JP2004100237A - Earth retaining structure making use of steel-made screen - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、斜面に階段状の植樹帯を形成して法面の崩壊防止及び緑化促進に寄与する土留構造に関し、特に所要の土圧に対し施工性、経済性及び耐久性に富む鋼製網を受圧板として用いる土留構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年景観保護や地球環境保全を重視して、斜面上に平らな地盤を形成して崩落防止及び緑化を図る所謂グリーンベンチ工法の施工が増加している。このグリーンベンチ工法は、急傾斜地の斜面に壁体立設用の平坦部を形成し、この平坦部に壁体を略垂直に載置すると共に地山に固定したアンカーを壁体に略直交して接続し、この壁体背面上部に樹木の生育に好適な土砂を裏込して壁体頂部に植樹帯を形成し、樹木の成長により地盤の強化を図るという工法である。
【0003】
従来のグリーンベンチ工法では、壁体として高さ1.5m程度のコンクリートパネルを用いてきたが、コンクリートパネルは土圧の大きさに比べて重すぎ、現地への搬入や設置を行なう際の作業性に難点があった。又樹木がパネルを覆い隠す状態に生長するまでは、コンクリート部が自然景観にマッチしないという欠点もあった。
【0004】
そこで、出願人は国内森林資源で使用用途が定まらずに多量に放置されている間伐材を用いて、重さの軽減と費用の低廉化を図りながら外観を整える土留構造を先に提案した。この土留構造は特開2002−81075号公報に記載されるもので、アンカーに支持され適宜間隔で立設するコンクリート製の柱体と締結金具を介して水平に緊結される間伐材を備える構造で、間伐材の背面には樹木の生育に好適な土砂を裏込し、間伐材が構造材としての使用期限に至った時には締結金具を切断して新たな材料に取り替える方式であった。
【0005】
出願人の提案したこの土留構造は、自然景観に調和する間伐材の有効活用が図れると共に間伐材に最小限の加工を施すのみで使用可能であるのでコスト低減も図れ、かつ部材の軽量化が実現されるので運搬が容易になり施工箇所の適用範囲も拡大するという長所を多々備えるものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、間伐材は腐食に対する耐久性という点で不安があるため、なかなか積極的な使用に至っていない。又軽量化された構造ではあったが、アンカーに支持されるコンクリート製の柱体を用いていたため未だ施工性、経済性の点でも改良の余地があった。
【0007】
この発明は、上記のような従来の土留構造が有する問題点を解消すべくなされたものであり、間伐材が腐食した後も土砂の垂直性を確保することができ、受圧板のより軽量化並びにより低コスト化を図れる土留構造を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、この発明の土留構造は、鋼材で補強された鋼製網を受圧板として立設し、この鋼製網の背面に吸排水性の高い吸出し防止材を介在させながら樹木の生育に好適な土砂を裏込すると共に、前記受圧板をアンカーにて支持し、前記鋼製網の前面に受圧板補強用の間伐材を立設係止することを特徴とするものである。
【0009】
この土留構造は専ら平らな地盤の造成を目的とするもので、垂直の壁面に作用する圧力は比較的小さい。従ってアンカーとしては、主にボルトを採用する。垂直面の主構造となる鋼材で補強された鋼製網が、地山に設置するボルトと連結され、この時に地山から得られる水平力が反力となって垂直面の安定が図られる。鋼製網には所要の土圧に対し施工性、経済性及び耐久性に富むエキスパンドメタルを使用するのが望ましい。約30年くらいの耐久性を確保すれば補強用の間伐材が腐食して壁体の補強部材としての機能を喪失した場合にも、鋼製網の腐食の限度まで耐久性を延長することができる。
【0010】
なお水平面に植栽する樹木の生長年数を約20年とすれば、間伐材が腐食した時点で既に樹木が生育していく為の基盤は保たれているので、壁面に作用する圧力は軽減されており新たな補強材は不要となる。鋼製網が腐食した後、その役割は樹木の育成によって代行され、終には天然の森と同様の斜面の安定が実現する。又、鉄製品が腐食した後は土中に鉄分が溶出することによって重要な鉱物要素が還元され生物の生長に不可欠な養分を提供することになる。
【0011】
又鋼製網は水平・垂直方向に適宜間隔で配設する鋼材、例えば山形鋼などの型鋼で所要剛性を保有するよう補強されているが、前面に立設する間伐材の剛性を生かすことで垂直方向の鋼材は省略も可能である。間伐材は伐採によって発生した材木を、長さを切り揃える程度でより自然の状態で最小限の加工を施して使用する。網の任意の穴を利用して間伐材を直接括り付けることができるため、取付作業は非常に簡易である。又間伐材の径は一般に不揃いであるが、本土留構造では網の補強に用いているので厳密なる均等配置を確保しなくともよく、材料のあらゆる不揃いを許容できる。
【0012】
吸出し防止材には排水性・通気性に優れた素材、例えば椰子繊維などを使用し水の浸透を許しつつ土砂の流出防止を図りながら、植栽する樹木の根の成長に必要な酸素の供給を十分に行ない、自然再生力の増強を図る。樹木の生育に好適な裏込土としては地山掘削土及び自然に存在する表土を活用し、必要な場合には客土を行って階段状の植林空間を創造する。斜面上の平らな地盤が植生の成長を促進し、その結果として地盤そのものは樹木の根によって補強され、更に降雨の影響力からの保護を受けるという、互いに好影響を与え合う関係を作り上げる。樹木は自らの成長と風等気象に対する安定のために根を伸ばすため、地盤と一体となってその形状を固定するので、本土留構造の役割は時間経過と共に少しずつ軽減されていく。
【0013】
アンカーは、地山の強化・安定及び鋼製網にかかる水平力に対処することを目的として最も効率のよい角度、即ち水平方向あるいはこれに極めて近い角度をもって設置し、地山内に固定するアンカーバーをねじとナットの構造を生かす簡易な金具で鋼製網に接続するのが望ましい。金具の一例としては、鋼製網の前面より差込むプレート付柱体と、この柱体と螺着して内部にナット付のアンカーバーを自在継手状に係止する筒体とで構成される接続金具等が考えられる。この場合も網の任意の穴を利用して取り付けることができるため、アンカーバーとの連結が容易かつ合理的にできる。アンカーバーの地山への固定法としては、地山へ固定ボルトを打込む方法やアンカーバーと直交して地山に埋められる支圧板方式が存在するが、これは地形や地質の条件によって選択が行なわれ、合理性と経済性が図られる。
【0014】
【発明の実施の形態】
次にこの発明の実施の形態を添付図面に基づき詳細に説明する。図1は急傾斜地に施工する土留工の断面図、図2はその一部拡大断面図、図3は図2のIII−III断面を示す断面図である。この土留工が適用される地山1はボルトの植込みが可能な地質であって安定している斜面である。このような急傾斜地の斜面2を削って壁体3を設置するための平坦部4を等高線に沿って形成すると共にボルト孔5を穿設するための立上り部6を適宜形成する。
【0015】
壁体3は地山1に略水平に設置するボルト7で支持され、その背面には樹木の生育に好適な裏込土8を投入して頂部に水平もしくは緩勾配の植樹帯9を段々に形成し、各段には壁体3を覆うような樹木10を植える。この壁体3は1.5メートル程度の高さであって、各段毎に形成していく。例えば上方から切土を行う場合には先ず最上段の壁体3を据付けた後、下段の斜面2を削り、この掘削した土砂を表土とそれ以外の土石とに分割して仮置きする。形成された下段の平坦部4を利用して立上り部6にボルト孔5を穿設し、ボルト7を地山1に打ち込んでグラウト等により固定する。下段の壁体3をボルト7で接続し、仮置きした土石及び表土を裏込土8として投入して新たな植樹帯9を形成する。上記手順により順次下方に切り下げながら斜面2を削って得られた土砂の無駄を極力なくすと共に、作業足場を確保して安全を図る。
【0016】
壁体3は型鋼11で補強された鋼製網12と、この鋼製網12に結束ワイヤ等の締結部材13を介して垂直に緊結される間伐材14と、鋼製網12の背面に配設する吸出し防止材15よりなる。この実施形態で使用する鋼製網12は図4に示すように水平・垂直方向に適宜間隔で型鋼11を配設しているが、前面に立設する間伐材の剛性を生かすことで垂直方向の型鋼を省略することも可能である。
【0017】
壁体3をボルト7で支持するため接続金具16を用いる。この接続金具の詳細を図5に基づき説明する。図5はボルト接続部の拡大縦断面図である。接続金具16は、鋼製網12の前面より差込むインサート17と、これと鋼製網12との間に介在するインサートプレート18と、鋼製網12の背面でインサート17に螺着する筒体19よりなる。インサート17は矩形又は円形に形成する支持板17aと、その中心に突設するねじ付柱体17bを有し、地山に固定するボルト7は鋼製網12側の端部にナット7aを螺着する。筒体19は内面に凸部19aを周設し、外方から挿入するボルト7にナット7aを捻じ込んだ後これを自在継手状に掛止する。又筒体19の内面他端には雌ねじ19bを螺刻し、ねじ付柱体17bと螺合する。
【0018】
インサート17は鋼製網12の任意の網目を通すことができるのでボルト7の位置に合せやすく、又所定範囲内であればボルト7が、あらゆる方向に傾いていても筒体19とインサート17を接続することができる。このためボルト7の設置が容易になる。又ボルト7と鋼製網12を直接連結することによって柱構造を省くことができる。鋼製網12は型鋼11による補強によって重量増があっても、一平方メートル当たり10kg程度であり傾斜地で使用することの多いこの種の工法としては、格段の軽量化が実現し、施工性は著しく向上する。
【0019】
なお以上説明した土留構造では地山へ固定ボルトを打込むケースで説明したが、ボルト後端にアンカープレートを固定してこれを地山に埋設する方式でもよい。又既設の切土・盛土法面や自然斜面の中腹に水平面を設けようという場合でも、鋼製網の使用は有効である。斜面に打込んだ固定ボルトの強力な引抜耐力を活用することによって、鋼製網の上方から切り取った土砂をその中に埋め込めば固定ボルトによって支えられた安定した水平面を得ることが可能である。
【0020】
水平面は植樹スペースとして利用できるほかに、遊歩道や管理用道路として重要な価値を有する。又、盛土を構築する際に有孔管等を埋設して雨水の集水を図ることが可能である。これは森が本来有している緑のダムの機能を拡大するものであり、土が有する貯水機能を最大に発揮させて脱ダム時代の有力な代替策と成り得るものである。広幅員の水平面を要する場合には、下段部から徐々に上部へ移行し複数の水平な固定ボルトの使用によって、工事用進入路や車線増設への対応へ発展させることも可能である。
【0021】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の土留構造は、受圧板として鋼材で補強された鋼製網を用いこれに補強用の間伐材を立設係止するので、耐用年数が短い間伐材が腐食した後も鋼製網の腐食の限度まで耐久性を延長することができ、この間土砂の垂直性を確保することができる。又鋼製網は鋼材による補強によって重量増があっても、一平方メートル当たり10kg程度であり壁体の格段の軽量化が実現し、施工性は著しく向上する。又間伐材のあらゆる不揃いを許容できるのでより低コスト化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】土留工の断面図である。
【図2】図1の一部拡大断面図である。
【図3】図2のIII−III断面を示す断面図である。
【図4】鋼製網の正面図である。
【図5】ボルト接続部の拡大縦断面図である。
【符号の説明】
1 地山
3 壁体
7 ボルト
8 裏込土
10 樹木
11 型鋼
12 鋼製網
13 締結部材
14 間伐材
15 吸出し防止材
16 接続金具[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a soil retaining structure that forms a step-like tree planting zone on a slope to prevent collapse of a slope and promote greening, and particularly to a steel net that is rich in workability, economy, and durability against required earth pressure. The present invention relates to an earth retaining structure using as a pressure receiving plate.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art In recent years, construction of a so-called green bench method for preventing collapse and greening by forming a flat ground on a slope with an emphasis on landscape protection and global environment conservation has been increasing. In this green bench construction method, a flat portion for erecting a wall is formed on the slope of a steep slope, and the wall is placed substantially vertically on this flat portion, and an anchor fixed to the ground is substantially perpendicular to the wall. In this method, soil and sand suitable for growing trees are buried in the upper part of the back of the wall to form a tree planting zone on the top of the wall, and the ground is strengthened by growing the trees.
[0003]
In the conventional green bench method, concrete panels with a height of about 1.5 m have been used as walls, but the concrete panels are too heavy compared to the earth pressure, and work when carrying them into or installing them on site There were difficulties in sex. There is also a disadvantage that the concrete part does not match the natural scenery until the tree grows to cover the panel.
[0004]
Accordingly, the applicant has previously proposed a soil retaining structure that uses thinned wood that has been left in large quantities without being determined for use in domestic forest resources, while reducing the weight and reducing the cost while improving the appearance. This earth retaining structure is described in Japanese Patent Application Laid-Open No. 2002-81075, and has a structure provided with a concrete pillar body supported by an anchor and erected at appropriate intervals and a thinning material tied horizontally via a fastener. In addition, the back of the thinned wood was backed with earth and sand suitable for growing trees, and when the thinned wood reached its expiration date as a structural material, the fastener was cut and replaced with a new material.
[0005]
This soil retaining structure proposed by the applicant enables the effective use of thinned wood in harmony with the natural scenery, and can be used with minimal processing of thinned wood, so that costs can be reduced and the weight of components can be reduced. Since it is realized, it has many advantages that it can be easily transported and the applicable range of the construction site can be expanded.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, thinned timber has not yet been actively used due to concerns about its durability against corrosion. Although the structure was reduced in weight, there was still room for improvement in terms of workability and economy because a concrete pillar supported by the anchor was used.
[0007]
The present invention has been made in order to solve the problems of the conventional earth retaining structure as described above, and can maintain the verticality of the earth and sand even after the thinned wood is corroded, and further reduce the weight of the pressure receiving plate. It is another object of the present invention to provide a retaining structure that can achieve lower cost.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, the earth retaining structure of the present invention is characterized in that a steel net reinforced with steel is erected as a pressure receiving plate, and a tree is formed while a suction-preventing material having high water-sinking and drainage properties is interposed on the back of the steel net. And backing the pressure receiving plate with an anchor, and standing and locking a thinning material for reinforcing the pressure receiving plate on the front surface of the steel mesh. .
[0009]
This earth retaining structure is intended only to create a flat ground, and the pressure acting on the vertical wall surface is relatively small. Therefore, bolts are mainly used as anchors. A steel net reinforced with a steel material that is the main structure of the vertical surface is connected to bolts installed on the ground, and at this time, the horizontal force obtained from the ground acts as a reaction force to stabilize the vertical surface. It is desirable to use expanded metal which is excellent in workability, economy and durability for a required earth pressure for a steel net. If the durability of about 30 years is secured, even if the thinning material for reinforcement corrodes and loses the function as a reinforcing member of the wall, the durability can be extended to the limit of corrosion of the steel net. it can.
[0010]
If the number of trees to be planted on the horizontal surface is about 20 years, the pressure on the wall surface will be reduced because the foundation for the growth of trees is already maintained when the thinned wood is eroded. And no new reinforcements are needed. After the steel net is corroded, its role is replaced by tree growth, eventually achieving the same slope stability as a natural forest. Further, after the iron product is corroded, the important mineral elements are reduced by the elution of iron into the soil to provide nutrients indispensable for the growth of living organisms.
[0011]
The steel net is reinforced so as to have the required rigidity with steel materials arranged at appropriate intervals in the horizontal and vertical directions, for example, shape steel such as angle steel, but by making use of the rigidity of the thinned wood standing upright on the front. The steel in the vertical direction can be omitted. Thinned timber is used by cutting the timber generated by logging in a more natural state with minimal processing, just to trim the length. Since the thinned wood can be directly tied using an arbitrary hole of the net, the mounting operation is very simple. In addition, the diameter of the thinned lumber is generally irregular, but in the mainland retaining structure, since it is used for reinforcing the net, it is not necessary to secure a strict uniform arrangement, and all irregularities in the material can be tolerated.
[0012]
The drainage prevention material is made of a material with excellent drainage and air permeability, such as coconut fiber, to prevent the outflow of sediment while allowing water to permeate, and to supply oxygen necessary for growing the roots of the trees to be planted. Thoroughly work to enhance the ability to regenerate nature. As the backing soil suitable for growing trees, ground excavated soil and naturally existing topsoil are used, and if necessary, the soil is created to create a step-like plantation space. The flat ground on the slopes promotes vegetation growth, thus creating a mutually beneficial relationship in which the ground itself is reinforced by tree roots and protected from the effects of rainfall. Trees are fixed to the ground in order to extend their roots for their own growth and stability against weather such as wind, so the role of the mainland retaining structure is gradually reduced over time.
[0013]
Anchors are anchor bars that are installed at the most efficient angle, that is, horizontally or very close to the ground, to secure and stabilize the ground and to cope with the horizontal force on the steel net, and fixed in the ground. It is desirable to connect to the steel net with a simple fitting that makes use of the structure of the screw and the nut. As an example of the metal fittings, it is composed of a column with a plate inserted from the front surface of a steel net, and a cylinder that is screwed to the column and internally locks an anchor bar with a nut in a universal joint shape. Connection fittings and the like are conceivable. Also in this case, since the attachment can be performed by using an arbitrary hole of the net, the connection with the anchor bar can be easily and rationally performed. There are two ways to fix the anchor bar to the ground: a method of driving a fixing bolt into the ground or a support plate method that is buried in the ground perpendicular to the anchor bar, depending on the topography and geological conditions. Is carried out, and rationality and economy are achieved.
[0014]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Next, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings. FIG. 1 is a cross-sectional view of an earth retaining work constructed on a steep slope, FIG. 2 is a partially enlarged cross-sectional view thereof, and FIG. 3 is a cross-sectional view showing a III-III cross section of FIG. The ground 1 to which this earth retaining method is applied is a stable slope which is geologically capable of implanting bolts. A flat portion 4 for mounting the
[0015]
The
[0016]
The
[0017]
A connection fitting 16 is used to support the
[0018]
Since the
[0019]
In the above-described earth retaining structure, the case where the fixing bolt is driven into the ground has been described. However, a method in which the anchor plate is fixed to the rear end of the bolt and this is embedded in the ground may be used. The use of a steel net is effective even when a horizontal plane is to be provided on the slope of a cut or embankment slope or a natural slope. By taking advantage of the strong pull-out strength of the fixing bolts driven into the slope, it is possible to obtain a stable horizontal surface supported by the fixing bolts by embedding earth and sand cut from above the steel net into the net.
[0020]
The horizontal surface can be used as a tree planting space, and has important value as a promenade and management road. Moreover, when constructing the embankment, it is possible to collect rainwater by burying a perforated pipe or the like. This expands the function of the green dam that forests originally have, and can be a powerful alternative in the era of dam removal by maximizing the water storage function of the soil. When a wide horizontal surface is required, it is possible to gradually move from the lower part to the upper part and use a plurality of horizontal fixing bolts to develop a construction approach road or increase the number of lanes.
[0021]
【The invention's effect】
As described above, the earth retaining structure of the present invention uses the steel net reinforced with steel as the pressure receiving plate, and the thinning material for reinforcement is erected and locked on the steel net, so that the thinning material having a short service life is corroded. After that, the durability can be extended to the limit of corrosion of the steel mesh, and the verticality of the earth and sand can be secured during this time. Further, even if the steel net increases in weight due to the reinforcement by the steel material, it is about 10 kg per square meter, so that the wall can be remarkably reduced in weight and the workability is remarkably improved. Further, since any irregularity of the thinned wood can be tolerated, the cost can be further reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a sectional view of an earth retaining work.
FIG. 2 is a partially enlarged sectional view of FIG.
FIG. 3 is a sectional view showing a section taken along line III-III of FIG. 2;
FIG. 4 is a front view of a steel net.
FIG. 5 is an enlarged vertical sectional view of a bolt connection portion.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
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