JP2004095453A - 回動スイッチおよび冷蔵庫用ドアスイッチ - Google Patents
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Abstract
【課題】この発明は、ハウジング内に接点部を外気と遮断した密封型スイッチを内蔵して高密封化することにより、爆発の危険性を回避した安全性の高いスイッチを構成することができる回動スイッチおよび冷蔵庫用スイッチの提供を目的としている。
【解決手段】この発明は、ハウジングに保持されて回動操作される回動レバーの回動操作力に基づいてスイッチング操作する回動スイッチであって、前記回動レバーの回動操作力に基づいて、外気と遮断された密封ケース内の接点部をスイッチング操作する密封型スイッチを前記ハウジングに内蔵した回動スイッチであることを特徴とする。
【選択図】 図7
【解決手段】この発明は、ハウジングに保持されて回動操作される回動レバーの回動操作力に基づいてスイッチング操作する回動スイッチであって、前記回動レバーの回動操作力に基づいて、外気と遮断された密封ケース内の接点部をスイッチング操作する密封型スイッチを前記ハウジングに内蔵した回動スイッチであることを特徴とする。
【選択図】 図7
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
この発明は、例えば冷蔵庫のドアスイッチに利用されるような回動スイッチに関し、さらに詳しくは部品点数の削減と小型化および安全性を確保することができる回動スイッチおよび冷蔵庫用ドアスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、家庭用冷蔵庫に組込まれるドアスイッチは、冷蔵庫のドアを開閉したときに、その冷蔵庫内を照明するランプを点灯、消灯および冷却モータのオン、オフを行うスイッチング機能の役割を有して、冷蔵庫内のドア付近に設置されている。
【0003】
ところで近年、冷蔵庫の製作に際しては、地球温暖化の一因とされるフロンに代えて同冷却機能を有する別の種類の冷却冷媒が用いられている。例えば、経済的に適した炭化水素系の冷却冷媒を採用した冷蔵庫が発売されてきている。
【0004】
ところが、この炭化水素系の冷却冷媒は可燃性であるため、万が一、炭化水素系の冷却冷媒が庫内に漏れた場合、該冷却冷媒が冷蔵庫内に充満し、ドアを開閉操作したときに庫内に臨むスイッチのスイッチング操作時に、その接点部間で発生するアークに炭化水素系の冷却冷媒が引火して爆発する危険性があった。
【0005】
このような問題を解決するために、スイッチング操作時にアークを発生させずにドアの開閉信号を取出すマイコン制御方式の採用、あるいはドアスイッチを無接点のホールICに替えるなどの方法がとられている。
【0006】
しかし、このようなアーク未発生の構成にした場合は、制御用の回路基板やリレーなどの構成部品が必要になり、冷蔵庫がコスト高になる。また、高密封化されたスイッチの接点部をプランジャの上下動で作動させるものが提案されている(例えば特許文献1参照。)が、プランジャの上下ストロークを大きくとる必要があるために、スイッチ全体のサイズが大きくなり、小型化できないという問題を有していた。
【0007】
【特許文献1】
独国特許出願公開第DE 4309132A1号明細書。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
そこでこの発明は、このような問題に着目してなされたもので、接点部を外気と遮断した密封型スイッチをハウジング内に内蔵して高密封化することにより、爆発の危険性を回避した安全性に優れたスイッチとなり、しかも回動レバータイプにして小型化構造を可能にした回動スイッチおよび冷蔵庫用ドアスイッチの提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明は、ハウジングに保持されて回動操作される回動レバーの回動操作力に基づいてスイッチング操作する回動スイッチであって、前記回動レバーの回動操作力に基づいて、外気と遮断された密封ケース内の接点部をスイッチング操作する密封型スイッチを前記ハウジングに内蔵した回動スイッチであることを特徴とする。
【0010】
ここで回動スイッチとは、ドアの開閉操作に伴って回動し、この回動操作力に基づいてオン・オフする冷蔵庫のドアスイッチなどに適用することができる。
【0011】
前記ハウジングとは、内方にスイッチの構成部品を組込み、モールド成形および絶縁に適した合成樹脂材で構成することができる。
【0012】
前記回動レバーとは、ハウジングに回動自由に軸支されるレバーで構成することができ、通常は復帰バネで付勢されて該レバー外端部の受圧片がハウジングより外方に突出して外力を受圧可能に保持され、外力を受圧したときはハウジング内に没入する如く回動して接点部を切換えるものであり、同じくモールド成形および絶縁に適した合成樹脂材で構成することができる。
【0013】
前記密封型スイッチとは、ハウジング内に収納可能な小型の密封ケースに、導電性の固定接点片と可動接点片との接点部品を内蔵して接点部を切換えるように構成した密封型のスイッチである。
【0014】
この発明によれば、ハウジング内に密封型スイッチを内蔵し、この密封型スイッチのアクチュエータを回動レバーで操作するように構成しているため、この密封型スイッチの接点部は密封ケース内に位置して外気と遮断された完全密封状態にある。このため、スイッチング操作時に完全密封状態にある接点部で仮にアークが発生しても、外部には何ら影響を与えない。
【0015】
この結果、ハウジングに対する密封化の制約を受けなくなるため、回動スイッチの製作が容易となる。例えば、ハウジングの開口部を閉鎖するカバーとの接合部、スイッチ操作部などにゴムブーツやパッキン類の密封部材を省略した回動スイッチを構成できる。したがって、部品点数および組立工数の少ない簡単なスイッチ構成が可能になり、一層低コスト化を実現できる。
【0016】
このため、回動スイッチを、例えば可燃性の冷却冷媒が採用された冷蔵庫用のドアスイッチに適用した場合、可燃性の冷却冷媒が仮に冷蔵庫内に漏れた場合であっても、スイッチの接点部は完全密封されているためドアを開閉操作したときに接点部でアークを発生しても可燃性の冷却冷媒には引火せず、耐引火性に優れた安全性の高い保護スイッチ機能を有して使用される。
【0017】
別の発明として、一側を開口した凹形状のハウジングと、前記ハウジングの開口面を閉鎖するカバーと、前記ハウジングに内蔵され、密封ケース内に外気と遮断された接点部を有し、該密封ケースの一端部にアクチュエータを有し、他端部に配線接続用の端子を有する密封型スイッチと、前記ハウジングに回動自由に軸支され、該ハウジング外方からの外力を受ける受圧片を外部に有し、内部に、前記受圧片が外力を受けたとき、回動して前記密封型スイッチのアクチュエータを押圧する操作カムを有する回動レバーと、前記回動レバーの受圧片をハウジング外方の受圧位置に付勢突出させる復帰バネとを備えた回動スイッチであることを特徴とする。
【0018】
ここでハウジングとは、スイッチの構成部品を組込み許容する凹形状の空洞部を有し、この凹形状の空洞部に回動レバーと復帰バネと密封型スイッチとの3点を組込むだけでよく、組込み後はハウジングの空洞部開口面を平板状のカバーで覆って容易に組立てることができる。
【0019】
このような回動スイッチを、例えば冷蔵庫のドアスイッチに適用した場合は、密封型スイッチの密封ケース内に接点部が完全密封されているため、この密封型スイッチに内蔵されている接点部が外気と遮断された高密封性を有して安全に使用される。
【0020】
また、回動スイッチは外部からの操作力を受けて回動レバーが回動したとき、該レバーの操作カムが回動過程でアクチュエータを押圧してスイッチング操作するため、直線的に作用する外力を該回動レバーの回動時に、操作カムによって円弧方向の長い接触長さに切換えて受圧伝達するため、長い操作ストロークを得ることができる。このため、スイッチ操作方向長さを短縮してスイッチの小型化が図れ、また操作ストロークを十分に長くとれるためスイッチの小型化を図っても安定したスイッチ性能が得られる。
【0021】
このように操作ストロークを長くとれるため、ストローク不足を解消して確実にオン、オフさせることができるほか、信頼性の高いスイッチ操作性能が得られる。
【0022】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施の形態を以下図面に基づいて説明する。
図面は冷蔵庫のドアスイッチに使用される回動スイッチを示し、図1、図2および図3において、この回動スイッチ11はハウジング12と、カバー13と、回動レバー14と、復帰バネ15と、密封型スイッチ16とを一体に組込んで構成される。
【0023】
前記ハウジング12は、内部に上述の構成部品14,15,16を組込む凹形状の空洞部12aを有し、この空洞部12aへの部品組込み後に、該空洞部12aの開口面に対して平面的に閉鎖するカバー13が一体的に取付けられる。
【0024】
図4は回動レバー14を示し、この回動レバー14は扇形状を有し、その扇形の一傾斜上面に沿ってレバー押下片14aを斜め上向きに延設し、下部の扇形中心角部の両側面に支軸14bを突設し、一方の支軸14bはカバー13の内側面に形成された軸支部(図面省略)に軸支され、他方の支軸14bはハウジング12の内側面に開口して設けたに軸支させて設け、該回動レバー14は、これらの軸支部分を回動基点にハウジング12に回動自由に取付けられる。
【0025】
この回動レバー14はハウジング12の上面に開口された長方形状のレバー装着口12cに上方から挿入されて取付けられ、後述する復帰バネ15の付勢力を受けて回動レバー14の外力受圧片としてのレバー押下片14aが上方の外力受圧位置に突出した状態に支持されており、この斜め上方に長く伸びたレバー押下片14aがハウジング上面に沿う水平方向からの外力を受けたときに、両側の支軸14bを支点に下向きに回動して該レバー14はレバー装着口12cに没入する。
【0026】
さらに、この回動レバー14の下部には半円形の操作カム14cを突設しており、この操作カム14cが、密封型スイッチ16のアクチュエータ16aを押してスイッチング操作する。
【0027】
このとき、操作カム14cは、レバー14の支軸14bを回動基点とする略同心円上に半円形状に突出形成し、この円弧面長さを接触対応面に設けてアクチュエータ16aを回動しながら緩やかに押圧するように設けている。このため、相互の接触面間の磨耗が少なくなり、スイッチング操作時には滑らかな動きが得られる。
【0028】
特に、回動スイッチ11が冷蔵庫のドアに対応して取付けられたとき、ドアの開閉に伴う操作力(外力)はハウジングの外面(上面)と略平行方向に加わる向きに設定されて、ハウジング外面より突出した回動レバー14のレバー押圧片14aは、その外面方向に沿った水平方向の外力を受けて回動レバー14は一端を回動支点に回動しながらハウジング内に没入する如くスイッチング操作される。
【0029】
このとき、回動レバー14は回動しながら該レバー14の操作カム14cがアクチュエータ16aを押圧してスイッチング操作するため、直線的に作用する外力をレバー回動時に操作カム14cによって円弧方向の長い接触長さに切換えて受圧伝達することができるため、長い操作ストロークを得ることができる。
【0030】
このように操作ストロークを長くとれるため、スイッチの操作方向長さを短縮してスイッチの小型化が図れ、また操作ストロークを十分に長くとれるためスイッチの小型化を図っても安定したスイッチ性能が得られる。例えば、操作ストロークの範囲内で接点の切換え領域を設定すればよく、さらにストローク不足を解消して確実にオン、オフさせることができるほか、過剰ストロークも許容する構成にできるなど信頼性の高いスイッチ操作性能が得られる。
【0031】
さらに、回動レバー14の下面には軸方向の伸縮を可能にして、支軸14bの取付け性を高めた各割溝14d,14eを両側の支軸14bの近くにそれぞれ形成している。また、該レバー14の下部には後述する復帰バネ15の一端を受止めて上向きの付勢力を受けるバネ係合溝14fを形成している。
【0032】
上述の復帰バネ15はコイルバネにて形成され、この復帰バネ15がハウジング12の内部に、軸支孔12bと同方向に突出するバネ支持軸12dに挿通されて支持され、この復帰バネ15の一端をハウジング12に固定し、他端を回動レバー14の扇形状下面に形成されたバネ係合溝14fに係合固定して取付けている。この回動レバー14は、通常、復帰バネ15の付勢力により外部のレバー押下片14aがハウジング12の上面より突出して、回動レバー14は外力受圧待機状態にある。
【0033】
そして、上方のレバー押下片14aに外力が加わると、回動レバー14は下向きに回動し始めて下面の操作カム14cが内方の密封型スイッチ16のアクチュエータ16aを押して、同スイッチ16に内蔵されている図示しない接点部を切換える。
【0034】
上述の密封型スイッチ16は、図5に示すように、長方体の密封ケース16b内に外気と遮断された図示しない接点部を有し、該密封ケース16bの一端部にはアクチュエータ16aを突設し、他端部には配線接続用の第1〜第3端子16c〜16eを突設して、ハウジング12の空洞部12aに嵌合固定して取付ける。
その後は、空洞部12aの開口面をカバー13で塞いで小型の回動スイッチ11を構成する。
【0035】
ことに、ハウジング12への組込みに際しては、ハウジング内に回動レバー14と復帰バネ15と密封型スイッチ16との3点を組込むだけでよく、最後にカバー13で閉鎖すれば回動スイッチ11を構成できる。また、部品点数が少ないため内部構造の簡素化、組立工数の削減に伴い低コスト化および小型化を図ることができる。図中、12eは端子接続口である。
【0036】
このように構成された回動スイッチ11は、回動レバー14が押下されていない状態では、図6(A)および図7(A)に示すように、外方ではレバー押圧片14aがハウジング12の上方受圧位置に付勢突出し、内方では回動レバー14の操作カム14cが密封型スイッチ16のアクチュエータ16aに押下可能に軽く接した押圧待機状態にある。したがって、密封型スイッチ16はオフ状態で待機している。
【0037】
次に、冷蔵庫のドアの開または閉操作に伴って回動レバー14のレバー押下片14aが水平方向からの外力を受けて押下操作されると、図6(B)および図7(B)に示すように、この回動レバー14は復帰バネ15の付勢力に抗して、支軸14bを回動支点に下向きに回動し、該回動レバー14の全体がハウジング12内に押し込まれる如く押下される。
【0038】
このとき、回動レバー14の操作カム14cが、アクチュエータ16aを円弧面にて緩やかに回動しながら曲面接触して押圧し、外力を受けた回動レバー14がハウジング12内に押し込まれて、回動レバー14のレバー押下片14aがハウジング上面と略面一になった時点で回動停止する。この回動過程で密封型スイッチ16は内部の接点部が接触してオン動作する。
【0039】
上述の回動レバー14の押下状態から冷蔵庫のドアの開または平面によって回動レバー14の外力が除かれると、回動レバー14は復帰バネ15の復帰力を受けて元の押下待機位置に回動復帰し、これに伴いアクチュエータ16aも同様に元の位置に復帰し、密封型スイッチ16の接点部も復帰動作を行って初期状態に戻る。
【0040】
上述のように、ハウジング内に密封型スイッチを内蔵し、この密封型スイッチのアクチュエータを回動レバーで操作するように構成しているため、この密封型スイッチの接点部は密封ケース内に位置して外気と遮断された完全密封状態にある。このため、可燃性の冷却冷媒が採用されている冷蔵庫用のドアスイッチに適用した場合に、仮に可燃性の冷却冷媒が冷蔵庫内に漏れた場合であっても、回動スイッチの接点部は完全密封されているためアークを発生しても可燃性の冷却冷媒には引火せず、安全性の高いスイッチとして使用できる。
【0041】
また、回動スイッチは外部からの操作力を受けて回動レバーが回動したとき、該レバーの操作カムが回動過程でアクチュエータを押圧してスイッチング操作するため、直線的に作用する外力を該回動レバーの回動時に、操作カムによって円弧方向の長い接触長さに切換えて受圧伝達するため、長い操作ストロークを得ることができる。このため、スイッチ操作方向長さを短縮してスイッチの小型化が図れ、また操作ストロークを十分に長くとれるためスイッチの小型化を図っても安定したスイッチ性能が得られる。
【0042】
この発明の構成と、上述の一実施の形態の構成との対応において、
この発明の受圧片は、実施の形態のレバー押下片14cに対応するも、
この発明は請求項に示される技術思想に基づいて応用することができ、上述の一実施の形態の構成のみに限定されるものではない。
【0043】
【発明の効果】
この発明によれば、ハウジングの内部に密封型スイッチを内蔵しているため、密封型スイッチの密封ケース内に接点部が完全密封されているため、この密封型スイッチに内蔵されている接点部が外気と遮断された高密封性を有して安全に使用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】回動スイッチの外観斜視図。
【図2】回動スイッチの展開斜視図。
【図3】回動スイッチの縦断面図。
【図4】回動レバーを示す拡大斜視図。
【図5】密封型スイッチの外観斜視図。
【図6】回動スイッチの回動レバーの操作状態を示す縦断面図。
【図7】回動スイッチの回動レバーの操作状態を示す要部斜視図。
【符号の説明】
11…回動スイッチ
12…ハウジング
13…カバー
14…回動レバー
14a…レバー押下片
14c…操作カム
15…復帰バネ
16…密封型スイッチ
【発明が属する技術分野】
この発明は、例えば冷蔵庫のドアスイッチに利用されるような回動スイッチに関し、さらに詳しくは部品点数の削減と小型化および安全性を確保することができる回動スイッチおよび冷蔵庫用ドアスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、家庭用冷蔵庫に組込まれるドアスイッチは、冷蔵庫のドアを開閉したときに、その冷蔵庫内を照明するランプを点灯、消灯および冷却モータのオン、オフを行うスイッチング機能の役割を有して、冷蔵庫内のドア付近に設置されている。
【0003】
ところで近年、冷蔵庫の製作に際しては、地球温暖化の一因とされるフロンに代えて同冷却機能を有する別の種類の冷却冷媒が用いられている。例えば、経済的に適した炭化水素系の冷却冷媒を採用した冷蔵庫が発売されてきている。
【0004】
ところが、この炭化水素系の冷却冷媒は可燃性であるため、万が一、炭化水素系の冷却冷媒が庫内に漏れた場合、該冷却冷媒が冷蔵庫内に充満し、ドアを開閉操作したときに庫内に臨むスイッチのスイッチング操作時に、その接点部間で発生するアークに炭化水素系の冷却冷媒が引火して爆発する危険性があった。
【0005】
このような問題を解決するために、スイッチング操作時にアークを発生させずにドアの開閉信号を取出すマイコン制御方式の採用、あるいはドアスイッチを無接点のホールICに替えるなどの方法がとられている。
【0006】
しかし、このようなアーク未発生の構成にした場合は、制御用の回路基板やリレーなどの構成部品が必要になり、冷蔵庫がコスト高になる。また、高密封化されたスイッチの接点部をプランジャの上下動で作動させるものが提案されている(例えば特許文献1参照。)が、プランジャの上下ストロークを大きくとる必要があるために、スイッチ全体のサイズが大きくなり、小型化できないという問題を有していた。
【0007】
【特許文献1】
独国特許出願公開第DE 4309132A1号明細書。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
そこでこの発明は、このような問題に着目してなされたもので、接点部を外気と遮断した密封型スイッチをハウジング内に内蔵して高密封化することにより、爆発の危険性を回避した安全性に優れたスイッチとなり、しかも回動レバータイプにして小型化構造を可能にした回動スイッチおよび冷蔵庫用ドアスイッチの提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明は、ハウジングに保持されて回動操作される回動レバーの回動操作力に基づいてスイッチング操作する回動スイッチであって、前記回動レバーの回動操作力に基づいて、外気と遮断された密封ケース内の接点部をスイッチング操作する密封型スイッチを前記ハウジングに内蔵した回動スイッチであることを特徴とする。
【0010】
ここで回動スイッチとは、ドアの開閉操作に伴って回動し、この回動操作力に基づいてオン・オフする冷蔵庫のドアスイッチなどに適用することができる。
【0011】
前記ハウジングとは、内方にスイッチの構成部品を組込み、モールド成形および絶縁に適した合成樹脂材で構成することができる。
【0012】
前記回動レバーとは、ハウジングに回動自由に軸支されるレバーで構成することができ、通常は復帰バネで付勢されて該レバー外端部の受圧片がハウジングより外方に突出して外力を受圧可能に保持され、外力を受圧したときはハウジング内に没入する如く回動して接点部を切換えるものであり、同じくモールド成形および絶縁に適した合成樹脂材で構成することができる。
【0013】
前記密封型スイッチとは、ハウジング内に収納可能な小型の密封ケースに、導電性の固定接点片と可動接点片との接点部品を内蔵して接点部を切換えるように構成した密封型のスイッチである。
【0014】
この発明によれば、ハウジング内に密封型スイッチを内蔵し、この密封型スイッチのアクチュエータを回動レバーで操作するように構成しているため、この密封型スイッチの接点部は密封ケース内に位置して外気と遮断された完全密封状態にある。このため、スイッチング操作時に完全密封状態にある接点部で仮にアークが発生しても、外部には何ら影響を与えない。
【0015】
この結果、ハウジングに対する密封化の制約を受けなくなるため、回動スイッチの製作が容易となる。例えば、ハウジングの開口部を閉鎖するカバーとの接合部、スイッチ操作部などにゴムブーツやパッキン類の密封部材を省略した回動スイッチを構成できる。したがって、部品点数および組立工数の少ない簡単なスイッチ構成が可能になり、一層低コスト化を実現できる。
【0016】
このため、回動スイッチを、例えば可燃性の冷却冷媒が採用された冷蔵庫用のドアスイッチに適用した場合、可燃性の冷却冷媒が仮に冷蔵庫内に漏れた場合であっても、スイッチの接点部は完全密封されているためドアを開閉操作したときに接点部でアークを発生しても可燃性の冷却冷媒には引火せず、耐引火性に優れた安全性の高い保護スイッチ機能を有して使用される。
【0017】
別の発明として、一側を開口した凹形状のハウジングと、前記ハウジングの開口面を閉鎖するカバーと、前記ハウジングに内蔵され、密封ケース内に外気と遮断された接点部を有し、該密封ケースの一端部にアクチュエータを有し、他端部に配線接続用の端子を有する密封型スイッチと、前記ハウジングに回動自由に軸支され、該ハウジング外方からの外力を受ける受圧片を外部に有し、内部に、前記受圧片が外力を受けたとき、回動して前記密封型スイッチのアクチュエータを押圧する操作カムを有する回動レバーと、前記回動レバーの受圧片をハウジング外方の受圧位置に付勢突出させる復帰バネとを備えた回動スイッチであることを特徴とする。
【0018】
ここでハウジングとは、スイッチの構成部品を組込み許容する凹形状の空洞部を有し、この凹形状の空洞部に回動レバーと復帰バネと密封型スイッチとの3点を組込むだけでよく、組込み後はハウジングの空洞部開口面を平板状のカバーで覆って容易に組立てることができる。
【0019】
このような回動スイッチを、例えば冷蔵庫のドアスイッチに適用した場合は、密封型スイッチの密封ケース内に接点部が完全密封されているため、この密封型スイッチに内蔵されている接点部が外気と遮断された高密封性を有して安全に使用される。
【0020】
また、回動スイッチは外部からの操作力を受けて回動レバーが回動したとき、該レバーの操作カムが回動過程でアクチュエータを押圧してスイッチング操作するため、直線的に作用する外力を該回動レバーの回動時に、操作カムによって円弧方向の長い接触長さに切換えて受圧伝達するため、長い操作ストロークを得ることができる。このため、スイッチ操作方向長さを短縮してスイッチの小型化が図れ、また操作ストロークを十分に長くとれるためスイッチの小型化を図っても安定したスイッチ性能が得られる。
【0021】
このように操作ストロークを長くとれるため、ストローク不足を解消して確実にオン、オフさせることができるほか、信頼性の高いスイッチ操作性能が得られる。
【0022】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施の形態を以下図面に基づいて説明する。
図面は冷蔵庫のドアスイッチに使用される回動スイッチを示し、図1、図2および図3において、この回動スイッチ11はハウジング12と、カバー13と、回動レバー14と、復帰バネ15と、密封型スイッチ16とを一体に組込んで構成される。
【0023】
前記ハウジング12は、内部に上述の構成部品14,15,16を組込む凹形状の空洞部12aを有し、この空洞部12aへの部品組込み後に、該空洞部12aの開口面に対して平面的に閉鎖するカバー13が一体的に取付けられる。
【0024】
図4は回動レバー14を示し、この回動レバー14は扇形状を有し、その扇形の一傾斜上面に沿ってレバー押下片14aを斜め上向きに延設し、下部の扇形中心角部の両側面に支軸14bを突設し、一方の支軸14bはカバー13の内側面に形成された軸支部(図面省略)に軸支され、他方の支軸14bはハウジング12の内側面に開口して設けたに軸支させて設け、該回動レバー14は、これらの軸支部分を回動基点にハウジング12に回動自由に取付けられる。
【0025】
この回動レバー14はハウジング12の上面に開口された長方形状のレバー装着口12cに上方から挿入されて取付けられ、後述する復帰バネ15の付勢力を受けて回動レバー14の外力受圧片としてのレバー押下片14aが上方の外力受圧位置に突出した状態に支持されており、この斜め上方に長く伸びたレバー押下片14aがハウジング上面に沿う水平方向からの外力を受けたときに、両側の支軸14bを支点に下向きに回動して該レバー14はレバー装着口12cに没入する。
【0026】
さらに、この回動レバー14の下部には半円形の操作カム14cを突設しており、この操作カム14cが、密封型スイッチ16のアクチュエータ16aを押してスイッチング操作する。
【0027】
このとき、操作カム14cは、レバー14の支軸14bを回動基点とする略同心円上に半円形状に突出形成し、この円弧面長さを接触対応面に設けてアクチュエータ16aを回動しながら緩やかに押圧するように設けている。このため、相互の接触面間の磨耗が少なくなり、スイッチング操作時には滑らかな動きが得られる。
【0028】
特に、回動スイッチ11が冷蔵庫のドアに対応して取付けられたとき、ドアの開閉に伴う操作力(外力)はハウジングの外面(上面)と略平行方向に加わる向きに設定されて、ハウジング外面より突出した回動レバー14のレバー押圧片14aは、その外面方向に沿った水平方向の外力を受けて回動レバー14は一端を回動支点に回動しながらハウジング内に没入する如くスイッチング操作される。
【0029】
このとき、回動レバー14は回動しながら該レバー14の操作カム14cがアクチュエータ16aを押圧してスイッチング操作するため、直線的に作用する外力をレバー回動時に操作カム14cによって円弧方向の長い接触長さに切換えて受圧伝達することができるため、長い操作ストロークを得ることができる。
【0030】
このように操作ストロークを長くとれるため、スイッチの操作方向長さを短縮してスイッチの小型化が図れ、また操作ストロークを十分に長くとれるためスイッチの小型化を図っても安定したスイッチ性能が得られる。例えば、操作ストロークの範囲内で接点の切換え領域を設定すればよく、さらにストローク不足を解消して確実にオン、オフさせることができるほか、過剰ストロークも許容する構成にできるなど信頼性の高いスイッチ操作性能が得られる。
【0031】
さらに、回動レバー14の下面には軸方向の伸縮を可能にして、支軸14bの取付け性を高めた各割溝14d,14eを両側の支軸14bの近くにそれぞれ形成している。また、該レバー14の下部には後述する復帰バネ15の一端を受止めて上向きの付勢力を受けるバネ係合溝14fを形成している。
【0032】
上述の復帰バネ15はコイルバネにて形成され、この復帰バネ15がハウジング12の内部に、軸支孔12bと同方向に突出するバネ支持軸12dに挿通されて支持され、この復帰バネ15の一端をハウジング12に固定し、他端を回動レバー14の扇形状下面に形成されたバネ係合溝14fに係合固定して取付けている。この回動レバー14は、通常、復帰バネ15の付勢力により外部のレバー押下片14aがハウジング12の上面より突出して、回動レバー14は外力受圧待機状態にある。
【0033】
そして、上方のレバー押下片14aに外力が加わると、回動レバー14は下向きに回動し始めて下面の操作カム14cが内方の密封型スイッチ16のアクチュエータ16aを押して、同スイッチ16に内蔵されている図示しない接点部を切換える。
【0034】
上述の密封型スイッチ16は、図5に示すように、長方体の密封ケース16b内に外気と遮断された図示しない接点部を有し、該密封ケース16bの一端部にはアクチュエータ16aを突設し、他端部には配線接続用の第1〜第3端子16c〜16eを突設して、ハウジング12の空洞部12aに嵌合固定して取付ける。
その後は、空洞部12aの開口面をカバー13で塞いで小型の回動スイッチ11を構成する。
【0035】
ことに、ハウジング12への組込みに際しては、ハウジング内に回動レバー14と復帰バネ15と密封型スイッチ16との3点を組込むだけでよく、最後にカバー13で閉鎖すれば回動スイッチ11を構成できる。また、部品点数が少ないため内部構造の簡素化、組立工数の削減に伴い低コスト化および小型化を図ることができる。図中、12eは端子接続口である。
【0036】
このように構成された回動スイッチ11は、回動レバー14が押下されていない状態では、図6(A)および図7(A)に示すように、外方ではレバー押圧片14aがハウジング12の上方受圧位置に付勢突出し、内方では回動レバー14の操作カム14cが密封型スイッチ16のアクチュエータ16aに押下可能に軽く接した押圧待機状態にある。したがって、密封型スイッチ16はオフ状態で待機している。
【0037】
次に、冷蔵庫のドアの開または閉操作に伴って回動レバー14のレバー押下片14aが水平方向からの外力を受けて押下操作されると、図6(B)および図7(B)に示すように、この回動レバー14は復帰バネ15の付勢力に抗して、支軸14bを回動支点に下向きに回動し、該回動レバー14の全体がハウジング12内に押し込まれる如く押下される。
【0038】
このとき、回動レバー14の操作カム14cが、アクチュエータ16aを円弧面にて緩やかに回動しながら曲面接触して押圧し、外力を受けた回動レバー14がハウジング12内に押し込まれて、回動レバー14のレバー押下片14aがハウジング上面と略面一になった時点で回動停止する。この回動過程で密封型スイッチ16は内部の接点部が接触してオン動作する。
【0039】
上述の回動レバー14の押下状態から冷蔵庫のドアの開または平面によって回動レバー14の外力が除かれると、回動レバー14は復帰バネ15の復帰力を受けて元の押下待機位置に回動復帰し、これに伴いアクチュエータ16aも同様に元の位置に復帰し、密封型スイッチ16の接点部も復帰動作を行って初期状態に戻る。
【0040】
上述のように、ハウジング内に密封型スイッチを内蔵し、この密封型スイッチのアクチュエータを回動レバーで操作するように構成しているため、この密封型スイッチの接点部は密封ケース内に位置して外気と遮断された完全密封状態にある。このため、可燃性の冷却冷媒が採用されている冷蔵庫用のドアスイッチに適用した場合に、仮に可燃性の冷却冷媒が冷蔵庫内に漏れた場合であっても、回動スイッチの接点部は完全密封されているためアークを発生しても可燃性の冷却冷媒には引火せず、安全性の高いスイッチとして使用できる。
【0041】
また、回動スイッチは外部からの操作力を受けて回動レバーが回動したとき、該レバーの操作カムが回動過程でアクチュエータを押圧してスイッチング操作するため、直線的に作用する外力を該回動レバーの回動時に、操作カムによって円弧方向の長い接触長さに切換えて受圧伝達するため、長い操作ストロークを得ることができる。このため、スイッチ操作方向長さを短縮してスイッチの小型化が図れ、また操作ストロークを十分に長くとれるためスイッチの小型化を図っても安定したスイッチ性能が得られる。
【0042】
この発明の構成と、上述の一実施の形態の構成との対応において、
この発明の受圧片は、実施の形態のレバー押下片14cに対応するも、
この発明は請求項に示される技術思想に基づいて応用することができ、上述の一実施の形態の構成のみに限定されるものではない。
【0043】
【発明の効果】
この発明によれば、ハウジングの内部に密封型スイッチを内蔵しているため、密封型スイッチの密封ケース内に接点部が完全密封されているため、この密封型スイッチに内蔵されている接点部が外気と遮断された高密封性を有して安全に使用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】回動スイッチの外観斜視図。
【図2】回動スイッチの展開斜視図。
【図3】回動スイッチの縦断面図。
【図4】回動レバーを示す拡大斜視図。
【図5】密封型スイッチの外観斜視図。
【図6】回動スイッチの回動レバーの操作状態を示す縦断面図。
【図7】回動スイッチの回動レバーの操作状態を示す要部斜視図。
【符号の説明】
11…回動スイッチ
12…ハウジング
13…カバー
14…回動レバー
14a…レバー押下片
14c…操作カム
15…復帰バネ
16…密封型スイッチ
Claims (3)
- ハウジングに保持されて回動操作される回動レバーの回動操作力に基づいてスイッチング操作する回動スイッチであって、
前記回動レバーの回動操作力に基づいて、外気と遮断された密封ケース内の接点部をスイッチング操作する密封型スイッチを前記ハウジングに内蔵した
回動スイッチ。 - 一側を開口した凹形状のハウジングと、
前記ハウジングの開口面を閉鎖するカバーと、
前記ハウジングに内蔵され、密封ケース内に外気と遮断された接点部を有し、該密封ケースの一端部にアクチュエータを有し、他端部に配線接続用の端子を有する密封型スイッチと、
前記ハウジングに回動自由に軸支され、該ハウジング外方からの外力を受ける受圧片を外部に有し、内部に、前記受圧片が外力を受けたとき、回動して前記密封型スイッチのアクチュエータを押圧する操作カムを有する回動レバーと、
前記回動レバーの受圧片をハウジング外方の受圧位置に付勢突出させる復帰バネとを備えた
回動スイッチ。 - 請求項1または2記載の回動スイッチを冷蔵庫のドアの開閉操作に連動するドアスイッチに適用した冷蔵庫用ドアスイッチ。
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