JP2004098378A - 析出物質除去装置 - Google Patents

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Hidekazu Sano
佐野 英一
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Nippon Petrochemicals Co Ltd
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Abstract

【課題】本発明は、回転冷却円板上に析出物質を積極的に析出させ、それをスクレーパで連続して除去し続けることにより、配管閉塞の心配が無く、また定期的なメンテナンスが必要ない、コンパクトで安価な析出物質除去装置を実現することを目的とする。
【解決手段】ベント式プラスチック押出機のシリンダに設置されているベントガス排出口から排出されるベントガスを処理する析出物質除去装置であって、
ベントガス導入口23とベントガス排出口24を有する筐体11と、前記筐体11内に回転可能に設けられ、ベントガスから析出物質を析出させる回転冷却円板10と、前記回転冷却円板10に接触して析出物質を掻き落とすスクレーパ12,13と、を具備して成るように構成する。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は析出物質除去装置に関する。詳しくは、ベント式プラスチック押出機から排出されるベントガス中の析出物質を回転冷却円板上に析出させ、それをスクレーパで連続的に除去する析出物質除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ベント式プラスチック押出機によりプラスチックを押出成形する場合は、押出製品中に気泡が含まれるのを防止するために、押出機のシリンダの側壁にベント孔があけられ、このベント孔に配管の一端部を接続すると共に、配管の他端部を真空ポンプに接続して、真空ポンプの作動によりプラスチック成形材料に含まれる樹脂オリゴマー、未反応のモノマー、水分、その他紫外線吸収剤等配合物の揮発成分を空気分と共に吸引除去していた。
【0003】
このようなベント式プラスチック押出機から排出されるベントガス中の揮発成分を除去する処理装置は、押出機と真空ポンプとの間に配管を介して介在されるものであり、ベントガス配管途中にフィルタを設置することで析出物質を補足し除去していた。または図3に示すように、ベントガス導入タンク本体1の内部に多数のプレート2が平面より見てジグザグ状の通路3を形成するように配置され、タンク本体1に、前記通路3を通過するベントガスを冷却してベントガス中の揮発成分を凝縮せしめる冷却水を導入し、あるいはタンク本体1内に蓄積した凝縮物を加熱溶融してタンク本体1外に排出せしめる加熱水を導入するジャケット4とが備えられているものもある。(例えば、特許文献1参照。)
【0004】
【特許文献1】
特開平6−190897号公報(第4頁、図5)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来のベントガス中の析出物質を除去する方法では、析出物質はフィルタや通路壁面に付着し、押出機を長期間運転する際は定期的にフィルタ交換や配管清掃をしなければ、配管が閉塞する事態を引き起こしてしまう。また、長期間にわたって問題なく析出物を取り続けるには、フィルタや冷却通路を大型化するより他はなく、設備導入費用やメンテナンスの手間が非常に大きくなるという問題が生ずる。
【0006】
本発明は、上記従来の問題点に鑑み、回転冷却円板上に析出物質を積極的に析出させ、それをスクレーパで連続して除去し続けることにより、配管閉塞の心配が無く、また定期的なメンテナンスの必要がない、コンパクトで安価な析出物質除去装置を実現することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の請求項1は、ベント式プラスチック押出機のシリンダに設置されているベントガス排出口から排出されるベントガスを処理する析出物質除去装置であって、ベントガス導入口23とベントガス排出口24を有する筐体11と、前記筐体11内に回転可能に設けられ、ベントガスから析出物質を析出させる回転冷却円板10と、前記回転冷却円板10に接触して析出物質を掻き落とすスクレーパ12,13と、を具備してなることを特徴とする。また、請求項2は、前記回転冷却円板10は、中空状をなし、該中空状の内部に冷却水を通して冷却されることを特徴とする。また、請求項3は、前記スクレーパ12,13は、金属製で断面略角形をなすことを特徴とする。また、請求項4は、前記筐体11の下部には開口部25が設けられ、該開口部25には開閉可能なシャッタ14と、析出物質を貯留する着脱可能なポット15が設けられてなることを特徴とする。
【0008】
この構成を採ることにより、析出物質を回転冷却円板上に積極的に析出させ、それをスクレーパで連続して除去し続けることにより、配管閉塞の心配が無く、また定期的なメンテナンスの必要がない、コンパクトで安価な析出物質除去装置を実現することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の析出物質除去装置の実施の形態を示す図であり、(a)は正面図、(b)は(a)図のb−b線における断面図、(c)は(b)図のc−c線における断面図である。
本実施の形態は回転冷却円板10と、該回転冷却円板10を回転可能に収容した筐体11と、該筐体11に設けられて回転冷却円板10に接触しているスクレーパ12,13と、該筐体11の下部に設けられたシャッタ14及びポット15とより構成されている。
【0010】
そして、前記回転冷却円板10は、中空の回転軸16を有し、筐体11に設けられた軸受17により回転可能に支持されている。また、該回転軸16の中空の軸中心には排水管18が設けられ、該排水管18の一端には回転冷却円板10の中に配置された円板状の邪魔板19が取り付けられ、他端は回転軸16に接続している。
【0011】
また、回転軸16は2つの軸受状の冷却水導入管20と冷却水排水管21とが遊合され、冷却水導入管20から給水された冷却水は回転軸16内を通り、邪魔板19の周りを回って排水管18を通り、冷却水排水管21から排水されるようになっている。なお、符号22は回転軸16に取り付けられたタイミングギア、26は歯付きベルト、27は該歯付きベルトを介して回転冷却円板を回転駆動する駆動モータである。
【0012】
また、前記筐体11は、回転冷却円板10を収容し、該回転冷却円板10を回転可能に支持する軸受17が設けられ、また、該筐体11の正面にはベントガス導入口23が、背面にはベントガス排出口24がそれぞれ設けられている。なお、該ベントガス導入口23とベントガス排出口24とは、回転冷却円板10の回転中心に対して偏心して設けられている。
【0013】
また、2個のスクレーパ12,13は金属製で回転冷却円板10に接する面には僅かなすくい角が設けられた断面略角形の棒状をなし、回転冷却円板10の両面に接触するようにそれぞれ配置されて筐体11の内面に設けられた溝28に挿入され、ばね29により回転冷却円板を押圧する方向に付勢されている。なお、スクレーパ12,13の材質は金属で耐磨耗性を付与するようにめっきを施すことが好ましい。
また、シャッタ14及びポット15は筐体11の下部に設けられ、シャッタ14は筐体の開口部を開閉でき、ポット15は筐体に着脱できるようになっている。
【0014】
このように構成された本実施の形態の析出物質除去装置の作用を図2により説明する。
本析出物質除去装置のベントガス導入口23はベント式プラスチック押出機のシリンダのベント孔に配管された図示なきベントガス配管に接続され、ベントガス排出口24は図示なき真空ポンプに接続される。そして、シャッタ14を開放した状態で、駆動モータ27により回転冷却円板10を回転させると共に、冷却水導入管20の給水口20aより冷却水を供給し矢印の如く流通させ冷却水排水管21の排水口21aより排水しながら回転冷却円板10を冷却する。同時に図示なき真空ポンプを作動させる。
【0015】
すると、ベントガス導入口23から導入されたベントガスは、ベントガス排出口24に向かう途中で回転冷却円板10に衝突し、冷却されて、その中に含まれていた樹脂オリゴマー、未反応のモノマー、水分、その他紫外線吸収剤等配合物の揮発成分が析出されて粉状となり回転冷却円板10に付着する。次いで、この析出物質は回転冷却円板10と共に回転するため、スクレーパ12,13により掻き落とされる。この掻き落とされた析出物質はポット15に落下して蓄積される。この蓄積された析出物質がある程度溜まると手動または自動によりシャッタ14を閉鎖しポット15を空のポットと交換し、取り外したポット15内の析出物質は処分する。
【0016】
このようにして、本実施の形態の析出物質除去装置は連続してベントガス中の樹脂オリゴマー、未反応のモノマー、水分、その他紫外線吸収剤等配合物の揮発成分を除去することができる。
【0017】
【発明の効果】
本発明の析出物質除去装置に依れば、回転冷却円板とスクレーパを用いることにより、連続してベントガス中の樹脂オリゴマー、未反応のモノマー、水分、その他紫外線吸収剤等配合物の揮発成分を除去することができる。これにより、長期間にわたって問題なく析出物質を取り続けることができ、フィルタなどの設備導入費用やメンテナンスの手間が無用になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の析出物質除去装置の実施の形態を示す図であり、(a)は正面図、(b)は(a)図のb−b線における断面図、(c)は(b)図のc−c線における断面図である。
【図2】本発明の析出物質除去装置の実施の形態の作用を説明するための図である。
【図3】従来の析出物質除去装置の1例を示す断面図である。
【符号の説明】
10…回転冷却円板
11…筐体
12,13…スクレーパ
14…シャッタ
15…ポット
16…回転軸
17…軸受
18…排水管
19…邪魔板
20…冷却水導入管
21…冷却水排水管
22…タイミングギア
23…ベントガス導入口
24…ベントガス排出口
25…開口部
26…歯付きベルト
27…駆動モータ
28…溝
29…ばね

Claims (4)

  1. ベント式プラスチック押出機のシリンダに設置されているベントガス排出口から排出されるベントガスを処理する析出物質除去装置であって、
    ベントガス導入口(23)とベントガス排出口(24)を有する筐体(11)と、
    前記筐体(11)内に回転可能に設けられ、ベントガスから析出物質を析出させる回転冷却円板(10)と、
    前記回転冷却円板(10)に接触して析出物質を掻き落とすスクレーパ(12,13)と、
    を具備してなることを特徴とする析出物質除去装置。
  2. 前記回転冷却円板(10)は、中空状をなし、該中空状の内部に冷却水を通して冷却されることを特徴とする請求項1記載の析出物質除去装置。
  3. 前記スクレーパ(12,13)は、金属製で断面略角形をなすことを特徴とする請求項1記載の析出物質除去装置。
  4. 前記筐体(11)の下部には開口部(25)が設けられ、該開口部(25)には開閉可能なシャッタ(14)と、析出物質を貯留する着脱可能なポット(15)が設けられてなることを特徴とする請求項1記載の析出物質除去装置
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014108154A1 (de) * 2013-01-10 2014-07-17 Brückner Maschinenbau GmbH & Co. KG Vorrichtung zum entgasen von polymerschmelzen
CN112807868A (zh) * 2021-01-05 2021-05-18 广州顾建贸易有限公司 一种化工机械尾气处理装置

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