JP2004102435A - 産業車両の稼働時間平準化検討装置および稼働時間平準化検討方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数のフォーリフトの稼働時間の平準化検討に際し、車両全体に関する最大稼働時間、最小稼働時間、および平均稼働時間を示すグラフL1、および車両別の稼働時間を含む稼働時間順位表M1、更には車両別の時間帯稼働グラフN1をコンピュータの表示部に表示可能とする。ステップS10では稼働時間のバラツキを簡易的かつ容易に判定可能なグラフL1を用いて検討を行い、次にステップS20ではバラツキの内訳を把握可能な稼働時間順位表M1を用いて検討を行い、更にステップS30ではグラフN1を用いて検討を行うという検討フローを用いるため、稼働時間の平準化検討を円滑に行うことができる。
【選択図】 図7
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の産業車両につき稼働時間の平準化を検討するのに用いる産業車両の稼働時間平準化検討技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、フォークリフトのような産業車両を複数稼働させるような場合、車両間の稼働時間にバラツキを生じることがある。従って、複数のフォークリフトを取り扱う工場等では、作業効率や車両台数等の最適化を図り複数の車両を合理的に運用したいという要請がある。このような要請に対しては、車両間の稼働時間に生じるバラツキを低減させることで稼働時間を平準化するという対策が有効である。
そこで、従来、全車両の実稼働時間を記録しこの記録情報に基づいて稼働時間の平準化を検討する技術が提案されている。例えば、バッテリ車の実稼働時間を記録し、この実稼働時間を数値化およびグラフ化することでユーザーに提供するという技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−120999号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のように単に実稼働時間を数値化およびグラフ化するだけでは、各車両に関する数値やグラフを複数見比べながら稼働時間の平準化を検討することとなる。従って、このような従来の検討方法は、稼働時間のバラツキやその傾向を把握するのが難しく、検討に時間を要することから必ずしも合理的な方法とは言い難い。そこで、本発明者は、稼働時間の平準化を検討するに際し、複数の車両の稼働時間に関する稼働時間情報を従来にないような合理的な方法で表現することで、稼働時間の平準化の検討を円滑に行うことができると考え、この種の技術について鋭意検討した。その検討の結果、本発明者は、複数の車両の稼働時間に関する稼働時間情報を平準化の検討に好適な形式で表現することによって、稼働時間の平準化の検討を円滑に行うことができるようになることを見出すことに成功した。
本発明では、複数の産業車両につき稼働時間の平準化の検討を円滑に行うのに有効な技術を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明の産業車両の稼働時間平準化検討装置は請求項1,2に記載の通りに構成される。また、本発明の産業車両の稼働時間平準化検討方法は請求項3,4に記載の通りである。
【0006】
請求項1に記載した産業車両の稼働時間平準化検討装置は、複数の産業車両につき稼働時間の平準化を検討するのに用いられるものである。ここでいう「稼働時間の平準化」とは、車両間に生じる稼働時間のバラツキを低減させ稼働時間のムラをなくすことをいう。また、本発明でいう「産業車両」には、各種フォークリフトをはじめ、作業者が乗車して操作を行う各種の建設機械(建設車両)等を広く含むものとする。
本発明では、この稼働時間平準化検討装置に、記憶手段、第1の表示手段、第2の表示手段、第3の表示手段、制御手段等が設けられている。
記憶手段は、複数の産業車両の稼働時間に関する稼働時間情報を記憶する構成を有する。この記憶手段としては、RAM(ランダム・アクセス・メモリー)等を好適に用いる。
第1の表示手段は、記憶手段に記憶された稼働時間情報を車両別に数値表示する構成を有する。この第1の表示手段には、車両別の稼働時間等が数値データとして表示される。例えば、車両別の稼働時間を所定期間集計したものが表示される。なお本発明でいう「稼働時間情報」には、稼働時間自体はもちろん、稼働時間に関与する各種の情報、例えば稼働時間の車両間順位等が含まれるものとする。
第2の表示手段は、稼働時間情報に基づいて、車両全体に関する最大稼働時間、最小稼働時間、および平均稼働時間を示す所定形式のグラフを時系列で表示する構成を有する。最大稼働時間とは、例えば所定の日において最も稼働時間が大きい車両の稼働時間であり、最小稼働時間とは、例えば所定の日において最も稼働時間が小さい車両の稼働時間である。また、平均稼働時間とは、例えば所定の日において全車両の稼働時間を平均したものである。
第3の表示手段は、稼働時間情報に基づいて、車両別の時間帯稼働時間を示す所定形式のグラフを表示する構成を有する。このグラフは、例えば所定の車両の稼働時間が、1日のうちで時間帯(時刻)によってどのように変化しているかを示すものである。第2および第3の表示手段では、例えば折れ線グラフの形式や棒グラフの形式によってグラフ化されたデータが表示される。これら第1〜第3の表示手段は、各々個別の表示体を用いて構成されてもよいし、あるいは1つの表示体を用いて構成されてもよい。好適には、コンピュータの1つの表示画面に、これら第1〜第3の表示手段に対応した複数の情報を表示する構成を用いる。これら複数の情報を、1つの表示画面に一度に表示させたり、あるいは画面切替によって別々のタイミングで表示させたりすることができる。
制御手段は、第1〜第3の表示手段の表示態様を制御する構成を有する。この制御手段としては、CPU(セントラル・プロセッシング・ユニット)等を好適に用いる。
このような構成において、まず、第2の表示手段に表示されたグラフを用いることで稼働時間のバラツキに関する判定を行うことが可能となる。例えば、稼働時間のバラツキの大きさ、バラツキの変動の大きさ等を判定する。具体的には、最大稼働時間と最小稼働時間との差が所定期間を通してどのように変化しているかをチェックすることで、稼働時間のバラツキに関する判定を行うことができる。このように、稼働時間のバラツキを視覚的に把握することができるグラフを用いることで、バラツキに関する判定を簡易的かつ容易に行うことができる。
次に、バラツキに関する判定結果に基づいて、稼働時間のバラツキの内訳を第1の表示手段に表示された稼働時間情報から抽出することができる。この稼働時間情報は、第2の表示手段に表示されたグラフの元になるデータを含む詳細なデータであり、このグラフで着目した稼働時間のバラツキの内訳を的確に確認することができる。そして、稼働時間情報から稼働時間のバラツキの内訳を確認することで、バラツキに関与する車両を選定することが可能となる。
更に、選定した車両の時間帯稼働時間を示す所定形式のグラフを第3の表示手段に表示させることで、車両台数の削減、増車等によって平準化の提案を的確に行うことが可能となる。例えば、2台の車両が選定され、それら2台の稼働時間帯が重なっていない場合には、2台の車両が1台に削減可能である旨の提案を行うことができる。
以上のように請求項1に記載の稼働時間平準化検討装置は、複数の産業車両につき稼働時間の平準化の検討を円滑に行ううえで大変有効である。
【0007】
ここで、請求項1に記載の第1の表示手段に表示される稼働時間情報には、請求項2に記載のように、稼働時間に関する順位表の形式で数値表示された情報が含まれるのが好ましい。このような順位表が表示される構成であるため、稼働時間情報から稼働時間のバラツキの内訳を確認する作業が円滑化される。
【0008】
請求項3に記載した産業車両の稼働時間平準化検討方法は、複数の産業車両につき稼働時間の平準化を検討する方法であり、第1〜第4のステップを有する。
第1のステップでは、複数の産業車両の稼働時間に関する稼働時間情報を各車両別に数値表示する。また、この稼働時間情報に基づいて、車両全体に関する最大稼働時間、最小稼働時間、および平均稼働時間を示す所定形式のグラフを時系列で表示する。この第1のステップは、本発明の請求項1に記載の第1および第2の表示手段を用いて行うことができる。
第2のステップでは、第1のステップで表示したグラフ(例えば折れ線グラフ、棒グラフ等)を用いて稼働時間のバラツキに関する判定を行う。例えば、稼働時間のバラツキの大きさ、バラツキの変動の大きさ等を判定する。具体的には、最大稼働時間と最小稼働時間との差が所定期間を通してどのように変化しているかをチェックすることで、稼働時間のバラツキに関する判定を行うことができる。このように、稼働時間のバラツキを視覚的に把握することができるグラフを用いることで、バラツキに関する判定を簡易的かつ容易に行うことができる。
第3のステップでは、第2のステップにおける判定結果に基づいて、稼働時間のバラツキの内訳を第1のステップで数値表示した稼働時間情報から抽出する。この稼働時間情報は、第1のステップで表示したグラフの元になるデータを含む詳細なデータであり、このグラフで着目した稼働時間のバラツキの内訳を的確に確認することができる。そして、稼働時間情報から稼働時間のバラツキの内訳を確認することで、バラツキに関与する車両を選定することが可能となる。
第4のステップでは、第3のステップにおいて選定した車両の時間帯稼働時間を示す所定形式のグラフ(例えば折れ線グラフ、棒グラフ等)を表示する。この第4のステップは、本発明の請求項1に記載の第3の表示手段を用いて行うことができる。これにより、車両台数の削減、増車等によって平準化の提案を的確に行うことが可能となる。例えば、第3のステップで2台の車両が選定され、それら2台の稼働時間帯が重なっていない場合には、2台の車両が1台に削減可能である旨の提案を行うことができる。このように、本発明では、稼働時間の平準化検討に際し、まず稼働時間のバラツキを簡易的かつ容易に判定可能な所定のグラフを用いて第1の検討を行い、次にバラツキの内訳を把握可能な詳細データを用いて第2の検討を行うという検討フローを用いるため、稼働時間の平準化検討を合理的に行うことが可能となる。この点からして、本発明は、従来の如く単に実稼働時間を数値化およびグラフ化することで稼働時間の平準化検討を行う技術に止まるものではなく、この平準化検討に好適な表現方法を用いている点において合理的な技術となっている。
以上のように請求項3に記載の発明によれば、複数の産業車両につき稼働時間の平準化の検討を円滑に行うことが可能となる。
【0009】
ここで、請求項3に記載の第1のステップで表示される稼働時間情報には、請求項4に記載のように、稼働時間に関する順位表の形式で数値表示された情報が含まれるのが好ましい。このような順位表を用いることで、第3のステップで行うバラツキの内訳を確認する作業が円滑化される。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の一実施の形態を図面を参照しながら説明する。
なお、本実施の形態は、フォークリフト200の稼働時間に関する稼働時間情報を検出してサンプリングし、データとしてデータ記録装置100に記録し、この記録データをコンピュータ300によって好適に処理したうえで稼働時間平準化検討を行う場合について説明するものである。このフォークリフト200が本発明における産業車両に対応している。
【0011】
まず、図1および図2を参照しながらデータ記録装置100の構成を説明する。
ここで図1はフォークリフト200に、稼働時間に関する稼働時間情報を記録するデータ記録装置100を取付ける場合の模式図である。図2は図1中のデータ記録装置100の構成を示すブロック図である。
【0012】
図1に示すように、データ記録装置100はコネクター130を備え、このコネクター130は、例えばフォークリフト200側のコネクター230に対し着脱可能になっている。コネクター230は、キースイッチ210およびパーキングブレーキ220と電気的に接続されている。従って、データ記録装置100のコネクター130をコネクター230に装着した場合には、キースイッチ210およびパーキングブレーキ220からの入力信号をデータ記録装置100で検出可能となる。例えばキースイッチ210からの入力信号は、キースイッチ210が有効な場合(エンジン運転時)にオン状態となり、キースイッチ210が無効な場合(エンジン停止時)にオフ状態となる。また、パーキングブレーキ220からの入力信号は、パーキングブレーキ220が有効な場合(ブレーキ作動時)にオン状態となり、パーキングブレーキ220が無効な場合(ブレーキ解除時)にオフ状態となる。これら入力信号に関するデータは、データ記録装置100の後述する情報補間部110およびデータ記録部120を介して記録される。データの記録が終了したデータ記録装置100をフォークリフト200側から取り外し、コンピュータ等に接続することで記録データを用いた演算処理等が可能となる。本実施の形態では、この記録データを用いて後述するコンピュータ300で所定の演算処理を行いフォークリフト200の稼働時間に関する稼働時間情報を得るようになっている。例えば、キースイッチ210がオン状態で、パーキングブレーキ220がオフ状態であるときを実稼働時と判断する場合、これらに関する記録データを用いて実稼働時間を算出することができる。
【0013】
図2に示すように、データ記録装置100には、大別して情報補間部110およびデータ記録部120からなるデータロガーが収容されている。
情報補間部110は、キースイッチ210およびパーキングブレーキ220からの入力信号S1を後述する補間処理によって補間したのち、情報補間部出力信号S3を出力するように構成されている。データ記録部120は、情報補間部110から出力された情報補間部出力信号S3を読み取って記録するように構成されている。
【0014】
情報補間部110には、タイマーIC112、このタイマーIC112の下流に配されたORゲート114等が設けられている。
タイマーIC112は、ダイオード、トランジスタ、抵抗器、コンデンサーといった複数の回路素子が基板に集積された既知の構成の集積回路を備え、とりわけこのタイマーIC112にはタイマー機能が内臓されている。このタイマーIC112では、入力信号S1に含まれる例えばキースイッチ210のオン情報を検出したことを条件としてタイマー機能が作動し、そのオン情報に対応したタイマーIC出力信号(保持信号)S2が所定の保持時間(本実施の形態では1分間)出力されるようになっている。すなわち、このタイマーIC出力信号S2は、キースイッチ210のオン情報の立ち上がりがトリガーとなることでその出力が開始され、所定の保持時間経過後に、いわゆるオフディレイ動作によってその出力が終了される。この場合、タイマーIC出力信号S2は特定の情報であるキースイッチ210のオン情報に対応した信号となっている。
【0015】
ORゲート114は、タイマーIC出力信号S2と入力信号S1のうちのいずれかを選択して出力する。具体的には、このORゲート114は、タイマーIC出力信号S2と入力信号S1とを比較し、キースイッチ210のオン情報に対応した信号を出力している側を選択して情報補間部出力信号S3として出力する構成になっている。例えば、比較時に入力信号S1がキースイッチ210のオフ情報を出力しており、タイマーIC出力信号S2がキースイッチ210のオン情報に対応した出力状態である場合には、タイマーIC出力信号S2を情報補間部出力信号S3とする。反対に、比較時に入力信号S1がキースイッチ210のオン情報を出力しており、タイマーIC出力信号S2がキースイッチ210のオフ情報に対応した出力状態である場合には、入力信号S1を情報補間部出力信号S3とする。また、比較時に入力信号S1がキースイッチ210のオン情報を出力しており、タイマーIC出力信号S2がキースイッチ210のオン情報に対応した出力状態である場合には、例えば一義的にタイマーIC出力信号S2を情報補間部出力信号S3とする。更には、比較時に入力信号S1がキースイッチ210のオフ情報を出力しており、タイマーIC出力信号S2がキースイッチ210のオフ情報に対応した出力状態である場合には、情報補間部出力信号S3は出力されない。タイマーIC112およびORゲート114によるこのような一連の処理を、本実施の形態では「補間処理」という。
【0016】
データ記録部120には、A/Dコンバータ122、メモリー124等が設けられている。A/Dコンバータ122は、アナログ信号をデジタル信号に変換する既知の構成であり、ここでは情報補間部出力信号S3(電圧値)を所定のサンプリング間隔(本実施の形態では1分間隔)で読取り、この情報補間部出力信号S3をデジタル信号S4に変換し、このデジタル信号S4をメモリー124へ出力するようになっている。メモリー124は、データを記録(記憶)する既知のRAM(ランダム・アクセス・メモリー)等を用いた構成であり、ここではA/Dコンバータ122から出力されたデジタル信号S4を記録するようになっている。このメモリー124には、キースイッチ210やパーキングブレーキ220のオン情報およびオフ情報に関するデータをはじめ、例えばサンプリングを実施した日時、車両名等もあわせて記録される。なお、本実施の形態ではタイマーIC出力信号S2の保持時間がメモリー124のサンプリング間隔と同じ設定(いずれも1分間)になっている。
【0017】
次に、上記構成のデータ記録装置100のうち、情報補間部110における具体的な処理を図3および図4を参照しながら説明する。ここで、図3は情報補間部110による補間処理の一例を示す図であり、入力信号S1のオン時間が保持時間(サンプリング間隔)よりも短い場合を示す。また、図4は情報補間部110による補間処理の一例を示す図であり、入力信号S1のオン時間が保持時間(サンプリング間隔)よりも長い場合を示す。なお、これらの図では、データ記録部120におけるサンプリング点P1〜P3に対応した範囲を示している。
【0018】
図3に示すように、例えばサンプリング点P1とサンプリング点P2との間のタイミングにおいて、入力信号S1として例えばキースイッチ210のオン情報が1分間よりも短い入力時間(オン時間)で入力された場合を想定する。この場合、タイマーIC112は、オン情報を検出したタイミングでタイマーIC出力信号S2をオン状態とし、このオン状態を1分間保持する。これにより、タイマーIC出力信号S2は、サンプリング点P2とサンプリング点P3との間のタイミングまでオン状態とされる。一方、ORゲート114は、入力信号S1とタイマーIC出力信号S2とを比較した結果、図3中に示す範囲では入力信号S1のオン情報に対応したオン状態の出力を継続しているタイマーIC出力信号S2の側を選択する。これにより、タイマーIC出力信号S2のオン時間と同じタイミングで同じ時間(1分間)、情報補間部出力信号S3がオン状態とされる。従って、この場合はタイマーIC出力信号S2と情報補間部出力信号S3とが一致することとなる。
【0019】
このような構成のデータ記録装置100を用いると、入力信号S1をそのまま所定のサンプリング間隔でサンプリングする場合に起こるオン情報の欠落を防止することができる。すなわち、サンプリングに際しタイマーIC112およびORゲート114を介在させた処理を行うことで、サンプリング点以外のサンプリング間で入力されたオン情報を補間することができ、これによりそのオン情報に関するデータがサンプリング時に欠落するのを確実に防止することができる。また、オン情報に関するデータの欠落を防止することで、必要以上にデータのサンプリング間隔を短くしなくても長時間にわたるデータの記録を行うことができ、メモリー124の限られた記録容量を有効に使用することが可能となる。
【0020】
また、図4に示すように、例えばサンプリング点P1とサンプリング点P2との間のタイミングにおいて、入力信号S1として例えばキースイッチ210のオン情報が1分間よりも長い入力時間(オン時間)、例えば1〜2分間入力された場合を想定する。この場合、タイマーIC112は、図3に示す場合と同様にオン情報を検出したタイミングでタイマーIC出力信号S2をオン状態とし、このオン状態を1分間保持する。これにより、タイマーIC出力信号S2は、サンプリング点P2とサンプリング点P3との間のタイミングまでオン状態とされる。一方、ORゲート114は、入力信号S1とタイマーIC出力信号S2とを比較した結果、図4中に示す範囲では入力信号S1のオン情報の出力を継続している入力信号S1の側を選択する。これにより、入力信号S1のオン時間と同じタイミングで同じ時間、情報補間部出力信号S3がオン状態とされる。従って、この場合は入力信号S1と情報補間部出力信号S3とが一致することとなる。このような形態によれば、図3を参照して説明したのと同様に、サンプリング点以外のサンプリング間で入力されたオン情報を補間することができ、これによりサンプリング時にそのオン情報に関するデータが欠落するのを確実に防止することができる。
【0021】
次に、本実施の形態の特徴部分である複数のフォークリフト200(以下、「車両」という。)の稼働時間の平準化検討技術を、図5〜図11を参照しながら説明する。ここで、図5は本発明の稼働時間平準化検討装置の一実施の形態であるコンピュータ300の構成を示すブロック図である。図6はコンピュータ300とデータ記録装置100との接続態様、および表示部330の表示画面に表示される表示内容を示す図である。図7は車両稼働時間の平準化を検討する際に用いる平準化検討フローである。図8は表示部330の表示画面に表示されるデータLの一例を示す図である。図9は表示部330の表示画面に表示されるデータMの一例を示す図である。図10および図11はいずれも表示部330の表示画面に表示されるデータNの一例を示す図である。
【0022】
本実施の形態では、図5に示すような構成のコンピュータ300を用いて稼働時間の平準化検討を行う。なお、「稼働時間の平準化」とは、車両間に生じる稼働時間のバラツキを低減させ稼働時間のムラをなくすことをいう。このコンピュータ300をコネクター130を介してデータ記録装置100に接続することで、各車両の記録データ(稼働時間情報)をコンピュータ300へ取り込むことが可能となる(図6参照)。
【0023】
図5に示すように、コンピュータ300は、入力部310、記憶部320、表示部330、処理装置(CPU:セントラル・プロセッシング・ユニット)340を用いて構成され、処理装置340は更に制御部342および演算部344を備えている。なお、記憶部320が本発明における記憶手段に対応しており、処理装置340が本発明における制御手段に対応している。また、このコンピュータ300が、本発明における稼働時間平準化検討装置に対応している。
【0024】
入力部310は、データ記録装置100に記録された記録データを制御部342からの制御信号に基づいて記憶部320へ伝送する。記憶部320は、制御部342からの制御信号に基づいて記憶データを制御部342、演算部344、および表示部330へ伝送する。記憶部320としては、既知のRAM(ランダム・アクセス・メモリー)等を好適に用いる。演算部344は、制御部342からの制御信号に基づいて記憶部320から伝送された記憶データに対し所定の演算処理を行い、処理後のデータを記憶部320へ出力する。具体的には、演算部344が、稼働時間に関する積算処理、平均処理、最大値および最小値抽出処理等を行い、その処理結果を記憶部320が記憶する。そして、この記憶部320に記憶されたデータが必要に応じて読み出され、表示部330に表示される。
【0025】
上記の処理によって、例えば、表示部330の表示画面に図6に示すようなデータL、データM、およびデータNが表示可能になっている。データLは稼働時間のグラフに関するデータであり、データMは稼働時間の順位に関するデータである。データMとしては、車両別の稼働時間を含む稼働時間順位表が数値表示されたものを好適に用いる。データLとしては、例えば車両全体に関する最大稼働時間、最小稼働時間、および平均稼働時間を示す所定形式のグラフが時系列で表示されたもの、またそのグラフで引用された数値等を好適に用いる。これらデータLおよびデータMは、例えば同じタイミングで表示される。
更に、表示部330の表示画面に、データLおよびデータMが表示されるタイミングとは別のタイミングで、車両別の時間帯稼働グラフに関するデータNを表示させることができる。このデータNとしては、例えば車両別の時間帯稼働時間を示す所定形式のグラフ、またそのグラフで引用された数値等を好適に用いる。この表示部330が、本発明における第1〜第3の表示手段を構成する。
【0026】
次に、コンピュータ300を用いた車両稼働時間の平準化検討方法を、図7を参照しながら説明する。ここで、図7は車両稼働時間の平準化を検討する際に用いる平準化検討フローである。なお、本実施の形態では、A号車〜E号車までの5台の車両につき稼働時間の平準化検討を行う場合について示している。
【0027】
図7に示すように、本実施の形態の平準化検討手順は、大別してデータLを用いて平準化に関与する簡易的な検討を行うステップS10と、データMおよびデータNを用いて平準化に関与する詳細な検討を行うステップS20およびステップS30を有する。このステップS10が本発明における第2のステップに対応しており、ステップS20が本発明における第3のステップに対応しており、ステップS30が本発明における第4のステップに対応している。
【0028】
なお、ステップS10を行うに際しては、まず表示部330の表示画面に、例えば図8に示すようなデータL、および図9に示すようなデータMを表示させる。これらデータLおよびデータMは、いずれも1日ごとのデータを1ヶ月間(例えば、3月1日〜3月31日)集計したものである。このデータの集計スパン(週単位、月単位、年単位等)は、必要に応じて適宜設定することができる。これらデータLおよびデータMを表示部330の表示画面に表示させる態様が、本発明における第1のステップに対応している。
【0029】
図8に示すデータLは、グラフL1および数値表L2によって構成され、図9に示すデータMは、稼働時間順位表M1によって構成されている。データMの稼働時間順位表M1は、A号車〜E号車の各車両の1日ごとの稼働時間に基づいて形成されたものである、すなわち、稼働時間順位表M1は、稼働時間に関する稼働時間情報によって構成されており、最大稼働時間(hr)、最小稼働時間(hr)、合計稼働時間(hr)、平均稼働時間(hr)を含み、更に稼働時間に関する順位表示がなされている。例えば、最大稼働時間の欄に対応する車両が最も稼働順位が高い車両であり、最小稼働時間の欄に対応する車両が最も稼働順位が低い車両である。本実施の形態では、稼働時間順位表M1において最も稼働順位が高い車両が最上段に記載され、最も稼働順位が低い車両が最下段に記載されている。
また、このデータMの稼働時間順位表M1から、最大稼働時間(hr)、最小稼働時間(hr)、および平均稼働時間(hr)を抽出したものがデータLの数値表L2であり、この数値表L2を引用してグラフL1が形成される。
【0030】
図7に戻って、ステップS10には、グラフL1に基づいて稼働時間のバラツキの状態を判定するステップS12、突出した稼働時間の状態を判定するステップS14、平均稼働時間(稼働率)の状態を判定するステップS16、変動が大きい期間を判定するステップS18等が含まれている。
まず、ステップS12では、グラフL1に基づいて稼働時間のバラツキの状態を判定する。このステップS12では、視覚的に判りやすいグラフL1を用いるため、稼働時間のバラツキの判定を容易に行うことが可能となる。具体的には、例えばグラフL1において、最大稼働時間と最小稼働時間との差(◇プロットと△プロットとを結んだ直線の長さ)が1ヶ月間を通してどのように変化しているかを検討者がチェックすることで、稼働時間のバラツキに関する判定を行うことができる。また、例えば、最大稼働時間と最小稼働時間との差と、予め定めた値とを比較することでバラツキの大小を機械的に判定することもできる。
【0031】
ステップS12においてバラツキが全体的に大きいと判定された場合には、ステップS14へすすむ。ステップS14では、平均稼働時間より突出して稼働時間が低い車両が存在しているか、あるいは平均稼働時間より突出して稼働時間が高い車両が存在しているかを判定する。ステップS14において平均稼働時間より突出して稼働時間が低い車両が存在していると判定された場合にはステップS22へすすみ、反対に平均稼働時間より突出して稼働時間が高い車両が存在していると判定された場合にはステップS24へすすむ。
【0032】
ステップS12においてバラツキが全体的に小さいと判定された場合にはステップS16へすすみ、平均稼働時間(稼働率)の状態を判定する。ステップS16において平均稼働時間が全体的に低いと判定された場合にはステップS26へすすみ、反対に平均稼働時間の変動が大きいと判定された場合にはテップS28へすすむ。また、ステップS16において平均稼働時間の変動が大きいと判定された場合にはステップS18へすすみ、その変動が一定期間継続しているか、あるいは短い期間で終了しているかを判定する。ステップS18において一定期間変動が大きいと判定された場合には、レンタル車両を使用するのがよい旨の提案fを行う。一方、ステップS18において短い期間で変動が大きいと判定された場合には、作業内容を平準化する必要があると判断し、作業内容平準化の提案gを行う。
なお、ステップS12においてバラツキの変動が大きいと判定された場合には、そのまま作業内容平準化の提案gを行う。
【0033】
ステップS22〜S28は、図9に示すデータMの稼働時間順位表M1に基づいて行われる。
ステップS22では、バラツキが大きくしかも平均稼働時間より突出して稼働時間が低い車両が存在しているという事実に基づいてこの車両の選出を行う。この車両は作業を統合できる可能性のある車両であり、選出したこの車両の個別の稼働状態を検討するべくステップS30へすすむ。その結果に基づき選出された車両が統合可能であり、削減可能な車両があると判断された場合には、台数削減を行うのがよい旨の提案aを行う。なお、ステップS30は、表示部330の表示画面にデータN(例えば、車両別の時間帯稼働時間を示す所定形式のグラフ)を表示させることで行うことができる。
【0034】
ステップS24では、バラツキが大きくしかも平均稼働時間より突出して稼働時間が高い車両が存在しているという事実に基づいてこの車両の選出を行う。この車両は稼働時間が高い車両に対して応援できる可能性のある車両であり、選出したこの車両の個別の稼働状態を検討するべくステップS30へすすむ。その結果に基づき選出された車両が応援可能と判断された場合には、配車効率を見直す必要があると判断し配車効率の提案bを行う。反対に、選出された車両が応援不可能と判断された場合には、増車を行う必要があると判断し増車の提案cを行う。
【0035】
ステップS26では、バラツキが小さくしかも平均稼働時間が全体的に低いことを勘案して、さらに作業を統合できる可能性のある車両の選出を行い、選出したこの車両の個別の稼働状態を検討するべくステップS30へすすむ。その結果に基づき選出された車両が統合可能であり、削減可能な車両があると判断された場合には、台数削減を行うのがよい旨の提案dを行う。
【0036】
ステップS28では、バラツキが小さくしかも平均稼働時間が全体的に高いことを勘案して、中でも特に稼働時間の高い車両の選出を行い、そのまま選出したこの車両に対し増車を行うのがよい旨の提案eを行う。
【0037】
例えば、ステップS22においてD号車およびE号車が選出された場合について図10および図11を参照しながら具体的に説明する。ここで、図10および図11は、いずれも表示部330の表示画面に表示されるデータNの一例を示す図である。これらの図では、特定の日(本実施の形態では、3月30日)における時間帯稼働時間を示すグラフN1と、このグラフN1に引用された数値表N2がデータNとして表示されている。また、これらの図では、個別の車両の稼働時間(min)を示す棒グラフとともに、全車両の平均稼働時間(min)を示す折れ線グラフが表示されている。
【0038】
図10に示すD号車に関するグラフN1から、このD号車は13時から20時の間で稼働されており、17時付近で稼働時間がピークになることが判る。一方、図11に示すE号車に関するグラフN1から、このE号車は7時から11時の間で稼働されており、8時付近で稼働時間がピークになることが判る。この結果、ステップS22において選出されたD号車およびE号車は、稼働時間が重なっておらず、従って2台を1台に統合することが可能であると判断することができる。これにより、台数削減を行うのがよい旨の提案aを行うことができる。
【0039】
以上のように、本実施の形態によれば、複数の車両(フォークリフト200)につき稼働時間の平準化の検討を円滑に行うことが可能となる。すなわち、まず、稼働時間のバラツキを簡易的かつ容易に判定可能なグラフL1を用いて検討を行い、次にバラツキの内訳を把握可能な稼働時間順位表M1を用いて検討を行い、更にグラフN1を用いて検討を行うという検討フローを用いるため、稼働時間の平準化検討を円滑に行うことができる。
また、本実施の形態によれば、稼働時間順位表M1を用いるため、バラツキの内訳を確認する作業を円滑化することができる。
また、本実施の形態のような稼働時間の平準化検討を行うことで、最適なメンテナンス時期の設定、最適な保有台数、適正な車両の稼働率、稼働率に見合う適正な車両又は車種(例えば1日の稼働時間によってはエンジン車からバッテリ車への代替が可能であり、ランニンングコストの低減に繋がる)、時間帯又は時期等による適正な車両及び人員の配置等を定めることができ、これによりフォークリフト200のより合理的な運用方法を提供することが可能となる。このような運用方法の合理化は、とりわけ物流コストの低減を図るうえで特に有効である。
また、本実施の形態によれば、フォーリフト200の実稼働時間を正確に記録可能なデータ記録装置100を用いるため、信頼性の高い平準化検討を行うことができる。
【0040】
なお、本発明は上記の実施の形態のみに限定されるものではなく、種々の応用や変形が考えられる。例えば、上記実施の形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
【0041】
(A)上記実施の形態では、棒グラフおよび折れ線グラフの形成で表示する場合について記載したが、必要に応じてその他の表示形式でグラフL1,N1を表示してもよい。
【0042】
(B)また、上記実施の稼働時間順位表M1では、稼働時間に関する稼働時間情報として、最大稼働時間(hr)、最小稼働時間(hr)、合計稼働時間(hr)、平均稼働時間(hr)を含み、更に稼働時間に関する順位表示を行う場合について記載したが、稼働時間に関する順位表示を省略することもできる。
【0043】
(C)上記実施の形態では、表示部330の表示画面にデータL、データM、データNを表示可能としたが、これらのデータを個別の表示体(表示手段)に表示させることもできる。
【0044】
(D)また、上記実施の形態では、荷役車両の1つであるフォークリフト200に本発明を適用する場合について記載したが、フォークリフト以外の他の産業車両、また例えば作業者が乗車して操作を行う各種の建設機械(建設車両)等に本発明を適用することもできる。
【0045】
以上説明してきた実施の形態や様々な変更例に説明に鑑みた場合、本発明は、稼働時間の平準化を検討する技術に止まるものではなく、複数の産業車両を所有するユーザーに対し稼働時間の平準化検討の検討過程ないし検討結果を提案する技術に本発明を好適に用いることができる。
すなわち、本発明では、「複数の産業車両につき稼働時間の平準化を検討する稼働時間平準化検討を提案する提案方法であって、
複数の産業車両の稼働時間に関する稼働時間情報を各車両別に数値表示する一方、この稼働時間情報に基づいて、車両全体に関する最大稼働時間、最小稼働時間、および平均稼働時間を示す所定形式のグラフを時系列で表示する第1のステップと、
前記第1のステップで表示したグラフを用いて稼働時間のバラツキに関する判定を行う第2のステップと、
前記第2のステップにおける判定結果に基づいて、稼働時間のバラツキの内訳を前記第1のステップで数値表示した稼働時間情報から抽出し、そのバラツキに関与する車両を選定する第3のステップと、
前記第3のステップにおいて選定した車両の時間帯稼働時間を示す所定形式のグラフを表示する第4のステップとを有することを特徴とする提案方法。」という構成を採り得る。
このような構成によれば、稼働時間の平準化の検討過程および検討結果をユーザーに円滑かつ判りやすく提案することが可能となる。この点からして、複数の産業車両を所有するユーザーに対し車両管理、運行管理を提案する、いわゆるフリートマネジメントを行うビジネスに本発明を好適に用いることができる。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、複数の産業車両につき稼働時間の平準化の検討を円滑に行うのに有効な技術を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フォークリフト200に、稼働時間に関する稼働時間情報を記録するデータ記録装置100を取付ける場合の模式図である。
【図2】図1中のデータ記録装置100の構成を示すブロック図である。
【図3】図2中の情報補間部110による補間処理の一例を示す図であり、入力信号S1のオン時間が保持時間(サンプリング間隔)よりも短い場合を示す。
【図4】図2中の情報補間部110による補間処理の一例を示す図であり、入力信号S1のオン時間が保持時間(サンプリング間隔)よりも長い場合を示す。
【図5】本発明の稼働時間平準化検討装置の一実施の形態であるコンピュータ300の構成を示すブロック図である。
【図6】コンピュータ300とデータ記録装置100との接続態様、および表示部330の表示画面に表示される表示内容を示す図である。
【図7】車両稼働時間の平準化を検討する際に用いる平準化検討フローである。
【図8】表示部330の表示画面に表示されるデータLの一例を示す図である。
【図9】表示部330の表示画面に表示されるデータMの一例を示す図である。
【図10】表示部330の表示画面に表示されるデータNの一例を示す図である。
【図11】表示部330の表示画面に表示されるデータNの一例を示す図である。
【符号の説明】
100…データ記録装置
110…情報補間部
112…タイマーIC
114…ORゲート
120…データ記録部
200…フォークリフト
210…キースイッチ
220…パーキングブレーキ
300…コンピュータ(稼働時間平準化検討装置)
310…入力部
320…記憶部
330…表示部
340…処理装置(CPU)
342…制御部
344…演算部
Claims (4)
- 複数の産業車両につき稼働時間の平準化を検討するのに用いる産業車両の稼働時間平準化検討装置であって、
複数の産業車両の稼働時間に関する稼働時間情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された稼働時間情報を車両別に数値表示する第1の表示手段と、
前記稼働時間情報に基づいて、車両全体に関する最大稼働時間、最小稼働時間、および平均稼働時間を示す所定形式のグラフを時系列で表示する第2の表示手段と、
前記稼働時間情報に基づいて、車両別の時間帯稼働時間を示す所定形式のグラフを表示する第3の表示手段と、
前記第1〜第3の表示手段の表示態様を制御する制御手段とを備えていることを特徴とする産業車両の稼働時間平準化検討装置。 - 請求項1に記載した産業車両の稼働時間平準化検討装置であって、
前記第1の表示手段に表示される前記稼働時間情報には、稼働時間に関する順位表の形式で数値表示された情報が含まれることを特徴とする産業車両の稼働時間平準化検討装置。 - 複数の産業車両につき稼働時間の平準化を検討する稼働時間平準化検討方法であって、
複数の産業車両の稼働時間に関する稼働時間情報を各車両別に数値表示する一方、この稼働時間情報に基づいて、車両全体に関する最大稼働時間、最小稼働時間、および平均稼働時間を示す所定形式のグラフを時系列で表示する第1のステップと、
前記第1のステップで表示したグラフを用いて稼働時間のバラツキに関する判定を行う第2のステップと、
前記第2のステップにおける判定結果に基づいて、稼働時間のバラツキの内訳を前記第1のステップで数値表示した稼働時間情報から抽出し、そのバラツキに関与する車両を選定する第3のステップと、
前記第3のステップにおいて選定した車両の時間帯稼働時間を示す所定形式のグラフを表示する第4のステップとを有することを特徴とする産業車両の稼働時間平準化検討方法。 - 請求項3に記載した産業車両の稼働時間平準化検討方法であって、
前記第1のステップで表示される前記稼働時間情報には、稼働時間に関する順位表の形式で数値表示された情報が含まれることを特徴とする稼働時間平準化検討方法。
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