JP2004119181A - メモリーカードコネクタ - Google Patents

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JP2004119181A
JP2004119181A JP2002280527A JP2002280527A JP2004119181A JP 2004119181 A JP2004119181 A JP 2004119181A JP 2002280527 A JP2002280527 A JP 2002280527A JP 2002280527 A JP2002280527 A JP 2002280527A JP 2004119181 A JP2004119181 A JP 2004119181A
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memory card
plate
recording
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locking piece
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JP2002280527A
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Atsushi Nishio
敦 西尾
Takashi Kawasaki
崇志 河崎
Kazuhiro Okazaki
和博 岡崎
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Mitsumi Electric Co Ltd
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Mitsumi Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】取り付け位置の異なる記録再生装置に対応した係止片を同一の金型で形成可能とする。
【解決手段】記録再生装置に取り付けられるメモリーカードコネクタ1である。そのケーシング部は、金属製のプレート2とプラスチック製のハウジング3とを組み合わせることにより構成され、金属製のプレート2に同一方向から切り起こし形成された係止片の曲げを変更することにより、取り付け位置の異なる記録再生装置に対応可能とされている。例えば、係止片4を低い位置に形成する場合には、単に直角に折り曲げる。高い位置に形成する場合には、立ち上がり部を折り返し形成し、その先端を外方に向かって直角に折り曲げる。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、メモリーカードを記録再生装置に装着するためのメモリーカードコネクタに関するものであり、特に、ケーシング部に設けられた取り付け金具の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
内部に情報を記録する半導体素子を有するメモリーカードは、小型、軽量であり、取り扱いが容易であることから、リムーバブルな記録素子として広く用いられている。メモリーカード用の記録再生装置は、メモリーカードを装着し、さらには装着されたメモリーカードを排出するための機構を有し、装着されたメモリーカードにアクセスして情報の記録を行ったり、メモリーカードに記録された情報の読み取りを行う。
【0003】
メモリーカードを装着し、装着されたメモリーカードを排出するための機構としては、スライダを有するスライド機構が設けられており、メモリーカードコネクタに設けられたコネクタ部を介してメモリーカードと記録再生装置の間でデータの授受が行われるとともに、上記スライダの動作によりメモリーカードの装着位置での固定や円滑な排出動作が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記メモリーカードコネクタは、記録再生装置に取り付け固定する必要があり、例えばケーシング部に用いられる金属板の一部を切り起こして形成された取り付け金具を記録再生装置に係止し、位置決め固定する構造が採用されている。図6は、金属製のプレートとプラスチック製のハウジングとを組み合わせて構成されるケーシング部において、金属製のプレート101に係止片102を切り起こし形成した例を示すものであり、この係止片102を記録再生装置に係止することにより、ケーシング部の位置決め固定が行われる。
【0005】
ところで、記録再生装置には多種多様なものがあり、上記メモリーカードコネクタの取り付け位置も様々である。例えば、図6(a)に示す例では、係止片102がプレート101の底面部分に形成されているが、上記取り付け位置がプレート101の上面位置に形成されている場合もある。このような場合には、例えば図6(b)に示すようにプレート101の側壁101aを矩形状に切り起こして係止片103を形成し、上記取り付け位置の変更に対応することが考えられる。
【0006】
しかしながら、上記図6(a)に示す例と図6(b)に示す例では切り起こし位置や方向が大きく異なり、これらを同一の金型を用いて作製することはできない。したがって、取り付け対象となる記録再生装置が複数種類ある場合には、それぞれの取り付け位置に応じた係止片を形成するために複数種類の金型を用意する必要があり、製造コストの増大を招くとともに、作業も煩雑なものとなる。
【0007】
本発明は、このような従来のものの有する欠点を解消するために提案されたものであり、取り付け位置の異なる記録再生装置に対応した係止片を同一の金型で形成することができ、製造コストを削減し生産性を大幅に向上することが可能なメモリーカードコネクタを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本発明のメモリーカードコネクタは、記録再生装置に取り付けられ、メモリーカードを挿入するためのスロットを有し挿入されたメモリーカードを収容するケーシング部と、挿入されたメモリーカードの端子部と接続される端子部を有するメモリーカードコネクタにおいて、上記ケーシング部は、金属製のプレートとプラスチック製のハウジングとを組み合わせることにより構成され、上記金属製のプレートに同一方向から切り起こし形成された係止片の曲げを変更することにより、取り付け位置の異なる記録再生装置に対応可能とされていることを特徴とするものである。
【0009】
本発明のメモリーカードコネクタにおいては、金属製のプレートに同一方向から切り起こし形成された係止片の曲げを変更することにより、取り付け位置の異なる記録再生装置に対応している。例えば、高い位置に係止片を形成する必要があるときには、プレートの側面に沿った立ち上がり片の先端に外方に折り返される取り付け片を形成し、立ち上がり片の長さを調整することにより高さ調整を行う。低い位置に係止片を形成する必要があるときには、プレートの側面と直交して外方に折り返し、先端の不要部分を切断する。いずれの場合にも係止片は金属製のプレートに同一方向から切り起こし形成されるので、同一の金型を用いて形成することができ、製造作業も僅かな変更で済む。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用したメモリーカードコネクタについて、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0011】
図1は、本発明を適用したメモリーカードコネクタの一例を示す斜視図である。図2は、上記メモリーカードコネクタ1を分解した状態を示すものであり、図2(a)はプレート2を示す平面図、図2(b)はハウジング3を示す平面図である。
【0012】
本例のメモリーカードコネクタ1は、金属製のプレート2とプラスチック製のハウジング3とを組み合わせることにより構成されるもので、これらを組み合わせることで筐体状のケーシング部が形成されている。
【0013】
金属製のプレート2は、基本的には窓部2bを有する上面板2aと、その両側に形成された側壁部2cとからなり、これらが金属板を折り曲げ加工することにより一体的に形成されている。さらに、上記側壁部2cの所定の箇所には、当該側壁部2cに対して直交する方向に折り曲げられ、外方に向かって突出する係止片4が形成されており、これを記録再生装置の機器本体内に係止することで、記録再生装置に取り付けるようになっている。
【0014】
一方、ハウジング3は、プラスチックの成型品よりなり、プレート2と同様、窓部3bを有する底面板3aと、側壁部3cとを有する。そして、この側壁部3cが上記プレート2の側壁部2cの内側に入り込むようにプレート2とハウジング3とを組み合わせることで、メモリーカードを収容するケーシング部が構成される。ケーシング部は、開口部であるスロット5を有し、メモリーカード6は、図1に示すように、このスロット5からメモリーカードコネクタ1に挿入され、装着される。
【0015】
上記メモリーカードコネクタ1にはコネクタ部7が設けられており、装着されたメモリーカード6においては、このコネクタ部7を介して記録再生装置との間でデータのやり取りが行われる。上記コネクタ部7は、図2(b)に示すように、プラスチック製のハウジング3に複数の端子ピン7aを配列することにより構成されており、これら端子ピン7aがメモリーカード6の端子部と接触して電気的な導通が図られる。また、各端子ピン7aはハウジング3の外部に突出しており、この突出部が記録再生装置に設けられたコネクタ部に接続され、記録再生装置側との接続が図られる。
【0016】
また、上記メモリーカードコネクタ1には、メモリーカード6の収容及び排出を補助するためのスライダ機構が設けられており、メモリーカード6の円滑な装着動作、排出動作を実現している。
【0017】
ここで、上記スライダ機構は、図2(a)に示すように、プレート2に設けられたスライダ部材8、及びこのスライダ部材8を矢印A方向に付勢するコイルスプリング9と、ハウジング3に設けられた係止ピン10とから構成され、上記スライダ部材8に形成されたハートカムに上記係止ピン10を係止することで、スライダ部材8のメモリーカード装着位置での固定及び解除が行われる。
【0018】
上記スライダ部材8は、その一端部8aに前述のハートカムが設けられるとともに、メモリーカード6の係止凹部に係合してこれを位置決め固定する金属製の位置決め固定ピン8bが植立されている。また、スライダ部材8の上記一端部8aの後方部分には、断面円弧状の溝が形成されており、ここに上記コイルスプリング9が挿入されている。コイルスプリング9の基端側には金属製のピン11が挿入されており、これにより上記コイルスプリング9が位置決めされるとともに、座くつが防止される。
【0019】
さらに、上記プレート2には、内側に折り曲げ形成されたガイド板2dが設けられており、上記スライド部材8はこのガイド板2dに規制されてスライドするような構成とされている。同時に、図1に示すように、スライド部材8のプレート2と対向する面に凸部8cが設けられるとともに、プレート2の上面板2aに形成されたスリット2eにこの凸部8cが挿入され、これによってもスライド部材8のスライドがガイドされている。なお、上記ガイド板2dの前方部分2fは高さが高くなっており、これがスライド部材8に当接してスライド範囲を規制するストッパとしての役割を果たしている。
【0020】
メモリーカード6を挿入した際には、メモリーカード6は上記スライダ部材8とともにコイルスプリング9に抗して押し込まれる。所定の位置まで押し込まれると、スライダ部材8はハートカム機構により位置決め固定され、それと同時にメモリカード6も位置決め固定ピン8bによって位置決め固定される。このとき、メモリーカード6の端子部は、上記ハウジング3側のコネクタ部7の各接続ピン7aと接続される。メモリーカード6を取り出す際には、一度メモリーカード6を少し押し込む。すると、上記ハートカム機構による位置決め固定状態が解除され、スライダ部材8はコイルスプリング9によって押圧され、矢印B方向にスライドする。これに伴ってメモリーカード6も排出され、メモリーカードコネクター1のケーシング部から突出する。このメモリーカード6の突出部分を指でつまんで取り出せばよい。
【0021】
以上の構成を有するメモリーカードコネクタ1は、記録再生装置(カード読み取り装置)に取り付けて用いられるが、この記録再生装置への取り付けは、上述の通りプレート2に設けられた係止片4によって行う。このとき、記録再生装置が異なると取り付け位置も異なり、これに対応して係止片4の形成位置も変更する必要がある。
【0022】
本発明では、この係止片4の形成位置の変更を、係止片4の切り起こし方向を変更することなく、同一の切り起こしで対応する。図3は、3種類の高さの異なる係止片4の例を示すものである。図3(a)は、上記係止片4がハウジング3の底面板3a位置に形成された例である。この場合には、プレート2の側壁部2cに突出形成された切片が単に直角に折り曲げられ、係止片4とされている。
【0023】
図3(b)は、プレート2の上面板2a位置に係止片4が形成された例である。この場合には、プレート2の側壁部2cに突出形成された切片を一度側壁部2cに沿って折り返して立ち上がり部4aを形成し、その先端4bを外方に向かって直角に折り曲げ、係止片としている。図3(c)は、さらに高い位置に係止片4を形成した例を示すものである。この場合も、先の図3(b)に示す例と同様、立ち上がり部4aを形成し、その先端4bを外方に向かって直角に折り曲げ、係止片としているが、立ち上がり部4aの長さを長くすることで、より高い位置に対応可能としている。これらに限らず、上記立ち上がり部4aの長さを調整することで、係止片を任意の高さに形成することが可能である。
【0024】
図4は、図3(a)に示す係止片の形成方法を示すものである。図3(a)に示す位置に係止片を形成するには、図4(a)に示すように、プレート21の側壁部22の一部に突出する切片23を金型により打ち抜き形成する。そして、図4(b)に示すように、この切片23を外方に向かって直角に折り曲げ、図4(c)に示すように、その先端側の余分な長さ部分23aを切断する。
【0025】
図5は、図3(b)に示す係止片の形成方法を示すものである。図3(b)に示す位置に係止片を形成する場合にも、図5(a)に示すように、プレート21の側壁部22の一部に突出する切片23を金型により打ち抜き形成する。このとき形成する切片23の切り起こし位置、切り起こし方向は、先の図4(a)に示すものと同一であり、同一の金型を使って打ち抜き形成する。そして、この場合には、図5(b)に示すように、一度この切片23を側壁部22に沿うように折り返して立ち上がり部23bを形成し、図5(c)に示すように、その先端部23cを外方に向かって突出するように直角に折り曲げる。
【0026】
以上のように、図3(a)乃至図3(c)に示す係止片は、いずれも同一の金型を用いて抜き打ち形成した同一形状の切片を折り曲げ加工することにより形成することができる。したがって、係止片の位置変更に伴って金型を変更する必要がなく、製造コストを大幅に削減することができる。同時に、作業の変更も僅かなもので済み、生産性の点でも有利である。
【0027】
【発明の効果】
以上の説明からも明らかなように、本発明によれば、メモリーカードコネクタにおいて、取り付け位置の異なる記録再生装置に対応した係止片を同一の金型で形成することができ、製造コストを削減し生産性を大幅に向上することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したメモリーカードコネクタの一例を示す概略斜視図である。
【図2】メモリーカードコネクタを分解した状態を示すものであり、(a)はプレートの概略平面図、(b)はハウジングの概略平面図である。
【図3】係止片が異なる位置に形成された例を示す要部概略斜視図であり、(a)は底面板位置に形成された例、(b)は上面板位置に形成された例、(c)はさらに高い位置に形成された例を示す。
【図4】図3(a)に示す係止片の形成工程を示す要部概略斜視図であり、(a)は切片形成工程、(b)は切片折り曲げ工程、(c)は先端部切断工程を示す。
【図5】図3(b)に示す係止片の形成工程を示す要部概略斜視図であり、(a)は切片形成工程、(b)は折り返し工程、(c)は先端折り曲げ工程を示す。
【図6】異なる切り起こしにより係止片を形成する例を示す要部概略斜視図であり、(a)は底面板位置に形成された例、(b)は上面板位置に形成された例を示す。
【符号の説明】
1 メモリーカードコネクタ、2 プレート、2a 上面板、2c 側壁部、3ハウジング、3a 底面板、4 係止片、4a 立ち上がり部、5 スロット、6 メモリーカード、7 コネクタ部

Claims (3)

  1. 記録再生装置に取り付けられ、メモリーカードを挿入するためのスロットを有し挿入されたメモリーカードを収容するケーシング部と、挿入されたメモリーカードの端子部と接続される端子部を有するメモリーカードコネクタにおいて、
    上記ケーシング部は、金属製のプレートとプラスチック製のハウジングとを組み合わせることにより構成され、
    上記金属製のプレートに同一方向から切り起こし形成された係止片の曲げを変更することにより、取り付け位置の異なる記録再生装置に対応可能とされていることを特徴とするメモリーカードコネクタ。
  2. 上記係止片は、プレートの側面に沿った立ち上がり片と、これとは直交して外方に折り返される取り付け片からなり、上記立ち上がり片の折り曲げ長さを調整することで上記取り付け片の高さ位置が調整されていることを特徴とする請求項1記載のメモリーカードコネクタ。
  3. 上記係止片は、プレートの側面と直交して外方に折り返され、先端の不要部分を切断することにより所定の長さの取り付け片とされていることを特徴とする請求項1記載のメモリーカードコネクタ。
JP2002280527A 2002-09-26 2002-09-26 メモリーカードコネクタ Pending JP2004119181A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010097941A (ja) * 2008-10-20 2010-04-30 Wistron Corp 沈降型電気コネクタ、及び沈降型電気コネクタと回路基板との組立体
CN107705950A (zh) * 2017-10-10 2018-02-16 叶金洪 一种直插式压敏电阻的表面贴装方法

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