JP2004110843A5 - - Google Patents

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船舶の運航管理方法
本願発明は、船舶のさまざまな情報(船舶諸情報)を陸側のシステム管理会社が利用するデータサーバで一括管理することのできるシステムであり、船舶の運航や予防保全を行うことができる船舶の運航管理方法に関する。
昨今、船舶乗組員の低質化が船の運行管理上問題となり、その分陸上側の船舶管理会社(船社)の負荷が大きくなっている。その一方で、陸上側では船内でトラブルが発生した場合、担当監督官が本船より連絡を受けても対策を判断するための情報が乏しく正確な判断が困難であることが多い。
従来のディーゼル機関支援装置では、船と陸上間でデータを送受信し、機関の異常状態を陸側のコンピュータで分析して、その分析結果を質問事項として船舶側に送信して乗組員が関連箇所を調べて陸側へ連絡するシステムを採っている(特許文献1参照)。船舶側のデータの送信は、本船で送信データを選択し送信する必要がある。
特開平9−226688号公報
かかる従来の機関部の予防保全では、計測解析装置を用い、船内で乗組員が実施し、陸上側で情報を得るためには何らかの依頼を船舶側に送信する必要がある。かかる場合のデータの送受信は、本船と船舶管理会社間で実施し、データの保管用ディスク等(サーバ)は各船舶管理会社に配備してあり、そのメンテナンスも当然ながら各船舶管理会社自身で行う必要があった。世界の海を航行している各船会社の多数の船舶について各船会社ごとに上記の設備を備えていたのではソフトやハード資源の有効利用の要請にそぐわない。
そこで、本願の目的は、最近通信速度の高速化が図られている通信衛星を使用し、船内データを陸上側の委託管理会社にて一括して収録管理して、クライアント登録した各船社がそれぞれ、インターネットを介してそのデータを用いて解析して主機関等のトラブルの予防保全等を行うことができる船舶の運行管理方法を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本願発明に係る船舶の運行管理方法は、陸側のシステム管理会社が利用するデータサーバが、船舶の船内パソコンに前記データサーバを介してクライアントパソコンからの指定された間隔で定期的に収録された、前記船舶の機関部の諸元データを、船舶位置データを含めて、船舶諸情報として受信し保管し、前記データサーバが、インターネットを経由してID及びパスワード認証によりアクセス可能なクライアントパソコンへ前記船舶諸情報を送信し、前記船舶諸情報に基づく主機等の予防保全のためのデータをクライアントパソコンから受信し、受信した前記予防保全のためのデータを船舶の船内パソコンに通信衛星を介して送信し、前記データサーバは、前記クライアントパソコンの画面に、前記船舶の定期通信時の最終データとなる位置情報を表示させる定期データ表示部と、指定された船舶の現在位置を表示させる現在データ表示部とを選択的にメニュー表示させ、前記データサーバは、前記定期データ表示部が選択された場合に、予め登録された全船舶の定期通信時の最終位置情報を記クライアントパソコンに送信する一方、前記現在データ表示部が選択された場合には、指定された船舶に自動的に接続してその時点での最新の位置情報を取得し前記船舶の現在位置情報を前記クライアントパソコンに送信することを特徴とする。
これにより、データの蓄積や管理を管理条件のよい陸上側に設置したデータサーバによって一括管理することができることにより、質の高いサービス、トラブルの迅速な対応等が可能となる上、データサーバのコンピュータでデータ検索する場合、インターネット経由で検索でき、複数の船舶管理会社がアクセスした場合でもパスワードによって自社の船舶のみの検索となるようにでき、かつ、インターネットのもつ双方向性を利用して船舶の予防保全を含む運航管理が船舶側に任せることなく陸側から容易にできる。
更にデータサーバは、クライアントパソコンからの指定された間隔で定期的に船内パソコンにて収録された船舶諸情報を収録するので、データ収録周期を任意に設定できるのでデータ管理、その後の予防保全が容易になる上に、機関部諸元データの他に船舶位置データを含む船舶諸情報をサーバパソコンに収録することにより、最終的には通信衛星を介して機関部諸元データの他に船舶の位置や船速、進行方向などがデータサーバに収録され、陸側からいつでもこれらデータ(機関部状況を含めた運行状況)を閲覧できる。そして、更にこれに加えて、データサーバは、船舶位置情報に関して、船舶の定期通信時の最終データとなる位置情報を表示させる定期データ表示部と、指定された船舶の現在位置を表示させる現在データ表示部とを選択的にクライアント画面にメニュー表示させているので、位置情報の要求精度と通信コストとを比較考慮して両者を使い分けることができ、利便性が向上する。
前記システム管理会社が利用するデータサーバは、前記船舶内の部品の点検および部品の交換に関するデータをメンテナンス管理のためのデータとして保持し、該データに基づく船舶のメンテナンス指示情報を所定の船社のクライアントパソコンへ送信して点検/交換時期を事前に船社に通知し、該メンテナンス指示情報を船内パソコンに送信し、該メンテナンス指示情報に基づくメンテナンス実施結果のデータを船内パソコンから受信し、次回メンテナンス予定を自動的に更新してもよい。
これにより、陸側から船内のメンテナンスを遠隔的に行うことができるようになる。かつ、メンテナンス指示情報は事前に船社に通知されるようになっているので、メンテナンス指示情報を船内パソコンに送信する前に船社に点検/交換時期について変更がないかの確認を取ることができ、より的確なメンテナンスを行うことが可能となる。
前記メンテナンス管理のためのデータはメンテナンスに必要な予備品データを含み、前記システム管理会社が利用するデータサーバは、前記メンテナンス実施結果のデータ及び前記予備品データに基づき、最低在庫数より少なくなった予備品情報および/または買入要求を前記クライアントパソコンに送信してもよい。
これにより、当該メンテナンス対象物の点検に必要な部品が即座にわかるので、点検作業者はこれに従って船倉庫から予備品を取り出して現場へもっていけばよいと共に、陸側から遠隔的に船内の予備品管理が可能となる。また、予備品情報を陸上側で管理し、在庫不足品の買入要求票を自動発行またメンテナンス管理とリンクすれば、各メンテナンスでの予備品使用数の管理が可能となる。
陸側のシステム管理会社が利用するデータサーバは、前記クライアントパソコンから指定された船舶における少なくとも主機のトレンドグラフをインターネットを経由して前記クライアントパソコンに表示可能に主機の運転状況データを送信し、更に前記トレンドグラフの諸元データと予め予測された性能曲線をインターネットを経由して前記クライアントパソコンに表示し状況を把握可能に送信するのがよい
さらに、陸側のシステム管理会社が利用するデータサーバは、クライアントパソコンの地図上に表示可能に、指定された船舶の現在の位置およびその軌跡情報を送信するようにしてもよい。
陸側のシステム管理会社が利用するデータサーバが、船内パソコンからアブログデータを受信するようにしておけば、陸側から随時閲覧でき、またデータの入力およびその修正時の手間が省ける。
上記本願発明によれば、データの蓄積や管理を管理条件のよい陸側のシステム管理会社が利用するデータサーバによって一括管理することができることにより、質の高いサービス、トラブルの迅速な対応等が可能となる。
また、データサーバのコンピュータへデータ検索する場合、インターネット経由で検索でき、複数の船舶管理会社がアクセスした場合でもパスワードによって自社の船舶のみの検索となるようにできる。また、インターネットのもつ双方向性を利用して船舶の予防保全を含む運航管理が船舶側に任せることなく陸側から容易にできる。各通信を全て暗号化されたデータで通信するようにすれば、万が一データが漏れた場合にも安全である。
さらに、データサーバは、船舶の定期通信時の最終データとなる位置情報を表示させる定期データ表示部と、指定された船舶の現在位置を表示させる現在データ表示部とを選択的にクライアント画面にメニュー表示させているので、位置情報の要求精度と通信コストとを比較考慮して両者を使い分けることができ、クライアント側の利便性が向上する。
以下、本願発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本願の全体システム構成を示す。全体構成は大きく分けて船舶側システムと陸上側システムからなる。
船舶側には、本船内にパーソナルコンピュータ(船内パソコン)1が設けられており、これにはCRT,LCD等(表示装置)1a、キーボード(入力手段)1b、モデム(通信手段)1c、CPU(中央演算処理装置)1d、ハードディスク(記憶手段)1eなどが備えられている。
本船の位置などの情報、例えば本船の船速、方位、進行方向、船位等の船舶情報をGPS衛星2で追尾し、かかる船舶情報を船内GPS3で受信して自動的に船内パソコン1に収録する。また、機関部のデータロガ4で主機や補機類の運転状態データ(諸元データ)が収録されて、そのデータがインタフェース5を介して船内パソコン1に、陸上の船社側で設定した周期で、自動的に取り込まれて収録されるようになっている。
さらに存在する場合には、甲板部のデータ、例えばタンク内の液面、居住区の冷凍/冷蔵庫の温度などの諸データが船内パソコン1に自動的に収録されるようになっている。また、入力手段1bを通じて船舶のAbstraction Logbook(以下「アブログ」という)データが手入力されて船内パソコン1に電子データとして収録されるようにもなっている。
船内パソコン1に収録された船舶の諸情報は、デジタル化されたうえで圧縮されてモデム回線を通じて通信衛星6を経由して陸上側に送信され、情報を一括保存管理する会社(システム管理会社)7に備えてあるデータサーバ8に自動的に送信され収録・保管されるようになっている。
クライアントパソコン(操作端末機)10には、後述するようにデータサーバ8のデータをインターネット経由で取り込んで解析や検索処理などができる種々のメニューが用意されている。
一方、陸上側には、あらかじめシステム管理会社7のデータサーバ8に複数の船舶管理会社(以下「船社」ともいう)9が登録されており、各船社9にはID、パスワードが付与され、上記メニューが陸側から閲覧できるようになっている。この場合、パスワードにより当該船社9が登録している自船のみのデータしか閲覧できないようになっている。
各船社9にはクライアントパソコン(操作端末機)10が設置されている。このクライアントパソコン10はインターネットサービスプロバイダ(ISP)11に電話回線、専用回線などにより接続され、インターネットのワールドワイドウエブ(WWW)を介して前記システム管理会社7のデータサーバに接続されるようになっている。つまり、各クライアントパソコン10にインストールされているブラウザを起動して、入力されたID、パスワードが認証されると、インターネットゾーンを介してシステム管理会社7のデータサーバ8にアクセスでき、その中の情報を陸上(各船社)側から必要な時にいつでも閲覧することができるようになっている。データサーバのコンピュータでデータ検索する場合、インターネット経由で検索でき、複数の船舶管理会社がアクセスした場合でもパスワードによって自社の船舶のみの検索となるよう構成されている。
これにより、さまざまな船舶諸情報を基に陸上に存する船舶管理会社側の人間がその船舶の運行状況をはじめとして、主機や補機類の運転状態を把握してその異常をクライアントの経験やノウハウを加味して診断ソフトや予防保全ソフトによって的確に判断する。そして、その対応策を含めた判断結果をインターネットのもつ双方向性(インターラクティブ性)を利用してデータサーバ8、通信衛星を介して船内パソコン1へ通信して、かかるインストラクションを基に船側で主機を含めた船全体の保全予防を行うことができるものである。この保全予防には広義には後述の船のメンテナンス管理や予備品管理も含まれ、これらの管理も船社側にて行うシステムになっている。上記各通信は全て暗号化されたデータで行うようにしておけばセキュリティが確保できる。
陸上側の船舶管理会社側の人間がシステムを起動して一定の認証後にインターネットを経由してシステム管理会社7のデータサーバ8にアクセスすると、最初に図2(図6の左側にその処理画面を示す)のようなメインメニューSが表示され、トレンド(Trend)20、ポジション(Position)30、アブログ(航海実績)データ(Abstraction LogBook)40、船内メインテナンス管理(Maintenace)50、船内予備品管理(Spare)60について閲覧可能となっている。システム管理会社7は船内パソコンから取り込んできたかかる船舶諸情報に関するデータを一括管理し、データ解析用ソフトウエアを船社(クライアント)に提供するシステム管理会社であり、船社に代わってその委託を受けて当該船社所有の船舶の運航管理データを収録保管する会社である。
メインメニュー画面に示された各メニューの目的や意義を簡単に述べれば、まず、トレンド20では、あらかじめ設定したデータあるいは船社(クライアント)が指定した検索条件(船名、表示したい時刻、チャンネル番号)に基づいたデータをトレンドグラフ表示して主機類の保全予防に役立てる。また、必要時にその時点の諸元データ解析結果を表示する。
ポジション30では、船位置情報確認で、世界地図上に最新取得済み位置情報を各船毎に表示し、また、現在地を取得したい船舶についても別途表示可能になっている。
アブログデータ表示(航海実績データ)40では、船舶上で手入力した気象情報、機関部データなどの航海実績データを表示する。
船内メンテナンス管理50では、本船内の部品の点検日、交換時期をデータベース化し、陸上で管理する。各船舶には交換時期指示書を自動送信して、陸上側のデータベースでは、実施の有無を船舶から受け取り次回予定を自動的に更新する。
船内予備品管理60では、予備品情報を陸上側で管理し、在庫不足品の買入要求票を自動発行またメンテナンス管理とリンクし、各メンテナンスでの予備品使用数の管理を可能とする。なお、買入要求票は定型フォーム以外は船社(クライアント)要求がある場合には別途オプションにて作成できるようにしてある。
以下、処理画面に係る図も併せて参照しつつ具体的に上記の処理フローを説明する。
図2、図6(処理画面):システム起動とメインメニュー表示
船社側のクライアント(端末操作者)が端末機のスタートメニューからシステムを起動する。その際、船社(クライアント)が、IDとパスワードを入力してクライアント認証を行う。クライアント認証が一致しないとシステム起動エラーとなる。一致した場合、ダイヤルアップでサービスプロバイダ(ISP)に接続する。そして、インターネットを介して陸上側において船舶諸情報を提供するシステム管理会社7のコンピュータデータサーバ8にアクセスする(図1参照)。
そうすると、前述したように、クライアント端末機の表示部(CRT、LCD)に図6のようなメインメニュー画面が表示される。そこには、Trend(トレンド)、Position(ポジション)、Abstraction LogBook(アブログ:航海データ)、Maintenace(メンテナンス管理)およびSpare(予備品管理)の5つのメインメニューが用意されている。
図3、図6〜9(処理画面):トレンド機能
メインメニューSからトレンド20を選択(クリック)すると、図3、図6のような、Set Initial Data(初期データ設定)21、Default Trend(デフォルトトレンド)22よびSelect Trend(選択トレンド)23からなるトレンドメインメニューTが表示される。このトレンドメインメニューTから初期データ設定21をクリックして選択すると、船のデータ(SELECT SHIP DATA)が表示される(21a)。この表では、SELECT欄、船名、船種、接続IDが表示され、SELECT欄の□をクリックして、クライアントが常時見たい船を指定する。さらに、詳細設定ボタン21bを選択すると、チャンネル設定(Set Channel)21cとショップデータ設定(Set Shop Data)21dのボックスを含んだ詳細(Details)メニューが表示される。
図3,図7の詳細メニューで、チャンネル設定21cを選択すると、SET CHANNEL DATAの表が表示されるので、チャンネルグラフレンジを設定でき、1つのグラフには最大6チャンネル、1つの画面には最大3つのグラフを表示できる。また、ショップデータ設定21dを選択すると、SET SHOP DATAの表が表示される。これにより指定した船のShopテストのデータを設定できる。
図3、図8(処理画面)におけるトレンドメインメニューTからデフォルトトレンド22を選択すると、初期設定(Set Initial Data)21で設定したデータ(TIME時間ベースで表示したトレンドグラフ)が表示される(22b)。このグラフの右上のPerformanceを選択する(22c)と諸元データ解析のための主機負荷(ENG.LOAD)ベースで表示したグラフ(標準データとしての主機諸元に係る性能曲線)が表示され(22d)、主機の現在の運転状況のデータを確認できる。つまり、標準データとしてのあらかじめ予測された主機負荷ベースで表示した性能曲線(例えば陸上試験成績に基づくもの)上に現データをプロットして状況を把握できるようになっており、標準データ(例えば陸上試験成績)との偏差で警報を陸上の管理会社に連絡することにより(22e)、機関の予防保全が可能になっている。例えば、ここでは予測された性能曲線として、ターボチャージャに入口温度、排ガス温度、掃気管温度、爆発最大圧力、圧縮最大圧力、燃料投入量、軸回転数などが表示されている。
図3,図9(処理画面)で、トレンドメインメニューTからトレンド選択23を選択するとその時に見たいデータを選択できる。つまり、抽出条件(船、開始、終了時刻)を入力して(23a)、SET TREND DATA を表示させ、ここでチャンネル、グラフレンジを設定し(23b)、OKボタンをクリックし、前述したトレンドグラフを表示する(23c)。後の操作は前述した通りである。
図4、図10(処理画面):船舶位置表示機能
図10のメインメニューSからポジション(Position)を選択すると、船舶位置表示メインメニューPが表示され、ここには、船舶データ(Ship Data)31,定期データ表示32(Regular Position)および現在データ表示(Demand Position)33のメニューが表示される。Ship Data31のメニューで船名や船種などの船情報設定を選択して(31a)、Regular Position32メニューの選択により全ての船の定期通信時の最終データを表示したり(32a)、範囲指定(32b)により拡大表示したり(32c)でき、マウスで指定した船舶の船名、船番号、船の種類、日時、経度、緯度を表示することもできる。更に、Demand Position33のメニューの選択により、選択した船舶に自動的に接続して位置情報を取得して船の現在位置を表示することができ、指定した船のその時点での最新データを表示することができる(33a)。
図4,図13(処理画面):アブログ(航海実績)データ表示機能
メインメニューSからAbstruction Log Book30を選択し、抽出条件(船、開始、終了時刻)を設定して(40a)の航海実績データを表示させる(40b)。これらのデータは船舶側において、船長が1日1回船内パソコンから電子データとして手入力したものである。電子データとして入力できるから、従来のようにタイプライタで打入力することもなく、タイプミスにより打ち直しをする作業から解放される。
これにより、気温、天候などの気象情報、および機関部などの航海実績データ管理が容易となり、クライアント側に必要なデータを一覧で表示できるとともに、クライアント側に必要なデータをアブログデータから算出/出力できる。
図5、図14〜17(処理画面):メンテナンス機能
各船毎に部品、機械などの情報を陸上側管理サーバマシンで一括管理するもので、点検時期、交換時期の期限がきたものは、事前に船側に指示書を自動送信し、点検、交換期限切れ一週間(クライアント側で設定可能)以上経過したものに対してはアラームメッセージを出力する。必要な時にメンテナンス箇所一覧など帳票出力が可能で、メンテナンス実施時に後述する予備品管理機能とリンクすれば予備品在庫数を更新することができる。
図14の表示画面において、メインメニューSからメインテナンス管理(Maintenace)を選択すると、メンテナンス管理メインメニューMが表示され、ここには、Maintenace(メンテナンス)51,Dead-Line(点検交換時期)52,Time-Limit(期限切れ)53の3つのメニューが用意されている。
まず、Maintenace52メニューを選択して、表示したい船を選択すると、図15のような、メインテナンス管理表51bが表示され、メインテナンスの対象となる事項(ITEM DATA)がリストアップされる。例えばフィードウオータポンプ(FEED WATER PUMP)について点検情報(設置年月日や前回の予定と実際の点検日、次回の点検日を含むスケジュールなどが表示される。
そして次に、Spare(予備品)ボタンを選択すれば(51b)、メンテナンス情報として当該ポンプのみの点検に必要な予備品データ(型式、ストック数、使用数が登録)が表示されるようになっている。ここで、予備品データの使用状況を登録することができる(51c)。これにより、当該ポンプの点検に必要な部品が即座にわかるので、点検作業者はこれに従って船倉庫から予備品を取り出して現場へもっていけばよい。メンテナンス実施時に、後述の予備品管理とリンクして予備品在庫数を更新することができる。
次に、Dead-Line(点検交換時期)52を選択すれば、図16のような点検/交換すべき部品のリストとその点検/交換時期が表示される(52a)。これに基づく指示書が所定の船社の端末機へ出力され(52b)、これにより、点検/交換時期を事前に船社に通知できる。
また,Time-Limit(期限切れ)53を選択すれば、図17のような点検/交換の期限切れの部品のリストが表示される(53a)。その場合、警告音とともに「交換してください」の警告メッセージが同時に表示されるようになっている(53b)。
図5,図18(処理画面):予備品管理機能
この機能は、各船舶の予備品数を陸上側で管理するための機能であり、最低在庫数より少なくなった予備品情報を連絡したり、自動的に定型フォーマット買入要求票を作成して船社に提供するものである。そのため、メインメニューから予備品管理(Spare)を選択し、図18の予備品リストを表示させ、ストック数と使用数とを比較して最低在庫数(クライアント設定可)より少なくなった予備品があれば、その不足品を注文するよう買入要求票を自動的に作成するものである。
なお、予防保全のため、取得したデータを機器メーカに送付し、機器性能を定期的に診断することも可能である。
モバイル対応として、社外からでも携帯端末に接続したノートパソコンを使用してシステムを起動して上記と同じ要領でシステム管理会社のデータサーバにアクセスしてデータを閲覧できる。
本願発明は、船舶の諸情報を陸側のシステム管理会社が利用するデータサーバで一括管理することのできるシステムであり、船舶の運航や予防保全を行う方法およびそのシステムに適用できる。
本願発明の全体システム構成図である。 本願発明のシステムフローの一部を示す図であり、システム管理会社の提供するコンテンツのメインメニューを主に示す。 本願発明のシステムフローの一部を示す図であり、トレンドメインメニューを主に示す。 本願発明のシステムフローの一部を示す図であり、船舶位置表示メニューを主に示す。 本願発明のシステムフローの一部を示す図であり、メンテナンス管理メインメニューを主に示す。 本願発明のシステムフローの一部に対応した処理画面であり、トレンド選択におけるトレンドメインメニューおよび初期データ設定の画面を示す。 同トレンドの初期データ設定におけるトレンドの詳細(Details)メニュー、Channel選択画面およびSHOP Data選択画面を示す。 同トレンドのデフォルト設定データ表示の画面を示す。 同トレンドの選択データ表示の画面を示す。 同船舶位置選択における船舶情報設定の画面を示す。 同船舶位置表示における定期データ表示の画面を示す。 同船舶位置表示における現在データ表示の画面を示す。 本願発明のシステムフローの一部に対応した処理画面であり、航海実績データ表示の画面を示す。 本願発明のシステムフローの一部に対応した処理画面であり、メンテナンス管理メインメニューの画面を示す。 同メンテナンス管理の管理データの処理画面を示す。 同メンテナンス管理の予備品のデッドラインの処理画面を示す。 同メンテナンス管理の期限切れ予備品の処理画面を示す。 本願発明のシステムフローの一部に対応した処理画面であり、予備品管理の画面を示す。
符号の説明
1…船内パソコン
2…GPS
4…データロガー
6…通信衛星
7…システム管理会社
8…データサーバ
9…船舶管理会社(船社)
10…クライアントパソコン
S…メインメニュー
T…トレンドメインメニュー
P…船舶位置表示メインメニュー
M…メンテナンス管理メインメニュー
20…トレンド(Trend)
30…ポジション(Position)
40…航海データ(Abstraction LogBook)
50…メンテナンス管理(Maintenace)
60…予備品管理(Spare)

Claims (6)

  1. 陸側のシステム管理会社が利用するデータサーバが、船舶の船内パソコンに前記データサーバを介してクライアントパソコンからの指定された間隔で定期的に収録された、前記船舶の機関部の諸元データを、船舶位置データを含めて、船舶諸情報として受信し保管し、
    前記データサーバが、インターネットを経由してID及びパスワード認証によりアクセス可能なクライアントパソコンへ前記船舶諸情報を送信し、前記船舶諸情報に基づく主機等の予防保全のためのデータをクライアントパソコンから受信し、受信した前記予防保全のためのデータを船舶の船内パソコンに通信衛星を介して送信し、
    前記データサーバは、前記クライアントパソコンの画面に、前記船舶の定期通信時の最終データとなる位置情報を地図上で表示させる定期データ表示部と、指定された船舶の現在位置を地図上で表示させる現在データ表示部とを選択的にメニュー表示させ、
    前記データサーバは、前記定期データ表示部が選択された場合に、予め登録された全船舶の定期通信時の最終位置情報を記クライアントパソコンに送信する一方、前記現在データ表示部が選択された場合には、指定された船舶に自動的に接続してその時点での最新の位置情報を取得し前記船舶の現在位置情報を前記クライアントパソコンに送信することを特徴とする船舶の運航管理方法。
  2. 前記システム管理会社が利用するデータサーバは、前記船舶内の部品の点検および部品の交換に関するデータをメンテナンス管理のためのデータとして保持し、
    該データに基づく船舶のメンテナンス指示情報を所定の船社のクライアントパソコンへ送信して点検/交換時期を事前に船社に通知し、
    該メンテナンス指示情報を船内パソコンに送信し、該メンテナンス指示情報に基づくメンテナンス実施結果のデータを船内パソコンから受信し、次回メンテナンス予定を自動的に更新することを特徴とした請求項1記載の船舶の運航管理方法。
  3. 前記メンテナンス管理のためのデータはメンテナンスに必要な予備品データを含み、前記システム管理会社が利用するデータサーバは、前記メンテナンス実施結果のデータ及び前記予備品データに基づき、最低在庫数より少なくなった予備品情報および/または買入要求を前記クライアントパソコンに送信することを特徴とする請求項記載の船舶の運航管理方法。
  4. 前記システム管理会社が利用するデータサーバは、前記クライアントパソコンから指定された船舶における少なくとも主機のトレンドグラフをインターネットを経由して前記クライアントパソコンに表示可能に主機の運転状況データを送信し、
    更に前記トレンドグラフの諸元データと予め予測された性能曲線をインターネットを経由して前記クライアントパソコンに表示し状況を把握可能に送信することを特徴とする請求項1〜3いずれか1項に記載の船舶の運航管理方法。
  5. 前記システム管理会社が利用するデータサーバは、前記クライアントパソコンの地図上に表示可能に、指定された船舶の現在の位置およびその軌跡情報を送信することを特徴とする請求項1〜いずれか1項に記載の船舶の運航管理方法。
  6. 前記システム管理会社が利用するデータサーバは、前記船内パソコンからアブログデータを受信することを特徴とする請求項1〜いずれか1項に記載の船舶の運航管理方法。
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