JP2004101264A - 気密検査装置および気密検査方法 - Google Patents

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Yoshinori Yano
矢野 義則
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Abstract

【目的】正確で簡素、低コストの検査装置および検査方法を提供する。
【構成】水没式気密検査装置の気密検査用圧縮気体の配管に供給圧力調整機構と気体圧力検出機構を備え、該気体圧力検出機構からの検出出力も気密検査の判定に加える。目視による水没式気密検査の上に該水没式気密検査装置に備えられた気密検査用圧縮気体の気体圧力検出機構からの検出出力も検査の判定基準に加える。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、中空の加工品の気密検査技術に属し、主として溶接品の溶接部ピンホール検査の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来、水没式気密検査に関しては下記の非特許文献1に記載の、目視検査のみによる判定を採用する技術が開示されている。
【非特許文献1】
株式会社小島製作所(HPの著者名不明)、”全数検査 水没式ジョイント漏れ検査”、[ONLINE]、2000年10月31日、株式会社小島製作所、「平成14年7月5日検索」、インターネット<URL:http;//www.kojima’core.co.jp/20001031report.html>
また、図5に検査対象の一例としてCRTフレーム1の溶接組立品の斜視図を示す。CRTフレーム1は2組のL字断面部材2と、2組のパイプ部材3を4ケ所の溶接部4で接合して組み立てられる。溶接後のパイプ部材3の中空部は加工中の液体、気体などの異物が侵入しないように気密状態であることが要求されており、溶接部4にピンホールがあってはならない。溶接後のパイプ部材3の長さ方向の略中央部には気密検査用にピン穴5が設けられており、気密検査後合格品はピン穴5には図示しないピンが挿入され、中空部は密閉される。
【0003】
図3に、従来、溶接部4のピンホール有無の検査に用いられている水没式気密検査装置6の平面図を、また図4にその正面図を示す。図4はまた図3の矢視断面B−Bでもある。水没式気密検査装置6にはCRTフレーム1の載置・位置決め機構7と、それぞれのL字断面部材2とその上に加工された溶接部4が浸るように構成された2組の水槽8と、ピン穴5から検査用の圧縮空気を吹き込む可動式のノズル9とノズル駆動機構10が設けられ、ノズル9には加圧空気源12から供給された加圧空気の配管13と空気弁機構14が接続されている。ノズル9の先端にはノズルとパイプ部材の間の気密を保つ為にパッド11が取り付けられている。
【0004】
水没式気密検査装置6の使用においては、水槽8にCRTフレーム1の溶接部4が浸る深さに水を満たし、CRTフレーム1を載置・位置決め機構7に合せて載置する。ノズル駆動機構10を作動させることによりパッド11をパイプ部材3のピン穴5部に圧接した後、空気弁機構14により弁を開き圧縮空気をノズル9からピン穴5を通してパイプ部材3内へ送り込む。溶接部4にピンホールがあればそこから圧縮空気が漏れて噴き出し水槽8に貯めた水に気泡が発生して、ピンホールの有無だけでなくその場所も目視にて検出することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の水没式気密検査は作業者による目視検査といった人的判断が介在し、作業者の疲労が増大し、過誤が皆無ではなかった。また、圧縮空気をパイプ部材に送り込むピン穴5の部分を水没させることは構造的にも検査能率的にも困難であり、稀にパッドの劣化によりパッド11とパイプ部材3間から生じる圧縮空気漏れに対しては目視による検出が出来ず、聴覚による困難で不確実な検査に頼っていた。この部分からの圧縮空気漏れが生じるとパイプ部材3内に送り込んだ空気の圧力が低下し、溶接部4にピンホールがあってもそこから水中に出る気泡の大きさ、数が減少し、視覚的判断が困難になるといった不具合があった。
【0006】
本発明は以上のような従来技術の問題点を解決し、正確で簡素、低コストの検査装置および検査方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する為に、本発明においては、水没式気密検査装置の気密検査用圧縮気体の配管に供給圧力調整機構と気体圧力検出機構を備え、該気体圧力検出機構からの検出出力も気密検査の判定に加えたことを特徴とする気密検査装置を構成する。
【0008】
また、上記の水没式気密検査装置を用い、目視による水没式気密検査の上に該水没式気密検査装置に備えられた気密検査用圧縮気体の気体圧力検出機構からの検出出力も検査の判定基準に加えたことを特徴とする気密検査方法を採用する。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明においては、まず、常に所定の圧力の圧縮空気が供給されるよう供給圧力調整機構を設置する。供給圧力調整機構で設定した圧力範囲内で、気密判定に適切な圧力判定値を空気圧力検出機構に設定する。一方、水没式気密検査装置本体の水槽にはCRTフレームの溶接部が浸る深さに水を満たす。
【0010】
水没式検査装置にCRTフレームを載置し、ノズル駆動機構を作動させることによりノズル先端のパッドをパイプ部材のピン穴部に圧接した後、空気弁を開き圧縮空気をノズルからピン穴を通してパイプ内へ送り込む。溶接部にピンホールがあればそこから圧縮空気が漏れて水槽に貯めた水に気泡が発生し、ピンホールの有無だけでなくその場所も目視にて検出することができることは従来どおりである。
【0011】
ピンホールがある場合、目視検査と同時に空気圧力検出機構によっても圧縮空気配管内圧力が空気漏れの為に設定値に不到達であることが機械的に検知出来る。またピン穴部でのパッドの密着不良による圧縮空気配管内圧力の設定値に不到達の場合も同様な検知がなされ、いずれの異常検出時にも空気圧力検出機構により異常信号が作業者に対して発せられる。
【0012】
【実施例】
本発明の−実施例の正面図を図1に、平面図を図2に示す。図1は図2の矢視断面A−Aでもある。水没式気密検査装置部は図3、図4に示した従来のものと同一構成である。本発明は従来装置のノズル9に加圧空気源12から接続された配管13上に、圧縮空気の流れに沿って供給圧力調整機構15、空気弁機構14および空気圧力検出機構16を設置する。
【0013】
以上のように構成した本発明装置の使用においては加圧空気源12としてゲージ圧で0.4Mpa以上の圧縮空気供給能力を有するものを用意する。供給圧力調整機構15では常に0.3Mpa程度の圧力が供給されるよう設定する。水槽8にはCRTフレーム1が装置に載置された状態で溶接部4が水没する深さまで水を入れる。ノズル駆動機構10を作動させてノズル9を退避位置に移動させる。
【0014】
CRTフレーム1を水没式気密検査装置6の載置・位置決め機構7に嵌め込み、押し当てて位置決めし載置する。このときCRTフレーム1の溶接部4は水槽8に入れられた水に没する。一方、パイプ部材3は溶接部4がある両端部を除いては水面上にあり、従ってその略中央にあるピン穴5も気中にある。
【0015】
退避位置にあるノズル9を、ノズル駆動機構10を作動させることによりパイプ部材3に近づけ、パッド11を介してこれらを気密状態に接続する。つぎに空気弁機構14を作動させて弁を開くことにより圧力が調整された圧縮空気が配管13、ノズル9、ピン穴5を通してパイプ部材3内を満たす。この時に溶接部4にピンホールがあると圧縮空気が漏れて水槽8に入れた水に気泡が発生し、目視にてピンホールの位置を検出することができる。また、この時は空気漏れによってパイプ内部の気圧がピンホールの無い状態に比べて低下し、これを空気圧力検出機構16が検出し、検出信号を作業者に発する。
【0016】
検査状態において、パッド11の劣化などによりノズル9とピン穴5の間から空気漏れがある場合もパイプ内部の気圧が低下する。この圧力低下は上記同様、空気圧力検出機構16が検出し、検出信号を作業者に発する。この時、溶接部4からの気泡の発生は無いので作業者は空気漏れの原因がCRTフレームに無いことを知り、設備の点検を促すことができる。
【0017】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、従来困難であったパッドなど設備からの空気漏れを含めて製品の気密性の検査を確実に行なうことができるようになった。また、作業者はピンホールの有無については検出器の検出信号によって確認することが出来、ピンホールの見逃しの発生率を下げると共に、ピンホールの位置の発見と記録に集中することができるので、作業負荷の低減を達成することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例である水没式気密検査装置の正面図である。
【図2】図2は本発明の一実施例である水没式気密検査装置の平面図である。
【図3】図3は従来の水没式気密検査装置を示す平面図である。
【図4】図4は従来の水没式気密検査装置を示す正面図である。
【図5】図5は本発明の検査対象の−例でCRTフレームの溶接組立品を示す斜視図である。
【符号の説明】
1   CRTフレーム
2   L字断面部材
3   パイプ部材
4   溶接部
5   ピン穴
6   水没式気密検査装置
7   載置・位置決め機構
8   水槽
9   ノズル
10  ノズル駆動機構
11  パッド
12  加圧空気源
13  配管
14  空気弁機構
15  供給圧力調整機構
16  空気圧力検出機構

Claims (4)

  1. 水没式気密検査装置の気密検査用圧縮気体の配管に供給圧力調整機構と気体圧力検出機構を備え、該気体圧力検出機構からの検出出力も気密検査の判定に加えたことを特徴とする気密検査装置。
  2. 請求項1に記載の水没式気密検査装置を用いる方法において、目視による水没式気密検査の上に該水没式気密検査装置に備えられた気密検査用圧縮気体の気体圧力検出機構からの検出出力も検査の判定基準に加えたことを特徴とする気密検査方法。
  3. 検査対象物を部分的に水没させて水没部分における気泡の発生の有無により気密を検査する水没式気密検査装置において、
    加圧空気源と、
    該加圧空気源に接続されて該加圧空気源からの圧縮空気の圧力を調整する供給圧力調整機構と、
    該供給圧力調整機構に接続されて該供給圧力調整機構からの圧力が調整された空気の供給と遮断を行う空気弁機構と、
    部分的に水没させた検査対象物の非水没領域で接続を行い、該空気弁機構と部分的に水没させた検査対象物とを相互に接続して該空気弁機構から検査対象物内に空気を供給する配管と、
    該配管中に配置されて配管内の空気圧力を検出する空気圧力検出機構と、
    を有することを特徴とする水没式気密検査装置。
  4. 検査対象物を部分的に水没させて水没部分における気泡の発生の有無により気密を検査する水没式気密検査方法において、
    検査対象物を所定位置に配置し、
    配置した検査対象物の気泡検査部分を水没させ、
    検査対象物の非水没領域で圧縮空気をその空気圧力が測定可能な状態で供給し、
    水没部分の気泡の発生の有無および(または)配管内の空気圧力の値からピンホールの存在と位置および(または)検査対象物に対する圧縮空気供給設備の気密接続状態を検出する、
    ことを特徴とする水没式気密検査方法。
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