JP2004112029A - 表面実装型アンテナ及びアンテナ装置並びにこれらを用いた通信機 - Google Patents

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Abstract

【課題】1つのアンテナ基体によりデュアルバンドの表面実装型アンテナを提供する。
【解決手段】誘電体または磁性体からなる基体10と、基体10の少なくとも一面に形成された第1の放射電極21と、第1の放射電極21と離間して配設され、その開放端220が第1の放射電極21の開放端210と異なる面に配設された第2の放射電極22と、前記第1の放射電極21の一端と直接接続または容量結合して基体1に形成された第1の接地電極31と、前記第2の放射電極22の一端と直接接続または容量結合して基体10に形成された第2の接地電極32と、前記第1の放射電極21と第2の放射電極22のいずれからも離間して対向する給電電極40とを有する表面実装型アンテナ90である。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話や無線LAN(Local Area Network)などに用いられる表面実装型アンテナ及びそれを基板に実装したアンテナ装置並びにこれらを無線LAN等に用いた通信機に関し、デュアルバンド(dual band)以上のマルチバンド(multi−band)に好適なものに関する。
【0002】
【従来の技術】
デュアルバンドなどマルチバンド用の表面実装型アンテナにおいては、一つの放射電極で複数の共振周波数を有するアンテナを設計することは易しいことではなかった。そこで、二つの放射電極で二つの共振周波数に対応するものが提案された(例えば、特許文献1参照)。図7に示すように、表面実装型アンテナ90は、基体10上に配設された共通の給電電極40を挟んで二つの放射電極21、22が対向している。
しかし、特許文献1記載のものでは、二つの放射電極21、22の相互干渉や、相対的に共振周波数の高いアンテナに対してアンテナ利得が低くなるという問題があった。
【0003】
そこで、図8に示すアンテナ装置が提案された(例えば、特許文献2参照)。図8において、アンテナ装置80は、実装基板60と、実装基板60の一方主面60aに搭載された2つの表面実装型アンテナ90a、90bで構成される。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−219619号公報
【特許文献2】
特開平11−4117号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献2記載のアンテナ装置80においては、2つの表面実装型アンテナ90a、90bが必要で部品点数が多く、占有面積が大きいという問題がある。別々の表面実装型アンテナ90a、90bを実装基板60に実装するための製造コストなども問題である。できるだけ1つの表面実装型アンテナでマルチバンドに対応したい。
【0006】
そこで、基板の接地電極に接地された放射電極が1つの表面実装型アンテナで対応しようとすれば、単一の周波数帯域に対応するように設計されているため、複数の共振周波数を持つものを設計することは困難であるという問題点もあった。複数の周波数帯の相互干渉などの為である。
【0007】
また、特許文献1記載の表面実装型アンテナ90では、電極は誘電体や磁性体からなる基体の表面に印刷法で形成されているため、基板の接地電極などとの間で静電容量を形成して容量分が増え、周波数帯域を大きく出来ないという問題もあった。
【0008】
そこで本発明は、1つの表面実装型アンテナによってデュアルバンド以上のマルチバンドを送受信する際に、相互干渉が無く且つ周波数帯域の広い表面実装型アンテナおよびアンテナ構造の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1発明は、誘電体または磁性体からなる基体10と、該基体10の少なくとも一面に形成された第1の放射電極21と、該第1の放射電極21と離間して配設され、その開放端220が前記第1の放射電極21の開放端210と異なる面に配設された第2の放射電極22と、前記第1の放射電極21の一端と直接接続または容量結合して前記基体1に形成された第1の接地電極31と、前記第2の放射電極22の一端と直接接続または容量結合して前記基体10に形成された第2の接地電極32と、前記第1の放射電極21と前記第2の放射電極22のいずれからも離間して対向する給電電極40とを有する表面実装型アンテナ90である。
【0010】
ここで直接接続とは、放射電極21、22の一端と接地電極31,32とが伝送線路、ストリップライン、パターンなどにより電気的に直接に接続されることを言う。
また容量結合とは、放射電極21、22の一端と接地電極31,32とが離間して形成され、静電容量を介して電気的に結合されることを言う。
【0011】
本発明の第2発明は、前記の表面実装型アンテナ90と、該表面実装型アンテナ90を実装する実装基板60とからなり、該実装基板60の前記表面実装型アンテナ90を実装しない基板面60bの前記表面実装型アンテナの対応投影面が非接地領域68bであることを特徴とするアンテナ装置である。
【0012】
本発明の第3発明は、上記表面実装型アンテナまたはアンテナ装置を用いたことを特徴とする通信機である。
【0013】
本発明の第1発明によると、第1の放射電極21と第2の放射電極22とを、同一面上ではなく異なる面上に配設したので、第1の放射電極21と第2の放射電極22との距離を極力大きくする構造になるため、両者の相互干渉が減少して安定してマルチバンドに使用できる効果がある。
【0014】
本発明の第2発明によると、表面実装型アンテナ90を実装基板60の表面実装型アンテナ90を実装しない基板面60bの表面実装型アンテナの対応投影面が非接地領域68bであるように配設したので、表面実装型アンテナ90と接地電極62との間で形成される静電容量が減少して帯域幅を広くすることが出来る。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係る表面実装型アンテナ90の一実施例を示す斜視図である。IEEE規格の無線LAN802.11a(5GHz)と802.11b(2.4GHz)のデュアルバンドの例を示す。図1(B)は、図1(A)を紙面の反対側から斜視した図である。
第1の放射電極21と第2の放射電極22は、給電電極40を挟んで両側に配置されている。第1の放射電極21は2.4GHz帯、第2の放射電極22は5GHz帯の共振に主として寄与する。
給電電極40と第1の放射電極21との間のギャップgを変えることにより主として2.4GH帯のインピーダンス整合の調整ができ、給電電極40と第2の放射電極22との間のギャップgを変えることにより主として5GH帯のインピーダンス整合の調整が出来る。
そして、給電電極40と第1の放射電極21とが最も接近する位置と、給電電極40と第2の放射電極22とが最も接近する位置とは、それぞれ異なる平面上にある。この構成が、第1の放射電極21と第2の放射電極22との間の相互干渉を防止し、2.4GHz帯と5GH帯のインピーダンス整合の調整を容易にする効果がある。
また、第1の放射電極21、第2の放射電極22の電極幅を変えると、アンテナの同調を調整できる。
補強パターン50は、電気的な機能は無く、表面実装型アンテナ90を実装基板60に半田付けなどで実装する際の取付け用のパターンである。これにより実装が補強される。耐振動性を向上する効果もある。
基体10の寸法は、一実施例として、幅4mm、長さ10mm、厚さ3mmであり、基体10の材質は比誘電率εr=8のアルミナ系の誘電体セラミックを用いた。
【0016】
図2(A)、(B)は、表面実装型アンテナ90を実装する実装基板60の実装面のパターンを示す図であり、図2(A)は表面実装型アンテナ90(実装位置を破線で示す)を実装する面60a、図2(B)は表面実装型アンテナ90を実装しない面60bを示す図である。面60bは面60aの裏面、対向面である。
図2(A)で、給電用端子64は表面実装型アンテナ90の給電電極40を接続するための端子であり、図示しない接続手段で信号処理回路に接続される。
補強パターン661〜663は、表面実装型アンテナ90の補強パターン50に接続するためのパターンである。耐振動性の向上効果もある。
また、図2(A)に示す給電用端子64と実装基板60の接地電極62との間のギャップgを広げると、広帯域化と高利得化を実現できる。
図2(B)に実装基板60の表面実装型アンテナ90を実装しない基板面60bの表面実装型アンテナ90の対応投影面が非接地領域68bにあり、表面実装型アンテナ90と接地電極62との間で形成される静電容量が減少して帯域幅を広くすることが出来る。
【0017】
表面実装型アンテナ90の動作を説明する。図示しない実装基板の接地電極に一端を接続され、他端を開放端とした放射電極21、22は各々、給電電極40と離間して配置されている。放射電極21、22は給電電極40と容量結合して電磁エネルギーの授受をしている。放射電極21、22の自己インダクタンス、放射電極21、22と給電電極40との間で各々形成される静電容量、放射電極21、22の相互間で形成される静電容量、及び放射電極21、22と実装基板60の接地電極62との間で形成される静電容量、放射電極21と放射電極22との間で形成される静電容量とで、LC共振回路が構成される。
従って、給電電極40から夫々の静電容量を介して共振回路に信号が入力されると、入力した信号のエネルギーは共振回路内で共振し、その一部が空中に放射されて送信アンテナとして機能する。逆に、受信波が入力されると、共振回路で電圧に変換されて受信アンテナとして機能する。
【0018】
図3に、表面実装型アンテナ90を実装基板60に実装したアンテナ装置80を示す。給電用端子64と実装基板60の接地電極62との間のギャップgを広げると、広帯域化と高利得化を実現できる。給電用端子64と接地電極62は、共に実装基板60にプリント印刷などで形成したパターンであり、トリミングなどで簡単に調節できるから、帯域幅とアンテナ利得を簡単に調節できる。
【0019】
表1に、第1の放射電極21を2.4GHz帯、第2の放射電極22を5GHz帯としたデュアルバンドでアンテナを構成した場合の、周波数帯域幅とVSWR(電圧定在波比)を示す。表2に示す比較例は、特許文献1記載の表面実装型アンテナのように一つの基体に2つの放射電極を備え、同一面に開放端があるものを用いた。
なお、VSWRは1であれば最適であるが、2以下ならば実用上の問題はほとんど無いので、周波数帯域幅はVSWRが2となる周波数の上下限から決定した。
【0020】
ここでVSWRの測定は、アンテナ実装基板の一端に設けた給電端子と、ネットワークアナライザの入力端子とを、同軸ケーブル(特性インピーダンス50Ω)を介して接続し、前記給電端子においてネットワークアナライザ側からみた、アンテナの散乱パラメータを測定することにより、この値に基づいてVSWRを算出した。
利得の測定に際しては、電波無響暗室内で被試験アンテナ(送信側)の給電端子に信号発生器を接続し、前記アンテナから放射された電力を受信用基準アンテナで受信することにより測定した。被試験アンテナからくる受信電力をPaとし、既知の利得Grを有する送信用基準アンテナにより測定した受信電力をPrとすると、被試験アンテナの利得Gaは、Ga=Gr×Pa/Prで表される。
指向性については、被試験アンテナ素子を回転テーブルに搭載し、被試験アンテナを回転させながら上記の利得測定を行うことにより、図1に示すX、YおよびZ軸を中心として回転させたときの回転角度に対する利得をそれぞれ測定した。
【0021】
表1に示すように、本発明によると比較例(表2)に比べて広い周波数帯域幅が得られることが分かる。VSWR(電圧定在波比)、すなわちアンテナ入力端における反射特性についても、本発明のアンテナが良好である。
【0022】
【表1】
Figure 2004112029
【0023】
【表2】
Figure 2004112029
【0024】
図4に、実施例の表面実装型アンテナのVSWRの周波数特性曲線図を示す。図4(A)は2.4GHz帯、図4(B)は5GHz帯のものである。本発明によると良好なVSWR特性の得られることが分かる。VSWRが2以下となる帯域幅も、2.4GHz帯で90MHz、5GHz帯で750MHzと広い。
【0025】
図5に、実施例の表面実装型アンテナの全方位平均アンテナ利得を示す。ここで全方位平均アンテナ利得とは、X,Y,Zの全方位で測定して平均したアンテナ利得をいい、単位はdBiである。
図5(A)は2.4GHz帯での周波数−アンテナ利得特性曲線を示し、中心周波数2450MHzで−5.0(dBi)と良好である。図5(B)は5GHz帯での周波数−アンテナ利得特性曲線を示し、中心周波数5400MHzで−4.0(dBi)と同様に良好である。
2.4GHz帯、5GHz帯ともに広帯域にわたって高い全方位平均利得が得られることが分かる。
このことは、単位dBiで表されるアイソトロピック利得が、あらゆる方向に等しい強さで電波を出すアンテナ(アイソトロピックアンテナ)を比較基準とした利得で絶対利得とも呼ばれるものであり、普通, アンテナはもっとも感度が高い方向でアンテナ利得を測定するため, 理論上ではアイソトロピックアンテナのアンテナ利得がすべてのアンテナの中でもっとも低いことを考慮すると、本発明の表面実装型アンテナが優れていることを裏付ける。
【0026】
表3、表4に直線偏波に対する放射パターンの測定結果を示す。表3は2.4GHz帯、表4は5GHz帯を示す。単位はdBiであり、H/V値で表す。H/V値は、「数1」で定義される値である。
本発明によると、比較例に比べて良好な放射パターンの得られることが分かる。
なお、X−Y平面、Y−Z平面、Z−X平面は、各々、図1において、X,Y,Z軸で形成される面を示す。
【0027】
【数1】
Figure 2004112029
【0028】
【表3】
Figure 2004112029
【0029】
【表4】
Figure 2004112029
【0030】
図6に第2の実施例を示す。図1に示した(実施例1)では第1の接地端子31と第2の接地端子32とが基体10の対角線上に配設されているのに対して、第1の接地端子31と第2の接地端子32とが給電電極40を挟んで左右に長辺上に配設されている。この構成は、アンテナ利得は同程度でデュアルバンドを実現できる。
【0031】
前記の実施例では2.4GHzと5GHzのデュアルバンドの場合を例示したが、本発明は、それに限定されるものではなく、携帯電話に用いられるGSM(0.8GHz),PCS(1.9GHz)、GPS(1.5GHz)、Bluetooth(2.4GHz)、更にはIEEE規格の無線LANである802.11a(5GHz),802.11b(2.4GHz)の少なくとも二つ以上の周波数帯を組み合わせたマルチバンドを実現できる。
そして、本発明による表面実装型アンテナまたはアンテナ装置は、802.11a(5GHz)と802.11b(2.4GHz)の無線LANによる通信機に搭載すると小型で高性能なものとなり最適である。
【0032】
また本発明に係る表面実装型アンテナ90の基体10は、直方体に限るものでなく適宜の形状がある。材料は磁性体、樹脂体、またこれらの積層基板としても良い。
【0033】
放射電極21、22は、実施例で例示したものに限定されるものではなく、台形状、階段状、曲線状、ミアンダ状、一部ミアンダ状、クランク状等種々の形状が採用できる。
【0034】
本発明において基体10として誘電体を用いる場合、セラミックとしてはコーディライト、フォルステライト、アルミナ、ガラス系セラミック、酸化チタン系セラミック等、またはこれらの混合物を用いることが出来る。ポリテトラフルオロエチレン、ポリイミド、ビスマレイミド、トリアジン、液晶ポリマー等の樹脂、またはセラミックと樹脂との複合材を用いることも出来る。
【0035】
誘電体を用いる場合、比誘電率εrは6〜50の範囲が好ましい。この比誘電率εrは、誘電体の温度係数、基体の加工精度等を考慮して決めたものであるが、材質、加工精度等が向上すれば、当然その上限値も引き上げられる。このような比誘電率εrを有する基体は、例えば22.22重量%のMgO、5.13重量%のCaCO、48.14重量%のTiO及び24.5重量%のZnOの各原料からなる素体を焼成し、焼成基体として36.6モル%のMgO、3.4モル%のCaO、40モル%のTiO2及び20モル%のZnOからなる誘電セラミック(比誘電率εr:21)により形成することができる。
【0036】
【発明の効果】
本発明によれば、1つの表面実装型アンテナによって、複数の周波数の間での相互干渉も無く広い周波数帯域を有するデュアルバンド以上のマルチバンドの周波数帯に用いることが出来るアンテナを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示す表面実装型アンテナの斜視図である。
【図2】図2(A)は本発明の表面実装型アンテナを実装する面のパターン配置を示す図、図2(B)は本発明の表面実装型アンテナを実装しない面のパターン配置を示す図である。
【図3】本発明のアンテナ装置の斜視図である。
【図4】図4(A)は本発明の1実施例における2.4GHz帯のVSWR(電圧定在波比)の周波数特性曲線図、図4(B)は5GHz帯のVSWRの周波数特性曲線図を示す。
【図5】図5(A)は、本発明の1実施例における2.4GHz帯の全方位平均アンテナ利得の周波数特性曲線図、図5(B)は5GHz帯の全方位平均アンテナ利得の周波数特性曲線図を示す。
【図6】本発明の別の実施例を示す表面実装型アンテナの斜視図である。
【図7】従来の表面実装型アンテナの一例を示す斜視図である。
【図8】従来の表面実装型アンテナの一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10:基体
20:放射電極
21:第1の放射電極
22:第2の放射電極
30:接地電極
40:給電電極
50:補強パターン
60:実装基板
60a:実装基板60の表面実装型アンテナ90を実装する基板面
60b:実装基板60の表面実装型アンテナ90を実装しない基板面
62a、62b:接地電極
64:給電用端子
661〜663:補強パターン
80:アンテナ構造
90:表面実装型アンテナ
:給電電極40と第1の放射電極21との間のギャップ
:給電電極40と第2の放射電極22との間のギャップ
:給電用端子64と実装基板60の接地電極62との間のギャップ

Claims (3)

  1. 誘電体または磁性体からなる基体と、
    該基体の少なくとも一面に形成された第1の放射電極と、
    該第1の放射電極と離間して配設され、その開放端が前記第1の放射電極の開放端と異なる面に配設された第2の放射電極と、
    前記第1の放射電極の一端と直接接続または容量結合して前記基体に形成された第1の接地電極と、
    前記第2の放射電極の一端と直接接続または容量結合して前記基体に形成された第2の接地電極と、
    前記第1の放射電極と前記第2の放射電極のいずれからも離間して対向する給電電極とを有する表面実装型アンテナ。
  2. 請求項1記載の表面実装型アンテナと、
    該表面実装型アンテナを実装する実装基板とからなり、
    該実装基板の前記表面実装型アンテナを実装しない基板面の前記表面実装型アンテナの対応投影面が非接地領域であることを特徴とするアンテナ構造。
  3. 請求項1記載の表面実装型アンテナまたは請求項2記載のアンテナ装置を用いたことを特徴とする通信機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2010122688A1 (ja) * 2009-04-24 2010-10-28 株式会社村田製作所 アンテナ及び無線通信装置
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