JP2004106118A - 研磨装置 - Google Patents

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Hiroomi Torii
鳥居 弘臣
Yasushi Takahashi
高橋 泰
Mikihiko Masaki
正木 幹彦
Keisuke Namiki
並木 計介
Masao Houdai
蓬臺 昌夫
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Abstract

【課題】トップリングの基板装着面に装着された被研磨基板を離脱させるとき、スクラッチひいては被研磨基板の割れを引き起こす原因となるスラリー等の異物が被研磨基板の裏面に放出されることがない研磨装置を提供すること。
【解決手段】研磨テーブル10、トップリング20を具備し、該トップリング20の基板装着面21に装着された被研磨基板Wを研磨テーブル10の研磨面に押し当て、該研磨テーブル10とトップリング20の相対運動により被研磨基板Wを研磨する研磨装置において、トップリング20に、ロータリー・ジョイント24を介して気体のみを通過させるライン33と気体と液体の混合体を通過させるライン34を接続した。
【選択図】   図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は半導体ウエハ等の基板を研磨する研磨装置に関し、特にトップリングに基板を脱着させたり、研磨中にトップリングに装着された被研磨基板の裏面を加圧する機構に特徴を有する研磨装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の研磨装置としては特許文献1に記載のものがある。図1はこの研磨装置の概略構成を示す図である。図示するように、研磨装置は、研磨テーブル10、トップリング20を具備する。研磨テーブル10の上面には研磨布或いは固定砥粒等の研磨治具11が設けられている。トップリング20の下面は被研磨基板Wを装着する基板装着面21となっており、該基板装着面21には、複数の穴22が開口している。該複数の穴22には1本の加圧・吸引ライン23が連通しており、該加圧・吸引ライン23はロータリー・ジョイント24及び制御バルブ25、26を介して真空源101、ガス供給源102に接続されている。なお、27はリテーナリング、28はトップリング回転軸、29はトップリング本体である。
【0003】
トップリング20の基板装着面21に被研磨基板Wを装着するときは、加圧・吸引ライン23をロータリー・ジョイント24及び制御バルブ25を介して真空源101に接続することにより、基板装着面21に開口する複数の穴22を通して被研磨基板Wは該基板装着面21に真空吸着される(このとき制御バルブ26は閉じている)。被研磨基板Wを解放(脱着)させるときは、加圧・吸引ライン23をロータリー・ジョイント24及び制御バルブ26を介してガス供給源102に接続することにより、基板装着面21に開口する複数の穴22から被研磨基板Wの裏面に加圧した窒素ガスを放出することにより、該被研磨基板Wは解放される(このとき制御バルブ25は閉じている)。
【0004】
矢印B方向に回転するトップリング20の基板装着面21に装着した被研磨基板Wを矢印A方向に回転する研磨テーブル10の研磨治具11の上面に押し当て、ノズル12からスラリー等の研磨液105を供給し、被研磨基板Wを研磨する。
【0005】
上記のように従来の研磨装置においては、トップリング20の基板装着面21に被研磨基板Wを装着するための真空吸着と、該基板装着面21に装着された被研磨基板Wを解放させるために窒素ガス等の加圧気体を被研磨基板Wの裏面へ放出するラインを1つの加圧・吸引ライン23で行っていた。そのため、被研磨基板Wの吸着時、被研磨基板Wの裏面に存在するスラリー等の異物が該加圧・吸引ライン23内に吸込まれる。そして次の研磨工程で被研磨基板Wを離脱させるため加圧・吸引ライン23に加圧気体を供給すると、このスラリー等の異物が被研磨基板Wの裏面に放出される。この異物が被研磨基板Wのスクラッチひいては被研磨基板Wの割れを引き起こす原因となるという問題があった。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−58309号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、トップリングの基板装着面に装着された被研磨基板を離脱させるとき、スクラッチひいては被研磨基板の割れを引き起こす原因となるスラリー等の異物が被研磨基板の裏面に放出されることがない研磨装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため請求項1に記載の発明は、研磨体、トップリングを具備し、該トップリングの基板装着面に装着された被研磨基板を研磨体の研磨面に押し当て、該研磨体とトップリングの相対運動により被研磨基板を研磨する研磨装置において、トップリングに、ジョイントを介して気体のみを通過させるラインと気体と液体の混合体を通過させるラインを接続したことを特徴とする。
【0009】
上記のようにトップリングに、ジョイントを介して気体のみを通過させるラインと気体と液体の混合体を通過させるラインを接続したことにより、トップリングの基板装着面に被研磨基板を装着するときは、該基板装着面に開口する複数の穴に気体と液体の混合体を通過させるラインを連通させ、被研磨基板を解放するときは、基板装着面に開口する複数の穴に気体のみ通過させるラインを連通させることにより行う。この被研磨基板の解放に際して、被研磨基板の裏面に放出される気体は、気体のみ通過させるラインから放出されるから、被研磨基板の裏面にスラリー等の異物が放出され、被研磨基板が異物で汚染されることがない。
【0010】
請求項2に記載の発明は、研磨体、トップリングを具備し、該トップリングの基板装着面に装着された被研磨基板を研磨体の研磨面に押し当て、該研磨体とトップリングの相対運動により被研磨基板を研磨する研磨装置において、トップリングに、ジョイントを介して基板装着面に装着された被研磨基板の裏面にクリーンな窒素ガスと純水のみを放出するラインを接続したことを特徴とする。
【0011】
上記のようにトップリングに、ジョイントを介して基板装着面に装着された被研磨基板の裏面にクリーンな窒素ガスと純水しか放出しないラインを設けることにより、該ラインを通して、トップリングの基板装着面に装着された被研磨基板の解放や研磨中の被研磨基板の裏面の加圧を行うことにより、該ラインは窒素ガスと純水しか放出しないラインであるから、被研磨基板の裏面にスラリー等の異物が放出され、被研磨基板が異物で汚染されることがない。
【0012】
請求項3に記載の発明は、研磨体、トップリングを具備し、該トップリングの基板装着面に装着された被研磨基板を研磨体の研磨面に押し当て、該研磨体とトップリングの相対運動により被研磨基板を研磨する研磨装置において、トップリングに、ジョイントを介して基板装着面に装着された被研磨基板の裏面を加圧するラインと、該基板装着面に被研磨基板を真空吸着するためのラインを分けて接続したことを特徴とする。
【0013】
上記のようにトップリングに、ジョイントを介して基板装着面に装着された被研磨基板の裏面を直接加圧するラインと、該基板装着面に被研磨基板を真空吸着するためのラインを分けて接続したことにより、トップリングに被研磨基板を装着するときと、研磨中の被研磨基板裏面を加圧するときや装着された基板を解放するときに、上記ラインを使い分けることにより、被研磨基板の裏面にスラリー等の異物が放出され、被研磨基板が異物で汚染されることがない。
【0014】
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の研磨装置において、トップリングに被研磨基板が装着されていない場合に、気体のみを通過させるラインと気体と液体の混合体を通過させるラインの内、スラリー等の異物が混入すると予想されるラインを洗浄する洗浄手段を設けたことを特徴とする。
【0015】
上記のようにスラリーが混入すると予想されるラインを洗浄する洗浄手段を設けたので、被研磨基板の研磨処理後にライン内に残存するスラリー等の異物が固着することを防ぐことができる。
【0016】
請求項5に記載の発明は、研磨体、トップリングを具備し、該トップリングの基板装着面に装着された被研磨基板を研磨面に押し当て、該研磨面とトップリングの相対運動により被研磨基板を研磨する研磨装置において、トップリングにその基板装着面は少なくとも一つの貫通孔を設けると共に、該貫通孔に連通する真空配管と該真空配管とは別の流体配管を設け、真空配管と流体配管が弁切り換えによって選択されて真空源若しくは流体源に接続されることを特徴とする。
【0017】
上記のように基板装着面の貫通孔に連通する真空配管と流体配管が弁切り換えによって選択されて真空源若しくは流体源に接続されるので、トップリングの基板装着面に被研磨基板を装着するときは、真空配管を真空源に接続して被研磨基板を真空吸着させ、被研磨基板を解放するとき又は研磨中に被研磨の裏面に圧力を加えるとき、流体配管を流体源に接続して行うから、被研磨基板の裏面にスラリー等の異物が放出され、被研磨基板が異物で汚染されることがない。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態例を図面に基づいて説明する。図2は本発明に係る研磨装置の概略構成を示す図である。図2において、図1と同一符号を付した部分は同一又は相当部分を示す。なお、他の図面においても同様とする。図示するように、トップリング20はトップリング本体29と保持プレート30を具備し、該トップリング本体29と保持プレート30の間に、空隙31が設けられている。トップリング本体29と保持プレート30の間にはシール部材32が介在して気密性が保たれている。また、保持プレート30の下面、即ち基板装着面21に開口する複数の穴22は空隙31に連通している。
【0019】
勿論、穴22は複数ではなく1つの穴でも構わない。穴22の形状は通常は円形であり、基板装着面21の装着面の回転中心の近傍に1つ存在する。穴22の大きさは、通常は基板装着面21に貼着している弾性膜材、フィルム材で構成の代表的な厚さと同程度以下若しくは該厚さの2〜10倍程度の直径を有する。また、穴22はトップリング本体29の回転軸28を中心とした異なる複数の同心円上に各々複数個均等に配置してもよい。
【0020】
上記空隙31にはライン33とライン34が接続(連通)しており、ライン34はロータリー・ジョイント24及び制御バルブ25を介して真空源101、ライン33はロータリー・ジョイント24及び制御バルブ26を介してガス供給源102と制御バルブ35を介して純水供給源103に接続されている。ライン33にはガス供給源102、又は純水供給源103から各々、例えばフィルタでパーティクルを除去したクリーンな窒素(N)等の不活性ガス、純水を供給できるようになっており、ライン34は真空源101で真空引きできるようになっている。
【0021】
トップリング20の基板装着面21に被研磨基板Wを装着するには、研磨テーブル10の外側の所定の位置(図示せず)に待機しているトップリング20下面の基板装着面21にプッシャー(図示せず)等により被研磨基板Wを当接した後、制御バルブ25を開くことにより、ライン34及び空隙31は真空引きされ、被研磨基板Wは基板装着面21に開口する複数の穴22を介して真空吸着される。このとき被研磨基板W裏面及びその近傍に存在する研磨液(スラリーや研磨屑を含む)等の異物もライン34内に浸入する。即ち、ライン34には気体と液体の混合体が通過することになる。なお、被研磨基板Wを装着する場合は、制御バルブ26、35は閉じている。
【0022】
トップリング20に装着された被研磨基板Wは上述のように、研磨液105が供給されている研磨テーブル10の研磨治具(研磨布又は固定砥粒等)11の上面に押し当てられ、各々回転により研磨される。この研磨に際しては、制御バルブ25を閉じ、制御バルブ26の開度を調整し、ガス供給源102から空隙31内に供給されるガスの圧力、即ち被研磨基板Wが研磨治具11上面に当接する圧力を調整して行う。ここで空隙31内にガスが供給されるとそのガス圧により保持プレート30が研磨テーブル10側に押され、被研磨基板Wの裏面は加圧されるから、ガス圧を調整することにより、研磨治具11の上面に当接する被研磨基板Wの圧力を所定の値に調整できる。
【0023】
なお、被研磨基板Wの裏面内で異なる圧力分布を発生させるため、複数の穴22の内、所定領域(例えば、1つの前記同心円上)に位置するものを適時プラグすることもできる。これにより被研磨基板Wに任意の研磨プロファイルを形成できる。
【0024】
研磨が終了すると、制御バルブ26を閉じ、制御バルブ25を開き、被研磨基板Wを基板装着面21に真空吸着すると共に、トップリング20を研磨テーブル外側の所定位置(図示せず)まで移動させ、そこに待機しているプッシャー等に被研磨基板Wを渡す。この被研磨基板Wの渡しは、制御バルブ25を閉じ真空吸着を停止し、制御バルブ26を開き、ガス供給源102からガス(窒素ガス)を被研磨基板Wの裏面に放出し、該被研磨基板Wをトップリング20から解放(脱着)させて行う。この被研磨基板Wの解放には、ライン33には制御バルブ35を開いて純水を供給する場合、被研磨基板Wの裏面に純水を放出して行う場合もある。
【0025】
上記のように被研磨基板Wをトップリング20の基板装着面21に真空吸着させるためのライン34と、即ち、真空吸着の際、液体(スラリーや研磨屑等の異物を含む)と気体の混合体が通過するライン34と、被研磨基板Wを解放及びその裏面を加圧するためにガスや純水が通過するライン33を別々にすることにより、ライン33内がスラリー等の異物に汚染されることがないから、ライン33を通してガスや純水を供給する場合、これらの異物も一緒に放出され、被研磨基板Wの裏面等が汚染されるということはなくなる。
【0026】
上記のようにトップリング20に、ロータリー・ジョイント24を介して基板装着面21に装着された被研磨基板Wの解放及び裏面加圧をするためのライン33と、基板装着面21に被研磨基板Wを真空吸着するためのライン34を分けて接続したことにより、トップリング20に被研磨基板Wを装着するときと、研磨中の被研磨基板裏面を加圧するときや装着された被研磨基板Wを解放するときに、上記ラインを使い分けることにより、被研磨基板の裏面にスラリー等の異物が放出され、被研磨基板Wが異物で汚染されることがない。特にライン33には、クリーンな窒素(N)ガスや純水しか通過させないことにより、被研磨基板Wが汚染されるということが全くなくなる。
【0027】
また、トップリング20は研磨終了後の待機中、即ちその基板装着面21に被研磨基板を装着していない場合、該基板装着面21等が乾燥しないように、研磨テーブル10外側の待機位置で待機しているトップリング20の下面等に、図3に示すようにノズル37から洗浄液(主に純水)104を供給(噴射)してこれらの部分を濡らしている。ここでスラリー等の異物が混入すると予想されるライン34の制御バルブ25を自動的又は間欠的に開き、ライン34内に洗浄液104を導き、該ライン34内を洗浄するとよい。ライン33も汚染されると予想される場合は、該ライン33にもロータリー・ジョイント24を介して真空源101に接続する制御バルブ38を接続し、該制御バルブ38を開いて、ライン33内に洗浄液104を導き、該ライン33内を洗浄するようにしてもよい。
【0028】
要するに汚染されると予想されるラインに真空源を自動的又は間欠的に接続し、真空力を利用してライン内洗浄液を導き、洗浄するとよい。このようにスラリーが混入すると予想されるラインを洗浄することにより、被研磨基板の研磨処理後にライン内に残存するスラリー等の異物が固着することを防ぐことができる。
【0029】
なお、上記例ではライン34とライン33の2本で、気体又は純水のみを通過させるラインと気体と液体の混合体を通過させるラインとしているが、2本に限定されるものではない。
【0030】
図4は本発明に係る研磨装置のトップリングの概略構成を示す図である。図示するように、トップリング20の回転軸28内には基板装着面21に設けた穴22及び空隙31に連通する真空配管39、該真空配管39とは別に流体配管40を設けている。該真空配管39及び流体配管40は三方弁41を介してロータリー・ジョイント24に接続され、更にロータリー・ジョイント24は三方弁42を介し制御バルブ25及び制御バルブ26に接続され、制御バルブ25、制御バルブ26はそれぞれ真空源101、流体源106に接続されている。三方弁41及び三方弁42を切り換えることにより、真空配管39と流体配管40は選択されて真空源101若しくは流体源106に接続される。
【0031】
上記のように基板装着面21の穴22に空隙31を介して連通する真空配管39と流体配管40を設け、三方弁41、42からなる切替え機構で選択的に真空源101若しくは流体源106に接続できるように構成することにより、トップリング20の基板装着面21に被研磨基板Wを装着するときは、真空配管39を真空源101に接続して被研磨基板Wを真空吸着させ、被研磨基板Wを解放するとき又は研磨中に被研磨基板Wの裏面に圧力を加えるときは、流体配管40を流体源106に接続して、空隙31に流体を供給して、穴22を通して流体を被研磨基板Wの裏面に放出するから、被研磨基板Wの裏面がスラリー等の異物で汚染されることがない。
【0032】
また、上記のように、ロータリー・ジョイント24が三方弁41を介して該真空配管39及び流体配管40に接続されると共に、三方弁42を介して真空源101及び流体源106に接続されることにより、ロータリー・ジョイント24には一本の配管が接続されるのみとなるから、ロータリー・ジョイント24の構成が簡単になる。
【0033】
なお、上記例では研磨体として、回転する研磨テーブル10を例に説明した。この研磨テーブル10の上面には研磨布(研磨パッド)を貼着した形式、砥粒とバインダを固めた所謂固定砥粒を配設した形式であるが、研磨体はこれに限定されるものではなく、例えば、研磨面を有する研磨テープ又は研磨ベルト等でもよい。また、これら研磨体の研磨面には、溝等の表面加工が施されていても良い。
【0034】
【発明の効果】
以上、各請求項に記載の発明によれば、下記のような優れた効果が得られる。
【0035】
請求項1に記載の発明によれば、被研磨基板の解放に際して、被研磨基板の裏面に放出される気体を、気体のみ通過させるラインから放出させることにより、被研磨基板の裏面にスラリー等の異物が放出され、被研磨基板が異物で汚染されることがない研磨装置を提供できる。
【0036】
請求項2に記載の発明によれば、ジョイントを介して基板装着面に装着された被研磨基板の裏面にクリーンなガスと純水しか放出しないラインを設けることにより、該ラインを通して、トップリングの基板装着面に装着された被研磨基板の解放や研磨中の被研磨基板の裏面の加圧を行うことにより、該ラインはガスと純水しか放出しないラインであるから、被研磨基板の裏面にスラリー等の異物が放出され、被研磨基板が異物で汚染されることがない研磨装置を提供できる。
【0037】
請求項3に記載の発明によれば、ジョイントを介して基板装着面に装着された被研磨基板の裏面を直接加圧するラインと、該基板装着面に被研磨基板を真空吸着するためのラインを分けて接続したことにより、トップリングに被研磨基板を装着するときと、研磨中の被研磨基板裏面を加圧することや装着された基板を解放するときに、上記ラインを使い分けることにより、被研磨基板の裏面にスラリー等の異物が放出され、被研磨基板が異物で汚染されることがない研磨装置を提供できる。
【0038】
請求項4に記載の発明によれば、スラリーが混入すると予想されるラインを洗浄する洗浄手段を設けたので、被研磨基板の研磨処理後にライン内に残存するスラリー等の異物が固着することを防ぐことができる研磨装置を提供できる。
【0039】
請求項5に記載の発明によれば、基板装着面の貫通孔に連通する真空配管と流体配管が弁切り換えによって選択されて真空源若しくは流体源に接続されるので、トップリングの基板装着面に被研磨基板を装着するときは、真空配管を真空源に接続して被研磨基板を真空吸着させ、被研磨基板を解放するとき又は研磨中に被研磨の裏面に圧力を加えるとき、流体配管を流体源に接続して行うから、被研磨基板の裏面にスラリー等の異物が放出され、被研磨基板が異物で汚染されることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の研磨装置の概略構成を示す図である。
【図2】本発明に係る研磨装置の概略構成を示す図である。
【図3】本発明に係る研磨装置の待機状態にあるトップリングの概略構成例を示す図である。
【図4】本発明に係る研磨装置のトップリングの概略構成例を示す図である。
【符号の説明】
10      研磨テーブル
11      研磨治具
12      ノズル
20      トップリング
21      基板装着面
22      穴
24      ロータリー・ジョイント
25      制御バルブ
26      制御バルブ
27      リテーナリング
28      トップリング回転軸
29      トップリング本体
30      保持プレート
31      空隙
32      シール部材
33      ライン
34      ライン
35      制御バルブ
37      ノズル
38      制御バルブ
39      真空配管
40      流体配管
41      三方弁
42      三方弁

Claims (5)

  1. 研磨体、トップリングを具備し、該トップリングの基板装着面に装着された被研磨基板を該研磨体の研磨面に押し当て、該研磨体とトップリングの相対運動により被研磨基板を研磨する研磨装置において、
    前記トップリングに、ジョイントを介して気体のみを通過させるラインと気体と液体の混合体を通過させるラインを接続したことを特徴とする研磨装置。
  2. 研磨体、トップリングを具備し、該トップリングの基板装着面に装着された被研磨基板を研磨体の研磨面に押し当て、該研磨体とトップリングの相対運動により被研磨基板を研磨する研磨装置において、
    前記トップリングに、ジョイントを介して前記基板装着面に装着された被研磨基板の裏面にクリーンなガスと純水のみを放出するラインを接続したことを特徴とする研磨装置。
  3. 研磨体、トップリングを具備し、該トップリングの基板装着面に装着された被研磨基板を研磨体の研磨面に押し当て、該研磨体とトップリングの相対運動により被研磨基板を研磨する研磨装置において、
    前記トップリングに、ジョイントを介して前記基板装着面に装着された被研磨基板の裏面を加圧するラインと、該基板装着面に前記被研磨基板を真空吸着するためのラインを分けて接続したことを特徴とする研磨装置。
  4. 請求項1に記載の研磨装置において、
    前記トップリングに被研磨基板が装着されていない場合に、前記気体のみを通過させるラインと気体と液体の混合体を通過させるラインの内、スラリーが混入すると予想されるラインを洗浄する洗浄手段を設けたことを特徴とする研磨装置。
  5. 研磨体、トップリングを具備し、該トップリングの基板装着面に装着された被研磨基板を研磨面に押し当て、該研磨面とトップリングの相対運動により被研磨基板を研磨する研磨装置において、
    前記トップリングにその前記基板装着面は少なくとも一つの貫通孔を設けると共に、該貫通孔に連通する真空配管と該真空配管とは別の流体配管を設け、前記真空配管と前記流体配管が弁切り換えによって選択されて、真空源若しくは流体源に接続されることを特徴とする研磨装置。
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