JP2004101217A - センサ装置の取付け構造 - Google Patents

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Hiroshi Sugiura
杉浦 浩
Osamu Kuno
久納 理
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Abstract

【課題】ワンタッチで容易に取付け可能なセンサ装置の取付け構造を提供すること。
【解決手段】センサ素子3を内部に保持したセンサケース2を取付け部8に固定するセンサ装置1の取付け構造において、センサケース2及び当該ケース2が取り付けられる取付け部8の一方に第1貫通孔9を形成し、他方にその第1貫通孔9に挿通される固定部材7を設ける。このとき固定部材7は、その先端に係止部7cを有し、挿通時に係止部7cが第1貫通孔9の開口端の周囲部に係止することにより、センサケース2が取付け部8に固定される。
従って、固定部材7を用いることにより、特別な工具を用いて締め付けによる固定をしなくても、センサ装置1を取付け部8に容易に固定することができる。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、固定部材により取付け部に固定されるセンサ装置の取付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、センサケース内にセンサ素子を保持するセンサ装置として、例えば気体の圧力を測定する半導体式圧力センサがある。この半導体式圧力センサは、例えば自動車エンジンのインテークマニホールド(以下、インマニと言う)内の圧力を測定する吸気圧センサ装置として利用される。
【0003】
この吸気圧センサ装置1は、図4に示すようにセンサケース2の第1貫通孔9に金属リング14を介して取付けネジ15が挿入され、且つ、その取付けネジ15をインマニ側の取付け部8の所定の箇所に形成された取付け孔16にネジ締めすることにより固定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の従来技術では、インマニ側の取付け部8にセンサ装置1を取り付ける際、ネジ取付け用の工具が必要であり、またネジ締めするために所定の工数が必要である。
【0005】
本発明は上記問題点に鑑み、ワンタッチで容易に取付け可能なセンサ装置の取付け構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する為に、請求項1に記載のセンサ装置の取付け構造は、センサ素子を内部に保持したセンサケースを取付け部に固定するものであり、センサケース及び当該ケースが取り付けられる取付け部の一方に第1貫通孔を形成し、他方にその第1貫通孔に挿通される固定部材を設けている。そして、固定部材の第1貫通孔に挿通される先端に、第1貫通孔の開口端の周囲部に係止するための係止部が設けられ、固定部材が第1貫通孔を貫通した際に、係止部によってセンサケースが取付け部に固定されることを特徴とする。
【0007】
このように、第1貫通孔に挿通される固定部材の先端に、第1貫通孔の開口端の周囲部に係止する係止部を設けたことにより、固定部材が第1貫通孔を貫通させるだけで、固定部材先端の係止部が第1貫通孔の開口端の周囲部に係止することとなる。従って、専用の工具を用いることなく容易にセンサケースを取付け部に固定することができる。
【0008】
請求項2に記載のように、固定部材は、センサケース及び取付け部の他方に一体的に形成されることが好ましい。この場合、第1貫通孔をセンサケース或いは取付け部のいずれか一方にのみ形成することとなるので、孔精度による位置ずれの問題を解消することができる。
【0009】
請求項3に記載のように、固定部材と第1貫通孔との間に、第1貫通孔に挿入され、第1貫通孔の深さと略同等の長さを有する円筒部と、この円筒部の両端部に連結するように形成され、第1貫通孔の開口部の拡径方向に延びて、開口部の周囲部に係止するフランジ部とからなる弾性変形可能な緩衝部材を配置することが好ましい。
【0010】
このように、固定部材と第1貫通孔の間には緩衝部材が設けられており、固定部材の第1貫通孔への挿通時、緩衝部材が弾性変形することにより、固定部材の第1貫通孔への挿通を容易としている。また、円筒部は第1貫通孔と略同等の長さを有し、円筒部に連結するフランジ部は、第1貫通孔の開口端の周囲部に係止密着するため、緩衝部材は第1貫通孔を気密にシールすることができる。
【0011】
請求項4に記載のように、第1貫通孔が形成されたセンサケース及び取付け部の他方に、固定部材と共に当該固定部材を挿通させる第2貫通孔を形成しても良い。この場合、固定部材をセンサケース或いは取付け部に直接形成しなくても良いため、製造工程が容易となる。
【0012】
請求項5に記載のように、固定部材と第2貫通孔との間に、第2貫通孔に挿入され、第2貫通孔の深さと略同等の長さを有する円筒部と、この円筒部の両端部に連結するように形成され、第2貫通孔の開口部の拡径方向に延びて、開口部の周囲部に係止するフランジ部とからなる弾性変形可能な緩衝部材を配置することが好ましい。
【0013】
このように、固定部材と第2貫通孔の間には緩衝部材が設けられており、固定部材の第2貫通孔への挿通時、緩衝部材が弾性変形することにより、固定部材の第2貫通孔への挿通を容易としている。また、円筒部は第2貫通孔と略同等の長さを有し、円筒部に連結するフランジ部は、第2貫通孔の開口端の周囲部に係止密着するため、緩衝部材は第2貫通孔を気密にシールすることができる。更に、この際、緩衝部材は、第1貫通孔の開口端の一方とも接しており、第1貫通孔も気密にシールすることができる。
【0014】
請求項6に記載のように、用いられる固定部材は、その先端から挿通方向に形成された孔と、この孔の外周部において挿通方向に延びる少なくとも1本の溝状スリットとを有し、固定部材が第1,第2貫通孔の少なくとも一方に挿通される際に、固定部材の外径が縮小方向に変形することが好ましい。
【0015】
固定部材は、先端から挿通方向に延びる孔と、その孔の外周部に挿通方向に延びるスリットとを有していることから、分割された自由度の高い構造を有している。従って、固定部材をその先端から貫通孔へ挿入した場合、固定部材は貫通孔内でその外径が縮小する方向に狭窄変形するため、容易に貫通孔を貫通することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
(第1の実施の形態)
本実施の形態では、半導体式圧力センサ装置の取付け構造について、図1(a),(b),(c)を用いて説明する。尚、図1(a)は、半導体式圧力センサ装置を取付け部に固定した状態を示す断面図であり、図1(b)は緩衝部材の断面図、図1(c)は固定部材の断面図である。
【0017】
半導体式圧力センサ装置1は、例えばポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリフェニレンスルファイド(PPS)等の耐熱性樹脂により一体に成形されたセンサケース2の内部空間に、破線で示される半導体式圧力センサのセンサチップ3を保持している。
【0018】
センサチップ3は、図示されないが、例えば単結晶シリコンからなるダイヤフラム上に複数個の拡散抵抗を形成して、この拡散抵抗をブリッジ接続した構成となっている。そして、図1(a)で示される矢印方向から圧力導入路4aを有するポート部4を介して、センサケース2の内部空間まで測定圧力が伝搬し、センサチップ3のダイヤフラムが圧力に応じて変形する。そして、その変形に応じた拡散抵抗の抵抗変化値をブリッジ回路から電圧として取り出し、図示されない信号処理回路で増幅した後、外部に出力される。
【0019】
ここで、センサケース2は、少なくとも2箇所の第2貫通孔5を有しており、当該第2貫通孔5には緩衝部材6を介して固定部材7が挿通されることによって、固定部材7がセンサケース2に設けられている。
【0020】
第2貫通孔5は、例えば略円柱形状を有しており、当該第2貫通孔5に緩衝部材6を装着するように形成されている。
【0021】
緩衝部材6としては、例えばH−NBR(水素を添加したアクリロニトリルブタジエンゴム)、フッ素ゴム、シリコンゴム、アクリルゴム等種々のゴムが用いられる。しかしながら、ゴム以外にも適正な弾性を有するものであれば、緩衝部材6の材料として用いることができる。
【0022】
また、緩衝部材6は、図1(b)に示すように、第2貫通孔5の深さと略同等の長さを有する円筒部6aと、この円筒部6aの両端部に連結するように形成され、第2貫通孔5の開口部の拡径方向に延びて、開口部の周囲部に係止するフランジ部6bとにより構成される。緩衝部材6の効果については、後述の取付け方法にて説明する。尚、本例では第2貫通孔5に緩衝部材6を装着させる例を示したが、取付け部8の第1貫通孔9に装着させても良い。
【0023】
固定部材7は、例えばPBTやPPS等の耐熱性を有する樹脂材料により形成されており、固定部材7の後端に緩衝部材6のフランジ部6bと圧接する固定部7aと、第2貫通孔5及び取付け部8の第1貫通孔9に挿入される柱部7b、及び第1貫通孔9を挿通後、当該第1貫通孔9の開口端の周囲部に係止するための係止部7cとにより構成されている。
【0024】
また、固定部材7は、図1(c)に示すように、第2貫通孔5及び第1貫通孔9に挿入される先端から挿通方向に所定の深さを有する孔10と、その孔10の外周部に挿通方向に所定の深さを有する少なくとも1本の所定幅をもった溝状のスリット11(図1(c)では6本の例)とを有している。ここで、固定部材7は、係止部7cを有する柱部7bが緩衝材6を介して第2貫通孔5、及び第1貫通孔9内に挿入できる程度に変形可能である必要がある。従って、孔10及びスリット11は、上述の条件に適合するように所定の形状と深さを持って形成される。
【0025】
固定部7aは、その外径が少なくとも第2貫通孔5の直径よりも大きく形成されている。従って、固定部7aが緩衝部材6を介して、センサケース2の上面に固定されるため、固定部材7が第2貫通孔5及び第1貫通孔9を全て擦り抜けてしまうことは無い。
【0026】
柱部7bは、緩衝部材6を介して第2貫通孔5、及び第1貫通孔9に挿入されやすいように、緩衝部材6の内径及び第1貫通孔9の直径に対して略同等か好ましくは若干小さめに形成される
また、固定部材7の先端には、先端から後端に向かって、その外径が大きくなるよう例えばテーパ状に係止部7cが形成されており、固定部材7が第1貫通孔9を挿通後、スプリングバックした係止部7cが第1貫通孔9の開口端の周囲部に固定される。尚、固定部材7効果については、後述の取付け方法にて説明する。
【0027】
取付け部8は、アルミ等の金属か、或いはPPS等の耐熱性のある樹脂を用いて形成されており、固定部材7を貫通させる第1貫通孔9を有している。尚、センサ装置1のポート部4も、例えばH−NBR(水素を添加したアクリロニトリルブタジエンゴム)、フッ素ゴム、シリコンゴム、アクリルゴム等種々のゴム、或いはゴム以外の適正な弾性を有する材料を用いたO−リング12により、取付け部8に対して気密に固定されている。
【0028】
第1貫通孔9は、固定部材7を挿通可能な大きさの貫通孔であり、好ましくは、固定部材7の柱部7bと同形状で、ほぼ同じ大きさか若干大きめに形成されることが好ましい。
【0029】
次に、本センサ装置1の取付け方法を、図2(a)〜(c)の工程別断面図を用いて説明する。尚、図2(a)は取付け部8にセンサ装置1のポート部4を挿入した状態、図2(b)は取付け部8の第1貫通孔9に固定部材7を挿入した状態、図2(c)は固定部材7が第1貫通孔9を貫通し、取付け部8に係止された状態を示す断面図である。
【0030】
先ず、図2(a)に示すように、センサ装置1のセンサケース2に設けられた第2貫通孔5に対して緩衝部材6を装着させる。このとき、緩衝部材6の円筒部6aは第2貫通孔5の内壁と接し、フランジ部6bは第2貫通孔5の両開口端の周囲部に係止するように取り付けられる。そして、緩衝部材6が第2貫通孔5に装着された状態で、固定部材7の先端の係止部7cが緩衝部材6を介して第2貫通孔5を貫通するように、固定部材7が第2貫通孔5を挿通する。尚、緩衝部材6は、先に固定部材7の柱部7bに円筒部6aを装着させた後、固定部材7が第2貫通孔5に挿入される際に、第2貫通孔5に装着されても良い。
【0031】
そして、センサ装置1のポート部4が、予め取付け部8に設けられた圧力取出し用孔13に挿入される。この際、ポート部4には予めO−リング12が固定されており、O−リング12は、ポート部4と圧力取り出し用孔13との間を気密にシールする。そしてポート部4の挿入と共に、固定部材7の先端が取付け部8の第1貫通孔9のほぼ直上に位置するように、センサ装置1の位置決めがなされる。
【0032】
位置決めがなされた後、図2(b)に示すように、固定部材7が取付け部8の第1貫通孔9に挿通される。第1貫通孔9への固定部材7の挿入は、図2(b)に示すように1本ずつ順次行っても良いし、複数本を同時に実施しても良い。このとき、緩衝部材6はセンサケース2の第2貫通孔5の両開口端の周囲部に係止しており、弾性を有する材料にて形成されている。従って、固定部材7の第1貫通孔9への挿通時に、固定部材7の固定部7aからの圧力により、その挿通方向の長さを縮小するように弾性変形することで、固定部材7の挿通をしやすくしている。
【0033】
次いで、図2(c)に示されるように、固定部材7が完全に、第1貫通孔9を貫通し、貫通とほぼ同時に、固定部材7の先端にある係止部7cが、第1貫通孔9内で変形縮小し狭窄していた状態から解き放たれ、その反力により自動的に第1貫通孔9の開口端の周囲部に係止される。また、緩衝部材6は、固定部材7の挿通後、第1貫通孔9の開口端の周囲部を気密にシールするように、固定部材7が第1貫通孔9を挿通し、その開口端の周囲部に係止した状態で、取付け部8の上面と固定部材7の固定部7aとの間の距離に対して、緩衝部材6の長さが、略同等か好ましくは若干大きめに形成されている。従って、第2貫通孔5の両開口端の周囲部、及び第1貫通孔9のセンサケース2側の開口端の周囲部は、緩衝部材6により密着封止されているので、第1貫通孔9を通して取付け部8側(固定部材7の先端側)の圧力がリークすることはなく、安定してセンサチップ3が圧力を検出することができる。
【0034】
以上より、本実施の形態のように固定部材7を用いることで、ネジ締めの際に必要とする特別な工具や労力を用いずに、センサ装置1を取付け部8に容易に固定することができ、固定に要する工数を削減することができる。また、このとき緩衝部材6を用いることで、固定部材7の第1貫通孔9への挿通を容易とするとともに、第1貫通孔9の開口端の周囲部を気密にシールすることにより、センサとしての安定性を高めることができる。
【0035】
尚、本実施の形態においては、センサケース2側から固定部材7を挿通させたが、逆に、センサケース2に第1貫通孔9を形成し、取付け部8に第2貫通孔5を形成し、この第2貫通孔5に緩衝部材6を勘合させ、取付け部8側から固定部材7を挿通させることにより、センサ装置1を取付け部8に固定しても良い。
【0036】
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態を図3(a),(b)に基づいて説明する。
【0037】
第2の実施の形態におけるセンサ装置は、第1の実施の形態によるものと共通するところが多いので、以下、共通部分については詳しい説明は省略し、異なる部分を重点的に説明する。
【0038】
第2の実施の形態において、第1の実施の形態と異なる点は、固定部材7がセンサケース2或いは取付け部8に一体成形されていることである。
【0039】
ここで、図3(a)は取付け部8に固定部材7を形成し、センサ装置1を取付け部8に固定した状態を示す断面図であり、図3(b)はセンサケース2に固定部材7を形成し、センサ装置1を取付け部8に固定した状態を示す断面図である。
【0040】
図3(a)に示すように、取付け部8に固定部材7が成形される場合、取付け部8は、例えばPPS等の耐熱性のある樹脂からなり、固定部材7が例えば一体樹脂成形される。そして、センサケース2の第1貫通孔9に緩衝部材6を介して固定部材7が挿通される。
【0041】
このとき、緩衝部材6は、第1貫通孔9の深さと略同等の長さを有する円筒部6aと、この円筒部6aの両端部に連結するように形成され、第1貫通孔9の開口部の拡径方向に延びて、開口部の周囲部に係止するフランジ部6bとにより構成される。緩衝部材6は、取付け部8或いはセンサケース2の圧力により弾性変形し、固定部材7が第1貫通孔9に挿通されやすくしている。そして、固定部材7の柱部7bの長さに対して、緩衝部材6の長さが略同等か好ましくは若干大きめに形成され、固定部材7の係止部7cが緩衝部材6のフランジ部6bを介して第1貫通孔9の開口端の周囲部に係止することにより、第1貫通孔9は緩衝部材6により気密にシールされ、センサ装置1が取付け部8に固定される。
【0042】
また、図3(b)に示すように、センサケース2に固定部材7が形成される場合、センサケース2及び固定部材7は、例えばPPS等の耐熱性のある樹脂を用いて一体成形される。本例においても、緩衝部材6は、第1貫通孔9の深さと略同等の長さを有する円筒部6aと、この円筒部6aの両端部に連結するように形成され、第1貫通孔9の開口部の拡径方向に延びて、開口部の周囲部に係止するフランジ部6bとにより構成される。緩衝部材6は、固定部材7の上部にあるセンサケース2の圧力により弾性変形し、固定部材7が第1貫通孔9に挿通されやすくしている。そして、固定部材7の柱部7bの長さに対して、緩衝部材6の長さが略同等か好ましくは若干大きめに形成され、固定部材7の係止部7cが緩衝部材6のフランジ部6bを介して第1貫通孔9の開口端の周囲部に係止することにより、第1貫通孔9は緩衝部材6により気密にシールされ、センサ装置1が取付け部8に固定される。
【0043】
以上にように、本実施の形態では、貫通孔の形成がセンサケース2或いは取付け部8の一方で良いので、センサケース2及び取付け部8の両方に第1,第2貫通孔5,9を形成する場合に起こるお互いの孔精度による位置ずれの問題を解消することができる。
【0044】
以上本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態のみに限定されず、種々変更して実施する事ができる。
【0045】
本実施の形態においては、センサ装置の一例として半導体式圧力センサ1を示したが、それ以外にも、密着封止が必要とされるセンサ装置の取付けにおいて本発明を用いることができる。
【0046】
本実施の形態においては、第1,第2貫通孔5,9の断面形状は略円形である例を示したが、それ以外の形状でも良く、固定部材7の断面形状に対して、第1貫通孔9、第2貫通孔5、緩衝部材6の断面形状が対応していれば良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す図であり、(a)はセンサ装置を取付け部に固定した状態の断面図、(b)は(a)の緩衝部材の断面図、(c)は(a)の固定部材の断面図である。
【図2】センサ装置の固定方法を示す工程別断面図であり、(a)は取付け部にポート部を挿入した状態、(b)は取付け部の第1貫通孔に固定部材を挿入した状態、(c)は固定部材が第1貫通孔を貫通し、取付け部に係止された状態を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態を示すセンサ装置を取付け部に固定した断面図であり、(a)は取付け部に固定部材を形成した場合、(b)はセンサケースに固定部材を形成した場合である。
【図4】従来構造のセンサ装置を取付け部に固定した状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1・・・センサ装置、2・・・センサケース、4・・・ポート部、5・・・第2貫通孔、6・・・緩衝部材、6a・・・円筒部、6b・・・フランジ部、7・・・固定部材、7c・・・係止部、8・・・取付け部、9・・・第1貫通孔、10・・・孔、11・・・スリット

Claims (6)

  1. センサ素子を内部に保持したセンサケースを取付け部に固定するセンサ装置の取付け構造において、
    前記センサケース及び当該センサケースが取り付けられる取付け部の一方に第1貫通孔を形成し、他方にその第1貫通孔に挿通される固定部材を設け、
    前記固定部材の前記第1貫通孔に挿通される先端に、前記第1貫通孔の開口端の周囲部に係止するための係止部が設けられることによって、前記固定部材が前記第1貫通孔を貫通した際に、前記係止部によって前記センサケースが前記取付け部に固定されることを特徴とするセンサ装置の取付け構造。
  2. 前記固定部材は、前記センサケース及び前記取付け部の他方に一体的に形成されることを特徴とする請求項1に記載のセンサ装置の取付け構造。
  3. 前記第1貫通孔に挿入され、当該第1貫通孔の深さと略同等の長さを有する円筒部と、この円筒部の両端部に連結するように形成され、前記第1貫通孔の開口部の拡径方向に延びて、当該第1貫通孔の開口部の周囲部に係止するフランジ部とからなる弾性変形可能な緩衝部材を、前記固定部材と前記第1貫通孔との間に配置したことを特徴とする請求項2に記載のセンサ装置の取付け構造。
  4. 前記センサケース及び前記取付け部の他方にも第2貫通孔を形成し、当該第2貫通孔に前記固定部材を挿通することによって、前記固定部材が前記センサケース及び前記取付け部の他方の部材に設けられることを特徴とする請求項1に記載のセンサ装置の取付け構造。
  5. 前記第2貫通孔内に挿入され、当該第2貫通孔の深さと略同等の長さを有する円筒部と、この円筒部の両端部に連結するように形成され、前記第2貫通孔の開口部の拡径方向に延びて、当該第2貫通孔の開口部の周囲部に係止するフランジ部とからなる弾性変形可能な緩衝部材を、前記固定部材と前記第2貫通孔との間に配置したことを特徴とする請求項4に記載のセンサ装置の取付け構造。
  6. 前記固定部材は、その先端から挿通方向に形成された孔と、この孔の外周部において前記挿通方向に延びる少なくとも1本の溝状スリットとを有し、前記固定部材が前記第1貫通孔及び前記第2貫通孔の少なくとも一方に挿通される際に、前記固定部材の外径が縮小方向に変形することを特徴とする請求項1〜5いずれか1項に記載のセンサ装置の取付け構造。
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