JP2004100796A - 筒型ダイナミックダンパ - Google Patents
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Abstract
【課題】ゴム状弾性筒体を回転軸に強く固定することができる構造でありながら、回転軸への取付け作業を簡単に行うことができる筒型ダイナミックダンパを提供する。
【解決手段】回転軸を圧入させるゴム状弾性筒体2と、ゴム状弾性筒体2の外側でゴム状弾性筒体2と同芯状に位置する筒状の質量部材3とを、ゴム状弾性材から成る連結部4を介して連結してある筒型ダイナミックダンパであって、ゴム状弾性筒体2の内周面を周方向に凹凸状に形成してある。
【選択図】 図2
【解決手段】回転軸を圧入させるゴム状弾性筒体2と、ゴム状弾性筒体2の外側でゴム状弾性筒体2と同芯状に位置する筒状の質量部材3とを、ゴム状弾性材から成る連結部4を介して連結してある筒型ダイナミックダンパであって、ゴム状弾性筒体2の内周面を周方向に凹凸状に形成してある。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転軸を圧入させるゴム状弾性筒体と、前記ゴム状弾性筒体の外側で前記ゴム状弾性筒体と同芯状に位置する筒状の質量部材とを、ゴム状弾性材から成る連結部を介して連結してある筒型ダイナミックダンパに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車のドライブシャフト等の回転軸には回転のアンバランス等に起因して曲げ振動やねじり振動が発生することがある。このような場合、筒型ダイナミックダンパ(以下、「ダイナミックダンパ」と略称する)を回転軸に取付けて振動を抑制している。つまり、固有振動数を回転軸の振動数に合わせたダイナミックダンパを回転軸の回転に伴って共振させ、回転軸の振動エネルギーを筒型ダイナミックダンパの振動エネルギーとして吸収することで回転軸の振動を抑制する。
【0003】
従来、上記のダイナミックダンパでは、特許文献1に開示されているように、回転軸を圧入させるゴム状弾性筒体の内周面をゴム状弾性筒体の軸心方向視で円形に形成してあった。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−349379号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
回転軸に取付けたダイナミックダンパが振れ回りしたり、回転軸の取付け位置から軸心方向にずれしたりすると、回転軸の回転バランスが悪くなって振動を抑制しにくくなることから、ダイナミックダンパのゴム状弾性筒体を回転軸の所望の位置に強く固定する必要がある。
【0006】
その手段として、回転軸の外径とゴム状弾性筒体の内径との差を大きくしてゴム状弾性筒体を回転軸に強く固定する手段があるが、上記従来の構成によれば、回転軸を圧入させるゴム状弾性筒体の内周面をゴム状弾性筒体の軸心方向視で円形に形成してあったために中空孔が拡径しにくく、上記の手段を採用すると、ゴム状弾性筒体への回転軸の圧入が困難になる。そこで、上記の手段に換え、ゴム状弾性筒体の軸心方向の両端部に締付けバンドを巻き付けるという手段を採用していた(特許文献1の第3頁第3欄参照)。
【0007】
ところが、この手段では締め付けバンドが必要で部品点数が多くなるだけでなく、締付けバンドの巻き付け工程分だけ組付け工程が増えて回転軸へのダイナミックダンパの取付け作業に手間がかかるという問題があった。
【0008】
本発明は上記実状に鑑みて成されたもので、その目的は、ゴム状弾性筒体を回転軸に強く固定することができる構造でありながら、回転軸への取付け作業を簡単に行うことができる筒型ダイナミックダンパを提供する点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1による発明の構成は、回転軸を圧入させるゴム状弾性筒体と、前記ゴム状弾性筒体の外側で前記ゴム状弾性筒体と同芯状に位置する筒状の質量部材とを、ゴム状弾性材から成る連結部を介して連結してある筒型ダイナミックダンパであって、
前記ゴム状弾性筒体の内周面を周方向に凹凸状に形成してある点にある。
【0010】
この構成によれば、回転軸をゴム状弾性筒体に相対的に押し込むと、それに伴って、内周面の凸部が圧縮して内周面が拡径する。「相対的に押し込む」とは、回転軸とゴム状弾性筒体との少なくとも一方側を他方側に対して押し込むことである。
【0011】
前記凸部は周方向で拘束されていなくて圧縮されやすいから、内周面が軸心方向視で円形の従来の構造よりも内周面を大きく拡径させることができ、回転軸をゴム状弾性筒体に円滑に圧入することができる。そして内周面が大きく拡径すると、圧縮した凸部が回転軸にそれだけ強く圧接し、これにより、回転軸にゴム状弾性筒体を強く固定することができる。
【0012】
つまり、回転軸の外径とゴム状弾性筒体の内径(最大の内径)との差を大きくしたり、ゴム状弾性筒体の軸心方向の両端部に締付けバンドを巻き付けたりしなくても、ゴム状弾性筒体を回転軸に強く固定することができる。
【0013】
また、ゴム状弾性筒体の軸心方向の両端部に締付けバンドを巻き付けなくても済むから、部品点数を少なくすることができる。
【0014】
請求項2による発明の構成は、請求項1による発明の構成において、前記ゴム状弾性筒体の内周面を前記ゴム状弾性筒体の軸心方向視で星形に形成してある
点にある。
【0015】
この構成によれば、ゴム状弾性筒体の中空孔をゴム状弾性筒体の軸心方向視で星形に形成して凸部をほぼ三角形に設定してあるから、凸部が四角形の場合に比べると、回転軸をゴム状弾性筒体に相対的に押し込んだときに凸部をより円滑に圧縮させやすく、回転軸をゴム状弾性筒体に圧入しやすくすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1,図2に、自動車のドライブシャフト(回転軸に相当、図3参照)1を圧入させるゴム状弾性筒体2と、ゴム状弾性筒体2の外側でゴム状弾性筒体2と同芯状に位置する丸筒状の質量部材3とを、ゴム状弾性材から成る連結部4を介して連結してある筒型ダイナミックダンパ(以下、「ダイナミックダンパ」と略称する)を示してある。
【0017】
このダイナミックダンパは、前述したようにドライブシャフト1の振動エネルギーを共振により吸収してドライブシャフト1の振動を抑制するが、ドライブシャフト1に取付けたダイナミックダンパが振れ回りしたり、ドライブシャフト1の取付け位置から軸心方向にずれたりすると、ドライブシャフト1の回転バランスが悪くなって振動を抑制しにくくなることから、ダイナミックダンパのゴム状弾性筒体2をドライブシャフト1の所望の位置に強く固定する必要がある。
【0018】
そこで、ゴム状弾性筒体2の内周面をゴム状弾性筒体2の軸心方向視で星形の凹凸状(凸部・凹部がそれぞれ6個づつの「六つ星」形)に形成して、ゴム状弾性筒体2をドライブシャフト1の所望の位置に強く固定することができるようにしてある。前記内周面の凸部・凹部はそれぞれ三角形であり、頂部及び底部を曲面状に形成してある。
【0019】
ゴム状弾性筒体2と質量部材3との軸心方向の長さはほぼ同一で、それらの両端面を前記軸心方向でほぼ同一位置に揃えてある。また、中空孔5の最大径(対向する一対の凹部の底面同士の距離)はドライブシャフト1の径よりもわずかに(例えば1mm)小さく設定してある。
【0020】
上記構造のダイナミックダンパを成形するに、質量部材3よりも少し大径の丸穴を備えた外型と、中空孔5に対応する断面星形状の第1中型と、連結部4を形成するためのリング状の第2中型とを準備し、外型の丸穴内に質量部材3を少し間隔を空けて同芯状に配置するとともに、第1及び第2中型を前記丸穴内に質量部材3と同芯状に配置し、外型内に形成されたゴム配合物受け入れ空間内にゴム配合物を供給する。
【0021】
このようにして成形することで、質量部材3がゴム状弾性体で覆われるとともに、このゴム状弾性体とゴム状弾性筒体2と連結部4とが一体に連なった状態になる。
【0022】
上記構造のダイナミックダンパのゴム状弾性筒体2の中空孔5にドライブシャフト1を相対的に押し込むと、内周面の凸部が圧縮して内周面を大きく拡径させることができ、ドライブシャフト1をゴム状弾性筒体2に円滑に圧入することができるとともに、ドライブシャフト1にゴム状弾性筒体2を強く固定することができる。図3にドライブシャフト1をゴム状弾性筒体2に圧入した状態を示してある。
【0023】
[別実施形態]
前記回転軸はドライブシャフト1に限られるものではなく、自動車に設けたその他の回転軸であってもよい。また、自動車に設けた回転軸に限られるものでもなく、その他の装置・設備等に設けた回転軸であってもよい。ゴム状弾性筒体2の内周面をゴム状弾性筒体2の軸心方向視で星形以外の凹凸状に形成してあってもよい。
【0024】
【発明の効果】
本発明によれば、ゴム状弾性筒体を回転軸に強く固定することができる構造でありながら、回転軸への取付け作業を簡単に行うことができる筒型ダイナミックダンパを提供することができた。また、ゴム状弾性筒体の軸心方向の両端部に締付けバンドを巻き付けなくても済んで部品点数を少なくすることができ、回転軸に対するダイナミックダンパの取付け構造を簡素化することができた。
【0025】
そして、前記ゴム状弾性筒体の内周面を前記ゴム状弾性筒体の軸心方向視で星形に形成してあると、ゴム状弾性筒体を回転軸に強く固定することができる構造でありながら、回転軸への取付け作業をより簡単に行うことができるようになるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】筒型ダイナミックダンパの縦断正面図
【図2】筒型ダイナミックダンパの縦断側面図
【図3】回転軸に筒型ダイナミックダンパを取付けた状態を示す図
【符号の説明】
1 回転軸
2 ゴム状弾性筒体
3 質量部材
4 連結部
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転軸を圧入させるゴム状弾性筒体と、前記ゴム状弾性筒体の外側で前記ゴム状弾性筒体と同芯状に位置する筒状の質量部材とを、ゴム状弾性材から成る連結部を介して連結してある筒型ダイナミックダンパに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車のドライブシャフト等の回転軸には回転のアンバランス等に起因して曲げ振動やねじり振動が発生することがある。このような場合、筒型ダイナミックダンパ(以下、「ダイナミックダンパ」と略称する)を回転軸に取付けて振動を抑制している。つまり、固有振動数を回転軸の振動数に合わせたダイナミックダンパを回転軸の回転に伴って共振させ、回転軸の振動エネルギーを筒型ダイナミックダンパの振動エネルギーとして吸収することで回転軸の振動を抑制する。
【0003】
従来、上記のダイナミックダンパでは、特許文献1に開示されているように、回転軸を圧入させるゴム状弾性筒体の内周面をゴム状弾性筒体の軸心方向視で円形に形成してあった。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−349379号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
回転軸に取付けたダイナミックダンパが振れ回りしたり、回転軸の取付け位置から軸心方向にずれしたりすると、回転軸の回転バランスが悪くなって振動を抑制しにくくなることから、ダイナミックダンパのゴム状弾性筒体を回転軸の所望の位置に強く固定する必要がある。
【0006】
その手段として、回転軸の外径とゴム状弾性筒体の内径との差を大きくしてゴム状弾性筒体を回転軸に強く固定する手段があるが、上記従来の構成によれば、回転軸を圧入させるゴム状弾性筒体の内周面をゴム状弾性筒体の軸心方向視で円形に形成してあったために中空孔が拡径しにくく、上記の手段を採用すると、ゴム状弾性筒体への回転軸の圧入が困難になる。そこで、上記の手段に換え、ゴム状弾性筒体の軸心方向の両端部に締付けバンドを巻き付けるという手段を採用していた(特許文献1の第3頁第3欄参照)。
【0007】
ところが、この手段では締め付けバンドが必要で部品点数が多くなるだけでなく、締付けバンドの巻き付け工程分だけ組付け工程が増えて回転軸へのダイナミックダンパの取付け作業に手間がかかるという問題があった。
【0008】
本発明は上記実状に鑑みて成されたもので、その目的は、ゴム状弾性筒体を回転軸に強く固定することができる構造でありながら、回転軸への取付け作業を簡単に行うことができる筒型ダイナミックダンパを提供する点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1による発明の構成は、回転軸を圧入させるゴム状弾性筒体と、前記ゴム状弾性筒体の外側で前記ゴム状弾性筒体と同芯状に位置する筒状の質量部材とを、ゴム状弾性材から成る連結部を介して連結してある筒型ダイナミックダンパであって、
前記ゴム状弾性筒体の内周面を周方向に凹凸状に形成してある点にある。
【0010】
この構成によれば、回転軸をゴム状弾性筒体に相対的に押し込むと、それに伴って、内周面の凸部が圧縮して内周面が拡径する。「相対的に押し込む」とは、回転軸とゴム状弾性筒体との少なくとも一方側を他方側に対して押し込むことである。
【0011】
前記凸部は周方向で拘束されていなくて圧縮されやすいから、内周面が軸心方向視で円形の従来の構造よりも内周面を大きく拡径させることができ、回転軸をゴム状弾性筒体に円滑に圧入することができる。そして内周面が大きく拡径すると、圧縮した凸部が回転軸にそれだけ強く圧接し、これにより、回転軸にゴム状弾性筒体を強く固定することができる。
【0012】
つまり、回転軸の外径とゴム状弾性筒体の内径(最大の内径)との差を大きくしたり、ゴム状弾性筒体の軸心方向の両端部に締付けバンドを巻き付けたりしなくても、ゴム状弾性筒体を回転軸に強く固定することができる。
【0013】
また、ゴム状弾性筒体の軸心方向の両端部に締付けバンドを巻き付けなくても済むから、部品点数を少なくすることができる。
【0014】
請求項2による発明の構成は、請求項1による発明の構成において、前記ゴム状弾性筒体の内周面を前記ゴム状弾性筒体の軸心方向視で星形に形成してある
点にある。
【0015】
この構成によれば、ゴム状弾性筒体の中空孔をゴム状弾性筒体の軸心方向視で星形に形成して凸部をほぼ三角形に設定してあるから、凸部が四角形の場合に比べると、回転軸をゴム状弾性筒体に相対的に押し込んだときに凸部をより円滑に圧縮させやすく、回転軸をゴム状弾性筒体に圧入しやすくすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1,図2に、自動車のドライブシャフト(回転軸に相当、図3参照)1を圧入させるゴム状弾性筒体2と、ゴム状弾性筒体2の外側でゴム状弾性筒体2と同芯状に位置する丸筒状の質量部材3とを、ゴム状弾性材から成る連結部4を介して連結してある筒型ダイナミックダンパ(以下、「ダイナミックダンパ」と略称する)を示してある。
【0017】
このダイナミックダンパは、前述したようにドライブシャフト1の振動エネルギーを共振により吸収してドライブシャフト1の振動を抑制するが、ドライブシャフト1に取付けたダイナミックダンパが振れ回りしたり、ドライブシャフト1の取付け位置から軸心方向にずれたりすると、ドライブシャフト1の回転バランスが悪くなって振動を抑制しにくくなることから、ダイナミックダンパのゴム状弾性筒体2をドライブシャフト1の所望の位置に強く固定する必要がある。
【0018】
そこで、ゴム状弾性筒体2の内周面をゴム状弾性筒体2の軸心方向視で星形の凹凸状(凸部・凹部がそれぞれ6個づつの「六つ星」形)に形成して、ゴム状弾性筒体2をドライブシャフト1の所望の位置に強く固定することができるようにしてある。前記内周面の凸部・凹部はそれぞれ三角形であり、頂部及び底部を曲面状に形成してある。
【0019】
ゴム状弾性筒体2と質量部材3との軸心方向の長さはほぼ同一で、それらの両端面を前記軸心方向でほぼ同一位置に揃えてある。また、中空孔5の最大径(対向する一対の凹部の底面同士の距離)はドライブシャフト1の径よりもわずかに(例えば1mm)小さく設定してある。
【0020】
上記構造のダイナミックダンパを成形するに、質量部材3よりも少し大径の丸穴を備えた外型と、中空孔5に対応する断面星形状の第1中型と、連結部4を形成するためのリング状の第2中型とを準備し、外型の丸穴内に質量部材3を少し間隔を空けて同芯状に配置するとともに、第1及び第2中型を前記丸穴内に質量部材3と同芯状に配置し、外型内に形成されたゴム配合物受け入れ空間内にゴム配合物を供給する。
【0021】
このようにして成形することで、質量部材3がゴム状弾性体で覆われるとともに、このゴム状弾性体とゴム状弾性筒体2と連結部4とが一体に連なった状態になる。
【0022】
上記構造のダイナミックダンパのゴム状弾性筒体2の中空孔5にドライブシャフト1を相対的に押し込むと、内周面の凸部が圧縮して内周面を大きく拡径させることができ、ドライブシャフト1をゴム状弾性筒体2に円滑に圧入することができるとともに、ドライブシャフト1にゴム状弾性筒体2を強く固定することができる。図3にドライブシャフト1をゴム状弾性筒体2に圧入した状態を示してある。
【0023】
[別実施形態]
前記回転軸はドライブシャフト1に限られるものではなく、自動車に設けたその他の回転軸であってもよい。また、自動車に設けた回転軸に限られるものでもなく、その他の装置・設備等に設けた回転軸であってもよい。ゴム状弾性筒体2の内周面をゴム状弾性筒体2の軸心方向視で星形以外の凹凸状に形成してあってもよい。
【0024】
【発明の効果】
本発明によれば、ゴム状弾性筒体を回転軸に強く固定することができる構造でありながら、回転軸への取付け作業を簡単に行うことができる筒型ダイナミックダンパを提供することができた。また、ゴム状弾性筒体の軸心方向の両端部に締付けバンドを巻き付けなくても済んで部品点数を少なくすることができ、回転軸に対するダイナミックダンパの取付け構造を簡素化することができた。
【0025】
そして、前記ゴム状弾性筒体の内周面を前記ゴム状弾性筒体の軸心方向視で星形に形成してあると、ゴム状弾性筒体を回転軸に強く固定することができる構造でありながら、回転軸への取付け作業をより簡単に行うことができるようになるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】筒型ダイナミックダンパの縦断正面図
【図2】筒型ダイナミックダンパの縦断側面図
【図3】回転軸に筒型ダイナミックダンパを取付けた状態を示す図
【符号の説明】
1 回転軸
2 ゴム状弾性筒体
3 質量部材
4 連結部
Claims (2)
- 回転軸を圧入させるゴム状弾性筒体と、前記ゴム状弾性筒体の外側で前記ゴム状弾性筒体と同芯状に位置する筒状の質量部材とを、ゴム状弾性材から成る連結部を介して連結してある筒型ダイナミックダンパであって、
前記ゴム状弾性筒体の内周面を周方向に凹凸状に形成してある筒型ダイナミックダンパ。 - 前記ゴム状弾性筒体の内周面を前記ゴム状弾性筒体の軸心方向視で星形に形成してある請求項1記載の筒型ダイナミックダンパ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002262351A JP2004100796A (ja) | 2002-09-09 | 2002-09-09 | 筒型ダイナミックダンパ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002262351A JP2004100796A (ja) | 2002-09-09 | 2002-09-09 | 筒型ダイナミックダンパ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004100796A true JP2004100796A (ja) | 2004-04-02 |
Family
ID=32262417
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002262351A Withdrawn JP2004100796A (ja) | 2002-09-09 | 2002-09-09 | 筒型ダイナミックダンパ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004100796A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8170415B2 (en) | 2005-10-31 | 2012-05-01 | Fujitsu Limited | Physical wiring control device, physical wiring control method, and computer product |
-
2002
- 2002-09-09 JP JP2002262351A patent/JP2004100796A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8170415B2 (en) | 2005-10-31 | 2012-05-01 | Fujitsu Limited | Physical wiring control device, physical wiring control method, and computer product |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050721 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20070330 |