JP2004105569A - 浴室音響装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】浴室のバスタブ内の湯水の揺らぎに連動して音響特性を変化させることにより、入浴中の入浴者に深いリラックス感が得られる浴室音響装置を提供する。
【解決手段】浴室内に音楽等を再生する音響再生手段と、浴室内に設けられバスタブ内の湯水の揺らぎを検知する検知手段と、該検知手段による検知信号に基づいて音響再生装置の音響特性を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。検知手段は、浴室の側壁もしくは天井壁に設けられた光センサで形成されて湯水の揺らぎによる反射光もしくは透過光の変化を検知したり、バスタブに設けられた圧力センサもしくは水位センサで形成され、湯水の揺らぎによる圧力の変化もしくは水位の変化を検知する。また、制御手段は、検知手段で検知された検知信号のうち直流分をカットする直流カット機能や音響特性を調整可能なリモコンを備える。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばユニットバスルーム等の浴室の音響装置に係わり、特に、バスタブ内の湯水のゆらぎに連動して音響再生装置の音響特性が変化する浴室音響装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、浴室においては、特許文献1に示すように、側壁上部や天井壁に設けられたスピーカや浴室外に配置されたアンプ等からなる音響再生装置によって、浴室内に音楽等を再生し、入浴中に音楽等を楽しむことができるようになっている。また、近年、この音響再生装置の他に、例えば浴室の天井壁にスポットライト照明装置を配置すると共に、そのスポットライトをバスタブ内の湯水に照射して反射させ、この反射光により浴室内に光による幻想的な雰囲気を醸し出す光演出装置を備えた浴室も提案されている(特願2001−363862号参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−84588号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような浴室においては、音響再生装置による音楽等の音響の再生と、光演出装置による光の演出が独立して行われるため、音響は音響として変化し光は光として変化する。そのため、例えば光による演出効果と音響効果とを連動させて変化させることができず、特に音響効果が単調になり易い等といった問題点を有している。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、浴室のバスタブ内の湯水の揺らぎに連動して音響特性を変化させることにより、入浴中の入浴者に深いリラックス感が得られる浴室音響装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、浴室内に音楽等を再生する音響再生手段と、前記浴室内に設けられバスタブ内の湯水の揺らぎを検知する検知手段と、該検知手段による検知信号に基づいて前記音響再生装置の音響特性を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0007】
このように構成することにより、音響再生手段で再生される音楽等の音響は、その音響特性としての例えば音量がバスタブ内の湯水の揺らぎに連動して制御手段によって制御(増減)される。この時、バスタブ内の湯水の揺らぎが検知手段によって検知され、その検知信号に基づいて制御手段で音響特性が制御されることから、例えば入浴者が湯水を波立たせることで浴室内の音響特性が自動的に変化し、入浴中の入浴者に深いリラックス感等が得られる。
【0008】
そして、前記検知手段は、請求項2に記載の発明のように、浴室の側壁もしくは天井壁に設けられた光センサで形成され、該光センサによって、バスタブ内の湯水に照射されて浴室内に反射される反射光もしくはバスタブ内の湯水を透過して浴室内に放射される透過光が検知されることが好ましい。このように構成することにより、検知手段として光センサが使用されることから、この光センサを浴室の側壁や天井壁に配置することで、バスタブ内の湯水による反射光や透過光を検知できて、光による演出効果と連動した状態で浴室内の音響特性が変化する。
【0009】
また、前記検知手段は、請求項3に記載の発明のように、バスタブに設けられた圧力センサもしくは水位センサで形成され、該圧力センサもしくは水位センサによって、バスタブ内の湯水の揺らぎによる圧力の変化もしくは水位の変化が検知されることが好ましい。このように構成することにより、検知手段として圧力センサや水位センサが使用されることから、これらのセンサをバスタブの所定位置に配置することでバスタブ内の湯水の揺らぎを検知できて、この検知信号に基づいて浴室内の音響特性が所望に変化する。
【0010】
また、前記制御手段は、請求項4に記載の発明のように、検知手段で検知された検知信号のうち直流分をカットする直流カット機能を有することが好ましい。このように構成することにより、制御手段の直流カット機能で検知信号の直流成分がカットされることから、例えば光センサ使用時の受光部の汚れによる音量変化や、圧力、水位センサ使用時の揺らぎによる水位以外の湯量の変化等による音量の変化が防止される。
【0011】
また、前記制御手段は、請求項5に記載の発明のように、音響特性を調整可能なリモコンを有し、該リモコンの操作によって前記音響特性が調整されることが好ましい。このように構成することにより、リモコンの操作で例えば音量等の音響特性を調整できることから、入浴中に入浴者のリモコン操作で音響特性が好みの特性に容易に調整される。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図3は、本発明に係わる浴室音響装置の一実施形態を示し、図1がその概略構成図、図2がその制御手段の回路図、図3が動作説明図である。
【0013】
図1において、システムバスユニット等の浴室1は、防水パン等からなる床壁2と、4枚の側壁3a〜3d(側壁3dは図示せず)及び天井壁4によって箱状に形成され、前記防水パン上にはバスタブ5が配置されると共に、図示しない洗い場が設けられている。また、浴室1には、音響再生装置6とスポットライト照明装置7が設けられている。
【0014】
前記音響再生装置6は、例えば浴室1の天井壁4の外側(あるいは適宜の側壁3a〜3d外側)に取り付けられた制御手段としてのコントロールユニット8と、このコントロールユニット8の出力側に接続されたスピーカ9と、コントロールユニット8の入力側に接続されたリモコン10と、コントロールユニット8の入力側に浴室側壁外面の入力ボックス11を介して接続されたCDプレーヤ、カセットデッキ、チューナ等のオーディオ機器12等を有している。
【0015】
また、前記スポットライト照明装置7は、天井壁4の例えば側壁3a側の端部(もしくは側壁3aの上部)に取り付けられ、光源としての図示しないハロゲンランプからの光(スポットライトR1という)がバスタブ5内の湯水Wに照射されて、その反射光R2が側壁3a〜3dや天井壁4に写し出されるように配置されている。そして、浴室1の例えば側壁3c上部と天井壁4には、スポットライト照明装置7によるスポットライトR1の反射光R2を検知する光センサ13が各壁3c、4に埋設状態で取り付けられている。
【0016】
この光センサ13は、光起電力効果や光導電効果等の物理的現象によって、スポットライト照明装置7による前記反射光R2を検知するようになっている。そして、この光センサ13で検知された検知信号が前記コントロールユニット8に入力され、該コントロールユニット8内で後述する如く信号処理されて音響再生装置6で再生される音楽等の音量が調整されることになる。
【0017】
なお、この光センサ13は、反射光R2の検知精度を高めるために、反射光R2が最も強く反射される側壁3cまたは天井壁4、あるいは必要に応じて側壁3cと天井壁4の双方の所定位置に配置されることが好ましい。また、スポットライト照明装置7は、図1の二点鎖線で示すように、天井壁4の側壁3c側にも設けることで、複数個のスポットライトR1でバスタブ5内の湯水Wの全域を照射するように構成することもできるし、光源としてはハロゲンランプに限らず蛍光灯等の適宜の光源を使用でき、さらに、スポットライト照明装置7は、前記リモコン10等の操作で調光可能に構成されたり変色可能に構成されることが好ましい。
【0018】
前記コントロールユニット8は、図2に示すように、光センサ13に接続された直流カット用のコンデンサ15と、リモコン10に内蔵された効果調整用の可変抵抗16と、アンプ17と、光強度を調整する可変抵抗18と、リモコン10に設けられた音量調整用の可変抵抗19と、一方の入力端子に前記オーディオ機器12からのオーディオ信号S1が入力され、他方の入力端子に可変抵抗19からの制御信号S2が入力されるアンプ20等を有している。
【0019】
このコントロールユニット8によれば、光センサ13で検知された検知信号がコンデンサ15に入力され、このコンデンサ15で検知信号のうち直流分がカットされて交流分のみが可変抵抗16に供給される。このコンデンサ15による直流分のカットにより、例えば光センサ13の受光部の汚れによる可変抵抗18の抵抗値の変化が防止されることになる。可変抵抗16に供給される交流信号は、予めリモコン10内で設定された当該可変抵抗16の抵抗値に応じて、図3の波形a、bに示すように所定振幅レベルAに設定され、その交流信号がアンプ17で増幅されて可変抵抗18に供給される。
【0020】
この可変抵抗18は、光センサ13で検知された検知信号である光強度に応じて自動的に設定、すなわち光が強い場合は例えば低抵抗値にまた光が弱い場合は例えば高抵抗値に自動的に設定され、この検知された光強度に応じた交流信号が可変抵抗19に供給される。可変抵抗19はリモコン10に設けられており、入浴者Mの手動操作によって所定の抵抗値に設定され、この設定された可変抵抗19の抵抗値に応じて、図3の波形cに示す反射光R2の揺らぎ波形の中心値と波形a、bの中心値間のレベルBが所定に設定され、この信号が制御信号S2としてアンプ20に入力される。そして、この制御信号S2により、アンプ20の一方の入力端子に入力されるオーディオ信号S1が制御され、オーディオ信号S1が制御信号S2に応じた音量となってスピーカ9から浴室1内に再生される。
【0021】
つまり、光センサ13で検知された検知信号のうち、湯水Wの揺らぎに対応する交流分のみが可変抵抗16に供給されて所定の効果レベルに設定されると共に、光センサ13で検知された光強度に応じて可変抵抗18の抵抗値が自動的に設定される。そして、この光センサ13で検知され光強度に応じた交流信号が可変抵抗19によって手動調整され、この手動調整された音量でオーディオ信号S1が再生されることになる。なお、図2に示すコントロールユニット8の回路例は一例であって、例えば可変抵抗16、18、19として適宜のゲイン可変手段を採用したり、アンプ17、20として適宜の増幅手段を採用したり、あるいはコンデンサ15の代わりに同じような機能を有する適宜の高周波濾過/低周波カット手段を採用することができる。
【0022】
前記リモコン10は、浴室1のバスタブ5側方の側壁3bに固定的に設けられて有線によりコントールユニット8に電気的に接続された壁付けリモコンか、あるいはコントロールユニット8に無線により電気的に接続され浴室1内の適宜位置に移動可能に配置されたハンディ型のリモコン等が使用される。そして、このリモコン10には、音響再生装置6等を作動させる電源スイッチ、低音再生用のアクチュエータを駆動させるアクチュエータスイッチ、前記可変抵抗19としての音量スイッチ、スポットライト照明装置7を作動(点灯)させるスポットライト照明スイッチ、学習機能用スイッチ、各種表示灯や液晶表示部(いずれも図示せず)が配設されている。
【0023】
この浴室1によれば、入浴者Mがバスタブ5内に入浴した状態で、リモコン10の電源スイッチをオンさせて音響再生装置6を作動させ、浴室1内に音楽を再生すると共に、例えばリモコン10のスポットライト照明スイッチをオンさせる。スポットライト照明スイッチがオンすると、スポットライト照明装置7が点灯して、そのスポットライトR1がバスタブ5の湯水Wに照射され、照射されたスポットライトR1が湯水Wによって図1の矢印イの如く側壁3a〜3d方向や天井壁4方向に反射されて反射光R2となり、この反射光R2が側壁3a〜3dや天井壁4に写し出される。
【0024】
そして、側壁3a〜3dや天井壁4に写し出された反射光R2は、側壁3cと天井壁4の反射位置に配置された光センサ13でそれぞれ検知され、その検知信号がコントロールユニット8に入力されて、該コントロールユニット8内で前述したように信号処理され、音響再生装置6のスピーカ9から再生される音楽の音量が調整(増減)される。
【0025】
この時、反射光R1が、湯水Wの揺らぎに応じて変化しつつ各壁3c、4に写し出されることから、光センサ13で検知される検知信号も湯水Wの揺らぎに応じて変化することになる。なお、2つの光センサ13で検知される2つの検知信号は、例えばコントロールユニット8によって加算されて一つの信号として処理されるが、個々の検知信号のうち変化の大きい信号を逐次選択して使用することも勿論可能である。
【0026】
そして、光センサ13で検知された検知信号が湯水Wの揺らぎに応じて変化すると、前述したようにコントロールユニット8によってスピーカ9で再生される音量が検知信号の変化に連動して変化し、これにより、浴室1内に光による幻想的な雰囲気と、この幻想的な雰囲気に連動した音量の音響効果が得られることになる。この時、これらの効果をより強調したい場合には、入浴中の入浴者Mが湯水Wを波立たせて湯水Wの揺らぎを大きくすることで行うことができる。
【0027】
なお、この実施形態においては、スポットライト照明装置7を浴室1の天井壁4に取り付けて、湯水Wによる反射光R2を光センサ13で検知するように構成したが、本発明は、これに限定されず、例えばバスタブ5の底壁5aや側壁5bに図示しない適宜の照明装置を設け、この照明装置の光をバスタブ5内の湯水Wを透過させて浴室1内に放射させ、この放射光(透過光という)を前記光センサ13で検知して音響再生装置6の音量を調整することもできる。
【0028】
このように、上記実施形態の浴室1にあっては、光センサ13で反射光R2や透過光を検知し、その検知信号に応じて音響再生装置6の音量を調整することができるため、浴室1内に光による幻想的な演出効果を得つつ、この演出効果に連動した状態で音楽の音量を調整でき、光センサ13位置での光の強弱に応じて、例えば音楽の音量をトレモロのように微妙に変化させることができて、浴室1内における音響効果の単調化が防止されると共に、入浴中の入浴者Mが深いリラックス感を得ることができる。
【0029】
また、光センサ13を反射光R2等が良好に検知できる対向する側壁3cや天井壁4の所定位置に配置しているため、湯水Wの僅かな揺らぎによる反射光R2等の変化を確実に検知できて、例えば入浴中の入浴者Mが湯水Wを波立たせることで、反射光R2等に変化を与えて好みの音量を容易に得ることができる。さらに、コントロールユニット8内に検知信号の直流分をカットするコンデンサ15を設けているため、検知信号のうち湯水Wの揺らぎに対応した交流分のみを信号処理できて、例えば光センサ13の表面の汚れによる音量の増減を防止でき、湯水Wの揺らぎに的確に対応した音量の音楽を確実に再生することができる。これらのことから、入浴中の入浴者Mが一層深いリラックス感を得ることが可能になる。
【0030】
また、コントロールユニット8に光センサ13で検知される光強度が自動的に設定される可変抵抗18を設けると共に、リモコン10に予め所定の効果レベルが得られる可変抵抗16や手動で音量を調整する可変抵抗19が設けられているため、これらの可変抵抗16、18、19により音響再生装置6で再生される音量を浴室1の形態や入浴者Mの好みに応じた所望のレベルに容易に設定することができる。
【0031】
さらにまた、リモコン10に音響再生装置6を作動させる電源スイッチ、その音量を設定する音量スイッチ(可変抵抗19)、スポットライト照明装置7を点灯させるスポットライト照明スイッチ等が設けられているため、バスタブ5内に入浴中にこれらのスイッチを手元で簡単操作できて、音響再生装置6やスポットライト照明装置7の操作性の向上を図ることができると共に、より一層入浴者Mの好みに応じた音楽を視聴しつつ入浴できて、快適な入浴が可能になる。
【0032】
図4は、本発明に係わる浴室の他の実施形態を示す概略構成図である。なお、上記実施形態と同一部位には同一符号を付して説明する。この実施形態の特徴は、バスタブ5内の湯水Wの揺らぎを検知手段としての圧力センサ22で検知するようにした点にある。すなわち、圧電効果、ピエゾン抵抗効果等を利用した圧力センサ22がバスタブ5の側壁5bに埋設状態で取り付けられ、この圧力センサ22で湯水Wの揺らぎによる湯水Wの圧力変化が検知される。この時、コントロールユニット8に前記コンデンサ15が設けられていることから、湯水Wの水位の変化による前記可変抵抗18の変化が防止されることになる。
【0033】
この実施形態においては、圧力センサ22の代わりに水位センサ23を使用することもできる。すなわち、図4の二点鎖線で示すように、バスタブ5内の側壁5bに例えばフロート式等の水位センサ23が取り付けられ、湯水Wの揺らぎによる水面の水位の変化がこの水位センサ23で検知される。この時、水位センサ23として、入浴時にバスタブ5内に供給される所定量の湯水Wの水位を検知して水栓からの給湯を停止させる給湯用のセンサを兼用すれば、一つの水位センサ23を湯水Wの音響制御(揺らぎ検知)と給湯制御(水位検知)の両方に使用することができることになる。
【0034】
これらの実施形態においても、圧力センサ22や水位センサ23で湯水Wの揺らぎを検知し、この検知信号に基づいて、音響再生装置6の例えば音量を調整することができて、浴室1内の音響効果を入浴者Mの好みに応じた状態に容易に設定できる等、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができると共に、バスタブ5へのセンサ22、23の設置だけで対応できて、構成簡易にして例えばスポットライト照明装置7を備えない浴室1にも簡単に適用できるという作用効果が得られる。また、この実施形態においては、スポットライト照明装置7を省略した場合について説明したが、上記実施形態と同様にスポットライト照明装置7を配置して、光による演出効果と音響効果を関連付けることも勿論可能である。
【0035】
なお、上記各実施形態においては、湯水Wの揺らぎにより音響再生装置6の音響特性としての音量を制御したが、湯水Wの揺らぎにより音響特性としてのトーン(音質)を制御することもできるし、音量と音質の両方を制御することもできる。また、上記各実施形態においては、バスタブ5が半身浴部を有さない一般的なバスタブである場合について説明したが、半身浴部を有する半身浴用のバスタブを使用することもできるし、浴室1自体の形状等も一例であって、本発明に係わる各発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜に変更することができる。
【0036】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1に記載の発明によれば、バスタブ内の湯水の揺らぎが検知手段で検知され、その検知信号に基づいて制御手段により音響再生手段で再生される音響の特性が制御されるため、音響特性を湯水の揺らぎに自動的に連動させることができて、例えば音響特性の単調化が抑えられ、入浴中の入浴者が深いリラックス感を得ることができる。
【0037】
また、請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、検知手段として浴室の側壁や天井壁に設けられた光センサが使用されるため、バスタブ内の湯水の揺らぎによる反射光や透過光を光センサで検知し、光による演出効果を音響特性と連動させることができて、幻想的な光による演出効果を得つつ音響特性を制御できて、入浴中の入浴者がより深いリラックス感を得ることができる。
【0038】
また、請求項3に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、検知手段としてバスタブの所定位置に設けられた圧力センサや水位センサが使用されるため、バスタブ内の湯水の揺らぎによる圧力変化や水位変化を検知して音響特性を制御できて、構成簡易にして入浴中の入浴者がより深いリラックス感を得ることができる。
【0039】
また、請求項4に記載の発明によれば、請求項1ないし3に記載の発明の効果に加え、制御手段の直流カット機能により検知信号の直流成分がカットされるため、例えば光センサ使用時の受光部の汚れによる音量変化や、圧力、水位センサ使用時の揺らぎによる水位以外の湯量の変化等による音量の変化が防止され、微妙に揺らぐ湯水の変化のみを確実に検知できて、音響特性を確実かつ安定して制御することができる。
【0040】
また、請求項5に記載の発明によれば、請求項1ないし4に記載の発明の効果に加え、制御手段が音響特性を調整可能なリモコンを有するため、入浴中の入浴者のリモコン操作で音量等の音響特性が好みの状態に容易に調整できて、音響装置の操作性の向上が図れる等の効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる浴室音響装置の一実施形態を示す概略構成図
【図2】同その制御手段の回路図
【図3】同その動作説明図
【図4】本発明に係わる浴室音響装置の他の実施形態を示す概略構成図
【符号の説明】
1・・・・・・・・・・浴室
3a〜3d・・・・・・側壁
4・・・・・・・・・・天井壁
5・・・・・・・・・・バスタブ
5a・・・・・・・・・底壁
5c・・・・・・・・・側壁
6・・・・・・・・・・音響再生装置
7・・・・・・・・・・スポットライト照明装置
8・・・・・・・・・・コントロールユニット
9・・・・・・・・・・スピーカ
10・・・・・・・・・リモコン
12・・・・・・・・・オーディオ機器
13・・・・・・・・・光センサ
15・・・・・・・・・コンデンサ
16、18、19・・・可変抵抗
20・・・・・・・・・アンプ
22・・・・・・・・・圧力センサ
23・・・・・・・・・水位センサ
R1・・・・・・・・・スポットライト
R2・・・・・・・・・反射光
W・・・・・・・・・・湯水
M・・・・・・・・・・入浴者

Claims (5)

  1. 浴室内に音楽等を再生する音響再生手段と、前記浴室内に設けられバスタブ内の湯水の揺らぎを検知する検知手段と、該検知手段による検知信号に基づいて前記音響再生装置の音響特性を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする浴室音響装置。
  2. 前記検知手段は、浴室の側壁もしくは天井壁に設けられた光センサで形成され、該光センサによって、バスタブ内の湯水に照射されて浴室内に反射される反射光もしくはバスタブ内の湯水を透過して浴室内に放射される透過光が検知されることを特徴とする請求項1に記載の浴室音響装置。
  3. 前記検知手段は、バスタブに設けられた圧力センサもしくは水位センサで形成され、該圧力センサもしくは水位センサによって、バスタブ内の湯水の揺らぎによる圧力の変化もしくは水位の変化が検知されることを特徴とする請求項1に記載の浴室音響装置。
  4. 前記制御手段は、検知手段で検知された検知信号のうち直流分をカットする直流カット機能を有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の浴室音響装置。
  5. 前記制御手段は、音響特性を調整可能なリモコンを有し、該リモコンの操作によって前記音響特性が調整されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の浴室音響装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9504625B2 (en) 2008-03-31 2016-11-29 Kohler Co. Vibroacoustic water system
JP2019129930A (ja) * 2018-01-30 2019-08-08 株式会社Jvcケンウッド 沈水判定システム、及び、沈水判定方法

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