JP2004103768A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ウェハのベベル部に形成された膜が剥がれることにより生ずる異物発生を抑制できる半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】ウェハ11上に絶縁膜35および窒化チタン膜36を形成する。そして、絶縁膜35および窒化チタン膜36を形成したウェハ11を成膜装置の成膜チャンバに入れて、窒化チタン膜36上にタングステン膜37を形成する。次に、タングステン膜37を形成したウェハ11をホットプレート上に配置する。その後、ホットプレート上に配置されたウェハ11をエッチングセルに入れて、純水により冷却するとともに、ノズル38から出たエッチング液によりウェハ11のベベル部11aに形成されたタングステン膜37を剥離する前に予め除去する。
【選択図】  図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置の製造技術に関し、特に半導体ウェハのベベル部に形成した膜の剥離を防止する対策が必要な半導体装置の製造工程に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、半導体ウェハ(以下単にウェハという。)上に金属膜を形成する装置として、CVD(Chemical Vapor Deposition)法を用いたメタルCVD装置がある。このメタルCVD装置は、簡単に説明すると以下に示すようにしてウェハ上に金属膜を形成するものである。すなわち、カセットに入ったウェハをロボットアームにより取り出してチャンバ内に搬送し、ヒータ上にウェハを配置する。その後、チャンバ内において原料ガスを供給するとともにウェハを加熱することにより、原料ガスに例えば熱エネルギーを与えて化学反応を起させ、金属膜をウェハ上に形成する。そして、ロボットアームによりチャンバ内からウェハを取り出した後、カセットに収納されて次工程に送られる。
【0003】
なお、メタルCVD装置については、例えば、株式会社プレスジャーナル社発行の「‘02最新半導体プロセス技術」のP196〜P201などに記載がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記したメタルCVD装置では、ウェハの外周端部であるベベル部にも金属膜が成膜される。しかし、ウェハ上に金属膜を成膜した後、ウェハは、ロボットアームによってチャンバ内から取り出され、カセットに収納されるが、この時、ウェハが冷却される。ウェハが冷却されるとウェハ上に形成された金属膜に引っ張り応力が生じ、ウェハのベベル部に形成された金属膜が剥離し、異物が発生する問題点がある。
【0005】
特に、例えばコンタクトホールにタングステン膜を埋め込み、プラグを形成する場合のように、シリコンウェハ上にタングステン膜を成膜する場合、バリア膜として窒化チタン(TiN)膜の形成を行うが、ウェハの外周端部であるベベル部には、充分に窒化チタン膜が形成されない。このため、シリコン(Si)や酸化シリコン(SiO)上にタングステン膜が形成されるが、シリコンや酸化シリコンとタングステン膜との密着性は低く、タングステン膜が剥がれやすい問題点がある。
【0006】
また、ベベル部においては、充分に窒化チタン膜が形成されないため、タングステン膜を成膜するための原料ガスであるフッ化タングステン(WF)とシリコンが直接反応し、タングステンシリサイド(WSi)が形成される。すると、シリコンウェハのベベル部に腐食したような穴が開く、いわゆるエンクローチメントが発生する。エンクローチメントが発生して表面が荒れたベベル部上に直接タングステン膜が形成されるとウェハの冷却時にタングステン膜が剥がれ易くなるという問題点がある。
【0007】
ここで、ウェハのベベル部における膜剥がれを防止するため、クランプリングによって、ウェハのベベル部を覆い、ベベル部に膜が形成されないようにしたものがある。しかし、この方法では、ウェハのチップ取得領域を狭くするだけでなく、覆ってもベベル部に膜が形成されてしまい、膜剥がれによる異物発生を抑制できない問題点がある。
【0008】
本発明の目的は、ウェハのベベル部に形成された膜が剥がれることにより生ずる異物発生を抑制できる半導体装置の製造方法を提供することにある。
【0009】
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
【0011】
本発明は、(a)外周端部であるベベル部を有するウェハを成膜装置に搬入する工程と、(b)前記ウェハ上に膜を形成する工程と、(c)前記膜を形成した前記ウェハを熱源上に配置して前記ウェハの温度を所定の温度に維持する工程と、(d)前記ウェハを冷却する工程と、(e)冷却した前記ウェハの前記ベベル部に形成された前記膜をエッチングにより除去する工程と、(f)前記(e)工程の後、前記ウェハを前記成膜装置から搬出する工程とを備えるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。また、実施の形態を説明するための全図において同一機能を有するものは同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0013】
図1は、本実施の形態1における半導体装置の製造方法で使用する成膜装置1の構成を示した図である。図1において、本実施の形態1における成膜装置1は、ロボットアーム2、4、7、アライナ3、成膜チャンバ5、ホットプレート6、エッチングセル8、プレート9を有している。また、成膜装置1には、カセット10に入ったウェハが搬入されるようになっている。
【0014】
ロボットアーム2は、ウェハの入ったカセット10からウェハを取り出し、アライナ3に配置するとともにアライナ3に置かれたウェハをカセット10へ収納できるように構成されている。
【0015】
アライナ3は、ウェハを配置することができるようになっている。また、ロボットアーム4は、アライナ3に配置されたウェハ2を成膜チャンバ5に入れることができるとともに成膜チャンバ5内に入れられたウェハを取り出し、ホットプレート6上に配置できるように構成されている。
【0016】
成膜チャンバ5は、内部に入れられたウェハ上にCVD法を使用してタングステン膜を形成できるように構成されている。すなわち、成膜チャンバ5内には、図示はしないがウェハを配置し加熱するステージがあり、このステージ上に原料ガスである六フッ化タングステン(WF)を導入できるように構成されている。
【0017】
ホットプレート6は、成膜チャンバ5内から取り出したウェハを配置し、ウェハの温度を200度から400度の温度に維持することができるように構成されている。このように熱源となるホットプレート6を設けることにより、成膜チャンバ5から取り出したウェハを冷却させずに済む。したがって、ウェハの冷却時に発生するタングステン膜の引っ張り応力を生じさせず、ウェハの外周端部であるベベル部に成膜されたタングステン膜の剥離を防止することができる。すなわち、ホットプレート6上にウェハを配置することにより、後述するエッチングセル8でベベル部に形成されたタングステン膜を除去するまで、タングステン膜の剥離を防止することができる。
【0018】
ロボットアーム7は、ホットプレート6に配置されたウェハをエッチングセル8に搬送することができるとともに、エッチングセル8内からウェハを取り出しプレート9に配置することができるように構成されている。
【0019】
エッチングセル8は、純水を使用してウェハを冷却することができるように構成されている。また、ウェハのベベル部に形成されたタングステン膜をノズルから出されるエッチング液で局所的にウェットエッチングして除去できるように構成されている。ノズルから出されるエッチング液は、回転しているウェハのベベル部にだけかかるようになっている。このようにして、エンクローチメントなどにより剥離する可能性があるベベル部に形成されたタングステン膜を、剥離する前にウェットエッチングで局所的に除去することができる。したがって、ベベル部に形成されたタングステン膜の剥離による異物の発生を抑制することができ、歩留まり向上を図ることができる。
【0020】
プレート9は、エッチングセル8より取り出したウェハを配置できるように構成されている。
【0021】
本実施の形態における成膜装置は、上記のように構成されており、以下にこの成膜装置を使用した半導体装置の製造方法について説明する。
【0022】
まず、図2に示すように、シリコンよりなるウェハ11上に選択酸化法を使用して素子分離層12を形成し、素子分離層12によって分離された領域にそれぞれフォトリソグラフィ技術とイオン注入法を使用して不純物を注入することにより、Pウェル13およびNウェル14を形成する。
【0023】
次に、ウェハ11の表面に熱酸化法を使用してゲート絶縁膜15、16となる酸化シリコン膜を形成した後、CVD法を用いてシランガスを窒素ガス中で熱分解させ、酸化シリコン膜上にポリシリコン膜を形成する。そして、フォトリソグラフィ技術およびイオン注入法を使用してNMOS型素子形成領域に形成されたポリシリコン膜にN型不純物であるリンを注入するとともにPMOS型素子形成領域に形成されたポリシリコン膜にP型不純物であるボロンを注入する。
【0024】
続いて、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術を使用してポリシリコン膜をパターニングし、ゲート電極17、18を形成する。その後、PMOS型素子形成領域をレジスト膜で覆い、NMOS型素子形成領域のソース領域とドレイン領域にイオン注入法を使用して、N型不純物を注入した低濃度N型不純物拡散層19、20を形成する。同様に、NMOS型素子形成領域をレジスト膜で覆い、PMOS型素子形成領域のソース領域とドレイン領域にイオン注入法を使用して、P型不純物を注入した低濃度P型不純物拡散層21、22を形成する。
【0025】
次にウェハ11上に酸化シリコン膜を堆積させた後、異方性エッチングを行うことによりサイドウォール23、24を形成する。続いて、PMOS型素子形成領域をレジスト膜で覆い、NMOS型素子形成領域のソース領域とドレイン領域にイオン注入法を使用して、N型不純物を注入した高濃度N型不純物拡散層25、26を形成する。同様にNMOS型素子形成領域をレジスト膜で覆い、PMOS型素子形成領域のソース領域とドレイン領域にイオン注入法を使用して、P型不純物を注入した高濃度P型不純物拡散層27、28を形成する。
【0026】
そして、ウェハ11上にコバルト膜を形成した後、熱処理を行うことにより、コバルトシリサイド膜29、30、31、32、33、34を形成する。続いて、CVD法を使用して、ウェハ11上に酸化シリコン膜からなる絶縁膜35を形成する。次にフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術を使用して、絶縁膜35にコンタクトホールを形成した後、コンタクトホールを形成した絶縁膜35上にスパッタリング法を使用して、窒化チタン膜36を形成する。このようにして図2に示す素子が形成されたウェハ11を得る。
【0027】
図3は、ウェハ11上に図2に示した素子が形成された場合における、ウェハ11のベベル部11a近傍に形成された膜を示す。図3を見てわかるようにウェハ11上に絶縁膜35が形成されており、この絶縁膜35上には、窒化チタン膜36が形成されている。ここで、ウェハ11のベベル部11aには、ウェハ11のフラットな部分に形成された絶縁膜35の膜厚よりも薄く絶縁膜35が形成されており、外周にいくに連れて形成される絶縁膜35の膜厚が薄くなっている。また、ウェハ11のベベル部11aには、絶縁膜35上の一部にしか窒化チタン膜36が形成されていないことがわかる。なお、図3において、ウェハ11と絶縁膜35の間に形成された素子構造は省略してある。
【0028】
このように図2に示した素子が形成されたウェハ11がカセット10に収納されて、図1に示す成膜装置1に搬入される。次に、ロボットアーム2は、ウェハ11が収納されたカセット10からウェハ11を取り出し、ウェハ11をアライナ3上に置く。アライナ3上に置かれたウェハ11は、ロボットアーム4によって、取り上げられ、成膜チャンバ5に入れられる。成膜チャンバ5に入れられたウェハ11は、ヒータによって加熱されるとともに、原料ガスである六フッ化タングステンを素子形成面に吹き付けられる。ウェハ11の素子形成面に吹き付けられた六フッ化タングステンは、加熱されたウェハ11の素子形成面において化学反応を起し、図4に示すようにウェハ11に形成された窒化チタン膜36上にタングステン膜37が形成される。このとき、ウェハ11のベベル部11a近傍にタングステン膜37が形成される様子を図5に示す。図5を見てわかるように、ウェハ11の外周にいくに連れて成膜されるタングステン膜37の膜厚が薄くなっているが、ウェハ11のベベル部11aにおいて窒化チタン膜36が形成されていない領域にもタングステン膜37が成膜されていることがわかる。すなわち、酸化シリコンよりなる絶縁膜35やシリコンよりなるウェハ11上にもタングステン膜37が形成される。
【0029】
タングステン膜37が形成されたウェハ11は、成膜が終了すると、図1に示すロボットアーム4によって、成膜チャンバ5より取り出され、ホットプレート6上に運ばれる。ホットプレート6上において、ウェハ11の温度は、200度から400度程度の温度に保持される。このため、図5に示したようにウェハ11のベベル部11aに形成されたタングステン膜37には、引っ張り応力でなく圧縮応力が働くため、膜剥がれが生じない。つまり、成膜チャンバ5から取り出されたウェハ11は、冷却されると引っ張り応力が生じ、膜が剥がれるため、ホットプレート6上に置くことによって、膜剥がれを防止している。
【0030】
次に、ホットプッレート6上に置かれたウェハ11は、ロボットアーム7によってホットプレート6からエッチングセル8に入れられる。エッチングセル8において、ウェハ11は、純水によって冷却される。そして、ウェハ11は、回転させられながら図6に示すように、ノズル38から出されるエッチング液をベベル部にかけられる。このノズル38から出されるエッチング液によって、ベベル部11aに形成されたタングステン膜37のウェットエッチングが行われる。このようにタングステン膜37をウェハ上に成膜後、冷却する前のホットな状態でウェハ11をエッチングセル8に運び、冷却およびウェットエッチングを一気に行うことにより、ウェハ11のベベル部11aに形成されたタングステン膜37を剥離することなくきれいに除去できる。つまり、エンクローチメントなどにより剥離する可能性があるベベル部に形成されたタングステン膜37を、剥離する前にウェットエッチングで除去することができる。このようにウェハ11のベベル部11aに形成されたタングステン膜37を積極的に除去することにより、ウェハ11搬送時に生ずる膜剥がれを防止することができる。したがって、ベベル部11aに形成されたタングステン膜37の剥離による異物の発生を抑制することができ、歩留まり向上を図ることができる。
【0031】
また、本実施の形態における半導体装置の製造方法は、ウェハ11のベベル部11aをクランプリングで覆って、ベベル部11aにおけるタングステン膜37の生成を抑制するのではなく、局所的にノズル38によりエッチング液をウェハ11のベベル部11aに吹きかけて、ベベル部11aに形成されたタングステン膜37を除去している。このため、タングステン膜37を除去する精度が高く、ウェハ11の外周部であってチップが形成されない領域を示すE/E(Edge/Exclusion)を小さくすることができる。例えば、クランプリングでベベル部11aを覆う場合、外周から3mm±0.5mm内側までの領域がE/E領域であったが、本実施の形態のようにベベル部11aに形成されたタングステン膜37をウェットエッチングで除去する場合、外周から1mm±0.5mm内側までの領域がE/E領域となる。したがって、本実施の形態における半導体装置の製造方法によれば、半導体チップ取得領域を広くとることができる。
【0032】
次に、エッチングセル8において、ベベル部11aに形成されたタングステン膜37を除去したウェハ11は、ロボットアーム7によって、エッチングセル8から取り出されプレート9に置かれる。プレート9に置かれたウェハ11は、ロボットアーム4によって、アライナ3に運ばれる。そして、アライナ3に運ばれたウェハ11は、ロボットアーム2によって、カセット10に収納され、成膜装置1から搬出される。この後、ウェハ11は、CMP(Chemical Mechanical Polishing)装置に搬入される。そしてウェハ11上に形成されたタングステン膜37が研磨され、図7に示すようにコンタクトホールに窒化チタン膜36およびタングステン膜37を埋め込んだプラグ39が形成される。その後、ウェハ11上に多層配線が形成される。このようにして、ウェハ11上に半導体素子を形成することができる。
【0033】
以上、本発明者によってなされた発明を前記実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0034】
前記実施の形態では、ウェハのベベル部に形成され、エンクローチメントなどにより剥離する可能性のある膜を予め除去して、剥離による異物発生を防止する例について説明したが、ウェハのベベル部に形成され、残っているとメタル汚染の原因となる金属膜を予め除去する場合にも本発明を適用することができる。
【0035】
前記実施の形態における半導体装置の製造方法では、ウェハ上にタングステン膜を形成する場合について説明したが、これに限らず例えば、タングステンシリサイド(WSi)、窒化タングステン(WN)、銅(Cu)、TaSiN、窒化チタン(TiN)、チタン(Ti)、ルテニウム(Ru)、酸化タンタル(TaO)、タンタル(Ta)、窒化タンタル(TaN)、コバルトシリサイド(CoSi)などの金属膜をウェハ上に成膜した場合にも適用することができる。
【0036】
前記実施の形態における成膜装置では、CVD法によってウェハ上に膜を形成する場合について説明したが、これに限らず例えばスパッタリング法によってウェハ上に膜を形成した場合にも適用することができる。
【0037】
前記実施の形態では、成膜装置について説明したが、これに限らず例えば、ウェハ上に形成した金属膜を研磨する装置にも適用することができる。例えば、金属膜研磨装置によりウェハ上に形成された金属膜を研磨した後、ウェハのベベル部に残った膜を上記した方法と同様にウェットエッチングして除去してもよい。このようにして、次工程における膜剥がれを防止することができる。
【0038】
【発明の効果】
本願によって開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、以下の通りである。
【0039】
成膜装置において、ウェハ上に膜を形成した後、ウェハのベベル部に形成された膜をウェットエッチングにより除去することにより、ウェハのベベル部に形成された膜が剥がれることで生ずる異物発生を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態において使用される成膜装置の概略構成を示した図である。
【図2】本発明の実施の形態における半導体装置の製造工程を示した断面図である。
【図3】ウェハのベベル部に形成された膜の様子を示す断面図である。
【図4】本発明の実施の形態における半導体装置の製造工程を示した断面図である。
【図5】ウェハのベベル部に形成された膜の様子を示す断面図である。
【図6】ウェハのベベル部に形成されたタングステン膜をノズルから出されたエッチング液で除去した様子を示す断面図である。
【図7】本発明の実施の形態における半導体装置の製造工程を示した断面図である。
【符号の説明】
1 成膜装置
2 ロボットアーム
3 アライナ
4 ロボットアーム
5 成膜チャンバ
6 ホットプレート
7 ロボットアーム
8 エッチングセル
9 プレート
10 カセット
11 ウェハ
11a ベベル部
12 素子分離層
13 Pウェル
14 Nウェル
15 ゲート絶縁膜
16 ゲート絶縁膜
17 ゲート電極
18 ゲート電極
19 低濃度N型不純物拡散層
20 低濃度N型不純物拡散層
21 低濃度P型不純物拡散層
22 低濃度P型不純物拡散層
23 サイドウォール
24 サイドウォール
25 高濃度N型不純物拡散層
26 高濃度N型不純物拡散層
27 高濃度P型不純物拡散層
28 高濃度P型不純物拡散層
29 コバルトシリサイド膜
30 コバルトシリサイド膜
31 コバルトシリサイド膜
32 コバルトシリサイド膜
33 コバルトシリサイド膜
34 コバルトシリサイド膜
35 絶縁膜
36 窒化チタン膜
37 タングステン膜
38 ノズル
39 プラグ

Claims (5)

  1. (a)外周端部であるベベル部を有するウェハを成膜装置に搬入する工程と、
    (b)前記ウェハ上に膜を形成する工程と、
    (c)前記ベベル部に形成された前記膜を除去する工程と、
    (d)前記(c)工程の後、前記ウェハを前記成膜装置から搬出する工程とを備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. (a)外周端部であるベベル部を有するウェハを成膜装置に搬入する工程と、
    (b)前記ウェハ上に膜を形成する工程と、
    (c)前記ベベル部に形成された前記膜をエッチングにより除去する工程と、
    (d)前記(c)工程の後、前記ウェハを前記成膜装置から搬出する工程とを備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. (a)外周端部であるベベル部を有するウェハを成膜装置に搬入する工程と、
    (b)前記ウェハ上に金属膜を形成する工程と、
    (c)前記ベベル部に形成された前記金属膜をエッチングにより除去する工程と、
    (d)前記(c)工程の後、前記ウェハを前記成膜装置から搬出する工程とを備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. (a)外周端部であるベベル部を有するウェハを成膜装置に搬入する工程と、
    (b)前記ウェハ上に膜を形成する工程と、
    (c)前記膜を形成した前記ウェハを熱源上に配置して前記ウェハの温度を所定の温度に維持する工程と、
    (d)前記ウェハを冷却する工程と、
    (e)冷却した前記ウェハの前記ベベル部に形成された前記膜をエッチングにより除去する工程と、
    (f)前記(e)工程の後、前記ウェハを前記成膜装置から搬出する工程とを備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. (a)外周端部であるベベル部を有するウェハを成膜装置に搬入する工程と、
    (b)前記ウェハ上に膜を形成する工程と、
    (c)前記膜を形成した前記ウェハを熱源上に配置して前記ウェハの温度を所定の温度に維持する工程と、
    (d)水を使用して前記ウェハを冷却する工程と、
    (e)冷却した前記ウェハの前記ベベル部に形成された前記膜をウェットエッチングにより除去する工程と、
    (f)前記(e)工程の後、前記ウェハを前記成膜装置から搬出する工程とを備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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