JP2004113683A - 食器洗い機 - Google Patents

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Kenichi Saneda
実田 健一
Tomohiko Matsuno
松野 智彦
Tetsuo Harada
原田 哲夫
Kiyoyuki Suou
周防 聖行
Yoshimune Jingo
陣後 佳宗
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】洗浄ポンプによる水の送出圧を下げた場合でもノズルアームから噴射する水が届きにくい大径皿の上部等に確実に水を掛け、高い洗い性能やすすぎ性能を確保する。
【解決手段】洗浄庫の内後壁上部に固定式の補助ノズル16を略水平に延設する。この補助ノズル16は、導水路25に設けられた水噴射穴26、27の前方に、噴射される水の勢いによって略垂直な軸を中心に回転するインペラ30を備える。インペラ30によって水は水平方向に広がるように拡散し、多数枚立てて並べられている大径皿Pの上部に満遍なく水が掛かる。これにより、水噴射穴の数を少なくしても広い範囲に水を撒き散らすことができるため、水の送出圧が下がっても水噴射穴から吐出される水の吐出圧を充分に確保できる。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、食器洗い機に関する。
【0002】
【従来の技術】
家庭用の一般の食器洗い機は、食器類を収容した洗浄庫に給水源から水を供給し、この洗浄庫の底部に貯留した水を洗浄ポンプによりノズルアームへ送り、ノズルアームに設けた水噴射口から食器類に水を噴射することにより食器類の洗い及びすすぎを行う構成を備える。こうした食器洗い機は家事労働の軽減に非常に有用であるが、洗いやすすぎ時の騒音が比較的大きく、例えば夜間に運転を行う場合に運転音が気になるといった問題が指摘されており、静音化は大きな課題の1つである。
【0003】
食器洗い機の騒音の要因としては、ノズルアームから噴射された水が食器類に当たるときの衝撃音、食器類が金属製の食器籠と接触したり接触状態で擦れたりする際の音、洗浄ポンプや排水ポンプのモータの動作音などが考え得る。そのため、騒音を低減するための有効な方法の1つは、ノズルアームから噴射される水の吐出圧を下げることである。吐出圧を下げれば、噴射される水の勢いが減じて食器類や洗浄庫内壁に当たる際の衝撃音を軽減することができる。また、吐出圧を下げることは洗浄ポンプモータの回転速度を落とすことを意味するから、モータの動作音自体も小さくなる(例えば特許文献1など参照)。しかしながら、ノズルアームからの水の吐出圧を下げると水が高い位置まで上がりにくくなるから、洗浄庫内の上方に位置している食器類や背の高い食器類の上部には水が掛かりにくくなる。すなわち、洗浄庫内の上方では充分な洗い性能やすすぎ性能を得るのが困難になる、という問題が発生する。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−83887号公報(段落0048など)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
洗浄庫内に収容された食器類のうち、水が比較的掛かりにくい場所に位置する食器類やその一部に水を確実に当てるような構成を備えた食器洗い機を、本出願人は特願2001−133253号で提案している。この新規の食器洗い機では、洗浄庫底部に設けた回転式のノズルアームから噴射される水が当たりにくいような食器類を狙って水を噴射するための水噴射穴を備えた固定式のノズルを補助的に設置し、洗浄ポンプから圧送した水の一部を分岐してその固定式ノズルへと送るようにしている。
【0006】
しかしながら、上述したように洗浄ポンプモータの回転速度を落とすことにより水の送出圧力が下がると、固定式ノズルの水噴射穴から飛び出す水の勢いも弱くなり、狙った位置まで充分に水が届きにくくなる。特に、例えば5〜6枚程度立てて並べられた大径皿全てに水が掛かるようにしようとすると水噴射穴の数自体を多くしなければならず、1個の水噴射穴から飛び出す水の勢いは一層弱いものとなり、水の飛散距離は非常に短くなって実用的でなくなる。こうしたことから、洗浄ポンプによる水の送出圧力が比較的低い場合であっても、洗浄庫内に収容された食器類に充分に水を行き渡らせ、むらのない洗いやすすぎを行うことが要望されている。
【0007】
また、そもそも洗浄庫は、外部への水の漏出を防止するために高い密閉性を保つように考慮された構造を有しているため、洗浄庫内で発生する騒音は比較的外部に漏れにくい。それに対し、筐体(外箱)内で洗浄庫の下方の洗浄庫下部空間には、洗浄ポンプモータ、排水ポンプモータ(洗浄ポンプモータが兼用する構成もある)などの騒音源が配置されている上に、洗浄庫内でノズルアームから噴射されて食器類に当たった水が落下し洗浄庫の底壁面に当たる衝撃音が上記洗浄庫下部空間内で反響してしまう。図10は、本出願人が製品化している従来の食器洗い機において、洗浄庫下部空間内で発生する騒音の周波数特性を測定した例である。この図より、300Hz〜2kHz程度の範囲の騒音が大きいことがわかる。この周波数帯域の音は人間の耳に聞こえ易いため、洗浄庫下部空間内で発生する音をいかに減衰するかも、静音化にとって重要である。
【0008】
本発明はかかる点に鑑みて成されたものであり、その第1の目的とするところは、例えば静音化を目的として洗浄ポンプによる水の送出圧力を下げたときに、洗浄庫底部に配設されたノズルアームから噴射された水が届きにくいような位置にある食器類に対しても満遍なく水を掛け、むらのない洗いやすすぎを行うことができる食器洗い機を提供することにある。
【0009】
また、本発明の第2の目的とするところは、特に人間に耳障りである運転音を低減した、低騒音の食器洗い機を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段、及び発明の効果】
上記第1の目的を達成するために成された第1発明に係る食器洗い機は、食器類を内部に収容する洗浄庫と、該洗浄庫の底部に配設された水噴射用の主ノズルと、該主ノズルに水を圧送する水圧送手段と、を具備する食器洗い機において、前記食器類の少なくとも一部に補助的に水を掛けるための補助ノズルを前記洗浄庫内に設け、該補助ノズルは、
a)前記水圧送手段又は他の水圧送手段から送られてくる水を案内する導水路と、
b)該導水路に設けられた水噴射穴と、
c)該水噴射穴から噴射される水の当たる位置にあって、その水が接触することで略垂直な軸を中心に回転するインペラと、
を備えることを特徴としている。
【0011】
この第1発明に係る食器洗い機では、補助ノズルの導水路に送り込まれた水が水噴射穴から噴出すると、その前方に位置しているインペラの羽根に接触する。その水の圧力によってインペラは略垂直な軸を中心に回転し、羽根に巻き込まれたり羽根に当たって跳ね返ったりしながら、水はその回転面内で広がって幅広い範囲に飛散する。それによって、導水路に設けられた水噴射穴の数が少なくても幅広い範囲に水を撒き散らすことができるから、水噴射穴の数を少なくして1個の水噴射穴から噴出する水の吐出圧を相対的に高くすることができる。従って、水の飛散距離を充分に確保し、例えば複数枚並べて配置されている皿などに確実に水を掛けることができ、洗浄庫底部に配設された主ノズルから噴射される水と併せて、洗浄庫内に収容された食器類に満遍なく水を行き渡らせることができる。
【0012】
前記補助ノズルの一態様として、前記導水路が内部に形成された本体部材は前記水圧送手段又は他の水圧送手段から水を送給するための送水管に連結するための接続部を有し、該接続部は、洗浄庫の壁面に開口した取付穴の内周側に嵌挿される外筒部と、該外筒部の内周側にあって前記導水路と連通し、その外筒部の延出方向に対して斜め方向に延出する内筒部との二重筒構造である構成とすることが好ましい。
【0013】
この構成によれば、洗浄庫の壁面に開口した取付穴と外筒部との間でシールを施すことができるので高い水密性を確保することができる。一方、外筒部の内周側で且つ斜め方向に延出した内筒部と送水管とを連結することで、送水管を外筒部の端面の内側まで導き入れることができるので、この接続部の延出量は小さくて済み、また送水管も洗浄庫の外壁面に沿わすようにして配設することができる。従って、洗浄庫の外壁と筐体との間の間隙が狭いような部位にも、この補助ノズルを設置することができる。
【0014】
また第1発明に係る食器洗い機において、前記導水路は水の進行方向に向かって若干上向きに傾斜して設けられることが好ましい。この構成によれば、運転が終了して水の圧送を停止したとき、既に導水路に入っている水は傾斜に沿って逆流するから、導水路内に残り水が溜まったままとなることを防止することができる。それによって、洗浄庫内を清潔に保つことができるとともに、せっかく乾燥にまで至った食器類が上記水噴射穴から滴り落ちる水で濡れてしまうことを防止することができる。
【0015】
また、主ノズルから噴射された水がインペラの羽根に当たると、補助ノズルの水噴射穴から噴出した水による回転動作の妨げとなる可能性がある。そこで、インペラの羽根の下方に、下からの水の到来を回避するために前方にせり出した庇部を設ける構成とすることが好ましい。この構成によれば、インペラの羽根の回転がスムーズに行われるため、水噴射穴から噴出する水を充分に広い範囲に拡散することができる。
【0016】
なお、補助ノズルは、水を掛けようとする対象の食器の位置などに応じて洗浄庫内のいずれの位置に設けてもよいが、好ましい一態様として、洗浄庫内に最大枚数の大径皿が収容された状態で、それら皿と干渉しない位置に補助ノズルを設ける構成とすることができる。通常、洗浄庫内に大径皿(一般に丸皿)が収容されたとき、大径皿の上端と洗浄庫の天面との隙間は非常に狭くなるが、皿が円形状であることによって洗浄庫の上の角部には充分な空間が形成される。従って、この空間内に補助ノズルを配置することにより、洗浄庫内空間を有効に利用し、洗浄庫のサイズを大きくすることなく補助ノズルを設けることができる。
【0017】
この場合、補助ノズルは、インペラによる水の広がり方向が上記複数枚の大径皿が並べられる方向と一致するように配置される構成とすればよい。これにより、インペラによって拡散された水が複数枚の大径皿のいずれにもむらなく掛かり、効率よく洗いやすすぎを行うことができる。
【0018】
上記第2の目的を達成するために成された第2発明に係る食器洗い機は、箱型の筐体内に配設された洗浄庫の内部に食器類を収容し、該食器類に水を噴射することにより該食器類を洗う食器洗い機において、
前記筐体内であって該筐体の底面板と前記洗浄庫の底壁との間に形成される洗浄庫下方室内の、後方及び両側方に吸音材を配設したことを特徴としている。
【0019】
第2発明に係る食器洗い機では、洗浄庫下方室が一種の反響室となることを回避するために、その室内の後方及び両側方に吸音材を配設し、該室内で発生する音を吸音材により吸音して減衰させる。ここで、吸音材としては、洗浄庫下方室で発生する音の周波数特性を考慮し、その周波数帯域の音を特に効果的に吸収するものが望ましい。
【0020】
また、この種の食器洗い機の一般的な形態として、洗浄庫下方室の前面を閉塞する前面板には各種の操作スイッチなどが配置された操作パネルが設けられるから、上記第2発明に係る食器洗い機では、洗浄庫下方室の前面には各種電気部品を搭載した回路基板を収納した回路ボックスを装着し、該回路ボックスにより前方への音の遮蔽を行う構成とすることができる。
【0021】
この構成では、洗浄庫下方室の後方及び両側方は吸音材で音を吸収し、前方は回路ボックスで音を遮蔽することができる。これにより、洗浄庫下方室内で発生する洗浄ポンプの動作音や洗浄庫底壁の水叩き音などが減衰され、機外へと漏れ出す音を軽減することができる。従って、運転音の静かな食器洗い機を実現することができる。
【0022】
また、通常、筐体の底面板には通気用の開口や水流出用の開口が設けられているため、洗浄庫下方室で発生した音はこれら開口を通して機外へと抜ける。そこで、第2発明に係る食器洗い機では、更に、筐体の底面板の下面に、少なくとも前方側及び両側方側にあって当該食器洗い機の設置面との間の隙間を略閉塞するように吸音材を配設した構成とすることが好ましい。
【0023】
この構成によれば、上述したように底面板の開口を通して機外へと抜けた音は底面板の下面に設けられた吸音材により吸収され、またその音が逃げる場合でも吸音材が途切れている後方側への漏れが支配的である。そのため、本食器洗い機が設置されている室内に騒音が広がることを軽減でき、高い静粛性を確保することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例による食器洗い機を、図面を参照して説明する。図1は、本実施例による食器洗い機の側面縦断面図である。この食器洗い機は、例えば台所のシンクの側方の狭いスペースに設置が可能であるように、奥行が小さな薄型構造となっている。
【0025】
箱型の筐体1の内部には乾燥室を兼用する洗浄庫2が配設され、洗浄庫2の前面開口には、その上端及び下端でそれぞれ軸支される上部ドア3及び下部ドア4が、上下方向に観音開きするように取り付けられている。この上部及び下部ドア3、4を開放した状態で、食器籠5が洗浄庫2内に出し入れされる。洗浄庫2の底部には、上面に複数の水噴射口6が形成された回転自在のノズルアーム7が設けられている。この食器洗い機では洗浄庫2の幅が奥行よりも大きいため、1本のノズルアームだけでは洗浄庫2内の両側方部まで水が行き渡らない。そこで、回転時に上記ノズルアーム7と干渉しない位置に並んで、図示しない他のノズルアームが設けられている。
【0026】
洗浄庫2の底部には貯水槽8が連通して配設されており、その上面には、食器類から流れ落ちた残菜を捕集するための残菜フィルタ11が着脱自在に設けられている。洗浄庫2の側方には図示しないものの給水バルブを備えた給水口が配設されており、この給水バルブが開かれると、外部の水道栓等から供給された水が給水口を通して洗浄庫2内に注がれ、貯水槽8を含む洗浄庫2の底部に貯留される。
【0027】
洗浄庫2の底壁面下方には、洗浄兼排水ポンプ12が配置されている。洗浄兼排水ポンプ12は、その内部に隔壁で区画された洗浄ポンプ室と排水ポンプ室とを有しており、洗浄ポンプ室内及び排水ポンプ室内には、ポンプモータの同軸上に取り付けられた洗浄用インペラ及び排水用インペラが設けられている。洗浄ポンプ室の吸入口13は貯水槽8の後壁に設けられた循環口9に接続され、吐出口14は水平方向に延在して配設された通水路15を介してノズルアーム7内の水路及び図示しない他のノズルアーム内の水路に連通している。一方、図示していないが、排水ポンプ室の吸入口は貯水槽8の側壁に設けられた排水口10に接続され、吐出口は排水ホースを介して機外に連通している。
【0028】
而して、洗浄庫2の底部に水が貯留された状態で洗浄兼排水ポンプ12のポンプモータが正転方向に回転駆動されると、洗浄兼排水ポンプ12は洗浄ポンプとして機能する。すなわち、回転する洗浄用インペラの作用によって、循環口9を通して貯水槽8から吸い込んだ水をノズルアーム7へと圧送する。すると、ノズルアーム7の水噴射口6から水が噴き上がり、その水勢によってノズルアーム7は所定方向に回転する。これにより、洗浄庫2内に収容されている食器類に水を噴射し、食器類に付着している汚れを落としたり洗剤水を流したりする。一方、ポンプモータが逆転方向に回転駆動されると、洗浄兼排水ポンプ12は排水ポンプとして機能する。すなわち、回転する排水用インペラの作用により、排水口10を通して貯水槽8から吸い込んだ水を排水ホースを通して機外へと排出する。
【0029】
上述したように、本食器洗い機では、基本的に、ノズルアーム7の水噴射口6から噴出した水によって食器類の洗いやすすぎを遂行するが、水噴射口6からの水が届きにくい部分にも水を行き届かせるため、洗浄庫2の内後壁上部に補助ノズル16を設置している。この補助ノズル16には洗浄兼排水ポンプ12の洗浄ポンプ室に接続された送水パイプ17(本発明における送水管)の他端が接続されている。従って、洗浄兼排水ポンプ12が上記のように洗浄ポンプとして機能するとき、ノズルアーム7のみならず補助ノズル16へも水が圧送される。
【0030】
但し、補助ノズル16へ水を圧送する手段はノズルアーム7への水圧送手段と必ずしも共通である必要はなく、補助ノズル16専用にポンプなどの水圧送手段を設けてもよい。また、複数のノズルアームに対して個別に洗浄ポンプが設けられる構成では、いずれか1個の洗浄ポンプから補助ノズル16へ水を圧送すればよい。
【0031】
次に、本実施例の特徴の1つである上記補助ノズル16の構成について、図2〜図4を参照して詳細に説明する。図2は補助ノズル16の装着部位を正面(洗浄庫2の内側正面)から見た状態を示す外観図、図3は補助ノズルの右側面図、、図4は補助ノズル16の横断面及び洗浄庫2に収容される大径皿Pと補助ノズル16との位置関係を表す上面図である。
【0032】
図4に示すように、洗浄庫2は樹脂槽2aの内側にステンレス槽2bが配設された二重構造を有している。洗浄庫2の内後壁上部に設けられた補助ノズル装着部位2eにおいて、ステンレス槽2bには略円形状の開口部2cが形成され、樹脂槽2aにはその開口部2cとほぼ同一径の開口の周囲に、洗浄庫2の外側に向いて突出する扁平円筒形状のフランジ2dが形成されている。
【0033】
補助ノズル16の主要部である合成樹脂製の本体部材は、大別すると、内部に導水路25が形成された水路部16aと、洗浄庫2と筐体1との間に配設された送水パイプ17と本補助ノズル16とを連結するための正面略円板形状の接続部16bとから成る。接続部16bは、ステンレス槽2bのフランジ2dの内周に嵌合するべく水路部16aに対しほぼ垂直に延出する扁平円筒形状の外筒部21と、その内周側にあって上記導水路25に連通し且つ斜め方向に延出する内筒部22と、の二重筒構造になっている。
【0034】
外筒部21の外周面の根元側には第1Oリング23が、端面に近接する位置には第2Oリング24が嵌め込まれる。図2に示すように、補助ノズル16を二本のネジ33によって洗浄庫2内壁の補助ノズル装着部位2eに取り付けたとき、第1Oリング23はステンレス槽2bと補助ノズル16との隙間をシールし、第2Oリング24は樹脂槽2aと補助ノズル16との隙間をシールする。従って、洗浄庫2内で補助ノズル16に勢いよく水が吹き掛かった場合でも、第1Oリング23の水封により、樹脂槽2aとステンレス槽2bとの間に水が漏れ込むことを防止することができる。また、万が一、第1Oリング23で阻止できずに水が入り込んだ場合でも、第2Oリング24の水封により、水が洗浄庫2の外側にまで漏れ出すことを防止することができる。
【0035】
接続部16bにあって外筒部21は、上述したように、この接続部16bをフランジ2dの内側に保持し、且つシール面を確保する機能を有している。一方、内筒部22は送水パイプ17との導水路25とを連通する機能を有している。外筒部21の外周側に存在することによって、送水パイプ17の端部は外筒部21の端面よりも大きく内側に入り込んだ位置で内筒部22と連結される。この連結箇所は必要に応じて接着剤などで固着してもよい。このように連結箇所を外筒部21の端面から大きく内側に入り込んだ位置に設け、且つその連結が斜めになっていることによって、外筒部21端面から出たすぐの位置で送水パイプ17を洗浄庫2の外壁面に沿うように配設することができる。そのため、洗浄庫2の外壁面と筐体との間の隙間が狭いような部位であっても、問題なく補助ノズル16を取り付けることができる。
【0036】
水路部16aには内筒部22に近い手前側と奥側との二箇所に第1、第2水噴射穴26、27が設けられ、手前側の第1水噴射穴26のすぐ下流には導水路25の一部を遮るように突片28が形成されている。2個の水噴射穴26、27の外側には、それぞれ上下一対の保持片29が形成されており、該保持片29の間にインペラ30を挿入してピン31で回動自在に該インペラ30が固定される。これにより、このピン31を回転中心(つまり軸)としてインペラ30は自由に回転する。インペラ30は、円筒体の周囲に放射状に4枚の垂直平板状の羽根を取り付けたものである。もちろん、適宜に羽根の形状を変更する等の変形は可能である。更にまた、インペラ30の下方には、後述の理由により、前方に延出して庇状のガード32が形成されている。
【0037】
補助ノズル16は上述したように洗浄庫2内壁に取り付けられた後、送水パイプ17の端部が補助ノズル16の内筒部22に嵌挿され、必要に応じて接着剤などを用いて水封される。なお、補助ノズル16は、導水路25が水の進行方向に向かって若干の角度θ(例えばθは約2°)上向きに傾斜するように取り付けられる。これによって、後述するように水の圧送が停止されたとき、既に導水路25に送り込まれていた水は導水路25の傾斜に沿って逆流するように戻り、送水パイプ17を経て洗浄ポンプ室内へと戻る。そのため、導水路25内に水が溜まることを防止することができる。
【0038】
この補助ノズル16の作用について説明する。洗浄兼排水ポンプ12が洗浄ポンプとして機能するようにポンプモータが駆動されると、洗浄用インペラの回転によって、洗浄ポンプ室内には吸入口13から吐出口14への渦巻き状の水流が形成され、ノズルアーム7へと水が圧送される。また、同時に送水パイプ17にも水が送り込まれる。洗浄兼排水ポンプ12にあって送水パイプ17は水の主たる流れに対しほぼ直交するように接続されているため、圧力によって水は流入するものの、ゴミなどの浮遊物は入り込み難いようになっている。
【0039】
上述したように圧送された水は送水パイプ17を経て導水路25へと流れ込む。内筒部22から導水路25に水が流入する際に水の勢いが若干殺がれるため、第1水噴射穴26では第2水噴射穴27よりも相対的に水が噴出しにくいが、突片28によって第1水噴射穴26へ水を積極的に呼び込むようにしているため、第1、第2水噴射穴26、27からほぼ同程度の量の水を噴射することができる。
【0040】
第1、第2水噴射穴26、27から噴出した水の一部はそのまま前方へ飛散するが、残りの多くはそれら水噴射穴26、27の前方に位置しているインペラ30の羽根に接触し、その水の圧力によってインペラ30を勢いよく回転させる(図4では時計回り方向)。インペラ30が回転することによって、水は隣接する羽根の間に保持されつつ回転前方に運ばれ、少しずつ飛散される。その結果、図4に示すように、水は水噴射穴26、27から噴出した直後に比べ、インペラ30の回転面内で広い角度範囲に拡散されることになる。
【0041】
食器籠5に最大枚数の大径皿Pが収容される場合、図4に示すように、補助ノズル16から放出される水の前方には大径皿Pが横に並べられた状態になる。そのため、もしインペラ30がなければ、各水噴射穴26、27から噴出した水は1枚かせいぜい2枚の大径皿Pにしか掛からないのに対し、本実施例の食器洗い機では、6枚の大径皿P全部に水が掛かる。これによって、ノズルアーム7から噴き上げられた水が大径皿Pの上部にまで届かないような場合にでも、補助ノズル16から水を確実に掛けることによって、大径皿Pの上部に付着している汚れを落としたり、或いは洗剤水をすすぎ流したりすることができる。
【0042】
もちろん、補助ノズル16から飛散した水で大径皿Pの上部を洗ったりすすいだりする以外にも、洗浄庫2内の上部空間に収容される他の食器類、例えばコップ載置棚の上に載置されるコップなどの洗いやすすぎにも有効である。
【0043】
また、補助ノズル16の取付位置は、ノズルアーム7の水噴射口6からの水が当たりにくいような食器の位置に応じて適宜変更することができる。例えば図5は、食器籠5の上段のコップ載置棚の上に伏せて置かれたコップGの内側に水を掛けるようにした構成の例である。この場合には、コップ載置棚に置かれた最後列のコップGの内側に水が掛かるように、補助ノズル16を洗浄庫2の後壁の中央部付近で且つ水が斜め上向きに噴射されるように取り付けたものである。
【0044】
また、図1に示す例では、洗浄庫2が横方向に細長い構造であるが、洗浄庫2が奥行き方向に長い構造である場合には、洗浄庫2の側壁に補助ノズル16を設ける等、洗浄庫2の形状や食器類の配列に応じて補助ノズル16の取付位置は適宜に変更することができることは当然である。
【0045】
次に、上記実施例の食器洗い機の他の特徴である吸音材による騒音低減について、図6〜図9を参照して説明する。図6は本食器洗い機の前面下部の前面板を取り外した状態の外観正面図、図7は下部の要部の横断面図、図8は底面板の裏面平面図、図9は図8中のA−A’線断面図である。
【0046】
本食器洗い機では、上述したように、洗浄庫2は樹脂槽2aの内側にステンレス槽2bが設けられたものである。従って、筐体1、樹脂槽2a、ステンレス槽2bの三重構造となっており、洗浄庫2内で発生する音は比較的機外には漏れ難い。それに対し、洗浄庫2の樹脂槽2aの底壁と筐体1の底面板1aとの間に形成される洗浄庫下方室41は、筐体1のみで機外と仕切られている。この洗浄庫下方室41内では、洗浄庫2内で食器類等に当たって落下する水が洗浄庫2底壁を叩く音や洗浄兼排水ポンプ12のポンプモータの動作音が反響し、大きな騒音源となる。既に述べたように、この洗浄庫下方室41内で発生する音の周波数は300Hz〜2kHz程度の範囲で特にレベルが大きく、特に人間の耳に聞こえ易い耳障りな音である。
【0047】
そこで本食器洗い機では、図6及び図7に示すように、洗浄庫下方室41の両側方の筐体1の側壁面1c内側、及び後方の筐体1の後壁面1d内側に上面コの字状に吸音材42を配設している。吸音材42としてはできるだけ吸音特性が高いことが好ましいのは当然であるが、上記のような300Hz〜2kHz程度の周波数範囲の音を特に吸収する特性のものが好ましい。具体的な材料の一例としては、シーシーアイ株式会社製のダイポルギー(登録商標)吸音フォームを用い、その厚さを5〜10mm以上とするとよい。この吸音材は2kHz付近に吸音のピークを有しており、上記ような周波数特性を有する騒音を効果的に低減することができる。
【0048】
筐体1の前面に吸音材42を配していないのは、筐体1の前面には操作パネルを構成する各種電気部品を搭載した回路基板を内装した回路ボックス43が装着され、それ自体がかなり遮音効果を有しているためである。洗浄兼排水ポンプ12の取付位置や取付方向などにも依るが、本食器洗い機のような構造では、前方側には主としてポンプモータの振動に起因する低周波の音の伝播が多い。こうした低周波の音は上記のような吸音材で吸収することは難しく、むしろ遮音が有効である。そのため、前方への音の漏れはこの回路ボックス43で遮り、側方や後方への音は吸音材42で吸収することにより、洗浄庫下方室41内での音の反響を大幅に軽減することができる。なお、回路ボックス43の構造などによって充分な遮音効果が期待できない場合には、例えば通常制振材として使用されている板状部材を回路ボックス43の後方に遮音部材として介挿し、これによって遮音を行うと効果的である。
【0049】
筐体1の底面板1aには、適宜の箇所に通気用の開口や水を機外へ排出するための開口などが設けられている。後者は、洗浄庫2などから底面板1a上に落ちた水を機外へと流出するためのものである。従って、洗浄庫下方室41内で発生した音のうち、吸音材42などで吸収されたなかった音の一部は上記開口から機外(下方)に漏れることになる。この食器洗い機は一般にキッチンのシンクの横などに設置されることが多いが、筐体1の底面板1aと食器洗い機の設置面Fとの間には脚部40で浮いた分だけ隙間が形成されており、この隙間も一種の反響室として作用する。
【0050】
そこで、図8及び図9に示すように、底面板1aの裏側には、前方、両側方と後方の一部を囲むように外周側と内周側の二重のリブ44を形成し、そのリブ44の間に挟み込むように吸音材45を保持し、必要によっては、接着剤や両面粘着テープ等によって吸音材45を固着する。吸音材45は設置面Fに接触するように設けられ、これにより、底面板1aと設置面Fとの間の空間の前方側と側方側とはほぼ完全に囲われる。そのため、上述したように底面板1aの開口を通して下方に抜けた騒音も前方や側方へは殆ど漏れず、主として吸音材45が途切れている後方から漏れるだけである。従って、食器洗い機が設置されている室内への漏れる騒音を大きく減衰することができる。なお、後方側の一部でリブ44を設けていないのは、開口から流れ落ちた水が設置面Fに溜まることなく、後方側へと流れるようにするためである。
【0051】
このように本食器洗い機では、洗浄庫2内での騒音の発生を低減させるのみならず、洗浄庫下方室41内で生じた騒音も効果的に減衰させ、更に筐体1の底面板1aから逃げた音も後方側へと漏れるようにすることによって、当該食器洗い機が設置された居住室内での耳障りな騒音を大幅に低減することができる。
【0052】
なお、上記実施例は本発明の単に一例に過ぎず、本発明の趣旨の範囲で適宜修正や変更を行うことができることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である食器洗い機の側面縦断面図。
【図2】本実施例の食器洗い機において、補助ノズルの装着部位を正面(洗浄庫の内側正面)から見た状態を示す外観図。
【図3】補助ノズルの右側面図。
【図4】補助ノズルの横断面及び洗浄庫に収容される大径皿と補助ノズルとの位置関係を表す上面図。
【図5】補助ノズルの取付位置を変更した本発明の他の実施例である食器洗い機の側面縦断面図。
【図6】本実施例の食器洗い機の前面下部の前面板を取り外した状態の外観正面図。
【図7】本実施例の食器洗い機の下部の要部の横断面図。
【図8】底面板の裏面平面図。
【図9】図8中のA−A’線断面図。
【図10】従来の食器洗い機において洗浄庫下部空間内で発生する騒音の周波数特性の測定例を示す図。
【符号の説明】
1…筐体
2…洗浄庫
2a…樹脂槽
2b…ステンレス槽
2c…開口部
2d…フランジ
2e…補助ノズル装着部位
5…食器籠
6…水噴射口
7…ノズルアーム
12…洗浄兼排水ポンプ
16…補助ノズル
16a…水路部
16b…接続部
17…送水パイプ
21…外筒部
22…内筒部
23…第1Oリング
24…第2Oリング
25…導水路
26、27…水噴射穴
28…突片
29…保持片
30…インペラ
31…ピン
32…ガード
33…ネジ
41…洗浄庫下方室
42、45…吸音材
43…回路ボックス
44…リブ
P…大径皿
G…コップ

Claims (9)

  1. 食器類を内部に収容する洗浄庫と、該洗浄庫の底部に配設された水噴射用の主ノズルと、該主ノズルに水を圧送する水圧送手段と、を具備する食器洗い機において、
    前記食器類の少なくとも一部に補助的に水を掛けるための補助ノズルを前記洗浄庫内に設け、該補助ノズルは、
    a)前記水圧送手段又は他の水圧送手段から送られてくる水を案内する導水路と、
    b)該導水路に設けられた水噴射穴と、
    c)該水噴射穴から噴射される水の当たる位置にあって、その水が接触することで略垂直な軸を中心に回転するインペラと、
    を備えることを特徴とする食器洗い機。
  2. 前記補助ノズルにおいて、前記導水路が内部に形成された本体部材は前記水圧送手段又は他の水圧送手段から水を送給するための送水管に連結するための接続部を有し、該接続部は、洗浄庫の壁面に開口した取付穴の内周側に嵌挿される外筒部と、該外筒部の内周側にあって前記導水路と連通し、その外筒部の延出方向に対して斜め方向に延出する内筒部との二重筒構造であることを特徴とする請求項1に記載の食器洗い機。
  3. 前記導水路は水の進行方向に向かって若干上向きに傾斜して設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の食器洗い機。
  4. 前記インペラの羽根の下方に、前方にせり出した庇部を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の食器洗い機。
  5. 前記補助ノズルは、洗浄庫内に最大枚数の大径皿が収容された状態で、それら皿と干渉しない位置に配置されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の食器洗い機。
  6. 前記補助ノズルは、前記インペラによる水の広がり方向が前記複数枚の大径皿が並べられる方向と一致するように配置されることを特徴とする請求項5に記載の食器洗い機。
  7. 箱型の筐体内に配設された洗浄庫の内部に食器類を収容し、該食器類に水を噴射することにより該食器類を洗う食器洗い機において、
    前記筐体内であって該筐体の底面板と前記洗浄庫の底壁との間に形成される洗浄庫下方室内の、後方及び両側方に吸音材を配設したことを特徴とする食器洗い機。
  8. 前記洗浄庫下方室の前面には各種電気部品を搭載した回路基板を収納した回路ボックスを装着し、該回路ボックスにより前方への音の遮蔽を行うことを特徴とする請求項7に記載の食器洗い機。
  9. 前記筐体の底面板の下面に、少なくとも前方側及び両側方側にあって当該食器洗い機の設置面との間の隙間を略閉塞するように吸音材を配設したことを特徴とする請求項7又は8に記載の食器洗い機。
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