JP2004108617A - 超臨界蒸気圧縮サイクル - Google Patents
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Abstract
【構成】本発明の超臨界蒸気圧縮サイクルは、冷媒にCO2等の吸着性冷媒を超臨界状態まで加圧する圧縮機10と、圧縮された高圧冷媒を冷却するガスクーラ11と、冷却された超臨界高圧冷媒を減圧して低圧冷媒を得る膨張弁12と、低圧冷媒を蒸発して外部へ冷熱を送出する蒸発器13と、圧縮機10とガスクーラ11との間に設けた冷媒吸着部14とより構成する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、高圧側では凝縮しないCO2等の吸着性のある冷媒を使用する超臨界蒸気圧縮サイクルにおける、能力調整機構、特に高圧側冷媒の吸着により冷媒充填量を加減する吸着調整機能を備えた超臨界蒸気圧縮サイクルに関する。
【0002】
近年地球環境汚染防止の観点により、特にオゾン層の破壊防止と地球温暖化防止のため、従来から使用されてきたフロンに代わる自然冷媒の一つであり毒性が無く、自然界に多く存在するCO2の使用が見直され、CO2を冷媒とする蒸気圧縮式冷凍サイクルの使用が暫時拡大の傾向にある。
ところで、CO2は31.06℃の低い温度で臨界点に達するので、これを冷媒とする蒸気圧縮サイクルは前記臨界点を越える臨界域を含むサイクルとなり、また凝縮過程が高温で顕熱変化となり、冷却サイクルには前記顕熱変化に対応するため相変化をする凝縮過程は無く、それとは異なるガス冷却過程を持つ。
【0003】
【従来の技術】
通常の蒸気圧縮冷凍サイクル装置の冷凍能力制御は蒸発器を通過する冷媒の質量流量の制御により行なわれている。
しかし、超臨界蒸気圧縮サイクルにおいては、圧縮機より下流の膨張弁までは液化されることなく送られ、その間の高サイド(ガスクーラの出口)側には液溜めタンクが設けられず、通常の蒸気圧縮冷凍サイクルに見られる過熱度制御を用いることが出来ないため、何らかの高圧圧力や冷凍能力を制御する機構が必要となっている。
【0004】
上記した高サイドにおいて超臨界条件下で作動される超臨界蒸気圧縮サイクルにおける冷凍能力の調整手段としては、循環冷媒を調整することにより高サイド圧力を制御する技術が特許文献1に開示されている。
【0005】
上記文献に開示されているサイクル構成は、図3に示すように、冷媒を超臨界状態に圧縮する圧縮機101と、圧縮した冷媒を放熱冷却するガスクーラ102と、高圧ラインと低圧ラインを流れる冷媒を熱交換させる内部熱交換器103と、冷媒を減圧する膨張弁104と、減圧により気液二相混合体になりその液相が蒸発する蒸発器105と、蒸発器から流出された冷媒の気液分離を行う気液分離器106とより構成する。
なお、前記内部熱交換器103の熱交換により、高サイドの冷媒温度は一層下降され冷却能力を向上させるとともに、冷却された冷媒は膨張弁104によって減圧され蒸発器105で蒸発したのち、気液分離器106で気液分離され、その後前記内部熱交換器103で高サイドの冷媒と熱交換をしてさらに加熱され、圧縮機102へ過熱蒸気となり還流する。
【0006】
則ち、図4に示すモリエル線図も参照して、圧縮機101は点Aより点Bへ温度とともに圧力を上げ、ガスクーラ102では冷媒の圧力を維持したまま、点Bから点Cへ温度を下げる。
若し、ここで点Cから膨張弁104へ高圧蒸気を送って断熱膨張させると、圧力は下がって点Cの真下の点E’へ移動する。ついで、蒸発器105では点E’から飽和蒸気圧線Sとの交点Fまでの吸熱が行なわれる。
内部熱交換器103は、その高圧側熱交換通路103aを通過する高圧冷媒を点Cから点Dまで降温させ、点E’を点Eに移動することにより、蒸発器105での吸熱量をより多くして冷凍効果を増加させ、効率を向上している。
【0007】
一方、蒸発器105と気液分離器106を通過して点Fにある冷媒は、内部熱交換器103の低圧側熱交換通路103bを経由し高圧側熱交換通路103a側への放熱分だけ加熱されて昇温し点Aに還流する。
ところが、上記低圧側熱交換通路103bにおける温度上昇F−Aにより圧縮機101の吐出温度は略それに比例して昇温する。特に熱負荷が大きいと、圧力上昇に伴い吐出温度が上昇し、それに加えて内部熱交換器103の熱交換量が増加(C−D、F−A)すると、吐出温度は更に大になる逆効果を持っている。
【0008】
一般に高サイド(ガスクーラ出口側)の圧力を上げると、冷凍能力は向上するが、圧縮機にかかる動力は大となり、冷凍能力/動力の比である成績係数COPと前記ガスクーラ(放熱器)出口圧力との関係は図5に示す線図となりガスクーラ出口圧力の上昇につれCOPも上昇変化するがその変化にはピーク値が存在する。
【0009】
従って、ガスクーラ出口の温度に応じてガスクーラ出口の圧力を変え、COPがピーク値になるように超臨界蒸気圧縮サイクルを運転することが要求される。
【0010】
そのため、特許文献2に開示された提案では、
圧縮機から吐出された超臨界高圧冷媒と蒸発器で気化した低圧冷媒とを適度に内部熱交換器で熱交換して冷房効率を向上するとともに、過度の熱交換による圧縮機吐出温度の上昇、ガスクーラ出口圧力の上昇を防ぐ超臨界蒸気圧縮サイクルを提供している。
【0011】
また、特許文献3に開示された提案では、図6に示すように、圧縮機51と、ガスクーラ52と、熱交換器57とポンプ63と水素取り出し装置58とそれらを結ぶ往復管路61、62とよりなる水素取り出し熱交換部68と、膨張弁54と、蒸発器55と、気液分離器56とより構成し、
前記熱交換器57は、前記ガスクーラ52と膨張弁54との間を結びガスクーラ52を経由した圧縮機51より吐出された超臨界高圧冷媒を第1の熱交換通路57aに導入し、第2の熱交換通路57bとの間で熱交換する構成にしてある。水素取り出し装置58は、水素吸蔵合金水素取り出し装置で、この装置内には、La−Ni、Ti−Ni、Mg−Ni、Fe−Ti等の水素吸蔵合金59が充填され、その中に2次冷媒が熱交換を受ける熱交換路60が配設されている。
上記第2の熱交換通路57bには、水素取り出し装置58の熱交換路60から往復管路61、62が接続され、水素吸蔵合金の吸蔵反応により冷却された前記2次冷媒(エチレングリコール等の不凍液)が、配管61に設けられたポンプ63により導入する構成にしてある。
【0012】
上記構成よりなる本提案の超臨界蒸気圧縮サイクルは下記に示すように作動する。則ち、圧縮機51が冷媒を臨界状態に圧縮し、吐出された超臨界高圧冷媒をガスクーラ52に導入して放熱冷却される。
ガスクーラ52を通過した超臨界高圧冷媒はを熱交換器57の第1の熱交換通路57aに導入して、第2の熱交換通路57bの2次冷媒と熱交換し、さらに温度を下げ、冷却効率を向上する。
上記第2の熱交換通路57bで熱交換され、温度上昇した2次冷媒は、配管62を経由し水素取り出し装置58に戻り熱交換路60で再び冷却される。
【0013】
上記提案の場合は、従来の内部熱交換器に代えて、水素吸蔵合金の水素放出時の吸熱反応を利用して超臨界高圧冷媒を冷却するようにしたから、冷却効率が高く、超臨界蒸気圧縮サイクルの効率を向上し、また圧縮機の冷媒吐出温度の過度上昇が抑えられ圧縮機の信頼性を向上する。
【0014】
上記した従来の提案を見るに、冷却効率の向上には相応の効果が見受けられるが、超臨界蒸気圧縮サイクルの能力調整に際して、高サイドにおける冷媒充填量の加減により行う根本的調整手段は見られない。
【0015】
【特許文献1】
特公平7−18602号公報
【特許文献2】
特開2001−235239公報
【特許文献3】
特開2001−235240公報
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記超臨界蒸気圧縮サイクルにおいて、高サイドでは凝縮しない高圧冷媒に対し、液溜めを設け内部熱交換器を介して行う低圧冷媒の還流による高圧冷媒の冷凍能力調整を行う従来手段とは構想を異にした独自の見地に立って、吸着性のあるCO2等の冷媒に対して冷凍能力制御可能の超臨界蒸気圧縮サイクルの提供を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明の超臨界蒸気圧縮サイクルは、
CO2等の吸着性冷媒を超臨界状態に圧縮する圧縮機と、該圧縮機により圧縮された高圧高温冷媒を冷却するガスクーラと、前記冷却された超臨界高圧低温冷媒を減圧する膨張弁と、減圧した気液二相の低圧冷媒が蒸発して冷熱源を形成する蒸発器とよりなる超臨界蒸気圧縮サイクルにおいて、
前記圧縮機とガスクーラとの間に吸着器を設け、該吸着器による冷媒吸着量により高圧サイドの冷媒充填量を調整することを特徴とする。
【0018】
上記発明は、超臨界域でサイクルを形成する超臨界蒸気圧縮サイクルを対象とし、吸着性のあるCO2等の冷媒に対して行うもので、サイクル閉鎖系において液溜めを設けることなく、冷媒の吸着性を利用した吸脱着によるサイクル系の高サイドの冷媒充填量を加減して、能力調整を可能としたもので、
圧縮機とガスクーラとの間で冷媒の吸脱着を行う吸着器を設ける構成にしてある。
【0019】
斯かる本発明の超臨界蒸気圧縮サイクルにおける、
前記吸着器は、吸着温度の加減により吸着量を可変とする構成が好ましく、例えば吸水量の加減により冷媒吸着量を加減する。
【0020】
また、本発明における前記吸着器は、該吸着器の熱交換回路の二次側を、前記ガスクーラ出口より圧縮機中間ポートへ絞り弁を介しての還流管路に設け、前記絞り弁の絞り度の加減により発生する蒸発温度の変化を前記熱交換回路の一次側に出力させ、吸着器の吸着温度を加減する構成が好ましい。
【0021】
上記発明は、吸着器の吸着量を調整する熱交換回路を吸着器内に設け、その二次側を、ガスクーラ出口側より分岐して減圧用の絞り弁を経由して圧縮機のエコノマイザポートを形成する中間ポートに至る管路内に設け、ガスクーラ出口より送出された高圧冷媒を前記絞り弁を介しての減圧蒸発により前記管路内に低温雰囲気を形成させ、該低温雰囲気温度を前記熱交換回路の二次側を経由して一次側回路に導出させ、吸着器温度の低温維持ないし低温の度合いを加減して、吸着器によるCO2冷媒の吸着を行なわせ、高圧側の冷媒充填量を変化させ、負荷に対応する構成にしてある。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示した実施例を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載される構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的記載が無い限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
図1は、本発明の超臨界蒸気圧縮サイクルの一実施例の概略構成を示す図で、図2は図1の別の実施例を示す図である。
【0023】
図1に見るように本発明の超臨界蒸気圧縮サイクルは、冷媒にCO2等の吸着性冷媒を使用して超臨界状態まで加圧する圧縮機10と、圧縮された高圧冷媒を顕熱冷却するガスクーラ11と、該クーラにより冷却された超臨界高圧冷媒を減圧する膨張弁12と、該膨張弁により膨張して減圧され気液二相化した低圧冷媒の液相を蒸発して外部へ冷熱を送出する蒸発器13と、前記圧縮機10とガスクーラ11との間に設けた前記吸着器を形成する冷媒吸着部14とより構成し、前記冷媒吸着部14を圧縮機10とガスクーラ11との間に介在させ、通過する高圧冷媒の吸着により高圧側の冷媒充填量を変化させ冷凍能力制御を可能としたものである。
【0024】
上記冷媒吸着部14は、吸着収納部14aと該収納部に充填されたゼオライト等の吸着剤とよりなり、該吸着剤は吸着収納部14aを介して圧縮機10よりガスクーラ11に通ずる高圧冷媒の管路に介在させ、外部よりの冷熱20の供給により所要量の冷媒の吸着を行なわせる構成にしてある。
【0025】
図2には、本発明の別の実施例を示してあるが、本実施例の超臨界蒸気圧縮サイクルは、CO2等の吸着性冷媒を超臨界状態まで加圧する圧縮機10と、圧縮された高圧冷媒を顕熱冷却するガスクーラ11と、該クーラにより冷却された超臨界高圧冷媒を減圧する膨張弁12と、該膨張弁により膨張して減圧され気液二相化した低圧冷媒の液相を蒸発して外部へ冷熱を送出する蒸発器13と、前記吸着器を形成する冷媒吸着部21とより構成し、前記圧縮機10とガスクーラ11との間に介在させた吸着収納部17を通過する高圧冷媒よりCO2冷媒を吸着して高圧側の冷媒充填量を変化させ冷凍能力制御を可能としたものである。
【0026】
上記冷媒吸着部21は、前記ガスクーラ11と圧縮機10との間を結ぶ高圧冷媒の管路に介在させた吸着収納部17と、該収納部に充填内蔵されたゼオライト等の吸着剤と、該収納部に設けられた熱交換回路18と、前記ガスクーラ11の出口より分岐して絞り弁16を経由して圧縮機10の中間ポート10aに通ずる帰還管路19とよりなり、
前記熱交換回路18は、吸着収納部17に設けた一次側熱交換回路18aと帰還管路19に設けた二次側熱交換回路18bとよりなり、二次側熱交換回路18bより一次側熱交換回路18aへ前記帰還管路19内に形成された低温雰囲気温度を導出して、吸着収納部17に内蔵した吸着剤に吸着用冷熱を与え、通過する高圧冷媒より所要のCO2冷媒を吸着させる構成としたもので、前記絞り弁16の開度により蒸発量を変えて吸着剤の温度を変え吸着量の変化により高圧側冷媒充填量を変化させ負荷に対応する構成にしてある。
【0027】
なお、CO2冷媒の吸着の加減は吸着剤周囲への冷熱の供給量を加減し、冷熱の供給を停止することにより雰囲気温度の低下を停止させ、吸着を低減ないし停止する構成にしてある。
【0028】
上記構成により負荷の変動に対応して高圧側の最適冷媒充填量を設定できるので高効率のサイクル運転を可能にしている。
【0029】
【発明の効果】
上記構成により、本発明は下記効果を奏する。
本発明は、超臨界蒸気圧縮サイクルにおいて、高サイドでは凝縮しない高圧冷媒に対し、液溜めを設け内部熱交換器を介して行う低圧冷媒の還流による高圧冷媒の冷却を行うことなく可能とした冷凍能力調整手段であって、該手段を形成する冷媒の吸着による高圧側の冷媒充填量を変化させて冷凍能力制御を行うようにしたため、従来例に見られた随伴事項に対するサイクルバランスを考慮に入れた煩雑な処理等は不必要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の超臨界蒸気圧縮サイクルの一実施例の概略構成を示す図である。
【図2】図1の別の実施例を示す図である。
【図3】従来の超臨界冷凍サイクルの冷凍能力調整装置の概要を示す図である。
【図4】図3の冷凍サイクルのモリエル線図である。
【図5】図3における放熱器出口圧力に対する、出口温度を変えた場合のCOPのピーク値の変化状況を示す図である。
【図6】図3に示す従来例の別の実施例の概要を示す図である。
【符号の説明】
10 圧縮機
10a 中間ポート
11 ガスクーラ
12 膨張弁
13 蒸発器
14、21 冷媒吸着部
14a、17 吸着収納部
16 絞り弁
18a 一次側熱交換回路
18b 二次側熱交換回路
19 帰還管路
20 冷熱
Claims (3)
- CO2等の吸着性冷媒を超臨界状態に圧縮する圧縮機と、該圧縮機により圧縮された高圧高温冷媒を冷却するガスクーラと、前記冷却された超臨界高圧低温冷媒を減圧する膨張弁と、減圧した気液二相の低圧冷媒が蒸発して冷熱源を形成する蒸発器とよりなる超臨界蒸気圧縮サイクルにおいて、
前記圧縮機とガスクーラとの間に吸着器を設け、該吸着器による冷媒吸着量により高圧側の冷媒充填量を調整することを特徴とする超臨界蒸気圧縮サイクル。 - 前記吸着器は、吸着温度の加減により吸着量を可変としたことを特徴とする請求項1記載の超臨界蒸気圧縮サイクル。
- 前記吸着器は、該吸着器の熱交換回路の二次側を、前記ガスクーラ出口より圧縮機中間ポートへ絞り弁を介しての還流管路に設け、前記絞り弁の絞り度の加減により発生する蒸発温度の変化を前記熱交換回路の一次側に導出させ、吸着器の吸着温度を加減する構成としたことを特徴とする請求項1記載の超臨界蒸気圧縮サイクル。
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US8141381B2 (en) | 2006-03-27 | 2012-03-27 | Mayekawa Mfg. Co., Ltd. | Vapor compression refrigerating cycle, control method thereof, and refrigerating apparatus to which the cycle and the control method are applied |
US9194615B2 (en) | 2013-04-05 | 2015-11-24 | Marc-Andre Lesmerises | CO2 cooling system and method for operating same |
US11656005B2 (en) | 2015-04-29 | 2023-05-23 | Gestion Marc-André Lesmerises Inc. | CO2 cooling system and method for operating same |
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2002
- 2002-09-13 JP JP2002268702A patent/JP4106685B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US9194615B2 (en) | 2013-04-05 | 2015-11-24 | Marc-Andre Lesmerises | CO2 cooling system and method for operating same |
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