JP2004118590A - 資金移動処理システム及び資金移動処理の方法 - Google Patents

資金移動処理システム及び資金移動処理の方法 Download PDF

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JP2004118590A
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河合 淳
Tetsuya Hayashiguchi
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Abstract

【課題】キャッシュフローが経営上重視され、かつ企業グループの経営形態が多様化する中で、多層化した階層構造状の口座間の資金移動や、その他の多様な資金移動の形態に対応して、資金の一元管理のニーズに応えることができる資金移動処理システム及び資金移動処理の方法を提供することを目的とする。
【解決手段】親口座と子口座の間の資金移動処理の起動条件として、子口座と孫口座の間の資金移動処理が終了したことをトリガとして設定する。また、連続する資金移動処理の中間に位置する子口座を基点とした資金移動処理の起動を禁止する識別を記録して、子口座と親口座の資金移動処理が先に行われてしまうことを禁止し、資金移動処理の順序を保証する。この3層の階層構造を有する口座間の資金移動処理を基本パターンとして、その組み合わせでさらに多層化した階層構造や複雑な形態を有する口座間の資金移動処理にも対応することができる。
【選択図】   図14

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の預金口座間において資金移動を行うための資金移動処理システム及び資金移動処理の方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
企業経営におけるキャッシュフローの重要性が高まる中、企業が金融機関の預金口座に保有している資金を効率的に運用するべく、銀行などの金融機関が提供するCMS(キャッシュフロー・マネージメント・サービス)と呼ばれる総合的な資金管理サービスが普及するようになっている。
【0003】
CMS導入企業においては、企業内、さらには企業グループ内での資金の効率的な管理を行うために、企業内又は企業グループ内に有する複数の口座における資金をそれぞれ個別に運用するのではなく、それぞれの口座には必要な残高を維持しつつ、統括口座に資金を集約して一元管理することが一般的に行われている。これらの企業においては、親会社の統括口座を頂点に、営業所や子会社などが有する口座を階層構造上に位置付け、それぞれの口座間で資金の集中や配布などの資金移動を随時行うことが必要になっている。
【0004】
こうした資金移動をユーザーが容易に行えるようにするために、事前に登録した条件でオンラインにより資金移動処理を行う発明が行われ(例えば、特許文献1参照)、金融機関が提供する資金移動サービスとして広く行われるようになっている。
【0005】
また、資金移動の対象となる口座も、本社と営業所といった2階層から始まり、親会社と子会社、孫会社の3階層、さらには事業部門やそれぞれの営業所なども含めて4階層以上と、資金の一元管理の対象が拡大するにつれ、階層数が増加する傾向が継続している。このような複数の階層構造を有する口座間の資金移動を効率的に行うニーズが高まっており、これに対して、それぞれの口座の階層構造上の位置付けから処理の順序を定めて資金移動を行う手法に関する発明が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
【0006】
【特許文献1】
特許第3097887号公報
【特許文献2】
特開2002−24559号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
純粋持株会社の登場やカンパニー制の普及など昨今の企業経営におけるトレンドから、事業部門を細やかに分離しつつ本社部門の統括管理の対象が拡大する傾向を強めており、上記の資金の一元管理のニーズについても、階層構造がさらに多層化するケースや、複雑な形態の階層構造を備えたケースなど、より多様な資金移動のパターンへの対応が求められるようになっている。
【0008】
こうしたニーズに対して、前記特許文献1に記載の発明は、個々の資金移動処理を効率的に行うためのものであるため、一度の処理においては親口座と子口座の一度の移動しか行うことができない。従って、多様な資金移動のパターンに対応するためには、それぞれの処理条件を手作業で個別に設定することにより、処理の起動もそれぞれについて行わなければならないこととなっている。
【0009】
また、前記特許文献2に記載の発明には、口座の階層構造上の位置付けから処理の順序を定めることにより、複数の階層構造を有する口座間の資金移動を適切に行うことができると説明されているが、この手法によっても以下のようないくつかの課題が残されている。
【0010】
第一に、前記の発明では、口座の階層構造上の位置付けから定められた処理の順序に従って、順に資金移動処理が行われる(前記特許文献2第9−10頁)。この方法によると、階層構造の多層化等により対象となる口座数が増加して一連の処理に含まれる処理件数が増加すると、処理順序の作成とそれぞれの移動処理にかかるシステム処理の負担が増加するとともに、一連の処理に要する時間が長くなるという問題が生じる。こうした資金移動処理は、営業時間や管理の都合から夕刻など特定の時間に処理が集中することも多いため、システム処理の負担を軽減できることが望ましい。
【0011】
第二に、前記の発明では、定められた順序に従って資金移動を行う間は、その間に口座からの資金の払出しや他の資金移動処理の起動などにより資金不足が生じて適切な資金移動が行われなくなることを防ぐために、処理の間に口座残高をホールドして対象となる口座からの資金の払出しが禁止される(前記特許文献2第10−11頁)。処理の件数が少なければホールドは短時間で終了するが、上記のように一連の処理に要する時間が長くなる傾向にある中で、口座利用の利便性を高めるためには、ホールドの時間を短縮し、又はホールドを行わずに資金移動処理を行うことが課題となる。
【0012】
また、前記の発明では、子口座や孫口座の余剰資金を吸い上げる一方で不足している口座には一定の資金を配布することにより口座間のバランスを調整したい場合、下位の階層にある口座から統括口座まで資金を集中した後に、上位から下位への資金配布を行う方法が説明されている。しかしながら、このような方法によると資金の集中から配布までの間ホールドを継続しなければならず、ホールドの時間がさらに長くなってしまい、上記の問題がより顕在化することになる。
【0013】
上記のように一連の資金移動処理を連続して行い、そのためにホールドの時間が長くなることは、口座を管理する金融機関側にとっても問題となる場合がある。例えば、口座を保有している企業が倒産した場合には資産保全のために預金を凍結する必要があるが、一連の資金移動処理の途中に倒産が明らかになったとしても、予め登録された処理が継続してしまうために、預金残高が減じられてしまうような事態も起こり得る。
【0014】
第三に、前記の発明では、全ての口座を同一の階層構造上に位置付けで処理順序を定めていくため、親口座、子口座、孫口座といった同一階層上に展開できる口座間での処理が原則となる。しかしながら、親会社、子会社、孫会社といった階層構造と併せて、それぞれの階層内にも本社、営業所、支所といった階層が重複して存在している場合もあり、このような場合に前記の発明で一つの階層構造に位置付けようとすると階層の形態とこれに伴う処理も複雑化するため、このような様々な階層構造の形態にも柔軟に対応できる資金移動処理の方法が求められる。
【0015】
本発明は、これらの課題に対応して、多層化した階層構造状の口座間の資金移動や、その他の多様な資金移動の形態に対応して、資金の一元管理のニーズに応えることができる資金移動処理システム及び資金移動処理の方法を提供することを目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
これらの課題を解決するために、本発明は、少なくとも3層の階層構造を有していて、第1の階層に位置する親口座と、第1の階層の下位の第2の階層に位置し前記親口座との間で資金移動を行う子口座と、第2の階層の下位の第3の階層に位置し前記子口座との間で資金移動を行う孫口座と、の間で資金移動処理を行うための資金移動処理システムであって、前記資金移動処理の処理条件を格納した処理条件格納手段と、前記処理条件に従って資金移動処理を行う資金移動処理手段と、を備えており、前記処理条件には、前記子口座と前記孫口座間の資金移動が終了すると前記親口座と前記子口座間の資金移動にかかる処理を起動することが含まれていることを特徴とする。前記処理条件には、前記子口座と前記孫口座間の資金移動が終了するまでは前記親口座と前記子口座間の処理にかかる起動指示を受信しても起動処理を行わないことが含まれていることを特徴とすることもできる。
【0017】
この発明においては、子口座と孫口座の間の資金移動処理が終了したことをトリガとして親口座と子口座の間の資金移動処理を起動するため、一度の起動処理によって2以上の資金移動を連続して処理することができる。また、予め連続処理の手順が定められているため起動毎に処理手順を定める演算を行うことが不要であり、資金移動処理が終了した口座については関連する処理が終了次第、口座からの資金の払出しが禁止される口座のホールドを解除することができるので、処理にかかるシステム負担とホールドにかかる時間を抑えながら、連続する資金移動処理を実現することができる。
【0018】
また、連続する資金移動処理の中間に位置する子口座について、この口座を基点とした資金移動処理の起動を禁止する識別を記録することにより、子口座と親口座の資金移動処理が先に行われてしまうことを防止し、資金移動処理の順序を保証することもできる。
【0019】
この発明における口座には、金融機関が設ける預金口座であって、入出金や振込、振替などが可能な口座が含まれる。この口座は、親口座、子口座及び孫口座の3層から構成されていて、子孫間の処理の後に親子間の処理が行われる形態を基本とするが、この基本形態を複数件組み合わせたり、4層以上の階層で中間の階層に関連する資金移動にも同様の制御を行い、3回以上の資金移動処理を連続して実施するように構成してもよい。
【0020】
また、本発明は、少なくとも3層の階層構造を有していて、第1の階層に位置する親口座と、第1の階層の下位の第2の階層に位置し前記親口座との間で資金移動を行う子口座と、第2の階層の下位の第3の階層に位置し前記子口座との間で資金移動を行う複数の孫口座との間で資金移動処理を行うための資金移動処理システムであって、前記資金移動処理の処理条件を格納した処理条件格納手段と、前記処理条件に従って資金移動処理を行う資金移動処理手段と、を備えており、前記処理条件には、すべての孫口座についての前記子口座と前記孫口座間の資金移動が終了すると前記親口座と前記子口座間の資金移動にかかる処理を起動することが含まれていることを特徴とすることもできる。前記処理条件には、すべての孫口座についての前記子口座と前記孫口座間の資金移動が終了するまでは前記親口座と前記子口座間の処理にかかる起動指示を受信しても起動処理を行わないことが含まれていることを特徴としてもよい。
【0021】
この構成では、子口座の下位階層に複数の孫口座が従属している場合に、子口座と全ての孫口座の間の資金移動処理が終了したことをトリガとして親口座と子口座の間の資金移動処理を起動する。孫口座それぞれについての資金移動処理の終了をトリガとして親口座と子口座の資金移動処理を起動することとしても、処理の順序を保証することができるが、このように構成すると、処理の順序を保証することに加えて親口座と子口座の資金移動処理を一度に行うことができるため、システムの処理負担を軽減することができる。処理の順序を保証するためには、先の構成と同様に、連続する資金移動処理の中間に位置する子口座について、この口座を基点とした資金移動処理の起動を禁止する識別を記録することを加えてもよい。
【0022】
親口座、子口座及び孫口座の3層から構成されていて、全ての子孫間の処理の後に親子間の処理が行われる形態が基本であるが、この基本形態を複数件組み合わせたり、4層以上の階層で中間の階層に関連する資金移動にも同様の制御を行い、3回以上の資金移動処理を連続して実施するように構成してもよいことは、先の構成の場合と同様である。
【0023】
前記処理条件には、前記子口座と前記孫口座間の資金移動を特定の日時に起動することが含まれていることを特徴とすることもできる。また、前記親口座と前記子口座と前記孫口座とからなる第1の資金移動グループと、前記孫口座を第2の親口座として、第2の親口座と、第3の階層の下位の第4の階層に位置し第2の親口座との間で資金移動を行う第2の子口座と、第4の階層の下位の第5の階層に位置し第2の子口座との間で資金移動を行う第2の孫口座と、からなる第2の資金移動グループと、を有しており、前記処理条件には、前記子口座と前記孫口座の資金移動を起動する第1の日時と、前記第2の子口座と前記第2の孫口座の資金移動を起動する第2の日時が含まれていることを特徴としてもよい。さらに、前記第2の日時には、前記第1の日時より先行する日時が設定されていることを特徴としてもよい。
【0024】
連続処理の開始となる子孫間の資金移動処理の起動は、処理毎に手動で行ってもよいが、一般的には企業が資金の一元管理を行う際には毎営業日などの定期的な資金移動処理が必要になるので、この構成のように、起動のタイミングを予め設定しておくことが好ましい。
【0025】
また、親口座、子口座及び孫口座間で連続処理を行う基本形態について、孫口座を第2の親口座とした第2の資金移動処理の基本形態を組み合わせることにより、階層構造が4層以上となる口座間の資金移動処理も、容易に行うことができる。4層以上の口座間の資金移動処理については、先に説明した通り中間の階層の全ての資金移動にトリガと起動禁止の識別を設けることで連続処理を行ってもよいが、この構成によると、何らかの事情で連続処理を中断したい場合にも容易に処理を中断することが可能であり、また一度の資金移動処理に要するシステム負担を軽減することができるので、口座数が膨大となる場合のシステム上の負荷にも対応し易くなる。
【0026】
さらに、第1の資金移動処理と第2の資金移動処理にかかる起動の時間をずらして登録しておくことにより、4層以上の口座間についても、起動処理の指示を手動で起こす必要なく、自動的に事実上の連続処理を行うことができる。
【0027】
また、前記親口座と前記子口座と前記孫口座とからなる第1の資金移動グループと、前記子口座を第2の親口座として、第2の親口座と、第3の階層に位置し第2の親口座との間で資金移動を行う第2の子口座と、第3の階層の下位の第4の階層に位置し第2の子口座との間で資金移動を行う第2の孫口座と、からなる第2の資金移動グループと、を有しており、前記処理条件には、前記子口座と前記孫口座の資金移動を起動する第1の日時と、前記第2の子口座と前記第2の孫口座の資金移動を起動する第2の日時が含まれていることを特徴としてもよい。さらに、前記第2の日時には、前記第1の日時より先行する日時が設定されていることを特徴としてもよい。
【0028】
先の構成では、親口座、子口座及び孫口座間で連続処理を行う基本形態について、孫口座を第2の親口座とした第2の資金移動処理の基本形態を組み合わせたものであるが、この構成のように、子口座を第2の親口座とした第2の資金移動処理の基本形態と組み合わせることも可能である。このように構成すると、例えば親会社、子会社とその営業所それぞれの口座を第1のグループ、子会社、孫会社とその営業所それぞれの口座を第2のグループとすることにより、子会社では孫会社がその営業所から移動した資金と、自らの営業所から移動した資金を合わせて親会社に移動することが可能であり、企業グループ内の多様な資金移動の形態に対応することができる。
【0029】
この構成においても、第1の資金移動処理と第2の資金移動処理にかかる起動の時間をずらして登録しておくことにより、起動処理の指示を手動で起こす必要なく、自動的に事実上の連続処理を行うことができるのは、先の構成の場合と同様である。
【0030】
前記資金移動処理には、前記孫口座から前記子口座又は前記子口座から前記親口座に、一定額の振替又は基準残高に対する超過額の振替を行う資金集中が含まれることを特徴とすることもできる。前記資金移動処理には、前記親口座から前記子口座又は前記子口座から前記孫口座に、一定額の振替又は基準残高に対する不足額の振替を行う資金配布が含まれることを特徴としてもよい。
【0031】
前記資金移動処理には、前記子口座又は前記孫口座の残高を基準残高とするために、前記親口座から前記子口座、前記子口座から前記親口座、前記孫口座から前記子口座又は前記子口座から前記孫口座に、基準残高に対する超過額又は不足額の振替を行う資金バランスが含まれることを特徴とすることもできる。
【0032】
本発明により行うことができる資金移動は、上位階層の口座に向って資金を移動させていく資金集中と、下位階層の口座に向って資金を移動させていく資金配布が基本的な形態となる。この他に、それぞれの口座残高が一定額となるように、口座残高と基準となる金額を対比して、資金が超過する場合には上位階層の口座に資金を集中し、資金が不足する場合は上位階層の口座から資金の配布を受ける資金バランスを設定することもできる。
【0033】
このように資金バランスの設定を行うと、一旦最上位階層の統括口座まで資金を集中した上で下位階層の口座に資金配布を行うことにより口座間の資金バランスをとる必要がなくなるので、一連の処理の間に全ての口座をホールドすることなく、下位の口座から順に資金バランスのための処理を進めていくことができる。一度資金バランスの処理を行った口座は、上位階層に向って処理が進められていく間であっても、口座をホールドすることが必要なくなるため、自口座の処理が終了次第資金の入出金が可能になる。
【0034】
尚、本発明はそれぞれの構成にかかる資金移動処理システムに対応して、資金移動処理の方法として構成することもできる。
【0035】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について、図面を用いて以下に詳細に説明する。
【0036】
図1は、本発明にかかる資金移動処理システムの構成を示すブロック図である。図2は、本発明にかかる資金移動処理システムで、子口座に処理起動禁止の識別を記録する場合の、それぞれ親口座、子口座及び孫口座の関係を示す図で、図3、図4は、その場合の資金移動条件を記録したテーブルの第一、第二の例を示す図である。図5は、本発明にかかる資金移動処理システムで、親口座に処理起動禁止の識別を記録する場合の、親口座、子口座及び孫口座の関係を示す図で、図6、図7は、その場合の資金移動条件を記録したテーブルの第一、第二の例を示す図である。図8、図9は、本発明にかかる資金移動処理システムで、複数の子口座及び複数の孫口座を有する場合の、それぞれ処理手順の一例、資金バランスの一例を示す図である。図10、図11は、本発明にかかる資金移動処理システムで、複数の孫口座から資金移動処理を行う場合の処理手順の第一の例と、第一の例における資金移動条件を記録したテーブルの例を示す図である。図12、図13は、本発明にかかる資金移動処理システムで、複数の孫口座から資金移動処理を行う場合の処理手順の第二の例と、第二の例における資金移動条件を記録したテーブルの例を示す図である。図14、図15は、本発明にかかる資金移動処理システムで、孫口座を第二の親口座として資金移動処理を行う場合の設定の一例と、資金移動条件を記録したテーブルの例を示す図である。図16は、本発明にかかる資金移動処理システムで、子口座を第二の親口座として資金移動処理を行う場合の設定の一例を示す図である。図17は、本発明にかかる資金移動処理システムで、子口座に処理起動禁止の識別を記録する場合の、子口座の照会画面の一例を示す図である。図18は、本発明にかかる資金移動処理システムにより資金移動処理を行うフローチャートである。
【0037】
まず、図1を用いて本発明にかかる資金移動処理システムの構成について説明する。図1において、本発明にかかる資金移動処理システム100は、入力処理部110、表示制御部120、口座情報データベース130、資金移動条件制御部140及び資金移動処理部150より構成されており、口座情報データベース130には、資金移動条件格納部131及び口座情報格納部132が含まれている。入力処理部110及び表示制御部120は端末装置200と接続されていて、端末装置200より本発明にかかる資金移動処理システム100の操作が可能なように構成されている。
【0038】
口座情報データベース130には、資金移動の対象となる口座を含む預金口座の名義人や残高に関する情報が口座情報格納部132に記録されており、これらの口座間の資金移動に関する条件を端末装置200から入力すると、入力処理部110を介して資金移動条件格納部131にそれぞれの資金移動条件が記録される。
【0039】
端末装置200から資金移動処理の起動を指示するか、または予め資金移動条件格納部131に記録された資金移動処理の起動条件に該当することとなると、資金移動条件格納部131に記録された条件に従った資金移動の指示が資金移動条件制御部140に送られ、資金移動条件制御部140では資金移動金額の算出など必要な処理を行った上で、資金移動処理部150に処理の指示を行う。資金移動の処理が行われると、これに伴う残高の異動が口座情報格納部132に記録されるとともに、資金移動処理の終了が資金移動条件格納部131にも送信され、当該処理の終了をトリガとして連続する次の資金移動に関する条件が、資金移動条件制御部140に送信される。
【0040】
次に、図2〜図7を用いて、親口座、子口座、孫口座の間における資金移動処理の基本的な形態について説明する。ここでは、階層構造の上位から順に、第1の階層に位置する親口座が口座C、第2の階層に位置する子口座が口座B、第3の階層に位置する孫口座が口座Aとなっている。
【0041】
本発明にかかる資金移動処理システムにおいては、子孫間の資金移動処理の終了をトリガとして親子間の資金移動処理を起動するよう設定することと、子孫間の資金移動処理が終了するまでは親子間の資金移動処理の起動を禁止する識別が記録されることが、連続する資金移動処理の順序を保証する基本構成となっている。
【0042】
図2においては、口座Aと口座Bの間の資金移動処理▲1▼が終了すると、口座Bと口座Cの間の資金移動処理▲2▼が起動されるように設定される。ここで資金移動処理▲1▼、▲2▼はいずれも通常の親子間の資金移動処理と認識することができるが、これらの処理について下位の処理の終了をトリガに上位の処理を起動するよう設定すると、親子孫間の連続した資金移動を処理することができる。
【0043】
この場合は、資金移動処理の順序を保証するために、口座Bを子口座とする資金移動処理▲2▼については、資金移動処理▲1▼が終了するまでは起動を受付けないための識別が記録される。子口座側を基点に資金移動処理を起動して「子口座が親口座を押す」形態を採る場合は、資金移動処理の条件が子口座側の情報として記録されるため、起動禁止の識別は口座Bに記録されることになる。
【0044】
図3は、口座情報データベースにおける資金移動条件を記録したテーブルの、子口座に処理起動禁止の識別を記録する場合の第一の例を示している。ここでは口座の残高を一定額に統一できるよう、設定額に不足する口座には資金を配布し、超過する口座からは資金を集中する資金バランスが設定されており、口座Aについては残高が100となるようその親口座Bとの間で資金移動処理を行うことが定められている。
【0045】
口座Bについては残高が100となるようその親口座Cとの間で資金移動処理を行うことが定められているが、併せて特約事項として「同時連続処理」という識別が記録されている。この識別が記録されている資金移動処理については、ここからの処理の起動を受付けないこととし、またこの識別が記録された口座を親口座とする資金移動処理の終了をトリガとして、ここに定められた資金移動処理を起動することとすれば、連続した資金移動処理の順序を保証することができる。
【0046】
図4は、口座情報データベースにおける資金移動条件を記録したテーブルの、子口座に処理起動禁止の識別を記録する場合の第二の例を示している。ここでも同様に残高が100となる資金バランスが設定されているが、「起動トリガ」のフィールドを設けて、設定された資金移動処理の条件を記録するよう構成してもよい。
【0047】
図4の例では、口座Aには起動トリガが記録されていないため、その親口座である口座Bとの資金移動処理は、外部からの指示により起動される。一方、口座Bには「子口座処理」という起動トリガが記録されており、口座Bを親口座とする資金移動処理が終了したことをトリガとして、その親口座である口座Cとの資金移動処理が起動される。このように起動トリガが記録されていると、それ以外の起動処理は受付けないこととなるため、他の場合の起動処理を禁止する識別としても用いることができる。
【0048】
子口座の処理については、処理が終了すると「子口座処理」のフィールドにフラグが立てられる。このフィールドのフラグの有無を監視することにより、連続する資金移動処理を起動するよう構成してもよい。
【0049】
図5も図2と同様に、口座Aと口座Bの間の資金移動処理▲1▼が終了すると、口座Bと口座Cの間の資金移動処理▲2▼が起動されるように設定される。下位の処理の終了をトリガに上位の処理を起動するよう設定すると、親子孫間の連続した資金移動を処理することができることも同様である。資金移動処理の順序を保証するために、口座Bを子口座とする資金移動処理▲2▼については、資金移動処理▲1▼が終了するまでは起動を受付けないための識別が記録されるが、親口座側を基点に資金移動処理を起動して「親口座が子口座を引く」形態を採る場合は、資金移動処理の条件が親口座側の情報として記録されるため、起動禁止の識別は口座Cに記録されることになる。
【0050】
図6は、口座情報データベースにおける資金移動条件を記録したテーブルの、親口座に処理起動禁止の識別を記録する場合の第一の例を示している。ここでも残高を100とする資金バランスが設定されており、口座Bについてはその子口座Aとの間で資金移動処理を行うことが定められている。
【0051】
口座Cについてはその子口座Bとの間で資金移動処理を行うことが定められているが、併せて特約事項として「同時連続処理」という識別が記録されている。この識別が記録されている資金移動処理については、ここからの処理の起動を受付けないこととし、またこの識別が記録された口座の子口座を親口座とする資金移動処理の終了をトリガとして、ここに定められた資金移動処理を起動することとすれば、連続した資金移動処理の順序を保証することができる。
【0052】
図7は、口座情報データベースにおける資金移動条件を記録したテーブルの、親口座に処理起動禁止の識別を記録する場合の第二の例を示している。ここでも同様に残高が100となる資金バランスが設定されているが、「起動トリガ」のフィールドを設けて、設定された資金移動処理の条件を記録するよう構成してもよい。
【0053】
図7の例では、口座Bには起動トリガが記録されていないため、その子口座である口座Aとの資金移動処理は、外部からの指示により起動される。一方、口座Cには「子口座処理」という起動トリガが記録されており、その子口座である口座Bを親口座とする資金移動処理が終了したことをトリガとして、その親口座である口座Cとの資金移動処理が起動される。このように起動トリガが記録されていると、それ以外の起動処理は受付けないこととなるため、他の場合の起動処理を禁止する識別としても用いることができる。
【0054】
子口座の処理については、処理が終了すると「子口座処理」のフィールドにフラグが立てられる。このフィールドのフラグの有無を監視することにより、連続する資金移動処理を起動するよう構成してもよい。
【0055】
図17は、本発明にかかる資金移動処理システムで子口座に処理起動禁止の識別を記録する場合の子口座の照会画面の一例であるが、親子区分の「同時連続処理」の表示により、資金移動処理の処理起動が禁止された口座であることを確認することができる。
【0056】
次に、図18のフローチャートを用いて、本発明にかかる資金移動処理の基本的な処理フローについて説明する。まず、外部からの指示により、又は予め設定された時刻等を認識して自動的に指示が発せられることにより、本発明にかかる資金移動処理システムが資金移動処理の起動指示を受信すると(S01)、データベースで当該資金移動処理に関するレコードに起動禁止の識別が記録されていないか否かを確認して(S02)、記録されている場合には起動指示が拒絶されて資金移動処理は行われない(S03)。
【0057】
起動禁止の識別が記録されていない場合には、指定された資金移動処理が実行される(S04)。さらに、その口座の親口座に関するレコード等を確認することにより、連続する資金移動処理が指定されているか否かを確認する(S05)。
【0058】
連続する資金移動処理が指定されている場合には、さらに指定された資金移動処理が実行される(S04)。指定されていない場合には、資金移動処理が終了する(S06)。
【0059】
次に、図8、図9を用いて、複数の子口座及び複数の孫口座を有する場合の処理手順と、そこで資金バランスが指定された場合の資金移動処理の一例について説明する。ここでは階層構造の上位から順に、第1の階層に位置する親口座が口座C1、第2の階層に位置する子口座が口座B1とB2、第3の階層に位置する孫口座が口座A1〜A4となっている。
【0060】
図8において、まず口座A1、A2と口座B1との資金移動処理▲1▼が起動され、これらの処理が終了したことをトリガとして、口座B1と口座C1との資金移動処理▲2▼が起動される。同様に、口座A3、A4と口座B2との資金移動処理▲1▼が起動され、これらの処理が終了したことをトリガとして、口座B2と口座C1との資金移動処理▲2▼が起動される。
【0061】
これらの処理により、親会社、子会社、孫会社などの階層構造状に位置付けられた複数の口座について資金移動処理を行うことが可能になる。例えば口座A1〜A4、口座B1、B2には一定額を残して、親会社の統括口座である口座C1に資金を集中し、資金の一元管理を図ることができる。
【0062】
これらの処理においては、資金移動処理▲1▼をトリガとして資金移動処理▲2▼が起動されるよう設定されているため、資金移動処理▲2▼が起動された後には、口座A1〜A4については、資金の入出金を禁ずるホールド状態を解除することもできる。また、資金移動処理として資金バランスを設定すれば、上位の統括口座まで資金を集中した後に下位の口座に向けて資金を配布する必要もないので、ホールドの時間を短縮することができる。ここの処理は一対一の口座間の資金移動処理であり、処理時間を殆ど要しないものであるため、実質的にはホールドを行わないで処理をしているのと同様の効果を生じさせることもできる。
【0063】
図9は、図8の口座間で資金バランスによる処理を行う場合の一例を示している。子口座及び孫口座である口座B1、B2、口座A1〜A4の残高を100とする資金バランスが設定されているとする。
【0064】
口座A1は残高150を100とするため口座B1に50を集中し、口座A2は残高80を100とするため口座B1から20が配布される。その結果、口座B1の残高は150から180に増加する。同様に、口座A3は残高120を100とするため口座B2に20を集中し、口座A4は残高70を100とするため口座B2から30が配布される。その結果、口座B2の残高は100から90に減少する。この時点で口座A1〜A4の残高は全て100にバランスされるため、これらの口座のホールドを解除してもよい。
【0065】
これらの処理が終了すると、口座B1は残高180を100とするため口座C1に80を集中し、口座B2は残高90を100とするため口座C1から10が配布される。その結果、口座C1の残高は100から170に増加する。一連の処理が終了すると、統括口座である口座C1は余裕資金をまとめて運用することができる。
【0066】
図8、図9に示したような複数の孫口座からの資金移動処理については、子孫間の処理と親子間の処理の順序について、2通りの方法が存在する。図10及び図11を用いて第一の方法について、図12及び図13を用いて第二の方法について説明する。
【0067】
図10では、子孫間のそれぞれの資金移動処理が終了する毎に、親子間の資金移動処理が起動される。つまり、口座A1から口座B1への資金移動処理▲1▼が終了すると、口座B1から口座C1への資金移動処理▲2▼が起動され、口座A2から口座B1への資金移動処理▲3▼が終了すると、再度口座B1から口座C1について資金移動処理▲4▼が起動される。
【0068】
この場合の資金移動条件は、図11の例のようなテーブルが口座情報データベースに記録される。口座A1、A2について口座B1へのそれぞれの資金移動処理の他に、口座B1から口座C1への資金移動処理について、口座A1、A2それぞれの処理終了をトリガとする起動処理を行うことが定められており、2度の資金移動処理が行われることになる。
【0069】
これに対し、図12では、子孫間の全ての資金移動処理が終了した後に、親子間の資金移動処理が起動される。つまり、口座A1から口座B1への資金移動処理▲1▼と口座A2から口座B1への資金移動処理▲2▼が終了すると、口座B1から口座C1への資金移動処理▲3▼が起動される。
【0070】
この場合の資金移動条件は、図13の例のようなテーブルが口座情報データベースに記録される。口座A1、A2について口座B1へのそれぞれの資金移動処理の他に、口座B1から口座C1への資金移動処理について、口座A1、A2の両方の処理終了をトリガとする起動処理を行うことが定められており、資金移動処理は一度にまとめて行われる。
【0071】
次に、これらの資金移動処理の方法を組み合わせた、多様な資金移動処理の形態について説明する。図14は、本発明にかかる資金移動処理システムで、孫口座を第二の親口座として資金移動処理を行う場合の設定の一例を示しているが、このように設定すると、4層以上の多層化した階層構造状の口座間の資金移動処理も、容易に行うことができる。
【0072】
図14において、口座Aと口座Bと口座C、口座Cと口座Dと口座E、口座Eと口座Fと口座Gは、それぞれ3層の階層構造を有する口座間の資金移動を基本パターンとして、これまで説明した方法により資金移動処理を行うことができる。ここでそれぞれの最初の起動時間を少しずつずらして設定しておくと、口座C、口座Eがそれぞれの処理で重複していて処理の連続性が維持されるため、実質的に口座間Aから口座Gまでの連続処理を実現することができる。ここでは6回の資金移動処理を連続して処理する例を説明したが、さらに階層を重ねて処理することも可能である。
【0073】
このような多層化した口座間の連続処理は、下位の処理をそれぞれトリガとして設定することもできるが、口座数と階層数が増加するとシステム処理の負担が重くなるという問題と、処理の途中に倒産により口座の凍結が必要になるなど何らかの問題が生じた場合に処理を中断しにくいという問題を有している。このように資金移動処理を最小限の単位に分けて構成し、その組み合わせを起動時間の設定により調整すると、システム上の負担も緩和され、中途での処理中断も容易になるため、これらの問題に対処することが可能になる。
【0074】
図15は、図14のように構成する場合の資金移動条件を記録したテーブルの一例を示している。口座A、口座C、口座Eには、それぞれ起動トリガとして起動時刻が設定され、それぞれ15時、17時、19時と異なる時刻が順に設定されている。起動処理の時間は、連続処理も含めたそれぞれの処理に要する時間を考慮して定めればよい。一方で、口座B、口座D、口座Fには、それぞれ子口座の処理が起動トリガとして設定されている。このような設定により、口座Aから口座Gまでの資金移動処理が、事実上連続した処理として実行される。
【0075】
図16は、本発明にかかる資金移動処理システムで、子口座を第二の親口座として資金移動処理を行う場合の設定の一例を示しているが、このように構成すると、階層構造の中にさらに階層構造を含むようなケースについても、一連の処理として資金移動を行うことが可能になる。
【0076】
図16の例では、親会社、子会社、孫会社がそれぞれの営業所毎に設けられた口座と、これらの口座の資金を集約するための移動用口座を有しており、これらの移動用口座に集約した資金は、統括口座である親会社の普通口座に集約して管理されることとなっている。この場合も、3層の階層構造を有する口座間の資金移動を基本パターンとして、これまで説明した方法により資金移動処理を行うことができる。
【0077】
まず、孫会社の営業所口座Aと孫会社の移動用口座Bとの間で資金移動処理▲1▼を起動し、処理の終了をトリガとして孫会社の移動用口座Bと子会社の移動用口座Dとの間で資金移動処理▲1▼´を行う。次に、一定の時間を置いて子会社の営業所口座Cと子会社の移動用口座Dとの間で資金移動処理▲2▼を起動し、処理の終了をトリガとして子会社の移動用口座Dと親会社の移動用口座Fとの間で資金移動処理▲2▼´を行う。さらに、一定の時間を置いて親会社の営業所口座Eと親会社の移動用口座Fとの間で資金移動処理▲3▼を起動し、処理の終了をトリガとして親会社の移動用口座Eと親会社の通常口座Gとの間で資金移動処理▲3▼´を行う。このような処理により、親会社、子会社、孫会社それぞれの営業所口座の資金を、親会社の統括口座に集約することができる。
【0078】
この場合、それぞれの営業所口座は複数あってもよく、複数の孫口座から子口座への資金移動処理の取扱いには、これまで説明した方法を用いることができる。資金移動の種類は、資金集中、資金配布、資金バランスのいずれの方法を用いてもよい。また、さらに階層構造を多層化して、複雑なケースに対応することもできる。
【0079】
【発明の効果】
この発明により、多層化した階層構造状の口座間の資金移動や、その他の多様な資金移動の形態に対して、口座からの資金の入出金を禁止するホールドに必要な時間を短縮し、コンピュータシステムに過度の負担をかけることなく、資金移動処理を実現することができる。
【0080】
この発明にかかる資金移動処理システムを提供することにより、当該システムを利用する企業に対して、資金の一元管理により資金効率を高めたキャッシュフロー経営を支援するとともに、多様な企業の組織形態に併せた資金移動のバリエーションを提供することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる資金移動処理システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明にかかる資金移動処理システムで、子口座に処理起動禁止の識別を記録する場合の、親口座、子口座及び孫口座の関係を示す図である。
【図3】本発明にかかる資金移動処理システムで、子口座に処理起動禁止の識別を記録する場合の、資金移動条件を記録したテーブルの第一の例を示す図である。
【図4】本発明にかかる資金移動処理システムで、子口座に処理起動禁止の識別を記録する場合の、資金移動条件を記録したテーブルの第二の例を示す図である。
【図5】本発明にかかる資金移動処理システムで、親口座に処理起動禁止の識別を記録する場合の、親口座、子口座及び孫口座の関係を示す図である。
【図6】本発明にかかる資金移動処理システムで、親口座に処理起動禁止の識別を記録する場合の、資金移動条件を記録したテーブルの第一の例を示す図である。
【図7】本発明にかかる資金移動処理システムで、親口座に処理起動禁止の識別を記録する場合の、資金移動条件を記録したテーブルの第二の例を示す図である。
【図8】本発明にかかる資金移動処理システムで、複数の子口座及び複数の孫口座を有する場合の処理手順の一例を示す図である。
【図9】本発明にかかる資金移動処理システムで、複数の子口座及び複数の孫口座を有する場合の資金バランスの一例を示す図である。
【図10】本発明にかかる資金移動処理システムで、複数の孫口座から資金移動処理を行う場合の処理手順の第一の例を示す図である。
【図11】本発明にかかる資金移動処理システムで、複数の孫口座から資金移動処理を行う場合の処理手順の第一の例における資金移動条件を記録したテーブルの例を示す図である。
【図12】本発明にかかる資金移動処理システムで、複数の孫口座から資金移動処理を行う場合の処理手順の第二の例を示す図である。
【図13】本発明にかかる資金移動処理システムで、複数の孫口座から資金移動処理を行う場合の処理手順の第二の例における資金移動条件を記録したテーブルの例を示す図である。
【図14】本発明にかかる資金移動処理システムで、孫口座を第二の親口座として資金移動処理を行う場合の設定の一例を示す図である。
【図15】本発明にかかる資金移動処理システムで、孫口座を第二の親口座として資金移動処理を行う場合の設定の一例における資金移動条件を記録したテーブルの例を示す図である。
【図16】本発明にかかる資金移動処理システムで、子口座を第二の親口座として資金移動処理を行う場合の設定の一例を示す図である。
【図17】本発明にかかる資金移動処理システムで、子口座に処理起動禁止の識別を記録する場合の、子口座の照会画面の一例を示す図である。
【図18】本発明にかかる資金移動処理システムにより資金移動処理を行うフローチャートである。
【符号の説明】
100  資金移動処理システム
110  入力処理部
120  表示制御部
130  口座情報データベース
131  資金移動条件格納部
132  口座情報格納部
140  資金移動条件制御部
150  資金移動処理部
200  端末装置

Claims (16)

  1. 少なくとも3層の階層構造を有していて、第1の階層に位置する親口座と、第1の階層の下位の第2の階層に位置し前記親口座との間で資金移動を行う子口座と、第2の階層の下位の第3の階層に位置し前記子口座との間で資金移動を行う孫口座と、の間で資金移動処理を行うための資金移動処理システムであって、
    前記資金移動処理の処理条件を格納した処理条件格納手段と、
    前記処理条件に従って資金移動処理を行う資金移動処理手段と、を備えており、前記処理条件には、前記子口座と前記孫口座間の資金移動が終了すると前記親口座と前記子口座間の資金移動にかかる処理を起動することが含まれていることを特徴とする資金移動処理システム。
  2. 前記処理条件には、前記子口座と前記孫口座間の資金移動が終了するまでは前記親口座と前記子口座間の処理にかかる起動指示を受信しても起動処理を行わないことが含まれていることを特徴とする請求項1記載の資金移動処理システム。
  3. 少なくとも3層の階層構造を有していて、第1の階層に位置する親口座と、第1の階層の下位の第2の階層に位置し前記親口座との間で資金移動を行う子口座と、第2の階層の下位の第3の階層に位置し前記子口座との間で資金移動を行う複数の孫口座との間で資金移動処理を行うための資金移動処理システムであって、
    前記資金移動処理の処理条件を格納した処理条件格納手段と、
    前記処理条件に従って資金移動処理を行う資金移動処理手段と、を備えており、前記処理条件には、すべての孫口座についての前記子口座と前記孫口座間の資金移動が終了すると前記親口座と前記子口座間の資金移動にかかる処理を起動することが含まれていることを特徴とする資金移動処理システム。
  4. 前記処理条件には、すべての孫口座についての前記子口座と前記孫口座間の資金移動が終了するまでは前記親口座と前記子口座間の処理にかかる起動指示を受信しても起動処理を行わないことが含まれていることを特徴とする請求項3記載の資金移動処理システム。
  5. 前記処理条件には、前記子口座と前記孫口座間の資金移動を特定の日時に起動することが含まれていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の資金移動処理システム。
  6. 前記親口座と前記子口座と前記孫口座とからなる第1の資金移動グループと、前記孫口座を第2の親口座として、第2の親口座と、第3の階層の下位の第4の階層に位置し第2の親口座との間で資金移動を行う第2の子口座と、第4の階層の下位の第5の階層に位置し第2の子口座との間で資金移動を行う第2の孫口座と、からなる第2の資金移動グループと、を有しており、
    前記処理条件には、前記子口座と前記孫口座の資金移動を起動する第1の日時と、前記第2の子口座と前記第2の孫口座の資金移動を起動する第2の日時が含まれていることを特徴とする請求項5記載の資金移動処理システム。
  7. 前記親口座と前記子口座と前記孫口座とからなる第1の資金移動グループと、前記子口座を第2の親口座として、第2の親口座と、第3の階層に位置し第2の親口座との間で資金移動を行う第2の子口座と、第3の階層の下位の第4の階層に位置し第2の子口座との間で資金移動を行う第2の孫口座と、からなる第2の資金移動グループと、を有しており、
    前記処理条件には、前記子口座と前記孫口座の資金移動を起動する第1の日時と、前記第2の子口座と前記第2の孫口座の資金移動を起動する第2の日時が含まれていることを特徴とする請求項5記載の資金移動処理システム。
  8. 前記第2の日時には、前記第1の日時より先行する日時が設定されていることを特徴とする請求項6又は7記載の資金移動処理システム。
  9. 前記資金移動処理には、前記孫口座から前記子口座又は前記子口座から前記親口座に、一定額の振替又は基準残高に対する超過額の振替を行う資金集中が含まれることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の資金移動処理システム。
  10. 前記資金移動処理には、前記親口座から前記子口座又は前記子口座から前記孫口座に、一定額の振替又は基準残高に対する不足額の振替を行う資金配布が含まれることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の資金移動処理システム。
  11. 前記資金移動処理には、前記子口座又は前記孫口座の残高を基準残高とするために、前記親口座から前記子口座、前記子口座から前記親口座、前記孫口座から前記子口座又は前記子口座から前記孫口座に、基準残高に対する超過額又は不足額の振替を行う資金バランスが含まれることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の資金移動処理システム。
  12. 少なくとも3層の階層構造を有していて、第1の階層に位置する親口座と、第1の階層の下位の第2の階層に位置し親口座との間で資金移動を行う子口座と、第2の階層の下位の第3の階層に位置し子口座との間で資金移動を行う孫口座との間で資金移動処理を行うための資金移動処理の方法であって、
    前記子口座と前記孫口座間の資金移動が終了するとコンピュータが前記親口座と前記子口座間の資金移動にかかる処理を起動し、前記子口座と前記孫口座間の資金移動が終了するまではコンピュータが前記親口座と前記子口座間の処理にかかる起動指示を受信しても起動処理を行わないことを特徴とする資金移動処理の方法。
  13. 少なくとも3層の階層構造を有していて、第1の階層に位置する親口座と、第1の階層の下位の第2の階層に位置し親口座との間で資金移動を行う子口座と、第2の階層の下位の第3の階層に位置し子口座との間で資金移動を行う複数の孫口座との間で資金移動処理を行うための資金移動処理の方法であって、
    すべての孫口座についての前記子口座と前記孫口座間の資金移動が終了するとコンピュータが前記親口座と前記子口座間の資金移動にかかる処理を起動し、すべての孫口座についての前記子口座と前記孫口座間の資金移動が終了するまではコンピュータが前記親口座と前記子口座間の処理にかかる起動指示を受信しても起動処理を行わないことを特徴とする資金移動処理の方法。
  14. 前記親口座と前記子口座と前記孫口座とからなる第1の資金移動グループと、前記孫口座を第2の親口座として、第2の親口座と、第3の階層の下位の第4の階層に位置し第2の親口座との間で資金移動を行う第2の子口座と、第4の階層の下位の第5の階層に位置し第2の子口座との間で資金移動を行う第2の孫口座と、からなる第2の資金移動グループと、を有しており、
    記憶装置に記憶された第1の日時にコンピュータが前記子口座と前記孫口座の資金移動を起動し、記憶装置に記憶された第2の日時にコンピュータが前記第2の子口座と前記第2の孫口座の資金移動を起動することを特徴とする請求項12又は13記載の資金移動処理の方法。
  15. 前記親口座と前記子口座と前記孫口座とからなる第1の資金移動グループと、前記子口座を第2の親口座として、第2の親口座と、第3の階層に位置し第2の親口座との間で資金移動を行う第2の子口座と、第3の階層の下位の第4の階層に位置し第2の子口座との間で資金移動を行う第2の孫口座と、からなる第2の資金移動グループと、を有しており、
    記憶装置に記憶された第1の日時にコンピュータが前記子口座と前記孫口座の資金移動を起動し、記憶装置に記憶された第2の日時にコンピュータが前記第2の子口座と前記第2の孫口座の資金移動を起動することを特徴とする請求項12又は13記載の資金移動処理の方法。
  16. 前記第2の日時には、前記第1の日時より先行する日時が設定されていることを特徴とする請求項14又は15記載の資金移動処理の方法。
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