JP2004116077A - 手摺りの連結構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で手摺り材の端部同士を連結でき、尚且つ多数連結された手摺り材のうち中間部分の手摺り材だけを取り外す場合において、容易に手摺り材の連結及び連結された手摺り材の取り外しを行える手摺りの連結構造を提供する。
【解決手段】手摺り材1の端部同士を連結する手摺りの連結構造である。一方の手摺り材1aの端面に外周面に雄ねじ部3を形成した基台4を取付ける。他方の手摺り材1bの端部に長手方向に移動自在な円筒体5を被嵌する。円筒体5の内周面の一方の手摺り材1a側に雌ねじ部6を形成すると共に他方の手摺り材1b側にねじ無し部9を形成する。基台4の雄ねじ部3と円筒体5の雌ねじ部6とを螺合すると共に螺合された円筒体5のねじ無し部9で他方の手摺り材1bの端部を被嵌する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、手摺り材の端部同士を連結する手摺りの連結構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、図5に示すように連結部材10を介して手摺り材1の端部同士を連結する手摺りの連結構造が知られている。このものにおいては、図に示されるように筒部11の内部に仕切り板13を一体に設けて連結部材10を形成し、この連結部材10の一方の開口部より一方の手摺り材1aの端部を内嵌して連結部材10の仕切り板13にビス12固定し、他方の開口部より他方の手摺り材1bの端部を内嵌して筒部11にビス12固定していた(特許文献1参照)。
【0003】
また別の従来例として、図示は省略するが、一方の手摺り材1aの端部に第1キャップ体を嵌合被着し、第一キャップ体の前端面中央に軸ピンを突設し、該第一キャップ体の外側に円筒体を回動自在に遊嵌し、該円筒体の後端内周に内鍔片が突設されてこの内鍔片が同第一キャップ体の後端周縁部に摺動自在に係合されると共に同円筒体の内周面に雌ねじ部が形成され、他方の手摺り材1bの端部に第二キャップ体を嵌合被着し、この第2キャップ体の外周面に雄ねじ部が形成され、第二キャップ体に前記軸ピンが挿入係合される軸受け穴を凹設し、前記円筒体を回動させその雌ねじ部を第二キャップ体の雄ねじ部に螺号させると共に前記第一キャップ体の軸ピンを第二キャップ体の軸受け穴に挿入係合して第一キャップ体と第二キャップ体とを連結し、これにより一方の手摺り材1aと他方の手摺り材1bとを連結する手摺りの連結構造が知られている(特許文献2参照)。
【0004】
また別の従来例として、図示は省略するが、一方の手摺り材1aの端部に第1キャップ体を嵌合被着し、該第一キャップ体の前端に鍔状体を突設して該鍔状体と第一キャップ体の前端との間の外周部分に摺動用溝を形成し、同鍔状体の外側に円筒体を回動自在に遊嵌し、該円筒体の後端内周縁に内鍔片を突設して該内鍔片を前記摺動用溝に摺動自在に係合すると共に同円筒体の内周面に雌ねじ部を形成し、他方の手摺り材1bの端部に第二キャップ体を嵌合被着し、該第二キャップ体の前端に円形凸部を突設して該円形凸部の外周面に雄ねじ部を形成し、前記円筒体を回動させその雌ねじ部を同雄ねじ部に螺号させて第一キャップ体と第二キャップ体とを連結し、これにより一方の手摺り材1aと他方の手摺り材1bとを連結する手摺りの連結構造が知られている(特許文献3参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−93366号公報
【特許文献2】
特開平8−270168号公報
【特許文献3】
特開平8−199754号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記特許文献1に示す従来例においては、壁紙を貼る時や、引っ越しの荷物を搬入する時、手摺り材1を交換する時等に、多数連結された手摺り材1のうち中間部分の手摺り材1を取り外す場合、連結部材10と他方の手摺り材1bの端部とを固定するビス12を取り外した後、どちらか一方の手摺り材1を長手方向に移動させて連結部材10から他方の手摺り材1を引き抜かなければ中間部分の手摺り材1を取り外すことができず、この場合、手摺り材1を移動させるには、移動させる手摺り材1よりも手摺り材1の移動方向側にある全ての手摺り材1の連結と、手摺り材1の移動方向側の最端部にある手摺り材1の他部材への固定とを解除しなければならない。すなわち、この従来例においては多数連結された手摺り材1のうち中間部分の手摺り材1だけを取り外すことができず、中間部分の手摺り材1を取り外す場合は、取り外す手摺り材1以外の手摺り材1の連結及び固定も解除しなければならず、これにより手摺り材1の取り外し作業が非常に面倒であった。またこのように多数連結された手摺り材1のうち中間部分の手摺り材1だけを取り外すことができないため、中間部分の手摺り材1を取り外した後に再度手摺り材1を連結してもとの連結状態に戻す作業においても、取り外した全ての手摺り材1を連結しなければならず非常に面倒であった。
【0007】
また上記特許文献2及び特許文献3に示される従来例においても、手摺り材1を取り外す場合には、軸ピンを軸受け穴から引き抜く際(特許文献2)や、円筒体から円径凸部を引き抜く際(特許文献3)において、どちらか一方の手摺り材1を長手方向に移動させなければならず、上記特許文献1の場合と同様に多数連結された手摺り材1のうち中間部分の手摺り材1だけを取り外すことができず、手摺り材1の取り外し作業が非常に面倒であった。また特にこの特許文献2及び特許文献3に示される従来例においては、手摺り材1同士を連結させるための部品数が多いため、手摺り材1の連結作業及び取り外し作業がより一層面倒なものとなっていた。
【0008】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、簡単な構成で手摺り材の端部同士を連結でき、尚且つ多数連結された手摺り材のうち中間部分の手摺り材だけを取り外す場合において、容易に手摺り材の連結及び連結された手摺り材の取り外しを行える手摺りの連結構造を提供することを課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係る手摺りの連結構造は、手摺り材1の端部同士を連結する手摺りの連結構造において、一方の手摺り材1aの端面に外周面に雄ねじ部3を形成した基台4を取付け、他方の手摺り材1bの端部に長手方向に移動自在な円筒体5を被嵌し、該円筒体5の内周面の一方の手摺り材1a側に雌ねじ部6を形成すると共に他方の手摺り材1b側にねじ無し部9を形成し、基台4の雄ねじ部3と円筒体5の雌ねじ部6とを螺合すると共に螺合された円筒体5のねじ無し部9で他方の手摺り材1bの端部を被嵌して成ることを特徴とするものである。
【0010】
このように基台4の雄ねじ部3と円筒体5の雌ねじ部6とを螺合すると共に螺合された円筒体5のねじ無し部9で他方の手摺り材1bの端部を被嵌することで、一方の手摺り材1aと他方の手摺り材1bとを連結でき、尚且つ手摺り材1の連結の解除は、手摺り材1を長手方向に移動させることなく円筒体5の雌ねじ部6と基台4の雄ねじ部3との螺合を解除するだけで行えるため、多数連結された手摺り材1のうち中間部分の手摺り材1を取り外す場合には、中間部分の手摺り材1の両端部の連結を解除して中間部分の手摺り材1だけを取り外すことができる。また、このように中間部分の手摺り材1のみを取り外すことができるため、中間部分の手摺り材1を取り外した後に再度手摺り材1を連結してもとの連結状態に戻す場合においても、中間部分の手摺り材1だけを取付けるだけでもとの連結状態に戻すことができる。さらに両手摺り材1a、1bは円筒体5と基台4のみで連結されているため、簡単な構成で手摺り材1を連結することができる。
【0011】
また請求項2記載の手摺りの連結構造は、手摺り材1の端部同士を連結する手摺りの連結構造において、一方の手摺り材1aの端面に手摺り材1の外径よりもやや大きい外径を有する基台4を取付け、基台4の外周面に雄ねじ部3を形成し、一方の手摺り材1aの端部に長手方向に移動自在な円筒体5を被嵌し、円筒体5の他方の手摺り材1b側の内周面に前記雄ねじ部3と螺合する雌ねじ部6を形成すると共に一方の手摺り材1a側の内周面に基台4の外形よりも小さい内径を有するねじ無し部9を形成し、基台4の雄ねじ部3と円筒体5の雌ねじ部6とを螺合すると共にこの螺合された円筒体5の基台4よりも他方の手摺り材1b側に突出した雌ねじ部6で他方の手摺り材1bの端部を被嵌して成ることを特徴とするものである。
【0012】
このように基台4の雄ねじ部3と円筒体5の雌ねじ部6とを螺合すると共にこの螺合された円筒体5の基台4よりも他方の手摺り材1b側に突出した雌ねじ部6で他方の手摺り材1bの端部を被嵌することで、一方の手摺り材1aと他方の手摺り材1bとを連結でき、尚且つ手摺り材1の連結の解除は、手摺り材1を長手方向に移動させることなく円筒体5の雌ねじ部6と基台4の雄ねじ部3との螺合を解除するだけで行えるため、多数連結された手摺り材1のうち中間部分の手摺り材1を取り外す場合には、中間部分の手摺り材1の両端部の連結を解除して中間部分の手摺り材1だけを取り外すことが可能となる。また、このように中間部分の手摺り材1のみを取り外すことができるため、中間部分の手摺り材1を取り外した後に再度手摺り材1を連結してもとの連結状態に戻す場合においても、中間部分の手摺り材1だけを取付けるだけでもとの連結状態に戻すことができる。さらに両手摺り材1a、1bは円筒体5と基台4のみで連結されているため、簡単な構成で手摺り材1を連結することができる。また、円筒体5の一方の手摺り材1a側の内周面に基台4の外形よりも小さい内径を有するねじ無し部9を形成することで、手摺り材1の取り外し作業において、たとえ誤って円筒体5を螺合する方向と反対側に回動させようとしても、基台4に円筒体5のねじ無し部9が接触し、これにより手摺り材1の取り外し時における円筒体5の誤った方向への回動を防止でき、また雌ねじ部6を有する円筒体5を一方の手摺り材1aの端部に被嵌することで、手摺り材1を連結していない状態において、たとえ円筒体5が他方の手摺り材1b側に移動して脱落しようとしても、基台4の雄ねじ部3に円筒体5の雌ねじ部6が接触し、これにより一方の手摺り材1aからの円筒体5の脱落を防止できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。なお、本発明の手摺りの連結構造は、少なくとも3本以上の手摺り材1を連結して構成した手摺りの連結部分に適用されるものである。
【0014】
図1及び図2に示す本実施形態における手摺りの連結構造は円柱形状の手摺り材1の端部同士を基台4及び円筒体5を介して連結するものである。
【0015】
上記連結される手摺り材1のうち、一方の手摺り材1aの端面(他方の手摺り材1bの端面に対向する端面)には手摺り材1の外径よりもやや大きな外径を有する円柱形状の基台4が取付けられている。この基台4の取付けは、基台4に穿孔した複数の固着具用孔7の夫々に基台4側(他方の手摺り材1b側)からねじのような固着具8を挿入して、これら固着具8の先端を一方の手摺り材1aの端部に固着することで行われる。なお、本実施形態においては、上記固着具8として皿ねじを使用しており、これにより基台4の他方の手摺り材1b側の端面は面一となり、後述する連結作業時において他方の手摺り材1bの端面と固着具8の頭部とが干渉せず、しっかりと連結することができる。また上記基台4の外周面には軸方向(手摺り材1の長手方向)全長に亘って雄ねじ部3が形成されている。 これに対して、連結される手摺り材1のうち他方の手摺り材1bの端部には、手摺り材1の長手方向に移動自在(図1(a)矢印参照)な円筒体5が被嵌されている。円筒体5の内周面の軸方向(手摺り材1の長手方向)における一方の手摺り材1a側の略半部には前記雄ねじ部3に螺合される雌ねじ部6が形成されており、また円筒体5の内周面の他方の手摺り材1b側(軸方向における雌ねじ部6の反対側)の略半部には雌ねじのないねじ無し部9が形成されている。前記円筒体5の雌ねじ部6の軸方向における長さは、前述した基台4の軸方向における長さよりも長くなっている。また円筒体5のねじ無し部9の内径は手摺り材1の外径と略同じである。つまりねじ無し部9は基台4の外形よりも小さい内径を有している。
【0016】
次に上記一方の手摺り材1aと他方の手摺り材1bとの連結作業について説明する。
【0017】
連結作業は、他方の手摺り材1bの端部に被嵌した円筒体5を一方の手摺り材1a側に移動し、その後円筒体5を図1(b)に示す矢印方向に回動させて基台4の雄ねじ部3と円筒体5の雌ねじ部6とを螺合することで行われる。この場合、螺合を進めると、円筒体5は一方の手摺り材側1aに移動し、そして円筒体5の雌ねじ部3側の端面が基台4よりも一方の手摺り材1a側に一定量突出すると、円筒体5のねじ無し部9が基台4の外周部の他方の手摺り材1b側の端部に係止されて、それ以上螺合を進めることができない状態となり、これにより円筒体5が図1(b)に示すように位置決め係止される。しかして基台4の雄ねじ部3と円筒体5の雌ねじ部6とが螺合して円筒体5が基台4に固着されると共にこの螺合された円筒体5のねじ無し部9で他方の手摺り材1bの端部がぴったり被嵌された状態となり、手摺り材1の連結作業が完了する。
【0018】
上記連結作業により図1(b)に示すように夫々の端面が対向した状態で一方の手摺り材1aと他方の手摺り材1bとがしっかりと連結された状態となる。またこの連結状態においては、前述したように雌ねじ部6の軸方向の長さを基台4の軸方向における長さよりも長くしているので、円筒体5の基台4よりも一方の手摺り材1a側に突出した部分の内周面(雌ねじ部6)にて一方の手摺り材1aの端部を被嵌することができ、これによって一層連結強度が向上している。
【0019】
そして壁紙を貼る時や、引っ越しの荷物を搬入する時、手摺り材1を交換する時等に、連結された手摺り材1を取り外す場合は、手摺り材1の連結を解除することで行われる。
【0020】
連結の解除は円筒体5を前記連結作業時における円筒体5の回動方向と反対の方向(図1(b)に示す矢印と反対方向)に回動することで行う。この場合、円筒体5に基台4の外形よりも小さい内径を有するねじ無し部9を形成しているので、たとえ誤って円筒体5を螺合する方向と反対側に回動させようとしても、基台4に円筒体5のねじ無し部9が接触し、これにより手摺り材1の取り外し時における円筒体5の誤った方向への回動を防止でき、確実に円筒体5を他方の手摺り材1b側に移動するように回動できる。上記円筒体5の回動により、円筒体5の雌ねじ部6と基台4の雄ねじ部3との螺合が解除されると共に円筒体5は他方の手摺り材1b側に移動し、これにより取り外す手摺り材1を長手方向に移動させることなく手摺り材1の連結が解除される。
【0021】
しかして手摺り材1の連結は手摺り材1を長手方向に移動させることなく解除できるようになり、そしてこのように手摺り材1の連結を手摺り材1を長手方向に移動させることなく解除できるので、手摺り材1の両端部の連結を解除するだけで、多数連結された中間部分の手摺り材1を取り外すことが可能となる。すなわち、上記のように中間部分の手摺り材1を取り外すことで、多数連結された手摺り材1のうち中間部分の手摺り材1の両端部の連結を解除するだけで、中間部分の手摺り材1のみを取り外すことが可能となり、これにより手摺り材1の取り外し作業が容易となる。また、中間部分の手摺り材1のみを取り外すことができるため、中間部分の手摺り材1を取り外した後に再度手摺り材1を連結してもとの連結状態に戻す場合においても、中間部分の取り外した手摺り材1だけを前述したように取付けるだけで容易にもとの連結状態に戻すことができる。
【0022】
また本実施形態における手摺りの連結構造においては、両手摺り材1a、1bは円筒体5と基台4だけで連結されているため、簡単な構成で手摺り材1を連結することができ、また手摺り材1の連結及び取り外しの作業がより一層容易となる。
【0023】
図3及び図4に上記とは異なる実施形態を示す。なお本実施形態は上記図1及び図2に示す実施形態と比して円筒体5に関わる構成が異なっており、上記図1及び図2に示す実施形態と重複する説明については説明を省略し、同一の構成については同一の番号を付与する。
【0024】
本実施形態における円筒体5は手摺り1を連結していない状態において、図3(a)に示すように基台4を取り付けた一方の手摺り材1aの端部に手摺り材1の長手方向に移動自在に被嵌されている。円筒体5の内周面には軸方向(手摺りの長手方向)における基台4の反対側の端部(一方の手摺り材1a側の端部)を除いて基台4の雄ねじ部3と螺合する雌ねじ部6が形成されており、この雌ねじ部6の軸方向における長さは基台4の軸方向における長さよりも長くなっている。そして円筒体5の内周面の軸方向における基台4の反対側の端部は雌ねじのないねじ無し部9が形成されている。ねじ無し部9の内径は手摺り材1の外径と略同じである。つまりねじ無し部9は基台4の外形よりも小さい内径を有している。
【0025】
本実施形態における手摺り材1の連結作業は、一方の手摺り材1aに被嵌した円筒体5を他方の手摺り材1b側に移動し、その後、円筒体5を回動させて基台4の雄ねじ部3と円筒体5の雌ねじ部6とを螺合することで行われる。この場合、螺合を進めると、円筒体5は他方の手摺り材側1aに移動し、そして円筒体5の雌ねじ部3側の端面が基台4よりも他方の手摺り材1a側に一定量突出すると、円筒体5のねじ無し部9が基台4の外周部の一方の手摺り材1a側の端部に係止されてそれ以上螺合を進めることができない状態となり、これにより円筒体5が図3(b)に示すように位置決め係止される。しかして基台4の雄ねじ部3と円筒体5の雌ねじ部6とが螺合して円筒体5が基台4に固着されると共にこの螺合された円筒体5の基台4よりも他方の手摺り材1b側に突出した雌ねじ部6で他方の手摺り材1bの端部を被嵌した状態となり、手摺り材1の連結作業が完了する。
【0026】
上記連結作業により図3(b)に示すように夫々の端面が対向した状態で一方の手摺り材1aと他方の手摺り材1bとがしっかりと連結された状態となる。またこの連結状態においては、前述したように雌ねじ部6の軸方向の長さを基台4の軸方向における長さよりも長くしているので、円筒体5の基台4よりも一方の手摺り材1a側に突出した部分の内周面(ねじ無し部9)にて一方の手摺り材1aの端部を被嵌することができ、これによって一層連結強度が向上している。
【0027】
そして連結された手摺り材1を取り外す場合は、手摺り材1の連結を解除することで行われる。
【0028】
連結の解除は円筒体5を前記連結作業時における円筒体5の回動方向と反対の方向に回動させることで行われる。この場合、円筒体5に基台4の外形よりも小さい内径を有するねじ無し部9を形成しているので、たとえ誤って円筒体5を螺合する方向と反対側に回動させようとしても、基台4に円筒体5のねじ無し部9が接触し、これにより手摺り材1の取り外し時における円筒体5の誤った方向への回動を防止でき、確実に円筒体5を一方の手摺り材1a側に移動するように回動できる。上記円筒体5の回動により、円筒体5の雌ねじ部6と基台4の雄ねじ部3との螺合が解除されると共に円筒体5が一方の手摺り材1b側に移動し、これにより手摺り材1の連結が解除される。
【0029】
しかして手摺り材1の連結は手摺り材1を長手方向に移動させることなく解除できるようになり、そしてこのように手摺り材1の連結を手摺り材1を長手方向に移動させることなく解除できるので、手摺り材1の両端部の連結を解除するだけで、多数連結された中間部分の手摺り材1を取り外すことが可能となる。すなわち、上記のように中間部分の手すり材1を取り外すことで、多数連結された手摺り材1のうち中間部分の手摺り材1の両端部の連結を解除するだけで、中間部分の手摺り材1のみを取り外すことが可能となり、これにより手摺り材1の取り外し作業が容易となる。また、このように中間部分の手摺り材1のみを取り外すことができるため、中間部分の手摺り材1を取り外した後に再度手摺り材1を連結してもとの連結状態に戻す場合においても、中間部分の取り外した手摺り材1だけを前述したように取付けるだけで容易にもとの連結状態に戻すことができる。
【0030】
また本実施形態における手摺りの連結構造においても、両手摺り材1a、1bは円筒体5と基台4だけで連結されているため、簡単な構成で手摺り材1を連結することができ、また手摺り材1の連結及び取り外しの作業がより一層容易となる。
【0031】
更に本実施形態においては、雌ねじ部6を有する円筒体5を一方の手摺り材1aの端部に被嵌することで、手摺り材1を連結していない状態において、たとえ円筒体5が他方の手摺り材1b側に移動して脱落しようとしても、基台4の雄ねじ部3に円筒体5の雌ねじ部6が接触し、これにより一方の手摺り材1aからの円筒体5の脱落を防止できる。
【0032】
【発明の効果】
上記のように本発明の請求項1記載の発明にあっては、基台の雄ねじ部と円筒体の雌ねじ部とを螺合すると共に螺合された円筒体のねじ無し部で他方の手摺り材の端部を被嵌することで、一方の手摺り材と他方の手摺り材とをしっかりと連結でき、尚且つ手摺り材の連結の解除は、手摺り材を長手方向に移動させることなく円筒体の雌ねじ部と基台の雄ねじ部との螺合を解除するだけで行えるため、多数連結された手摺り材のうち中間部分の手摺り材を取り外す場合には、中間部分の手摺り材の両端部の連結を解除して中間部分の手摺り材だけを取り外すことができ、これにより手摺り材の取り外し作業が容易となる。また、このように中間部分の手摺り材のみを取り外すことができるため、中間部分の手摺り材を取り外した後に再度手摺り材を連結してもとの連結状態に戻す場合においても、中間部分の手摺り材だけを取付けるだけで容易にもとの連結状態に戻すことができる。さらに両手摺り材は円筒体と基台のみで連結されているため、簡単な構成で手摺り材を連結することができ、これによりコスト削減を実現でき、またより一層連結及び取り外しの作業が容易となる。
【0033】
また請求項2記載の発明にあっては、基台の雄ねじ部と円筒体の雌ねじ部とを螺合すると共にこの螺合された円筒体の基台よりも他方の手摺り材側に突出した雌ねじ部で他方の手摺り材の端部を被嵌することで、一方の手摺り材と他方の手摺り材とをしっかりと連結でき、尚且つ手摺り材の連結の解除は、手摺り材を長手方向に移動させることなく円筒体の雌ねじ部と基台の雄ねじ部との螺合を解除するだけで行えるため、多数連結された手摺り材のうち中間部分の手摺り材を取り外す場合には、中間部分の手摺り材の両端部の連結を解除して中間部分の手摺り材だけを取り外すことが可能となり、これにより手摺り材の取り外し作業が容易となる。また、このように中間部分の手摺り材のみを取り外すことができるため、中間部分の手摺り材を取り外した後に再度手摺り材を連結してもとの連結状態に戻す場合においても、中間部分の手摺り材だけを取付けるだけで容易にもとの連結状態に戻すことができる。さらに両手摺り材は円筒体と基台のみで連結されているため、簡単な構成で手摺り材を連結することができ、これによりコスト削減を実現でき、またより一層連結及び取り外しの作業が容易となる。さらに円筒体の一方の手摺り材側の内周面に基台の外形よりも小さい内径を有するねじ無し部を形成することで、手摺り材の取り外し作業において、たとえ誤って円筒体を螺合する方向と反対側に回動させようとしても、基台に円筒体のねじ無し部が接触し、これにより手摺り材の取り外し時における円筒体の誤った方向への回動を防止でき、確実に円筒体を他方の手摺り材側に移動するように回動できる。また雌ねじ部を有する円筒体を一方の手摺り材の端部に被嵌することで、手摺り材を連結していない状態において、たとえ円筒体が他方の手摺り材側に移動して脱落しようとしても、基台の雄ねじ部に円筒体の雌ねじ部が接触し、これにより一方の手摺り材からの円筒体の脱落を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の一例を示す手摺りの連結構造を示すものであり、(a)は手摺り材が連結していない状態を示す一部断面図であり、(b)は手摺り材が連結した状態を示す一部断面図である。
【図2】同上の手摺りの連結構造を示す斜視図である。
【図3】同上の実施形態とは異なる実施形態の一例を示す手摺りの連結構造を示すものであり、(a)は手摺り材が連結していない状態を示す一部断面図であり、(b)は手摺り材が連結した状態を示す一部断面図である。
【図4】同上の手摺りの連結構造を示す斜視図である。
【図5】従来の手摺りの連結構造を示すものであり、(a)は手摺り材が連結していない状態を示す斜視図であり、(b)は手摺り材が連結した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1  手摺り材
1a 一方の手摺り材
1b 他方の手摺り材
3 雄ねじ部
4 基台
5 円筒体
6 雌ねじ部

Claims (2)

  1. 手摺り材の端部同士を連結する手摺りの連結構造において、一方の手摺り材の端面に外周面に雄ねじ部を形成した基台を取付け、他方の手摺り材の端部に長手方向に移動自在な円筒体を被嵌し、該円筒体の内周面の一方の手摺り材側に雌ねじ部を形成すると共に他方の手摺り材側にねじ無し部を形成し、基台の雄ねじ部と円筒体の雌ねじ部とを螺合すると共に螺合された円筒体のねじ無し部で他方の手摺り材の端部を被嵌して成ることを特徴とする手摺りの連結構造。
  2. 手摺り材の端部同士を連結する手摺りの連結構造において、一方の手摺り材の端面に手摺り材の外径よりもやや大きい外径を有する基台を取付け、基台の外周面に雄ねじ部を形成し、一方の手摺り材の端部に長手方向に移動自在な円筒体を被嵌し、円筒体の他方の手摺り材側の内周面に前記雄ねじ部と螺合する雌ねじ部を形成すると共に一方の手摺り材側の内周面に基台の外形よりも小さい内径を有するねじ無し部を形成し、基台の雄ねじ部と円筒体の雌ねじ部とを螺合すると共にこの螺合された円筒体の基台よりも他方の手摺り材側に突出した雌ねじ部で他方の手摺り材の端部を被嵌して成ることを特徴とする手摺りの連結構造。
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