JP2004112827A

JP2004112827A - インターネットフォンサーバ装置

Info

Publication number: JP2004112827A
Application number: JP2003378287A
Authority: JP
Inventors: Takuji Tsujikawa; 辻川　卓司; Daisuke Wada; 和田　大介
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 2003-11-07
Filing date: 2003-11-07
Publication date: 2004-04-08

Abstract

【課題】ユーザが任意の時に発呼し、着信側と接続できるように利便性を向上させると共に、より安価に利用可能とするインターネットフォンサーバ装置を提供することを目的とする。
【解決手段】ＩＳＰのシステムにおいて、ユーザの電話番号およびもよりのＩＳＰＡ情報をもつデータベースと、ユーザから発呼があるときに相手側の電話番号を取得する電話番号取得手段２３と、取得した電話番号より着信側のもよりのＩＳＰＡを知るＩＳＰＡ取得手段と、着信側のＩＳＰＡから着信後のインターネットフォンへ一般公衆回線にて発呼する一般公衆回線発呼手段２５を備える。ユーザは任意の時に発呼し、相手側がＩＰ接続して待機していなくても接続させることが可能となり、利便性が非常に向上すると共に安価なインターネットフォン利用が可能となる。
【選択図】図２

Description

　本発明は、インターネットフォンサーバ装置に関するものである。

　近年、一般公衆電話回線からインターネットを利用可能としたインターネットサービスシステムが民間プロバイダー（Ｉｎｔｅｒｎｅｔ　Ｓｅｒｖｉｃｅ　Ｐｒｏｖｉｄｅｒ，以下、ＩＳＰという）によって提供され、一般からのインターネット利用が普及してきている。また、インターネットフォンと呼ばれるインターネットを利用した相互音声通信が可能となってきている。以下、従来のインターネットフォンサーバについて説明する。

　まず、ユーザはインターネットフォン装置にて、もよりのＩＳＰのアクセスポイント（以下、ＩＳＰＡという）へ一般公衆電話回線より電話発呼しポイント・トゥ・ポイントプロトコル（Ｐｏｉｎｔ　ｔｏ　Ｐｏｉｎｔ　Ｐｒｏｔｏｃｏｌ、以下ＰＰＰという）接続する。

　ＩＳＰＡではユーザ側のインターネットフォン装置に対して、自動的にＩＰアドレスと呼ばれるインターネットの標準プロトコル（以下、ＴＣＰ／ＩＰという）で決定されている一意なアドレスを割り振り、かつインターネットフォン装置とＩＳＰＡをＴＣＰ／ＩＰ接続する。これは一般にダイヤルアップＩＰ接続と呼ばれる。

　次にユーザは、同様にインターネットフォン装置よりダイヤルアップＩＰ接続している他のユーザをインターネット上に存在するインターネットフォン情報サイト（例えば、当説明においては、ＩＳＰのホストに存在する）から知り、任意の通信相手を選択し、インターネットを使用して相互音声通信する。

　図８は、従来のＩＳＰのシステムのホストにあるデータベースの情報内容図であって、ユーザＩＤ、パスワード、課金情報、ユーザ固有情報などから成る。

　しかしながら上記従来の構成では、相互通信しようとするユーザは、互いに前もってＩＳＰＡを通してダイヤルアップＩＰ接続をしていなければならず、さらにこの間は回線使用料金およびＩＳＰの使用料金がかかるものである。

　そこで本発明は、この問題を解決しインターネットを利用し、ユーザが任意の時に発呼し、着信側と接続できるように利便性を向上させると共に、より安価に利用可能とするインターネットフォンサーバ装置を提供することを目的とする。

　請求項１記載の発明は、一般公衆電話回線とインターネットを接続するインターネットサービスプロバイダーの提供するシステムにおいて、発呼側からの着信側電話番号取得手段と、取得した電話番号よりデータベースを検索してもよりのＩＳＰＡを取得するＩＳＰＡ取得手段と、検索結果情報をもとに相手方のサーバへの発呼接続を行う一般公衆回線発呼手段とを設けた。

　請求項２記載の発明は、サーバ装置にデジタル／アナログ変換手段を設けることにより通常の電話機で使用可能とする。

　本発明は、インターネットサーバによって、従来のＩＳＰにより提供されるインターネットフォンシステムに対して利便性が非常に向上し、かつ低コストなインターネットフォン利用が可能となる。

　本発明によれば、ユーザは任意の時に発呼し、相手側がＩＰ接続して待機していなくても接続させることが可能となり、利便性が非常に向上すると共に安価なインターネットフォン利用が可能となる。

　（実施の形態１）
　図１は、本発明の実施の形態１の公衆電話回線を利用したインターネットフォン装置で相互音声通信する時のネットワーク構成図であって、一般的な構成を示している。図２は同ＩＳＰＡ構成図、図３は同ＩＳＰシステムのホスト機能図、図４は同データベースの情報内容図である。

　図１において、１１、１６はインターネットフォン、１２、１５はＩＳＰＡ、１３はＩＳＰのホスト、１４は登録データベース、１７は一般公衆回線である。また図２において、２１はＤＴＭＦトーン検知手段、２２は一般公衆回線の入出力切換スイッチ、２３は電話番号取得手段、２４は音声ガイダンス通達手段、２５は一般公衆回線発呼手段、２６は中央処理装置であるＣＰＵ、２７はＡ／Ｄ変換を含むインターネット交換器である。また図３において、３１はホストＣＰＵ、３２はユーザ認証手段、３３は着信インターネットフォンもよりのＩＳＰＡ取得手段、３４はデータベースである。

　以下、動作を説明する。まず、発呼ユーザは従来方式同様にインターネットフォン１１からダイヤルアップＩＰ接続する。接続後、ＩＳＰＡ１２はＴＣＰ／ＩＰのプロトコルに沿って準備した音声ガイダンス（例えば、相手方電話番号を入力して下さい）を音声ガイダンス通達手段２４にて発呼者へ送信する。発呼者が電話番号入力（ＤＴＭＦトーン入力）すると、ＩＳＰＡのＤＴＭＦトーン検知手段２１により電話番号入力であると判別し、ＤＴＭＦトーンを電話番号取得手段２３で解読し、相手方電話番号を得る。

　ＣＰＵ２６は、システムのホストＣＰＵ３１へこの相手方電話番号を送り、システムのホストＣＰＵ３１は、相手方電話番号からデータベース３４を検索し、相手方のもよりのＩＳＰＡ１５を知り、発呼側のＩＳＰＡ１２へは相手方のもよりのＩＳＰＡを知らせ、相手方のもよりのＩＳＰＡへは発呼側のＩＳＰＡと相手方の電話番号を通知する。相手方のもよりのＩＳＰＡ１５は、得た相手方電話番号を一般公衆回線発呼手段２５で着信者のインターネットフォン１６へ一般電話回線発呼する。インターネットフォンが着信したらＰＰＰ接続およびＴＣＰ／ＩＰ接続を行い、着信インターネットフォン１６にＩＰアドレスを付与し、ホスト経由で着信インターネットフォンのＩＰアドレスを発呼インターネットフォン１１まで通知する。同様に発呼インターネットフォンのＩＰアドレスを発呼インターネットフォン１６まで通知する。以上によりインターネット経由での音声通信が可能となる。

　（実施の形態２）
　図５は本発明の実施の形態２のネットワーク構成図、図６は同ＩＳＰＡ構成図、図７は同データベースの情報内容図である。図５において、５１、５６は通常の電話器、５２、５５はＩＳＰＡである。図６において、６１はＤＴＭＦトーン検出手段、６２は入出力切換スイッチ、６７はＡ／Ｄ変換器、６８は音声圧縮伸張手段、６９はＴＣＰプロトコル手段である。また図７において、７１はユーザＩＤ、７２はパスワード、７３はユーザ固有
情報である。

　本実施の形態２は、実施の形態１においてインターネットフォンを使用していたところを通常の電話器５１、５６を使用して実施の形態１と同様の効果を得るものである。ユーザは電話器５１よりＩＳＰＡ５２に発呼する。ＩＳＰＡ５２は、音声ガイダンス通達手段２４により、通常電話か否かを問う音声ガイダンス（例えば、通常電話器ならばユーザＩＤと認証パスワードを入力して下さい。インターネットフォンならばそのままお待ち下さい）を流す。

　ＤＴＭＦトーン検知手段６１により、ユーザＩＤと認証パスワードが検知されたら、ユーザＩＤと認証パスワードをホスト１３へ通知し、ホストＣＰＵ３１はデータベースの情報ユーザＩＤ７１とパスワード７２より通常電話での使用の可否を通常電話使用判断手段で検査し、その結果を返す。ＩＳＰＡ５２は、結果がＯＫならば、実施の形態１と同様に相手方の電話番号を取得する。電話番号の取得後は、一般公衆回線入出力切換えスイッチ６２を切り換え、Ａ／Ｄ変換器６７により音声のデジタル化後音声圧縮／伸張手段６８により音声圧縮を行い、ＴＣＰプロトコル手段６９により圧縮音声のパケット化を行う。また、相手電話番号をホスト１３へ通知し、ホストＣＰＵ３１はデータベースにより、相手方が通常電話か否かの情報７３で知る。

　ホストＣＰＵ３１は実施の形態１と同様に相手方のもよりのＩＳＰＡ１５を知り、発呼側のＩＳＰＡ１２へは相手方のもよりのＩＳＰＡを知らせ、相手方のもよりのＩＳＰＡへは発呼側のＩＳＰＡと相手方電話番号を通知する。相手がインターネットフォンであれば、実施の形態１と同様に処理を続け、相手インターネットフォン１６には発呼側のＩＳＰＡのＩＰアドレスを通知し、発呼側のＩＳＰＡには着信側のインターネットフォン１６を通知する。また、相手が通常電話器であれば、着信側のＩＳＰＡ５５にその旨通知する。着信側のＩＳＰＡ５５は着信電話器５６に発呼し着信したらＴＣＰプロトコル手段６９により、パケット化された圧縮音声データを取りだし、音声圧縮／伸張手段６８で伸張し、Ａ／Ｄ変換器６７で通常の音声に変換して一般公衆回線に送出する。同様に発呼側も処理することにより、インターネット経由での音声通信が可能となる。

　以上のように本発明のインターネットサーバ装置は、インターネットを利用した音声通信に有用であり、特に利便性が向上し、低コストなインターネットフォン利用に適している。

本発明の実施の形態１の公衆電話回線を利用したインターネットフォン装置で相互音声通信する時のネットワーク構成図本発明の実施の形態１のＩＳＰＡ構成図本発明の実施の形態１のＩＳＰシステムのホスト機能図本発明の実施の形態１のデータベースの情報内容図本発明の実施の形態２のネットワーク構成図本発明の実施の形態２のＩＳＰＡ構成図本発明の実施の形態２のデータベースの情報内容図従来のＩＳＰのシステムのホストにあるデータベースの情報内容図

符号の説明

　１２、１５　　ＩＳＰＡ
　１３　　ＩＳＰのホスト
　１４　　登録データベース
　２３　　電話番号取得手段
　２５　　一般公衆回線発呼手段
　３３　　ＩＳＰＡ取得手段
　３４　　データベース
　５１、５６　　電話器
　５２、５５　　ＩＳＰＡ

Claims

一般公衆電話回線とインターネットを接続するインターネットサービスプロバイダーの提供するシステムにおいて、発呼側からの着信側電話番号取得手段と、取得した電話番号よりデータベースを検索してもよりのＩＳＰＡを取得するＩＳＰＡ取得手段と、検索結果情報をもとに相手方のサーバへの発呼接続を行う一般公衆回線発呼手段とを設けたことを特徴とするインターネットフォンサーバ装置。
サーバ装置にデジタル／アナログ変換手段を設けることにより通常の電話機で使用可能とすることを特徴とする請求項１記載のインターネットフォンサーバ装置。