JP2004109299A - カメラのレンズ鏡胴 - Google Patents
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Abstract
【課題】ヘリコイドねじによるレンズ繰り出し機構を備え、電子カメラにも装備することができるレンズ鏡胴を提供すること。
【解決手段】固定枠11内面の後半部分には移動枠12を所定のリ−ドでねじ送りする第1のヘリコイド部16と、この前半部分にはねじ送りせずに移動枠12の回転を許容する第2のヘリコイド部17とを設け、収納位置と撮影可能位置の間では第1のヘリコイド部16のねじ送りにより移動枠12を移動させ、撮影可能位置では第2のヘリコイド部17により移動枠12を回転させてズ−ミングする構成となっている。
【選択図】 図1
【解決手段】固定枠11内面の後半部分には移動枠12を所定のリ−ドでねじ送りする第1のヘリコイド部16と、この前半部分にはねじ送りせずに移動枠12の回転を許容する第2のヘリコイド部17とを設け、収納位置と撮影可能位置の間では第1のヘリコイド部16のねじ送りにより移動枠12を移動させ、撮影可能位置では第2のヘリコイド部17により移動枠12を回転させてズ−ミングする構成となっている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電子カメラ(デジタルカメラ)、ビデオカメラ、複写機などの光学機器に用いるレンズ鏡胴に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のコンパクトデジタルカメラのレンズ鏡胴は、カム溝とカムフォロアピンからなるレンズ繰り出し機構を備えたものが多い。
つまり、カム枠を電動回転させ、このカム枠のカム溝に連動するカムフォロアピンによってレンズ支持枠を光軸方向に移動させ、ズ−ミングし、また、フォ−カシングする構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記したようなカム溝とカムフォロアピンを使用するレンズ繰り出し機構は、各レンズを任意の曲線にしたがう移動距離に定めることができて有利ではあるが、カムフォロアピンがカム溝から外れることがあると言う問題がある。
【0004】
カム溝はカム枠周囲の3等分位置に設けられ、また、カムフォロアピンも各々のカム溝に突入させるようにしてレンズ支持枠周囲の3等分位置に設けられてはいるが、各々のカムフォロアピンはカム溝に対し所定の機械的遊びを設けるために、この機械的遊びの分だけレンズ支持枠が傾くことがある。
この結果、レンズ支持枠に支持させたレンズが傾きレンズ解像度が低下すると言う問題がある。
また、カメラ本体やレンズ鏡胴に外部から衝撃が加わったり、静的圧力など作用することによりカムフォロアピンがカム溝から外れ、カメラ故障となることがある。
【0005】
このような問題を解決するため、銀塩フイルムカメラのレンズ鏡胴に備えられているようなヘリコイドねじを利用したレンズ繰り出し機構を取り入れることが提案されている。
ヘリコイドねじを利用したレンズ繰り出し機構は、固定枠とレンズ支持枠のねじ嵌合を長くすることができるので、レンズ支持枠の傾きや、カムフォロアピンの脱係などの問題がなく有利であるが、しかし、ヘリコイドねじは一定のリ−ドでレンズ移動することになるため、デジタルカメラのレンズ鏡胴には適さないと言う問題がある。
【0006】
すなわち、デジタルカメラのレンズ鏡胴では、第1群レンズが非直線的な移動となるために、ヘリコイドねじによって直線的に一旦ねじ送りした後、カム機構を利用して補正移動すると言う第1群レンズの補正手段が必要になる。
【0007】
この結果、第1群レンズの補正移動を伴うためレンズ移動効率が低下し、また、カム機構による補正手段を備えるために鏡胴構成が複雑化すると言う問題があり、デジタルカメラにはヘリコイドねじによるレンズ繰り出し機構が採用されていない場合が多い。
【0008】
本発明は上記した実情にかんがみ、デジタルカメラについても備えることができるヘリコイドねじを利用したレンズ繰り出し機構を採用したレンズ鏡胴を提供することを主な目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するため、本発明では、第1の発明として、固定枠にヘリコイドねじ螺合させた移動枠と、この移動枠の回転下に光軸方向に移動させるレンズ支持枠とを備えたレンズ鏡胴において、上記固定枠には、移動枠を所定のリ−ドでねじ送りする第1のヘリコイド部と、この第1のヘリコイド部に連通させ、移動枠をねじ送りさせずに回転を許容する第2のヘリコイド部とを設けたことを特徴とするレンズ鏡胴を提案する。
【0010】
この第1の発明のレンズ鏡胴は、移動枠を回転駆動すると、この移動枠が第1のヘリコイド部によってねじ送りされて繰り出される。
そして、第1のヘリコイドねじ部から第2のヘリコイドねじ部に移行することにより、移動枠が非移動状態で回転可能となる。
したがって、移動枠の回転下にレンズ保持枠を連動させて光軸方向に移動させることができる。
【0011】
このように構成したレンズ鏡胴は、ヘリコイドねじを利用したレンズ繰り出し機構となるので、従来のデジタルカメラのように、カムフォロアピンがカム溝から外れてカメラ故障となるようなおそれがない。
【0012】
また、このレンズ鏡胴は、固定枠と移動枠とがヘリコイドねじ螺合されているので、外部衝撃に強く、また、固定枠はヘリコイドねじが補強リブの役目を果たし高強度となる他、ヘリコイドねじ螺合部で外部から入射する光を遮光することができるなどの機能、つまり、ヘリコイドねじによるレンズ繰り出し機構の優れた機能を備えたものとなる。
【0013】
第2の発明としては、上記したレンズ鏡胴において、収納位置と撮影可能位置の間は第1のヘリコイド部によって移動枠を移動させ、ズ−ミングでは第2のヘリコイド部で移動枠を回転させる沈胴型カメラのズ−ムレンズ鏡胴として構成したことを特徴とするレンズ鏡胴を提案する。
【0014】
この第2の発明は、沈胴型カメラのズ−ムレンズ鏡胴として構成したものである。
このレンズ鏡胴は、収納された移動枠を回転させると、第1のヘリコイド部によるねじ送りによって撮影可能位置に繰り出される。
【0015】
移動枠が撮影可能位置に繰り出されることによって、第1のヘリコイド部材から第2のヘリコイド部に移行し、移動枠がそれ以上に繰り出されずに回転可能となる。
したがって、ズ−ミング操作にしたがって移動枠を回転させれば、レンズ支持枠が移動枠の回転に連動されて光軸方向に移動し、ズ−ミングの撮影が可能になる。
【0016】
なお、移動枠とレンズ支持枠との連動構成は第3の発明のようにカム連動或いはヘリコイドねじ送り連動とすることができる。
具体的には、電子カメラのレンズ鏡胴は、レンズ支持枠のカムフォロアピンを移動枠のカム溝に突入させるカム機構として構成し、銀塩フイルムカメラのレンズ鏡胴はレンズ支持枠を移動枠にヘリコイドねじによって螺合させる。
なお、この場合、レンズ支持枠を非回動に保持し移動枠の回転によってねじ送りされるように構成する。
【0017】
第4の発明は、上記した第1、第2の発明において、第1のヘリコイド部は固定枠内面に設けた雌ヘリコイドねじとして形成し、第2のヘリコイド部は移動枠を非移動下にして回転自在に保持する固定枠内面の回転軸受面として形成したことを特徴とするレンズ鏡胴を提案する。
この第4の発明は、第1、第2のヘリコイド部の構成例である。
【0018】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について図面に沿って説明する。
図1は沈胴型の電子カメラ(デジタルカメラ)に備えるズ−ムレンズ鏡胴を示す断面図である。
なお、図1はレンズ鏡胴がカメラ本体に収納された状態を示す。
【0019】
図1において、11は固定枠、12は移動枠、13は第1レンズ支持枠、14は第2レンズ支持枠、15は光電変換ユニットを示す。
固定枠11は、カメラ本体内に固定して設備する枠体で、この固定枠11の内面には、第1のヘリコイド部16と第2のヘリコイド部17とが設けられてあり、さらに、第1、第2レンズ支持枠13、14を非回動で移動させるためのキ−溝11aが形成してある。
【0020】
また、この固定枠11の一部に形成した窓孔には、長手方向を光軸方向に向けた長尺のアイドルギヤ18が軸支してあり、このアイドルギヤ18をモ−タ駆動して移動枠12を連動回転するようにしてある。
【0021】
図2は上記した固定枠11の内面を示した展開図であり、この図から分かるように、固定枠11内面の後側部Aには第1のヘリコイド部16として凹ヘリコイドねじが形成してあり、また、その前側部Bにはヘリコイドねじのない第2のヘリコイド部17が形成してある。
【0022】
すなわち、第1のヘリコイド部16は、所定のリ−ド角(回転角)をもった二条凹部のヘリコイドねじ16a1、16a2、16a3として形成し、これらヘリコイドねじを固定枠11内周面の3等分位置に設けてある。
なお、ヘリコイドねじ16a1については、さらに三条凹部のヘリコイドねじ16a4が増設してあるが、このことについては後述する。
【0023】
また、第2のヘリコイド部17は、固定枠11先端の内面周囲に形成した規制凸部17aと、ヘリコイドねじ16a1、16a2、16a3の境界凸部を延設した規制凸部17bと、第1のヘリコイド部16と第2のヘリコイド部17との境界凸部として設けた規制凸部17cとで形成してあり、これら規制凸部17a、17b、17cで囲まれる範囲で移動枠12の回転を許容する構成としてある。
具体的には、第2のヘリコイド部17は移動枠12の回転軸受面となっている。
【0024】
一方、移動枠12は、図1に示すように、固定枠11の内面側に設けた枠体で、これには後端部分の外周に形成した凸状のヘリコイドねじ19と、その内面に形成した第1カム溝20と第2カム溝21とが設けてある。
【0025】
図4は移動枠12の正面図(図1において左側から見た図)、図5は移動枠12の側面図である。
これら図面から分かる通り、移動枠12の後端部外周には凸状のヘリコイドねじ19が設けてあるが、これらヘリコイドねじ19は外周の3等分位置に設けたヘリコイド19a1、19a2、19a3とより形成してある。
【0026】
図3は上記移動枠12のヘリコイドねじ19a1、19a2、19a3を示した外面展開図で、この図より分かるように、各々のヘリコイドねじ19a1、19a2、19a3は二条の凸状ねじとして形成してある。
ただし、ヘリコイドねじ19a1については三条の短形のヘリコイドねじ19a4を増設すると共に、これらヘリコイドねじ19a1、19a4に平歯車を形成し、この平歯車に上記したアイドルギヤ18を噛合させるようになっている。
【0027】
今少し詳述すれば、ヘリコイドねじ19a4を増設してヘリコイドねじ19a1、19a4に平歯車を形成するようにして移動枠12の回転駆動範囲を拡長する構成としてある。
【0028】
上記のように構成した移動枠12は、ヘリコイドねじ19a1、19a2、19a3を固定枠11のヘリコイドねじ16a1、16a2、16a3に嵌入させ、ヘリコイドねじ19a4を固定枠11のヘリコイドねじ16a4に嵌入させるようにしてヘリコイドねじ螺合させる。
【0029】
第1レンズ支持枠13は第1群レンズL1を支持させるもので、その支持枠13に設けたカムフォロアピン22が移動枠12の第1カム溝20に突入している。
第2レンズ支持枠14は第2群レンズL2を支持させるもので、その支持枠14に設けたカムフォロアピン23が移動枠12の第2カム溝21に突入している。
【0030】
すなわち、第1レンズ支持枠13と第2レンズ支持枠14が移動枠12の第1、第2カム溝に連動され、移動枠12の移動と回転にしたがって光軸方向に移動する。
【0031】
なお、第1レンズ支持枠13と第2レンズ支持枠14はガイド枠24によって非回動に保持される。
ガイド枠24は、その一部に設けたキ−24aが固定枠11のキ−溝11aに突入し非回動を保持し、また、ガイド枠24は移動枠12の回転を許容するようにして当該移動枠12の後端部に取付けてある。
【0032】
光電変換ユニット15は、CCD25、ロ−パスフィルタ26、フォ−カスレンズL3などから構成してある。
また、フォ−カスレンズL3はレンズ支持枠27を介してリ−ドスクリュ28とガイド軸29とに支持させてある。
すなわち、レンズ支持枠27に設けたナット30をステッピングモ−タ31によって回転するリ−ドスクリュ28によってねじ送りすることで、フォ−カスレンズL3を光軸方向に移動させフォ−カシングするようにしてある。
なお、フォ−カスレンズL3はズ−ミングによっても移動する。
【0033】
その他、図1に示した参照符号32はシャッタ、33はシャッタ駆動ユニットを示し、これらは第2レンズ支持枠14に備えてある。
【0034】
上記のように構成したズ−ムレンズ鏡胴は、移動枠12を固定枠11の第1のヘリコイド部16でねじ送りすることによって、この移動枠12を収納位置から撮影可能位置に繰り出し、また、その逆に収納位置に繰り入れる構成としてある。
【0035】
また、移動枠12を撮影可能位置に繰り出したとき、第1のヘリコイド部16から第2のヘリコイド部17に移り、この撮影可能位置で移動枠12を回転させてズ−ミングする構成としてある。
【0036】
したがって、レンズ鏡胴が図1にに示した収納位置にある状態でアイドルギヤ18をモ−タ駆動すると、移動枠12のヘリコイドねじ19a1、19a4がアイドルギヤ18によって回転駆動されるため、移動枠12が第1のヘリコイド部16によりねじ送りされて繰り出される。
【0037】
そして、移動枠12が撮影可能位置に繰り出されると、移動枠12のヘリコイドねじ19が第2のヘリコイド部17に進むため、移動枠12はそれ以上進出しない。
なお、このように移動枠12が撮影可能位置に繰り出されるときは、この移動枠12の回転に伴って第1、第2レンズ支持枠13、14がカム送りされるため、第1群レンズL1、第2群レンズL2も変位して撮影可能状態となる。
【0038】
図6(A)、(B)はこのように移動枠12が繰り出されるときの固定枠11のヘリコイド部16と移動枠12のヘリコイドねじ19の動作状態を示す。
【0039】
ヘリコイドねじ19が第2のヘリコイド部17に進むと、ヘリコイドねじ19が規制凸部17aに当接して移動枠12の進出が禁止されて回転のみが可能になる。
すなわち、移動枠12のヘリコイド部16が、図6(C)に示したように、第2のヘリコイド部17を回動する。
【0040】
移動枠12を撮影可能位置に移動させた後、アイドルギヤ18をズ−ミング操作にしたがってモ−タ駆動させると、移動枠12の回転に伴って第1、第2レンズ支持枠13、14がカム機構(カム溝20、21、カムフォロアピン22、23)によって光軸方向に移動してズ−ミングが行なわれる。
【0041】
図7はこのようにズ−ミングされるズ−ムレンズ鏡胴の動作を示し、下半部分はTele(望遠)、上半部分はWide(広角)の動作状態を示す。
なお、第1、第2レンズ支持枠13、14の移動は第1、第2カム溝20、21の軌道によって定まるから、第1、第2カム溝20、21の軌道を変えることによって任意に定めることができる。
【0042】
したがって、図8に一例として示すように、ズ−ミングにしたがい第1群レンズL1を非直線的に変位させ、第2群レンズL2を直線的に変位させることができる。
【0043】
また、レンズ鏡胴を収納させる場合は、アイドルギヤ18を上記とは逆方向にモ−タ駆動することにより、移動枠12が上記とは逆方向に回転することから、ヘリコイドねじ19が図6(C)、図6(B)、図6(A)の順にねじ送りされ、図1に示す収納状態となる。
【0044】
以上、一実施形態について説明したが、第1、第2ヘリコイド部16、17の間で移り変わる移動枠12のヘリコイドねじ19の動作を円滑化するため、第2のヘリコイド部17の角部Pと、移動枠12のヘリコイドねじ19a1の角部Xとを湾曲状に丸目形成することが好ましい。
【0045】
また、本発明の実施に際しては、固定枠11のヘリコイドねじ16a1〜16a4と移動枠12のヘリコイドねじ19a1〜19a4のねじ条数は必要に応じて増減することができ、また、ヘリコイドねじ16a2、16a3にヘリコイド16a4を増設したり、同様に移動枠12のヘリコイド19a2、19a3にヘリコイドねじ19a4を増設させることもできる。
また、アイドルギヤ18はモ−タ駆動するものに限らず、手動操作に連動させて回転駆動させるようにすることができる。
【0046】
さらに、第1、第2レンズ支持枠13、14を移動枠12とヘリコイドねじ螺合させてもよい。
この場合、第1、第2レンズ支持枠13、14が直線的な移動となるので、銀塩フイルムカメラなどのレンズ鏡胴として実施することができる。
【0047】
【発明の効果】
上記した通り、本発明によれば、ヘリコイドねじ機構を採用しながら第1群レンズを非直線的に移動させることができるので、電子カメラにも装備することができるヘリコイドねじ送りのレンズ鏡胴の提供が可能になる。
【0048】
また、一定距離繰り出した移動枠を回転させてズ−ミングすることができるので、突出長さを少なくすることができるレンズ鏡胴となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した沈胴型デジタルカメラのズ−ムレンズ鏡胴を示す断面図である。
【図2】上記ズ−ムレンズ鏡胴に備えた固定枠のヘリコイド部を示した内面展開図である。
【図3】上記ズ−ムレンズ鏡胴に備えた移動枠のヘリコイドねじを示した外面展開図である。
【図4】上記移動枠の正面図である。
【図5】上記移動枠の側面図である。
【図6】上記した固定枠のヘリコイド部と移動枠のヘリコイドねじの螺合状態を示した動作説明である。
【図7】上記したズ−ムレンズ鏡胴のズ−ム動作を示した図1同様の断面図図である。
【図8】上記したズ−ムレンズ鏡胴の第1群レンズと第2群レンズの移動状態を示した動作説明図である。
【符号の説明】
11 固定枠
11a キ−溝
12 移動枠
13 第1レンズ支持枠
14 第2レンズ支持枠
15 光電変換ユニット
16 第1のヘリコイド部
17 第2のヘリコイド部
18 アイドルギヤ
19 ヘリコイドねじ
20 第1カム溝
21 第2カム溝
22、23 カムフォロアピン
24 ガイド枠
【発明の属する技術分野】
この発明は、電子カメラ(デジタルカメラ)、ビデオカメラ、複写機などの光学機器に用いるレンズ鏡胴に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のコンパクトデジタルカメラのレンズ鏡胴は、カム溝とカムフォロアピンからなるレンズ繰り出し機構を備えたものが多い。
つまり、カム枠を電動回転させ、このカム枠のカム溝に連動するカムフォロアピンによってレンズ支持枠を光軸方向に移動させ、ズ−ミングし、また、フォ−カシングする構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記したようなカム溝とカムフォロアピンを使用するレンズ繰り出し機構は、各レンズを任意の曲線にしたがう移動距離に定めることができて有利ではあるが、カムフォロアピンがカム溝から外れることがあると言う問題がある。
【0004】
カム溝はカム枠周囲の3等分位置に設けられ、また、カムフォロアピンも各々のカム溝に突入させるようにしてレンズ支持枠周囲の3等分位置に設けられてはいるが、各々のカムフォロアピンはカム溝に対し所定の機械的遊びを設けるために、この機械的遊びの分だけレンズ支持枠が傾くことがある。
この結果、レンズ支持枠に支持させたレンズが傾きレンズ解像度が低下すると言う問題がある。
また、カメラ本体やレンズ鏡胴に外部から衝撃が加わったり、静的圧力など作用することによりカムフォロアピンがカム溝から外れ、カメラ故障となることがある。
【0005】
このような問題を解決するため、銀塩フイルムカメラのレンズ鏡胴に備えられているようなヘリコイドねじを利用したレンズ繰り出し機構を取り入れることが提案されている。
ヘリコイドねじを利用したレンズ繰り出し機構は、固定枠とレンズ支持枠のねじ嵌合を長くすることができるので、レンズ支持枠の傾きや、カムフォロアピンの脱係などの問題がなく有利であるが、しかし、ヘリコイドねじは一定のリ−ドでレンズ移動することになるため、デジタルカメラのレンズ鏡胴には適さないと言う問題がある。
【0006】
すなわち、デジタルカメラのレンズ鏡胴では、第1群レンズが非直線的な移動となるために、ヘリコイドねじによって直線的に一旦ねじ送りした後、カム機構を利用して補正移動すると言う第1群レンズの補正手段が必要になる。
【0007】
この結果、第1群レンズの補正移動を伴うためレンズ移動効率が低下し、また、カム機構による補正手段を備えるために鏡胴構成が複雑化すると言う問題があり、デジタルカメラにはヘリコイドねじによるレンズ繰り出し機構が採用されていない場合が多い。
【0008】
本発明は上記した実情にかんがみ、デジタルカメラについても備えることができるヘリコイドねじを利用したレンズ繰り出し機構を採用したレンズ鏡胴を提供することを主な目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するため、本発明では、第1の発明として、固定枠にヘリコイドねじ螺合させた移動枠と、この移動枠の回転下に光軸方向に移動させるレンズ支持枠とを備えたレンズ鏡胴において、上記固定枠には、移動枠を所定のリ−ドでねじ送りする第1のヘリコイド部と、この第1のヘリコイド部に連通させ、移動枠をねじ送りさせずに回転を許容する第2のヘリコイド部とを設けたことを特徴とするレンズ鏡胴を提案する。
【0010】
この第1の発明のレンズ鏡胴は、移動枠を回転駆動すると、この移動枠が第1のヘリコイド部によってねじ送りされて繰り出される。
そして、第1のヘリコイドねじ部から第2のヘリコイドねじ部に移行することにより、移動枠が非移動状態で回転可能となる。
したがって、移動枠の回転下にレンズ保持枠を連動させて光軸方向に移動させることができる。
【0011】
このように構成したレンズ鏡胴は、ヘリコイドねじを利用したレンズ繰り出し機構となるので、従来のデジタルカメラのように、カムフォロアピンがカム溝から外れてカメラ故障となるようなおそれがない。
【0012】
また、このレンズ鏡胴は、固定枠と移動枠とがヘリコイドねじ螺合されているので、外部衝撃に強く、また、固定枠はヘリコイドねじが補強リブの役目を果たし高強度となる他、ヘリコイドねじ螺合部で外部から入射する光を遮光することができるなどの機能、つまり、ヘリコイドねじによるレンズ繰り出し機構の優れた機能を備えたものとなる。
【0013】
第2の発明としては、上記したレンズ鏡胴において、収納位置と撮影可能位置の間は第1のヘリコイド部によって移動枠を移動させ、ズ−ミングでは第2のヘリコイド部で移動枠を回転させる沈胴型カメラのズ−ムレンズ鏡胴として構成したことを特徴とするレンズ鏡胴を提案する。
【0014】
この第2の発明は、沈胴型カメラのズ−ムレンズ鏡胴として構成したものである。
このレンズ鏡胴は、収納された移動枠を回転させると、第1のヘリコイド部によるねじ送りによって撮影可能位置に繰り出される。
【0015】
移動枠が撮影可能位置に繰り出されることによって、第1のヘリコイド部材から第2のヘリコイド部に移行し、移動枠がそれ以上に繰り出されずに回転可能となる。
したがって、ズ−ミング操作にしたがって移動枠を回転させれば、レンズ支持枠が移動枠の回転に連動されて光軸方向に移動し、ズ−ミングの撮影が可能になる。
【0016】
なお、移動枠とレンズ支持枠との連動構成は第3の発明のようにカム連動或いはヘリコイドねじ送り連動とすることができる。
具体的には、電子カメラのレンズ鏡胴は、レンズ支持枠のカムフォロアピンを移動枠のカム溝に突入させるカム機構として構成し、銀塩フイルムカメラのレンズ鏡胴はレンズ支持枠を移動枠にヘリコイドねじによって螺合させる。
なお、この場合、レンズ支持枠を非回動に保持し移動枠の回転によってねじ送りされるように構成する。
【0017】
第4の発明は、上記した第1、第2の発明において、第1のヘリコイド部は固定枠内面に設けた雌ヘリコイドねじとして形成し、第2のヘリコイド部は移動枠を非移動下にして回転自在に保持する固定枠内面の回転軸受面として形成したことを特徴とするレンズ鏡胴を提案する。
この第4の発明は、第1、第2のヘリコイド部の構成例である。
【0018】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について図面に沿って説明する。
図1は沈胴型の電子カメラ(デジタルカメラ)に備えるズ−ムレンズ鏡胴を示す断面図である。
なお、図1はレンズ鏡胴がカメラ本体に収納された状態を示す。
【0019】
図1において、11は固定枠、12は移動枠、13は第1レンズ支持枠、14は第2レンズ支持枠、15は光電変換ユニットを示す。
固定枠11は、カメラ本体内に固定して設備する枠体で、この固定枠11の内面には、第1のヘリコイド部16と第2のヘリコイド部17とが設けられてあり、さらに、第1、第2レンズ支持枠13、14を非回動で移動させるためのキ−溝11aが形成してある。
【0020】
また、この固定枠11の一部に形成した窓孔には、長手方向を光軸方向に向けた長尺のアイドルギヤ18が軸支してあり、このアイドルギヤ18をモ−タ駆動して移動枠12を連動回転するようにしてある。
【0021】
図2は上記した固定枠11の内面を示した展開図であり、この図から分かるように、固定枠11内面の後側部Aには第1のヘリコイド部16として凹ヘリコイドねじが形成してあり、また、その前側部Bにはヘリコイドねじのない第2のヘリコイド部17が形成してある。
【0022】
すなわち、第1のヘリコイド部16は、所定のリ−ド角(回転角)をもった二条凹部のヘリコイドねじ16a1、16a2、16a3として形成し、これらヘリコイドねじを固定枠11内周面の3等分位置に設けてある。
なお、ヘリコイドねじ16a1については、さらに三条凹部のヘリコイドねじ16a4が増設してあるが、このことについては後述する。
【0023】
また、第2のヘリコイド部17は、固定枠11先端の内面周囲に形成した規制凸部17aと、ヘリコイドねじ16a1、16a2、16a3の境界凸部を延設した規制凸部17bと、第1のヘリコイド部16と第2のヘリコイド部17との境界凸部として設けた規制凸部17cとで形成してあり、これら規制凸部17a、17b、17cで囲まれる範囲で移動枠12の回転を許容する構成としてある。
具体的には、第2のヘリコイド部17は移動枠12の回転軸受面となっている。
【0024】
一方、移動枠12は、図1に示すように、固定枠11の内面側に設けた枠体で、これには後端部分の外周に形成した凸状のヘリコイドねじ19と、その内面に形成した第1カム溝20と第2カム溝21とが設けてある。
【0025】
図4は移動枠12の正面図(図1において左側から見た図)、図5は移動枠12の側面図である。
これら図面から分かる通り、移動枠12の後端部外周には凸状のヘリコイドねじ19が設けてあるが、これらヘリコイドねじ19は外周の3等分位置に設けたヘリコイド19a1、19a2、19a3とより形成してある。
【0026】
図3は上記移動枠12のヘリコイドねじ19a1、19a2、19a3を示した外面展開図で、この図より分かるように、各々のヘリコイドねじ19a1、19a2、19a3は二条の凸状ねじとして形成してある。
ただし、ヘリコイドねじ19a1については三条の短形のヘリコイドねじ19a4を増設すると共に、これらヘリコイドねじ19a1、19a4に平歯車を形成し、この平歯車に上記したアイドルギヤ18を噛合させるようになっている。
【0027】
今少し詳述すれば、ヘリコイドねじ19a4を増設してヘリコイドねじ19a1、19a4に平歯車を形成するようにして移動枠12の回転駆動範囲を拡長する構成としてある。
【0028】
上記のように構成した移動枠12は、ヘリコイドねじ19a1、19a2、19a3を固定枠11のヘリコイドねじ16a1、16a2、16a3に嵌入させ、ヘリコイドねじ19a4を固定枠11のヘリコイドねじ16a4に嵌入させるようにしてヘリコイドねじ螺合させる。
【0029】
第1レンズ支持枠13は第1群レンズL1を支持させるもので、その支持枠13に設けたカムフォロアピン22が移動枠12の第1カム溝20に突入している。
第2レンズ支持枠14は第2群レンズL2を支持させるもので、その支持枠14に設けたカムフォロアピン23が移動枠12の第2カム溝21に突入している。
【0030】
すなわち、第1レンズ支持枠13と第2レンズ支持枠14が移動枠12の第1、第2カム溝に連動され、移動枠12の移動と回転にしたがって光軸方向に移動する。
【0031】
なお、第1レンズ支持枠13と第2レンズ支持枠14はガイド枠24によって非回動に保持される。
ガイド枠24は、その一部に設けたキ−24aが固定枠11のキ−溝11aに突入し非回動を保持し、また、ガイド枠24は移動枠12の回転を許容するようにして当該移動枠12の後端部に取付けてある。
【0032】
光電変換ユニット15は、CCD25、ロ−パスフィルタ26、フォ−カスレンズL3などから構成してある。
また、フォ−カスレンズL3はレンズ支持枠27を介してリ−ドスクリュ28とガイド軸29とに支持させてある。
すなわち、レンズ支持枠27に設けたナット30をステッピングモ−タ31によって回転するリ−ドスクリュ28によってねじ送りすることで、フォ−カスレンズL3を光軸方向に移動させフォ−カシングするようにしてある。
なお、フォ−カスレンズL3はズ−ミングによっても移動する。
【0033】
その他、図1に示した参照符号32はシャッタ、33はシャッタ駆動ユニットを示し、これらは第2レンズ支持枠14に備えてある。
【0034】
上記のように構成したズ−ムレンズ鏡胴は、移動枠12を固定枠11の第1のヘリコイド部16でねじ送りすることによって、この移動枠12を収納位置から撮影可能位置に繰り出し、また、その逆に収納位置に繰り入れる構成としてある。
【0035】
また、移動枠12を撮影可能位置に繰り出したとき、第1のヘリコイド部16から第2のヘリコイド部17に移り、この撮影可能位置で移動枠12を回転させてズ−ミングする構成としてある。
【0036】
したがって、レンズ鏡胴が図1にに示した収納位置にある状態でアイドルギヤ18をモ−タ駆動すると、移動枠12のヘリコイドねじ19a1、19a4がアイドルギヤ18によって回転駆動されるため、移動枠12が第1のヘリコイド部16によりねじ送りされて繰り出される。
【0037】
そして、移動枠12が撮影可能位置に繰り出されると、移動枠12のヘリコイドねじ19が第2のヘリコイド部17に進むため、移動枠12はそれ以上進出しない。
なお、このように移動枠12が撮影可能位置に繰り出されるときは、この移動枠12の回転に伴って第1、第2レンズ支持枠13、14がカム送りされるため、第1群レンズL1、第2群レンズL2も変位して撮影可能状態となる。
【0038】
図6(A)、(B)はこのように移動枠12が繰り出されるときの固定枠11のヘリコイド部16と移動枠12のヘリコイドねじ19の動作状態を示す。
【0039】
ヘリコイドねじ19が第2のヘリコイド部17に進むと、ヘリコイドねじ19が規制凸部17aに当接して移動枠12の進出が禁止されて回転のみが可能になる。
すなわち、移動枠12のヘリコイド部16が、図6(C)に示したように、第2のヘリコイド部17を回動する。
【0040】
移動枠12を撮影可能位置に移動させた後、アイドルギヤ18をズ−ミング操作にしたがってモ−タ駆動させると、移動枠12の回転に伴って第1、第2レンズ支持枠13、14がカム機構(カム溝20、21、カムフォロアピン22、23)によって光軸方向に移動してズ−ミングが行なわれる。
【0041】
図7はこのようにズ−ミングされるズ−ムレンズ鏡胴の動作を示し、下半部分はTele(望遠)、上半部分はWide(広角)の動作状態を示す。
なお、第1、第2レンズ支持枠13、14の移動は第1、第2カム溝20、21の軌道によって定まるから、第1、第2カム溝20、21の軌道を変えることによって任意に定めることができる。
【0042】
したがって、図8に一例として示すように、ズ−ミングにしたがい第1群レンズL1を非直線的に変位させ、第2群レンズL2を直線的に変位させることができる。
【0043】
また、レンズ鏡胴を収納させる場合は、アイドルギヤ18を上記とは逆方向にモ−タ駆動することにより、移動枠12が上記とは逆方向に回転することから、ヘリコイドねじ19が図6(C)、図6(B)、図6(A)の順にねじ送りされ、図1に示す収納状態となる。
【0044】
以上、一実施形態について説明したが、第1、第2ヘリコイド部16、17の間で移り変わる移動枠12のヘリコイドねじ19の動作を円滑化するため、第2のヘリコイド部17の角部Pと、移動枠12のヘリコイドねじ19a1の角部Xとを湾曲状に丸目形成することが好ましい。
【0045】
また、本発明の実施に際しては、固定枠11のヘリコイドねじ16a1〜16a4と移動枠12のヘリコイドねじ19a1〜19a4のねじ条数は必要に応じて増減することができ、また、ヘリコイドねじ16a2、16a3にヘリコイド16a4を増設したり、同様に移動枠12のヘリコイド19a2、19a3にヘリコイドねじ19a4を増設させることもできる。
また、アイドルギヤ18はモ−タ駆動するものに限らず、手動操作に連動させて回転駆動させるようにすることができる。
【0046】
さらに、第1、第2レンズ支持枠13、14を移動枠12とヘリコイドねじ螺合させてもよい。
この場合、第1、第2レンズ支持枠13、14が直線的な移動となるので、銀塩フイルムカメラなどのレンズ鏡胴として実施することができる。
【0047】
【発明の効果】
上記した通り、本発明によれば、ヘリコイドねじ機構を採用しながら第1群レンズを非直線的に移動させることができるので、電子カメラにも装備することができるヘリコイドねじ送りのレンズ鏡胴の提供が可能になる。
【0048】
また、一定距離繰り出した移動枠を回転させてズ−ミングすることができるので、突出長さを少なくすることができるレンズ鏡胴となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した沈胴型デジタルカメラのズ−ムレンズ鏡胴を示す断面図である。
【図2】上記ズ−ムレンズ鏡胴に備えた固定枠のヘリコイド部を示した内面展開図である。
【図3】上記ズ−ムレンズ鏡胴に備えた移動枠のヘリコイドねじを示した外面展開図である。
【図4】上記移動枠の正面図である。
【図5】上記移動枠の側面図である。
【図6】上記した固定枠のヘリコイド部と移動枠のヘリコイドねじの螺合状態を示した動作説明である。
【図7】上記したズ−ムレンズ鏡胴のズ−ム動作を示した図1同様の断面図図である。
【図8】上記したズ−ムレンズ鏡胴の第1群レンズと第2群レンズの移動状態を示した動作説明図である。
【符号の説明】
11 固定枠
11a キ−溝
12 移動枠
13 第1レンズ支持枠
14 第2レンズ支持枠
15 光電変換ユニット
16 第1のヘリコイド部
17 第2のヘリコイド部
18 アイドルギヤ
19 ヘリコイドねじ
20 第1カム溝
21 第2カム溝
22、23 カムフォロアピン
24 ガイド枠
Claims (4)
- 固定枠にヘリコイドねじ螺合させた移動枠と、この移動枠の回転下に光軸方向に移動させるレンズ支持枠とを備えたレンズ鏡胴において、
上記固定枠には、移動枠を所定のリ−ドでねじ送りする第1のヘリコイド部と、この第1のヘリコイド部に連通させ、移動枠をねじ送りさせずに回転を許容する第2のヘリコイド部とを設けたことを特徴とするレンズ鏡胴。 - 請求項1に記載したレンズ鏡胴において、
収納位置と撮影可能位置の間は第1のヘリコイド部によって移動枠を移動させ、ズ−ミングでは第2のヘリコイド部で移動枠を回転させる沈胴型カメラのズ−ムレンズ鏡胴として構成したことを特徴とするレンズ鏡胴。 - 請求項1又は2に記載したレンズ鏡胴において、
移動枠には、カム連動或いはヘリコイドねじ送りするレンズ支持枠を備えたことを特徴とするレンズ鏡胴。 - 請求項1又は2に記載したレンズ鏡胴において、
第1のヘリコイド部は固定枠内面に設けた雌ヘリコイドねじとして形成し、第2のヘリコイド部は移動枠を非移動下にして回転自在に保持する固定枠内面の回転軸受面として形成したことを特徴とするレンズ鏡胴。
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Cited By (2)
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WO2007046521A1 (en) | 2005-10-18 | 2007-04-26 | Ricoh Company, Ltd. | Lens barrel, camera and mobile information terminal |
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2002
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