JP2004096645A - 直交検波受信機 - Google Patents

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Abstract

【課題】増幅回路やAGCの特性によるばらつきの問題を解消し、C/N0が低い場合でも同期判定を確実に行えるようにする。また、同期判定の際に求めた情報を基にして周波数・位相の同期を高速化する。
【解決手段】受信機内部で発生した基準周波数信号に対する変調波の位相差をxとし、y=cos(2x)としたときのyが所定のしきい値より大きく、且つyの変化が所定の判定周期内でゼロクロスしていないとき、基準周波数信号は変調波に同期しているものと見なす。また、yがゼロクロスする時間間隔から、変調波に対する基準周波数信号の周波数差を検出する。
【選択図】 図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はキャリア信号を位相シフト変調した変調波を受信する直交検波受信機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
キャリア信号を位相シフト変調(PSK)した変調波を受信する直交検波受信機は例えばGPS受信機、インマルサット受信機を始めとして多種多様な分野で用いられている。
【0003】
ここで、一般的な直交検波受信機の構成をブロック図として図1に示す。図1において3は基準周波数信号を発生するキャリアNCO、4はその基準周波数信号を90度分シフトさせる90度位相器である。1,2はそれぞれ乗算器である。乗算器1は、キャリアNCO3が発生した基準周波数信号と入力信号である変調波とを乗算(ミキシング)する。乗算器2は、90度位相器4を介して位相シフトされた基準周波数信号と変調波とを乗算する。このことにより、キャリアNCO3が発生した基準周波数信号を基準とする同相の成分(以下I成分という。
)が乗算器1から出力され、基準周波数信号を基準とする直交の成分(以下Q成分という。)が乗算器2から出力される。同期回路5はこのI成分とQ成分とに基づいて変調波と基準周波数信号との周波数差を検出するとともに、その周波数差が小さくなるようにキャリアNCO3に対する値をフィードバック制御する。このことによりPLLを構成している。
【0004】
また、変調波と上記基準周波数信号とが位相同期している状態で正しく検波が行われることになり、例えば変調波に重畳されている符号の復調が可能となる。
そのため、同期回路5は、上記基準周波数信号が変調波に位相同期しているか否かの同期判定手段を備えている。
【0005】
この同期判定のアルゴリズムを図8に示す。まずI成分とQ成分の二乗和Aを求め、Aが所定のしきい値を超えたとき同期したものと見なし、超えるまでは同期していないものと見なす。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、変調波や基準周波数信号を所定のレベルに保つ増幅回路やそのゲインを制御するAGC回路の性能などによって上記Aの値はばらつくため、図8に示したように、入力した変調波の信号強度としきい値との直接的な値の比較によって判定すると、正確な同期判定が困難な場合があった。
【0007】
ここで、キャリアのI成分をIsignal、Q成分をQsignal、雑音のI成分をInoise 、Q成分をQnoise とし、上記Aの値を擬似的な信号対雑音電力比C/N0として、
A=( Isignal2 +Qsignal)/( Inoise+Qnoise
で求めたとしても、C/N0が低い場合に、同期判定はやはり困難なものとなってしまう。
【0008】
そこで、この発明の目的は、上述の問題を解消し、増幅回路やAGCの特性によるばらつきの問題を解消し、また上記C/N0が低い場合でも同期判定を確実に行えるようにした直交検波受信機を提供することにある。
【0009】
上記基準周波数信号に対する変調波の位相差をx、変調波の振幅をAとした場合、位相差xはtan−1(Q/I)で求められる。上記PLLの制御は、位相差xを検出し、それに応じて基準周波数信号の周波数をどれだけ変化させるかを算出し、それに基づいてキャリアNCO3へ与える値を変化させる、といった制御を繰り返す。その際、ループフィルタの定数によってPLLの応答性が定まり、変調波と基準周波数信号との周波数差が大きい状態では当然ながら位相同期に至るまで長時間を要することになる。
【0010】
そこで、この発明の他の目的は、上述の同期判定の際に求めた情報を基にして周波数・位相の同期を高速化できるようにした直交検波受信機を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明は、位相が直交関係にある2つの基準周波数信号を発生する手段と、キャリア信号を位相シフト変調した変調波に対して前記2つの基準周波数信号をそれぞれ乗じてI成分とQ成分を検出する手段と、前記I成分と前記Q成分とに基づいて、前記変調波と前記基準周波数信号との周波数差を検出するとともに、該周波数差が小さくなるように前記基準周波数信号の周波数をフィードバック制御する周波数差検出制御手段と、前記変調波と前記基準周波数信号との位相同期状態を判定する同期判定手段とを備え、
前記同期判定手段は、前記基準周波数信号に対する前記変調波の位相差情報を含む値と所定のしきい値との比較によって同期判定を行うことを特徴としている。
【0012】
このように、基準周波数信号に対するキャリア信号の位相差の情報を持つ値としきい値とを比較することによって同期判定を行うことにより、増幅回路やAGCの特性による影響を受けず、またC/N0による影響も受けずに確実な同期判定が可能となる。
【0013】
また、この発明は、前記同期判定手段が、前記位相差情報を含む値の変化が所定の判定周期内で0をクロスしないことを更なる条件として同期判定を行うことを特徴としている。このことにより、変調波と基準周波数信号との周波数が近差である(程々に一致している)場合に、同期しているものとして誤って判定することなく確実な同期判定が行える。
【0014】
また、この発明は、前記周波数差検出制御手段が、前記位相差情報を含む値が0をクロスする時間間隔から周波数差を検出するようにしたことを特徴としている。これにより、変調波と基準周波数信号との周波数差が大きい場合でも周波数および位相が同期するまでの時間を高速化することができる。
【0015】
また、この発明は、前記基準周波数信号を発生する手段がキャリアNCOを含み、前記周波数差検出制御手段は、前記変調波の位相差が0に近づくように、前記キャリアNCOに対する値を求めるとともに、前記0をクロスする時間間隔から求めた、前記周波数差が0に近づくように、前記キャリアNCOに対する値を修正することを特徴としている。このことにより、周波数・位相の同期を高速化できる。
【0016】
【発明の実施の形態】
第1の実施形態に係る直交検波受信機の構成を図1および図2を参照して説明する。
図1は既に説明したように、一般的な直交検波受信器の構成を示すブロック図である。図2は図1における同期回路5の同期判定制御の手順を示すフローチャートである。
【0017】
まず、変調波と基準周波数信号との位相差を評価する為の値yとしてcos(2x)を求める。ここでxは基準周波数信号に対する変調波の位相差(以下、単に「位相差」という。)である。変調波の振幅をAとすれば、
I=Acos(x)
Q=Asin(x)
の関係にあり、次のyの値を基準周波数信号に対する前記変調波の位相差情報を含む値として求める。
【0018】
y=cos(2x)=(I2 −Q2 )/(I2 +Q2 
位相同期がとれているとき、位相差x=0であり、このときy=1となる。位相同期が最もずれている状態は、位相差x=90°またはx=−90°のときであり、このときy=−1となる。位相差x=45°のときは、y=0となる。つまり、yの値は−1〜1まで変化し、値が大きな程、正しく同期がとれていることになる。従ってy=1またはy≒+1であるとき位相同期しているものと見なせる
次に、このyの値と予め定めたしきい値との比較を行う。yが予め定めたしきい値(例えば0.7)を超えていれば同期しているものと見なす。そうでなければ同期していないものと見なす。このしきい値は前記擬似的な信号対雑音電力比C/N0に応じて変動させてもよい。すなわち、C/N0が小さくなる程、yは変動するので、C/N0が小さくなるに伴って、しきい値を低くするようにしてもよい。
【0019】
なお、図2に示した例では、基準周波数信号に対する変調波の位相差情報を含む値としてcos(2x)を求めたが、xの値自体をしきい値と比較しても良い。例えばxが所定の正のしきい値と負のしきい値との範囲内に存在するか否かによって同期判定を行うようにしても良い。
【0020】
図3は変調波のキャリア周波数を変化させた時のyの変化の例を示している。
図3の(A)は、横軸を時間経過、縦軸を周波数とする、基準周波数信号の周波数変化を示す図である。また(B)は、横軸を時間経過、縦軸をyとするyの変化を示す図である。
ここで、変調波は、0〜500msで周波数1000Hzとし、それ以降1015Hzにしている。すなわちドップラシフト周波数を+15Hzに変動させている。(A)に示すように、基準周波数信号は、0〜500msで1000Hzになっていて、変調波に同期している。それ以降は、変調波に追従するように次第に上昇し、800ms以降は1015Hzになっている。ここで、C/N0は44dBHzである。
【0021】
(B)に示すように、0〜500msでは、位相差が略0であるので、y≒+1.0となっている。500ms以降では、変調波の周波数変化により位相差が生じ、yは低下し、予め定めたしきい値を下回ったとき同期が外れたものと見なす。800ms以降はy≒+1.0となっているので800ms以降は再び同期していることが分かる。
【0022】
次に、第2の実施形態に係る直交検波受信機について、図4および図5を参照して説明する。
図3の(B)を注意深く見ると分かるように、700〜800msあたりで、yが+1.0〜−1.0の範囲で振動しているような状態となっている。これは、変調波のサンプリング周波数および変調波と基準周波数信号との周波数差との関係から生じる現象である。この現象は、「基準周波数信号が変調波の周波数に程々に一致している状態」と表現することができる。
【0023】
700〜800msでは、基準周波数信号の周波数は1015Hzに達していないので、まだ同期していない。このように、yが時間経過に伴って振動するような状態は、基準周波数信号が変調波に同期しているとは言えない。そこで、同期判定のために、「yがしきい値を複数回連続して満足するか」という条件を加えることが考えられる。
【0024】
しかし、C/N0が低い場合に、しきい値の選定によっては上記複数回分連続して満足しないという状態が生じる。そうすると、実際には復調が可能であるにもかかわらず、全く同期していないものとみなされてしまって、データが出力されない状態が続いてしまう問題が生じる。
また、yが振動している状態で、+1.0付近となるタイミングで変調波をサンプリングする関係となった場合、yがしきい値を見かけ上複数回連続して満足することになり、この場合には、実際に同期していないにも拘らず同期しているものとして誤ったデータを出力してしまう危険性が生じる。
すなわち、yがしきい値を超えるか否かといった単一の指標で判定を行うと、条件の選定によっては同期判定の性能が左右されてしまう。
【0025】
後者の問題は同期判定を頻繁に行えば解消されるが、そのために処理時間が多く掛かり、実システム運用上現実的ではなくなる。
【0026】
更に、実環境上では、ノイズなどの外乱の影響によってyがある程度ばらつくため、「データが出力されない状態が続く」という前者の問題を避けるために、yを平均化して同期判定を離散的に行うことが望ましい。ところが、このようにyを平均化して離散的に求めた値がしきい値を超えるか否かによって同期判定を行うと、やはり誤判定の可能性が生じる。図5に示した例で、7145〜7150msのyの平均値y′は0.36という正の値をとる。C/N0が32dBHz以下になると、同期している場合のyの平均値は0.3程度であるので、ここで仮にしきい値を0.3とした場合、この時の判定結果は「同期している」となる。しかし、図5のyの振動状況からも分かるように、このとき基準周波数信号は変調波に同期していない。また、平均化しなければ離散的なタイミングで振動するyの正の部分だけをたまたまサンプリングして「同期している」と誤判定するという前述の問題が生じる。
【0027】
そこで、この第2の実施形態では、yの平均値y′としきい値との比較を第1の条件とし、yが0をクロスするか否かを第2の条件として同期判定を行う。以下、yの0のクロスのことを、「ゼロクロス」という。
図4はその処理手順の例を示している。まずyを求め、所定の時定数で移動平均値y′を求める(s1→s2)。次に、y′が予め定めたしきい値を超え、且つ所定の判定周期内でyがゼロクロスしていなければ、基準周波数信号が変調波に同期しているものと見なす(s3→s4)。y′がしきい値以下である時、またはyがゼロクロスしている時には同期していないものと見なす(s3,s4→s6)。なお、ステップs2での平均化処理の時定数はyのゼロクロス判定の時間間隔より十分に短い。そうでなければyの振動的な変化が平均化されて平均値y′が0付近の値となってしまうからである。
【0028】
このようにyがゼロクロスしているか否かを第2の条件としたことにより、図3に示した500〜800msの期間で頻繁にyが振動している状態を、「同期している」とする誤判定が避けられる。
【0029】
次に、第3の実施形態に係る直交検波受信機の構成を図6および図7を参照して説明する。
この第3の実施形態に係る直交検波受信機は、上述のゼロクロスの時間間隔から、変調波に対する基準周波数信号の周波数ずれを検出し、その補正を行うものである。図6はその全体の手順を示している。図7は時間経過にともなうyの変化の例を示している。
【0030】
図6に示すように、まずステップs1〜s4までは図4に示した内容と同様である。yの平均値y′がしきい値に達していなければ、変調波に対して基準周波数信号の周波数が大きくずれているものと見なして、すなわち後の周波数差検出処理ができないものと見なして、ステップs1へ戻る。
【0031】
また、y′がしきい値以下であり、且つyがゼロクロスしていなければ同期しているものと見なして、この場合も以降の処理は行わない(s4→s1)
y′がしきい値を超え且つyがゼロクロスしていれば、そのゼロクロスの方向とゼロクロス時の時刻カウンタの値を記録する(s5)。図1に示した同期回路5には時刻カウンタを備えていて、このゼロクロス時の時刻カウンタの値を記憶する。
【0032】
その後、前回求めたゼロクロスの方向が異符号であれば、前回のゼロクロス時の時刻カウンタと今回のゼロクロス時の時刻カウンタとの差を、振動するyの半周期分の時間と見なして、その時間から変調波と基準周波数信号との周波数差を求める(s6→s7)。図7に示した例では、0ms付近で負から正へのゼロクロス(ゼロアップクロス)、60ms付近で正から負へのゼロクロス(ゼロダウンクロス)、120ms付近で負から正へのゼロクロス(ゼロアップクロス)が生じているが、このうち、0ms付近のゼロクロスと、60ms付近のゼロクロスが検出されると、両者のゼロクロスは異符号であるので、この2つのゼロクロスが検出された時刻の差60ms−0ms=60msを、振動するyの半周期分の時間とし、60×2=120msを一周期分の時間と見なす。
【0033】
前回求めたゼロクロスの方向が同符号であれば、前回のゼロクロス時の時刻カウンタと今回のゼロクロス時の時刻カウンタとの差を、振動するyの一周期分の時間と見なして、その時間から変調波と基準周波数信号との周波数差を求める(s6→s8)。ゼロクロスの有無を判定する周期に比べて上記差の周波数の半周期が短い場合には、図7に示した例で0ms付近のゼロクロスが検出された後、60ms付近のゼロクロスがとばされて、その次の120ms付近でのゼロクロスが検出される。この場合には、0ms付近でのゼロクロスの方向と120ms付近でのゼロクロスの方向が同符号(何れも0アップクロス)であるので、その時間間隔120msを、振動するyの1周期分として見なして、その周波数を求める(s7)。
【0034】
次に、変調波に対して基準周波数信号の周波数が正負どちらの方向にずれているかを判定する。これは、前述の位相差xの微分値(位相差xを求める周期で、前回のxの値から今回のxの値への傾き)が正であれば基準周波数信号に対して変調波の周波数が高いものと見なす。負であれば低いものと見なす。(s9)。
従って、位相回転方向が正であるとき、キャリアNCOに対する値を+Δfする。負であれば−Δfする。このΔfはステップs7またはs8で求めた周波数差に相当する制御値である。この例では、1/120ms=8.33Hzであるから、Δf=8.33Hzである。
【0035】
キャリアNCOに対する値は、前述のPLL制御によって、位相差xから換算した周波数差が小さくなるように定められる。PLL制御のためのループフィルタの定数は、変調波に対する基準周波数信号の周波数差が比較的小さく変動している時に追従性を良好にするように定められているので、周波数差が大きくなると同期するまでに要する時間が長くなる。しかし上述したように、図6におけるステップs10,s11で求めた+Δf,−Δf分だけNCOに対する値を補正することによって、周波数・位相が同期するまでの時間を短縮化できる。
【0036】
【発明の効果】
この発明によれば、基準周波数信号に対するキャリア信号の位相差の情報を持つ値としきい値とを比較することによって同期判定を行うことにより、増幅回路やAGCの特性による影響を受けず、またC/N0による影響も受けずに確実な同期判定が可能となる。
【0037】
また、この発明によれば、前記位相差情報を含む値の変化が所定の判定周期内で0をクロスしないことを更なる条件として同期判定を行うことにより、変調波と基準周波数信号との周波数が近差である場合でも同期判定がより確実に行える。
【0038】
また、この発明によれば、前記位相差情報を含む値が0をクロスする時間間隔から周波数差を検出するようにしたことにより、変調波と基準周波数信号との周波数差が大きい場合でも周波数および位相が同期するまでの時間を高速化することができる。
【0039】
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的な直交検波受信機の構成を示す図
【図2】第1の実施形態に係る直交検波受信機の同期判定の方法を示すフローチャート
【図3】変調波の周波数を変化させた時のy値の変化の例を示す図
【図4】第2の実施形態に係る直交検波受信機の同期判定の手順を示すフローチャート
【図5】y値の変化の例を示す図
【図6】第3の実施形態に係る直交検波受信機での周波数差の検出手順を示すフローチャート
【図7】y値のゼロクロスの様子を示す図
【図8】従来の直交検波受信機における同期判定の方法を示すフローチャート
【符号の説明】
1,2−乗算器
3−キャリアNCO
4−90度位相器

Claims (4)

  1. 位相が直交関係にある2つの基準周波数信号を発生する手段と、キャリア信号を位相シフト変調した変調波に対して前記2つの基準周波数信号をそれぞれ乗じてI成分とQ成分を検出する手段と、前記I成分と前記Q成分とに基づいて、前記変調波と前記基準周波数信号との周波数差を検出するとともに、該周波数差が小さくなるように前記基準周波数信号の周波数をフィードバック制御する周波数差検出制御手段と、前記変調波と前記基準周波数信号との位相同期状態を判定する同期判定手段とを備えた直交検波受信機において、
    前記同期判定手段は、前記基準周波数信号に対する前記変調波の位相差情報を含む値と所定のしきい値との比較によって同期判定を行うことを特徴とする直交検波受信機。
  2. 前記同期判定手段は、前記位相差情報を含む値の変化が所定の判定周期内で0をクロスしないことを更なる条件として同期判定を行うことを特徴とする請求項1に記載の直交検波受信機。
  3. 前記周波数差検出制御手段は、前記位相差情報を含む値が0をクロスする時間間隔から周波数差を検出することを特徴とする請求項1または2に記載の直交検波受信機。
  4. 前記基準周波数信号を発生する手段はキャリアNCOを含み、前記周波数差検出制御手段は、前記変調波の位相差が0に近づくように、前記キャリアNCOに対する値を求めるとともに、前記0をクロスする時間間隔から求めた、前記周波数差が0に近づくように、前記キャリアNCOに対する値を修正することを特徴とする請求項3に記載の直交検波受信機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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