JP2004114534A - ゴムの連続混練装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】混練に要する時間を短縮して生産効率を向上させること。
【解決手段】このゴムの連続混練装置100は、まず、ロールコーター20によってオイルや溶剤に溶かした薬剤等の液体添加剤を塗工する。次に、スプレー装置30によってカーボンブラック、シリカ等の固体添加剤3を原料ゴム1の表面に塗工する。液体添加剤2と固体添加剤3とが塗工された原料ゴム1は、カッター15で切断された後、混練押出手段であるスクリュー式混練装置10の第一原料投入口10iに投入される。スクリュー式混練装置10では、原料ゴム1と液体添加剤2と固体添加剤3とを連続的に混練すると同時に、出口10oに向かってこれらの混合ゴムを移送し、出口10oから押出す。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ゴムの混練に関し、さらに詳しくは、連続して原料ゴムを混練・押出しすることにより、混練に要する時間を短縮して生産効率を向上させることのできるゴムの連続混練装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
タイヤやコンベアベルト、あるいはホース等を構成するゴム材料は、原料ゴムの素練及びカーボンブラックや薬剤を投入して混練するマスターバッチ練を2〜3回繰り返し、その後、加硫して混練するファイナルバッチ練を1〜2回行い、押出し成形によって押出されることにより製造されていた。しかし、この製造方法では、原料ゴムとカーボンブラックや薬剤との分散度を評価しながら、バッチの回数を増やすので、最終的な製品を得るまで時間を要するという問題があった。また、混練中における原料ゴムの温度調整が困難であり、原料ゴムを所定温度以下に保って混練するためには、混練を途中で停止して原料ゴムの温度が低下するまで待つ必要があった。さらに、マスターバッチ練からファイナルバッチ練に移行するとき、あるいはファイナルバッチ練から成形工程へ移行するときには、人手によって原料ゴムを搬出し、投入する必要があった。これらの原因によって、従来の混練方法では生産効率が低いという問題があった。このような問題を解決するために、特許文献1や特許文献2には、マスターバッチ練、ファイナルバッチ練及び押出し成形を一連の連続した工程で行うゴムの混練押出し成形方法や連続混練装置が開示されている。
【特許文献1】
特開2002−144398号公報 p2〜4 図1
【特許文献2】
特開平11−179785号公報 p7〜p13 図1
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に開示された発明では、人手の介在は抑えることができるが、一つの混練装置でマスターバッチ練を繰り返してから、もう一つの混練装置でファイナルバッチ練に移行するため、混練時間を十分に短くすることはできない。また、特許文献2に開示された発明でも、人手の介在は抑えることができるが、薬剤等の混練工程と加硫・混練工程とが必要であり、混練時間を十分に短くすることはできない。そこで、この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、混練に要する時間を短縮して生産性を向上させることのできるゴムの連続混練装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、この発明に係るゴムの連続混練装置は、シート状に成形された原料ゴムの表面に、固体添加剤又は液体添加剤の少なくとも一方の添加剤を前記原料ゴムの幅方向に対して均一に塗工する塗工手段と、前記添加剤が塗工された前記原料ゴムを混練しながら押出す混練押出手段とを備えたことを特徴とする。
【0005】
このゴムの混連装置は、シート状に成形した原料ゴムの幅方向に対して均一に添加剤を塗工し、この原料ゴムを混練しながら押出す。このため、混練工程においては原料ゴム中に添加剤が十分に分散するので、素練から仕上げ練までを連続して混練できる。これによって、生産性を向上させることができる。ここで、固体添加剤とはカーボンブラックやシリカ等のように、固体として原料ゴム中に分散する添加剤をいう(以下同様)。液体添加剤とは、オイルや溶剤に溶かした薬剤のように、液体として原料ゴム中に分散する添加剤をいう(以下同様)。また、本発明において塗工手段とは、液体添加剤をゴム表面に塗工する手段、又は固体添加剤をゴム表面に塗工する手段のうち少なくとも一方をいう。
【0006】
また、次の発明に係るゴムの連続混練装置は、シート状に成形された原料ゴムの表面に、固体添加剤を塗工する固体添加剤塗工手段と、前記原料ゴムの表面に液体添加剤を塗工する液体添加剤塗工手段と、前記液体添加剤と前記固体添加剤とが塗工された前記原料ゴムを混練しながら押出す混練押出手段とを備えたことを特徴とする。このゴムの連続混練装置は、固体添加剤塗工手段と液体添加剤塗工手段とを備え、固体添加剤と液体添加剤とを別個に原料ゴム表面へ塗工してから、混練押出手段によって混練する。このため、それぞれの塗工条件又は塗工量をそれぞれ別個に制御できるので、製造条件の変更に対しても柔軟に対応できる。
【0007】
また、次の発明に係るゴムの連続混練装置は、シート状に成形された原料ゴムの表面に、液体添加剤に固体添加剤を分散させた分散液を塗工する液体添加剤塗工手段と、前記分散液が塗工された前記原料ゴムを混練しながら押出す混練押出手段と、を備えたことを特徴とする。このゴムの連続混練装置では、固体添加剤を液体添加剤に分散させた分散液を液体添加剤塗工手段によって原料ゴムに塗工する。このため、1工程でゴム添加剤を原料ゴムに塗工できるので、その結果として製造時間を短くできる。
【0008】
また、次の発明に係るゴムの連続混練装置は、上記ゴムの連続混練装置において、上記液体添加剤塗工手段は、ロールコーター又はカーテンコーターであることを特徴とする。このように、液体添加剤塗工手段としてロールコーター又はカーテンコーターを使用すれば、原料ゴムの幅方向に均一に液体添加剤を塗工できる。これによって、混練工程においては原料ゴム中へ均一に液体添加剤が分散するので、品質の高い製品を得ることができる。
【0009】
また、次の発明に係るゴムの連続混練装置は、上記ゴムの連続混練装置において、上記液体添加剤塗工手段にロールコーターを使用する場合には、当該ロールコーターに備えられる上記液体添加剤を上記原料ゴムに塗工する塗工用ロールを多孔質で構成することを特徴とする。このように、塗工用ロールを多孔質で構成すれば、塗工用ロールが液体添加剤をよく吸収するので、効率よく原料ゴムの表面に液体添加剤を塗工できる。
【0010】
また、次の発明に係るゴムの連続混練装置は、上記ゴムの連続混練装置において、上記液体添加剤塗工手段には、液体添加剤を上記原料ゴムの表面に塗工する塗工用ロールと、上記原料ゴムに所定の圧力を与えるバックアップロールとを対向配置したロールコーターを用い、上記原料ゴムを前記塗工用ロールとバックアップロールとの間を通過させて上記原料ゴムの表面に液体添加剤を塗工するとともに上記原料ゴムをシート状に圧延することを特徴とする。
【0011】
このゴムの連続混練装置では、ロールコーターによって液体添加剤を原料ゴムに塗工するとともに、原料ゴムを圧延してシート状に成形する。このように、一工程で原料ゴムの圧延と液体添加剤の塗工とが終了するので、製造工程を簡略化できる。これによって、全体として見ればより短い時間で製品を製造できるので、生産効率が向上する。
【0012】
また、次の発明に係るゴムの連続混練装置は、上記ゴムの連続混練装置において、さらに、上記塗工用ロールと上記バックアップロールとの周速度を異ならせることを特徴とする。ロールコーターにおいては、塗工用ロールとバックアップロールとの間を原料ゴムが通過するときに、塗工用ロールから液体添加剤が原料ゴムの表面に塗工される。このように塗工用ロールとバックアップロールとの周速度を異ならせれば、原料ゴムには両者の周速度が異なることに起因するせん断力が作用する。このせん断力によって、原料ゴムの表面が粗面化されるので、原料ゴムの表面に添加剤が付着しやすくなる。その結果、混練時にはより均一に添加剤を原料ゴムへ分散させることができるので、製品の品質が向上する。
【0013】
また、次の発明に係るゴムの連続混練装置は、上記ゴムの連続混練装置において、上記固体添加剤塗工手段は、気流によって上記固体添加剤を上記原料ゴムの表面に吹き付けるスプレー式の塗工手段であることを特徴とする。このように、スプレー式の固体添加剤塗工手段を用いれば、固体添加剤の投入量を制御することによって、原料ゴムに塗工する固体添加剤の量を容易に制御できる。これによって、製造条件の変化にも柔軟に対応できる。
【0014】
また、次の発明に係るゴムの連続混練装置は、上記ゴムの連続混練装置において、上記固体添加剤塗工手段は、上記液体添加剤塗工手段の前に配置することを特徴とする。このように、先に固体添加剤を塗工することによって、原料ゴムと混練装置との摩擦力が大きくなるので、効率よく混練することができる。
【0015】
また、次の発明に係るゴムの連続混練装置は、上記ゴムの連続混練装置において、さらに、原料ゴムをシート状に成形する圧延手段を備え、上記固体添加剤又は上記液体添加剤の少なくとも一方をシート状に成形した原料ゴムに塗工する前に、原料ゴムをシート状に成形することを特徴とする。このように、固体添加剤や液体添加剤を原料ゴムに塗工する前に原料ゴムをシート状に成形するので、原料ゴムから一貫して最終製品まで製造できる。また、連続混練機の前に原料ゴムの圧延手段を設けることにより、従来の素練り工程を兼ねることができるので、全体の混練時間を短縮できる。さらに、原料ゴムの圧延手段にシート厚の調整機構を設ければ、原料ゴムの種類を変更した場合でも、原料ゴムを一定の厚さに加工でき、また、混練条件等に応じてもゴムシートの厚さを変化させることができる。これによって、原料ゴムの種類や製造条件が変化しても柔軟に対応できるので、生産効率が向上する。
【0016】
また、次の発明に係るゴムの連続混練装置は、上記ゴムの連続混練装置において、上記圧延手段として、少なくとも一対の圧延ロール間を上記原料ゴムが通過する時に上記原料ゴムをシート状に圧延するロール形圧延手段を用い、原料ゴムの圧延時においては前記一対の圧延ロール同士の周速度を異ならせることを特徴とする。このように、ロール形圧延手段を用いて対向する圧延ロールの周速度を異ならせれば、これに起因するせん断力が作用する。このせん断力によって、シート状に延ばされた原料ゴムの表面が粗面化されるので、原料ゴムの表面に添加剤が付着しやすくなり、混練時にはより均一に添加剤を原料ゴムへ分散させることができる。
【0017】
また、次の発明に係るゴムの連続混練装置は、上記ゴムの連続混練装置において、上記ロール形圧延手段に設けられている上記一対の圧延ロールの一方には、さらに液体添加剤を塗工する手段が設けられていることを特徴とする。このようにすれば、原料ゴムをシート状に圧延すると同時に液体添加剤を原料ゴムに塗工できるので製造工程を簡略化できる。これによって、全体として見ればより短い時間で製品を製造できるので、生産効率が向上する。ここで、液体添加剤を塗工する手段としては、ロールコーターやカーテンコーターが挙げられる。
【0018】
また、次の発明に係るゴムの連続混練装置は、上記ゴムの連続混練装置において、上記混練押出手段は、入口と出口を有する筒状のケーシングと、当該ケーシング内に配置されるスクリュー軸とを備え、上記原料ゴムが前記スクリュー軸の回転によって前記ケーシングの入口から出口に向かって押出されるとともに、前記スクリュー軸と前記ケーシングとの間で混練されるスクリュー式の混練手段であることを特徴とする。
【0019】
このように、混練押出手段にスクリュー式の混練装置を使用するので、添加剤を所定の分散度となるまで原料ゴム中に混練させる工程と、次工程へ混合ゴムを押し出す工程とを同時に実行できる。これによって、ゴムの生産性を向上させることができる。なお、スクリュー式の混練装置は、スクリュー軸が1軸であってもよいし、2軸であってもよい。2軸式のスクリュー式混練装置を使用した場合には、より効率よく原料ゴムを混練できるので、製品の品質や生産性をより向上させることができる。
【0020】
また、次の発明に係るゴムの連続混練装置は、上記ゴムの連続混練装置において、さらに、上記スクリュー軸の内部には、冷却媒体を流す冷却流路を設けたことを特徴とする。スクリュー形の混練装置に使用するスクリュー軸は比較的簡単な形状なので、冷却流路をスクリュー軸全体にわたって取り回すことができる。また、冷却流路の寸法も大きくすることができるので、冷却流路内壁とスクリュー軸との距離を小さくできる。これによって伝熱効率を高くできるので、混練中における原料ゴムの温度を容易に所定温度以下に維持できる。その結果、製品の品質劣化を抑えることができる。また、混練速度をさらに高くしても原料ゴムの温度を一定温度以下に抑えることができるので、生産性をさらに向上させることができる。なお、冷却媒体としては、水や油等を使用することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施の形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。
【0022】
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1に係るゴムの連続混練装置を示す説明図である。また、図2は、この発明の実施の形態1に係るゴムの混練方法を示すフローチャートである。実施の形態1に係るゴムの連続混練装置100及びゴムの混練方法は、シート状の原料ゴム1に、カーボンブラック、シリカ等の固体添加剤3や、オイル、薬剤等の液体添加剤2をコーターやスプレー等の塗工手段によって塗工してから、混練押出手段であるスクリュー式混練装置10によって前記添加剤が塗工された原料ゴム1を連続的に混練する点に特徴がある。
【0023】
原料ゴム1はシート状に加工されており、原料ゴムストッカー40から液体添加剤塗工手段であるコーター20へ送られる。原料ゴム1は、予めシート状に加工した原料ゴム1をストックしておき、必要に応じて原料ゴムストッカー40へ供給することができる。また、ブロック状の原料ゴムをプレス装置等によってシート状に加工しつつ、コーター20へ供給してもよい。この方法については後述する。
【0024】
原料ゴムストッカー40から送られてきたシート状の原料ゴム1には、まずスプレー装置30によってカーボンブラックやシリカ等の固体添加剤3が塗工される(ステップS101)。このようにすると、固体添加剤3の存在によってスクリュー式混練装置10では当該スクリュー式混練装置10と原料ゴム1との摩擦力が上昇し、混練速度が向上する。また、液体添加剤塗工手段にロールコーター20(図1参照)を使用した場合には、塗工用ロール20CRとバックアップロール20BRとによって、固体添加剤3が原料ゴム1に押し込まれる。これによって、混練工程においては、原料ゴム1中へ十分に固体分散剤を分散させることができる。
【0025】
図3は、固体添加剤の塗工手段例を示す説明図である。この実施の形態1において、固体添加剤塗工手段としては気流を利用したスプレー装置30を使用する。スプレー装置30は、圧縮空気がノズル31に送られて、ノズル31の手前でタンク32から供給される固体添加剤3を原料ゴム1の表面に吹き付ける構造である。図3(a)に示すように、スプレー装置30のノズル31は、シート状の原料ゴム1の幅方向に対して複数配置されているので、原料ゴム1の幅方向に対して均一に固体添加剤3を塗工できる。また、このスプレー装置30では、単位時間当たりにおける固体添加剤3の供給量を調整することで、原料ゴム1に塗工する固体添加剤3の量を制御できるので、製造条件の変化にも柔軟に対応できる。
【0026】
図3(b)、(c)には、他の固体添加剤の塗工手段例を示す。この固体添加剤塗工手段30’は、ふるいを利用したものである。固体添加剤塗工手段30’には、底部にメッシュ34Mを有する固体添加剤溜め34が備えられている。固体添加剤溜め34には、カーボンブラックやシリカ等の固体添加剤3が投入されている。そして、固体添加剤溜め34は、駆動手段であるモーター35によって図3(c)中の矢印A方向に往復運動して、内部の固体添加剤3がメッシュ34Mを通過してシート状の原料ゴム1上に塗工される。固体添加剤3の塗工量は、固体添加剤の粒度、メッシュ34Mの粗さ、あるいは固体添加剤溜め34の振動数等によって調整できるので、製品の種類に応じて塗工量を制御することができる。また、図3(b)に示すように、固体添加剤溜め34はシート状の原料ゴム1の幅方向に対して十分な長さなので、原料ゴム1の幅方向に対して均一に固体添加剤3を塗工できる。
【0027】
固体添加剤3が塗工された原料ゴム1はコーター20に送られる。コーター20では、液体添加剤2であるオイルと薬剤との混合液が原料ゴム1に塗工される(ステップS102)。実施の形態1において、コーター20には図1(a)、(b)に示すようなロールコーター20を使用する。ロールコーター20は、塗工用ロール20CRとバックアップロール20BRと供給ロール20SRとを有している。塗工用ロール20CRは供給ロール20SRと接しており、供給ロール20SRが回転することにより、液体添加剤溜め20Pに溜められた液体添加剤2が供給ロール20SRから塗工用ロール20CRに供給される。また、塗工用ロール20CRとバックアップロール20BRとが接しており、両者の間をシート状の原料ゴム1が通過するときに、塗工用ロール20CRから原料ゴム1の表面に液体添加剤2が塗工される。図1(b)に示すように、塗工用ロール20CRはシート状の原料ゴム1の幅方向に十分な大きさなので、原料ゴム1の幅方向に対して略均一に液体添加剤2を塗工することができる。
【0028】
また、コーター20には、また、図1(c)に示すようにカーテンコーター20’を使用してもよい。カーテンコーター20’は、液溜め20’Cに設けられたスリット20’Sから液体添加剤2をシート状の原料ゴム1上に塗工する。図1(c)からは明らかではないが、液溜め20’Cは、シート状の原料ゴム1の幅方向に対して十分な大きさなので、原料ゴム1の幅方向に対して均一に液体添加剤2を塗工することができる。カーテンコーター20’では、原料ゴム1の速度とスリット20’Sの開口面積によって、液体添加剤2の塗工量を制御することができる。
【0029】
このように、コーター20にロールコーターやカーテンコーターを使用することにより、シート状の原料ゴム1の幅方向に対して液体添加剤2を略均一の厚さに塗工できる。ここで、薬剤は溶剤に溶かされてオイルと混合されるが、この溶剤にはオイルが溶けやすい溶剤を選択することが好ましい。
【0030】
実施の形態1に係るゴムの連続混練装置100においては、混合液の塗工と固体添加剤の塗工とを別工程としているので、それぞれの塗工又は塗工量それぞれ別個に制御できる。これによって、製造条件の変更に対しても柔軟に対応できる。なお、これらの固体添加剤3を前記混合液に分散させた固体添加剤3の分散液を、液体添加剤塗工手段であるコーター20で原料ゴム1に塗工してもよい。このようにすると、1工程でゴム添加剤を原料ゴム1に塗工でき、その結果として製造時間を短くできる。
【0031】
図4は、固体添加剤の塗工位置を変更した例を示す説明図である。同図に示すように、固体添加剤3を塗工するスプレー装置30をコーター20の下流側へ配置して、液体添加剤2の塗工後に原料ゴム1へ塗工してもよい。この場合には、先に塗工した液体添加剤2によって固体添加剤3の脱落を抑制できる。
【0032】
液体添加剤2及び固体添加剤3を塗工した原料ゴム1は、スクリュー式混練装置10に投入されて、原料ゴム1と添加剤とが混練される(ステップS103)。この混練過程で、原料ゴム1に添加剤が所定の分散度まで分散される。なお、図1に示すように、原料ゴム1の投入前にはカッター15によって原料ゴムシートを切断してもよい。スクリュー式混練装置10は、混練羽根がスクリュー状であり、原料ゴム1と添加剤を混練すると同時に両者の混合ゴムをスクリュー式混練装置10の出口まで押し出す機能を持つ。このため、投入された原料ゴム1は、表面に塗工された液体添加剤2及び固体添加剤3と混練されながら連続的に押し出されて、混練の次工程において所定の形状に成形される。
【0033】
図5は、この発明の実施の形態1で使用するスクリュー式混練装置の構造を示す説明図である。図4に示すように、このスクリュー式混練装置10は、螺旋状の混練羽根10wを有するスクリュー軸10sを2軸備えた2軸型スクリュー式混練装置である。なお、単一のスクリュー軸を備えた1軸型のスクリュー式混練装置を使用してもよい。
【0034】
図5(a)に示すように、2本のスクリュー軸10s、10sが噛み合った状態で、ケーシングである複数のバレル10b〜10b内に収められている。なお、バレル10b等の個数は5個に限られるものではなく、スクリュー式混練装置10の使用によって異なる。図5(b)に示すように、バレル10b〜10bの断面内形状は、断面内形状が六角形である二つの通路11a、11bをそれらの一辺同士でつなげた多角形状であり、各通路11a、11b内にはそれぞれ前記スクリュー軸10sが配置される。バレル10b〜10bの断面内形状をこのような多角形状とすることにより、原料ゴム1はバレル10b〜10bの内壁面に押し付けられる。これによって、スクリュー式混練装置10の混練区間が短くとも添加剤が原料ゴム1内へ十分に分散される。また、バレル10b〜10bと混練羽根10wとで囲まれる原料ゴム1は、混練羽根10wの回転によって刻々とその形状が変化する。これによって、原料ゴム1に与えられるエネルギー効率が高くなるので、スクリュー式混練装置10の混練区間が短くとも原料ゴム1を十分に混練できる。
【0035】
このように、バレル10b〜10bの断面内形状を多角形状とすれば、効率よく原料ゴム1を混練して添加剤を原料ゴム1中に分散させることができるので連続混練においては好ましい。なお、バレル10b〜10bの断面内形状はこの形状に限られない。図5(c)に示すように、断面内形状が略円形である通路を二つ連結した形状でもよい。特にバレル10b〜10bの断面内形状を多角形とすると、混練の効率が高くなるが混練羽根10wと通路11a、11bとの隙間に原料ゴム1が溜まる場合がある。このような場合には、図5(c)に示すように、断面内形状が略円形である通路を二つ連結した形状として、原料ゴム1の滞留を抑制してもよい。また、断面内形状が多角形であっても、角部を滑らかに形成して原料ゴム1の滞留を抑制しつつ、混練効率をある程度高めるようにしてもよい。
【0036】
2本のスクリュー軸10s、10sは、図5(b)に示すように同じ方向に回転して、原料ゴム1を混連しながら押し出す。第一原料投入口10iから投入された原料ゴム1は、混練羽根10wとバレル10b〜10bの内面との間で押しつぶされながら出口10oまで送られる。また、第二原料投入口10iからは加硫剤が投入される。
【0037】
原料ゴム1がスクリュー軸10s、10sによって出口10oへ移送される過程で、添加剤及び加硫剤は原料ゴム1に所定の分散度まで混練されて、出口10oから押し出される(ステップS104)。出口10oから押出された混合ゴムは、ロールプレス機50(図1(a)参照)によってシート状に成形される。このように、スクリュー式混練装置10によれば、添加剤を所定の分散度となるまで原料ゴム1中に混練させる工程と、次工程へ混合ゴムを押し出す工程とを同時に実行できるので、原料ゴム1を連続的に混練できる。これによって、従来のバッチ式の製造装置と比較してゴムの生産性を向上させることができる。
【0038】
また、後述するように、スクリュー軸10s内に冷却流路を設けることもできる。スクリュー形の混練機に使用するスクリュー軸10sは比較的簡単な形状なので、冷却流路をスクリュー軸11s全体にわたって取り回すことができる。また、冷却流路の寸法も大きくすることができるので、冷却流路内壁とスクリュー軸10sとの距離を小さくできる。これによって伝熱効率を高くできるので、混練中における原料ゴム1の温度を容易に所定温度以下に維持できる。その結果、製品の品質劣化を抑えることができる。また、混練速度をさらに高くして連続混練しても原料ゴム1の温度を一定温度以下に抑えることができるので、生産性をさらに向上させることができる。
【0039】
実施の形態1に係るゴムの連続混練装置100では、シート状の原料ゴム1に添加剤を塗工してからこの原料ゴム1を混練押出し手段により混練する。このため、連続的に原料ゴム1を混練して押出すことができるので、製品の生産性を向上させることができる。また、シート状に成形した原料ゴム1上へ均一に液体添加剤2や固体添加剤3を塗工するので、次の混練押出し工程において、これらの添加剤を原料ゴム1中へ均一に分散させやすくなる。これによって混練時間を短くできるので、生産性を向上させることができる。また、添加剤を原料ゴム1へ十分に分散させることができるので、混練後における製品の品質を向上させることができる。以上、この発明の実施の形態1について説明したが、ここで説明した本発明の構成要素は、以下の実施の形態においても必要に応じて適用できる。
【0040】
(実施の形態2)
図6は、この発明の実施の形態2に係るゴムの連続混練装置を示す説明図である。実施の形態2に係るゴムの連続混練装置101は、実施の形態1に係るゴムの連続混練装置100と略同様の構成であるが、オイル、薬剤等の液体添加剤2を塗工する際には、多孔質の塗工用ロール21CRを備えたロールコーター21を使用する点が異なる。その他の構成は実施の形態1と同様なのでその説明を省略する。
【0041】
ロールコーター21に備えられている塗工用ロール21CRは、多孔質で作られている。この実施の形態においてはスポンジを使用するが、他にも多孔質のセラミックス等を使用することができる。このように、塗工用ロール21CRにスポンジその他の多孔質を使用するので、塗工用ロール21CRが液体添加剤2をよく吸収して効率よく原料ゴム1の表面に塗工できる。以上、この発明の実施の形態2について説明したが、ここで説明した本発明の構成要素は、以下の実施の形態においても必要に応じて適用できる。
【0042】
(実施の形態3)
図7は、この発明の実施の形態3に係るゴムの連続混練装置を示す説明図である。このゴムの連続混練装置102は、上記実施の形態1及び2に係るゴムの連続混練装置100、101と略同一の構成であるが、シート状の原料ゴム1に添加剤を塗工する前段に原料ゴムの圧延手段を設けて、ブロック状の原料ゴムをシート状に圧延する点が異なる。その他の構成は実施の形態1等と同様なのでその説明を省略するとともに、同一の構成要素には同一の符号を付する。
【0043】
このゴムの連続混練装置102においては、添加剤塗工手段の前に、原料ゴム1をシート状に加工する手段が含まれる。実施の形態3においては、原料ゴム1をシート状に成形する圧延手段としてロール形圧延手段であるロールプレス機52を使用する。なお、このロールプレス機52は複数組のプレスロール52r〜52rを備えた多段式のロールプレス機であるが、プレスロール52は1段でもよい。
【0044】
まず、切断手段であるペールカッター(図示せず)によって所定の形状に切断した原料ゴムブロック1Bをロールプレス機52に投入する。原料ゴムブロック1Bは、複数組のプレスロール52r、52rを通過する間に徐々にシート状に延ばされて、仕上げ用プレスロール52rによって所定の厚さに成形される。この工程によって、原料ゴムブロック1Bをシート状に成形するとともに従来の素練り工程を兼ねることができるので、全体の混練時間を短縮することができる。
【0045】
ここで、仕上げ用プレスロール52rを構成する一対のロールの周速度ωとωとを異ならせてもよい。このようにすると、仕上げ用プレスロール52rを通過する原料ゴムブロック1Bには、一対の仕上げ用プレスロール52rの周速度が異なることに起因するせん断力が作用する。このせん断力によって、仕上げ用プレスロール52rによってシート状に延ばされた原料ゴム1の表面が粗面化される。このように、原料ゴム1の表面を粗面化すれば、原料ゴム1の表面に添加剤が付着しやすくなるので、混練時にはより均一に添加剤を原料ゴム1へ分散させることができる。また、圧延によって原料ゴム1が薄く延ばされるので、混練時には液体添加剤2や固体添加剤3が原料ゴム1の厚さ方向に対して分散しやすくなるので、混練の効率を向上させることができる。なお、実施の形態1に係るゴムの連続混練装置100(図1参照)においても、塗工用ロール20CRとバックアップロール20BRとの周速度ωとωとを異ならせることによって、同様の作用・効果を得ることができる。
【0046】
シート状に成形した原料ゴム1には、液体添加剤2及び固体添加剤3が塗工された後、スクリュー式混練装置10により混練されるが、これらの工程については実施の形態1で説明した通りである。実施の形態3に係るゴムの連続混練装置102では、添加剤を塗工する前に原料ゴム1をシート状に成形するので、原料ゴム1から一貫して最終製品まで製造できる。また、原料ゴム1の圧延手段にシート厚の調整機構を設ければ、原料ゴム1の種類を変更した場合でも、原料ゴム1を一定の厚さに加工でき、また、混練条件等に応じてもゴムシートの厚さを変化させることができる。これによって、原料ゴムの種類や製造条件が変化しても柔軟に対応できるので、生産効率が向上する。特に原料ゴム1の圧延手段にロールプレス機52を使用する場合には、プレスロール52r等の間隔を調整すればゴムシート厚を調整できる。これにより、ゴムシート厚を細かく制御することも比較的容易なので好ましい。以上、この発明の実施の形態3について説明したが、ここで説明した本発明の構成要素は、以下の実施の形態においても必要に応じて適用できる。
【0047】
(実施の形態4)
図8は、この発明の実施の形態4に係るゴムの連続混練装置を示す説明図である。このゴムの連続混練装置103は、上記実施の形態2に係るゴムの連続混練装置101と略同一の構成であるが、原料ゴム1をシート状に圧延して所定の厚さに調整する時にシート状の原料ゴム1に添加剤を塗工する点が異なる。その他の構成は実施の形態2と同様なのでその説明を省略するとともに、同一の構成要素には同一の符号を付する。
【0048】
このゴムの連続混練装置103においては、圧延機能と液体添加剤の塗工機能をもつロールプレスコーター55を使用して、原料ゴム1の成形と同時に液体添加剤2を原料ゴムの表面に塗工する。ロールプレスコーター55は、少なくとも一対のプレスロールを備えている。なお、この実施の形態においては3組のプレスロール55r〜55rを備える。原料ゴムブロック1Bは3組のプレスロール55r〜55rを通過する間に所定の厚さのシート状に成形される。
【0049】
仕上げ用プレスロール55rの上流側にはノズル31が備えられており、ここで固体添加剤3が圧延途中の原料ゴムブロック1Bに塗工される。このように、圧延途中で固体添加剤3を原料ゴムブロック1Bに塗工するので、プレスロールによって固体添加剤が原料ゴム1中に分散される。これによって、固体添加剤の分散度が向上するので、スクリュー式混練装置10における混練時間を短縮できる。なお、固体添加剤3は液体添加剤2の塗工前に原料ゴムブロック1Bに塗工されればよいので、ノズル31の配置場所は図示した場所に限られない。圧延前の原料ゴムブロック1Bに固体添加剤3を塗工すれば、複数段の圧延ロールによって、固体添加剤3をより原料ゴム1中に分散させることができる。
【0050】
仕上げ用プレスロール55rは、原料ゴムブロック1Bを圧延すると同時に、シート状に圧延した原料ゴム1の表面に液体添加剤2を塗工する。このため、スリットコーターにより液体添加剤2が供給されて、圧延と同時に原料ゴム1の表面にこの液体添加剤2を塗工する。
【0051】
原料ゴム1を圧延する際には、実施の形態3で説明したように、仕上げ用プレスロール53rを構成するロール同士の周速度ωとωとを異ならせてもよい。このようにすれば、シート状に延ばされた原料ゴム1の表面が粗面化されて添加剤が付着しやすくなるので、原料ゴム1の幅方向に対してより均一に添加剤を塗工できる。これによって、混練時にはより素早く添加剤を原料ゴム1へ均一に分散させることができるので、生産効率を向上させつつ製品の品質を高くできる。
【0052】
固体添加剤3及び液体添加剤2が塗工され、シート状に圧延された原料ゴム1は、スクリュー式混練装置10に投入されて混練されて、押出される。なお、固体添加剤3はロールプレスコーター55で原料ゴムが圧延された後に塗工してもよい。圧延前に固体添加剤3を塗工すれば、圧延と同時に固体添加剤3が原料ゴム1内に練り込まれるので、次の混練工程で効率よく固体添加剤3を分散させることができる。これによって、混練時間を短縮することもできる。
【0053】
このゴムの連続混練装置103では、原料ゴム1を圧延する時に原料ゴム1へ液体添加剤2を塗工するので、液体添加剤塗工手段を別個に設けた場合と比較して製造工程を短縮できる。これによって、全体として見ればより短い時間で製品を製造できるので、生産効率が向上する。以上、この発明の実施の形態4について説明したが、ここで説明した本発明の構成要素は、以下の実施の形態においても必要に応じて適用できる。
【0054】
(実施の形態5)
図9は、この発明の実施の形態5に係るゴムの連続混練装置を示す説明図である。このゴムの連続混練装置は、上記実施の形態1〜4に係るゴムの連続混練装置100〜103と略同一の構成であるが、押出し混練手段であるスクリュー式混練装置11に、混練中の原料ゴム1を冷却する手段を設けた点が異なる。その他の構成は実施の形態2と同様なのでその説明を省略するとともに、同一の構成要素には同一の符号を付する。
【0055】
図9に示すように、混練押出し手段であるスクリュー式混練装置11に備えられているバレル11b〜11b内には、冷却手段として冷却媒体を流す冷却流路11cが形成されている。この冷却流路11cに水や油等の冷却媒体を流すことによって、混練中に発生する熱を冷却する。温度が上昇した冷却媒体は、図示しない冷却手段で冷却された後、再び冷却流路11cに供給される。
【0056】
これによって、混練中における原料ゴム1の温度を一定温度以下に抑えることができるので、製品の品質劣化を抑えることができる。また、冷却手段によって積極的に原料ゴム1を冷却するので、混練速度を高くしても原料ゴム1の発熱を抑えることができる。これによって、製品の生産効率が向上する。ここで、従来は、カーボンブラック、オイル、薬品を混入するマスターバッチ練は150℃程度の温度で、また、加硫材を混入するファイナルバッチ練は100℃程度の温度で行う必要があった。このため、従来はマスターバッチ練とファイナルバッチ練との間で冷却時間が必要であったが、このスクリュー式混練装置11では冷却手段によってこの温度調整を容易にできるので、冷却時間を短縮して効率よく混練できる。なお、図9(c)に示すように、バレル11b〜11bの表面にフィン11fを設けて、大気中への放熱を促進してもよい。
【0057】
また、図9(b)に示すように、スクリュー軸11s’内にも冷却流路11ccを設けて、ここに冷却媒体を流して混練中の原料ゴム1を冷却してもよい。このようにすれば、スクリュー式混練装置11の内部と外部とから混練中の原料ゴム1を冷却できるので、さらに効率よく原料ゴム1の温度を一定温度以下に抑えて、製品の品質劣化を抑えることができる。また、さらに効率よく原料ゴム1を冷却できるので、混練速度をさらに高くしても原料ゴム1の温度を一定温度以下に抑えることができる。これによって、製品の生産性をさらに向上させることができる。
【0058】
(変形例)
図10は、実施の形態5の変形例に係るゴムの連続混練装置を示す説明図である。このゴムの連続混練装置は、スクリュー式混練装置12を構成するバレル12b〜12bの長手方向を複数のブロックに分けて、ブロック毎に冷却する点に特徴がある。スクリュー式混練装置12は、ケーシングである中空のバレル12b〜12bを複数連結して構成してある。この複数のバレル12b〜12bは、それぞれ内部に冷却流路12c〜12cが形成されており、それぞれの冷却流路12c〜12cに冷却媒体を流すことができる。これによって、それぞれの冷却流路12c〜12cに流す冷却媒体の温度や流量を調整することによって、それぞれのバレル12b〜12bの温度を独立して制御することができる。
【0059】
この変形例に係るゴムの連続混練装置では、スクリュー式混練装置12を構成するケーシングであるバレル12b〜12bの長手方向を複数のブロックに分けてそれぞれ独立に冷却する。これによって、混練工程が進むにつれて原料ゴム1の温度が上昇しても、そのブロックにおける冷却流路12cや12c等に流す冷却媒体の温度を低くしたり流量を大きくしたりすることによって、原料ゴム1の温度上昇を抑えることができる。その結果、混練工程においては原料ゴム1の温度を一定温度以下に保ち易くなるので、製品の品質ばらつきを抑えて高品質な製品を得ることができる。また、効率的に原料ゴム1を冷却できるので、混練速度をさらに高くすることができ、その結果、生産性をさらに向上させることができる。
【0060】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明に係るゴムの連続混練装置では、シート状に成形した原料ゴムの幅方向に対して均一に添加剤を塗工し、この原料ゴムを混練しながら押出すようにした。これにより、混練工程においては原料ゴム中に添加剤が十分に分散するので、素練から仕上げ練までを連続して混練でき、生産性を向上させることができる。
【0061】
また、次の発明に係るゴムの連続混練装置では、固体添加剤と液体添加剤とを別個に原料ゴム表面へ塗工してから、混練押出手段によって混練するようにした。このため、それぞれの塗工又は塗工量それぞれ別個に制御できるので、製造条件の変更に対しても柔軟に対応できる。
【0062】
また、次の発明に係るゴムの連続混練装置では、固体添加剤を液体添加剤に分散させた分散液を液体添加剤塗工手段によって原料ゴムに塗工するようにしたので、1工程でゴム添加剤を原料ゴムに塗工でき、その結果、製造時間を短くできる。
【0063】
また、次の発明に係るゴムの連続混練装置では、液体添加剤塗工手段としてロールコーター又はカーテンコーターを使用するようにした。これにより、原料ゴムの幅方向に均一に液体添加剤を塗工できるので、混練工程においては原料ゴム中へ均一に液体添加剤が分散させることができ、品質の高い製品を得ることができる。
【0064】
また、次の発明に係るゴムの連続混練装置では、液体添加剤塗工手段にロールコーターを使用する場合には、液体添加剤を原料ゴムに塗工する塗工用ロールを多孔質で構成するようにした。このため、塗工用ロールが液体添加剤をよく吸収するので、効率よく原料ゴムの表面に液体添加剤を塗工できる。
【0065】
また、次の発明に係るゴムの連続混練装置では、ロールコーターによって液体添加剤を原料ゴムに塗工するとともに、原料ゴムを圧延してシート状に成形するようにした。このため、一工程で原料ゴムの圧延と液体添加剤の塗工とが終了するので、製造工程を簡略化でき、全体として見ればより短い時間で製品を製造できるので、生産効率が向上する。
【0066】
また、次の発明に係るゴムの連続混練装置では、塗工用ロールとバックアップロールとの周速度を異ならせるようにした。これにより、原料ゴムには塗工用ロールとバックアップロールの周速度が異なることに起因するせん断力が作用し、これによって原料ゴムの表面が粗面化されるので、原料ゴムの表面に添加剤が付着しやすくなる。その結果、混練時にはより均一に添加剤を原料ゴムへ分散させることができるので、製品の品質が向上する。
【0067】
また、次の発明に係るゴムの連続混練装置では、スプレー式の固体添加剤塗工手段を用いるようにしたので、固体添加剤の投入量を制御することによって、原料ゴムに塗工する固体添加剤の量を容易に制御できる。これによって、製造条件の変化にも柔軟に対応できる。
【0068】
また、次の発明に係るゴムの連続混練装置では、上記ゴムの連続混練装置において、上記固体添加剤塗工手段は、上記液体添加剤塗工手段の前に配置することを特徴とする。このように、先に固体添加剤を塗工することによって、原料ゴムと混練装置との摩擦力が大きくなるので、効率よく混練することができる。
【0069】
また、次の発明に係るゴムの連続混練装置では、固体添加剤や液体添加剤を原料ゴムに塗工する前に原料ゴムをシート状に成形するようにしたので、原料ゴムから一貫して最終製品まで製造できる。また、連続混練機の前に原料ゴムの圧延手段を設けることにより、従来の素練り工程を兼ねることができるので、全体の混練時間を短縮できる。
【0070】
また、次の発明に係るゴムの連続混練装置では、原料ゴムの圧延時において、ロール形圧延手段を用いて対向する圧延ロールの周速度を異ならせた。したがって、原料ゴムには周速度が異なることに起因するせん断力が作用し、シート状に延ばされた原料ゴムの表面が粗面化されるので、原料ゴムの表面に添加剤が付着しやすくなる。その結果、混練時にはより均一に添加剤を原料ゴムへ分散させることができる。
【0071】
また、次の発明に係るゴムの連続混練装置では、ロール形圧延手段に設けられている上記一対の圧延ロールの一方に、液体添加剤を塗工する手段を設けるようにした。このため、原料ゴムをシート状に圧延すると同時に液体添加剤を原料ゴムに塗工できるので製造工程を簡略化できる。これによって、全体として見ればより短い時間で製品を製造できるので、生産効率が向上する。
【0072】
また、次の発明に係るゴムの連続混練装置では、混練押出手段にスクリュー式の混練装置を使用するようにした。これにより、添加剤を所定の分散度となるまで原料ゴム中に混練させる工程と、次工程へ混合ゴムを押し出す工程とを同時に実行できるので、ゴムの生産性を向上させることができる。
【0073】
また、次の発明に係るゴムの連続混練装置では、さらに、上記スクリュー軸の内部に冷却流路を設けた。これによって混練中における原料ゴムの温度を容易に所定温度以下に維持して製品の品質劣化を抑えることができる。また、混練速度をさらに高くしても原料ゴムの温度を一定温度以下に抑えることができるので、生産性をさらに向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係るゴムの連続混練装置を示す説明図である。
【図2】この発明の実施の形態1に係るゴムの混練方法を示すフローチャートである。
【図3】固体添加剤の塗工手段例を示す説明図である。
【図4】固体添加剤の塗工位置を変更した例を示す説明図である。
【図5】この発明の実施の形態1で使用するスクリュー式混練装置の構造を示す説明図である。
【図6】この発明の実施の形態2に係るゴムの連続混練装置を示す説明図である。
【図7】この発明の実施の形態3に係るゴムの連続混練装置を示す説明図である。
【図8】この発明の実施の形態4に係るゴムの連続混練装置を示す説明図である。
【図9】この発明の実施の形態5に係るゴムの連続混練装置を示す説明図である。
【図10】実施の形態5の変形例に係るゴムの連続混練装置を示す説明図である。
【符号の説明】
1 原料ゴム
1B 原料ゴムブロック
2 液体添加剤
3 固体添加剤
10、11、12 スクリュー式混練装置
10s、10s、11s スクリュー軸
10w 混練羽根
11c、11cc、12c〜12c 冷却流路
15 カッター
20 コーター(ロールコーター)
20’  カーテンコーター
21 ロールコーター
30 スプレー装置
31 ノズル
32 タンク
40 原料ゴムストッカー
50、52 ロールプレス機
55 ロールプレスコーター
100、101、102、103 連続混練装置

Claims (14)

  1. シート状に成形された原料ゴムの表面に、固体添加剤又は液体添加剤の少なくとも一方の添加剤を前記原料ゴムの幅方向に対して均一に塗工する塗工手段と、
    前記添加剤が塗工された前記原料ゴムを混練しながら押出す混練押出手段と、
    を備えたことを特徴とするゴムの連続混練装置。
  2. シート状に成形された原料ゴムの表面に、固体添加剤を塗工する固体添加剤塗工手段と、
    前記原料ゴムの表面に液体添加剤を塗工する液体添加剤塗工手段と、
    前記液体添加剤と前記固体添加剤とが塗工された前記原料ゴムを混練しながら押し出す混練押出手段と、
    を備えたことを特徴とするゴムの連続混練装置。
  3. シート状に成形された原料ゴムの表面に、液体添加剤に固体添加剤を分散させた分散液を塗工する液体添加剤塗工手段と、
    前記分散液が塗工された前記原料ゴムを混練しながら押し出す混練押出手段と、
    を備えたことを特徴とするゴムの連続混練装置。
  4. 上記液体添加剤塗工手段は、ロールコーター又はカーテンコーターであることを特徴とする請求項2又は3に記載のゴムの連続混練装置。
  5. 上記液体添加剤塗工手段にロールコーターを使用する場合には、当該ロールコーターに備えられる上記液体添加剤を上記原料ゴムに塗工する塗工用ロールを多孔質で構成することを特徴とする請求項3又は4に記載のゴムの連続混練装置。
  6. 上記液体添加剤塗工手段には、液体添加剤を上記原料ゴムの表面に塗工する塗工用ロールと、上記原料ゴムに所定の圧力を与えるバックアップロールとを対向配置したロールコーターを用い、上記原料ゴムを前記塗工用ロールとバックアップロールとの間を通過させて上記原料ゴムの表面に液体添加剤を塗工するとともに上記原料ゴムをシート状に圧延することを特徴とする請求項3又は4に記載のゴムの連続混練装置。
  7. さらに、上記塗工用ロールと上記バックアップロールとの周速度を異ならせることを特徴とする請求項6に記載のゴムの連続混練装置。
  8. 上記固体添加剤塗工手段は、気流によって上記固体添加剤を上記原料ゴムの表面に吹き付けるスプレー式の塗工手段であることを特徴とする請求項2、4〜6のいずれか1項に記載のゴムの連続混練装置。
  9. 上記固体添加剤塗工手段は、上記液体添加剤塗工手段の前に配置することを特徴とする請求項2、4〜7のいずれか1項に記載のゴムの連続混練装置。
  10. さらに、原料ゴムをシート状に成形する圧延手段を備え、上記固体添加剤又は上記液体添加剤の少なくとも一方をシート状に成形した原料ゴムに塗工する前に、原料ゴムをシート状に成形することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のゴムの連続混練装置。
  11. 上記圧延手段として、少なくとも一対の圧延ロール間を上記原料ゴムが通過する時に上記原料ゴムをシート状に圧延するロール形圧延手段を用い、原料ゴムの圧延時においては前記一対の圧延ロール同士の周速度を異ならせることを特徴とする請求項10に記載のゴムの連続混練装置。
  12. 上記ロール形圧延手段に設けられている上記一対の圧延ロールの一方には、さらに液体添加剤を塗工する手段が設けられていることを特徴とする請求項11に記載のゴムの連続混練装置。
  13. 上記混練押出手段は、
    入口と出口を有する筒状のケーシングと、
    当該ケーシング内に配置されるスクリュー軸とを備え、
    上記原料ゴムが前記スクリュー軸の回転によって前記ケーシングの入口から出口に向かって押出されるとともに、前記スクリュー軸と前記ケーシングとの間で混練されるスクリュー式の混練手段であることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載のゴムの連続混練装置。
  14. さらに、上記スクリュー軸の内部には、冷却媒体を流す冷却流路を設けたことを特徴とする請求項13に記載のゴムの連続混練装置。
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