2の画像処理装置は、写真画像などに合成されるテンプレート画像の部分は、殆どの場合、合成後の画像の中央部分の位置よりも、合成後の画像の周縁部分に位置することを利用し、画質補正の対象となる画像データにより表される画像の中央部分の画像データを抽出して、この中央部分の画像データから画質補正値を求めて画質補正を行うことによって、テンプレート画像の部分による画質補正への悪影響の軽減を図るものである。
【0014】
また、本発明の第2の画像処理装置における前記中央部画像データ抽出手段により抽出する前記中央部分の大きさは、前記画像データにより表される画像の大きさの20%以上80%以下であることが望ましい。
【0015】
本発明の画像処理装置により行われる画質補正処理は、自動ホワイトバランス補正および/または自動濃度補正とすることができる。
【0016】
【発明の効果】
本発明の第1の画像処理装置によれば、画像データから画像データに対する画質補正値を求めると共に、画像データに含まれるテンプレート画像データの確率を算出し、この確率が大きいほど、画質補正値を、画質補正を弱める方向に修正して画質補正を行うようにしているので、テンプレート画像データによる影響を軽減することができ、良質な補正済み画像データを得ることができる。
【0017】
本発明の第2の画像処理装置によれば、テンプレート画像データが合成された画像データにおいて、テンプレート画像の部分が殆ど画像の周縁部分に位置することを利用し、画質補正値を求める際に、画像データの中央部分のデータだけを用いるようにしているので、第1の画像処理装置と同様に、テンプレート画像データによる影響を軽減することができ、良質な補正画像データを得ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
【0019】
図1は、本発明の第1の実施形態となる画像処理装置Aの構成を示すブロック図である。なお、本実施形態の画像処理装置Aは、デジタルカメラにより撮像して得た、JPEG圧縮された画像データP1に対して画質補正を行うものである。図示のように、本実施形態の画像処理装置Aは、JPEG圧縮された画像データを解凍してRGB画像データD1(R1、G1、B1)を得る画像データ解凍部10と、画像データD1のRGB値を輝度値Yに変換する輝度変換部15と、画像データD1のRGB値および輝度値Yからホワイトバランス補正値と濃度補正値を求める補正値算出部18と、画像データD1にコンピュータグラフィック(以下CGという)画像データが含まれる確率を求めるCG含有確率算出部20と、CG含有確率算出部20により算出したCG含有確率に基づいて、この確率が大きいほど、画質補正を弱める方向に、補正値算出部15により算出した画質補正値を修正する補正値修正部25と、補正値修正部25により修正された補正値を用いて、画像データD1に対してホワイトバランス補正および濃度補正を行って、補正済み画像データD2(R2、G2、B2)を得る補正処理部30と、画像データD2に対してJPEG圧縮を施して画像データP2を得る圧縮部35と、画像データP2を記憶保存する記憶部40とを備えてなるものである。
【0020】
本実施形態の画像処理装置Aは、画像データに対して自動ホワイトバランス補正および自動濃度補正を行うものであり、補正値算出部18は画像データD1の画素毎のRGB値および輝度値Yから、下記の式(1)と式(2)に従って、夫々ホワイトバランス補正値ΔR、ΔBと濃度補正値ΔDを算出する。
【0021】
【数1】
【数2】
なお、式(2)におけるYmidは、画像データのビット数と関連した定数であり、8ビットの画像データの場合、128とすることができる。
【0022】
図2は、画像処理装置AにおけるCG含有確率算出部20の構成を示すブロック図である。CG含有確率算出部20は、輝度変換部15により得た画像データD1の各々の画素の輝度値Yを用いてCG画像データが含まれる確率(確率αとする)を算出するものであり、図示のように、画像データD1の各々の画素の輝度値Yを用いて各画素におけるコントラストCを算出するコントラスト算出部21と、画像データD1において、略同じ明るさを有する連続領域のうち、最大面積を有する領域の面積Smaxを求める最大面積算出部22と、この最大面積Smaxと画像データD1により表される画像の面積Sとの比を求め、この比に基づいてCG含有確率、すなわち確率αを決定する確率決定部23とからなるものである。
【0023】
CG含有確率算出部20のコントラスト算出部21は、下記のように各画素におけるコントラストCを算出する。
【0024】
コントラスト算出部21は、まず、式(3)に従って、輝度変換部15により得た画像データD1の各々の画素M(i,j)(i,j:画素の座標位置)の輝度値Y(i,j)に対してアンシャープマスキング処理を行って得た画素M(i,j)のアンシャープマスキング輝度値Yus(i,j)を得る。次に、コントラスト算出部21は、式(4)に従って、画素毎のアンシャープマスキング輝度値Yus(i,j)と輝度値Y(i,j)の差の絶対値を求め、この絶対値を、画素M(i,j)のコントラストC(i,j)とする。
【0025】
【数3】
【数4】
最大面積算出部22は、下記の手順で略同じ明るさを有する連続領域のうち、最大面積を有する領域の面積Smaxを求める。まず、最大面積算出部22は、式(5)に従って、各画素M(i,j)のコントラストC(i,j)に対して二値化処理を行って二値化コントラストC’(i,j)を得る。
【0026】
【数5】
次に、最大面積算出部22は、二値化コントラストC’=1、かつ連続して存在する画素により構成された各領域の画素数を求め、画素数が最も多い領域を最大面積領域とし、この最大面積領域の画素総数を最大面積Smaxとする。
【0027】
CG含有確率算出部20の確率決定部23は、下記の式(6)に従って、最大面積算出部22により算出された最大面積Smaxと画像データD1の総面積:W×H(すなわち、画像データD1の総画素数)との比Tを求め、この比Tに基づいて画像データD1におけるCG含有確率αを決定する。
【0028】
【数6】
なお、式(6)における関数f(kT)は、図3に示している。図から分かるように、略同じ明るさを有し、かつ連続して存在する画素により構成された領域の面積の最大値Smaxと画像データD1の総面積との比Tが大きいほど、大きいCG含有確率αが算出される。
【0029】
画像処理装置Aの補正値修正部25は、画像データD1のCG含有確率αに基づいて、補正値算出部18により算出したホワイトバランス補正値ΔR、ΔBおよび濃度補正値ΔDに対して修正を行うものであり、具体的には、下記の式(7)に従って各々の補正値を修正して修正済み補正値ΔR’、ΔB’、ΔD’を得る。
【0030】
【数7】
画像処理装置Aの補正処理部30は、補正値修正部25により得られた修正済み補正値を用いて、下記の式(8)に従って画質補正を行って、補正済み画像データD2を構成するRGB値(R2、G2、B2)を得る。
【0031】
【数8】
式(7)と式(8)から分かるように、CG含有確率αが1であるとき、すなわち、画像データD1にCG画像データが100%合成されているとき、修正済み補正値ΔR’、ΔB’、ΔD’は1となり、画像データD1に対して画質補正が行われないが、CG含有確率αが0であるとき、すなわち、画像データD1にCG画像データが合成されていないとき、補正値が修正されず、補正処理部30は、補正値算出部18により得られた補正値ΔR、ΔG、ΔBを用いて画質補正を行うこととなる。また、CG含有確率αが0以外であるときは、補正を弱める方向に補正値が修正されるので、補正処理部30による画質補正が、補正値算出部18により算出された補正値を用いて行う画質補正より弱められる。
【0032】
画像処理装置Aの圧縮部35は、補正処理部30により画質補正を施されて得た補正済み画像データD2に対してJPEG圧縮を行って圧縮画像データP2を得、この圧縮画像データが、記憶部40により記憶保存される。
【0033】
図4は、図1に示す画像処理装置Aの動作を示すフローチャートである。図示のように、画像処理装置Aは、JPEG圧縮された画像データP1に対して画質補正を施すに当たって、まず、画像データ解凍部10により画像データP1を解凍してRGB画像データD1を得る(S10)。輝度変換部15は、画像データD1の画素毎のRGB値を輝度Yに変換して補正値算出部18およびCG含有確率算出部20に出力する(S15)。補正値算出部18は、画像データD1のRGB値と輝度値Yを用いてホワイトバランス補正値と濃度補正値を算出する(S20)ことと併行して、CG含有確率算出部20は、画像データD1の画素毎の輝度値Yを用いて、画像データD1にCG画像データが含まれる確率αを算出する(S25)。補正値修正部25は、CG含有確率算出部20により算出された確率αに基づいて、確率αが大きいほど、補正値算出部18により算出した補正値を、補正を弱める方向に修正する(S30)。補正処理部30は、補正値修正部25により修正された補正値を用いて、画像データD1に対してホワイトバラン補正および濃度補正を施して補正済み画像データD2を得る(S35)。圧縮部35は、補正済み画像データD2に対してJPEG圧縮を行って圧縮画像データP2を得(S45)、この圧縮画像データP2を記憶部40に記憶保存させる(S45)。
【0034】
このように、本実施形態の画像処理装置Aは、テンプレート画像データの多くがCG画像、すなわち写真画像データなどの自然画像データと比較して、略同じ明るさを有する画素が連続して存在する領域の面積が大きい傾向にあることを利用し、画像データD1全体のデータを用いて補正値を求めると共に、画像データD1にCG画像データが含まれる確率αを算出し、確率αが大きいほど、求められた補正値を、補正を弱める方向に修正するようにし、修正された補正値を用いて画質補正を行うようにしているので、テンプレート画像データが合成された画像データであっても、テンプレート画像データによる画質補正への影響を軽減し、良質な補正済み画像データを得ることができる。
【0035】
図5は、本発明の第2の実施形態となる画像処理装置Bの構成を示すブロック図である。なお、本実施形態の画像処理装置Bは、デジタルカメラにより撮像して得た、JPEG圧縮された画像データP1に対して画質補正を行うものである。図示のように、本実施形態の画像処理装置Bは、JPEG圧縮された画像データを解凍してRGB画像データD1(R1、G1、B1)を得る画像データ解凍部50と、画像データD1の中央に位置し、画像データD1により表される画像の60%の大きさを有する矩形部分を抽出して、この部分の画像データD1’(中央部画像データ)を得る中央抽出部55と、中央部画像データD1’のRGB値を輝度値Yに変換すると共に、上述の式(1)、式(2)に従って中央部画像データD1’のRGB値および輝度値Yから夫々ホワイトバランス補正値ΔR、ΔBと濃度補正値ΔDを求める補正値算出部60と、補正値算出部60により算出した補正値を用いて、下記の式(9)に従って、画像データD1に対してホワイトバランス補正および濃度補正を行って、補正済み画像データD2(R2、G2、B2)の各画素M(i,j)(i,j:画像の座標位置)のRGB値を得る補正処理部70と、補正処理部70により得られた補正済み画像データD2に対してJPEG圧縮を施して画像データP2を得る圧縮部75と、画像データP2を記憶保存する記憶部80とを備えてなるものである。
【0036】
【数9】
すなわち、本実施形態の画像処理装置Bは、テンプレート画像データが合成された画像データにおいて、テンプレート画像データの画素が、画像データの中央部分よりも縁部分に位置することが多いことを利用し、画像データの中央部分のデータを用いて画質補正の補正値を求めて画質補正を行うことによって、第1の画像処理装置Aと同様に、テンプレート画像データが合成された画像データであっても、テンプレート画像データによる画質補正への影響を軽減し、良質な補正済み画像データを得ることができると共に、CG画像データが含まれる確率を算出する必要がないので、高速な処理を図ることができる。
【0037】
上記において説明した画像処理装置Aおよび画像処理装置Bは、本発明の画像処理装置の望ましい実施形態であるが、本発明の画像処理装置は、上述した実施形態に限られるものではなく、本発明の主旨を変えない限り、様々な変更を加えることができる。
【0038】
例えば、上述した実施形態の画像処理装置Aおよび画像処理装置Bは、デジタルカメラにより取得した画像データを対象としているが、本発明の画像処理装置は、いかなるデバイスにより取得された画像データの画質補正にも適用することができる。
【0039】
また、上述した実施形態の画像処理装置Aにおいて、画像データから補正値とCG画像データが含まれる確率αを算出し、確率αに応じて補正値を修正するようにしているが、まず、確率αを算出して、確率αに応じて補正値を求めるようにしてもよい。すなわち、補正値の計算および修正を同時に行うようにしてもよい。
【0040】
また、画像処理装置Aおよび画像処理装置Bは、画質補正済みの画像データを記憶部に保存するようにしているが、本発明の画像処理装置は、画質補正済みの画像データをプリンタなどの然るべき出力装置に出力したり、圧縮してインターネットや、携帯電話網などのネットワークを介して、コンピュータや、携帯端末などの受信装置に送信したりするなどのシステムにも適用することができる。
【0041】
また、上述した実施形態の画像処理装置Aおよび画像処理装置Bは、例としてデジタルカメラにより取得したJPEG画像データを処理対象としているが、本発明の画像処理装置の処理対象となる画像データは、JPEG画像データに限られることはなく、他の圧縮方式で圧縮された画像データは勿論、圧縮されていない画像データにも適用することができる。
【0042】
また、上述した実施形態の画像処理装置Aおよび画像処理装置Bは、画質補正としてホワイトバランス補正および濃度補正を施すものであるが、本発明の画像処理装置は、画像データに対して階調補正や、シャープネス処理を行う画質補正装置にも適用することができる。
【0043】
また、画像処理装置Bにおいて、例として画質補正値を算出するために画像データの中央部分の60%の部分のデータを用いたが、20%より小さければ、適切な補正値を求めることができないことと、80%より大きければ、テンプレート画像データが混在する可能性が高いことを考慮し、20%以上80%以下の任意の中央部分のデータを用いるようにしてもよい。
【0044】
また、画像処理装置Aにおいて、算出上の便宜のため、画素数を面積の代わりにしているが、画像データD1を所定の解像度で表示し、最大面積および画像データD1の総面積として幾何面積を求めてるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の画像処理装置Aの構成を示すブロック図
【図2】図1に示す画像処理装置AにおけるCG含有確率算出部20の構成を示すブロック図
【図3】図2に示すCG含有確率算出部20の動作を説明するための図
【図4】図1に示す画像処理装置Aの動作を示すフローチャート
【図5】本発明の第2の実施形態の画像処理装置Bの構成を示すブロック図
【符号の説明】
10 画像データ解凍部
15 輝度変換部
18 補正値算出部
20 CG含有確率算出部
21 コントラスト算出部
22 最大面積算出部
23 確率決定部
25 補正値修正部
30 補正処理部
35 圧縮部
40 記憶部
50 画像データ解凍部
55 中央抽出部
60 補正値算出部
70 補正処理部
75 圧縮部
80 記憶部
D1,D2 画像データ
D1’ 中央部画像データ
P1,P2 JPEG画像データ
ΔR,ΔB ホワイトバランス補正値
ΔD 濃度補正値
Y 輝度値
Claims (3)
- テンプレート画像データが合成されている可能性のある画像データに対して画質補正を行う画像処理装置であって、
前記画像データを用いて、前記画像データに対して行う前記画質補正の補正値を算出する補正値算出手段と、
前記画像データに前記テンプレート画像データが含まれる確率を算出する確率算出手段と、
前記確率が大きいほど、前記補正値算出手段により得られた前記補正値を、前記画質補正を弱める方向に修正する補正値修正手段と、
前記補正値修正手段により修正された前記補正値を用いて前記画像データに対して前記画質補正を施す画質補正手段とからなるものであることを特徴とする画像処理装置。 - 前記確率算出手段が、前記画像データにより表される画像において、連続して存在し、かつ略同じ明るさを有する画素によって構成された部位の面積を算出し、算出された各々の前記面積のうちの最大値を求める最大面積算出手段と、
前記最大面積と前記画像データにより表される画像の総面積との比を求める面積比算出手段とを備え、
前記面積比が大きいほど、前記確率が大きくなるように前記確率を求めるものであることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。 - 前記画質補正が、自動ホワイトバランス補正および/または自動濃度補正であることを特徴とする請求項1または2記載の画像処理装置。
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