JP2004101128A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】暖房時の部屋全体の温度を均一化することができる空気調和機を提供する。
【解決手段】暖房運転時には、室内機1の上面及び前面に形成された吸込口4a、4cから室内の空気が取り入れられ、室内熱交換器3と熱交換した後、吹出口5の第1開口部5aから室内に暖気が送出される。所定の時期になると、横ルーバ11a、11bが回動して第1開口部5aが閉塞され、導風板14が回動して第2開口部5bが開放される。これにより、送風経路6を流通する調和空気は分岐通路13を流通して第2開口部5bから前方上方に向けて送風運転を行う。その結果、暖気溜りEを吹き飛ばして暖気を室内に行き届かせることができる。
【選択図】   図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、取り込まれた空気を調和して室内に送出する空気調和機に関し、特に空気調和機の暖房時の動作に関する。
【0002】
【従来の技術】
図13は、従来の空気調和機の室内機を示す概略側面断面図である。空気調和機の室内機1は通常、使用者の身長よりも高い位置に配置されており、キャビネット2により本体部が保持されている。キャビネット2は後方側面に爪部(不図示)が設けられ、室内の壁に取り付けられた取付板に該爪部を係合することにより支持される。
【0003】
キャビネット2には上面側と前面側に吸込口4a、4cが設けられたフロントパネル3が着脱自在に取り付けられている。フロントパネル3の下端部とキャビネット2の下端部との間隙には、室内機1の幅方向に延びる略矩形の吹出口5が形成されている。室内機1の内部には、吸込口4a、4cから吹出口5に連通する送風経路6が形成されている。送風経路6内には空気を送出する送風ファン7が配されている。
【0004】
フロントパネル3に対向する位置には、吸込口4a、4cから吸い込まれた空気に含まれる塵埃を捕集・除去するエアフィルタ8が設けられている。送風経路6中の送風ファン7とエアフィルタ8との間には、室内熱交換器9が配置されている。
【0005】
室内熱交換器9は屋外に配される圧縮機(不図示)に接続されており、圧縮機の駆動により冷凍サイクルが運転される。冷凍サイクルの運転によって冷房時には室内熱交換器9が周囲温度よりも低温に冷却される。また、暖房時には、室内熱交換器9が周囲温度よりも高温に加熱される。
【0006】
室内熱交換器9とエアフィルタ8との間には吸い込まれた空気の温度を検知する温度センサ61が設けられている。温度センサ61は吸込口から吸引された空気の温度を検知し、使用者により設定された目標の室温(以下、「設定温度」という)との差に応じて冷凍サイクルの運転周波数および送風量を制御する。
【0007】
室内熱交換機9の前後の下部には冷房または除湿時に室内熱交換器9から落下した結露を補集するドレンパン10が設けられている。前方のドレンパン10はフロントパネル3に取り付けられ、後方のドレンパン10はキャビネット2と一体に成形されている。
【0008】
送風経路6内の吹出口5の近傍には、外部に臨んで垂直方向の吹出角度を略水平乃至下方向に変更可能な横ルーバ11a、11bが設けられている。横ルーバ11a、11bの奥側には左右方向の吹出角度を変更可能な縦ルーバ12が設けられている。
【0009】
上記構成の空気調和機において、空気調和機の暖房を開始すると、送風ファン7が回転駆動され、室外機(不図示)からの冷媒が室内熱交換器9へ流れて冷凍サイクルが運転される。これにより、室内機1内には吸込口4a、4cから空気が吸い込まれ、エアフィルタ8によって空気中に含まれる塵埃が除去される。
【0010】
室内機1内に取り込まれた空気は室内熱交換器9と熱交換して加熱される。そして、送風経路6を通って縦ルーバ12及び横ルーバ11a、11bによって左右方向及び上下方向の向きが規制され、吹出口5から下方に向けて室内に送出される。
【0011】
また、空気調和機の運転の開始直後は速やかに室内の空気を循環させる必要がある。このため、送風ファン7の回転速度を高くして室内熱交換器9で熱交換された空気は吹出口5から勢いよく送出される。図14はこの時の室内の気流の挙動を示している。吹出口5(図13参照)から略真下方向に送出される空気は、矢印Bに示すように部屋R内を流通して吸込口4a、4cに戻る。
【0012】
図15は、図14に示した部屋Rを設定温度28℃で暖房運転した場合の室内の温度分布を示している。部屋Rの大きさは6畳(高さ2400mm、横3600mm、奥行き2400mm)である。計測ポイントは図14に一点鎖線Dで示した部屋Rの中央断面を600mm間隔で高さ方向と横方向にそれぞれ6点、8点の合計48点計測している。また、室内機1から吹出される暖房開始直後における気流は風量が強風、風向が略真下方向になっている。
【0013】
吸込口4a、4cから吸引された空気の温度と設定温度との温度差が小さくなったことを温度センサ61により検知すると、送風ファン7の調整により徐々に送風量が低下する。図16はこの時の室内の気流の挙動を示している。吹出口5(図13参照)から略真下方向に送出される暖気は、矢印B’に示すように部屋R内を流通して吸込口4a、4cに戻る。
【0014】
図17は、図16の状態での室内の温度分布を示している。部屋Rの大きさおよび計測ポイントは図15と同様である。室内機1から吹出される気流は風量が微風、風向が略真下方向になっている。
【0015】
また、室内機1内にイオンを発生するイオン発生装置を備えた空気調和機も知られている。この空気調和機は、吹出口5から調和空気とともにイオンを送出することによって、殺菌等による空気清浄効果やリラクゼーション効果を得ることができるようになっている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来の空気調和機によると、暖房運転時に吹出口5から略真下方向に勢いよく暖気が送出されると、矢印B(図14参照)に示すように暖気が部屋Rの床面に到達して床面に沿って床面全体に広がる。
【0017】
暖気は比重が小さいため、吹出口5から送出された気流の一部はB”(図14参照)に示すように上昇する。その結果、図15に示すように、室内機1の近傍に設定温度28℃よりも高温の暖気溜りEが生じ、実際の室温よりもやや高温の空気が室内機1に吸引される。従って、温度センサ61による検知温度が設定温度よりも高温となり、室内が設定温度に到達する前に送風量や暖房能力が下げられて所望の室内温度が得られない問題があった。
【0018】
また、吸気温度が設定温度よりも高温のため空気調和機の送風量及び暖房能力が過剰に下げられると、室内の空気が攪拌されず、図17に示すように、部屋Rの上部と下部で大きな温度差が生じる。その結果、吹出口5から送出される暖気は矢印B’(図16参照)に示すように大きな浮力を受けて部屋Rの床面に到達する前に上昇する。
【0019】
加えて、暖気の比重が小さいため、吹出口5から送出された気流の一部が矢印B”(図16参照)のように上昇する。これにより、部屋Rの上部のみが温められて設定温度に達し、床面近傍は温められず設定温度に達しない。即ち、足元が寒く、頭部には暖気が直接当たり、使用者に著しく不快感を与えるという問題があった。更に、吸込口から吸引する空気の温度が設定温度に達しているため送風量は増加されず、継続的に使用者に不快感を与える。
【0020】
また、吹出口5からイオンを送出する空気調和機では、部屋Rの上部と下部で大きな温度差ができて浮力が生じるため部屋Rの下部までイオンが行き届かず、部屋Rの下部の領域のイオン濃度が低くなる。即ち、部屋の下部でのイオン濃度が他の場所に比べて低くなり、充分な殺菌効果やリラクゼーション効果を得ることができない問題もあった。
【0021】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、暖房時における快適性が確保できるだけでなく、部屋全体の温度分布やイオン濃度分布を均一にすることができる空気調和機を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、室内の壁面に取り付けて吸込口から取り入れた空気を調和し、吹出口から空気を送出する空気調和機において、暖房期間中に、上方に空気を送出することを特徴としている。この構成によると、部屋の天井近傍に蓄積した暖気溜りが上方に送出される空気により吹き飛ばされて室内に攪拌される。これにより、部屋の下部と上部の温度較差を小さくして部屋全体の温度が均一化される。ここで、暖房期間には、暖気を送出する暖房運転のみが行われる期間だけでなく、間欠的に暖房運転を行って一部送風運転や冷房運転が行われる期間が含まれる。
【0023】
また本発明は、上記構成の空気調和機において、吹出口から水平方向乃至下方向に空気を送出して暖房運転が行われ、所定の変更条件になると空気を上方向に送出することを特徴としている。この構成によると、吹出口より送出される気流の方向が所定の変更条件になると水平方向乃至下方向から上方向に可変される。これにより、部屋の天井近傍に蓄積した暖気溜りが吹き飛ばされて室内に攪拌される。例えば、使用者による指示があった場合や、吸気温度や運転時間に基づいて空気調和機が所定の運転状況になった場合に空気の送出方向が可変される。
【0024】
空気を上方へ送出するには、吹出口を開閉する導風板により実現できる。また、吹出口に臨む空気流通経路の上壁が前方へ行くほど上方になるように傾斜する案内面を形成すると、該案内面によって空気を容易に上方向に導くことができる。案内面は吹出口から突出して設けても良いし、吹出口の内方に設けてもよい。更に、室内機の前面部に突設した凸部の壁面や室内機の前面部に凹設した溝部の壁面によって案内面の前端から後方に延びた平面または曲面を形成すると、空気調和機の前面に沿って流れる空気のコアンダ効果が断ち切られて案内面の延長方向へ空気が送出される。
【0025】
また本発明は、上記構成の空気調和機において、イオンを発生するイオン発生装置を備え、前記吹出口から調和空気とともにイオンを室内に送出することを特徴とする。この構成によると、温度分布の均一な室内にイオンが上方へ向けて送出され、イオンが浮力を受けずに部屋全体に行き届く。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。説明の便宜上、前述の図13〜図17に示す従来例と同様の部分には同一の符号を付している。図1は第1実施形態の空気調和機の室内機を示す概略側面断面図である。
【0027】
キャビネット2の上面部には吸込口4aが設けられており、フロントパネル3の上端とキャビネット2との隙間によって吸込口4cが形成されている。室内熱交換器9とエアフィルタ8との間には吸い込まれた空気の温度を検知する温度センサ61が設けられ、室内機1の側部には空気調和機の駆動を制御する制御部60(図3参照)が設けられている。
【0028】
フロントパネル3の下端部とキャビネット2の下端部との間隙には、室内機1の幅方向に延びる略矩形の第1、第2開口部5a、5bから成る吹出口5が形成されている。第1、第2開口部5a、5bには明確な境界が形成されないが、便宜上吹出口5の下部を第1開口部5aとし、上部を第2開口部5bとしている。
【0029】
第2開口部5bは送風経路6から上方に傾斜して分岐する分岐通路13により送風経路6と連通している。送風経路6及び分岐通路13により空気が流通する空気流通経路が構成されている。分岐通路13の開放側端部には、回動軸14aでフロントパネル3に枢支される導風板14が設けられている。また、第2開口部5bの上端には室内機1の幅方向に延びる略矩形の溝部28が設けられている。
【0030】
図2は吹出口5および溝部28の近傍の詳細を示す断面図である。分岐通路13の上壁面13aは前方へ向かって上方に傾斜する傾斜面(案内面)から成っており、分岐通路13に導かれた空気をスムーズに吹出口5の上部の第2開口部5bに搬送することができる。分岐通路13の上壁面13aは平面でなくても良く、例えば、複数の平面や曲面から成ってもよい。
【0031】
溝部28はフロントパネル3と上壁面13aとの間に設けられ、溝部28の下面28aと分岐通路13の上壁面13aとによって尖状の突起部29が形成され、後述するように、第2開口部5bから吹き出された調和空気を滑らかに室内に導く。
【0032】
また、前方のドレンパン10には、イオン発生装置30が放電面30aを送風経路6に面して設置されている。イオン発生装置30の放電面30aから発生したイオンは送風経路6内に放出され、吹出口5から室内に吹出される。イオン発生装置30は放電電極を有し、コロナ放電によって印加電圧が正電圧の場合は主としてH(HO)から成るプラスイオンを生成し、負電圧の場合は主としてO (HO)から成るマイナスイオンを生成する。
【0033】
(HO)及びO (HO)は微生物の表面で凝集し、空気中の微生物等の浮遊菌を取り囲む。そして、式(1)〜(3)に示すように、衝突により活性種である[・OH](水酸基ラジカル)やH(過酸化水素)を浮遊菌の表面上で生成し、浮遊菌を破壊して殺菌を行う。
【0034】
Figure 2004101128
【0035】
イオン発生装置30は使用目的に応じて、プラスイオンに比べてマイナスイオンを多く発生させるモード、マイナスイオンに比べてプラスイオンを多く発生させるモード、及びプラスイオンとマイナスイオンの両方を略同量の割合で発生させるモードの切替えができるようになっている。
【0036】
図3は、制御部60を示すブロック図である。制御部60は各種演算処理を行うCPU71を有している。CPU71には入力信号を受け取る入力回路72及びCPU71の演算結果を出力する出力回路73が接続されている。また、CPU71の演算プログラムの格納及び演算結果の一時記憶を行うメモリ74が設けられている。
【0037】
入力回路72には空気調和機の運転状況を検出する運転状況検出部77により検出された信号が入力される。運転状況検出部77は温度センサ61(図1参照)及び制御部60に設けられたタイマー(不図示)から成っている。出力回路73には、モータから成る導風板駆動部75が接続されている。導風板駆動部75は出力回路73の出力に基づいて導風板14(図1参照)を駆動する。
【0038】
また、制御部60にはリモートコントローラ(不図示)による操作信号を受信する受信部(不図示)が設けられている。受信部で受信した操作信号に応じてCPU71によって出力回路73から導風板14の駆動信号が導風板駆動部75に出力される。このため、運転状況検出部77の検知結果に拘わらずリモートコントローラにより導風板14を駆動可能になっている。
【0039】
上記構成の空気調和機において、空気調和機の暖房を開始すると、送風ファン7が回転駆動され、室外機(不図示)からの冷媒が室内熱交換器9へ流れて冷凍サイクルが運転される。これにより、室内機1内には吸込口4a、4cから空気が吸い込まれ、エアフィルタ8によって空気中に含まれる塵埃が除去される。
【0040】
室内機1内に取り込まれた空気は室内熱交換器9と熱交換して加熱される。そして、送風経路6を通って縦ルーバ12及び横ルーバ11a、11bによって左右及び上下方向の向きを規制されて吹出口5の第1開口部5aから矢印A1に示すように下方に向けて室内に送出される。この時、導風板14は閉じられており、第2開口部5bから空気は送出されない。
【0041】
また、空気調和機の運転の開始直後は速やかに室内の空気を循環させる必要がある。このため、風量が例えば「強」に設定され、送風ファン7の回転速度を高くして室内熱交換器9で熱交換された空気は吹出口5から勢いよく送出される。この時の部屋全体の気流の挙動は前述の図14と同様になっている。
【0042】
図14において、第1開口部5a(図1参照)から吹出された暖気は矢印Bに示すように勢いよく略真下方向に送出される。部屋Rの床面に到達して床面に沿って床面全体に広がり、部屋R内を矢印Bに示すように流通して吸込口4a、4cに戻る。暖気は比重が小さいため、吹出口5から送出された気流の一部は矢印B”に示すように上昇する。その結果、室内の温度分布は前述の図15と同様に、部屋Rの室内機1近傍に設定温度よりも高い温度の暖気溜りEが生ずる。
【0043】
吸込口4a、4cから吸引された空気の温度と設定温度との温度差が小さくなったことを運転状況検出部77の温度センサ61により検知すると、冷凍サイクルの運転が停止される。そして、図4に示すように、導風板14が回動して第2開口部5bが開放される。
【0044】
同時に、横ルーバ11a、11bが回動して第1開口部5aが上方に向けて少しだけ開いた状態に設定される。横ルーバ11a、11bにより第1開口部5aを少しだけ開放することによって、第1開口部5aから吹き出される空気がコアンダ効果によって横ルーバ11a、11bに沿って上方に導かれる。
【0045】
これにより、吸込口4a、4cから取り込まれた空気が送風経路6及び分岐通路13を流通して第2開口部5b及び横ルーバ11a、11bの隙間から上方に送出される。この時、冷凍サイクルが停止されているため、吸込口4a、4cから吸い込まれた空気を熱交換することなく吹出口5から送出する送風運転が行われる。
【0046】
分岐通路13の上壁面13aは前方へ向かって上方に傾斜する傾斜面から成っているため、分岐通路13に導かれた空気はスムーズに第2開口部5bに送られる。このため、上方に送出される空気の圧力損失を低減することができ、風量の減少を防止することができる。
【0047】
更に、分岐通路13の上壁面13aに沿って流通する空気は溝部28によってコアンダ効果が断ち切られ、フロントパネル3に沿うことなく矢印A2に示すように前方上方に導かれる。溝部28の下面は分岐通路13の上壁13aの前端から斜め上方や斜め下方に延びた面により形成しても良い。このようにしても、コアンダ効果によりフロントパネル3の前面に沿って流れようとする力を断ち切ることができる。
【0048】
図5はこの時の部屋内の気流の挙動を示している。第1、第2開口部5a、5b(図4参照)から矢印Cに示すように前方上方に送出される空気は、部屋Rの天井に到達する。その後、コアンダ効果により天井面から室内機1に対向する壁面、床面、室内機1側の壁面を順次伝って室内機1の両側方から吸込口4a、4cに吸い込まれる。
【0049】
図6は、設定温度28℃において送風運転を30秒間行ったときの部屋R内の温度分布である。部屋Rの大きさ、計測ポイントは、前述の図15、図17と同様である。同図から明らかなように、送風運転により室内機1の第1、第2開口部5a、5bから前方上方に吹出された空気によって室内機1の周囲に生じた暖気溜りE(図15参照)が吹き飛ばされる。このため、コアンダ効果によって部屋全体を大きく攪拌する気流によって暖気溜りEの暖気が部屋全体に行き渡る。これにより、部屋R内の温度分布が均一になる。
【0050】
吸込口4a、4cから吸引された空気の温度を温度センサ61により検知し、検出温度が設定温度よりも低くなった場合は再度冷凍サイクルが運転され、暖房運転が行われる。この時、送風ファン7の調整により送風量を低下させて微風により略真下方向に暖気が送出される。
【0051】
運転状況検出部77のタイマーによって微風の状態で所定の時間が経過したことを検知すると、冷凍サイクルが停止される。そして、前述の図4と同様に、導風板14及び第1、第2横ルーバ11a、11bを上方に向けて送風運転が行われる。これにより、室内温度が設定温度付近で安定した安定運転状態において温度センサ61の検出温度に基づいて下方に送風する暖房運転と、タイマーによる検出時間に基づいて上方に送風する送風運転とが繰り返し行われる。
【0052】
尚、設定温度と検出温度の温度差が所定値よりも大きい場合は、微風による暖房運転の前に第1開口部5aから略真下方向に勢いよく暖気が送出される。そして、温度センサ61の検出温度が設定温度に近づくと送風量を徐々に低下して微風にするようになっている。
【0053】
前述したように、導風板14はリモートコントローラ(不図示)の操作によって駆動することができる。リモートコントローラにより所定の操作を行うと、図7に示すように、第1開口部5aから下方に暖気を送出する暖房運転時に運転状況検出部77の検出結果に拘わらず導風板14を開放して上方に暖気を送出することができる。
【0054】
これにより、室内機1が設置されている壁面に相対する壁面の近傍までイオン発生装置30により発生したイオンを速やかに到達させることができる。即ち、暖房運転を行いながら下方及び上方にイオンを送出して部屋の端部のイオン濃度を大幅に増加して殺菌効果やリラクゼーション効果を向上させることができる。
【0055】
また、リモートコントローラにより所定の操作を行うと、導風板14の向きを使用者の所望の向きに可変することができる。図8に示すように、例えば使用者からの指示が「風向1」の場合には制御部60の制御により導風板14の傾斜角度が水平方向に対して上方に+30゜に配される。
【0056】
使用者からの指示が「風向2」の場合には導風板14が+20゜に配され、使用者からの指示が「風向3」の場合には導風板14が0゜に配される。従って、使用者の好みに応じて上方送風の風向を設定することができる。
【0057】
また、リモートコントローラによる所定の操作によって、導風板14の開成を禁止することもできる。例えば、室内機1の近傍に壁や障害物があると、第2開口部5bから前方上方に送出される空気が跳ね返って吸込口4a、4cから取込まれ、ショートサーキットが大きくなる場合がある。従って、リモートコントローラに導風板14の開成を禁止するスイッチを設けると、使用状況に応じた風向制御を行うことができるのでより望ましい。尚、室内機1に導風板14の開成を禁止するスイッチを設けてもよい。
【0058】
本実施形態によると、室内機1の周辺に発生する暖気溜りE(図15参照)を吹き飛ばし、コアンダ効果により部屋全体を大きく攪拌して暖気溜りEの暖気を部屋Rの全体に行き届かせることができる。これにより、部屋R内の温度分布を均一にすることができ、足元が寒くなるとともに頭部に暖気が直接当たるような不快感を使用者に与えることもなく、均一で快適な暖房を実現できる。
【0059】
更に、足元が寒くなった場合でも室内の温度分布が均一なため、空気調和機から送出される暖気に作用する浮力を最小限に抑制することができるため、直ちに足元の温度を改善して継続的な寒さを防止することができる。加えて、室内に送出される空気に働く浮力が小さいためイオン発生装置により発生したイオンが室内全体に行き届く。これにより、殺菌効果やリラクゼーション効果を向上させることができる。
【0060】
また、空気調和機の運転開始直後は暖気溜りEが発生するため室温が設定温度に到達する前に空気調和機の送風量や暖房能力が下げられる場合があるが、安定運転状態になると暖気溜りEが発生せず、室内全体を設定温度に確実に到達させることができる。
【0061】
次に、図9は第2実施形態の空気調和機の室内機を示す概略側面断面図である。説明の便宜上、前述の図1〜図8に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は、第1実施形態で第2開口部5bの上方に配された溝部28(図1参照)に替えて、第2開口部5bの上端にフロントパネル3と一体の導風部20が突設されている。その他の構成は第1実施形態と同一である。
【0062】
本実施形態によると、導風部20の先端20bから後方に延びる平面が形成されるので、空気調和機の前面に沿って流れようとする空気をコアンダ効果により容易に断ち切ることができ、上方への送風を好適に行うことができる。従って、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。尚、導風部20の上面は先端20bから斜め上方や斜め下方に延びた面により形成してもよい。このようにしても、コアンダ効果によりフロントパネル3の前面に沿って流れようとする力を断ち切ることができる。
【0063】
次に、図10は第3実施形態の空気調和機の室内機を示す概略側面断面図である。説明の便宜上、前述の図9に示す第2実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は、第2実施形態の導風部20(図9参照)に替えて、分岐通路13の上壁13aを延設した導風板23が突設されている。その他の構成は第2実施形態と同一である。
【0064】
本実施形態によると、導風板23は分岐通路13の上壁面13aと同一面上に形成されており、空気抵抗の増加が抑制されるとともに、コアンダ効果により空気調和機の前面に沿って流れようとする力を容易に断ち切ることができる。従って、上方への送風を容易に行うことができ、第1、第2実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0065】
次に、図11は第4実施形態の空気調和機の室内機を示す概略側面断面図である。説明の便宜上、前述の図10に示す第3実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は、導風板23が吹出口5の上端に枢支軸23aで枢支されている。その他の構成は第3実施形態と同一である。
【0066】
本実施形態によると、導風板23は案内面23bが分岐通路13の上壁面13aと同一面をなす位置と、フロントパネル3に重なって案内面23bがフロントパネル3の表面と同一面をなす位置との間を回動できるようになっている。上方への送風時には導風板23は案内面23bが分岐通路13の上壁面13aと同一面をなす位置に配置される。また、それ以外の運転時には導風板23は案内面23bがフロントパネル3の表面と同一面をなす位置に配置される。
【0067】
これにより、上方への送風時に導風板23によってコアンダ効果により空気調和機の前面に沿って流れようとする力を容易に断ち切ることができる。従って、上方への送風を容易に行うことができ、第1〜第3実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0068】
また、上方に送風しないときに導風板23をフロントパネル3と重なる位置に配置できるため、室内機1の美観を向上させることができる。更に、導風板23の色や形状等をフロントパネル3や横ルーバ11a、11bと同様の外観に形成するとより美観を向上させることができる。
【0069】
尚、導風板23をリモートコントローラの操作等によって、案内面23bが分岐通路13の上壁面13aと同一面をなす位置と、フロントパネル3の表面と同一面をなす位置との間に配置できるようにしても良い。このようにすると、室内の状況に応じて前方上方に送出する気流の方向を変更することができるのでより望ましい。
【0070】
次に、図12は第5実施形態の空気調和機の室内機を示す概略側面断面図である。説明の便宜上、前述の図9に示す第2実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は、フロントパネル3が前方へ行くほど上方になるように形成される前方傾斜部3aと、前方傾斜部3aの上端を後方に折曲して後方へ行くほど上方になるように形成される後方傾斜部3bとから成っている。また、前方傾斜部3aと後方傾斜部3bとの境界に尖状の導風部20が設けられている。
【0071】
後方傾斜部3bには吸込口4cが設けられ、前方傾斜部3aの下部には吹出口5が設けられている。吹出口5はキャビネット2の下部かつ送風ファン7の略真下に下方に向けて配されており、吹出口5を覆うことのできる単一の横ルーバ11が設けられている。その他の構成は第2実施形態と同様である。
【0072】
本実施形態によると、横ルーバ11を上方に向けると吹出口5から送出された空気は前方傾斜部3aに沿って流通し、導風部20によりコアンダ効果が断ち切られて前方上方に送出される。従って、第1〜第4実施形態と同様の効果を得ることができる。また、吹出口5が下方に向けて配されているため、空気を真下方向へ効率良く送出することができる。
【0073】
第1〜第5実施形態において、暖房開始当初は温度センサ61の検出結果により上方への送出に切り替えられ、安定運転状態ではタイマーの検出結果により上方への送出に切り替えられる。温度センサ61に替えて室内の温度を把握できる他の温度検知手段を用いても良く、タイマーに替えて運転時間を把握できる他の運転時間積算手段を用いても良い。また、温度センサ61は図1〜図12に示した位置に設置する必要はなく、他の位置に設置しても良い。
【0074】
また、空気調和機の運転状況を検出する運転状況検出部77として、温度を検知する温度センサ61及び時間を検出するタイマーを用いているが、何れか一方により運転状況を検出しても良い。更に、空気調和機の他の運転状況に基づいて上方への送出に切り替えるようにしても良い。例えば、室内熱交換器9や室外熱交換器の温度、圧縮機の駆動周波数、送風機7の回転数等により切り替えることができる。
【0075】
尚、第1〜第5実施形態では、送風運転によって前方上方に空気を送出しているが、暖房運転により前方上方に暖気を送出しても良い。このようにすると、暖気の比重が小さいため部屋Rの温度を均一化するのに必要な時間が増大するが、部屋Rの温度低下を招くことなく部屋Rの温度を均一化できる。
【0076】
また、冷房運転により前方上方に冷気を送出しても良い。このようにすると、部屋Rの温度をやや低下させてしまうが、冷気の比重が大きいため部屋Rの上部から下部に空気を循環させて温度を短時間に均一化できる。更に、暖房期間中に冷房運転を一時的に行って室外熱交換器に付着する霜を取り除く除霜運転を兼ねることができる。これにより、霜の付着による圧力損失によって生じる室外機風量の低下や熱交換効率の劣化および騒音の増大を防止して暖房能力を向上させることができる。
【0077】
【発明の効果】
本発明によると、空気調和機の周辺に発生する暖気溜りを吹き飛ばし、コアンダ効果により部屋全体を大きく攪拌して暖気を部屋の全体に行き届かせることができる。これにより、部屋内の温度分布を均一にすることができ、足元が寒くなるとともに頭部に暖気が直接当たるような不快感を使用者に与えることもなく、均一で快適な暖房を実現できる。
【0078】
更に、足元が寒くなった場合でも室内の温度分布が均一なため、空気調和機から送出される暖気にに作用する浮力を最小限に抑制できるため、直ちに足元の温度を改善して継続的に足元の寒さを感じさせることも防止することができる。加えて、室内に送出される空気に働く浮力が小さいため、イオン発生装置により発生したイオンを室内に行き届く。これにより、殺菌効果やリラクゼーション効果を向上させることができる。
【0079】
また、空気調和機の運転開始直後は暖気溜りが発生するため室温が設定温度に到達する前に空気調和機の送風量及び暖房能力が下げられる場合があるが、安定運転状態では暖気溜りが発生せず、室内を設定温度に確実に到達させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本発明の第1実施形態の空気調和機の室内機を示す概略側面断面図である。
【図2】は、本発明の第1実施形態の空気調和機の室内機の吹出口近傍を示す概略側面断面図である。
【図3】は、本発明の第1実施形態の空気調和機の制御部の構成を示すブロック図である。
【図4】は、本発明の第1実施形態の空気調和機の室内機の動作を示す概略側面断面図である。
【図5】は、本発明の第1実施形態の空気調和機の室内機から送出される気流の挙動を示す斜視図である。
【図6】は、本発明の第1実施形態の空気調和機の動作時における部屋中央部断面の温度分布を示す図である。
【図7】は、本発明の第1実施形態の空気調和機の室内機の動作を示す概略側面断面図である。
【図8】は、本発明の第1実施形態の空気調和機の室内機の動作を示す概略側面断面図である。
【図9】は、本発明の第2実施形態の空気調和機の室内機を示す概略側面断面図である。
【図10】は、本発明の第3実施形態の空気調和機の室内機を示す概略側面断面図である。
【図11】は、本発明の第4実施形態の空気調和機の室内機を示す概略側面断面図である。
【図12】は、本発明の第5実施形態の空気調和機の室内機を示す概略側面断面図である。
【図13】は、従来の空気調和機の室内機の概略側面断面図である。
【図14】は、従来の空気調和機の室内機から送出される気流の挙動を示す斜視図である。
【図15】は、従来の空気調和機の動作時における部屋中央部断面の温度分布を示す図である。
【図16】は、従来の空気調和機の室内機から送出される気流の挙動を示す斜視図である。
【図17】は、従来の空気調和機の動作時における部屋中央部断面の温度分布を示す図である。
【符号の説明】
1  室内機
2  キャビネット
3  フロントパネル
4a、4c 吸込口
5  吹出口
5a 第1開口部
5b 第2開口部
6  送風経路
7  送風ファン
8  エアフィルタ
9  室内熱交換器
10  ドレンパン
11、11a、11b 横ルーバ
12  縦ルーバ
13  分岐通路
13a 上壁面
14、23 導風板
20  導風部
28  溝部
29  突起部
30  イオン発生装置
30a 放電面
60  制御部
61  温度センサ
62  圧縮機
65  送風機
71  CPU
72  入力回路
73  出力回路
74  メモリ
77  運転状況検出部

Claims (11)

  1. 室内の壁面に取り付けて吸込口から取り入れた空気を調和し、吹出口から空気を送出する空気調和機において、暖房期間中に、上方に空気を送出することを特徴とする空気調和機。
  2. 前記吹出口から水平方向乃至下方向に空気を送出して暖房運転が行われ、所定の変更条件になると空気を上方向に送出することを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記変更条件は、使用者の指示に基づくことを特徴とする請求項2に記載の空気調和機。
  4. 前記変更条件は、空気調和機の運転状況に基づくことを特徴とする請求項2に記載の空気調和機。
  5. 空気調和機の運転時間を積算する運転時間積算手段を備え、前記変更条件は、空気調和機の運転時間に基づくことを特徴とする請求項2に記載の空気調和機。
  6. 温度検知手段を備え、前記変更条件は、前記温度検知手段により検知した温度に基づくことを特徴とする請求項2に記載の空気調和機。
  7. 前記変更条件は、前記吸込口から取り入れられた空気の温度に基づくことを特徴とする請求項6に記載の空気調和機。
  8. 前記吹出口を開閉して空気を所定方向に導く導風板を備え、前記導風板によって空気を上方向に導くことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の空気調和機。
  9. 前記吹出口に臨む空気流通経路の上壁を成して前方へ行くほど上方になるように傾斜した案内面を備え、前記案内面により空気を上方向に導くことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の空気調和機。
  10. 前記案内面の前端から後方に延びた平面または曲面を形成することを特徴とする請求項9に記載の空気調和機。
  11. イオンを発生するイオン発生装置を備え、前記吹出口から調和空気とともにイオンを室内に送出することを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれかに記載の空気調和機。
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