JP2004109287A - 画像読み取り装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】静電気によりゴミを引き付け、ミラー上にゴミが落ちるのを防止することができる画像読み取り装置を提供する。
【解決手段】下面にレールとの摺動部４を有するフレーム１の下方にミラー３を搭載した画像読み取り装置において、フレーム面に摺動部４と接触する非導電性部材６を設けた。
【選択図】 図１
【解決手段】下面にレールとの摺動部４を有するフレーム１の下方にミラー３を搭載した画像読み取り装置において、フレーム面に摺動部４と接触する非導電性部材６を設けた。
【選択図】 図１
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像読み取り装置に関し、特に、ミラーに付着するゴミ（ホコリ）を除去する技術に関する。
【０００２】
【従来の技術】
図４は従来例に係る画像読み取り装置の構成図であり、（１）は上面図、（２）は側面図、（３）は正面図である。金属製のフレーム１にランプ２とミラー３を搭載して読み取りユニットを構成し、読み取りユニットが走行する際、レールと摺動するシュー４をフレーム１に取り付ける。またミラー３上方のフレーム１には光路用のスリット５が設けられている。ミラー３近傍にはゴミを捉える手段がなく、ミラー３上方よりのゴミはミラー３上に堆積する。
【０００３】
特許文献１には、読み取りユニット内のミラーにゴミがついている場合に特別な画像処理を行なうことによりゴミによる画像への影響を軽減する技術が提案されているが、ゴミを画像情報と区別することは難しく、根本的にはミラー上にゴミが付かないような構成とすることが望ましい。
【０００４】
また、特許文献２には、読み取りユニット内のミラー上のゴミを除去する方法として、読み取りユニット内のミラー近傍にエアーブラシを設置し、空気をミラーに吹きかけることにより対処する方法が提案されている。しかし同方法では空気を吹きかけた際にゴミを巻き上げ他の部分にゴミを付けてしまうという不具合が懸念されるとともに、装置が複雑になる。
【０００５】
【特許文献１】
特開２００１−１４４９０１号公報
【特許文献２】
特開平１１−３３１５０３号公報
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は 静電気によりゴミを引き付け、ミラー上にゴミが落ちるのを防止することができる画像読み取り装置を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項１記載の発明は、下面にレールとの摺動部を有するフレームの下方にミラーを搭載した画像読み取り装置において、フレーム面に摺動部と接触する非導電性部材を設けた画像読み取り装置を最も主要な特徴とする。
【０００８】
請求項２記載の発明は、請求項１記載の画像読み取り装置において、非導電性部材を、少なくともミラーより広い範囲に設けた画像読み取り装置を主要な特徴とする。
【０００９】
請求項３記載の発明は、請求項１記載の画像読み取り装置において、非導電性部材は、フレーム面に着脱自在である画像読み取り装置を主要な特徴とする。
【００１０】
請求項４記載の発明は、請求項１記載の画像読み取り装置において、非導電性部材が設けられたフレーム面にあって光路用のスリットの縁に起立部を設けた画像読み取り装置を主要な特徴とする。
【００１１】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。なお、従来例と同一個所には同一符号を付し、重複する説明は省略する。図１は本発明の実施の形態に係る画像読み取り装置の構成図であり、（１）は上面図、（２）は側面図、（３）は正面図である。また図２は非導電性部材とシューを接触させた状態を示す図、図３はスリットの縁をフレームで囲った状態を示す図である。
【００１２】
本発明の画像読み取り装置は、ミラー３上方のフレーム１の面に非導電性部材（導伝率の低い部材、プラスチック部品）６を設置したものである。この非導電性部材６は、図１に示すようにスリット５を除いてフレーム１の全域に着脱自在に設けられている。図２に示すように、非導電性部材６はシュー４と接触している。また非導電性部材６は爪部６−１を有しており、爪部６−１を掴むことにより、その着脱は容易なものとなる。
【００１３】
このような構成にすると、読み取りユニットが走行する際にシュー４とレール間に発生する静電気が非導電性部材６に蓄積され、その結果、ゴミを非導電性部材６上に引き付け、ミラー３上へのゴミの落下を防止することができる。
【００１４】
また図３に示すように、スリット５の縁をフレーム１で囲っている。即ち非導電性部材６が設けられたフレーム面にあってスリット５の縁に起立部５−１を設けている。このように光路と近接する部分をフレーム１で囲むことにより、光路と非導電性部材６を離し、非導電性部材６に引き付けられたホコリが光路に進入するのを防止することができる。
【００１５】
【発明の効果】
請求項１記載の発明によれば、摺動部付近に発生した静電気がミラー近傍の非導電性部材に蓄積されることによりホコリが同部材に静電的に引き付けられ、この結果、ホコリがミラー上に落下するのを防止できる。
【００１６】
請求項２記載の発明によれば、非導電性部材を、少なくともミラーより広い範囲に設けたので、上記の効果がより確実なものとなる。
【００１７】
請求項３記載の発明によれば、非導電性部材は、フレーム面に着脱自在であるのでメンテナンス性が向上する。
【００１８】
請求項４記載の発明によれば、非導電性部材が設けられたフレーム面にあって光路用のスリットの縁に起立部を設けたので、光路と非導電性部材を離し、非導電性部材に引き付けられたホコリが光路に進入するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態に係る画像読み取り装置の構成図であり、（１）は上面図、（２）は側面図、（３）は正面図である。
【図２】非導電性部材とシューを接触させた状態を示す図である。
【図３】スリットの縁をフレームで囲った状態を示す図である。
【図４】従来例に係る画像読み取り装置の構成図であり、（１）は上面図、（２）は側面図、（３）は正面図である。
【符号の説明】
１ フレーム
２ ランプ
３ ミラー
４ シュー（摺動部）
５ スリット
６ 非導電性部材
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像読み取り装置に関し、特に、ミラーに付着するゴミ（ホコリ）を除去する技術に関する。
【０００２】
【従来の技術】
図４は従来例に係る画像読み取り装置の構成図であり、（１）は上面図、（２）は側面図、（３）は正面図である。金属製のフレーム１にランプ２とミラー３を搭載して読み取りユニットを構成し、読み取りユニットが走行する際、レールと摺動するシュー４をフレーム１に取り付ける。またミラー３上方のフレーム１には光路用のスリット５が設けられている。ミラー３近傍にはゴミを捉える手段がなく、ミラー３上方よりのゴミはミラー３上に堆積する。
【０００３】
特許文献１には、読み取りユニット内のミラーにゴミがついている場合に特別な画像処理を行なうことによりゴミによる画像への影響を軽減する技術が提案されているが、ゴミを画像情報と区別することは難しく、根本的にはミラー上にゴミが付かないような構成とすることが望ましい。
【０００４】
また、特許文献２には、読み取りユニット内のミラー上のゴミを除去する方法として、読み取りユニット内のミラー近傍にエアーブラシを設置し、空気をミラーに吹きかけることにより対処する方法が提案されている。しかし同方法では空気を吹きかけた際にゴミを巻き上げ他の部分にゴミを付けてしまうという不具合が懸念されるとともに、装置が複雑になる。
【０００５】
【特許文献１】
特開２００１−１４４９０１号公報
【特許文献２】
特開平１１−３３１５０３号公報
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は 静電気によりゴミを引き付け、ミラー上にゴミが落ちるのを防止することができる画像読み取り装置を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項１記載の発明は、下面にレールとの摺動部を有するフレームの下方にミラーを搭載した画像読み取り装置において、フレーム面に摺動部と接触する非導電性部材を設けた画像読み取り装置を最も主要な特徴とする。
【０００８】
請求項２記載の発明は、請求項１記載の画像読み取り装置において、非導電性部材を、少なくともミラーより広い範囲に設けた画像読み取り装置を主要な特徴とする。
【０００９】
請求項３記載の発明は、請求項１記載の画像読み取り装置において、非導電性部材は、フレーム面に着脱自在である画像読み取り装置を主要な特徴とする。
【００１０】
請求項４記載の発明は、請求項１記載の画像読み取り装置において、非導電性部材が設けられたフレーム面にあって光路用のスリットの縁に起立部を設けた画像読み取り装置を主要な特徴とする。
【００１１】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。なお、従来例と同一個所には同一符号を付し、重複する説明は省略する。図１は本発明の実施の形態に係る画像読み取り装置の構成図であり、（１）は上面図、（２）は側面図、（３）は正面図である。また図２は非導電性部材とシューを接触させた状態を示す図、図３はスリットの縁をフレームで囲った状態を示す図である。
【００１２】
本発明の画像読み取り装置は、ミラー３上方のフレーム１の面に非導電性部材（導伝率の低い部材、プラスチック部品）６を設置したものである。この非導電性部材６は、図１に示すようにスリット５を除いてフレーム１の全域に着脱自在に設けられている。図２に示すように、非導電性部材６はシュー４と接触している。また非導電性部材６は爪部６−１を有しており、爪部６−１を掴むことにより、その着脱は容易なものとなる。
【００１３】
このような構成にすると、読み取りユニットが走行する際にシュー４とレール間に発生する静電気が非導電性部材６に蓄積され、その結果、ゴミを非導電性部材６上に引き付け、ミラー３上へのゴミの落下を防止することができる。
【００１４】
また図３に示すように、スリット５の縁をフレーム１で囲っている。即ち非導電性部材６が設けられたフレーム面にあってスリット５の縁に起立部５−１を設けている。このように光路と近接する部分をフレーム１で囲むことにより、光路と非導電性部材６を離し、非導電性部材６に引き付けられたホコリが光路に進入するのを防止することができる。
【００１５】
【発明の効果】
請求項１記載の発明によれば、摺動部付近に発生した静電気がミラー近傍の非導電性部材に蓄積されることによりホコリが同部材に静電的に引き付けられ、この結果、ホコリがミラー上に落下するのを防止できる。
【００１６】
請求項２記載の発明によれば、非導電性部材を、少なくともミラーより広い範囲に設けたので、上記の効果がより確実なものとなる。
【００１７】
請求項３記載の発明によれば、非導電性部材は、フレーム面に着脱自在であるのでメンテナンス性が向上する。
【００１８】
請求項４記載の発明によれば、非導電性部材が設けられたフレーム面にあって光路用のスリットの縁に起立部を設けたので、光路と非導電性部材を離し、非導電性部材に引き付けられたホコリが光路に進入するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態に係る画像読み取り装置の構成図であり、（１）は上面図、（２）は側面図、（３）は正面図である。
【図２】非導電性部材とシューを接触させた状態を示す図である。
【図３】スリットの縁をフレームで囲った状態を示す図である。
【図４】従来例に係る画像読み取り装置の構成図であり、（１）は上面図、（２）は側面図、（３）は正面図である。
【符号の説明】
１ フレーム
２ ランプ
３ ミラー
４ シュー（摺動部）
５ スリット
６ 非導電性部材
Claims (4)
- 下面にレールとの摺動部を有するフレームの下方にミラーを搭載した画像読み取り装置において、フレーム面に摺動部と接触する非導電性部材を設けたことを特徴とする画像読み取り装置。
- 請求項１記載の画像読み取り装置において、非導電性部材を、少なくともミラーより広い範囲に設けたことを特徴とする画像読み取り装置。
- 請求項１記載の画像読み取り装置において、非導電性部材は、フレーム面に着脱自在であることを特徴とする画像読み取り装置。
- 請求項１記載の画像読み取り装置において、非導電性部材が設けられたフレーム面にあって光路用のスリットの縁に起立部を設けたことを特徴とする画像読み取り装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002269523A JP2004109287A (ja) | 2002-09-17 | 2002-09-17 | 画像読み取り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002269523A JP2004109287A (ja) | 2002-09-17 | 2002-09-17 | 画像読み取り装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004109287A true JP2004109287A (ja) | 2004-04-08 |
Family
ID=32267429
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002269523A Pending JP2004109287A (ja) | 2002-09-17 | 2002-09-17 | 画像読み取り装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004109287A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007288623A (ja) * | 2006-04-18 | 2007-11-01 | Ricoh Co Ltd | 画像読取装置及び画像形成装置 |
-
2002
- 2002-09-17 JP JP2002269523A patent/JP2004109287A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007288623A (ja) * | 2006-04-18 | 2007-11-01 | Ricoh Co Ltd | 画像読取装置及び画像形成装置 |
| JP4733557B2 (ja) * | 2006-04-18 | 2011-07-27 | 株式会社リコー | 画像読取装置及び画像形成装置 |
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