JP2004101327A - コンタクトプローブ - Google Patents
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Abstract
【課題】蓄電池充放電装置やテスタ等、電流を供給しつつ電圧を測定する機器において内部抵抗を低下させるとともに接触不良の発生を防ぐ。
【解決手段】導電接触対象物に接する第1端子たる電圧端子1と、この電圧端子1を収納する第1スリーブ2と、前記電圧端子1及び第1スリーブ2の外方に設けられ、導電接触対象物に接する第2端子たる電流端子3と、この電流端子3を収納する第2スリーブ4とを具備するとともに、前記電圧端子1と前記電流端子3とを絶縁体5を介して接続し、前記電圧端子1及び電流端子3の接触面1a、3aがいずれも導電接触対象物たる図示しない電池の電極に対して回転しつつ接触するように構成した。
【選択図】図4
【解決手段】導電接触対象物に接する第1端子たる電圧端子1と、この電圧端子1を収納する第1スリーブ2と、前記電圧端子1及び第1スリーブ2の外方に設けられ、導電接触対象物に接する第2端子たる電流端子3と、この電流端子3を収納する第2スリーブ4とを具備するとともに、前記電圧端子1と前記電流端子3とを絶縁体5を介して接続し、前記電圧端子1及び電流端子3の接触面1a、3aがいずれも導電接触対象物たる図示しない電池の電極に対して回転しつつ接触するように構成した。
【選択図】図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、蓄電池充放電装置の電極やテスタ等の端子に用いられるコンタクトプローブに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、蓄電池充放電装置の電極に用いられる端子には、図7に示すように、端子aをスリーブbに収納し、端子aとスリーブbとを接続バネSSを介して接続しているとともに、端子aの先端部aaを電池の電極に接触させて使用するコンタクトプローブPPが使用される。このような機器は、電池に電流を供給しつつ、電池の両極間の電位差を測定して電池の起電力をユーザに告知するようにしている。
【0003】
また、このようなコンタクトプローブPPにおいて、接触不良の発生を起こりにくくすべく、端子aの先端部aaが突起a1と案内溝MMとの案内により電池の電極に回転しつつ接触するようにし、回転の際に摩擦力により酸化皮膜を取り除くようにしているものが考えられている。(例えば、特許文献1、2参照。)
【0004】
【特許文献1】
特開平5−45379号公報(第2頁、第1図)
【0005】
【特許文献2】
特開平11−142434号公報(第2頁、第1、7図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の構成では、図7に示すように、端子aは1つであり、この1つの端子aを、電流の供給を受ける対象物と、電池の両極間の電位差の測定を行う装置との双方に接続するようにしている。
【0007】
このようなものでは、端子の部分に存在する内部抵抗により、電池の両極間の電位差の測定結果に誤差が発生する。
【0008】
以上に述べた不具合は、テスタ等、電流を供給しつつ電圧を測定する機器においては同様に起こり得る。
【0009】
本発明は以上に述べた課題を解決し、電池の両極間の電位差の測定結果の誤差をより小さくすべく構成したものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明に係るコンタクトプローブは、少なくとも導電接触対象物に接する第1端子と、この第1端子を収納する第1スリーブと、前記第1端子及び第1スリーブの外方に設けられ、導電接触対象物に接する第2端子と、この第2端子を収納する第2スリーブとを具備し、前記第2端子が前記第1端子と絶縁体を介して接続され、前記第1端子及び/又は第2端子の一方が導電接触対象物に電流を供給する電流端子、他方が電圧を測定するための電圧端子としての機能を有するとともに、前記第1端子及び第2端子がいずれも導電接触対象物に対して回転しつつ接触するように構成していることを特徴とする。
【0011】
このように構成したものであれば、電圧端子と電流端子とを第1端子及び第2端子として別体に構成しているので、電流端子の内部抵抗が電圧の測定結果に作用することがなくなり、正確に電極間の電位差を測定できるようになる。さらに、第1端子及び第2端子がいずれも回転しながら対象物に接するようになるので、酸化皮膜を削ることができるようになり、接触不良の発生を抑え、より効果的に充放電を行うことができるようになるとともに、さらに正確に電極間の電位差を測定できるようになる。
【0012】
接触不良の発生を防ぎつつ導電接触対象物を傷つけないようにするには、前記第1端子及び第2端子に導電接触対象物に接する面である接触面を設けるとともに、この接触面が導電接触対象物と面接触を行うように構成すればよい。接触面と導電接触対象物とが面接触して導電接触対象物を押さえるようにすることで、端子が導電接触対象物を引っかくようなことを防げるからである。さらに、前記第1端子及び第2端子はともに回転しつつ導電接触対象物に接するようにしているので、酸化皮膜を取り除いた導電接触対象物と面接触するようになり、初期接触抵抗を有効に低下させることができる。
【0013】
前記第1端子が回転しつつ導電接触対象物に接触するようにするための構成として、前記第1端子と前記第1スリーブとの一方に螺旋状又は軸心に対して所定角度に傾斜した形状の溝を設けているとともに、他方にこの溝に嵌め込まれるように構成させた突起を設けているものが挙げられる。
【0014】
前記第2端子が回転しつつ導電接触対象物に接触するようにするための構成として、前記第2端子と前記第2スリーブとの一方に螺旋状又は軸心に対して所定角度に傾斜した形状の溝を設けているとともに、他方にこの溝に嵌め込まれるように構成させた突起を設けているものが挙げられる。
【0015】
第1端子と第2端子とをともに導電接触対象物に接触させる操作を簡単に行えるようにするには、前記第1端子と前記第2端子とを前記絶縁体と別体に構成した第2絶縁体を介して互いに連結するとよい。このようなものであれば、前記第1スリーブと前記第2スリーブとのいずれか一方を保持して導電接触対象物に接触させることにより、前記第1端子が前記第1スリーブに対して回転するとともに、前記第2端子が前記第2スリーブに対して回転するからである。
【0016】
さらに効果的に前記第1端子及び第2端子を導電接触対象物に接触させるようにするには、第1端子と第1スリーブとの間、及び/又は第2端子と第2スリーブとの間の一方又は双方を弾性部材を介して接続するとよい。この弾性部材の弾性力により、第1端子及び第2端子が導電接触対象物に密着するようになるからである。
【0017】
このようなコンタクトプローブを簡単に製造するための構成としては、少なくとも前記第1端子と前記第2端子とを同軸に構成しているものが挙げられる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の一実施形態について図面を参照して述べる。
【0019】
本発明に係るコンタクトプローブPは、全体図を図1、電池B付近を拡大した図を図2に示すような蓄電池充放電装置Cに用いられる。
【0020】
この蓄電池充放電装置Cは、左右に離間して設けた支柱PLと、電池Bを収納するトレーTと、このトレーTを支柱PL間に固定するトレー受T1と、前記コンタクトプローブPを有するとともに前記トレーTの上方に位置し、前記コンタクトプローブPと電池Bの電極とを接離させるように構成している上電極部C1と、前記コンタクトプローブPを有するとともに前記トレーTの下方に位置し、前記コンタクトプローブPと電池Bの電極とを接離させるように構成している下電極部C2とを具備する。なお、図1及び図2において、前記トレーT及び前記電池Bは想像線に示している。
【0021】
このコンタクトプローブPの構成について以下に具体的に述べる。このコンタクトプローブPは、図3及び図4に示すように、導電接触対象物たる電池Bの電極に接して電圧測定装置に接続する第1端子たる電圧端子1と、この電圧端子1を収納する第1スリーブ2と、前記電圧端子1の外方に同軸に設けられ、電池の電極に接して電流を供給する第2端子たる電流端子3と、この電流端子3を収納する第2スリーブ4とを具備する。なお、図3は正面図、図4は図3において電流端子3及び第2スリーブ4を軸心において縦断した状態を示す図である。
【0022】
前記電圧端子1の先端部には、電池Bの電極に接する面である電圧端子接触面1aを構成している。この電圧端子接触面1aはこの電圧端子1の軸心に直交している。同様に、前記電流端子3の先端部にも、電池Bの電極に接する面である電流端子接触面3aを構成している。この電流端子接触面3aもこの電流端子3の軸心に直交している。
【0023】
前記電圧端子1と前記第1スリーブ2とは、第1接続バネS1を介して接続されていて、前記電圧端子1を前記第1スリーブ2に対して突没可能に構成している。同様に、前記電流端子3と前記第2スリーブ4とは、第2接続バネS2を介して接続されていて、前記電流端子3を前記第2スリーブ4に対して突没可能に構成している。
【0024】
このコンタクトプローブP内の前記第1スリーブ2と前記電流端子3との間の空間には絶縁体5を配置し、電圧端子1と電流端子3とをこの絶縁体5を介して接続している。また、前記電圧端子1の接触面と反対側の端部には電圧測定装置に接続する図示しないリード線を設けているとともに、前記電流端子3の接触面と反対側の端部には電流を供給する図示しない電源装置に接続する図示しないリード線を設けている。
【0025】
しかして本実施形態では、前記電圧端子1及び前記電流端子3は、いずれも電池Bの電極に回転しつつ接触するようにしている。
【0026】
具体的には、前記電圧端子1に螺旋状の第1案内溝M1を設けているとともに、前記第1スリーブ2にはこの第1案内溝M1に嵌め込まれるように構成した第1突起21を設けている。
【0027】
一方、前記電流端子3には軸心に対して所定角度に傾斜した形状の第2案内溝M2を設けているとともに、第2スリーブ4にはこの第2案内溝M2に嵌め込まれるように構成させた第2突起41を設けている。
【0028】
このように構成したコンタクトプローブPを有する前記蓄電池充放電装置Cの使用法を以下に述べる。まず、トレーTに電池Bを所定の向きに収納する。次いで、前記上電極部C1及び前記下電極部C2をトレーTを挟み込むようにして図1の想像線に示す位置まで互いに近づけていく。すると、前記コンタクトプローブPが電池Bの電極に接触する。このとき、前記コンタクトプローブPの電圧端子1が電池Bの電極に接し、その際、圧力により電圧端子1が押し込まれ、前記第1突起21と前記第1案内溝M1との案内により回転しつつ電池Bの電極に接する。また、同じく圧力により電流端子3も押し込まれ、前記第2突起41と前記第2案内溝M2との案内により回転しつつ電池Bの電極に面接触する。なお、前記電圧端子1と前記第1スリーブ2との相対回転方向と、前記電流端子3と前記第2スリーブ4との相対回転方向とは同一である。
【0029】
以上に述べたように、本実施形態にかかるコンタクトプローブPは、電圧端子1と電流端子3とを別体に設け、絶縁体5を介して接続しているとともに、電圧端子1及び電流端子3が電池Bの電極に回転しながら接触するので、電圧端子1が電池Bの電極に直接触れるようにでき、端子の内部抵抗に由来する電圧測定器の測定誤差を低減できるとともに、回転して電池Bの電極に接触する際に電池Bの電極の酸化皮膜を削り取るので、接触不良の発生も防ぐことができる。
【0030】
また、前記電圧端子1に電池Bの電極に接する面である電圧端子接触面1a、前記電流端子3に、電池Bの電極に接する面である電流端子接触面3aをそれぞれ設けるとともに、これら電圧端子接触面1a及び電流端子接触面3aが電池Bの電極と面接触して電池Bの電極を押さえるように構成しているので、前記電圧端子1及び電流端子3が電池Bの電極を引っかくようなことを防げ、電池Bの電極を傷つけないようにできる。さらに、前記電圧端子1及び電流端子3はともに回転しつつ電池Bの電極に接するようにしているので、酸化皮膜を取り除いた電池Bの電極と面接触するようになり、初期接触抵抗を有効に低下させることができる。
【0031】
特に、本実施形態では電圧端子1に螺旋状の第1案内溝M1、電流端子3に軸心に対して所定角度に傾斜した形状の第1案内溝M2をそれぞれ設け、第1スリーブ2に前記第1案内溝M1に嵌り込むように構成した第1突起21、第2スリーブ4に前記第2案内溝M2に嵌り込むように構成した第2突起41をそれぞれ設けているので、簡単な構成で回転しながら電池Bの電極に接触する構造を実現できる。
【0032】
さらに、電圧端子1と第1スリーブ2との間を第1接続バネS1により連結しているとともに、電流端子3と第2スリーブ4との間を第2接続バネS2により連結しているので、電池Bを蓄電池充放電装置Cに装着した際に、第1接続バネS1及び第2接続バネS2の弾性により端子が電極に押し付けられ、接触不良の発生をさらに有効に防ぐことができる。
【0033】
なお、本発明は以上に述べた実施形態に限られない。
【0034】
例えば、図5に示すように、電圧端子1に第1突起11を形成するとともに、第1スリーブ2には軸心に対して所定角度に傾斜した形状の第1案内溝M10を設け、前記第1突起11がこの第1案内溝M10に嵌り込むように構成する態様が考えられる。なお、前記第1案内溝M10の傾斜方向は前記第2案内溝M2の傾斜方向と一致させている。
【0035】
このように構成しても、上述した実施形態で述べたものと同様に、前記第1案内溝M10と前記第1突起11とに案内されて電圧端子1及び電流端子3が電池Bの電極に回転しながら接触するので、電圧端子1が電池Bの電極に直接触れるようにでき、端子の内部抵抗に由来する電圧測定器の測定誤差を低減できるとともに、回転して電池Bの電極に接触する際に電池Bの電極の酸化皮膜を削り取るので、接触不良の発生も防ぐことができる。
【0036】
また、図6に示すように、上述した実施形態における第1案内溝M1及び第1突起21に相当するものを設けない代わりに、電圧端子1と電流端子3とを、第2絶縁体6を介して互いに連結するように構成する態様も考えられる。なお、本態様では、電流端子3には上述した実施形態における第2案内溝M2に相当する案内溝M20、第2スリーブ4には上述した実施形態における第2突起41に相当する突起401を設けている。
【0037】
このように構成したコンタクトプローブPを電池Bの電極に押し付けると、電流端子3が前記案内溝M20と前記突起401との案内により回転しつつ電池Bの電極に接するとともに、電圧端子1は前記電流端子3と連動して、電圧端子1も電池Bの電極に回転しながら接触する。
【0038】
このように構成しても、電圧端子1が電池Bの電極に直接触れるようにでき、端子の内部抵抗に由来する電圧測定器の測定誤差を低減できるとともに、回転して電池Bの電極に接触する際に電池Bの電極の酸化皮膜を削り取るので、接触不良の発生も防ぐことができる。
【0039】
さらに、第2端子と第2スリーブのいずれに溝又は突起を設けてもよく、第1端子と第1スリーブとに溝及び/又は突起を設ける場合も、いずれに溝又は突起を設けてもよい。
【0040】
また、電圧端子側のみに溝と突起とを設け、電流端子がこの連圧端子と連動して回転するようにしてもよい。
【0041】
そして、蓄電池充放電装置だけでなく、テスタなど、電流を供給しつつ電圧を測定する機器全般にこの発明に係るコンタクトプローブを用いてもよい。
【0042】
加えて、例えば楕円形をなす第2端子の内部に複数の第1端子を絶縁体を介して接続して設ける等、本発明の趣旨を損ねない範囲で種々に変形してよい。
【0043】
【発明の効果】
本発明は、第1端子及び第2端子を設けているので電流を供給しつつ電圧を測定する際に端子の内部抵抗により電圧の測定値に生じる誤差を少なくできるとともに、これら第1端子及び第2端子がともに回転しつつ対象物に接触するようにしているので、回転の際に摩擦により酸化皮膜が取り除かれ、接触不良を有効に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るコンタクトプローブの使用態様を示す概略図。
【図2】図1における電池付近の概略図。
【図3】同実施形態に係るコンタクトプローブの正面図。
【図4】同実施形態に係るコンタクトプローブの内部を示す概略図。
【図5】本発明の他の実施形態に係るコンタクトプローブの内部を示す概略図。
【図6】本発明の他の実施形態に係るコンタクトプローブの内部を示す概略図。
【図7】従来のコンタクトプローブの内部を示す概略図。
【符号の説明】
P…コンタクトプローブ
1…電圧端子(第1端子)
1a…電圧端子接触面(第1端子の接触面)
2…第1スリーブ
11、21…第1突起(突起)
3…電流端子(第2端子)
3a…電流端子接触面(第2端子の接触面)
4…第2スリーブ
41…第2突起(突起)
401…突起
5…絶縁体
6…第2絶縁体
M1、M10…第1案内溝(案内溝)
M2…第2案内溝(案内溝)
M20…案内溝
S1…第1接続バネ
S2…第2接続バネ
B…電池(導電対象接触物)
【発明の属する技術分野】
本発明は、蓄電池充放電装置の電極やテスタ等の端子に用いられるコンタクトプローブに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、蓄電池充放電装置の電極に用いられる端子には、図7に示すように、端子aをスリーブbに収納し、端子aとスリーブbとを接続バネSSを介して接続しているとともに、端子aの先端部aaを電池の電極に接触させて使用するコンタクトプローブPPが使用される。このような機器は、電池に電流を供給しつつ、電池の両極間の電位差を測定して電池の起電力をユーザに告知するようにしている。
【0003】
また、このようなコンタクトプローブPPにおいて、接触不良の発生を起こりにくくすべく、端子aの先端部aaが突起a1と案内溝MMとの案内により電池の電極に回転しつつ接触するようにし、回転の際に摩擦力により酸化皮膜を取り除くようにしているものが考えられている。(例えば、特許文献1、2参照。)
【0004】
【特許文献1】
特開平5−45379号公報(第2頁、第1図)
【0005】
【特許文献2】
特開平11−142434号公報(第2頁、第1、7図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の構成では、図7に示すように、端子aは1つであり、この1つの端子aを、電流の供給を受ける対象物と、電池の両極間の電位差の測定を行う装置との双方に接続するようにしている。
【0007】
このようなものでは、端子の部分に存在する内部抵抗により、電池の両極間の電位差の測定結果に誤差が発生する。
【0008】
以上に述べた不具合は、テスタ等、電流を供給しつつ電圧を測定する機器においては同様に起こり得る。
【0009】
本発明は以上に述べた課題を解決し、電池の両極間の電位差の測定結果の誤差をより小さくすべく構成したものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明に係るコンタクトプローブは、少なくとも導電接触対象物に接する第1端子と、この第1端子を収納する第1スリーブと、前記第1端子及び第1スリーブの外方に設けられ、導電接触対象物に接する第2端子と、この第2端子を収納する第2スリーブとを具備し、前記第2端子が前記第1端子と絶縁体を介して接続され、前記第1端子及び/又は第2端子の一方が導電接触対象物に電流を供給する電流端子、他方が電圧を測定するための電圧端子としての機能を有するとともに、前記第1端子及び第2端子がいずれも導電接触対象物に対して回転しつつ接触するように構成していることを特徴とする。
【0011】
このように構成したものであれば、電圧端子と電流端子とを第1端子及び第2端子として別体に構成しているので、電流端子の内部抵抗が電圧の測定結果に作用することがなくなり、正確に電極間の電位差を測定できるようになる。さらに、第1端子及び第2端子がいずれも回転しながら対象物に接するようになるので、酸化皮膜を削ることができるようになり、接触不良の発生を抑え、より効果的に充放電を行うことができるようになるとともに、さらに正確に電極間の電位差を測定できるようになる。
【0012】
接触不良の発生を防ぎつつ導電接触対象物を傷つけないようにするには、前記第1端子及び第2端子に導電接触対象物に接する面である接触面を設けるとともに、この接触面が導電接触対象物と面接触を行うように構成すればよい。接触面と導電接触対象物とが面接触して導電接触対象物を押さえるようにすることで、端子が導電接触対象物を引っかくようなことを防げるからである。さらに、前記第1端子及び第2端子はともに回転しつつ導電接触対象物に接するようにしているので、酸化皮膜を取り除いた導電接触対象物と面接触するようになり、初期接触抵抗を有効に低下させることができる。
【0013】
前記第1端子が回転しつつ導電接触対象物に接触するようにするための構成として、前記第1端子と前記第1スリーブとの一方に螺旋状又は軸心に対して所定角度に傾斜した形状の溝を設けているとともに、他方にこの溝に嵌め込まれるように構成させた突起を設けているものが挙げられる。
【0014】
前記第2端子が回転しつつ導電接触対象物に接触するようにするための構成として、前記第2端子と前記第2スリーブとの一方に螺旋状又は軸心に対して所定角度に傾斜した形状の溝を設けているとともに、他方にこの溝に嵌め込まれるように構成させた突起を設けているものが挙げられる。
【0015】
第1端子と第2端子とをともに導電接触対象物に接触させる操作を簡単に行えるようにするには、前記第1端子と前記第2端子とを前記絶縁体と別体に構成した第2絶縁体を介して互いに連結するとよい。このようなものであれば、前記第1スリーブと前記第2スリーブとのいずれか一方を保持して導電接触対象物に接触させることにより、前記第1端子が前記第1スリーブに対して回転するとともに、前記第2端子が前記第2スリーブに対して回転するからである。
【0016】
さらに効果的に前記第1端子及び第2端子を導電接触対象物に接触させるようにするには、第1端子と第1スリーブとの間、及び/又は第2端子と第2スリーブとの間の一方又は双方を弾性部材を介して接続するとよい。この弾性部材の弾性力により、第1端子及び第2端子が導電接触対象物に密着するようになるからである。
【0017】
このようなコンタクトプローブを簡単に製造するための構成としては、少なくとも前記第1端子と前記第2端子とを同軸に構成しているものが挙げられる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の一実施形態について図面を参照して述べる。
【0019】
本発明に係るコンタクトプローブPは、全体図を図1、電池B付近を拡大した図を図2に示すような蓄電池充放電装置Cに用いられる。
【0020】
この蓄電池充放電装置Cは、左右に離間して設けた支柱PLと、電池Bを収納するトレーTと、このトレーTを支柱PL間に固定するトレー受T1と、前記コンタクトプローブPを有するとともに前記トレーTの上方に位置し、前記コンタクトプローブPと電池Bの電極とを接離させるように構成している上電極部C1と、前記コンタクトプローブPを有するとともに前記トレーTの下方に位置し、前記コンタクトプローブPと電池Bの電極とを接離させるように構成している下電極部C2とを具備する。なお、図1及び図2において、前記トレーT及び前記電池Bは想像線に示している。
【0021】
このコンタクトプローブPの構成について以下に具体的に述べる。このコンタクトプローブPは、図3及び図4に示すように、導電接触対象物たる電池Bの電極に接して電圧測定装置に接続する第1端子たる電圧端子1と、この電圧端子1を収納する第1スリーブ2と、前記電圧端子1の外方に同軸に設けられ、電池の電極に接して電流を供給する第2端子たる電流端子3と、この電流端子3を収納する第2スリーブ4とを具備する。なお、図3は正面図、図4は図3において電流端子3及び第2スリーブ4を軸心において縦断した状態を示す図である。
【0022】
前記電圧端子1の先端部には、電池Bの電極に接する面である電圧端子接触面1aを構成している。この電圧端子接触面1aはこの電圧端子1の軸心に直交している。同様に、前記電流端子3の先端部にも、電池Bの電極に接する面である電流端子接触面3aを構成している。この電流端子接触面3aもこの電流端子3の軸心に直交している。
【0023】
前記電圧端子1と前記第1スリーブ2とは、第1接続バネS1を介して接続されていて、前記電圧端子1を前記第1スリーブ2に対して突没可能に構成している。同様に、前記電流端子3と前記第2スリーブ4とは、第2接続バネS2を介して接続されていて、前記電流端子3を前記第2スリーブ4に対して突没可能に構成している。
【0024】
このコンタクトプローブP内の前記第1スリーブ2と前記電流端子3との間の空間には絶縁体5を配置し、電圧端子1と電流端子3とをこの絶縁体5を介して接続している。また、前記電圧端子1の接触面と反対側の端部には電圧測定装置に接続する図示しないリード線を設けているとともに、前記電流端子3の接触面と反対側の端部には電流を供給する図示しない電源装置に接続する図示しないリード線を設けている。
【0025】
しかして本実施形態では、前記電圧端子1及び前記電流端子3は、いずれも電池Bの電極に回転しつつ接触するようにしている。
【0026】
具体的には、前記電圧端子1に螺旋状の第1案内溝M1を設けているとともに、前記第1スリーブ2にはこの第1案内溝M1に嵌め込まれるように構成した第1突起21を設けている。
【0027】
一方、前記電流端子3には軸心に対して所定角度に傾斜した形状の第2案内溝M2を設けているとともに、第2スリーブ4にはこの第2案内溝M2に嵌め込まれるように構成させた第2突起41を設けている。
【0028】
このように構成したコンタクトプローブPを有する前記蓄電池充放電装置Cの使用法を以下に述べる。まず、トレーTに電池Bを所定の向きに収納する。次いで、前記上電極部C1及び前記下電極部C2をトレーTを挟み込むようにして図1の想像線に示す位置まで互いに近づけていく。すると、前記コンタクトプローブPが電池Bの電極に接触する。このとき、前記コンタクトプローブPの電圧端子1が電池Bの電極に接し、その際、圧力により電圧端子1が押し込まれ、前記第1突起21と前記第1案内溝M1との案内により回転しつつ電池Bの電極に接する。また、同じく圧力により電流端子3も押し込まれ、前記第2突起41と前記第2案内溝M2との案内により回転しつつ電池Bの電極に面接触する。なお、前記電圧端子1と前記第1スリーブ2との相対回転方向と、前記電流端子3と前記第2スリーブ4との相対回転方向とは同一である。
【0029】
以上に述べたように、本実施形態にかかるコンタクトプローブPは、電圧端子1と電流端子3とを別体に設け、絶縁体5を介して接続しているとともに、電圧端子1及び電流端子3が電池Bの電極に回転しながら接触するので、電圧端子1が電池Bの電極に直接触れるようにでき、端子の内部抵抗に由来する電圧測定器の測定誤差を低減できるとともに、回転して電池Bの電極に接触する際に電池Bの電極の酸化皮膜を削り取るので、接触不良の発生も防ぐことができる。
【0030】
また、前記電圧端子1に電池Bの電極に接する面である電圧端子接触面1a、前記電流端子3に、電池Bの電極に接する面である電流端子接触面3aをそれぞれ設けるとともに、これら電圧端子接触面1a及び電流端子接触面3aが電池Bの電極と面接触して電池Bの電極を押さえるように構成しているので、前記電圧端子1及び電流端子3が電池Bの電極を引っかくようなことを防げ、電池Bの電極を傷つけないようにできる。さらに、前記電圧端子1及び電流端子3はともに回転しつつ電池Bの電極に接するようにしているので、酸化皮膜を取り除いた電池Bの電極と面接触するようになり、初期接触抵抗を有効に低下させることができる。
【0031】
特に、本実施形態では電圧端子1に螺旋状の第1案内溝M1、電流端子3に軸心に対して所定角度に傾斜した形状の第1案内溝M2をそれぞれ設け、第1スリーブ2に前記第1案内溝M1に嵌り込むように構成した第1突起21、第2スリーブ4に前記第2案内溝M2に嵌り込むように構成した第2突起41をそれぞれ設けているので、簡単な構成で回転しながら電池Bの電極に接触する構造を実現できる。
【0032】
さらに、電圧端子1と第1スリーブ2との間を第1接続バネS1により連結しているとともに、電流端子3と第2スリーブ4との間を第2接続バネS2により連結しているので、電池Bを蓄電池充放電装置Cに装着した際に、第1接続バネS1及び第2接続バネS2の弾性により端子が電極に押し付けられ、接触不良の発生をさらに有効に防ぐことができる。
【0033】
なお、本発明は以上に述べた実施形態に限られない。
【0034】
例えば、図5に示すように、電圧端子1に第1突起11を形成するとともに、第1スリーブ2には軸心に対して所定角度に傾斜した形状の第1案内溝M10を設け、前記第1突起11がこの第1案内溝M10に嵌り込むように構成する態様が考えられる。なお、前記第1案内溝M10の傾斜方向は前記第2案内溝M2の傾斜方向と一致させている。
【0035】
このように構成しても、上述した実施形態で述べたものと同様に、前記第1案内溝M10と前記第1突起11とに案内されて電圧端子1及び電流端子3が電池Bの電極に回転しながら接触するので、電圧端子1が電池Bの電極に直接触れるようにでき、端子の内部抵抗に由来する電圧測定器の測定誤差を低減できるとともに、回転して電池Bの電極に接触する際に電池Bの電極の酸化皮膜を削り取るので、接触不良の発生も防ぐことができる。
【0036】
また、図6に示すように、上述した実施形態における第1案内溝M1及び第1突起21に相当するものを設けない代わりに、電圧端子1と電流端子3とを、第2絶縁体6を介して互いに連結するように構成する態様も考えられる。なお、本態様では、電流端子3には上述した実施形態における第2案内溝M2に相当する案内溝M20、第2スリーブ4には上述した実施形態における第2突起41に相当する突起401を設けている。
【0037】
このように構成したコンタクトプローブPを電池Bの電極に押し付けると、電流端子3が前記案内溝M20と前記突起401との案内により回転しつつ電池Bの電極に接するとともに、電圧端子1は前記電流端子3と連動して、電圧端子1も電池Bの電極に回転しながら接触する。
【0038】
このように構成しても、電圧端子1が電池Bの電極に直接触れるようにでき、端子の内部抵抗に由来する電圧測定器の測定誤差を低減できるとともに、回転して電池Bの電極に接触する際に電池Bの電極の酸化皮膜を削り取るので、接触不良の発生も防ぐことができる。
【0039】
さらに、第2端子と第2スリーブのいずれに溝又は突起を設けてもよく、第1端子と第1スリーブとに溝及び/又は突起を設ける場合も、いずれに溝又は突起を設けてもよい。
【0040】
また、電圧端子側のみに溝と突起とを設け、電流端子がこの連圧端子と連動して回転するようにしてもよい。
【0041】
そして、蓄電池充放電装置だけでなく、テスタなど、電流を供給しつつ電圧を測定する機器全般にこの発明に係るコンタクトプローブを用いてもよい。
【0042】
加えて、例えば楕円形をなす第2端子の内部に複数の第1端子を絶縁体を介して接続して設ける等、本発明の趣旨を損ねない範囲で種々に変形してよい。
【0043】
【発明の効果】
本発明は、第1端子及び第2端子を設けているので電流を供給しつつ電圧を測定する際に端子の内部抵抗により電圧の測定値に生じる誤差を少なくできるとともに、これら第1端子及び第2端子がともに回転しつつ対象物に接触するようにしているので、回転の際に摩擦により酸化皮膜が取り除かれ、接触不良を有効に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るコンタクトプローブの使用態様を示す概略図。
【図2】図1における電池付近の概略図。
【図3】同実施形態に係るコンタクトプローブの正面図。
【図4】同実施形態に係るコンタクトプローブの内部を示す概略図。
【図5】本発明の他の実施形態に係るコンタクトプローブの内部を示す概略図。
【図6】本発明の他の実施形態に係るコンタクトプローブの内部を示す概略図。
【図7】従来のコンタクトプローブの内部を示す概略図。
【符号の説明】
P…コンタクトプローブ
1…電圧端子(第1端子)
1a…電圧端子接触面(第1端子の接触面)
2…第1スリーブ
11、21…第1突起(突起)
3…電流端子(第2端子)
3a…電流端子接触面(第2端子の接触面)
4…第2スリーブ
41…第2突起(突起)
401…突起
5…絶縁体
6…第2絶縁体
M1、M10…第1案内溝(案内溝)
M2…第2案内溝(案内溝)
M20…案内溝
S1…第1接続バネ
S2…第2接続バネ
B…電池(導電対象接触物)
Claims (7)
- 少なくとも導電接触対象物に接する第1端子と、この第1端子を収納する第1スリーブと、前記第1端子及び第1スリーブの外方に設けられ、導電接触対象物に接する第2端子と、この第2端子を収納する第2スリーブとを具備し、
前記第2端子が前記第1端子と絶縁体を介して接続され、前記第1端子及び/又は第2端子の一方が導電接触対象物に電流を供給する電流端子、他方が電圧を測定するための電圧端子としての機能を有するとともに、
前記第1端子及び第2端子がいずれも導電接触対象物に対して回転しつつ接触するように構成していることを特徴とするコンタクトプローブ。 - 前記第1端子及び第2端子に導電接触対象物に接する面である接触面を設けるとともに、この接触面が導電接触対象物と面接触を行うように構成していることを特徴とする請求項1記載のコンタクトプローブ。
- 前記第1端子と前記第1スリーブとの一方に螺旋状又は軸心に対して所定角度に傾斜した形状の溝を設けているとともに、他方にこの溝に嵌め込まれるように構成させた突起を設けていることを特徴とする請求項1又は2記載のコンタクトプローブ。
- 前記第2端子と前記第2スリーブとの一方に螺旋状又は軸心に対して所定角度に傾斜した形状の溝を設けているとともに、他方にこの溝に嵌め込まれるように構成させた突起を設けていることを特徴とする請求項1、2、又は3記載のコンタクトプローブ。
- 前記第1端子と前記第2端子とを前記絶縁体と別体に構成した第2絶縁体を介して互いに連結していることを特徴とする請求項1、2、3、又は4記載のコンタクトプローブ。
- 第1端子と第1スリーブとの間、及び/又は第2端子と第2スリーブとの間の一方又は双方を弾性部材を介して接続していることを特徴とする請求項1、2、3、4、又は5記載のコンタクトプローブ。
- 少なくとも前記第1端子と第2端子とを同軸に構成していることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、又は6記載のコンタクトプローブ。
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