JP2004116062A - 構造物の構築方法及び仮設基礎並びに構造物 - Google Patents
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Abstract
【課題】地下躯体と地上躯体とから構成される構造物において、構造物の1階床を早期に構築し、効率良く構造物を構築することができる構造物の構築方法及び仮設基礎並びに構造物を提供することを課題としている。
【解決手段】地下躯体3と地上躯体2とから構成された建物(構造物)1の構築方法であって、地盤を掘削し、地下躯体3を構築するための掘削溝4を構築する工程と、掘削溝4の底面に仮設基礎12を構築し、仮設基礎12に支柱11を立設する工程と、支柱11に建物1の1階床5を支持させて、掘削溝4に1階床5を構築する工程と、1階床5上で地上躯体2を構築しながら、仮設基礎12と一体化するようにして本設基礎13を構築した後に、地下躯体3及び地上躯体2を同時に施工する工程とを含むことを特徴としている。
【選択図】 図4
【解決手段】地下躯体3と地上躯体2とから構成された建物(構造物)1の構築方法であって、地盤を掘削し、地下躯体3を構築するための掘削溝4を構築する工程と、掘削溝4の底面に仮設基礎12を構築し、仮設基礎12に支柱11を立設する工程と、支柱11に建物1の1階床5を支持させて、掘削溝4に1階床5を構築する工程と、1階床5上で地上躯体2を構築しながら、仮設基礎12と一体化するようにして本設基礎13を構築した後に、地下躯体3及び地上躯体2を同時に施工する工程とを含むことを特徴としている。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、地下躯体と地上躯体とから構成された構造物の構築方法及び仮設基礎並びに構造物に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、地下躯体と地上躯体とから構成された構造物の構築方法としては、地盤を掘削し、構築された溝の底面に構造物の本設基礎を構築した後に、本設基礎に立設させた鉄骨により1階床を支持しながら、地上面と略同一高さに1階床を構築し、1階床を作業床として地下躯体及び地上躯体の構築作業を同時進行させる二段打ち工法がある(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特許第3053938号公報(第1−3頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の二段打ち工法では、以下の問題がある。
地下躯体及び地上躯体を構築するための作業床となる1階床は、構造物の本設基礎によって支持されているため、本設基礎の構築が完了するまでの期間は地上躯体を構築することができない。そして、地上躯体を支持するための本設基礎は高い強度を備えている必要があることから、地下躯体の構造が複雑になり、構築作業が煩雑になるため、長期間に渡って地上躯体を構築することができない。
【0005】
したがって、前記二段打ち工法など、従来の構造物の構築方法では、1階床が構築されるまでの期間が長期化し、この期間は地下躯体及び地上躯体を構築することができないため、作業効率が低くなってしまうという問題がある。
【0006】
本発明は、前記問題を解決するためになされたものであり、地下躯体と地上躯体とから構成される構造物において、構造物の1階床を早期に構築し、効率良く構造物を構築することができる構造物の構築方法及び仮設基礎並びに構造物を提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決すべく構成されるものであり、請求項1に記載の発明は、地下躯体と地上躯体とから構成された構造物の構築方法であって、(1)地盤を掘削し、地下躯体を構築するための掘削溝を構築する掘削溝構築工程と、(2)掘削溝の底面に仮設基礎を構築し、仮設基礎に支柱を立設する仮設基礎構築工程と、(3)支柱に構造物の1階床を支持させて、掘削溝に1階床を構築する1階床構築工程と、(4)1階床上で地上躯体を構築しながら、仮設基礎と一体化するようにして本設基礎を構築した後に、地下躯体及び地上躯体を同時に施工する躯体構築工程以下の工程を含むことを特徴としている。
【0008】
また、請求項2に記載の発明は、地下躯体と地上躯体とから構成される構造物の構築に使用される仮設基礎であって、地下躯体が構築される掘削溝の底面から突出しないようにして構築され、地下躯体と地上躯体の境である1階床の下面に接続された支柱を介して1階床を支持することを特徴としている。
【0009】
さらに、請求項3に記載の発明は、地下躯体と地上躯体とから構成される構造物の構築に使用される仮設基礎であって、地下躯体が構築される掘削溝の底面上に構築され、地下躯体と地上躯体の境である1階床の下面に接続された支柱を介して1階床を支持し、構造物の本設基礎の一部として使用されることを特徴としている。
【0010】
また、請求項4に記載の発明は、地下躯体と地上躯体とから構成される構造物の構築に使用される仮設基礎であって、地下躯体が構築される掘削溝の底面から突出しないようにして構築された底部と、底部と接合されるようにして、掘削溝の底面上に構築され、地下躯体と地上躯体の境である1階床の下面に接続された支柱を介して1階床を支持しており、構造物の本設基礎の一部として使用される頂部とから構成されることを特徴としている。
【0011】
また、請求項5に記載の発明は、構造物であって、地下躯体と地上躯体とから構成され、地下躯体と地上躯体の境である1階床の下面に接続された支柱と、支柱を介して1階床を支持する仮設基礎と、仮設基礎と一体化されるようにして構築された本設基礎とを備え、一体となった仮設基礎及び本設基礎により、地下躯体及び地上躯体を支持していることを特徴としている。
【0012】
ここで、1階床とは、地下躯体と地上躯体との境となる床であり、通常、地上面と略同一高さに構築されるが、地盤面最寄階であってもよい。
また、仮設基礎は、本設基礎が完成するまで支柱を介して1階床を支持する基礎であり、1階床上における地下躯体及び地上躯体の部材の搬入やその構築途中の荷重を支持可能な強度を備えていればよく、地下躯体及び地上躯体全体を支持する強度を備えている必要がない。これにより、仮設基礎を掘削溝の底面から突出しないようにして構築する構成であっても、深度を大きく確保する必要がなく、基礎杭を設ける必要がないため、仮設基礎を短期間に構築することができるという特徴を有する。
さらに、本設基礎は、仮設基礎の上面に構築され、仮設基礎と組み合わさることにより、支柱を介して地下躯体及び地上躯体全体を支持可能になる基礎であり、構造物の直接基礎となる部材である。
また、仮設基礎と本設基礎の一体化は、例えば、仮設基礎に立設された支柱の側面に、スタッドジベルやL型鋼材等を溶接し、支柱と本設基礎を一体化することにより行われる。すなわち、支柱を介して仮設基礎と本設基礎が一体化されている。
なお、仮設基礎及び本設基礎の材料や構造は限定されるものではなく、コンクリート材の内部に鉄筋や鉄骨を埋設したものなど、所定の強度を確保することができるものであればよい。また、仮設基礎の個数も限定されるものではない。
【0013】
請求項1から請求項5に記載の発明によれば、簡易な構成の仮設基礎で1階床を支持することにより1階床を早期に構築し、この1階床上で地下躯体及び地上躯体の部材の搬入やその構築を行いながら、1階床の下方で地下躯体及び地上躯体全体を支持する基礎構造体を構築することができるため、効率良く地下躯体と地上躯体を構築することができ、構造物を短い施工期間で構築することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
【0015】
本発明の実施形態に係る構造物の構築方法及び仮設基礎並びに構造物は、地下躯体と地上躯体とから構成される建物に適用可能である。
【0016】
図1は、本発明の実施形態に係る掘削溝掘削工程を示した図で、(a)は山留め壁の施工後を示した側断面図、(b)は切梁の架設後を示した側断面図である。図2は、本発明の実施形態に係る仮設基礎構築工程を示した図で、(a)は仮設基礎の構築後を示した側断面図、(b)は仮設基礎の側面図、(c)は仮設基礎の平面図である。図3は、本発明の実施形態に係る1階床構築工程及び躯体構築工程を示した図で、(a)は1階床の構築後を示した側断面図、(b)は本設基礎の構築後に、地上躯体を構築している様子を示した側断面図、(c)は本設基礎を示した側面図である。図4は、本発明の実施形態に係る躯体構築工程を示した図で、地下躯体及び地上躯体の構築時を示した側断面図である。
【0017】
まず、本発明の実施形態に係る建物について説明する。
本実施形態の建物1は、図4に示すように、地上面GLよりも上方に構築された地上躯体2と、地盤を掘削した掘削溝4内に構築された地下躯体3とから構成され、地上面GLと略同一高さの1階床5を境として各躯体2,3が区分されている。また、この建物1は、掘削溝4の底面に構築された直接基礎である基礎構造体10により支持されている。
【0018】
基礎構造体10は、図4に示すように、建物1の1階床5の下面に接続された支柱11と、支柱11を介して1階床5を支持する仮設基礎12と、仮設基礎12の上面に構築された本設基礎13とから構成されている。
【0019】
仮設基礎12は、図2に示すように、1階床5(図4参照)の下面に接続された支柱11を介して、1階床5を支持する基礎であり、掘削溝4の底面上に所定間隔で複数埋設されている。この仮設基礎12は、コンクリート材による正方形の板状部材であり、その内部には補強用の2本の鉄骨14,14が対角線に配置され、2本の鉄骨14,14が交差した位置の上面に、支柱11が鉛直方向に立設されている。また、仮設基礎12の上面及び2本の鉄骨14,14の上面は、掘削溝4の底面と同一高さであり、表面が露出するようにして埋設されている。なお、仮設基礎12は、1階床5上で地下躯体3及び地上躯体2の部材の搬入やその構築途中の荷重を支持することができる程度の強度を備えていればよく、簡易化された構成であるため、深度を大きく確保する必要がない。
【0020】
本設基礎13は、図3(b),(c)に示すように、掘削溝4の底面の全域を覆うようにして構築される。すなわち、各仮設基礎12の上面に本設基礎13が構築される。ここで、仮設基礎12に立設された支柱11の側面には、スタッドジベル16やL型鋼材等が溶接されており、支柱11と本設基礎13は一体的に組み合わされる。これにより、支柱11を介して本設基礎13と各仮設基礎12が一体的に組み合わされ、地上躯体2を支持可能な強度が確保される。なお、本設基礎13は鉄筋コンクリート材によって成形された板状部材であり、補強用の鉄筋15が水平方向に複数埋設されている。
【0021】
次に、本発明の実施形態に係る建物1の構築方法について説明する。
(1)掘削溝構築工程
まず、図1(a)に示すように、構築する地下躯体3の形状に対応させて山留め壁20及び山留支柱21を地盤内に埋設した後に、図1(b)に示すように、山留め壁20に囲まれた区域の内側を掘削して掘削溝4を構築する。このとき、掘削溝4の深度に対応させて順次に切梁22を設置し、山留め壁20を補強しながら掘削作業を行う。
【0022】
(2)仮設基礎構築工程
続いて、図2に示すように、掘削溝4の底面に仮設基礎12を構築するための溝を所定間隔で複数掘削する。この溝は平面視で正方形に成形する。なお、構築する仮設基礎12は、1階床5(図4参照)と、1階床5上における地下躯体3及び地上躯体2の部材の搬入やその構築途中の荷重を支持する基礎であり、地下躯体3及び地上躯体2全体を支持する基礎ではないことから、大きな強度を必要としないため、構築される溝の深度を大きく確保する必要がない。
さらに、溝内に2本の鉄骨14,14を対角線に設置した後に、コンクリート材を打設する。このとき、鉄骨14の上面が掘削溝4の底面に露出されるようにして設置する。そして、2本の鉄骨14,14が交差した位置に支柱11を立設する。なお、支柱11の側面には、スタッドジベル16やL型鋼材等の部材が溶接されている。
【0023】
(3)1階床構築工程
そして、図3(a)に示すように、地上面GLと略同一高さである各支柱11の上部に1階床5を構築し、各支柱11で1階床5を支持する。さらに、1階床5を作業床として地下躯体3及び地上躯体2の一部を構築する(図3(b)参照)。
【0024】
(4)躯体構築工程
続いて、図3(b),(c)に示すように、各支柱11に支持された1階床5上で地下躯体3及び地上躯体2を構築しながら、掘削溝4の底面上に水平方向に鉄筋15を配筋する。さらに、掘削溝4の底面全体を覆うようにしてコンクリート材を打設して本設基礎13を構築する。この本設基礎13は、支柱11の側面に溶接されたスタッドジベル16やL型鋼材等の部材により、仮設基礎12に立設された支柱11と一体的に組み合わされるため、仮設基礎12と本設基礎13が支柱11を介して一体的に組み合わされ、地下躯体3及び地上躯体2全体を支持可能な強度となる。これにより、建物1を支持する基礎構造体10が掘削溝4内に構築される。
そして、図4に示すように、本設基礎13の上面に地下躯体3の最下階の床6を構築し、順次に上階を構築して地下躯体3を完成させるとともに、同時に、基礎構造体10に支持された1階床5上で地上躯体2を構築する。なお、地下躯体3によって掘削溝4の壁面の土圧を支持可能な状態で、山留め支柱21及び切梁22(図1参照)を撤去する。
【0025】
したがって、本発明の実施形態に係る構造物の構築方法及び仮設基礎並びに構造物では、地下躯体3及び地上躯体2を構築するための作業床となる1階床5を早期に構築し、この1階床5の下方で建物1の基礎構造体10を構築しながら、1階床5上で地下躯体3及び地上躯体2の部材の搬入やその構築を行うため、建物1を構築する際の施工効率が高まり、施工期間が短くすることができる。
【0026】
以上、本発明の好適な実施形態についての一例を説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜設計変更が可能である。
図5は本発明の実施形態に係る仮設基礎の他の構成を示した図で、(a)は底面上に設置される仮設基礎の側断面図、(b)は頂部と底部とから構成される仮設基礎の側断面図である。
なお、仮設基礎12及び本設基礎13の形状や材料は限定されるものではなく、基礎構造体10で建物1を確実に支持することができる構成であればよい。例えば、予め工場等で成形されたプレキャスト部材を用いることにより、施工期間を短くすることが好ましい。さらに、仮設基礎12の個数も限定されるものではない。
ここで、仮設基礎12の他の構成としては、図5(a)に示すように、地下躯体3(図4参照)が構築される掘削溝4の底面上に構築し、本設基礎13の一部として使用されるようにしてもよい。
さらに、仮設基礎12の他の構成としては、図5(b)に示すように、地下躯体3(図4参照)が構築される掘削溝4の底面から突出しないようにして構築され、1階床5の下面に接続される支柱が立設される底部17と、この底部17と接合されるようにして掘削溝4の底面上に構築され、本設基礎13の一部として使用される頂部18とから構成されるようにしてもよい。
【0027】
【発明の効果】
本発明の構造物の構築方法及び仮設基礎並びに構造物によれば、簡易な構成の仮設基礎で1階床を支持することにより1階床を早期に構築し、この1階床上で地下躯体及び地上躯体の部材の搬入やその構築を行いながら、1階床の下方で地下躯体及び地上躯体全体を支持する構造物を構築することができるため、効率良く地下躯体と地上躯体を構築することができ、構造物を短い施工期間で構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る掘削溝掘削工程を示した図で、(a)は山留め壁の施工後を示した側断面図、(b)は切梁の架設後を示した側断面図である。
【図2】本発明の実施形態に係る仮設基礎構築工程を示した図で、(a)は仮設基礎の構築後を示した側断面図、(b)は仮設基礎の側面図、(c)は仮設基礎の平面図である。
【図3】本発明の実施形態に係る1階床構築工程及び躯体構築工程を示した図で、(a)は1階床の構築後を示した側断面図、(b)は本設基礎の構築後に、地上躯体を構築している様子を示した側断面図、(c)は本設基礎を示した側面図である。
【図4】本発明の実施形態に係る躯体構築工程を示した図で、地下躯体及び地上躯体の構築時を示した側断面図である。
【図5】本発明の実施形態に係る仮設基礎の他の構成を示した図で、(a)は底面上に設置される仮設基礎の側断面図、(b)は頂部と底部とから構成される仮設基礎の側断面図である。
【符号の説明】
1・・・・建物
2・・・・地上躯体
3・・・・地下躯体
4・・・・掘削溝
5・・・・1階床
10・・・・基礎構造体
11・・・・支柱
12・・・・仮設基礎
13・・・・本設基礎
【発明の属する技術分野】
本発明は、地下躯体と地上躯体とから構成された構造物の構築方法及び仮設基礎並びに構造物に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、地下躯体と地上躯体とから構成された構造物の構築方法としては、地盤を掘削し、構築された溝の底面に構造物の本設基礎を構築した後に、本設基礎に立設させた鉄骨により1階床を支持しながら、地上面と略同一高さに1階床を構築し、1階床を作業床として地下躯体及び地上躯体の構築作業を同時進行させる二段打ち工法がある(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特許第3053938号公報(第1−3頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の二段打ち工法では、以下の問題がある。
地下躯体及び地上躯体を構築するための作業床となる1階床は、構造物の本設基礎によって支持されているため、本設基礎の構築が完了するまでの期間は地上躯体を構築することができない。そして、地上躯体を支持するための本設基礎は高い強度を備えている必要があることから、地下躯体の構造が複雑になり、構築作業が煩雑になるため、長期間に渡って地上躯体を構築することができない。
【0005】
したがって、前記二段打ち工法など、従来の構造物の構築方法では、1階床が構築されるまでの期間が長期化し、この期間は地下躯体及び地上躯体を構築することができないため、作業効率が低くなってしまうという問題がある。
【0006】
本発明は、前記問題を解決するためになされたものであり、地下躯体と地上躯体とから構成される構造物において、構造物の1階床を早期に構築し、効率良く構造物を構築することができる構造物の構築方法及び仮設基礎並びに構造物を提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決すべく構成されるものであり、請求項1に記載の発明は、地下躯体と地上躯体とから構成された構造物の構築方法であって、(1)地盤を掘削し、地下躯体を構築するための掘削溝を構築する掘削溝構築工程と、(2)掘削溝の底面に仮設基礎を構築し、仮設基礎に支柱を立設する仮設基礎構築工程と、(3)支柱に構造物の1階床を支持させて、掘削溝に1階床を構築する1階床構築工程と、(4)1階床上で地上躯体を構築しながら、仮設基礎と一体化するようにして本設基礎を構築した後に、地下躯体及び地上躯体を同時に施工する躯体構築工程以下の工程を含むことを特徴としている。
【0008】
また、請求項2に記載の発明は、地下躯体と地上躯体とから構成される構造物の構築に使用される仮設基礎であって、地下躯体が構築される掘削溝の底面から突出しないようにして構築され、地下躯体と地上躯体の境である1階床の下面に接続された支柱を介して1階床を支持することを特徴としている。
【0009】
さらに、請求項3に記載の発明は、地下躯体と地上躯体とから構成される構造物の構築に使用される仮設基礎であって、地下躯体が構築される掘削溝の底面上に構築され、地下躯体と地上躯体の境である1階床の下面に接続された支柱を介して1階床を支持し、構造物の本設基礎の一部として使用されることを特徴としている。
【0010】
また、請求項4に記載の発明は、地下躯体と地上躯体とから構成される構造物の構築に使用される仮設基礎であって、地下躯体が構築される掘削溝の底面から突出しないようにして構築された底部と、底部と接合されるようにして、掘削溝の底面上に構築され、地下躯体と地上躯体の境である1階床の下面に接続された支柱を介して1階床を支持しており、構造物の本設基礎の一部として使用される頂部とから構成されることを特徴としている。
【0011】
また、請求項5に記載の発明は、構造物であって、地下躯体と地上躯体とから構成され、地下躯体と地上躯体の境である1階床の下面に接続された支柱と、支柱を介して1階床を支持する仮設基礎と、仮設基礎と一体化されるようにして構築された本設基礎とを備え、一体となった仮設基礎及び本設基礎により、地下躯体及び地上躯体を支持していることを特徴としている。
【0012】
ここで、1階床とは、地下躯体と地上躯体との境となる床であり、通常、地上面と略同一高さに構築されるが、地盤面最寄階であってもよい。
また、仮設基礎は、本設基礎が完成するまで支柱を介して1階床を支持する基礎であり、1階床上における地下躯体及び地上躯体の部材の搬入やその構築途中の荷重を支持可能な強度を備えていればよく、地下躯体及び地上躯体全体を支持する強度を備えている必要がない。これにより、仮設基礎を掘削溝の底面から突出しないようにして構築する構成であっても、深度を大きく確保する必要がなく、基礎杭を設ける必要がないため、仮設基礎を短期間に構築することができるという特徴を有する。
さらに、本設基礎は、仮設基礎の上面に構築され、仮設基礎と組み合わさることにより、支柱を介して地下躯体及び地上躯体全体を支持可能になる基礎であり、構造物の直接基礎となる部材である。
また、仮設基礎と本設基礎の一体化は、例えば、仮設基礎に立設された支柱の側面に、スタッドジベルやL型鋼材等を溶接し、支柱と本設基礎を一体化することにより行われる。すなわち、支柱を介して仮設基礎と本設基礎が一体化されている。
なお、仮設基礎及び本設基礎の材料や構造は限定されるものではなく、コンクリート材の内部に鉄筋や鉄骨を埋設したものなど、所定の強度を確保することができるものであればよい。また、仮設基礎の個数も限定されるものではない。
【0013】
請求項1から請求項5に記載の発明によれば、簡易な構成の仮設基礎で1階床を支持することにより1階床を早期に構築し、この1階床上で地下躯体及び地上躯体の部材の搬入やその構築を行いながら、1階床の下方で地下躯体及び地上躯体全体を支持する基礎構造体を構築することができるため、効率良く地下躯体と地上躯体を構築することができ、構造物を短い施工期間で構築することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
【0015】
本発明の実施形態に係る構造物の構築方法及び仮設基礎並びに構造物は、地下躯体と地上躯体とから構成される建物に適用可能である。
【0016】
図1は、本発明の実施形態に係る掘削溝掘削工程を示した図で、(a)は山留め壁の施工後を示した側断面図、(b)は切梁の架設後を示した側断面図である。図2は、本発明の実施形態に係る仮設基礎構築工程を示した図で、(a)は仮設基礎の構築後を示した側断面図、(b)は仮設基礎の側面図、(c)は仮設基礎の平面図である。図3は、本発明の実施形態に係る1階床構築工程及び躯体構築工程を示した図で、(a)は1階床の構築後を示した側断面図、(b)は本設基礎の構築後に、地上躯体を構築している様子を示した側断面図、(c)は本設基礎を示した側面図である。図4は、本発明の実施形態に係る躯体構築工程を示した図で、地下躯体及び地上躯体の構築時を示した側断面図である。
【0017】
まず、本発明の実施形態に係る建物について説明する。
本実施形態の建物1は、図4に示すように、地上面GLよりも上方に構築された地上躯体2と、地盤を掘削した掘削溝4内に構築された地下躯体3とから構成され、地上面GLと略同一高さの1階床5を境として各躯体2,3が区分されている。また、この建物1は、掘削溝4の底面に構築された直接基礎である基礎構造体10により支持されている。
【0018】
基礎構造体10は、図4に示すように、建物1の1階床5の下面に接続された支柱11と、支柱11を介して1階床5を支持する仮設基礎12と、仮設基礎12の上面に構築された本設基礎13とから構成されている。
【0019】
仮設基礎12は、図2に示すように、1階床5(図4参照)の下面に接続された支柱11を介して、1階床5を支持する基礎であり、掘削溝4の底面上に所定間隔で複数埋設されている。この仮設基礎12は、コンクリート材による正方形の板状部材であり、その内部には補強用の2本の鉄骨14,14が対角線に配置され、2本の鉄骨14,14が交差した位置の上面に、支柱11が鉛直方向に立設されている。また、仮設基礎12の上面及び2本の鉄骨14,14の上面は、掘削溝4の底面と同一高さであり、表面が露出するようにして埋設されている。なお、仮設基礎12は、1階床5上で地下躯体3及び地上躯体2の部材の搬入やその構築途中の荷重を支持することができる程度の強度を備えていればよく、簡易化された構成であるため、深度を大きく確保する必要がない。
【0020】
本設基礎13は、図3(b),(c)に示すように、掘削溝4の底面の全域を覆うようにして構築される。すなわち、各仮設基礎12の上面に本設基礎13が構築される。ここで、仮設基礎12に立設された支柱11の側面には、スタッドジベル16やL型鋼材等が溶接されており、支柱11と本設基礎13は一体的に組み合わされる。これにより、支柱11を介して本設基礎13と各仮設基礎12が一体的に組み合わされ、地上躯体2を支持可能な強度が確保される。なお、本設基礎13は鉄筋コンクリート材によって成形された板状部材であり、補強用の鉄筋15が水平方向に複数埋設されている。
【0021】
次に、本発明の実施形態に係る建物1の構築方法について説明する。
(1)掘削溝構築工程
まず、図1(a)に示すように、構築する地下躯体3の形状に対応させて山留め壁20及び山留支柱21を地盤内に埋設した後に、図1(b)に示すように、山留め壁20に囲まれた区域の内側を掘削して掘削溝4を構築する。このとき、掘削溝4の深度に対応させて順次に切梁22を設置し、山留め壁20を補強しながら掘削作業を行う。
【0022】
(2)仮設基礎構築工程
続いて、図2に示すように、掘削溝4の底面に仮設基礎12を構築するための溝を所定間隔で複数掘削する。この溝は平面視で正方形に成形する。なお、構築する仮設基礎12は、1階床5(図4参照)と、1階床5上における地下躯体3及び地上躯体2の部材の搬入やその構築途中の荷重を支持する基礎であり、地下躯体3及び地上躯体2全体を支持する基礎ではないことから、大きな強度を必要としないため、構築される溝の深度を大きく確保する必要がない。
さらに、溝内に2本の鉄骨14,14を対角線に設置した後に、コンクリート材を打設する。このとき、鉄骨14の上面が掘削溝4の底面に露出されるようにして設置する。そして、2本の鉄骨14,14が交差した位置に支柱11を立設する。なお、支柱11の側面には、スタッドジベル16やL型鋼材等の部材が溶接されている。
【0023】
(3)1階床構築工程
そして、図3(a)に示すように、地上面GLと略同一高さである各支柱11の上部に1階床5を構築し、各支柱11で1階床5を支持する。さらに、1階床5を作業床として地下躯体3及び地上躯体2の一部を構築する(図3(b)参照)。
【0024】
(4)躯体構築工程
続いて、図3(b),(c)に示すように、各支柱11に支持された1階床5上で地下躯体3及び地上躯体2を構築しながら、掘削溝4の底面上に水平方向に鉄筋15を配筋する。さらに、掘削溝4の底面全体を覆うようにしてコンクリート材を打設して本設基礎13を構築する。この本設基礎13は、支柱11の側面に溶接されたスタッドジベル16やL型鋼材等の部材により、仮設基礎12に立設された支柱11と一体的に組み合わされるため、仮設基礎12と本設基礎13が支柱11を介して一体的に組み合わされ、地下躯体3及び地上躯体2全体を支持可能な強度となる。これにより、建物1を支持する基礎構造体10が掘削溝4内に構築される。
そして、図4に示すように、本設基礎13の上面に地下躯体3の最下階の床6を構築し、順次に上階を構築して地下躯体3を完成させるとともに、同時に、基礎構造体10に支持された1階床5上で地上躯体2を構築する。なお、地下躯体3によって掘削溝4の壁面の土圧を支持可能な状態で、山留め支柱21及び切梁22(図1参照)を撤去する。
【0025】
したがって、本発明の実施形態に係る構造物の構築方法及び仮設基礎並びに構造物では、地下躯体3及び地上躯体2を構築するための作業床となる1階床5を早期に構築し、この1階床5の下方で建物1の基礎構造体10を構築しながら、1階床5上で地下躯体3及び地上躯体2の部材の搬入やその構築を行うため、建物1を構築する際の施工効率が高まり、施工期間が短くすることができる。
【0026】
以上、本発明の好適な実施形態についての一例を説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜設計変更が可能である。
図5は本発明の実施形態に係る仮設基礎の他の構成を示した図で、(a)は底面上に設置される仮設基礎の側断面図、(b)は頂部と底部とから構成される仮設基礎の側断面図である。
なお、仮設基礎12及び本設基礎13の形状や材料は限定されるものではなく、基礎構造体10で建物1を確実に支持することができる構成であればよい。例えば、予め工場等で成形されたプレキャスト部材を用いることにより、施工期間を短くすることが好ましい。さらに、仮設基礎12の個数も限定されるものではない。
ここで、仮設基礎12の他の構成としては、図5(a)に示すように、地下躯体3(図4参照)が構築される掘削溝4の底面上に構築し、本設基礎13の一部として使用されるようにしてもよい。
さらに、仮設基礎12の他の構成としては、図5(b)に示すように、地下躯体3(図4参照)が構築される掘削溝4の底面から突出しないようにして構築され、1階床5の下面に接続される支柱が立設される底部17と、この底部17と接合されるようにして掘削溝4の底面上に構築され、本設基礎13の一部として使用される頂部18とから構成されるようにしてもよい。
【0027】
【発明の効果】
本発明の構造物の構築方法及び仮設基礎並びに構造物によれば、簡易な構成の仮設基礎で1階床を支持することにより1階床を早期に構築し、この1階床上で地下躯体及び地上躯体の部材の搬入やその構築を行いながら、1階床の下方で地下躯体及び地上躯体全体を支持する構造物を構築することができるため、効率良く地下躯体と地上躯体を構築することができ、構造物を短い施工期間で構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る掘削溝掘削工程を示した図で、(a)は山留め壁の施工後を示した側断面図、(b)は切梁の架設後を示した側断面図である。
【図2】本発明の実施形態に係る仮設基礎構築工程を示した図で、(a)は仮設基礎の構築後を示した側断面図、(b)は仮設基礎の側面図、(c)は仮設基礎の平面図である。
【図3】本発明の実施形態に係る1階床構築工程及び躯体構築工程を示した図で、(a)は1階床の構築後を示した側断面図、(b)は本設基礎の構築後に、地上躯体を構築している様子を示した側断面図、(c)は本設基礎を示した側面図である。
【図4】本発明の実施形態に係る躯体構築工程を示した図で、地下躯体及び地上躯体の構築時を示した側断面図である。
【図5】本発明の実施形態に係る仮設基礎の他の構成を示した図で、(a)は底面上に設置される仮設基礎の側断面図、(b)は頂部と底部とから構成される仮設基礎の側断面図である。
【符号の説明】
1・・・・建物
2・・・・地上躯体
3・・・・地下躯体
4・・・・掘削溝
5・・・・1階床
10・・・・基礎構造体
11・・・・支柱
12・・・・仮設基礎
13・・・・本設基礎
Claims (5)
- 地下躯体と地上躯体とから構成された構造物の構築方法であって、以下の工程を含むことを特徴とする。
(1)地盤を掘削し、前記地下躯体を構築するための掘削溝を構築する掘削溝構築工程。
(2)前記掘削溝の底面に仮設基礎を構築し、前記仮設基礎に支柱を立設する仮設基礎構築工程。
(3)前記支柱に前記構造物の1階床を支持させて、前記掘削溝に前記1階床を構築する1階床構築工程。
(4)前記1階床上で前記地上躯体を構築しながら、前記仮設基礎と一体化するようにして本設基礎を構築した後に、前記地下躯体及び前記地上躯体を同時に施工する躯体構築工程。 - 地下躯体と地上躯体とから構成される構造物の構築に使用される仮設基礎であって、
前記地下躯体が構築される掘削溝の底面から突出しないようにして構築され、前記地下躯体と前記地上躯体の境である1階床の下面に接続された支柱を介して前記1階床を支持することを特徴とする仮設基礎。 - 地下躯体と地上躯体とから構成される構造物の構築に使用される仮設基礎であって、
前記地下躯体が構築される掘削溝の底面上に構築され、前記地下躯体と前記地上躯体の境である1階床の下面に接続された支柱を介して前記1階床を支持し、前記構造物の本設基礎の一部として使用されることを特徴とする仮設基礎。 - 地下躯体と地上躯体とから構成される構造物の構築に使用される仮設基礎であって、
前記地下躯体が構築される掘削溝の底面から突出しないようにして構築された底部と、
前記底部と接合されるようにして、前記掘削溝の底面上に構築され、前記地下躯体と前記地上躯体の境である1階床の下面に接続された支柱を介して前記1階床を支持しており、前記構造物の本設基礎の一部として使用される頂部と、から構成されることを特徴とする仮設基礎。 - 地下躯体と地上躯体とから構成され、
前記地下躯体と前記地上躯体の境である1階床の下面に接続された支柱と、
前記支柱を介して前記1階床を支持する仮設基礎と、
前記仮設基礎と一体化されるようにして構築された本設基礎と、を備え、
一体となった前記仮設基礎及び前記本設基礎により、前記地下躯体及び前記地上躯体を支持していることを特徴とする構造物。
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JP2002278958A JP2004116062A (ja) | 2002-09-25 | 2002-09-25 | 構造物の構築方法及び仮設基礎並びに構造物 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100633471B1 (ko) | 2005-03-11 | 2006-10-13 | 삼성물산 주식회사 | 복층건축물에서 상하층 골조의 병행시공방법 및 이를적용한 복층구조의 클린룸 건축물 골조의 시공방법 |
-
2002
- 2002-09-25 JP JP2002278958A patent/JP2004116062A/ja active Pending
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KR100633471B1 (ko) | 2005-03-11 | 2006-10-13 | 삼성물산 주식회사 | 복층건축물에서 상하층 골조의 병행시공방법 및 이를적용한 복층구조의 클린룸 건축물 골조의 시공방법 |
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