JP2004098550A - インクジェットプリンタ及びそれを用いたメディア送り量補正方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】送りローラ12をN0回回転させた際の、検出手段100により検出した規定メディア20表面の前後方向の標準移動量L0と、送りローラ12を前記と同じN0回回転させた際の、検出手段100により検出したプリント用メディア20表面の前後方向の実測移動量Lとの比率L0/Lを算出する算出手段110と、プラテン10上を前後方向に距離R移動させようとするプリント用メディア20を、前記比率L0/Lに基づき、該プリント用メディアがプラテン10上を前後方向に距離RL0/L移動するように、送りローラ12をN回回転させる回転制御手段120とを備える。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、プラテン上を前後方向に移動させるプリント用メディア(記録媒体)の移動量を補正可能なインクジェットプリンタと、該インクジェットプリンタのプラテン上を前後方向に移動させるプリント用メディアの移動量を補正するメディア送り量補正方法とに関する。
【0002】
【従来の技術】
図7に示したような、シート等のプリント用メディア20をほぼ逆樋状等をしたプラテン10上を前後方向(図の左右方向に当るX方向)に移動させたり、インクジェットヘッド30をプラテン10上方を左右方向(図の表裏面方向に当るY方向)に移動させたりして、インクジェットヘッド下面に並ぶノズル32からインク滴を噴射させる方式の、ペーパームービングタイプと呼ばれるインクジェットプリンタが周知である。
このプリンタにおいては、プリント用メディア20を、プラテン10上面に露出した送りローラ12上端面とそれに対向する送りローラ12上方の押えローラ14下端面との間に挟み込んで、送りローラ12を回転手段18によりメディア20の搬送方向に回転させている。そして、そのメディア20を、プラテン10上を、送りローラ12の回転方向に当たる前後方向に移動させている。
このインクジェットプリンタによれば、そのインクジェットヘッド下面のノズル32から噴射させるインク滴により、プラテン10上に搭載されたメディア20表面に複数のインクのドットの配列からなる絵図又は文字をプリントできる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記インクジェットプリンタを用いて、図8又は図9に破線で示した標準厚さのメディア20に比べて、図8に実線で示した厚いメディア20又は図9に実線で示した薄いメディア20表面に絵図又は文字をプリントした場合には、その厚い又は薄いメディア20表面のプラテン10上での前後方向の移動量が標準移動量よりも大きくなったり小さくなったりした。そして、その厚い又は薄いメディア20表面にプリントされる絵図又は文字に、バンディング(前後方向のムラ)が発生してしまった。
その原因は、送りローラ12と押えローラ14との間に挟み込まれて、送りローラ12の回転方向に搬送されるメディア20表面と送りローラ12の回転中心との距離rが、厚いメディア20では、図8に示したように、標準厚さのメディア20に比べて、大きくなり、逆に、薄いメディア20では、図9に示したように、標準厚さのメディア20に比べて、小さくなるからでる。そして、送りローラ12をN回回転させた際の、厚いメディア20表面の前後方向の移動量が、標準厚さのメディア20に比べて、大きくなり、逆に、薄いメディア20表面の前後方向の移動量が、標準厚さのメディア20に比べて、小さくなるからである。
【0004】
本発明は、このような課題を解消することの可能な、送りローラをN回回転させた際の、厚い又は薄いメディア表面の前後方向の移動量を、標準厚さのメディア表面の移動量と同一に補正して、その厚い又は薄いメディア表面にバンディングのない美麗な絵図又は文字をプリントできるインクジェットプリンタを提供することを第1の目的としている。
また、プリント用の厚い又は薄いメディア表面にバンディングのない美麗な絵図又は文字をプリント可能なように、送りローラをN回回転させた際の、プリント用の厚いメディア表面又は薄いメディア表面の前後方向の移動量を、標準の厚さのメディア表面の移動量と同一に補正する、上記インクジェットプリンタを用いたメディア送り量補正方法(以下、メディア送り量補正方法という)を提供することを第2の目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本発明の第1のインクジェットプリンタは、メディアを、送りローラと押えローラとの間に挟み込んで、プラテン上を送りローラの回転方向に当たる前後方向に移動させたり、インクジェッドヘッドをプラテン上に搭載された前記メディア上方を左右方向に移動させたりして、前記インクジェットヘッドのノズルから噴射されるインク滴により、前記メディア表面に複数のインクのドットの配列からなる絵図又は文字をプリントするインクジェットプリンタにおいて、
前記送りローラと押えローラとの間に挟み込んでプラテン上を送りローラの回転方向に当たる前後方向に移動させるプラテン側とは反対側のメディア表面のプラテン上での前後方向の移動量を検出する検出手段と、
標準厚さの規定メディアを前記送りローラと押えローラとの間に挟み込んでプラテン上にセッティングして送りローラをN0回回転させた際の、前記検出手段により検出したプラテン側とは反対側の規定メディア表面の前後方向の標準移動量L0と、プリント用メディアを前記送りローラと押えローラとの間に挟み込んでプラテン上にセッティングして送りローラを前記と同じN0回回転させた際の、前記検出手段により検出したプラテン側とは反対側のプリント用メディア表面の前後方向の実測移動量Lとの比率L0/Lを算出する算出手段と、
プラテン上を前後方向に距離R移動させようとする前記プリント用メディアを、前記比率L0/Lに基づき、該プリント用メディアがプラテン上を前後方向に距離RL0/L移動するように、前記送りローラをN回回転させる回転制御手段とが備えられたことを特徴としている。
【0006】
また、本発明の第1のメディア送り量補正方法は、本発明の第1のインクジェットプリンタを用いたメディア送り量補正方法であって、次のステップを含むことを特徴としている。
a.標準厚さの規定メディアを前記送りローラと押えローラとの間に挟み込んでプラテン上にセッティングして送りローラをN0回回転させた際の、プラテン側とは反対側の規定メディア表面の前後方向の標準移動量L0を前記検出手段により検出するステップ。
b.プリント用メディアを前記送りローラと押えローラとの間に挟み込んでプラテン上にセッティングして送りローラを前記と同じN0回回転させた際の、プラテン側とは反対側のプリント用メディア表面の前後方向の実測移動量Lを前記検出手段により検出するステップ。
c.前記標準移動量L0と実測移動量Lとの比率L0/Lを前記算出手段により算出するステップ。
d.プラテン上を前後方向に距離R移動させようとする前記プリント用メディアを、前記比率L0/Lに基づき、該プリント用メディアがプラテン上を前後方向に距離RL0/L移動するように、前記送りローラを前記回転制御手段によりN回回転させるステップ。
【0007】
このインクジェットプリンタを用いた第1のメディア送り量補正方法においては、
そのaステップにおいて、標準厚さの規定メディアを前記送りローラと押えローラとの間に挟み込んでプラテン上にセッティングして、送りローラをN0回回転させることができる。そして、その際のプラテン側とは反対側の規定メディア表面の前後方向の標準移動量L0を前記検出手段により検出できる。
また、そのbステップにおいて、プリント用メディアを前記送りローラと押えローラとの間に挟み込んでプラテン上にセッティングして、送りローラを前記と同じN0回回転させることができる。そして、その際のプラテン側とは反対側のプリント用メディア表面の前後方向の実測移動量Lを前記検出手段により検出できる。
次いで、そのcステップにおいて、前記標準移動量L0と実測移動量Lとの比率L0/Lを前記算出手段により算出できる。
その後、そのdステップにおいて、プラテン上を前後方向に距離R移動させようとする前記プリント用メディアを、前記比率L0/Lに基づき、該プリント用メディアがプラテン上を前後方向に距離RL0/L移動するように、前記送りローラを前記回転制御手段によりN回回転させるさせることができる。そして、そのプリント用メディアが、標準厚さのメディアよりも、厚かったり、逆に薄かったりしても、そのプリント用メディア表面の前後方向の移動量を、標準厚さのメディア表面の前後方向の移動量と同じ距離Rに正確に一致させることができる。
【0008】
また、本発明の第2のインクジェットプリンタは、メディアを、送りローラと押えローラとの間に挟み込んで、プラテン上を送りローラの回転方向に当たる前後方向に移動させたり、インクジェッドヘッドをプラテン上に搭載された前記メディア上方を左右方向に移動させたりして、前記インクジェットヘッドのノズルから噴射されるインク滴により、前記メディア表面に複数のインクのドットの配列からなる絵図又は文字をプリントするインクジェットプリンタにおいて、
前記送りローラと押えローラとの間に挟み込んでプラテン上を送りローラの回転方向に当たる前後方向に移動させるプラテン側とは反対側のメディア表面のプラテン上での前後方向の移動量を検出する検出手段と、
標準厚さの規定メディアを前記送りローラと押えローラとの間に挟み込んでプラテン上にセッティングして送りローラを繰り返し複数回に亙ってN0回回転させた際の、前記検出手段により検出したプラテン側とは反対側の規定メディア表面の前後方向の標準移動量L0の平均値と、プリント用メディアを前記送りローラと押えローラとの間に挟み込んでプラテン上にセッティングして送りローラを繰り返し複数回に亙って前記と同じN0回回転させた際の、前記検出手段により検出したプラテン側とは反対側のプリント用メディア表面の前後方向の実測移動量Lの平均値とを求める演算手段と、
前記標準移動量L0の平均値と実測移動量Lの平均値との比率L0/Lを算出する算出手段と、
プラテン上を前後方向に距離R移動させようとする前記プリント用メディアを、前記比率L0/Lに基づき、該プリント用メディアがプラテン上を前後方向に距離RL0/L移動するように、前記送りローラをN回回転させる回転制御手段とが備えられたことを特徴としている。
【0009】
また、本発明の第2のメディア送り量補正方法は、本発明の第2のインクジェットプリンタを用いたメディア送り量補正方法であって、次のステップを含むことを特徴としている。
A.標準厚さの規定メディアを前記送りローラと押えローラとの間に挟み込んでプラテン上にセッティングして送りローラを繰り返し複数回に亙ってN0回回転させた際の、前記検出手段により検出したプラテン側とは反対側の規定メディア表面の前後方向の標準移動量L0の平均値を前記演算手段により求めるステップ。
B.プリント用メディアを前記送りローラと押えローラとの間に挟み込んでプラテン上にセッティングして送りローラを繰り返し複数回に亙って前記と同じN0回回転させた際の、前記検出手段により検出したプラテン側とは反対側のプリント用メディア表面の前後方向の実測移動量Lの平均値を前記演算手段により求めるステップ。
C.前記標準移動量L0の平均値と実測移動量Lの平均値との比率L0/Lを前記算出手段により算出するステップ。
D.プラテン上を前後方向に距離R移動させようとする前記プリント用メディアを、前記比率L0/Lに基づき、該プリント用メディアがプラテン上を前後方向に距離RL0/L移動するように、前記送りローラを前記回転制御手段によりN回回転させるステップ。
【0010】
この第2のメディア送り量補正方法においては、
そのAステップにおいて、標準厚さの規定メディアを前記送りローラと押えローラとの間に挟み込んでプラテン上にセッティングして、送りローラをN0回回転させ、その際のプラテン側とは反対側の規定メディア表面の前後方向の標準移動量L0を前記検出手段により検出するステップを繰り返し複数回に亙って行って、その規定メディア表面の標準移動量L0の平均値を前記演算手段により求めることができる。
また、そのBステップにおいて、プリント用メディアを前記送りローラと押えローラとの間に挟み込んでプラテン上にセッティングして送りローラを前記と同じN0回回転させ、その際のプラテン側とは反対側のプリント用メディア表面の前後方向の実測移動量Lを前記検出手段により検出するステップを繰り返し複数回に亙って行って、そのプリント用メディア表面の実測移動量Lの平均値を前記演算手段により求めることができる。
次いで、そのCステップにおいて、前記標準移動量L0の平均値と実測移動量Lの平均値との比率L0/Lを前記算出手段により算出できる。
その後、そのDステップにおいて、プラテン上を前後方向に距離R移動させようとする前記プリント用メディアを、前記比率L0/Lに基づき、該プリント用メディアがプラテン上を前後方向に距離RL0/L移動するように、送りローラを回転制御手段によりN回回転させることができる。そして、そのプリント用メディアが、標準厚さのメディアよりも、厚かったり、逆に薄かったりしても、そのプリント用メディア表面の前後方向の移動量を、標準厚さのメディア表面の前後方向の移動量と同じ距離Rに正確に一致させることができる。
【0011】
また、この第2のメディア送り量補正方法にあっては、そのA及びBのステップにおいて、送りローラを繰り返し複数回に亙ってN0回回転させて、その際の規定メディア表面の前後方向の標準移動量L0の平均値及びプリント用メディア表面の前後方向の実測移動量Lの平均値を検出手段及び演算手段を用いて求めている。そのために、前記送りローラを1回のみN0回回転させて、その際の規定メディア表面の前後方向の標準移動量L0及びプリント用メディア表面の前後方向の実測移動量Lを検出手段により検出する前述の第1のメディア送り量補正方法と比べて、その規定メディア表面の前後方向の標準移動量L0及びプリント用メディア表面の前後方向の実測移動量Lを誤差少なく正確に求めることができる。
【0012】
本発明の第1又は第2のインクジェットプリンタにおいては、前記検出手段が、前記プラテン上を前後方向に移動させるプラテン側とは反対側の規定メディア表面又はプリント用メディア表面に圧接させて、該メディアの前後方向の移動に伴って、そのメディア表面をスリップさせずに回転させながら前後方向に相対的に移動させる圧接ローラと、該圧接ローラの回転数をカウントするカウント手段と、該カウント手段によりカウントした圧接ローラの回転数から、プラテン側とは反対側の前記メディア表面の前後方向の移動距離を検出する移動距離検出手段とからなることを好適としている。
【0013】
又は、前記検出手段が、圧接ローラを、前記規定メディア表面又はプリント用メディア表面に圧接させるのに代えて、前記プラテンの平面状をした表面部分上を前後方向に直線状に移動させるプラテン側の規定メディア裏面又はプリント用メディア裏面に圧接させて、該メディアの前後方向の移動に伴って、そのメディア裏面をスリップさせずに回転させながら前後方向に直線状に相対的に移動させる構造のものであることを好適としている。
【0014】
この第1又は第2のインクジェットプリンタにあっては、プラテン上を前後方向に移動させるプラテン側とは反対側の規定メディア表面又はプリント用メディア表面に圧接ローラを圧接させることができる。そして、その圧接ローラを、メディアの前後方向の移動に伴って、メディア表面をスリップさせずに回転させながら前後方向に相対的に移動させることができる。
あるいは、プラテンの平面状をした表面部分上を前後方向に直線状に移動させるプラテン側の規定メディア裏面又はプリント用メディア裏面であって、規定メディア表面又はプリント用メディア表面と同一距離前後方向に移動する規定メディア裏面又はプリント用メディア裏面に圧接ローラを圧接させることができる。そして、その圧接ローラを、該メディアの前後方向の移動に伴って、そのメディア裏面をスリップさせずに回転させながら前後方向に相対的に直線状に移動させることができる。
そして、その圧接ローラの回転数を、カウント手段によりカウントして、該カウント手段によりカウントした圧接ローラの回転数から、プラテン側とは反対側の規定メディア表面又はプリント用メディア表面の前後方向の移動距離、又はプラテンの平面状をした表面部分上を前後方向に直線状に移動するプラテン側のメディア裏面と同一距離移動するプラテン側とは反対側の規定メディア表面又はプリント用メディア表面の前後方向の移動距離を、移動距離検出手段により検出できる。
【0015】
また、本発明の第1又は第2のインクジェットプリンタにおいては、前記カウント手段が、前記圧接ローラと共に回転するスリットを持つ回転板と、該回転板の通過箇所を挟んでその両側に備えられた光学センサと、該光学センサの間を前記回転板のスリットが通過した回数をカウントして、前記圧接ローラの回転数を検出する回転数検出手段とからなることを好適としている。
【0016】
この第1又は第2のインクジェットプリンタにあっては、圧接ローラと共に回転する回転板のスリットが、光学センサの間を通過した回数を、回転数検出手段によりカウントして、圧接ローラの回転数を検出できる。
【0017】
さらに、本発明の第1又は第2のインクジェットプリンタにおいては、前記回転板が1つのみのスリットを持つ構造とすることを好適としている。
【0018】
この第1又は第2のインクジェットプリンタにあっては、回転板が圧接ローラの回転中心に対して偏心していたり、圧接ローラの回転力を回転板に伝える伝達機構に機械的なガタ等があったりしても、それに影響されずに、その回転板が持つ1つのスリットが光学センサの間を通過した回数を回転数検出手段によりカウントすることにより、圧接ローラの回転数を誤差なく正確に検出できる。
【0019】
また、本発明の第1又は第2のメディア送り量補正方法においては、前記a及びbのステップ、又は前記A及びBのステップにおいて、前記送りローラを1回以上の整数回に当たるN0回回転させて、前記標準移動量L0と実測移動量Lを前記検出手段により検出したり、又は前記標準移動量L0の平均値と実測移動量Lの平均値を前記検出手段及び演算手段を用いて求めたりすることを好適としている。
【0020】
この第1又は第2のメディア送り量補正方法にあっては、送りローラの回転中心が偏心していたり、送りローラにモータ等の回転手段から回転力を伝える伝達機構に機械的なガタ等があったりしても、それに影響されずに、その1回以上の整数回に当るN0回回転させる送りローラにより、送りローラと押えローラとの間に挟み込んだ規定メディア表面の前後方向の標準移動量L0とプリント用メディア表面の前後方向の実測移動量Lを検出手段により正確に検出したり、又は送りローラと押えローラとの間に挟み込んだ規定メディア表面の前後方向の標準移動量L0の平均値とプリント用メディア表面の前後方向の実測移動量Lの平均値を検出手段及び演算手段を用いて正確に求めたりできる。
【0021】
また、本発明の第2のメディア送り量補正方法においては、前記A及びBのステップにおいて、前記送りローラを繰り返し正逆に複数回に亙ってN0回回転させて、前記規定メディア表面の標準移動量L0の平均値及び前記プリント用メディア表面の実測移動量Lの平均値を前記検出手段及び演算手段を用いて求めることを好適としている。
【0022】
この第2のメディア送り量補正方法にあっては、そのA及びBのステップにおいて、前記送りローラを繰り返し正逆に複数回に亙ってN0回回転させるため、その送りローラを繰り返し複数回に亙ってN0回回転させた際に、送りローラと押えローラとの間に挟み込まれた規定メディア又はプリント用メディアが、プラテン上を前後方向に繰り返し往復移動することとなる。そのために、そのプラテン上にセッティングされたメディアの初期セッティングの位置が、大きく狂うのを防ぐことができる。そして、その後のメディアの再セッティング作業に時間が掛かるのを、防ぐことができる。
【0023】
本発明の第1又は第2のメディア送り量補正方法においては、前記bないしdのステップ、又は前記BないしDのステップを、プリント用メディア表面に絵図又は文字をプリント中に、それと平行して行うことを好適としている。
【0024】
この第1又は第2のメディア送り量補正方法にあっては、本発明の第1のメディア送り量補正方法のbないしdのステップ、又は本発明の第2のメディア送り量補正方法のBないしDのステップを、プリント用メディア表面に絵図又は文字をプリント中に、それと平行して行うことができる。そして、そのプリント用メディア表面に絵図又は文字をプリントするのと平行して、そのプリント中のメディアの前後方向の送り量の補正を、リアルタイムで、即時に行うことができる。
【0025】
本発明の第1又は第2のインクジェットプリンタにおいては、本発明の第1又は第2のメディア送り量補正方法の前記a又はAのステップにおいて、規定メディアを送りローラと押えローラとの間に挟み込んでプラテン上にセッティングするステップ、及び前記b又はBのステップにおいて、プリント用メディアを送りローラと押えローラとの間に挟み込んでプラテン上にセッティングするステップ以外の、aないしdのステップ、又はAないしDのステップを、前記検出手段、算出手段、回転制御手段、又はそれに加えて前記演算手段を用いて、順に行うシーケンス制御手段が備えられた構造とすると良い。
【0026】
その場合には、本発明の第1又は第2のメディア送り量補正方法のa又はAのステップにおいて、規定メディアを送りローラと押えローラとの間に挟み込んでプラテン上にセッティングするステップ、及びb又はBのステップにおいて、プリント用メディアを送りローラと押えローラとの間に挟み込んでプラテン上にセッティングするステップ以外の、aないしdのステップ、又はAないしDのステップを、前記検出手段、算出手段、回転制御手段、又はそれに加えて前記演算手段を用いて、シーケンス制御手段により、人手に頼らずに順に自動的に行うことが可能となる。
【0027】
【発明の実施の形態】
図1又は図2は本発明の第1のインクジェットプリンタの好適な実施の形態を示し、図1又は図2はその概略構造説明図である。以下に、この第1のインクジェットプリンタを説明する。
【0028】
この第1のインクジェットプリンタには、メディア20を、送りローラ12と押えローラ14との間に挟み込んで、プラテン10上を送りローラ12の回転方向に当たる前後方向(X方向)に移動させたり、インクジェッドヘッド30をプラテン10上に搭載されたメディア20上方を左右方向(Y方向)に移動させたりして、インクジェットヘッド30下面に並ぶノズル32から噴射されるインク滴により、メディア20表面に複数のインクのドットの配列からなる絵図又は文字をプリントする、ホストコンピュータ50により駆動制御される前述と同様なペーパームービングタイプのインクジェットプリンタが用いられている。
【0029】
この第1のインクジェットプリンタには、その送りローラ12と押えローラ14との間に挟み込んでプラテン10上を送りローラ12の回転方向に当たる前後方向に移動させるプラテン10側とは反対側のメディア20表面のプラテン10上での前後方向の移動量を検出する検出手段100が備えられている。
【0030】
図1に示した第1のインクジェットプリンタでは、検出手段100が、プラテン10上を前後方向に移動させるプラテン10側とは反対側の標準厚さの規定メディア20表面又はプリント用メディア20表面に圧接させて、該メディアの前後方向の移動に伴って、そのメディア20表面をスリップさせずに回転させながら前後方向に相対的に移動させるゴムローラ、グリッドローラ等の圧接ローラ102と、該圧接ローラの回転数をカウントする電子回路等からなるカウント手段104と、該カウント手段によりカウントした圧接ローラ102の回転数から、プラテン10側とは反対側のメディア20表面の前後方向の移動距離を検出する電子回路等からなる移動距離検出手段106とから構成されている。圧接ローラ102の下方には、支持ローラ103が回転自在に備えられている。そして、その支持ローラ103と圧接ローラ102との間にメディア20を挟み込んで、そのメディア20表面を圧接ローラ102をスリップさせずに回転させながら前後方向に相対的に移動させることができるように構成されている。それと共に、そのメディア20裏面を支持ローラ103を回転させながらスリップさせずに前後方向に相対的に移動させることができるよう構成されている。なお、場合によっては、圧接ローラ102をプラテン10上をプラテン10表面に支持されながら前後方向に移動するメディア20表面に圧接させた構造としても良い。そして、その圧接ローラ102をプラテン10上を前後方向に移動するメディア20表面をスリップさせずに回転させながら前後方向に相対的に移動させても良い。その場合には、圧接ローラ102の下方に支持ローラ103を備える必要をなすことができる。
この検出手段100によれば、プラテン10上を前後方向に移動させるプラテン10側とは反対側の規定メディア20表面又はプリント用メディア20表面に圧接ローラ102を圧接させて、その圧接ローラ102を、メディア20の前後方向の移動に伴って、メディア20表面をスリップさせずに回転させながら前後方向に相対的に移動させることができる。そして、その圧接ローラ102の回転数を、カウント手段104によりカウントして、該カウント手段によりカウントした圧接ローラ102の回転数から、プラテン10側とは反対側のメディア20表面の前後方向の移動距離を、移動距離検出手段106により検出できる。
【0031】
図2に示した第1のインクジェットプリンタでは、検出手段100が、圧接ローラ102を、規定メディア20表面又はプリント用メディア20表面に圧接させるのに代えて、プラテン10の平面状をした表面部分上を前後方向に直線状に移動させるプラテン10側の規定メディア20裏面又はプリント用メディア20裏面に圧接させた構造をしている。そして、その圧接ローラ102を、メディア20の前後方向の移動に伴って、メディア20裏面をスリップさせずに回転させながら前後方向に直線状に相対的に移動させる構造としている。圧接ローラ102の上方には、支持ローラ103が回転自在に備えられている。そして、その支持ローラ103と圧接ローラ102との間にメディア20を挟み込んで、そのメディア20裏面を圧接ローラ102をスリップさせずに回転させながら前後方向に相対的に移動させることができるように構成されている。その他は、図1に示した検出手段100と同様に構成されている。
この検出手段100によれば、プラテン10の平面状をした表面部分上を前後方向に直線状に移動させるプラテン10側の規定メディア20裏面又はプリント用メディア20裏面であって、規定メディア20表面又はプリント用メディア20表面と同一距離プラテン10上を前後方向に直線状に移動する規定メディア20裏面又はプリント用メディア20裏面に圧接ローラ102を圧接させることができる。そして、その圧接ローラ102を、メディア20の前後方向の移動に伴って、メディア20裏面をスリップさせずに回転させながら前後方向に相対的に直線状に移動させることができる。そして、その圧接ローラ102の回転数を、カウント手段104によりカウントして、該カウント手段によりカウントした圧接ローラ102の回転数から、前後方向に直線状に移動するプラテン10側のメディア20裏面と同一距離移動するプラテン10側とは反対側のメディア20表面の前後方向の移動距離を、移動距離検出手段106により検出できる。
【0032】
また、この第1のインクジェットプリンタには、標準厚さの規定メディア20を送りローラ12と押えローラ14との間に挟み込んでプラテン10上にセッティングして送りローラ12をN0回回転させた際の、検出手段100により検出したプラテン10側とは反対側の規定メディア20表面の前後方向の標準移動量L0と、プリント用メディア20を送りローラ12と押えローラ14との間に挟み込んでプラテン10上にセッティングして送りローラ12を前記と同じN0回回転させた際の、検出手段100により検出したプラテン10側とは反対側のプリント用メディア20表面の前後方向の実測移動量Lとの比率L0/Lを算出する電子回路等からなる算出手段110が備えられている。
【0033】
さらに、この第1のインクジェットプリンタには、プラテン10上を前後方向に距離R移動させようとする前記プリント用メディア20を、算出手段110により算出した比率L0/Lに基づき、該プリント用メディアがプラテン10上を前後方向に距離RL0/L移動するように、送りローラ12を回転手段18によりN回回転させる電子回路等からなる回転制御手段120であって、プリンタ駆動用のホストコンピュータ50により制御される回転制御手段120が備えられている。
【0034】
図1又は図2に示した第1のインクジェットプリンタは、以上のように構成されている。
次に、本発明の第1のメディア送り量補正方法の好適な実施の形態を説明する。
この第1のメディア送り量補正方法には、図1又は図2に示した第1のインクジェットプリンタが用いられていて、次のa〜dのステップを含んでいる。
a.標準厚さの規定メディア20を送りローラ12と押えローラ14との間に挟み込んでプラテン10上にセッティングして送りローラ12をN0回回転させた際の、プラテン10側とは反対側の規定メディア20表面の前後方向の標準移動量L0を検出手段100により検出するステップ。
b.厚い又は薄いプリント用メディア20を送りローラ12と押えローラ14との間に挟み込んでプラテン10上にセッティングして送りローラ12を前記と同じN0回回転させた際の、プラテン10側とは反対側のプリント用メディア20表面の前後方向の実測移動量Lを検出手段100により検出するステップ。
c.前記標準移動量L0と実測移動量Lとの比率L0/Lを算出手段110により算出するステップ。
d.プラテン10上を前後方向に距離R移動させようとする厚い又は薄い前記プリント用メディア20を、前記比率L0/Lに基づき、該プリント用メディア20がプラテン10上を前後方向に距離RL0/L移動するように、送りローラ12をプリンタ駆動用のホストコンピュータ50により制御される回転制御手段120によりN回回転させるステップ。
【0035】
この図1又は図2に示した第1のインクジェットプリンタを用いた第1のメディア送り量補正方法においては、
そのaステップにおいて、標準厚さの規定メディア20を送りローラ12と押えローラ14との間に挟み込んでプラテン10上にセッティングして、送りローラ12をN0回回転させることができる。そして、その際のプラテン10側とは反対側の規定メディア20表面の前後方向の標準移動量L0を検出手段100により検出できる。
また、そのbステップにおいて、厚い又は薄いプリント用メディア20を送りローラ12と押えローラ14との間に挟み込んでプラテン10上にセッティングして、送りローラを前記と同じN0回回転させることができる。そして、その際のプラテン10側とは反対側のプリント用メディア20表面の前後方向の実測移動量Lを検出手段100により検出できる。
次いで、そのcステップにおいて、aステップにより検出した標準移動量L0とbステップにより検出した実測移動量Lとの比率L0/Lを、算出手段110により算出できる。
その後、そのdステップにおいて、プラテン10上を前後方向に距離R移動させようとする厚い又は薄い前記プリント用メディア20を、前記比率L0/Lに基づき、該プリント用メディアがプラテン10上を前後方向に距離RL0/L移動するように、送りローラ12をプリンタ駆動用のホストコンピュータ50により制御される回転制御手段120によりN回回転させることができる。そして、そのプリント用メディア20が、標準厚さのメディア20よりも、厚かったり、逆に薄かったりしても、そのプリント用メディア20表面の前後方向の移動量を、標準厚さのメディア20表面の前後方向の移動量と同じ距離Rに正確に一致させることができる。そして、その厚い又は薄いメディア20表面にインクジェットヘッド30下面に並ぶノズル32から噴射されるインク滴により、複数のインクのドットの配列からなるバンディングのない美麗な絵図又は文字をプリントできる。
【0036】
図3又は図4は本発明の第2のインクジェットプリンタの好適な実施の形態を示し、図3又は図4はその概略構造説明図である。以下に、この第2のインクジェットプリンタを説明する。
【0037】
この第2のインクジェットプリンタには、図1又は図2に示した前述の第1のインクジェットプリンタと同様なペーパームービングタイプのインクジェットプリンタが用いられている。
【0038】
この第2のインクジェットプリンタには、前述の第1のインクジェットプリンタと同様な検出手段100に加えて、標準厚さの規定メディア20を送りローラ12と押えローラ14との間に挟み込んでプラテン10上にセッティングして送りローラ12を繰り返し複数回に亙ってN0回回転させた際の、検出手段100により検出したプラテン10側とは反対側の規定メディア20表面の前後方向の標準移動量L0の平均値と、プリント用メディア20を送りローラ12と押えローラ14との間に挟み込んでプラテン10上にセッティングして送りローラ12を繰り返し複数回に亙って前記と同じN0回回転させた際の、検出手段100により検出したプラテン10側とは反対側のプリント用メディア20表面の前後方向の実測移動量Lの平均値とを求める電子回路等からなる演算手段130が備えられている。
【0039】
また、この第2のインクジェットプリンタには、その演算手段130により求めた標準移動量L0の平均値と実測移動量Lの平均値との比率L0/Lを算出する電子回路等からなる算出手段111が備えられている。
【0040】
さらに、この第2のインクジェットプリンタには、プラテン10上を前後方向に距離R移動させようとするプリント用メディア20を、前記算出手段111により算出した比率L0/Lに基づき、該プリント用メディアがプラテン10上を前後方向に距離RL0/L移動するように、送りローラ12を回転手段18によりN回回転させる電子回路等からなる回転制御手段120であって、プリンタ駆動用のホストコンピュータ50により制御される回転制御手段120が備えられている。
【0041】
図3又は図4に示した第2のインクジェットプリンタのその他の部分は、図1又は図2に示した第1のインクジェットプリンタと同様に構成されている。
次に、本発明の第2のメディア送り量補正方法の好適な実施の形態を説明する。
この第2のメディア送り量補正方法には、図3又は図4に示した第2のインクジェットプリンタが用いられていて、この第2のメディア送り量補正方法は、次のA〜Dのステップを含んでいる。
A.標準厚さの規定メディア20を送りローラ12と押えローラ14との間に挟み込んでプラテン10上にセッティングして送りローラ12を繰り返し複数回に亙ってN0回回転させた際の、検出手段100により検出したプラテン10側とは反対側の規定メディア20表面の前後方向の標準移動量L0の平均値を演算手段130により求めるステップ。
B.プリント用メディア20を送りローラ12と押えローラ14との間に挟み込んでプラテン10上にセッティングして送りローラ12を繰り返し複数回に亙って前記と同じN0回回転させた際の、検出手段100により検出したプラテン10側とは反対側のプリント用メディア20表面の前後方向の実測移動量Lの平均値を演算手段130により求めるステップ。
C.前記標準移動量L0の平均値と実測移動量Lの平均値との比率L0/Lを算出手段111により算出するステップ。
D.プラテン10上を前後方向に距離R移動させようとする前記プリント用メディア20を、前記算出手段111により算出した比率L0/Lに基づき、該プリント用メディアがプラテン10上を前後方向に距離RL0/L移動するように、送りローラ12を回転制御手段120によりN回回転させるステップ。
【0042】
この第2のメディア送り量補正方法においては、
そのAステップにおいて、標準厚さの規定メディア20を送りローラ12と押えローラ14との間に挟み込んでプラテン10上にセッティングして送りローラ12をN0回回転させ、その際のプラテン10側とは反対側の規定メディア20表面の前後方向の標準移動量L0を検出手段100により検出するステップを繰り返し複数回に亙って行って、その規定メディア20表面の標準移動量L0の平均値を演算手段130により求めることができる。
また、そのBステップにおいて、厚い又は薄いプリント用メディア20を送りローラ12と押えローラ14との間に挟み込んでプラテン10上にセッティングして送りローラ12を前記と同じN0回回転させ、その際のプラテン10側とは反対側のプリント用メディア20表面の前後方向の実測移動量Lを検出手段100により検出するステップを繰り返し複数回に亙って行って、そのプリント用メディア20表面の実測移動量Lの平均値を演算手段130により求めることができる。
次いで、そのCステップにおいて、その規定メディア20表面の標準移動量L0の平均値とプリント用メディア20表面の実測移動量Lの平均値との比率L0/Lを、算出手段111により算出できる。
その後、そのDステップにおいて、プラテン10上を前後方向に距離R移動させようとする前記プリント用メディア20を、算出手段111により算出した比率L0/Lに基づき、該プリント用メディアがプラテン10上を前後方向に距離RL0/L移動するように、送りローラ12をプリンタ駆動用のホストコンピュータ50により制御される回転制御手段120によりN回回転させることができる。そして、そのプリント用メディア20が、標準厚さのメディア20よりも、厚かったり、逆に薄かったりしても、そのプリント用メディア20表面の前後方向の移動量を、標準厚さのメディア20表面の前後方向の移動量と同じ距離Rに正確に一致させることができる。そして、その厚い又は薄いメディア20表面にインクジェットヘッド30下面に並ぶノズル32から噴射されるインク滴により、複数のインクのドットの配列からなるバンディングのない美麗な絵図又は文字をプリントできる。
【0043】
また、この第2のメディア送り量補正方法にあっては、そのA及びBのステップにおいて、送りローラ12を繰り返し複数回に亙ってN0回回転させて、その際の規定メディア20表面の前後方向の標準移動量L0の平均値及びプリント用メディア20表面の前後方向の実測移動量Lの平均値を検出手段100及び演算手段130を用いて求めている。そのために、送りローラ12を1回のみN0回回転させて、その際の規定メディア20表面の前後方向の標準移動量L0及びプリント用メディア20表面の前後方向の実測移動量Lを検出手段100により検出する前述の第1のメディア送り量補正方法と比べて、その規定メディア20表面の前後方向の標準移動量とL0及びプリント用メディア20表面の前後方向の実測移動量Lを誤差少なく正確に求めることができる。
【0044】
図1、図2、図3又は図4に示した第1又は第2のインクジェットプリンタにおいては、そのカウント手段104を、図5と図6に示したように、圧接ローラ102と共に回転するスリット101を持つ回転板108と、該回転板の通過箇所を挟んでその両側に備えられた光学センサ105と、該光学センサの間を回転板のスリット101が通過した回数をカウントして、圧接ローラ102の回転数を検出する電子回路等からなる回転数検出手段107とから形成すると良い。
その場合には、圧接ローラ102と共に回転する回転板のスリット101が、光学センサ105の間を通過した回数を、回転数検出手段107によりカウントして、圧接ローラ102の回転数を検出できる。
【0045】
さらに、回転板108は、図6に示したように、1つのみのスリット101を持つ構造とすると良い。
その場合には、回転板108が圧接ローラ102の回転中心に対して偏心していたり、圧接ローラ102の回転力を回転板108に伝える伝達機構109に機械的なガタ等があったりしても、それに影響されずに、その回転板108が持つ1つのスリット101が光学センサ105の間を通過した回数を回転数検出手段107によりカウントすることにより、圧接ローラ102の回転数を誤差なく正確に検出できる。
【0046】
第1又は第2のメディア送り量補正方法においては、前記a及びbのステップ、又は前記A及びBのステップにおいて、送りローラ12を1回以上の整数回に当たるN0回回転させて、前記標準移動量L0と実測移動量Lを検出手段100により検出したり、又は前記標準移動量L0の平均値と実測移動量Lの平均値を検出手段100及び演算手段130を用いて求めたりすると良い。
その場合には、送りローラ12の回転中心が偏心していたり、送りローラ12にモータ等の回転手段18から回転力を伝える伝達機構に機械的なガタ等があったりしても、それに影響されずに、その1回以上の整数回に当るN0回転させる送りローラ12により、送りローラ12と押えローラ14との間に挟み込んだ規定メディア20表面の前後方向の標準移動量L0とプリント用メディア20表面の前後方向の実測移動量Lを検出手段100により正確に検出したり、又は送りローラ12と押えローラ14との間に挟み込んだ規定メディア20表面の前後方向の標準移動量L0の平均値とプリント用メディア20表面の前後方向の実測移動量Lの平均値を検出手段100及び演算手段130を用いて正確に求めたりできる。
【0047】
また、第2のメディア送り量補正方法においては、前記A及びBのステップにおいて、送りローラ12を繰り返し正逆に複数回に亙ってN0回回転させて、規定メディア20表面の標準移動量L0の平均値及びプリント用メディア20表面の実測移動量Lの平均値を検出手段100及び演算手段130を用いて求めると良い。
その場合には、そのA及びBのステップにおいて、送りローラ12を繰り返し正逆に複数回に亙ってN0回回転させるため、その送りローラ12を繰り返し複数回に亙ってN0回回転させた際に、送りローラ12と押えローラ14との間に挟み込まれた規定メディア20又はプリント用メディア20が、プラテン10上を前後方向に繰り返し複数回に亙って往復移動することとなる。そのために、そのプラテン10上にセッティングされたメディア20の初期セッティングの位置が、大きく狂うのを防ぐことができる。そして、その後のメディア20の再セッティング作業に時間が掛かるのを、防ぐことができる。
【0048】
第1又は第2のメディア送り量補正方法においては、前記bないしdのステップ、又は前記BないしDのステップを、プリント用メディア20表面に絵図又は文字をプリント中に、それと平行して行うと良い。
その場合には、その第1のメディア送り量補正方法のbないしdのステップ、又はその第2のメディア送り量補正方法のBないしDのステップを、プリント用メディア20表面に絵図又は文字をプリント中に、それと平行して行うことができる。そして、そのプリント用メディア20表面に絵図又は文字をプリントするのと平行して、そのプリント中のメディア20の前後方向の送り量の補正を、リアルタイムで、即時に繰り返し行うことができる。
【0049】
図1、図2、図3又は図4に示した第1又は第2のインクジェットプリンタには、第1又は第2のメディア送り量補正方法のa又はAのステップにおいて、規定メディア20を送りローラ12と押えローラ14との間に挟み込んでプラテン10上にセッティングするステップ、及び第1又は第2のメディア送り量補正方法のb又はBのステップにおいて、プリント用メディア20を送りローラ12と押えローラ14との間に挟み込んでプラテン10上にセッティングするステップ以外の、第1のメディア送り量補正方法のaないしdのステップ、又は第2のメディア送り量補正方法のAないしDのステップを、検出手段100、算出手段110又は111、回転制御手段120、又はそれに加えて演算手段130を用いて、順に行うプリンタ駆動用のホストコンピュータ50の電子回路等が用いられたシーケンス制御手段140を備えると良い。
そうした場合には、第1又は第2のメディア送り量補正方法のa又はAのステップにおいて、規定メディア20を送りローラ12と押えローラ14との間に挟み込んでプラテン10上にセッティングするステップ、及びb又はBのステップにおいて、プリント用メディア20を送りローラ12と押えローラ14との間に挟み込んでプラテン10上にセッティングするステップ以外の、第1のメディア送り量補正方法のaないしdのステップ、又は第2のメディア送り量補正方法のAないしDのステップを、検出手段100、算出手段110又は111、回転制御手段120、又はそれに加えて演算手段130を用いて、シーケンス制御手段140により、人手に頼らずに順に自動的に行うことが可能となる。
【0050】
第1又は第2のメディア送り量補正方法において、そのa又はAのステップは、同一のインクジェットプリンタにおいては、標準厚さの規定メディア20につき、最低限1回行えば良い。けだし、そのa又はAのステップを行うインクジェットプリンタが同一のものである場合は、そのa又はAのステップにおいて、検出手段100により検出される標準移動量L0、又は検出手段100及び演算手段130を用いて求められる標準移動量L0の平均値が、同一値になるからである。
それに対して、第1又は第2のメディア送り量補正方法において、そのb又はBのステップは、同一のインクジェットプリンタにおいても、厚さの異なるプリント用メディア20ごとに1回以上繰り返し行う必要がある。けだし、そのb又はBのステップを行うインクジェットプリンタが同一のものであっても、プリント用メディア20の厚さが異なると、そのb又はBのステップにおいて、検出手段100により検出される実測移動量L、又は検出手段100及び演算手段130を用いて求められる実測移動量Lの平均値が、異なることとなるからである。図1、図2、図3又は図4に示した第1又は第2のインクジェットプリンタにおいて、検出手段100は、図5と図6に示したものとは異なる、他の構造のものとしても良い。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の第1又は第2のインクジェットプリンタを用いて、本発明の第1又は第2のメディア送り量補正方法により、プラテン上を前後方向に移動させる厚い又は薄いプリント用メディアの送り量を補正すれば、その厚い又は薄いプリント用メディア表面の前後方向の移動量を、そのメディアの厚さに影響されずに、標準厚さの規定メディア表面の前後方向の移動量に正確に一致させることができる。そして、その厚い又は薄いプリント用メディア表面に、複数のインクのドットの配列からなるバンディングのない美麗な絵図又は文字を常にプリントすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1のインクジェットプリンタの概略構造説明図である。
【図2】本発明の第1のインクジェットプリンタの概略構造説明図である。
【図3】本発明の第2のインクジェットプリンタの概略構造説明図である。
【図4】本発明の第2のインクジェットプリンタの概略構造説明図である。
【図5】本発明の第1又は第2のインクジェットプリンタの検出手段の概略構造説明図である。
【図6】本発明の第1又は第2のインクジェットプリンタの回転板周辺の正面図である。
【図7】インクジェットプリンタの概略構造説明図である。
【図8】インクジェットプリンタの一部拡大構造説明図である。
【図9】インクジェットプリンタの一部拡大構造説明図である。
【符号の説明】
10 メディア
12 送りローラ
14 押えローラ
18 回転手段
20 プラテン
30 インクジェットヘッド
50 ホストコンピュータ
100 検出手段
102 圧接ローラ
103 支持ローラ
104 カウント手段
105 光学センサ
106 移動距離検出手段
107 回転数検出手段
108 回転板
110、111 算出手段
120 回転制御手段
130 演算手段
140 シーケンス制御手段
Claims (12)
- メディアを、送りローラと押えローラとの間に挟み込んで、プラテン上を送りローラの回転方向に当たる前後方向に移動させたり、インクジェッドヘッドをプラテン上に搭載された前記メディア上方を左右方向に移動させたりして、前記インクジェットヘッドのノズルから噴射されるインク滴により、前記メディア表面に複数のインクのドットの配列からなる絵図又は文字をプリントするインクジェットプリンタにおいて、
前記送りローラと押えローラとの間に挟み込んでプラテン上を送りローラの回転方向に当たる前後方向に移動させるプラテン側とは反対側のメディア表面のプラテン上での前後方向の移動量を検出する検出手段と、
標準厚さの規定メディアを前記送りローラと押えローラとの間に挟み込んでプラテン上にセッティングして送りローラをN0回回転させた際の、前記検出手段により検出したプラテン側とは反対側の規定メディア表面の前後方向の標準移動量L0と、プリント用メディアを前記送りローラと押えローラとの間に挟み込んでプラテン上にセッティングして送りローラを前記と同じN0回回転させた際の、前記検出手段により検出したプラテン側とは反対側のプリント用メディア表面の前後方向の実測移動量Lとの比率L0/Lを算出する算出手段と、
プラテン上を前後方向に距離R移動させようとする前記プリント用メディアを、前記比率L0/Lに基づき、該プリント用メディアがプラテン上を前後方向に距離RL0/L移動するように、前記送りローラをN回回転させる回転制御手段とが備えられたことを特徴とするインクジェットプリンタ。 - メディアを、送りローラと押えローラとの間に挟み込んで、プラテン上を送りローラの回転方向に当たる前後方向に移動させたり、インクジェッドヘッドをプラテン上に搭載された前記メディア上方を左右方向に移動させたりして、前記インクジェットヘッドのノズルから噴射されるインク滴により、前記メディア表面に複数のインクのドットの配列からなる絵図又は文字をプリントするインクジェットプリンタにおいて、
前記送りローラと押えローラとの間に挟み込んでプラテン上を送りローラの回転方向に当たる前後方向に移動させるプラテン側とは反対側のメディア表面のプラテン上での前後方向の移動量を検出する検出手段と、
標準厚さの規定メディアを前記送りローラと押えローラとの間に挟み込んでプラテン上にセッティングして送りローラを繰り返し複数回に亙ってN0回回転させた際の、前記検出手段により検出したプラテン側とは反対側の規定メディア表面の前後方向の標準移動量L0の平均値と、プリント用メディアを前記送りローラと押えローラとの間に挟み込んでプラテン上にセッティングして送りローラを繰り返し複数回に亙って前記と同じN0回回転させた際の、前記検出手段により検出したプラテン側とは反対側のプリント用メディア表面の前後方向の実測移動量Lの平均値とを求める演算手段と、
前記標準移動量L0の平均値と実測移動量Lの平均値との比率L0/Lを算出する算出手段と、
プラテン上を前後方向に距離R移動させようとする前記プリント用メディアを、前記比率L0/Lに基づき、該プリント用メディアがプラテン上を前後方向に距離RL0/L移動するように、前記送りローラをN回回転させる回転制御手段とが備えられたことを特徴とするインクジェットプリンタ。 - 前記検出手段が、前記プラテン上を前後方向に移動させるプラテン側とは反対側の規定メディア表面又はプリント用メディア表面に圧接させて、該メディアの前後方向の移動に伴って、そのメディア表面をスリップさせずに回転させながら前後方向に相対的に移動させる圧接ローラと、該圧接ローラの回転数をカウントするカウント手段と、該カウント手段によりカウントした圧接ローラの回転数から、プラテン側とは反対側の前記メディア表面の前後方向の移動距離を検出する移動距離検出手段とからなる請求項1又は2記載のインクジェットプリンタ。
- 前記検出手段が、圧接ローラを、前記規定メディア表面又はプリント用メディア表面に圧接させるのに代えて、前記プラテンの平面状をした表面部分上を前後方向に直線状に移動させるプラテン側の規定メディア裏面又はプリント用メディア裏面に圧接させて、該メディアの前後方向の移動に伴って、そのメディア裏面をスリップさせずに回転させながら前後方向に直線状に相対的に移動させる構造のものである請求項3記載のインクジェットプリンタ。
- 前記カウント手段が、前記圧接ローラと共に回転するスリットを持つ回転板と、該回転板の通過箇所を挟んでその両側に備えられた光学センサと、該光学センサの間を前記回転板のスリットが通過した回数をカウントして、前記圧接ローラの回転数を検出する回転数検出手段とからなる請求項3又は4記載のインクジェットプリンタ。
- 前記回転板が1つのみのスリットを持つ請求項5記載のインクジェットプリンタ。
- 次のステップを含むことを特徴とする請求項1、3、4、5又は6記載のインクジェットプリンタを用いたメディア送り量補正方法。
a.標準厚さの規定メディアを前記送りローラと押えローラとの間に挟み込んでプラテン上にセッティングして送りローラをN0回回転させた際の、プラテン側とは反対側の規定メディア表面の前後方向の標準移動量L0を前記検出手段により検出するステップ。
b.プリント用メディアを前記送りローラと押えローラとの間に挟み込んでプラテン上にセッティングして送りローラを前記と同じN0回回転させた際の、プラテン側とは反対側のプリント用メディア表面の前後方向の実測移動量Lを前記検出手段により検出するステップ。
c.前記標準移動量L0と実測移動量Lとの比率L0/Lを前記算出手段により算出するステップ。
d.プラテン上を前後方向に距離R移動させようとする前記プリント用メディアを、前記比率L0/Lに基づき、該プリント用メディアがプラテン上を前後方向に距離RL0/L移動するように、前記送りローラを前記回転制御手段によりN回回転させるステップ。 - 次のステップを含むことを特徴とする請求項2、3、4、5又は6記載のインクジェットプリンタを用いたメディア送り量補正方法。
A.標準厚さの規定メディアを前記送りローラと押えローラとの間に挟み込んでプラテン上にセッティングして送りローラを繰り返し複数回に亙ってN0回回転させた際の、前記検出手段により検出したプラテン側とは反対側の規定メディア表面の前後方向の標準移動量L0の平均値を前記演算手段により求めるステップ。
B.プリント用メディアを前記送りローラと押えローラとの間に挟み込んでプラテン上にセッティングして送りローラを繰り返し複数回に亙って前記と同じN0回回転させた際の、前記検出手段により検出したプラテン側とは反対側のプリント用メディア表面の前後方向の実測移動量Lの平均値を前記演算手段により求めるステップ。
C.前記標準移動量L0の平均値と実測移動量Lの平均値との比率L0/Lを前記算出手段により算出するステップ。
D.プラテン上を前後方向に距離R移動させようとする前記プリント用メディアを、前記比率L0/Lに基づき、該プリント用メディアがプラテン上を前後方向に距離RL0/L移動するように、前記送りローラを前記回転制御手段によりN回回転させるステップ。 - 前記A及びBのステップにおいて、前記送りローラを繰り返し正逆に複数回に亙ってN0回回転させて、前記規定メディア表面の標準移動量L0の平均値及び前記プリント用メディア表面の実測移動量Lの平均値を前記検出手段及び演算手段を用いて求める請求項8記載のインクジェットプリンタを用いたメディア送り量補正方法。
- 前記a及びbのステップ、又は前記A及びBのステップにおいて、前記送りローラを1回以上の整数回に当たるN0回回転させて、前記標準移動量L0と実測移動量Lを前記検出手段により検出したり、又は前記標準移動量L0の平均値と実測移動量Lの平均値を前記検出手段と演算手段を用いて求めたりする請求項7、8又は9記載のインクジェットプリンタを用いたメディア送り量補正方法。
- 前記bないしdのステップ、又は前記BないしDのステップを、プリント用メディア表面に絵図又は文字をプリント中に、それと平行して行う請求項7、8、9又は10記載のインクジェットプリンタを用いたメディア送り量補正方法。
- 前記a又はAのステップにおいて、規定メディアを送りローラと押えローラとの間に挟み込んでプラテン上にセッティングするステップ、及び前記b又はBのステップにおいて、プリント用メディアを送りローラと押えローラとの間に挟み込んでプラテン上にセッティングするステップ以外の、前記aないしdのステップ、又は前記AないしDのステップを、前記検出手段、算出手段、回転制御手段、又はそれに加えて前記演算手段を用いて、順に行うシーケンス制御手段が備えられた請求項1、2、3、4、5又は6記載のインクジェットプリンタ。
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